あぼーん
∧_∧____オワッタナ・・・
/(・ー・) ./\
/| ̄∪∪ ̄|\/
|___終__|/
,,,,∪∪,,, ,,
sage
supervisor
香川潤
18歳未満閲読禁止
官能作家・香川潤の公式メールブック。
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香川潤主催「ピンキッシュ・カフェ官能コンテスト」小説部門
栄えある卒業生の谷藤麻瑚、日山笙子をはじめ、
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「オナニーしてごらん」
そう命令され、私は目をつぶり少し脚を開く。右手を下半身へと移動させ、掌が茂みの上に到着すると、中指はささやかに開かれた亀裂へ。
ふと思うのだけれど、どうしてヴァギナを愛撫する時って中指なの? だって、人差し指の方が器用に動きそうなのに(笑)
指が的確にクリトリスと捕らえると、声とも息ともつかない吐息が漏れる。隣に居る彼からは、期待という雰囲気を感じる。
中指はゆっくり小さな円を描く。触れる柔らかな突起が硬さを増し、指の動きを変える。亀裂の一番上から一番下の潤みに向かって
大きく上下に。すると、柔らかな襞の部分で、とてつもないヌカルミに指がはまる。やだ、もうこんなに濡れてる。思わず腰が浮き、声が漏れてしまう。
「あ……うんっ」
指にからませた潤みを、そのままクリトリスへと導く。滑らかに滑る指に喘ぎ声も高くなちゃう。
彼が私の脚を掴んで更に広げようとする。
「ダメッ……そんなこと」
「もっと脚を広げて、ちゃんと見せてごらん」
脚の間に、彼がすっぽりはまり込む。恥ずかしくて指の動きを止めると、叱られる。
「そこが気持ちいいんだ。そうやっていつも触ってるんだね」
時折潤みをまぶしながら、円を描くように、そして上下に優しく引っかくように、クリトリスへの愛撫を繰り返す。潤みを掬い取る時に、
入り口へ徐々に深く指を沈めるという動作も忘れず。
左手で、クリトリスを同じタイミングで乳首を擦り上げると、どこから発せられている快感なのか分からない位に気持ちよい。
「もうヌルヌルだよ」
彼がそう言いながら何かを取りに行った。
戻ってきた彼の手には、黒いバイブが。
「あ……」
「ご挨拶は?」
「お久しぶりです(笑)」
「今度はこれでオナニーしてごらん」
「えっ、自分で?」
彼は再び私の股間にもぐり込む。濡れている私のヴァギナに、バイブが埋まる。
「はい、持って」
私の右手をとりバイブを握らせた。でもコントローラーは彼が握ってる。
「そろそろバイブも動かしてあげようか」
敏感な位置を中心にバイブを動かし自ら快感を貪っていると、彼がクリ舌の強さを変ながら、もうひとつのスイッチを入れる。
体内でゆっくりとした律動が始まる。
「コッチにお尻を向けて、オレのも舐めてごらん」
頭の位置を回転させ横たわる。
「違う。バイブを入れたまま体の上にまたがって」
「えっ、そんな格好、イヤっ!」
「ダメ。やりなさい」
彼は私の体を引き上げようとしている。しぶしぶ彼の大きな体ににまたがると、イヤでも私の脚は大きく開いてしまうのだ。
恥ずかしい格好のまま、おチンチンを舐めた。
彼はバイブを握り、深浅、右左回転と変化させながら動かす。もうフェラチオどころじゃないんですけれど。
「もうダメ」
「イッちゃいそう?」
「うん……イッてもいい?」
「いいよ。クリちゃんでイキそうなの?」
「そう……あんっ」
彼がもっと激しくバイブを動かし出す。私はおチンチンから口を離し、股間に頭を押し付け、高く上げた腰を淫らに振りながら……。
ガックリと体を落とすと、彼が
「イッた? 気持ちよかった?」
今の自分の痴態を思うと恥ずかしくって声すら出したくなかったけれど、頑張って「うん……」ってお返事した。
今夜はクリスマスデート。あたしは一日中下着をつけないまま過ごして、
デートにのぞむ。だってダーリンに会うのはひさしぶりなんだもの。
あたしがどれほど期待しているのかをすぐにでも確かめてもらえるようにしておかなくちゃ(爆)。
日中の仕事はいつも通りこなすけど、脚の間は少し涼しく(寒いぐらいかも(笑))、
カラダを動かすたびに服が乳首をなでて先をとがらせてしまう。
もちろん会社の誰も知らない、あたしが下着をつけていないことなんて。
これはあたしだけの秘密のドキドキ。バレることはまずないんだけど内緒にしてることがまたあたしを興奮させるのよね(笑)。
そして、食事の席でダーリンに告白。でも返ってきた答えは意外にも
「そんなことじゃないかと思ったよ(笑)」
さすがはダーリン。あたしのことをよくわかっていらっしゃる(笑)。
隣に座ったダーリンはロングスカートの膝上からはいってるスリットの奥へと手を伸ばし、あたしがちゃんと(?)下着をつけていないことを確認した。
「悪い子だな。いつからこんなトロトロにしてるの?」
「んと、もう二週間ぐらい(爆)。この間騎乗位バイブでソロ活動して鎮めたからちょっと落ち着いてるはずなんだけど……ダメ?」
「落ち着くどころか期待に沸騰してるよ(笑)」
食事の合間には胸元に手を滑らせてきてずっととがったままの乳首をコロコロといじめてくれる。
今、あたしの顔がほんのり赤くなってるのはきっとワインだけのせいじゃないだろう。
「あぁん、もうあとにしてよ!」
そんなあたしの抗議は弱々しく、どっちかっていうと「もっとして」って言ってるようにダーリンには聞こえたかもしれない。
そして、デザートのアイスクリームは無意識のうちにいつもよりエロチックになめていたようで、
ダーリンにまた「いやらしいな」と言われてしまった。
帰りのクルマの中では、ダーリンの愛撫がエスカレート。ダーリンもあたしにさわりたくてたまらないのね。
やさしく器用な指があたしのぬかるみでくちゅくちゅと音を立てながらこねるように動く。
「あふ、ん、ダメ、よ。まだ、イキたく、ない……。や、めて」
「あとでもっと気持ちよくしてあげるから。今はクリでイッていいよ。こういうふうにしてほしかったんじゃないのか?」
「あぅっ!」
ダーリンの愛撫はあっけないほど簡単にあたしを頂上へ押し上げ、長く欲求不満気味になっていたカラダに火をつけてしまった。
あたしは部屋へたどりつくなりコートを脱ぎ捨て、ロングスカートを腰のあたりまでめくりあげ、ダイニングテーブルに手をついた。
「して! 今すぐ、ここで!」
熟れた桃の蜜は脚を伝うほどにこぼれ落ち、その蜜壺の口をふさいでくれるものを求めていた。
ダーリンがそこへ硬い杭を打ち込む。深く二度、三度、そのたびに蜜がまたあふれて、その杭にもたっぷりとからまっていく。
あたしは何度も「イク、イク!」と歓喜の声をあげ、クリスマスの夜を祝った。
■KAGAWA INFO!*『香川潤ロマン文庫』 2003年1月6日創刊!
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実はね、今日のお話はあたしのクリスマスがこんなふうになればいいなぁという妄想がけっこう入ってます(笑)。
だってあたしのクリスマスはこれからなんだもーん♪ 実際にはどんなストーリーをダーリンと作れるのか楽しみです。
みんなも素敵なクリスマスを過ごしてね。
あ、そうだ。今夜きてくれるはずのサンタさんにお願いをしておかなくちゃ。(七夕じゃないけど(^^;)
プレゼントはいりません。ただダーリンがあたしを好きでいてくれますように。
それから、ダーリンの口から家庭の話題が少しでも減りますように(祈)。
それではみなさま、年明けにお目にかかります。
Wishing you a very merry Christmas and a happy new year★
(カコ)
2002.12.24
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■PCafe Tuesday edition:Kako's Dolce Vita
「カコ、今日はえっちがしたくてたまらなかったんだろ」
あたしを組み敷いてキスをしながら彼が言った。
「ほえ? どういうこと?」
「顔を見てすぐにわかったよ。すごーいフェロモン出てんの」
「ウソぉ(^^; そ、そんなことないってば」←必死の弁解
「口じゃそういっててもカラダは正直だと思うよ(ニヤリ)」
事実、あたしは長い禁欲生活でかなりの欲求不満になっていたんだけどそれが顔に出てるだなんて……。
「な、なんでそんなのがわかるのよぉ。だって年末からずっとしてないんだもん。ガマンできるわけないでしょー」←開き直り
あたしは彼の指摘を素直に認めるしかなかった。
「今日は時間もあるし、いっぱいしてあげようね」
彼がセーターをめくりあげてあたしの乳首を舌先でなぶったのをきっかけにあたしの中にたまっていたムズムズした気持ちがあふれだしてしまった。
「ねぇ、もっとなめて。やさしく、よ」
めちゃくちゃになってしまいたいと思ってるわりには、あたしが求めているのはやさしい愛撫。じっくりたっぷり愛されたいの……。
そのうちカラダの芯がボワッと熱くなって脚の間がうずいてきたと思ったら、自分の意志とは関係なく腰がくねくねと動いて彼を誘っている。
あーん、なんていやらしいの、あたしー(笑)。
気がついたら上半身は裸で、スカートは残したままショーツだけ取り去られていて、脚の間では彼がとけだした蜜をなめている。
待ち望んでいた甘い刺激にあたしは背中がぞくぞくした。そして彼の頭を押しつけてさらなる愛撫をねだった。
彼は舌でクリトリスのまわりに円を描いたりすくいあげるようになめる。それと同時にゆっくりと指を差し入れて、
あたしが崩壊していくポイントを的確にせめてくる。
軽く達してしまったあたしを抱きかかえて四つんばいにさせて、彼が後ろから貫く。
「ひっ……!」
おちんちんで串刺しにされるのってこんなにスゴイことだったっけ。過呼吸気味になって頭がくらくらし始める。
でもそんなふうに頭の中で白い火花を散らしながらもカラダは快感を追い求めている。
「まだまだこれからだよ」
今度は騎乗位でカラダをつなぐ。もう動けないはずなのに、彼に操られあたしは上手に乗りこなしてしまう。
「こうやって見るカコの顔が好きなんだ。揺れるおっぱいを眺めることもできるし、いたずらすることもできるしね」
そのあと、果てても果てても彼はあたしを責め立てた。あたしのカラダはもう溶けてなくなってしまいそうなのに。
だけどそれはあたしが「もっともっと」と誘っているからなんだって。
そんなふうにしてるつもりはないのに誘惑フェロモンはいっこうにおさまっていないみたい。
そういえばこんなにいっぱいイッてもあたしの気持ちよさは尽きないわ。
それはあたしが見ていた夢だったからなのかな……。
そうなの、帰省から戻ってきた夜にこんな夢を見ちゃったのよぉ(爆)。←ホントに欲求不満
目が覚めたら気持ちよさの名残があって、脚の間も洪水になってたからついでにそのままソロ活動しちゃいましたー(爆)。
今年もあたしはえっちをとことん楽しむようになっているみたいです(*^▽^*)
お待たせしました、騎乗位バイブの使用報告でゴザイマス。
店長さまのお話によると、あたしがここで騎乗位バイブを紹介してから、その販売数がずいぶんと伸びたようです(笑)。
みんなこういうのがほしかったのね。うふふ。
あたしはね、このお道具をいちばん最初に使うのはダーリンと♪って決めてたの。
そして、先日のデートのとき、ついにそれが実現したのでした。
中を開けてみると、あたしが切に願っていた、台座つきのおちんちんがそこにそびえたっていました。きゃあー!(感激)
握ってみると太さも長さもちょうどいい感じ。これはかなりいけるカモ(何がやねん(笑))。
でも、カリがもうちょっとおっきいほうがよくない?
そのことを店長さまに報告したら「佳子さんのダーリンは、そんなにご立派なモノをお持ちなんですか?!」と言われました。
ええ、立派ですとも(強調)。あたしのカラダにこんなに合うおちんちんはないんです。
カリがね、大きく張ってるの、このくびれの部分があたしの中にクッとひっかかってたまらないのよー。
と思わず興奮して余計なことまで語るあたしを店長さまは半ばあきれ気味にいなし
「この騎乗位バイブのおちんちんは標準的な大きさなんですよ」と教えてくれました。
でもねぇ、これが標準っていうんだったら、あたしが今まで抱かれた男たちはほぼ標準以下よ(爆)。
みんなそんなに立派なモノをお持ちなんですか?
さて、いよいよ騎乗位オナニーSHOWの始まりです。床に騎乗位バイブを設置し、コンドームをかぶせて……。
「ねぇ、いきなりひとりでしないといけないの?(^^; っていうか、ダーリンのおちんちんが先じゃないの?」
「あはは、何言ってるんだよ。先にお道具でして、そのあとに俺とするから俺のよさがよくわかるんだろ。
入れたくなるまではちゃんと俺がかわいがってあげるから。ほら、こっちにおいで」
でも、やっぱりちょっと恥ずかしい。ダーリンの愛撫に気持ちよくなったあとは、ひとりでお道具に乗らないといけないなんて。
あたしは快感と緊張で頭が混乱してきた。
「さぁ、そろそろ見せてくれるかな?」
ハイ、ダーリンの言うことには逆らえません(ちょっとM女)。あたしは、バイブにローションをつけ、
いつもダーリンのおちんちんにしてあげるようにこすりたててからそこにまたがった。
「入れていい?」
「ああ、よく見えるようにしてごらん」
あたしは、膝を開きながら腰をゆっくりと落としていく……。
「?!」
ここでひとつの発見!
ダーリンの上に乗るときはダーリンのカラダの厚みがあって、その上におちんちんがある。
しかーし、騎乗位バイブは床から生えている(笑)。つまり、カラダの厚みの分だけ低い位置にある。
ということは、いつもよりも脚を開いて腰を沈めないといけないのだ。
(つづく)
「あん、冷たいっ。……あいたっ。あれ? なんかへん。大きさはいいはずなのに、カラダに合わない……ような気がする。
う、うぅ……でも、入った、みたい」
「どんな感じ?」
「これ、すごいカモ。ホントにダーリンとつながってるみたい。気持ちいいわ」
「じゃあ、動いてみて。下は押さえててあげるから。そうじゃないと浮いてしまうもんな(笑)」
あたしは、ダーリンが見ている前で少しずつ、そして徐々に激しくいやらしく腰をゆすり、バイブが生み出す快感をむさぼった。
目の前にいるダーリンとキスをすれば、あたしが今つながっているのはダーリンのおちんちんなんじゃないかと錯覚しそうになるぐらい
実物に近い印象をあたしに与えた。
グチュ、グチュとバイブを飲み込むたびに音がする。それをダーリンがじっと見てる。
「あぅっ……」
「ほら、それでイッて見せるんだよ。見られるの、好きだろ?」
「いやよ、ダーリンとじゃなきゃ」
「そんなふうに言ってるわりには気持ちよさそうな顔してるじゃないか」
「ん、だって、あぁ……大きいの、感じちゃうんだもん。……あーん、やっぱりダメぇ。ダーリンごめんなさい、佳子イッてもいい?」
「いいよ。お道具でイッちゃいな」
ダーリンのその言葉を聞くのと同時にあたしはカラダを硬直させ、前に突っ伏してしまった。
「気持ちよかったの? いやらしい子だな(笑)」
あたしのカラダを受け止めたダーリンがやさしくなでながら声をかけてくれた。
「う、うん。ダーリンがいないときに代打をお願いするのにはいいかもしれなーい。でも、ホンモノのほうがイイ! ねぇ、ダーリンのでして♪」
「今イッたところじゃないか(笑)」
「やっぱりダーリンのおちんちんのほうが好き〜♪」
そのあとダーリンとつながって生身のよさを実感したのは言うまでもありません(爆)。
でも、ひとり寝がさみしい夜に相手してもらうのには騎乗位バイブはなかなかいいカモしれない。
うふふっ。ひとり騎乗位を見せてあげてパートナーを興奮させるという手段にも使えそうよ。
ただ、問題があるとすれば、まずは高さ(爆)。あとね、何がどうなってたのかわかんないんだけど、
終わったあと、あそこが切れてしまったような痛みがありました。おちんちんが真上を向いてるのがいけないのかしら?(笑)
次週は騎乗位バイブ第2回目のお試しレポートです。お楽しみに。
騎乗位バイブ試乗会2回目。って2回目ならもう試乗会って言わないかもしれないけど(笑)。今回は騎乗位バイブ改良計画です。
前回までのレポートでお話ししたように騎乗位バイブはそのままだと高さが合わなくて、
そのせいなのかダーリンとカラダをつなぐようにしっくりとはこないのよね。
1回目の試乗のあとダーリンにそう話したら「じゃあ使えるように改良しようよ!」と言い出して、次のデートのときにお買い物に連れ出されたのでした。
そして仕入れてきたのは、適当な高さのある枕と幅広ゴム。まず、枕を縦長において、載せる面の下のほうに騎乗位バイブを設置して、
台座に幅広ゴムをぐるっと巻きつけて固定。このときおちんちんは上向きで、スペースのあるほうを向いてるのよ♪
このスペース部分に手をつけば、バイブが浮くこともないのですぅ。
枕とバイブがしっかり固定されてることを確認したダーリンは満足そうに眺めていたけど、
何か思いついたらしくカッターを持ってくるようにあたしに声をかけてきた。
この間試乗したときに、どこだかわかんないけど変にこすれて痛いところがあったからその原因と思われる部分を削ってやろうということみたい。
バイブをこの形に作る時についたものなのか、ちょうど鈴口の先にしずくみたいな小さな粒があって、それが痛かったのかな?と思って
そこをちゃんとした鈴口の形に整える(笑)。(まさに整形手術だわ)
「俺のと同じようにしておけばいいな。だけど、裏スジって普通はこんなふうじゃないよなー。
これが痛いんじゃないのか? まぁ、いいか。とりあえずこれで乗ってみな」
えっと、あの、簡単に言わないでください(汗)。前戯ナシじゃつらいわよぉ。
「でもなぁ、あとで俺とつながるほうがいいって言っても、お道具が先に佳子の中に道をつけるのはイヤだな。
最初の分け入ってく瞬間が気持ちいいんだからな」
「うふん♪ じゃあ、最初はダーリンが佳子の中に押し入って、そのあとバイブにバトンタッチして、
もう一度ダーリンのでしてもらってフィニッシュ★にしようよ」
「そうだな。途中交代で体力も温存できるしな(笑)」
うふ、あたしの相手をするのにはかなりの体力が必要だもんね。
(つづく)
というわけで、いつものようにダーリンに抱かれて気持ちよくなってから、改良した騎乗位バイブに乗ることに。
「あぁ、今ダーリンにしてもらったばかりなのに、またこんな硬いのをいれちゃうのね……」
そんな恥じらいは一瞬にして消えるのだけど(笑)。あたしはダーリンが差し出す枕にまたがり、
その上にそそり立つ騎乗位バイブをカラダに埋めていく。
「高さはもうバッチリだな」
「うん、痛いところもなくなったよ」
やはり痛みの原因は鈴口のしずくだったのかなぁ(笑)。ホントのところはわかんないけど、高さが合わないとうまくいかないのは事実のようで。
位置を変えるだけでこんなによくなるものなのね。枕の前のほうを押さえればバイブも床から浮かないし、いいじゃないの〜♪
もぉ、ガンガン腰振っちゃうわよ。
「なんて気持ちよさそうな顔してるんだ」
「あぁっ、イイわ〜。気持ちいいの! ねぇ、ダーリンの食べさせてー」
騎乗位バイブとつながったまま、あたしはダーリンのおちんちんをパクッとくわえた。
これって疑似3Pじゃないの?! 下のお口も上のお口もおちんちんが入ってるのよ!
その興奮具合からあたしの中にはそういう願望があったんだということがはっきりとわかった。
でも、あたしの頭の中では前も後ろもダーリンのおちんちんなのよね(笑)。
「あん、イ……ク……!」
「今度は後ろからしてあげるよ。四つんばいになって」
よだれだらけになってだらしなく口を広げたヴァギナをダーリンに向けて、あたしはもっとしてとせがむ。
そこにダーリンが枕ごと持ち上げた騎乗位バイブをあたしに突き刺す。
「どうだ。気持ちいいか? 俺としてるときよりよさそうじゃないか」
「ううん、違うよ。バイブがダーリンだと思うから気持ちいいの。ダーリンとつながってるみたいなの! あぁ、またイッちゃうよぉ」
このあとダーリンとまたつながったんだけど、ホントにあたしはずっとずっとダーリンのおちんちんで攻めたてられてるような気分だった。
そしてそれはあたしにとって非常に理想的な状態(笑)。騎乗位バイブはひとりでするよりふたりでのときに使うほうがいいかもー。
でも、くらくらした頭であたしが次に考えたのはこれを壁に設置してひとり後背位ができるようにはならないものかしらということだった(爆)。
■第12回ピンキッシュ・カフェ官能コンテスト募集
女性による女性のための愛の小説、あなたも書いてみませんか? 締め切りは11月18日です。たくさんのご応募お待ちしております♪
【応募方法】
原稿の冒頭部分に「作品タイトル」「氏名」「筆名」「メールアドレス」「住所」「年齢」「職業」を明記し、
「
[email protected] 」宛にメールすること(個人情報を悪用したり、外部に漏らすようなことは決してありません)
■Postscript
「理想のバイブ」への回答、続々といただいております。みんなどうもありがと♪
「組み立て式なら普段はソレとわからないので実家でも安心だわ」とか「ピストン運動してくれるといいカモ」なんてみんなの想像力に圧倒されてます(笑)。
さて、どんなバイブができあがってくるんでしょうか。楽しみです。試作品ができたらあたしも使わせてもらおうかな(笑)。
ご意見は今週いっぱいまで受け付けています。宛先はこちら→
[email protected] プレゼントに当選した人にはあたしから直接メールしますね★
(カコ)
2002.10.29
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■「甘い罠」いはら倫子 No.1
「今日の午後1時、専務室に来るように」
その一言から、全てが始まった。
あたしは商社で経理をしている、普通のOLだった。入社3年目、21歳。
あまり派手なことは好きではないし、強度の近眼なので眼鏡をかけ、お化粧も控えめで目立たない存在だ。
お花見の話で社内がざわつき始めたある日、専務の御崎徹也に自室に来るよう呼ばれた。
徹也は社長の御曹司で34歳。モデル並みの容姿で、しかも仕事ができる。女性社員たちの憧れの的だ。
しかし所詮は別世界にいる人。あたしは大して興味を持っていなかった。
(何の用だろう……)
あたしは専務室のドアをノックした。
「経理課の伊原です」
「入りなさい」
「失礼します」
初めて入る専務室は思ったより広かった。ソファが真ん中にあり、その奥に徹也が座る専務のデスクがある。
あたしは部屋に入ったもののどうしていいか分からず、ドアのところでまごまごしていると、徹也が立ち上がって近づいてきた。
「そこに座りなさい」
「はい、失礼します」
お尻がすっぽりと包まれるほど、ふかふかのソファだった。こんなソファに座ったことはない。
緊張と居心地の悪さに、座りごこちが良いのか悪いのか分からなかった。
徹也はあたしの向かいに座ると、あたしの顔をその大きな目でじっと見つめた。吸い込まれそうで、ますますやだ。
(早く帰りたいよぉ)
あたしは徹也の顔を見ることができず、ひざの上に置いた自分の手をじっと見つめた。
「眼鏡を取ってみなさい」
沈黙を破って徹也が、妙なことを言い出した。
「えっ、眼鏡、ですか」
「そうだよ、眼鏡を取ってごらん」
あたしは言われるまま、震える手で眼鏡を外した。
「かわいい顔をしてるね」
「あ、ありがとうございますぅ」
「これからは、眼鏡は外した方がいいな」
「えっ、は、はい……」
(なんでこの人にそんなことを言われなくちゃいけないんだろう)
ますますあたしは、部屋を出て行きたくなった。
「来週から君に、僕の秘書として働いてもらうことになった。つまり、人事異動だ」
「えっ、あたしが秘書、ですか?」
「そうだよ。僕が指名したんだけどね」
そう言って徹也は、にこっと笑った。並びの良い白い歯が、少し見えた。
「どうして、あたし、なんですか?」
他に秘書として似合いそうな女性社員は、たくさんいる。あたしはどう考えても秘書というイメージから遠過ぎる。
「君の真面目な勤務態度を高く評価してのことだよ」
「はぁ、そうですかぁ……」
「いや、それもあるんだけど、ほんとは君のことを気に入ってね。僕のそばにいて欲しいんだ」
(え? あたしのことを?)
あたしがどぎまぎしていると、徹也はあたしの隣に座ってきた。あたしは思わず、体をよじって座り直した。
「君が入社した頃から見ていたんだよ。かわいい人が入ってきたなと思ってね」
「あ、あたし、そんなかわいくないですぅ。地味ですし……」
「かわいいじゃないか。君は僕好みの女性だよ」
「そ、そんなぁ……」
「じゃあ、月曜の朝からここへ来てくれ。いいね」
「は、はい、分かりました。失礼します」
あたしは逃げるように専務室をあとにした。
(はぁ……どうしよう。あたしに秘書なんて務まるのかなぁ……)
経理課に戻る途中も、自分の席に戻ってからも、不安でいっぱいだった。
「どうしたの? 顔色悪いけど。専務、何の用だったの?」
隣席の小西明美が、好奇心いっぱいの目であたしの顔をのぞき込んできた。
「異動の内示があって……来週から専務秘書だって」
「うっそー! いいなぁ。専務秘書なんて大抜擢じゃない!」
「あたし、秘書なんて向いてないよぉ」
「すごいチャンスじゃん。いいなぁ、専務の顔を毎日見られるっていうだけでうらやましいよー」
「あたしは、そんな専務に興味ないし、それより秘書として務まるかどうか……」
「そんなの気にしなくていいじゃん。いいなぁ」
■「甘い罠」いはら倫子 No.2
その日から月曜の朝を迎えるまで、あたしはどう過ごしたか分からないくらい不安に包まれて生活した。
ただ日曜には、少し明るめの色のスーツとコンタクトレンズを買いに行ったことだけ覚えている。
そして月曜の朝、専務室のドアの前に立った。
(はぁ……逃げ出したいよぉ……このまま帰っちゃいたいよぉ……)
「伊原です」
不安を振り払うように、大き目の声を出してみた。
「入りなさい」
「失礼します」
部屋に入ると、先週来た時と同じように徹也は自席に座っていた。
「今日から僕の秘書として、働いてもらう。僕の仕事は激務だから、しっかりサポートしてくれ。よろしく頼むよ」
「はい。よろしくお願いします」
それから秘書としての仕事が始まった。朝のスケジュール確認に始まり、来客の応対、出先への付き添い、
資料集めやコピー取りなどの雑用もあった。
御曹司とはいえ仕事ができる徹也は、新規顧客の開拓に東奔西走の毎日だった。とにかく忙しく働いている間に、あたしの不安は抜けていった。
秘書になってから1ヶ月が過ぎて少し仕事に慣れた頃、遠方の取引先に行く為に宿泊出張をすることになった。
今まで遠方に行く時は徹也独りで出張していたが、徹也は今回はあたしにもついて来るように言った。
1日目の仕事が終わり、徹也に食事に誘われた。あたしが入ったことのないような、高級レストランだった。
「どう? 仕事には慣れたかな」
「あ、はい。少しですけれど」
「いやぁ君は見込んだ通り、仕事をきちんとこなしてくれる。今まで何人か秘書がいたが、その中でも飛びきり優秀だよ」
「そんなぁ……ありがとうございますぅ」
ワインのせいだけでなく、きっとあたしの顔は赤くなっているだろう。
おいしい食事とワインを堪能し、少しくらくらしながら店を出て歩き出した時、徹也がこんなことを言い出した。
「前に、君は僕好みの女性だって言ったよね。覚えてる?」
「はい」
「この1ヶ月余り、毎日君といてやっぱり僕は君が好きだってことが分かったんだ」
「えっ! 好きって……」
「少し気が早いかもしれないけど、結婚を前提に僕と付き合って欲しいんだ」
「ご、ご冗談でしょう?」
「冗談なんかでこんなこと言えないよ。ほんとに僕は君のことが好きなんだ」
徹也はあたしの腰を抱くように手を廻してきた。
「専務……」
「僕のこと、嫌い?」
「いえ、そんなことはないですけれど……」
「じゃあ、いいじゃないか」
いきなり徹也はビルとビルの間の隙間にあたしを引っ張り込み、抱きしめて唇を押しつけてきた。
アルコールが混じった香水の香りが鼻をくすぐる。
(あたしのファーストキスなのに……)
そうだった。あたしは常に地味で目立たない路線を走ってきたので、学生の頃も言い寄ってくる男はおらず、
あたしからアプローチするなんて思いもよらず、まだ男性経験がなかったのだ。
「君が好きなんだ、倫子。愛してる」
「専務……」
「徹也って呼んでいいよ。僕の恋人になってくれるなら」
あたしは、完全に徹也の勢いに呑まれていた。魔法がかかったように、ただ頭を縦に振るしかなかった。
「徹也さん……」
「うれしいよ、倫子。今から君の部屋に行ってもいいかい」
「あ、はい……」
宿泊しているホテルへタクシーで向かう途中も徹也はあたしの手を握って離さなかった。
(どうしよう。下着、きれいの着けてきたかなぁ。部屋は散らかってなかったっけ)
あたしはパニックになりながらも、頭の中でぐるぐる考えていた。
■「甘い罠」いはら倫子 No.3
あたしの部屋に入ると、徹也は待ち切れなかったようにあたしをベッドの上に押し倒した。
服を脱がせるのももどかしいように剥ぎ取り、唇を重ねながらあたしのおっぱいをつかむ。
「あっそんな……」
「倫子のおっぱい、思ってたよりかわいいね」
「はぁんっ、小さいでしょう?」
「そんなことないよ。ちょうどいいくらいだ。形もいいしね。大きければいいというもんじゃないんだ。僕はあんまり大きいおっぱいは好きじゃないよ」
あたしが何か言おうと口を開いた瞬間、体を電撃が走った。
「あっ痛いですぅ!」
徹也があたしの左の乳首を甘噛みしたのだ。初めての感覚に、びっくりしてしまった。
「ごめん、ちょっと強かったかな」
それからは噛むのをやめて徹也は、乳首に舌先を押しつけるように舐め回した。初めは乱暴だったが、
徐々に丁寧に乳首を吸ったり舐めたり、おっぱいを堪能していった。
あたしも最初は初体験に恐怖とパニックでいっぱいいっぱいになっていたが、だんだん甘い感覚を覚え始め、徹也の愛撫に引き込まれていった。
「あんっはぁんっ、そんなに吸われたらちぎれちゃいますよぉ」
「だって倫子のおっぱい、おいしいんだよ。倫子はえっちなカラダをしているね」
「そんな、ことっ、ないですよぉ」
「そうかい? じゃあここはどうなってるんだろうね」
そう言うと徹也は乳首から唇を離して体を起こし、あたしの秘密の場所へ手を延ばしてきた。ショーツの上から花びらを軽くなでる。
「あんっ、いやっ」
「これ何? パンティもこんなに濡らしてるなんて」
「いやぁ、そんなとこ、触らないで!」
「何言ってるんだ。パンティ汚しちゃダメだろ? 脱がないと」
徹也はあたしのショーツに手をかけると、あたしが抵抗する間も与えず一気に脱がせてしまった。
そしてあたしの足首をつかんで脚を持ち上げ、大きく股を開かせた。
(あぁ、こんな恥かしい格好を男にさせられるなんて)
あたしは泣きそうになった。徹也はあたしの秘所に顔をうずめ、あふれる愛液を音を立ててすすった。
「こんなにあふれてるなんて、なんていけない子なんだ? 倫子は」
「いやっ! 徹也さんが悪いの……」
「君がおいしい体をしてるからだよ。きれいにしなくちゃいけないな」
そう言うと、あたしの愛唇に舌を当て、強弱をつけながら舐めていった。
「あぁんっ、いやぁっ、徹也さん、そんなとこぉ……」
「倫子、好きだよ、好きじゃなかったらこんなこと、できないよ。おいしいからたくさん飲んじゃった。あぁもう我慢できない」
徹也は立ち上がって自分のトランクスを脱ぎ捨てた。父親以外の男のモノを見たことがないあたしは、
そそり立つ怒張に目を向けることができずに枕で顔を隠した。
徹也がまたあたしの脚を持ち上げ、中に入ってきた。激痛があたしの体を貫いた。
「い、痛い!」
あまりの痛さに涙が出てきてしまった。
「ごめん、もしかして、初めて?」
「は、はい」
「そうだったんだ。ごめんよ」
徹也はあたしを優しく抱きしめ、涙を舌ですくい取り、ほほにやさしくキスをした。
「大丈夫だよ。優しくするから、少しだけ我慢して。僕のモノを受け入れて欲しいんだ。また入れてもいい?」
一生に一度の大切な瞬間に、泣いてしまったことが恥かしくなってきたあたしは、まだ少し嗚咽しながらもうなずいた。
もう一度、徹也があたしの中に入ってきた。あたしが歯をくいしばって痛みに耐えていると、
するするっと入ってきたものを感じられるようになった。お腹の中がいっぱいになったような感触だ。
「あぁ倫子、あったかいよ。やっとひとつになれた。少し動かしても大丈夫?」
「は、はい」
徹也が少しずつ腰を動かしてきた。初めは叫びそうなくらい痛かったが、ぐっと我慢していると段々痛みが取れて、
別の感覚が芽生えてきた。自然とあたしの口からあえぎ声がもれるようになった頃、徹也は激しく腰を使った。
「あぁ、気持ちいいよ、倫子のカラダ、素敵だよ」
「はぁんっ、恥かしいですぅ……」
「とってもえっちなカラダだよ。倫子も気持ちよさそうだね」
「んっはぁ、少し、気持ちいいっていうことが分かってきたような気がしますぅ」
「僕がこれからもっと気持ちいいってことを教えてあげるよ。でも今日はもうダメになっちゃいそうだ……」
そう言うと徹也は何度か大きく腰を使って、あたしの上にぐったりと覆い被さってきた。
■「甘い罠」いはら倫子 No.4
その日からあたしと徹也は、専務と秘書、かつ恋人として付き合うようになった。
専務室にはアポイントがなくては誰も近づかないのをいいことに、勤務中でも徹也はあたしを自分のひざの上に乗せて、
あたしのブラウスの前をはだけさせておっぱいに口をつけ、乳首を吸った。
あたしはショーツとパンストをつけることを許されず、朝夕のスケジュール確認の際には必ず徹也がスカートの中を指でかき回し、
濡れ具合をチェックした。もちろんあたしはいつもとろとろにとろけていて、徹也に
「どうして? 勤務中なのに。何を考えているの?」
と、いやみを言われながら指を出し入れされて、あたしはますます愛液をあふれさせることになった。
時間がある時はふかふかのソファの上で、またある時はデスクに手をつけさせられ後ろから、カラダをつなぐこともあった。
あたしも徹也の怒張で気持ちよくなることを覚え、声をあげそうになるとハンカチをくわえさせられた。
そんな日々が3ヶ月ほど続いたある朝、あたしの家のベッドで目を覚ました徹也は、あたしの髪をなでながらこんなことを口にした。
「今晩、末谷物産の社長と会食することになっているだろ?」
「ええ。徹也さんが受注の獲得に特に尽力している会社でしょ」
「そうなんだ。もう半年がかりで頑張ってるんだけど、社長がなかなか首を縦に振ってくれないんだ。君も何度か会ったよね」
「おじいさんだけど、何だか目の光が鋭くて怖い感じの人だった……」
「そのじいさんが、君を見て気に入ったらしくてね。今日の会食に連れて来いと言うんだよ」
「えっ、あたしも?」
「そうなんだ。そしてね、2週間貸して欲しいって言うんだよ」
「貸してくれ? どういうこと?」
「つまり、抱かせろと」
あまりの言葉に、あたしは耳を疑った。
「何なの? 徹也さん、断ったんでしょ?」
「実は、うちの会社はこの頃の不況で業績が落ちてるんだ。末谷物産の取引は、20億なんだよ。うちにはのどから手が出るほど欲しい金なんだ。
君を貸してくれたら取引してもいいと言うんだよ。僕だって愛する倫子を他の男に渡したくないよ。でも、僕には断ることはできなかった……」
「うそっ! そんなぁ……」
「2週間だけだから。2週間だけ、我慢してくれ。僕のために、近い未来の夫のために……。頼む」
あたしは、呆然として徹也の声を聞いていた。
(徹也さん以外の男にカラダを触られるなんて、嫌だ。しかもあのいやらしい目をしたおじいさんなんて!
でも、徹也さんのためにあたしができることって、これくらいしかないし、2週間で終わるなら……)
「分かったわ。あたし、末谷社長のところに行きます」
「そうか、ありがとう。さすが、僕の妻になる人だ。倫子は女神だよ」
徹也はあたしに子犬のようにめちゃくちゃにキスの嵐を浴びせ、布団を払いのけるとカラダをつないできた。
その日は1日中不安でいっぱいだったが、スケジュールが立て込んでいて専務室で徹也に触れられることもなく、夜が来た。
あたしは徹也とともに、末谷社長と約束している高級料亭へ向かった。
離れに通されて席につくと、徹也に話しかける暇もなく末谷社長が部屋に入ってきた。
座るなり、老人はあたしのカラダを舐めるように見つめる。その目が気持ち悪かったが、仕方がない。ひきつるほほを上げて笑顔を作るしかなかった。
「やぁ、これはこれは。ご苦労さんじゃな」
「末谷社長、今日はありがとうございます」
「なんの。今日はお嬢さんも一緒か」
「は、はい、御崎の秘書をしております、伊原と申します」
「うん、まずはのどが乾いた。女将、ビールじゃ」
ビールと料理が運ばれ、会食が始まった。徹也の向かいに座った末谷社長は食事の途中はあたしのほうを見ることはなく、徹也とばかり話をしていた。
次々に運ばれてくる料理は、どれも美しく盛り付けられたものばかりだったが、あたしにはほとんど味が分からず、のどを通らなかった。
料理が終わり、水菓子が出されると末谷社長はあたしに視線を傾けながら徹也に話しかけた。
「それで、今日からこのお嬢さんを預かっても良いのじゃな」
■「甘い罠」いはら倫子 No.5
「はい、彼女には末谷社長にお仕えするよう言い含めております。社長のご存念通りになさってください」
徹也はあたしのほうを見ずに、すらすらと言い放った。
(そんなぁ、ここで断ってくれたらいいのに)
ぎりぎりまで徹也にわずかな期待をしていたのだが、絶望の淵に突き落とされてしまった。
「では、お嬢さん。わしと一緒においで」
「は、はい……」
徹也の顔を見たが、こちらを見てくれない。仕方なくバッグを持って席を立ち、末谷老人のあとに続いて部屋を出た。
料亭の前に、黒塗りの大きな高級外車が停められていて、車の中から大男が2人降りてきた。
「このお嬢さんを丁重にもてなすように」
老人は重々しい声で男たちに命令し、車に乗り込んだ。あたしもうながされて、老人の隣に座った。
車の窓は黒く、運転席と後ろの座席との間に仕切りがあって、外が全く見えない。車が動き出すと、老人は優しい口調であたしに話しかけてきた。
「お嬢さん、怖がらなくてもいいんじゃよ。と言っても、怖いじゃろうがな。わしは、御崎くんと一緒にうちの社に来るあんたをずっと見とったんじゃ。
乱暴な扱いをするつもりはない。今は、何を言っても乱暴に思うじゃろうが……」
あたしは、何か言わなくてはと思いながらも、言うべき言葉が見つからなかった。しかし、ほんの少しだけ、老人の言葉に不安の塊が解けてきた。
(もう後戻りできない。2週間だけ、2週間だけ我慢すれば、徹也さんが迎えに来てくれる)
どのくらい走っただろうか。車が停まり、前の席から人が降りる気配があって、大男の1人が外から後ろのドアを開けた。
「お嬢さん、着いたよ」
老人にうながされ、あたしは車を降りた。夜なのではっきりとは見えないが、それでも大邸宅の前であることは分かる。
大男に導かれ、家の中に入った。長い廊下を通り、奥の部屋に通されて大男は出ていった。そこは、20畳はありそうな和室で、
脚が低く大きなテーブルと敷かれた布団があった。
(あぁここで、あのおじいさんに抱かれてしまうんだ……)
あたしの体を改めて緊張が走り、そのままぼーっと立っていると、ふすまが開いて浴衣に着替えた老人と2人の大男が入ってきた。
老人が布団のそばに座ると、少し後方に大男たちが控えるように座った。よく見るとどちらの男も若く、がっしりとした体格をしている。
「お嬢さん、そんなところに立ってないでこっちに来て座りなさい」
あたしは、老人の前に少し間を空けて座った。
末谷老人が、あたしを見つめながら優しい口調であたしに語りかけた。
「お嬢さん、わしをうらんでるじゃろうな。御崎くんに何を言われたか知らんが、わしは確かにお嬢さんを預かることを条件に、
御崎商事との取引を考えておる。つまり、金であんたを買ったようなものだ。しかし、若い女なら誰でも良かったわけではない。
あんたの笑顔や話し方、体つき……全て気に入ってのことじゃ。年甲斐もなく、恋をしてしまったようじゃ」
あたしは老人の真剣な言葉に、驚いた。老人は続けた。
「しかし、どうやらあんたと御崎くんは恋仲のようじゃな」
「は、はい……」
「そうだと思った。そうだとは思ったのだが、これまた年甲斐もなく嫉妬してしまった。あんたを御崎くんから奪ってみたくなっての。
それで取引の条件にかこつけて来てもらったんじゃ。しかし、わしは今年74になる。
残念だが、わしのモノでは若いあんたを満足させることはできない。そこで、じゃ」
老人は、後方に控える若者たちをちらっと返り見た。
「ここに若い男たちがおる。川田と村上といって、わしのそばで世話をしてくれておる者たちじゃ。この2人に、あんたを任せようと思うんじゃ」
■「甘い罠」いはら倫子 No.6
老人が相手ではないことには少しだけほっとしたが、こんな大男ふたりに手篭めにされるというのも、恐怖を感じずにはいられない。
「え? 末谷社長ではなくて?」
「そうだ。早速だが、こちらへ」
「はい」
「はい」
川田と村上がこちらへやってきて、川田があたしの前にひざまずき、村上があたしの後ろに廻った。
(あぁ、本当に手篭めにされてしまうんだ、あたし)
恐怖が全身を襲ったが、こんな大男に手向かってけがをさせられては困る。あたしは覚悟を決め大きく息を吸い込んで、老人の方を向いて三つ指をついた。
「分かりました。こちらにお邪魔している間、末谷社長のお言葉に従います」
「承知してくれてうれしいよ。前にも言ったが、乱暴に扱うつもりは毛頭ない。あんたにもそのうち楽しんでもらえるようになると、うれしいのじゃが。
では川田、お嬢さんの服を脱がせなさい。丁重にな」
「はい」
川田の手があたしのほうに延びてきて、ブラウスのボタンを外し始めた。体同様大きな手だが、指は細長く繊細な感じがする。
川田がボタンを外し終わると、村上がそっとあたしの体からブラウスを取り去り、ブラジャーのホックを外してブラジャーも取り去った。
ホックが外れる瞬間、あたしのドキドキしっぱなしの心臓がドクンとなり、あたしは思わず目を閉じて息を呑んだ。
3人の男たちの目に、あたしの裸の胸をさらしているのだ。この状況を正視できる訳がない。
「きれいなおっぱいじゃな。乳首もうっすらと色づいて、桜の蕾のようじゃ。想像していた通りじゃ。川田、かわいがってあげなさい」
「はい」
川田の手が、あたしのおっぱいに触れた。温かい手に少しだけ救われた気がした。
川田は両手であたしのおっぱいを下から持ち上げるようにつかむと、指であたしのかわいい突起をつまみ、ゆっくりといじり出した。
「あ、んんっ」
あたしは感じてなるものか、屈してなるものかと頑張ったが、我慢しきれず声をあげてしまった。
「かわいい声で鳴いておるのぅ。いい声じゃ。村上、もっと鳴かせなさい」
「はい」
今度はあたしの背後から村上の手があたしの上腕をしっかりとつかみ、首筋や背筋に舌を這わせてきた。
「はぁんっ、んっ」
首筋も背筋も、あたしの弱点だ。村上が執ように舌で首筋や背筋を攻めている間も、川田は手を止めることなくおっぱいを弄んでいる。
「わしも鳴かせてみたくなった。川田、少し譲りなさい」
今まで舐めるような目つきで眺めていた老人があたしに近づき、右胸の蕾に唇を当てた。
老人は歯がほとんど抜けていて、歯茎で噛むように乳首を弄ぶ。舌とはまた異なった感触に、頭がしびれてきた。川田は左胸を舐め回す。
村上に上腕をつかまれ背を反らすようにされているので、あたしは胸を老人と川田に向かって突き出したような格好だ。余計に感じやすくなっていた。
(もうダメ、おかしくなっちゃいそう)
あたしはすっかり負けを認め、村上にもたれかかるように体を預け、感じるままに声をあげていった。
「そろそろ、下のお口はどうなってるかな。川田、スカートをめくってごらん」
「はい」
川田がおっぱいから手を離し、スカートの裾をたくし上げた。すかさず村上がおっぱいをつかんで川田のあとを引き受けながら、
舌は相変わらずあたしの首筋を這い回っている。あたしに休憩は許されないらしい。
「社長、パンティを履いていません」
川田が驚きの音をにじませながら、老人に報告した。
「ほほう、御崎くんの教育が行き届いているようじゃのう」
老人も興奮しているようだ。
(しまった、いつものようにショーツをつけていなかったんだ。でもこれは徹也さんのためのことなのに……)
あたしはしびれる頭で後悔したが、遅かった。川田があたしのスカートを外し、秘所をあらわにして、密壺に指を這わせ愛液をすくい取った。
「もうこんなに濡れています」
「ほほう、お嬢さんはもうこんなになって。おとなしそうで清楚なのに、こんな面を持っていたのかな」
「あんっ、言わないでくださいっ、恥かしい」
「3人の男の目の前に丸裸をさらしていて、今更恥かしいもないでしょう。たっぷりジュースを出していいんですよ」
(いいんですよ、なんて言われたら余計恥ずかしい……)
「川田、村上、お嬢さんをテーブルの上に乗せなさい」
「はい」
「はい」
■「甘い罠」いはら倫子 No.7
あたしは2人の男に軽々と持ち上げられ、テーブルの上に置かれた。
(何をする気なのだろう)
村上がまたあたしの背後に廻り、おっぱいをつかんで突起を弄びながら、首筋に舌を這わせる。川田はあたしの脚を高々と持ち上げた。
もうこれで、秘所まで丸見えだ。
「きれいな壺じゃな。うぶこくて、しなやかで。若いのう」
老人はそう言うと、あたしの愛液があふれている密壺に舌をつけて、ぴちゃぴちゃ音を立てながら舐めまわした。
「あっ、んんっ、あっあっあんっ」
思わぬ老人の攻めに、あたしは思わず高い声をあげてしまった。老人の舌の動きはゆっくりでねちっこく、執ようだ。徹也とは比べ物にならない。
「おぉ、いい声が出たな。ここはどんなに大きな声をあげてもよい部屋じゃよ。好きなだけ出して、聞かせておくれ」
「あんっあぁ、もうダメになっちゃいそうですぅ」
あたしは老人の攻めと、村上の攻めと、川田に脚をしっかりつかまれ開かれている状況に、軽く高みに昇ってしまいそうなのを感じていた。
「いいんじゃよ、イって。イキたくなったら遠慮せんでイキなさい」
「はぁっ、あぁ、イキますぅ、イクの!」
ガクンガクンとカラダを揺らし、あたしは3人の男たちに弄ばれながら昇りつめてしまった。
「イク様子もかわいいのぅ。まだまだ、これからじゃよ。川田、村上、脱ぎなされ」
「はい」
「はい」
川田と村上は、浴衣を脱ぎ捨てトランクスを脱いだ。2人ともすでに怒張をそそり立たせており、
しかもそのたくましいモノは、徹也のそれよりはるかに勝っていた。
まだぐったりしているあたしに、その立っているモノを見せつける。
「ほら、よく見てごらん。これからあんたの中にこれを入れるんだから」
「いやぁ! そんなの入らないですぅ」
あたしは思わず身をよじった。
「入ってしまうんだよ、それが。女の体は何でも飲み込んでしまうんじゃから」
2人の男たちは老人の指示で、あたしをテーブルから布団の上へ下ろした。そして川田があたしの脚の間に入り込み、
密壺にそそり立つものを挿し込んだ。老人の言った通り、それは難なくあたしのお腹の中に納まってしまった。いっぱいに入っている感触がある。
「あっ、はふぅんっ」
「社長、彼女の中は温かくてきつくしまってますよ」
「そうか、しまっておるか。いやらしいカラダをしておるのう」
「い、いやっ、言わないで」
「誉めておるのだよ。川田、かわいがってやりなさい」
「はい」
川田が腰を使って、いっぱいに入っているものをさらに奥にねじ込もうとするかのように激しく動いてきた。
もうあたしは訳が分からなくなり、頭がおかしくなりそうだった。
「はぁ、はぁ、はふぅんっ、んっも、もうダメぇ」
「もうイクのか、もう少し我慢なさい」
「あぁん、ダメ、ダメなの、もうイッちゃうのぉ」
「しょうがないな、イッてもよいぞ」
「はぁんっ、イク、イッちゃう!」
声からがらに叫びながら、2度目の高みに昇ってしまった。あたしが昇り詰めたことを確認すると、川田は自分の怒張をあたしの中から引き出した。
「村上、お前の番じゃ」
「はい」
遠くのほうで老人の声がすると思っていたら、また脚を持ち上げられ、今度は村上が入ってきた。これも川田に劣らぬ肉棒で、あたしの中をかき回す。
「あぁんっ、はふぅ、もう許して、もうダメ、死にそう……」
「死にゃあせんよ、たっぷり味わいなされ」
「いや、もうダメなの、またイッちゃうの、イッちゃうのぉ」
■「甘い罠」いはら倫子 No.8
それから先のことは覚えていない。何度昇り詰めたのか、どうなってしまったのか、あたしの記憶には残っていない。
しかし翌朝朝食のときに、昨夜どんなにあたしが乱れ、何回昇り詰めたかを老人から聞かされ、あたしはほほを赤らめた。
それから毎日、昼は何をしてもいいが部屋から出ることを許されず、夜は老人と川田と村上がやってきて、
あたしのカラダを味わい、あたしは何度も昇りつめて、翌朝報告を聞かされた。
そんな日々が続いて、約束の2週間目の朝が来た。朝食を食べていつもの報告をしたあと、末谷老人はこんなことを言った。
「今日で約束の2週間が経ったな。あっという間じゃったが、楽しかった。晴れてあんたは自由の身じゃ。しかし、このままわしのところへ来ないか。
お前は男をとりこにする魅力を持っておる。わしの愛人になれば、思うように贅沢をさせてやるし、かわいがってやる。
もっとも、わし自身のものではかわいがってやれんが……」
老人はそう言って、傍らに控える川田と村上のほうをちらっと見、あたしに視線を戻した。
「ありがたいお申し出ですが、御崎のところに帰りたいと思います」
確かに老人は丁重に扱ってくれたし、夜のお勤めも苦ではなくなっていた。
(でもあたしは、徹也さんのところに帰りたい)
あたしは、きっぱりと断った。
「そうか、そうじゃな。残念だが、愛し合っている者同士、おったほうがいいじゃろう。ただし、わしのところへ来たくなったら、いつでもおいで」
「ありがとうございます。お世話になりました。これで失礼します」
あたしはそう言うと、末谷邸をあとにした。
(もうここに来ることはないだろう。あぁ徹也さんに会いたい。抱いて欲しい)
あたしはそのまま会社に行き、専務室のドアをノックした。
「伊原です。戻りました」
「入りなさい」
ドアを開けると、徹也の姿が目に飛び込んできた。2週間しか離れていなかったが、何だか懐かしいような気がした。
「徹也さん!」
「お帰り、大変な目に遭わせたね。君のおかげで、末谷物産との契約がまとまったよ。ご苦労だった。ありがとう」
「徹也さんのためだと思って、我慢してたの。ねぇ、抱いて」
あたしは徹也に抱きしめてもらうために、走り寄った。しかし徹也は席から立とうとしない。
「君、勤務時間中だよ。君は疲れているだろうから、1週間ばかり休暇を取って、温泉にでもつかってきなさい」
「あたし、あなたに抱いてもらって、汚れたカラダを塗り替えて欲しいのに」
「だから勤務中だって言ってるだろう。早く帰りなさい」
徹也は声を荒げた。
(なんで徹也さん、こんなにつれないんだろう……)
あたしは悲しくなったが、そのまま帰ろうとした。その時、ふかふかソファの上に、きらりと光るものを見つけた。
(何だろう? これ)
拾ってよく見てみると、小さなピアスだった。あたしは、ピアスをつけていない。徹也がこの部屋に女性を入れることはない。専務秘書以外は……。
その時、ドアがノックされ入ってきた人物を見て、あたしは愕然とした。小西明美、経理課時代の同僚だ。明美は制服ではなく、明るいピンクのスーツを着ている。
「倫子、どうしたの? 会社、辞めたんじゃなかったの?」
「えっ? どういうこと? 明美こそ、どうして……」
徹也のほうを振り返ると、彼は新聞を広げて顔を隠している。
その瞬間、あたしの頭の中で全てがつながった。徹也の不自然な言動、ビアス、明美のスーツ、あたしは辞職している?
あたしは、あたしは……。
■「甘い罠」いはら倫子 No.9
「あんっ、あぁんっ、おいしいの」
「そうか、もっと食べなさい」
あたしは、四つんばいになって川田の怒張した肉棒を口に含み、後ろから村上のこれも大きくなったモノを秘口にねじ込まれていた。
その様子を、老人が目尻を下げて見つめる。
そう、あたしは御崎商事を飛び出すとその足で末谷邸へ戻ったのだ。末谷老人の愛人になり、末谷本人ではなく、
老人が見つめる前で川田や村上らに抱かれる日々を、自分の意志でスタートさせたのだった。
愛人になった今は部屋に閉じ込められることもなく、使用人たちにかしずかれ、老人が出社している昼間は豪邸の広間やサンルーム、
時にはベランダやダイニングでも気が向いたときに気が向いた相手と肌を合わせる。川田や村上以外にも、若くたくましい男たちがあてがわれた。
夜は末谷老人に見つめられながら若い肉棒に弄ばれる。
今、小西明美がどこでどうしているかは、あたしの知ったことじゃない。
(了)
■「甘い罠」いはら倫子 講評(第14回の結果発表を再掲)
初めてちゃんと書いた小説だということだが、なかなかの大作である。そして、なかなか読ませるではないか。
文章は破綻なく、読みやすい。やたらひねったり、こねまわしたりせず、素直な語り口で好感が持てる。しかもこの人の持ち味だと思うが、
かわいらしさがあって、さらにしっかりとエロティックで、すばらしい。
ストーリー展開とアイディアが甘さが見られるが、初めてにしては立派なものだ。書きこめばきっとかなりの書き手になるだろう。今後の期待が大きい。
ぜひつづけて書いてほしい。
6点。
■Postscript
2週にわたって配信をしました「甘い罠」は、ピンキッシュ・カフェ★交流掲示板でもおなじみのみちこちゃんの作品でしたー。
他の人の作品を読むっていうのは、万年書き手見習のあたしだけでなく、コンテストに挑戦しようと思ってる人たちにもいいお勉強になるんじゃないかしらー。
あたしももっとがんばるぞ。
さて、来週は麻瑚ちゃんと笙子さんのエロ対談をお届けする予定です。こちらもお楽しみに★
(カコ)
2003.06.12
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([・ ]∀[ ・])
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73 :
夢見る名無しさん: