タイムリミットが近づくと
イライラしたり 後悔したり
諦めやすくなったりして
泣きたくなる。
だってあの頃は終わりがあることなんて
考えたこともなかった。
どうしてもっと早く気付かなかったのか。
もっと強く率直に願えないのか。
夏の振り子を動かす暑さも
あの頃はそんなこと考えたこともありませんでした。
いつまでも、たとえ、叶うことがなくても。
あの頃の夢は生きているか。
神様、
どうか私に猶予を下さい。
もうすがるものもなくなります。
ちゃんと自分で目をひらきます。
だからそれまで、
目をひらくまで
あの総天然色の空をまとった、
暑い暑い夏をください。