削除海王〜黎明編〜

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351 ◆POSEIDONgg
今日は削除人の仕事(便宜的にこの単語を使います)について書きます。

削除人の仕事(義務ではないですが)は以下のような流れになります。
1.削除依頼を認知する(巡回中などに削除対象と疑われるものを認知するなども含む)→認知段階
2.それが削除対象であるかどうかの判断をする→削除対象の判断段階
3.削除対象だとして削除するかどうかの判断をする→実際の削除の判断段階
4.削除すると結論付ければ削除作業をする→手段の実行段階
5.結果を報告する→報告段階

これらの中で、削除人の仕事の本質は2.及び3.です。
4.は単なる実行手段であり、5.は単なる報告です。
つまり、2.3.が主であり、4.5.は従であるということです。

削除人の仕事が「削除するかどうかの判断をすること」ではなくて「削除すること」だと仮定すると、
削除しない人=仕事をしていない人、という等式が成り立ってしまいます。また、
削除しまくる人=仕事しまくる人、という等式も成り立ってしまいます。
つまり、削除積極派の人が仕事を良くする人であり、削除消極派の人は仕事をしない人、となってしまいます。
これは正しい捉え方なのでしょうか?私は正しくないと思い、その原因は仮定にあると思います。

「削除するという行為」(削除スクリプトを起動し操作すること)は、どれを削除するかという判断をしたあとですから、
単なる作業であり、削除ガイドラインを知らない人でもできることです。

削除対象がない=削除人としての仕事がない、というご意見もありますが、
これは「削除するという行為」を仕事として捉えていることであり、上記の論理により
おかしいと思います。削除依頼がない=削除人としての仕事がない、なら分かりますが。

報告ですが、これは削除したという報告をするためではなく、削除判断の結果を報告することがその本質です。

「削除人は削除対象を消すのみ」との引用ですが、削除対象=消す、ではないことを知らない削除人はいないと
思います。削除対象=消してもよい、であるにも関わらず、誤解を生む発言ですね。