ひとりものがたり

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ささめごと ◆XPMUJUki.M
夢にみた街は、何処にあるのでしょう。
ひとりで紡ぐものがたり。
きまぐれに。思うがままに。我が儘に。
2ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 12:49
生きたいように生き、死にたいように死んでいく。
ただ、後悔だけは無いように。
後悔の少ないように。
過ぎ去った時は戻ってこないのだから。
3ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 12:52
気まぐれに紡がれていく物語は
気まぐれに紡がれなくなっていくかもしれません。
我が儘に。
4ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 12:58
以前いらっしゃってくださっていた方、ありがとうございます。
ひとりがたりは消えてゆきました。
ごゆるりと気まぐれに、また来てくださったら幸い。
5Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/16 16:07


      .|;. | ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ.||  ||  ||
     . | .:|⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒||==||==||==
    . . .|. i|  ゚ o     ゜   。  ||_||_||_
  . .:.:.::|;. | 。   ゜ ゚ o       || ̄|| ̄|| ̄
 . . .:.:::::|l i| 。  ゜   ゚ 。   o  . ||==||==||==
. . .:.:::::::::! .,!     .    。     。||_||_||_
.:.:.::::::::::::| ;i|   ゚ 。 o    。   || ̄|| ̄|| ̄
:::::::::::::::::| | ゚  o     ゜      ||==||==||==
:::::::::::::::::| |____ ∧∧ _____.|| ̄ ̄ ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;|;i |三二三ニ.:/⌒ヽ) ニ三ニ||____
:::::::::::::::::::::       ,/:::::.:. . ヽ    .:.:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::      (;;;;;;;;;;;;,;,;,,,,)   新スレ おめ〜 ♪
::::::::::::::::      .:.:::::::::::::::::. .    .:.:::::::::::::::::::::::::::
  新スレおめでとうございまーす♪
  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  ズザ― …   6げっと   (´⌒゙)......
      (((〃〜      (´⌒: ... )....
      (/´`ヽ彡 /7/7 ( : ..: .....) ....)
     ⊂(‘。‘⊂" ⌒` ノ /..: .......: .... ) ))...
7ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 17:23
あぁ、来てくださったのですね。ありがとうございます。
あいかわらず気まぐれに書きますが、よろしく。
8ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 18:49
過去に書いたものを、順次記録として貼っていきます。
今は手元にあるものだけ。
9ささめごと ◆XPMUJUki.M :03/12/16 18:52
その前に、ここはお題を頂いて何かを書くというスタンスで。
お題を頂いて気が向いたら書きます。
気が向かないかぎりは書きません。
きまぐれに。思うがままに。我が儘に。

『おはようと朝』10/20
あなたはあたしに会うといつも、おはようと言う。
でも周りを見渡すと、そこはいつもまっ暗で雑然とした闇の中。
あたしもくやしいから、あなたにおはようと言う。
でもやっぱりそこは暗い夜の底で、
雑然とした建物の狭間でコーヒーの缶が潰れて転がってて、
壁には汚い言葉の落書きがされてて、
トタンのドアは半年前から壊れてて、
あさったごみが腐って散らばってて、
死んだ鼠が転がってて、
吐き気がしそうな、でも甘いなにかの匂いが立ち込めてて、
そこにあなたとあたし。
いつもかすれた顔して出会ってた。
瓦礫の下から見上げた空には、
驚くほど幸せそうに穢れを知らずに輝く星がひとつ見えて、
あたしはなんだかいつも惨めになった。
そんなあたしの気分なんてお構いなしに
あなたはいつも無言であたしの手をひいて、
物を扱うように乱暴にあたしをいざなって、
角をまがって階段昇った汚いなにかの片隅で、
あたしを何度も抱いたけど、
いつもあなたはあたしを見ていない。
別にそこに在るのが別の肉の塊だったとしても、
あなたは多分気づかないで、
いつもと同じようにおはようと言い、
暗い夜の底に追いやって、
あたしを抱いたように何度も、
その肉の塊を傷つけて何度も、
同じ行為を繰り返すのだろう。
やがてあなたが今日のあたしに飽きて、
振り向きもせずに汚いなにかの片隅から出ていった後、
残されたのは煙草の煙と誰でもいいあたし。
だけどあたしは、
誰でもいいあたしがあたしであることだけで、
それだけでよくて、
そしてまた同じ時間、同じ夜の底で、
あなたにおはようと言われるのを待っていられた。
あたしはあなたの名前を知らない。
いつも黒い服を着て、
いつも汚い言葉の落書きにもたれかかりながら、
低い声でけだるそうにおはようと言う、
そんな男だというだけで、
いや、男かどうかもわからないんだけど、
ただあたしを抱いてるその体はまぎれもなく男で、
わかっているのはそれだけで、
あと、そうだ。
あたしを抱く前にふと見せた横顔に、
隣の部屋のうす青い照明がうすくあたって、
なんだかいつも不気嫌そうなあなたにひとすじ、
さびしさの色が見えた。
あたしはあなたが男だということは知っていたけど、
あなたが人間だということを知らなかったから、
なんだかあたしと同じ生き物だと知って不思議で仕方なかった。
いつからこうしているのかも、
どうしてこうしているのかも、
どうしてあなたがあたしを抱くのようになったのかも、
なにも覚えていない。
ただの惰性と習慣。
もしもあたしが明日あの時間、あの夜の底にいなかったとしても、
あなたは別段なにも思わずに、
朝を迎えるんだろう。
それでもあたしはよかった。
底に行けばあなたは無条件であたしを抱いて、
昼間のあたしを壊して、
何も言わずに去っていくから。
それが心地よくて、あたしはあなたに惚れていた。
あたしはあなたの横顔しか知らないけど、
あたしはあなたに惚れていた。
あなたはあたしにほとんど何も語らなかった。
あなたの言葉の断片を紡いでいっても、
ますますあなたは黒い服を着て底であたしを抱く男というだけで、
あなたのことは何も見えてこなかった。
マルボロの煙をくゆらせながらモジリアーニが好きだと言うあなたは、
黒い闇の中で薬でも売ってるのかもしれない。
闇をつたう殺し屋かもしれない。
闇の中で狂ったように画を描く芸術家かもしれない。
金は女にでも貢がせているのかもしれない。
黒いままのあなたはずっと黒いままで、
それ以上でもそれ以下でもなくて、
でもやっぱりあたしはそんなあなたに惚れていた。
でもこんな夜はずっと続かない。
あなたはあたしのことを体を売ってる女だとでも思っていたみたいだけど、
あたしはほんとは普通のただの学生で、
午後の授業でいねむりして、
学食でカレー食べて、
友達と恋の話とかにキャーキャー言って、
女に相手にされなそうな男をいい気にさせて笑って、
かっこいいと評判のサークルの先輩の前では常に上目遣いで、
図書館でほとんど本を丸写ししたようなレポート書いて、
お母さんに電話して東京の夏は暑いよって言って、
6畳一間の安アパートのユニットバスでシャワー浴びるような、
そんなどこにでもいる普通のただの学生だった。
でもあたしはあなたにはそんなこと微塵も感じさせないように、
暗い夜の底の似合う女を演じていた。
あなたに似合う女を演じてた。
でも、実際現実を捨られなくて、
あたしももう21だし、
就職とか考えなくちゃいけない年だし、
エントリーシートとかも書いたりしたし、
昼間の影に怯えはじめていた。
でも、目をそらすことはできないでいた。
その日あたしは立つ気力もない体で、
あなたに抱かれた感触が残っているままの体で、
7時22分発の新宿行きの急行に身を揺られ、
吐き気を抑えつつ、
着慣れない灰色のスーツの裾のほつれを気にしながら、
新宿西口の動く歩道のある地下通路を抜けて、
朝の陽差しと青い空に飲みこまれていた。
わき目も振らずただ前を見て、感情なんて捨てて歩く人々。
あたしもあなたも夜の闇の中で感情を捨ててはいたけれど、
彼らとは違った。
違うと思いたかった。
吐き気がした。
向かいから折り目の正しいスーツに身を包んだ、
背の高い、眉毛のきりりとした男が、
書類を片手に、携帯も片手に速い歩調で歩いてきた。
あたしはそんな明らかに紛れもなく正しい人を久々に見て、
吐き気がした。
でもそれは紛れもなくあなただった。
あなたは歩みを止め、
ちょっと驚いた表情で、あたしを見つめ続けた。
はじめてあなたはあたしを見た。
あたしはそんなあなたの驚いた表情に、
この人は本当に人間だったのだと、ただの普通の人間であったのだと気づき、
目をそらしたかったけどできなかった。
もう何処にも、
黒い服を着て夜の底であたしを抱いたあの男はいなくて、
あたしが惚れたあの男はいなくて、
あたしは幻という言葉の意味をはじめてちゃんと知った。

あなたはいつもと違う声であたしに、おはようと言った。
あたしもくやしいからいつもと違う声で、あなたにおはようと言った。

あたしとあなたはもう2度と夜の底で出会うことはなかった。
もう2度とあたしはあなたを求めなかった。

我にかえって、あたしは空を見上げた。

ビルの隙間から見上げた空は、
あたしをあざ笑うかのように青くて、穢れを知らない白い雲がひとつ浮かんでて、
穢れたあたしはやっぱりなんだか惨めになった。

でもそんなあたしを置いて、時はずっと歩みを止めなかった。

<閑話休題 ひとりごと1>
最近、わけもなく泣いてばかりいて、
でもその涙は他の人のそれよりもかなり意味の軽いもので
たとえば、一日一回おふろに入るのと同じような感覚で
一日の汚れを落とすように、一日のつかれを落とすために泣くようなもので
だから、それを深刻に重いもののように捉えられてしまうと、とても申し訳なく
女の涙に騙されちゃいかんよと思うものです。
だけど、そうやって泣く。泣くついでに思い出す。
忘れていたものを。思い出す。見ないようにしていたものを。見る。
鍵をかけていた宝箱を。開けて。日干しして。また閉じて。
大切に。大切に。
そして、その感覚を書き留めてみる。忘れないように。
忘れちゃいけないものだから。
だってそうでしょう。ねぇ。
なんで思いだしたか。
それ以上になんで忘れていたのかが不思議なもので。
ある人にとって時は止まっていても、私の時は動いてて
私の時は、私自身は成長していないように見えても何かしら前には進んでいて。
だから忘れゆくのは当たり前のことかもしれないけど
むしろ、忘れなくてはいけないものなのかもしれないし
いや、覚えてろと言われても私は忘れてしまうんだけど。
でも。たまに日干しして。
そこから忘れていた私の中のなにかを思い出して、噛み締めて。
そうしてまた、いつもの日常に帰って行こうと。
それを噛み締めながら。忘れていた私の中の感情を思いだして。
だってそうでしょう。ねぇ。
そういえば、そう。
ケイゾクというドラマの映画を見に行った時、後半ものすごく泣いたんです。
その日私は、まったく好きでもない男の人に誘われて
タダという言葉とケイゾクの真山さんに魅かれて。
当時の私は今以上に、そういう好きでもない人と一緒に歩くことが
嫌で嫌でたまらなかったんだけど、
でも渡部篤郎のあの目の方が、その感情に勝って。
いや、そんなことはどうでもいいんだけど。
とにかく泣いたのです。
「会いたい」という曲があって。
これは、まぁ大好きな彼が死んでしまったという歌なんだけど
私はこの歌をずっと、それに伴う感情を全く持たずに
あっけらかんと、ただ意味のない感傷と切なさに浸りたい時に歌ってたんだけど。
もちろん、まぁそうだったんだけど。
意味の無い感傷と切なさだけではすまないのだと。今は。
それを思い出して。
歌を歌って泣いたのは、はじめてだったんだけど。
そんな自分がちょっとおかしかったけど、いとおしくて。
その記念の日干し大会です。
その人が消えたとき、私はもう7年も会っていなかったから
死んだなんて話を聞いても、あ、そう。くらいのもので。
いや、あ、そう。でもなくて。
むしろ、ここで泣いたら負けだと思って。意地でも泣かなくて。
まだちぃちゃい従妹がかわいく無邪気に隣で、ジュースだのケーキだの言ってて。
とにかく、ここで泣いたら負けだと思って。
その人の死よりも周りの目を気にして。
自分を、自分の姿を取り繕うことに必死で。
むしろ、いやらしい話なんだけど、
それなりの生活環境で、一流とまで言えないけどそれなりの大学を出て
それなりに美しく、それなりに強く生きてこられたことを見せつけたくて。
その感情の方が勝っていて。
とにかく、そんな感じで。
朝、お母さんがなんだか焦って外に出て行って。
私はその日、ものすごい悪夢を見ていて、気分が悪かったんだけど
それよりも、家のおかしな空気が怖くて、意地で二度寝したのです。
その悪夢っていうのは、夜遅くまで当時実家にしかなかったパソコンでネットをしすぎてて
それで気分が悪くて見ただけで、深い意味とか暗示だとかそういうのではないと思うんだけど。
とにかく、みんな灰色でどろどろで、人も街も。
見たことないけど、原爆が落ちた後の街と人ってこんな感じだろうなという光景で。
お母さんが帰ってきて、あいかわらず空気はおかしいんだけど。
怖くて私はテキトーに、
何?誰か死んだん?と聞いて、また寝たのです。
なんだかんだで、その後外に呼び出され、
ほんとはなんだかとても行きたくなくて、お母さんに喧嘩ごしでごねたけど負けて。
そしたら、何年ぶりかに会う親戚に会って。
彼らはただただ、私の想像以上の、なんていうか、私のちゃんと生きてきたっぷりに驚いていて。
でも、なんで私は今ここで、彼らの話すはめになっているのかもわからずに。
初めて見た従妹のかわいさに見とれつつ。時を過ごしていたわけです。
そこで、あれです。亡くなったそうなのです。という話。
その時、ちょうどうちのおばぁちゃんも危なくて
私は実家に帰る際、念のため喪服を持っていっていたのです。
ひとり暮らしの家に取りに帰らなくていいように。
でも。そこまで話す前に叔母は私の見た夢と喪服持参に驚いて
とにかくずっと泣いていて。
でも、隣で従妹は無邪気に笑っていて。たんだけど
泣くのです。堰を切ったように。
私は叔母夫婦に子供ができていたことも知らなくて
親戚の仲がいいことも知らなくて、
うちの家は和太鼓の先生をしていて、それを従妹が習っていたことも知らなくて
その従妹が。
大好きで、優しくされていて、大好きで。
そんなことを言って泣いて。別人のようにその5歳かそこらの女の子が泣いて。
その小さな子が、がんばって無邪気に、無邪気を演じていたことを私は知って。
私は何よりも、その人が人に対して優しく出来ていたこと、
優しく出来るような生活ができていたことが嬉しくて。
やっと、泣いたのです。
でも、7年も会っていないでしょう。
よくわからないんです。
そして、覚えていないんです。
何故か楽しかった思い出じゃなくて、
冷たい横顔とか包丁つきだされたこととか。
その前の15年の毎日は何処かに行ってしまっていて。
好きだったんです。あの人は私に似ていて。いえ。私はあの人に似ていて。
母親は私と性格があわないから、いえ、仲はいいんだけど。
根本の感覚は私とはずれていて。好きだけど。
でも、そう。
私はあの人を好きだったんだよな。という感情しか思い出せないんです。
お葬式でも私は泣かなくて。いえ、泣いては駄目だと思って。
受付のあほな知らないおばさんに、
よく来たわねぇとあほみたいな声とぼけっとした声で言われて。
そんなの私には聞こえてて。
何を言ってるのやら。違うでしょう。
この世にあの人の愛した娘はたったのひとりだけで。
あんなあほな小娘に負けるはずもなくて。
まぁ、でもあのあほな小娘も、当時中学生のお姉さんだった私に憧れていたようだから
許す。ううん。違うね。あなたも泣いてた。
きっと、痛い思い出の方が多くて、かわいい子なのに振りまわされたんだろう。
あの子の方が涙は多かったろう。近くにいた分。ごめん。
私はお葬式のとき、たぶん今までで一番凛として
背筋を伸ばして、かっこよく誇らしくあったでしょう。
叔父は私に、最後だから姿を見ていけと言ったけれど、
怖くて。怖いから見れなくて。
それは、それが誰だからとかじゃなくて、単純に人の死んだ姿がこわくて。
でも、飾られた写真の笑顔が幸せそうだったから、
白髪まじりだったけど、幸せそうだったから。
そして、きっと和太鼓の生徒なんだと思うけど、人もそれなりにたくさん来ていて。
それだけで私は充分だったのです。
きっと、それだけで幸せだったろうと思うのです。
私がその7年前、母と一緒に母の実家に身をよせたとき、
その人は来たのです。
そして、泣きそうな顔で、私に聞くのです。
おまえは母親を選ぶんだな。それでいいんだな。
と見たこともないような悲痛な顔で、泣きそうな顔で。聞くのです。
私は、そりゃ当たり前でしょうと思ったのです。
生活力もなく、安定もしていず、ごはんも作ってくれない、そんな人に。
ついていってどうなるか。
そして、それよりもどんな状態にあったからといって私に
私というより実の愛する娘に凶器を向けた。そして追い出した。
その事実は最悪の行為で、その人に熱いうどんをぶちまけた母よりもずっと。
娘。自分の子供。それは大切に。傷をつけてはいけないものだと思うから。
だから、問いに対して、当たり前でしょうと思って。
迷わずに、うん。と答えたのです。
それ以降一度も会わずに。7年。そして7年後。
会おうと思えば会う機会はあったのです。
何処にすんでいるのか、そんなことはわからないけど
ひとつ。その和太鼓だけは続けていたから。
ネット。そして、市報を見れば、どこにいついるのかある程度わかって。
そう。ケイゾクを見て泣いて。その後。
会いに行こうと思ったのです。
ただひとつだけ伝えたかったのです。
私は貴方をうらんでなんていないし、大好きでした。
貴方は弱い人で、こんなにいつも泣いている私なんかよりずっとずっと弱くて。
こわい顔して、外では快活に強そうにしているけど、とても傷つきやすくて。
それはわかっているし。私のこの臆病さも貴方から授かってしまったものだと思うし。
貴方の傷のつき方は、きっと母なんかよりもずっとずっとわかるから。
もちろん、私にはそんな姿は見せなかったし。厳しく育ててたし。
でも、母に聞いて、わかってる。
貴方の傷のつき方は私の傷のつき方を、もっともっと増幅させた形で。
母にはその感覚まではわからないでしょう。血が。血で。
何よりもつながっているのは私だけなのだから。
だから貴方が、ああいう状態になってしまったのも
ああいう生活しかできなかったこともわかるし。
貴方が私を愛していたことも、母を愛していたことも。
わかってるから。だから、私を傷つけたと思う、
その罪悪感だけは拭いさってあげたかったのに、
私は、あー面倒くさいなぁ。お金もないし。またの機会でいっか。って
そう思って、行かないまま。時のすぎるのを待ってしまったのです。
7年の間、いろいろありました。
お互い愛し合っていたらしいので、母がおかしくなって。
やせていたのに、どんどんどんどん太って。
言ってることもおかしくなって。やってることもおかしくなって。
家も。ちぃちゃなアパートに住み着いたんだけど、おそろしく汚くなって。
格好もひどくて。見るに絶えず。一緒に同じ空間にいることさえ苦痛なほど。
母の誕生日は私の誕生日の10日後なんだけど
誕生日に。っていう遺書を。母の遺書を。私は見て。
私はただ、その日がすぎるのを待って。何も言わずに待って。
もう、別に私だって、死ぬのなんて怖くないから、
そうなったら死んじゃえばいいやって思って、その日がすぎるのを待って。
別に泣く人もいないしって思って。
結局、何もおこらなかったんだけど。
ただ、母のすごいところは、どんなことがあってもちゃんと働いてて。
もちろん真っ当な仕事で。
私は結構いいとこの私立に行ってて、お金も高くて。
中高一貫だったから、そのまま行き続けて。ほんとだったら行けるはずもないんだけど。
奨学金とかを駆使して行かせてくれて。
それは、娘がつらい思いをするのも、すべて親の責任だから
だから、私に罪はないから。だから。で。
死を選ばなかったのも、私のためで。それはもちろんそうであるべきだけど。
たぶん。あの時。生まれて初めて母の涙を見て。
2回目はおばぁちゃんのお葬式で私がその姿を見て泣いた時に
つられて泣いた時だけで。母は泣かない人種だと思っていたから。
もちろん、そうであるべきなんだけど。泣いていいんだけど。
母も同じ人間だったと知って。当たり前なんだけど。
その後、母は生活のためにお見合い的なとこにくり出して
母いわく、母はきれいな人なんで、結構もてたみたいだけど
そこまで身は落としたくなかったろうし、
私を守るために私を傷つけるのもおかしな話だから、
そのままひとりを選んだのです。
母のおかしさは、そうだな。4年くらい続いたと思う。
そんな生活の中、私が楽しく学生生活を送れるはずもなく。
怯えて。怖くて。話せなくて。
友だちはいたと言えばいたけど、いないと言えばいないようなもので。
学校なんて苦痛でしかなくて。もちろん。楽しいときも無いわけではなかったけど。
人に嫌われるのがこわくて。
ずっと、卒業するのをカウントダウンして。待ちわびて。
でも、ほとんど休まなかったことだけは偉かった。ほんとに。
とにかく、未来というものに期待するしか生きていく術がなかった。
それ以外何もなかった。
大学に入って、入ってといっても、
合格した時に母は、本当に行くつもりなの?と真顔で言って。
いやいや、ちょとあなた。私、隣の部屋で必死で勉強してたじゃん。
おいおい。今さら。え。受かっても行かないと思ってただと?
そんな無駄な努力してたら。かっこよすぎだってば。
泣いて泣いて説得して、ひとり暮らしもさせてもらって。
月に10万バイトしますと言って説得したのに、結局そんなしなくて
でも母は、大学生は遊ぶものであるべきだと思っていたから
私をほとんど責めることなく、必死で働いてくれて。
で、とにかく大学に入って、でも私は自信喪失病で
ついでに、女子校6年間の娘が8割男の世界に放りこまれて。
表面上は取り繕って、平気なふりして、明るいふりしてたけど
こわくて。それが1年半。いや2年かな。
まぁ、こんなことを書きながらもお腹はすいて。
つくってみたおにぎりに明太子をいれたら、ごはんの熱さでゆだっちゃって
あちゃちゃとか思ってるわけです。
当時、人に嫌われてる妄想が結構あって、
人に嫌われるのがこわくて、その反動の八方美人になって。
言いたいことも言えず、わが儘も言えず。人に優しく接して。
ただ、人に優しくする、思うことは嘘ではなくて、
きっと痛みを知らなければ、もっと嫌な女になっていたかと思うので
痛みを知っていて良かったなと思うんです。
だから優しくありたいなと思うので。
そこは本当に。人生経験として。良かったなと思うんです。
思いあがってしまいそうな時も、歯止めになるのです。
んで、関係ないかもしれないかもしれないんだけど。
むしろ、これは女子校6年のせいかもしれないんだけど。
男の人が怖くてね。当時。
いや、表向きは普通にしゃべって普通に笑ってるんだけど。
心がとっても疲れて。
あと、男はみんな狼だ思想。
うわぁ。私のことであんなことやこんなこと考えてるよ。きっと。うわぁ。
近づくなーっていうのがあって。
まぁ、それは結構今だにだけども。
正直、まぁそれなりに結構もてたので。
ってことを書くような自己顕示欲の強い女は大嫌いなんだけど、大嫌いだけど。
まぁ、とにかく私のことを好きになる人は片っ端から
大嫌いになって、一緒に歩くのも話すのも嫌で。
生理的に受け付けなくなってて。気持ち悪くて。
でも、まぁ好きになってくれる人がいるんだってことが
自分の自信になっていった部分もあるから、今は感謝してます。
でも、当時ほれぽかったんだけどね。そんな矛盾。
折角だから、その辺言及。
まぁ、そんな私に徹底的に嫌われながらもあきらめず、
追って、挫けて、追って、挫けて。そんな人がいて。
いい人なんだけど。まぁ、最後まで付き合わなかったけど。
その人のおかげで、男性恐怖症じみたものは治ったので、感謝。
ただ逆に、その人が私に捉われてしまうようになってて心配。
半年とか会わなかったり、連絡をとらなかったり。
まぁ、あちらが私を断ち切るためだったらしいけど。
そういえば、また音信不通だ。かわいい子見つかってるといいんだけど。
まぁ、その辺のいろいろあって、今だに自分のテリトリーに
近いテリトリーに人が踏み込んでくるのがこわくて。
人に愛想ふりまいて、優しくして、すがって、頼って、勘違いさせたりもしてしまって
でも、結局最後には自分のテリトリーに他人を入れない人になってしまいました。
悪い子です。
人を信じられないのは、やっぱり先刻書いたことで傷ついて
もう人に裏切られるのがこわいから、誰も信じないようにして。
だってそうでしょう。
人に好きだなんて簡単に言えてしまうのよ。
言うことは簡単でしょう。言おうと思えば私だって誰にだって言えるもの。
でも、まぁその時の感情が本物だったとしても、
いずれは変わっていく。
女としての私を求めた人はみんな、
私がその人を受け入れられないと知ったら去っていったでしょう。
女としての私って何?
女が欲しいのなら、他の女をあたればいいでしょう。
もっと局所的に欲しいのなら、店にでもいって金はらってくればいいでしょう。
人としての私は何?
どうも、そのへんの男とか女とかの線引きをしたくない人になってしまって、
どうしてだかわからないんだけど。
人として、好き。男の人として好きな人は人としても、すき。
だから例え、女としての私を受け入れてくれなくても、一緒にいたいと思うのに。私は。
友だちとして好きな男の人はいる。はず。どう?
まぁ深い意味で言えば好きな人なんてひとりもいるはずないくて。
別に誰がいつ死んでもどうでもいいんだけど。
でもきっと、本当に死んでしまったら、何年も思い出しては泣くんだろうけど。
矛盾。
とにかく、人は信じられない。
人と近くにいれない。物理的にではなく、精神的に。
近くにいたくない?ううん。好きな人ならいいのでしょうけど。
好きってなに?
私はなに?
ほっといてほしいけど、ほっといてほしくない。
そんな女心で、愛想をふりまいている毎日。
でも結局、いまいち何がなんなのかわかってないのね。自分で自分がさ。
折角だから、もいっこ言及。
顔ってなんでしょうね。なんで顔で好きになるのかしら。
面食いな人って、なんでなのかしら。
顔が好きなら、どっかでモデルでも調達してくればいいのよ。
簡単にできないけど。
まぁ、でも。そんなこと言いつつ。女なので。
嬉しいと思ってしまう私もいて。
そして、面食いではないけど、そういうとこで判断してしまう私もいるわけで。
矛盾してるんだけど。
まぁでも、年とってくると顔には生き様があらわれてくると思うので。
いい生き方をしたい。いろんな意味で美しい人になりたい。です。
何の話だったろう。あぁ、人間不信ね。
まぁでも、いいと思うのです。あまりにも人を受けいれすぎちゃう人よりか。
生活に支障もないし。寂しいのは私だけで。
好きな人を好きになれればそれでいいでしょう。いつの日にか。

あぁ、明太子のせいでテンションがずれちゃったや。
話をもどして。
母曰く、その人は、私の理想の男性は自分だと思っていたらしくて。
親ばかなのかしら。理想の男性なんかじゃなかったんだけど。
とにかく、そこまで私に愛されてると思っていた人が
私に拒否されてしまった。自分を選ばなかったということは
かなり傷ついたことだと思うのです。
だから、そんなことないのよっ選ぶに選べなかったでしょう?あの状態じゃ。
って、ちゃんと伝えたかったんです。本人に。
もう、遅いけど。
私はちぃちゃい頃、かなり厳しく育てられてて、いつも怒られてて。
でも、なんでかっていうと。
その人はとても弱い人で、私はその人の娘だから。
このままじゃ、弱くて弱くて生き抜いていけないと思ったらしく、
そうならないように、厳しく強く逞しく育てたそうです。
学校とかも、ちょっとやそっとの熱じゃ休ませてくれなくて。
まぁ、強く育てようとも、私はいつも泣いてたんだけど。
働けない人なんです。
働き続けていけない人というか。
仕事もできて、快活なんだけど、傷つきやすくて、嫌われるのがこわくて。
なのに、顔はいかついから、誤解されちゃうんです。
もちろん当時の私はそんなこと知らないし、私には見せなかったし。
母曰く、私の弱さどころじゃなくて、
母曰く、いつも泣いてて大変だったそうで。
私はただ、なんでよく家にいるんだろう。
なんで、仕事変えても最初だけで、ぐだぐだになっちゃうんだろう。
それだけで。
世間の父親が、毎日同じ時間に起きて、毎日会社に行くんだという事を
よく知らなかったんです。
それでも、生活できた母の力に乾杯。
その娘の私は見事にその血を受け継いで、働けない人で。
まだ、どうにか行ってはいるけど。
この勤怠の悪さで首にならないなんて素敵。
仕事は行けばちゃんとするからね。誰よりも態度よく。
でも、血のせいにしてはいけないけど。言い訳かもしれないけど。
やっかいです。本当に。
だから、旦那さんはね。
ちゃんと働ける人じゃないとね。
あとは、人とちゃんと関わっていけるひと。
それなりに神経図太い人。鈍感は嫌だけど嫌なんだけど、それくらいで。
理想は夏休みの宿題を登校日の3日前くらいに終わらせちゃう人だけど
そんな人見たことないからなぁ。
にしても、これは本当に誰にも話してないことなんだけど。
どうも、私には異人さんの血が流れているらしいんです。
でも、いまいちわかんないんです。
その人の母親が、私のおばぁちゃんにあたる人ではないのかしら。
そういうことなのかしら。4分の1なのかしら。
でも、そうみたいです。だからどうなのか。別に私は気にしないけど。
私がそれで結婚できないんじゃないかと心配していたような気もする。
まぁ、言わなきゃばれないと思うんだけど。
それで、私を捨てるような人だったら、その程度だったってことで。
いまいちわかんない事実。
あとは、そうだな。
それまで、夫婦喧嘩っていうものを見たことなかったんですね。
見えないとこで何かあったのかもしれないけど。
そういうところを見せなかった。それは本当にえらい。
最後はまぁひどいもんだったけど。
まぁ、今は自信喪失もほとんどなくなったし、
男性恐怖症的なのもなくなったし、
こんなことを吐き出すわりにそれ以外の時間はあっけらかんとしてるし、
普段はこんなに落ちてないし、
こんなに暗くもないし。たぶん。大丈夫なのです。
ただ、たまに吐き出したくなるのです。
そうだ。もうひとつ。
私の名字は父方のもので、まぁ途中で変えるのも、まぁ
中高一貫のいいとこの私立で、世間体の問題もあってそのままだったんだけど。
でも、亡くなる3か月前に再婚して、それも養子に入りやがって
私の名字は何処からきて、何処へ行ってしまったのでしょう。
養子に入ったのはたぶん、借金をするためで、
私たちに借金がこないようにするために、そうしたんだと思うんです。
それ以外ないんです。だから、そこは感謝なんだけど。
お葬式で見たのは、知らない名字の人の名前で、
いえ、知ってるんだけど。
というか、その人がうちの親を好きなのもしってて
あのへびみたいな女。そうやって男にくらいついて生きてきて
そうやって、また失敗したんだ。まぁいいんだけど。
弱っていたその人に喰いついてきたのが運のつき。
男を見る目ないのかしら。娘がかわいそうじゃない。
かわいくて、いい子なのに。
たしかあの子は、私の3個下くらいなんだけど
お葬式のときの黒い靴下が少女の面影を残していて、かわいらしかった。
それしか覚えていないけど。
あと、お墓は何処にあるんだろう。
再婚相手と父方の親族が揉めて、何処にいれるのかもわからないまま。
私たちには知らされぬまま。
何処にいるのかわからないから、こんな風に伝えようとしているのかもしれない。
でも、大変だ。命日を覚えていない。
どっちだったか。もしかしたら、結婚記念日なんじゃないだろうか。親の。
私の知らされた死因は心臓発作だったんだけど
そんなの本当かどうかわからなくて、
自殺かもしれないし、殺されたかもしれないし。
お葬式で父方の親族が、相手方の親族にも再婚相手にも頭をさげなくて
それがちょっとおもしろくて。
どんなふうに揉めてたのかしらないけど。
どうだったのかな。
まぁ、とにかく。
だから、お父さん。心配しないで。
私はどうにか元気にしてるから。
そして、私はお父さんが大好きだったから。うらんでもいないから。
だから、もういいよ。自分を責めないでよ。
大丈夫だから。ね。大丈夫なんだよ。ね。だから。ね。
なんかもう。へとへと。
前半泣きすぎて、へとへと。
お腹もすいた。腰も痛い。そしてへとへと。

なんでこんなこと書いたのかな。
ほんとは、前書いた話を全部はるつもりだったの。
だけどDAT落ちしてて。
html化してもらおうとしたら、その人5日間いないらしくて。
しょうがないから、スレもたっちゃったし、何か書くかと。
書いちゃった。あぁ、へとへと。たまにはいいか。

ごはん食べよっと。
60夢見る名無しさん:03/12/17 00:58
お腹一杯になったり、ご飯美味しいとか思ったり。
小さくて、長続きしない幸せを今だけは。

大きくて長続きする幸せはそのあとに。

んで、それには関わるから。僕も。貴方も。みんなも。
61Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/17 22:52
    o  。   o        。     ○       o        o
               。    o           o              ◯
  ○   O             o       。
       ............。..............           o       *   ....................O......
.    o r――――――t ________o_____. r――――――t   *
      | |三三三三三| | |::::::/::::::::::::::/||`、::::::::::/:::::::.| | |三三三三三| |
      | |三.O三三三|:||:|//:::::::::::ノ. || O、://::::::::|:||:|三三三三三| |   o
 。   * | |三三三三三| | |ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ| | |三三三三三| |
      | |三三三三三| | |::::ノ::::/    ☆   \`、::::::::| | |三三◯三三| |  o
  o  。 | |三三三三三| | |::::,´ノ     ノノノノヽヽ `、::丶:| | |三三三三三| |  o
      | |三三三三三| | | ノ,ノノノノヽヽ(`.∀´ ).....ヽ、 | | |三三三三三| |
. o    | |三三三三三| | | ノ( `.∀´)つ . ノノノノヽ ( | | |三三三三三| | 。
      。 | |.o.三三三三| | |ニi (つ .ノハヽヽ(`.∀´ ) iニ| | |三三三.o.三| | o
      | |三三三三三|:||:|i i| ( )( `.∀´>⊂_ )...|i i|:||:|三三三三三| |
  O     | |三三三三三| | |li |  ̄ ( つ⊂) ( ( (  | il| | |三三三三三| |
 。      '―○――――:|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄^゙ |:――――――'
          o      | ̄U ̄u ̄ ̄∪ ̄ ̄U ̄u ̄ ̄U ̄|    ◯    o
        o        |____U___________________|            。
     o      。   :::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::o    。         o
                    。      O                  *
  ○   。     O            。           o

 後一週間……好いクリスマスをお迎え下さい……☆ & もつかれ〜(ガンガッタネw)
62 ◆xtt....... :03/12/19 00:51
>60
関わるのがこわいと思ったり、 嬉しいと思ったり。
幸せって何かしらね。所詮自分の判断で。自己満足で。
とりあえずは、おいしい紅茶でも。
>61
読んでくださってありがとう。
でも私は真言宗だ!クリスマスなんて。クリスマスなんて。
あーーーーん。
また、来てくださいね。
63 ◆xtt....... :03/12/19 00:55
名前・・・違いました。62もささめで。
少ししたら昔書いた物を貼って、その後またぼちぼち何か書きます。
気まぐれに。
感想などひとことでも書いてくれたら、幸せ。
あれ。またささめじゃない。今度こそ、ささめで。
65師。:03/12/19 02:41
おい。ささめごと。
ネットに夢中になるのもいいがたまには
オカーチャンの肩揉んでやれよ。
>65
うふふ。そうですね。
年末実家に帰ったら、親孝行してきます。
その前に電話でもするかなぁ。
ありがとう。また来てくださいね。
67アオ ◆AKAE.6KtcY :03/12/19 17:49
きまぐれに覗いてみた

冷たくてあたたかいちょっといい気分

きまぐれにまた来ます
>67
何かしら、感じてくださったら嬉しいです。
読んでくださってありがとう。
きまぐれにまた何か書きますので
きまぐれにまた覗いてみてくださいね。
なんていうか、ありがとう。
ありがとうってなんだろう。
最近、ありがとうって何度もいっぱい言ってる気がするんだけど
どこまで、私の心はこもってるんだろう。
自分でもよくわかんないんだ。
でも、ありがとう。

過去に書いたものを貼っていきます。

『お姫さまと帽子の話』10/06
帽子。
麻でできた茶色の帽子。
風に飛ばされてとんでった。
でも お姫さまはそんな帽子に興味ないんだ。
だって かんむりやら何やら ぴかぴかしたものいっぱい持ってるのだもの。
そんなこ汚い帽子 かえるに踏んづけられても知らんぷり。
雨に打たれて ずたぼろになっちゃえばいいんだ。
でもちょっと気になったんだ。
こんなにこ汚いもの見たことないのだもの。
ぴかぴか てりてりしたものしか周りに置いてくれなかったのだもの。
ぼろぼろ わさわさしたものなんて ほとんど見たことなかったのだもの。
お庭には 2羽にわとりがいて
大理石の噴水と 小さなベンチと ぴかぴかな王さまの石造。
きれいなお花が ひらひら咲いていて
ぴんくのちょうちょがふわふわ踊ってる。
そこにずたぼろな帽子がひとつ。
76夢見る名無しさん:03/12/20 23:28
お姫様が眠れるまで
77夢見る名無しさん:03/12/20 23:28
僕は遠くで昼寝する。
お姫様のお庭でお昼寝してた旅の者。
どうやって入ってきたのかしら。
ずたぼろな服着て、ずたぼろな靴はいて、ずたぼろな袋持って。
でも、おめめがきらきらしてたので
捨てちゃわないで お姫様話しかけてみた。 

どうしてあなたはぴかぴかしたものを持たないの?

旅の者は何も言わずに にこっと笑ったのだけど
お姫様は爺やを呼んで 全部捨てちゃった。
服も靴も袋も全部捨てちゃった。
ほんとは旅の者も捨てちゃいたかったんだけど
おめめがきらきらしてたから やっぱり捨てちゃうのはやめて
かわりにぴかぴかの服を着せてみた。
ぴかぴかの服を着た旅の者は さっきよりもぴかぴかしたんだけど
さっきよりきらきらしてなかった。
でも そんなことはお姫さまにはどうでもいいの。
お姫さまは旅の者がちょっと気に入ったので
旅の者をお城にいれてあげてみることにした。
旅の者はお姫さまにいろんな話をしてくれたんだ。
山の上のさかさまおばけを退治したはなし。
氷の城の舞踏会でガリガリ男爵とおどってガリガリしたはなし。
斉藤さんのおじいちゃんのぎっくり腰のはなし。

聞いてたお姫さまのおめめもちょっと きらきらしてきたんだって。
でもね、旅の者はこう言うの。

私は山の彼方のなお遠くにあるという きらきらしたものを探しているんだ。
それは ちいちゃいけど美しくて
時には醜くてでも 大切でいとおしいものなのだ。
私にはそれがなんなのか分からないのだけど
探さないといけないし 見つけたいのだ。
だからまた旅だつのだと。
旅の者のおめめはきらきらしてたから
ここにあるよって思ったのだけど
でも もっときらきらしたものを探しているんだって言って
旅の者は旅だとうとしたんだ。
でも お姫さまは旅の者にずっといてほしいと思ったから
ぴかぴかしたものをいっぱいあげて
もうちょっとここにいてって言ってみたんだけど
旅の者は聞いてくれなかったんだ。
それでもお姫さまは旅の者にずっといてほしいと思ったから
もっともっとぴかぴかしたものを いっぱいいっぱいあげたんだけど
それでも旅の者は聞いてくれなかった。
旅の者は もうぴかぴかしたものはいらないから
ずたぼろな服と靴と袋を返してほしいっていったんだけど
ずたぼろな服と靴と袋は全部燃しちゃったから
もうどこにもなかった。
じゃあ帽子は?
とんでいってしまった帽子はどこにいってしまったのだろう?
捨てちゃっていないはずなのに どこにいっちゃったのだろう?
お姫さまは何も答えないで、もう一度だけおねがいしてみた。

もうちょっとここにいてって。

でも、旅の者は首を横に振った。
そしたらお姫さまは言ったんだ。

帽子なんて知らないわ。

そのまま旅の者は悲しそうに別れをいって、旅立ってしまったんだ。

旅の者が去ったお城はしーんとしてた。
いままでと変わらないはずなのに 全然違くて
すっごくしーんとしてた。
次の日 お姫さまはどろどろになってた。
ぴかぴかだったドレスもどろどろ。
きれいなお顔もどろどろ。
でも そんなことどうでもよかったんだ。
お姫さまはどろどろになって
やっとのことで どろどろになったどろどろをみつけた。
どろどろになったどろどろは
雨にうたれて かえるに踏んづけられて 枯れ葉に埋もれてた。
でも、お姫さまにはそのどろどろが 
とてもとても ぴかぴかして見えたんだって。
お姫様はどろどろになった旅の者の帽子を
麻でできた茶色の帽子を胸に抱いて
ますますぴかぴかドレスをどろどろにした。
ドレスはどろどろになったんだけど
お姫さまの心はきらきらした。
はじめてきらきらした。

そして きらきらした雫がひとつ
どろどろ帽子に落ちたんだって。

旅の者はいつか
このきらきらしたものを見つけだしてくれるのかしら。

帽子を抱いて
きらきらお姫さまは今夜も旅の者の夢を見る。

『しゃぼん玉とはしごと夜の闇』10/07
君の事を想っていたら、僕は屋根の上にいた。
満点の星が僕にのしかかってきて、つぶされてしまいそうだった。
この闇の向こうには何があるんだろう。
僕はどうしてここにいるんだろう。
僕はどうして君のことを想っているんだろう。
昨日、君は僕に言ったね。
汚いものを見るかのような目で僕に言った。

わたしに触れないで。

僕は君を抱きしめたかったのに。
君の温もりを感じたかっただけなのに。
僕の想いを伝えたかっただけなのに。
幼かった頃、君とずっと手をつないで遠くの町まで行ったね。
暗闇に迷いこんで、心細くて、泣きそうで、
でも君と一緒だったから、つながっていたから、僕はむしろ嬉しかった。
君の泣きそうな顔を見つめていられることが、嬉しくてしょうがなかった。
ああ、そうだ。
きっとあの頃から僕は君のことが好きだったんだ。
僕はそのときの君の温もりを思いだしていた。ふと、
夜の青のなかに、七色に光ったものが浮かんでいることに気づいた。
しゃぼん玉だった。
屋根の上から下を見てみると、
君がぷくっと頬をふくらませて、怒ったような顔でしゃぼん玉をふいていた。
僕の方を睨みながら。
僕は君の姿を見つけて、心の底から喜こんだ。
もう、君からは僕に近よらないかと思っていたから。
僕は君に駆けよって行きたかった。
昨日のことを謝りたかったし、なによりも君のそばに行きたかった。
だけど、できなかった。
なぜなら、梯子が外されていたからだ。
君が外したんだろう。
しゃぼん玉がぱちんとはじけた。
君は僕を睨んだままだった。
僕たちはずっと目を合わせたまま、動かなかった。
僕はずっと君を見つめていた。
君はずっと僕を睨んでいた。
しゃぼん玉がぱちんとはじけた。
ふと、君は少し悲しそうな目をした。
しゃぼん玉がぱちんとはじけた。
ふと、君は少し潤んだ目をした。
しゃぼん玉がぱちんとはじけた。
わたしにとってあなたは、すごく大切な人だよ。

君はそう言って梯子を屋根にかけた。
僕は屋根から降りた。君と目線が同じになった。
まだ残っていたしゃぼん玉がぱちんとはじけた。
でも僕は君に近よることができなかった。
怖かったんだ。
君にまた悲しそうな目をさせてしまうことが。
しゃぼん玉がまた、ぱちんとはじけた。
君は僕に手をさしだした。
しゃぼん玉が、ぱちんぱちんと音をだしてはじけた。
僕は君の手を握った。
空には満天の星がまたたいていたけれど、
地上はまっ暗闇に包まれていた。
木々がさわさわとゆれていた。
いつもはこの暗闇が少し怖かった。

でも今は君と一緒だから、つながっているから、僕は幸せだった。
君の恥ずかしそうな顔を見つめていられることが、嬉しくてしょうがなかった。
君は僕から目をはずし、うつむきながら言った。

あなたのことが好きなんだよ。

最後のいっこのしゃぼん玉がぱちんとはじけた。
僕はゆっくりと君を抱きしめた。
 
・・・なんだか、時間たって見ると・・・なぁ。

『カレーの思い出』10/6
あの日は終電で帰ってきたんだ。
いつもあたしの遅い帰りを待っててくれてさ。
あたしは感謝してたんだ。この人がいてくれることに。
あたしはカレーがなんでだか嫌いでさ。
でも、奴はカレーが大好きで、あたしはそんな奴のことが大好きで
だから奴がたまにつくってくれるカレーをおいしいっていって食べてたんだ。
世界一幸せそうな顔してさ。
でもあたしはそれでもカレーがなんでだか嫌いだった。
結構星がきれいな夜だったんだ。オリオン座の3つ星がかわいくてさ。
白い息はぁはぁさせてさ、帰ったんだ。
なんだか無性にカレーが食べたくなってさ。
奴にもなんだか早く会いたかったし。
奴は微笑んで待っててくれたよ。静かな笑みたたえてさ。
もちろん、その日もカレーでさ。
なんでこんな時間にカレーなのよっていいながら
幸せそうな顔して食べてたんだよ。
炬燵でぬくぬくしながら奴は見てたんだ、ずっと。あたしをね。
ずっと。ずっとだ。
なのにふと悲しそうな顔したんだ。
あたしは気にも留めずに食べてたんだ。カレーをさ。
おいしかったんだよ。
カレーがなんでだか嫌いだったのにさ。
すごくおいしかったんだ。いままでで一番おいしかったんだ。
心から世界一幸せそうな顔してた。きっと、あたし。
でもまた奴はふと、悲しそうな顔したんだ。
子供ができたんだと。
誰に似てんのかなんて知らない。何処の子かも知らない。
知りたくもないし。
奴にはあたしだけかと思ってたし 信じてたし、考えたこともなかったし。
あたし以外にも作ってたのか。カレーを。
見せてたのか。微笑みをさ。
今は静岡で暮らしてるって聞いた。
それ以外は知らない。
あの日で最後だったし。
結婚式したらしいけど、あたしは耳塞いでた。
もう4歳になったのかな。
その子にもあのカレーつくってんのかな。

あの日のカレーは本当においしかった。
でも、だから。あたしはカレーが大嫌いだ。
 

『瑪瑙の海で』10/17

2003年8月17日。
彼は海に身を投げた。
少女は泣いていた。
彼は半年前から、少女に恋をしていた。
少女も彼の想いを知っていた。
だけど、ずっとはぐらかしていた。
8月の11日。少女は彼に花火に誘われていた。
でも、断った。彼の友人に先に誘われていたから。
別に彼の友人のことが好きだったわけではない。
ただ、先に誘われていたからだけだった。
それを彼に見られた。
その程度のことで、海に身を投げるのか。
ううん。彼はそれほどまでに私のことを好きだったのかもしれない。
あの時、彼と花火に行ってさえいれば・・・
少女はずっと泣き続けた。
青年は泣いていた。
ずっとあいつがあの子のこと好きだったの知ってたのに。
あいつ、酔ってた時、
そういえば、あの子のためなら死んでもいいって言ってたな。
それを俺は、ぬけがけみたいなことを・・・
青年は泣き続けた。
夫婦は泣いていた。
21年間彼と一緒にいた。育ててきた。
夫は先頃リストラされていた。
一気に生活が苦しくなっていた。
冗談で、誰かが死ねば保険金・・・なんてことも言い合った。
その場は笑ってすごしていた。
でも、あの子は親思いの子だったし、
冗談の通じないところがあった。
真に受けたのかもしれない。
あんなこと言わなければ・・・
夫婦は泣き続けた。
男は泣いていた。
その男は小学校の時、一時的に彼をいじめていた。
悪ふざけのつもりだった。
彼とはその後、和解して仲良くなった。
だけど、高校の時彼は言った。
あの時いじめられていたことで、心に傷がついたと。
そういえば、彼はたまに暗い顔をして思いなやんでいる時がある。
話していても、たまに必要以上に暗く考える時がある。
あの時のことが原因かもしれない。
何かちょっとしたことでも
思いなやむようになってしまったのかもしれない。
あんな風にいじめたりしなければ・・・
男は泣き続けた。
みんな泣いていた。
この前、何か彼は言いたげにしていた。
この前、彼と飲んだ時ちゃんと話せばよかった。
この前、からかったりしなければよかった。
この前、遊ぶ約束ドタキャンなんてしなきゃよかった。
この前、何かもっといい言葉をかけておけばよかった。
もっと話しておけばよかった・・・
みんな泣き続けた。

2003年8月17日。
彼は船に乗っていた。
遠方の島まで11時間、夜の船旅だ。
午前2時。
みんなほとんどもう寝てしまった。
一番上のデッキにはまだ人がいるが、まぁカップルばかりだ。
近よらないほうがいいだろう。一人者の身では。
彼は2つ下のデッキで海を眺めていた。
幸い、自分の他には誰もいない。
1時間にいっぺん、見回りのおじさんがくるだけだった。
月と海しか見えなかった。
海といっても月明りで海と闇の境目が見えるだけで
本当に海なのかどうかもわからない。
実際は月と闇しか見えなかった。
潮風がまとわりつく。
ふと、彼は思った。
360度の海。
この中に身を置きたいと。

次の瞬間、彼は海の中にいた。
彼は、船からもぎとったプラスチックの浮き輪にしがみついていた。
8月とはいえ海は冷たい。
船が遠ざかっていくのが見えた。
なんで自分は海の中にいるんだろう。
わからないけど、360度の海の闇を見渡して
彼は幸せな気分だった。
なぜだか幸せな気分だった。
 
でも、このままじゃ死ぬよな。
冷てぇなぁ。
きっと見つかんねーよな。こんな海ん中じゃ。
つぅか、必死こいて探されてもなんだか申し訳ねーしな。
ほっといてくんねーかな。
海難救助隊とか出動しちゃうのかな。
金かかんのかなー。めんどくせぇな。
あぁでも船のる時、海難救助隊こなくていいってのにマルつけたから平気かな。
まぁ・・・いっか。
にしても、冷てぇなぁ。
つぅか、やっぱ死ぬんかなぁ。
あぁーくそっ。
こんなんだったらー!
美紀ちゃんにちゅーしとけばよかったー!
いい線いってたと思うんだよなー!くそっ!
かわいんだよなーちっこくてさー。
白くてさー。おっとりしててさー。くぅぅ。
つぅか、ちゅーどころじゃなくね?
そこで止まんなくてもいくねぇ?
もっとじゃねぇの?馬鹿馬鹿!俺のばかっ!あほー!
あーでも藤井と行ってんだよな。花火。
つぅか断れなかったんだって!美紀ちゃんは!いい子だから!
あんな奴と行くはめになったなんて、かわいそうだったなー。
俺の方が藤井なんかよか、ずっとかっこいくねぇ?
どう考えても俺!俺の勝ち!
あーでも、あの時しょうがなく誘った女の子。
なんつったっけ。名前おぼえてねーなぁ。
あぁ、合コンの子だ。
つぅーかっなんで俺あんなんに手ぇだしてんだ!ばかっ!
あんな軽い女好きじゃねぇっつの!
あの女と歩いてんの美紀ちゃんに見られてねぇといんだけど。
俺はそんな軽い男じゃねぇんだー。

あぁ。にしても冷てぇな。
あぁ、そか。海か。
どうりで。
おぉー。死ぬんだった。俺。やっべぇ。
かぁちゃん、泣く。ぜってぇー泣く。やっべぇ。
父ちゃん、職みつかんのかなー。
あぁそういや、
俺小5ん時、父ちゃんが女と建物入ってくの見たんだよなー。
あの建物が何するとこか知った時はショックだったなー。
父ちゃん、あんなツラしてさ。おんなじ生き物だったんだなー。おい。
まぁ、父ちゃん。安心してけれ。
この秘密は文字どおり墓場まで持ってくぜ!
いぇい!!
あぁ、そういや俺、保険金とかでんのかなー。
海で遭難かー。つぅか自殺になんのか。
わっかんねぇ。
大学まで行かせた息子が死んじまって、
その上、保険金もでねぇなんて踏んだりけったりじゃねぇか。
日本生命さん。多目に見てやってくれよー。
うちは今びんぼーなんだ。せめて保険金プリーズ!
お慈悲を!プリーズ!
つぅか、なんで俺死ぬ?
せっかく準備して旅に来てんのに死ぬのか?
わけわかんねぇ。
いつばれんのかなぁ。俺いねぇの。
船おりる時かぁ。あー、なんか乗船券チェックするもんなぁ。
新聞とか出ちゃうのかなぁ。
すげぇなぁ。友達とかモザイクで証言しちゃうのかなぁ。
見てぇー!超見てぇ!
昔から暗い人でとか言われんのかなー。
うわっ佐山とか言いそう。暗いとか言いそう。
超うぜー。あいつ。
あぁそういや、佐山に3000円借りてた。
まぁいいか。あいつなら。
つか、根に持ちそうだなぁ。ほんとうぜー。
つか、陽子ちゃんとつきあってんのがうぜー。ほんと。くっそ。
あぁーつぅか山田!
あいつにいつか蹴りいれようと誓ったんだよな。
小学校の時のうらみは忘れねぇぜ。
あぁーこの前、酒に塩でもいれときゃよかった。
失敗したなぁ。
まぁでも山田は好きだぜ。愛してっぜ!今は。
おぉぅ。朝陽きれーじゃねぇか。
いーなぁ。やっぱ海の子だよなぁ。
母胎に帰っていくんだなぁ。人ってのは。
神さまとかでてきそうな勢いじゃん。この景色。
超きれーだ。やっべぇ。

なんかいい気分だから、このまま目をつぶろう。

父ちゃん、かぁちゃん感謝。
大好きだったぜ。こんにゃろう。
そして美紀ちゃーん。
超かわいかったぜ。好きだぜ。こんにゃろ。
うぉー。美紀ちゃんの夢みよっと。
すげーことしてやるぜ!待っていやがれ!

そのまま目をつぶって、彼はもう目をあけなかった。
波にあおられても、ひっくりかえっても目をあけなかった。

目をあけることはなかった。
 
少女も青年も夫婦も男も女も泣いていた。
自分のせいだといって泣いていた。

少女は一緒に花火に行った青年のことが好きだった。
でも、青年と付き合うことはなかった。
彼のことを考えずにはいられなかったから。
思い出さずにいられなかったから。
彼らは一生彼の死を忘れることはなかった。
なにかある度に、彼になにもできなかった自分を責めた。
海を見る度に、彼の苦しみを思って泣いた。
彼を知る者と会う度に、彼のことを思って無言になった。
彼らは死ぬまで、彼の死を心の片隅に持っていくことになった。

でも、彼はのんきに死んでった。
のんきに死んでった彼は、残された者の苦しみなど知らず
のんきに死んでったのだった。
美紀ちゃんといちゃいちゃしてる夢を見ながら、
幸せな顔して死んでったのだった。
 
矛盾点はあえて直さない方向で。
さぁてと。
一見さんは何か感想なり、罵倒なりを置いていくと
きっといいことがあるよ。朝起きたら幸せな気分になれると思うよ。
そして、私も幸せな気分になれるよ。

あと、暇な人はお話のお題を置いていくといい。
気が向いたら、書きます。書きたい気分なのです。
やばい。山崎まさよしせつない。
145師。:03/12/24 02:01
おい。ささめごと。
部屋の大掃除やったか?
今年中にやっとけよ。
2004年をさわやかに迎えるためにな。
大掃除か。してないなぁ。しないとなぁ。
来年はいい年にしたいものです。来年も。か。いや、来年は。だなぁ。
にしても、なにかお題をいただけませんでしょうか?
147夢見る名無しさん:03/12/24 17:43
キリスト教徒じゃないけど
今日の日にぴったりなやつはないんですか?
ふむむむ。
149なんとなく:03/12/26 00:36
久々の休日。
あいにくの雨。今日はどこへも行かない。
かなり強い雨だ。
僕はベランダにに行き、窓を開け、空のコップを置く。
雨水をためるために。


妻は洗濯物を不機嫌そうにたたんでいる。
僕は窓を閉め、暖かくした部屋の中から、
コップに水がたまっていくのを、煙草を吸いながら見ている。
ずっと。ずっと。

ようやくたまってきた。
僕は弱くなった雨を横目に、そのコップを部屋の中に持ち込む。
そして、ゆっくりとコップにたまった雨水を飲む。

「引っ越そうか」
僕がそう言うと、妻は怪訝そうな顔をした。
どうもありがとう。
なんだかとっても切ない感じですね。
切ないというか、なんていうか。
またいらして、また何か書いていってくださいね。
楽しみに待ってます。
151 ◆IkTEnplqDE :03/12/26 02:02
( ゚д゚)、ペッ
152なんとなく:03/12/26 02:57
チョコレートをくれるおじさんと、飴をくれるおばさんがいた。
私が小学生のときの話だ。

二人はいつも小学校の前の公園で待っていた。
右におじさん。左におばさん。
二人はいつも笑顔だった。そして、全く話をしなかった。
でも毎日、私は二人から一個ずつ貰って、家に帰っていた。

クリスマス。
その日は終業式でいつもより帰りが早かった。
私はいつものように公園に寄っていった。

二人はブランコに腰掛けていた。
なんだか二人ともとても悲しそうに、
おばさんはチョコレートを、おじさんは飴を頬張りながら。
全く会話はしていなかった。

私はなんか見手はいけないものを見たような気がして
駆け足で家に帰った。

私は誰もいない家のカギを開けると、いつものようにテレビの前に座った。
どうもありがとう。
にしも、なんだかまたも切なめですね。
中にいると見えないもの。
外にいると見えるもの。
失うと気づくもの。
持っていると捨てたくなるもの。
もどかしいもの。
いとおしいもの。
切ないもの。
記憶にないもの。
わからないもの。
わからないふりをしているもの。
信じたくないもの。
信じたいもの。
お題を。題名をくれませんかねぇ。
156Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/27 07:35
では、タイムリーに「除夜の鐘」で、お願いしま〜す♪
さぁてと。
38回目。
彼女はずっと数え続け続けていた。
39回目。
まだ、今日は今日で、今年は今年。
一緒に遊んだ記憶も、傍にいた記憶も、くっついていた記憶も
まだ、そこにある今年。まだ今年。
まだ、信じていられる今年。まだ今年。
誰がなんて言ったって、信じてなんていなかった。
信じようとしなかった。できなかった。
だって、そこにある笑顔は犬っころみたいに人懐こくて、かわいくて
そこに偽りがあるなんて想いもできなかったから。
人がなんて言ったって、信じてついていこうと思ってた。
そんな10月、出会って2か月の時。
49回目。
なんだか縁起が悪いな。
貴方の笑顔に陰りがでてきた。なにか悩んでいるようだった。
私は貴方を助けたくて、力になりたくて、守ってあげたくて
なにかを犠牲にしてでさえ、貴方のためなら惜しくなくて。
だから、何でもしようとしていた。
佐山が横から口を出す。
あんな奴やめとけと言う。
この男、私に惚れてるのか。うるさい。うざったい。
貴方のことを、あることないこと悪く言う。
嫉妬か。私を手にいれ、才能も力もある貴方に嫉妬してるんだろう。
とりあえず、佐山を着信拒否にする。
そんな11月。そして貴方は私の家に転がりこんできた。
54回目。
もう半分まできた。
貴方は何の仕事してたんだっけ。
アパレルの流通の貿易の。そんな仕事。
私には何度聞いても、実際どんな仕事しているのかよくわからなかったけど
とにかく忙しいらしくて、一緒にいても仕事の電話がひっきりなし。
私は少しそんな貴方をもどかしく感じたけど、
そしてちょっと寂しかったけど
でも貴方は私のため、私のためにがんばって働いてくれた。
ずっと一緒にいたいから。
幸せだった。
来年は二人でヨーロッパに行こうね。
ちょっと気が早いけど、一緒に住むための家を買おう。
小さな庭があって、白いお犬がいて、赤い屋根の。
定番だけど。夢みたいだけど。
そんな子供の頃に思い描いていた夢を叶えようとしてくれた。
貴方は日々やつれていく。仕事のしすぎ。
私は貴方をねぎらって、優しい言葉をかけて、温めてあげることしかできない。
でも、貴方はそれで充分だよって言う。
そんな貴方を見てると私は涙がでてきた。
佐山が家に押しかけて来る。
二人で住んでること知ってる癖に。なんて邪魔。
家にあがり込もうとする。
貴方がいないからと言って、何をするつもりなのか。
佐山は写真を見せようとする。
わけのわからない話をしようとする。
無理やりにドアの隙間に足をいれて、ドアを閉めさせないようにして。
私が警察を呼ぶと言って携帯を持ったら、やっと引きさがった。
この男。最悪だ。そんなに貴方のことが妬ましいのか。
そんな12月初め。寒さが身にしみた。
58回目。
あぁ。いつの間にか来年になっていたのか。
いや。もう今年か。あっという間の1年だった。
貴方と出会った8月。
私は自暴自棄になっていた。
仕事もつまらない。そしてずっと一人ぼっち。
周りの友達は一人二人と結婚しはじめて。
私はひたすら、そんな場所にお金を出して豪華な食事をしに行って。
そういうところは出逢いが多いっていうから
私も少し期待して、薄化粧に見える厚化粧をして
いつもより露出度も高めにしてみたり。
でも、話かけられるのは友達ばかりで。
幸せな席で、どうして私はいつも惨めな思いをしなくちゃいけないのか。
友達の幸せそうな顔でさえ、塗りつぶしてやりたくなる。
そんな、私が汚くなっていた時、貴方と出逢った。
貴方は誰の友達だったんだろう。
あまり誰とも話をしていなかった。
私は、ちょっといい男だなって思って見てたんだ。
ちょっと冷たい貴方の奥二重の目がちらりとこちらを向いたけど
私は恥ずかしくて、ずっと目を背けていた。
ずっと視線を感じる。こんなこと初めてだった。
初めてだった。どうすればいいのかわからない。
ぎこちない動きで、食べ物を取りに行く。
ローストビーフがおいしそう。
ふと見ると貴方がそこにいた。
貴方の話はおもしろくて、私は普段口べたなんだけど、でも会話が弾んで。
こんなに楽しいひと時は初めてだった。
そしてまた、会う約束をした。
夢みたいだった。
貴方は私を何処でも行きたいところに連れて行ってくれた。
夜景のきれいなレストランでも、お台場でも、ジブリの森でも、ディズニーランドでも。
貴方は軽快にエスコートしてくれた。
お姫さま気分。何もかもが初めてだった。
そんな幸せそうな私を見て、佐山は怪訝な顔をした。
あの頃からだ。佐山は人の幸せが嫌なんだ。妬ましいんだ。
なんて奴。
小学校からの幼馴染だけど、なんであんなのとずっと縁を切らなかったんだろう。
もてなくて、ずっとひとりで。
でも、それなりに面白くて、誠実で、いい奴だと思ってたのに。
誰にも相手にされない者同士、傷を舐めあっていただけかもしれない。
同じ気持ちを共有したかっただけかもしれない。 
なんて奴。
67回目。
貴方が少しずつやつれていった12月半ば。
貴方の横顔の陰りもどんどんひどくなっていった。
何故と聞いても答えない。
どんなに聞いても答えない。
私はやっぱり、貴方をねぎらって、優しい言葉をかけて、温めてあげることしかできない。
そんな自分がもどかしくて、くやしくて。
仕事のこと?私のこと?それとも他のなにか?
貴方は何も言わない。
私に心配させたくないからと力無い笑顔で微笑む。
せつない。何もできない。何もさせてくれない。
そんな貴方の気遣いが逆に痛くて。もどかしくて。
なんでもいいから知りたくて、
貴方の手帳を盗み見しようとしたけど貴方は必死で抵抗した。
私には何もできない。私には何ができる?
佐山は着信拒否。家に来てもドアを開けない。
たまに近所で待ち伏せしてきたりして。
変質的だ、こわい。
何か言おうとしてきても、腕をつかまれても必死で逃げた。
12月半ば。寒くて私は風邪をひいた。
73回目。
貴方は何も言わなかったけど、でも二人の時間は幸せだった。
いろんな夢を見た。
もう年の瀬。
クリスマスには一緒にイルミネーションを見て、一緒にケーキをつくって
一緒に仮装して、一緒に観覧車乗って、一緒に最高のワインを飲んで
一緒に踊って、一緒にホテルの最上階に泊まって夜景を見よう。
そして一緒の夢を見よう。
私はそんなに全部できるの?って聞いたけど、
貴方はできるよって言った。貴方が言うとすべてできるような気がした。
他のことも、なんでもすべてできるような気がした。
世界だって征服できるような気がしたの。
そして、大晦日には一緒に除夜の鐘を聞きながら
炬燵でみかんを食べよう。そんな些細な幸せもいいよね。
そしてずっとくっついていよう。
それだけで私たちは世界中で一番幸せだよねって笑いあって話した。
鼻声で私は笑った。心の底から。
81回目。
12月19日。貴方は帰ってくるなり、どさっと音をたてて崩れ落ちた。
青い顔。冷たい背中。
何があったのか聞いても答えてくれない。
大丈夫。きっと大丈夫だから。どうにかするからって呟き続けていた。
貴方は私に笑いかけようとしたけれど、微笑むことすらできていなかった。
わからないけど、わからないけど、力になりたいの。
貴方のためなら、すべて投げうっても構わないわ。
私のすべてを貴方にあげるから。
だから、なんでも言って。私に言って。
貴方が好きよ。貴方が私には必要なの。
貴方は泣いた。初めて見せた涙。
そして貴方は口を開いた。
私は夜の街を駆けていた。
次の日も次の日も駆け回った。
公務員なんてつまらない仕事、もう6年もやっていたけど
はじめて公務員でいて良かったと思った。
公務員は信用がある。
みんな心よく私に笑いかけた。愛想よく笑いかけてくれた。
世の中捨てたもんじゃない。
慈愛の心に満ちている。人が困っていたら助けてくれる。
そうやって世の中成り立っているんだ。
みんなに感謝しよう。そんな気持ちになれたのも貴方のおかげ。
寒い空の中駆け回ったから、私はまたちょっと風邪をぶりかえした。
そんな私を貴方は切ない笑顔でいたわってくれた。
貴方を愛してる。12月の24日。聖なる夜。
私は暖かい気持ちで貴方の待っている家に帰った。
88回目。
貴方はシャンペンを持って待っていてくれた。
そして、私の鞄の中を見て、泣いた。
私は鞄の中身を貴方に渡した。心の底からの笑顔で。
貴方も泣きながら笑ってくれた。たぶん、心の底からの笑顔で。
いつぶりだろう。貴方の混じりけのない笑顔。
私たちはシャンペンをあけた。二人でひとつの小さいショートケーキ。
あの日二人で笑いあって夢みたクリスマスは実現できなかったけど
でも幸せだよ。貴方が隣にいてくれさえすれば私は幸せだよ。
貴方も幸せだよね。
こんな時がずっと続きますように。
貴方の温かさで風邪なんてふっとんでいっちゃうよ。
91回目。
12月25日。貴方は私の隣でいつもよりうやうやしく背広を着た。
もうこれで心配ないね。
もうこれで、幸せなお正月を迎えられるね。
一緒に除夜の鐘を聴こうね。ずっと数えようね、二人でって話しながら。
貴方は朝早く出掛けていった。
今日の夕飯は野菜炒めがいいなって言って。
何時に帰ってこれそう?って聞いたら
できるだけ早く帰ってくるよ。君の顔が見たいからって言って。
そして私にキスをした。

だけど貴方はもう、帰ってこなかった。
私が今まで見たこともないような、私が貴方のために用意した、
はじめて手にしたような、大金を持ったまま。
貴方はもう戻ってこなかった。

私は咳が止まらなかった。
佐山は泣いていた。
私の話を聞いて。
佐山は私に何かを言い続けていた。
そんな話聞こうともしなかった。
佐山は写真を見せた。知らない女の人と貴方が写っていた。
吐き気がした。
佐山は泣きながら話し続けた。
調べたこと、聞いたこと、知っていること。
そしてそれを私に伝えようと必死だったということ。
ありえない。貴方の笑顔が偽りだなんて、そんなはず。
そりゃあ、傍から見たら、そう見えるかもしれない。
だけど、本当かもしれない。ううん。本当。
そういう話はテレビとかで見たことはあるけど
でも貴方の話は本当。きっと何かに巻きこまれて帰ってこれないんだ。
大丈夫だろうか。貴方がいとしい。
無事に帰ってきて。お願い帰ってきて。
貴方を信じさせて。一生一緒にいようね。ずっと。ねぇ。
だから帰ってきて。早く帰ってきて。
98回目。
一人でずっと数え続けた。
もうちょっとでおしまいよ。一緒に数えられなくなっちゃうよ。
ねぇ。約束したじゃない。一緒に数えようよ。
ねぇ。あともうちょっとだよ。ねぇ。
帰ってきて。ささやかな幸せをわかちあって。
ねぇ。
103回目。
玄関のべルが鳴る。

びくっとして、でも。あぁ。やっと。
きっと。絶対。貴方が。帰ってきた。
貴方はどんな顔をするのかしら。
久しぶりに会うから、戸惑っちゃうかもしれない、私。
うれしくて、抱きついちゃうかもしれない。
大好きよ。ずっと一緒よ。ずっとずっと一緒だよ。

でも、そこにいたのは佐山だった。
佐山は黙って私を抱きしめた。
私は抵抗しなかった。
私の中身は空っぽだったから。
空っぽのまま抱きしめられたまま、108回目。

すべての煩悩は追い払われた。
私の希望も追い払われた。
 
私は洗濯物をたたんでいた。
テレビの雑音が心地いい。
子供がまとわりつく。
たたむのの邪魔よ。でも一緒にたたみましょうね。
たたむ前よりくしゃくしゃにして、あどけなく笑う。思わず微笑む。
遠くで寝息が聞こえる。
炬燵で寝たら風邪ひくわよと言って、肩に毛布をかける。

テレビではワイドショーをやっている。
寝息をたてていたはずなのに、目を覚ます。
そして、見入っている。

表札には佐山の二文字。
テレビ画面には険しい貴方の顔。
新聞の3面記事には結婚詐欺師逮捕の見出し。

顔を見あわす佐山と佐山になった私。ともう一人の無邪気な笑顔。
借金を完済した4年後の秋の光景だった。
 
『108つの除夜の鐘』おしまい。
いやぁ、遅刻しそうですよ。困った。困った。
とういうわけで、クリスマスと除夜の鐘を混ぜたことにしよっと。

えぇっと。罵倒でも感想でも何でもどうぞ。
ひとことでもどうぞ。
180Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/27 21:12
 新作Up乙です。ささめごとさんの独自の感性で描かれる作品を、今回も楽しく読ませ
て頂きました。妙な技巧に走らずに、今後も素直な語り口で読者の方達を楽しませて下さ
い。何か、とんでも無い時間にお題を書いてしまった様で恐縮です。遅刻しませんでした
か?(笑)
 こちらは、あの後、さっさっと出勤してしまった訳で……非常に気が引けます。今後も
創作、是非頑張って下さい。楽しみにしています。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1069555800/l50
 ここは創作文芸板でも比較的静かな場所ですので、今度、機会があればUpされたら如
何ですか。私も名無しで、「雲」「慈しみ」と、二つばかり載せています。他にもコテで
載せているスレもありますが内緒ですw
 良き相棒のカチューシャさんは現在、充電中ですが、とても優しい文章を書く方です。
また折を見て御邪魔します。ありがとうございました。 
読んでくださってありがとう。
なんだか朝暇だったので、思わず何も考えずに書いてしまったのですが。
いえいえ。また読みにきてくださいね。
そして、なにか一言でも置いてってくださるだけで幸せです。
あとお題もまた置いていってください。
今日はへとへとなので、また今度楽しみに読ませていただきますね。
技巧に走らない・・・・・というか走り方すらわからないだけなんですけどね。
まぁ、物書きじゃないので、このまま行きます。
また、いらしてください。
あ、遅刻はしませんでしたよ。危なかったけど。
183Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/28 01:15
 了解で〜す♪

 もやすみなさ〜い♪

 お〜〜〜〜〜〜〜つ!!!
184なんとなく:03/12/28 06:13
どーん。3時間の情熱が素晴らしい。

で、お題「はじまりのおわり。おわりのはじまり。」

お疲れ様です。
185 ◆././.X.d.. :03/12/28 09:14
読んでくださってありがとう。
3時間というか、2時間ですね。途中おふろでぼーっとしてましたから。
お題ありがとう。
(また名前間違ったよ。
187夢見る名無しさん:03/12/31 02:36
保守
188夢見る名無しさん:03/12/31 15:48
2003回目のプロポーズ上げ
上がってませんけど。プロポーズ取り下げ。

はじまりのおわりを考えているのです。
今年ももう終わりです。来年ももうはじまりです。
190Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/31 20:44

             ,、‐-‐ァ      _,,、--;-ァ
        ,;へ、,j´ ン _/ _,、-‐'" ̄   _ノ"
      _/ヾ〃-ト;-'" ̄        _,∠,、_
      `'ー-ァ,,ソ|i,!       `'='"ヾ、   ̄',> 来年も 宜しく……♪
       /   ! !i,            ヾー-‐'"
       /    | ヾヽ          _ i  良い年をお迎え下さい……☆
      /     }〃`ヽ      ,、‐'" ̄ `!i
    /       i_,, _/ヽ,   r'      (ソi
     !      ト" ̄ 、ヽ   ヽ、   /ノ
    i       ヾr` ヾ' >、  `'ー'" <
     !        \ >`"ヽ、_   ,、‐;>
   /ヽ         ヾ、 _,r=イ`'ー'"゛
  ` ̄~ヽ、            ̄   |,_Q_ノ
       `''‐、,_  y、   ン    /
            ̄"-`ー-‐-―'"
ええっと。あんまりAAは好きじゃないのですが・・・・・すいません。
ええっと。Pちゃん。いいお年を。
192夢見る名無しさん:03/12/31 22:26
あら、あがってなかったか。

今日一日で終わりの始まりの終わりの始まりの場所を作りました。
193夢見る名無しさん
ということで、いい初日の出が見れますように!age