居心地の良い場所を探しに来ました。
惚れた男との2年半に渡る「廃虚での生活」。
そんな自分が存在していた事実を、表現したい。
今しか書けないと思って・・・。
そんな私の独り言です。
18年前程、会社の同僚だった同じ年の彼と廃虚に住んでいました。
その頃は「廃虚」ということを意識してなかったのですが・・・。
今考えると凄いことだと思います。
場所は言えませんが、線路沿いでした。
電車が通ると、物凄い音がします。でもすぐ慣れた。
共同の井戸があって、蛇口のところにボロ切れをつけて、
水が飛ばないようにしていました。
その水は飲まなかったけれども、洗濯に使いました。
台所はタイル貼りで、黄金色の薄い鍋が残っていたので、
置いてあった洗剤で洗って使いました。
半透明のプラスチクの瓶に入ったママレモン。
年月がたって濃縮されていたけれど、使わせていただきました。
トイレは汲取式でいつ回収に来るかわからないので、
最初に1ヶ月だけ使って、
それからは近くにできたコンビニのトイレを使うようになりました。
すみません。思いでが蘇って来たのでもう少し書かせてください。
彼とは2年半ほどつきあい、別れたんです。
今でも彼のこと気になります。
結婚はするような相手じゃなかったけれど、
廃虚に点々と移り住むには最高の相手でした。
こんな私も廃虚マニアなのでしょうか?
彼とは合計4軒の廃虚に住みました。
別にいやではありませんでした。
ただ彼と一緒に住めることだけで、いっぱいいっぱいでした。
先ほど書いた線路沿いの廃虚についてもう少し書かせてください。
換気扇が脂で固まっていたので、
マジックリンとペーパータオルで掃除しました。
でも結局回らなかった。
電気が通ってないってことに気がつかなかったんです。
だからろうそくと懐中電灯、ランプの生活です。
生活用品はかなり残っていて、
かなり使わせていただきました。
押し入れにはふとんが3組み。
すごい湿り気。カビ臭かったです。
干せばなんとかなると思い、
シーツと枕カバーも洗濯して使いました。
ふとんカバーはなかったので、黄色っぽい布団生地が丸出しでしたが、
一組のふとんを手入れして、使いました。
4 :
& ◆DBpSSxSLzg :03/01/15 16:24
今思うと、彼は廃虚マニアだったんだと思います。
同じ町の廃虚に連れて行かれました。
よく言われるデートとかも映画や喫茶店に連れて行かれたことは一度もないです。
白いカリーナでブラブラドライブして、
良い物件が見つかると、そこに住み込みました。
でも生活できる用具が残ってる廃虚に限られます。
ドライブインの廃虚の隣にある、木造一軒屋に住んだこともあります。
そこは2階建てで、2階を寝室にしていました。
マットレスは新品ぽかったので安心して使えた。
少しくらいの染みは気にならなくなっていました。
壁には子供が書いた落書きがありました。
スヌーピーのシールの跡も残っていました。
そういうのも気になりません。
残暑に厳しい時だったでしょうか。
古い扇風機が置いてあって、電気が通ってないことに腹が立った。
自力でグルグルと羽根を回し、それで風にあたった。
暑さにダラけて昼寝してる彼にためにグルグル回してあげた。
1時間程回してあげてたら、
なんだか涙が出てきました。
扇風機から何かポトリと落ちたのが、
トンボの頭だったのです。
扇風機の羽根の根元からは乾燥した羽根が出てきてバラバラになりました。
それを見たら、なんだか尚更彼とのふたりの時間がイトオシクなって。
彼を本当に愛しているんだなって。
4のその木造2階建てには、その年の夏の間だけ住みました。
お風呂は使われていなかったのですが、
掃除をしてたった一度だけ使いました。
もうすぐそこも出ようと思っていたから、
一度はそこの風呂に入るための努力は惜しみませんでした。
浴槽の形は楕円の大きな桶のような形で、内側が少しケバだっていた。
底にほうは黒くなっていたけど、タワシでゴシゴシこすった。
床はザラザラのセメントでできていて、
水で塗れるとヒヤリとして冷たかったです。
夏だったから気持ち良かったけれど。
水出なかったんです。大変でした。
でも彼は古い井戸の場所を探すのが上手なんですよね。
どこからか古いライトバンを借りてきて、
その後に中くらいのポリバケツ容器に水を貯めて、
井戸とその木造の家を何回も往復しました。
お湯を沸かせないので、水風呂です。
夏だから、ちょうど良かったし、なにしろ暑かったから。
風呂場の天井はプラスチックです。
あの水色の半透明で波打った板状のものです。
天井からはその板を通して、午後の光りが降り注ぎ、
風呂場全体が水色っぽくなりました。
なんとも言えない不思議な空間でした。
今思うとね。当時は彼のことしか見てなかったから、
廃虚なんかには関心なかったし・・・。
ふたりで汗だくになって水風呂を準備して、
ふたりでせまい楕円の風呂桶に入りました。
本当に小さかった。
でも冷たい水の中に触れ合った彼の体温を感じて、
幸せだなー。本当にこの人が好き。と確認しました。
外からは近所の子が家の前を通りすぎる声や、
自転車に乗って話しながら通りすぎる男子高校生の声、
また母親が子供を乗せた台車をゴロゴロとと引き摺る音。
何時間もその風呂桶の中で、彼と二人の世界で、外界の音を聞いていた。
チャポンって水が跳る音が風呂場全体にも響きました。
彼は一体何を考えていたんだろう?
ただ壁を見つめて、押し黙り、長い時間私に触れようともしませんでした。
彼のそんなところ、彼しか知らない世界がある。
不思議な魅力がある彼でした。
最後は義務的にしてくれたけど、
私にとっては心に染みるほどの鮮明な彼との想い出なのに、
その時の彼の心はここにあらずって感じで。
彼にとって、その時の私はいったいなんなんでしょうね。
彼は私に愛情を持っているかどうかはわかりませんでした。
ただ憐れんでくれるような優しい目で私を見ました。
見つめあうことはほとんどなく、
一瞬私を見ると、目をそむける感じでした。
私は受け入れられてない・・・。そう思いました。
でも、私は彼が行くところどこへでも行きたかった。
彼には情熱というものが感じられなかった。
世の中から離れて、彼の男友達を見たことが一度もない。
彼の家族のことも、生い立ちも何もわからなかった。
2年半も一緒に行動していたのに。
彼は靴を作る工場で働いていました。
毎日同じ工程を何度も何度も繰り返していたようです。
そういうのがいいんだ。と言ってました。
そんな彼が廃虚の建物の中に入って行く後姿。
痩せ気味の長身を猫背にしながら、
大きな歩幅で進んで行く。
肩幅が広いい黒い皮ジャンの背中。
私を振返ることもなく、前に進んで行きます。
私はただ漠然と彼の後を追うだけでした。
淋しかった。でもその後姿から私の心は逃げられませんでした。
彼と廃虚に住んでる期間でも、彼は自分のアパートを手放さなかった。
細長い作りのその部屋のキッチンは使われたことがなく、
釜の蓋には厚いホコリがたまって固くなっていた。
トイレも掃除されていなく、電球を取り外し、汚いものは見えないようにしていた。
恋人ぶって、掃除をしてあげようとしたら、
「そんなことはするな。」と冷たく言われた。
でもそのアパートに戻って来るのは荷物を取ったり、置いたりする時だけ。
まるで彼が借りているそのアパートが廃虚のようでした。
私たちは団地の廃虚に住んだこともあります。
外壁が暗いピンク色でした。
いつの時代に流行ったものなんでしょうね?
4階建ての3階の部屋を選びました。
部屋がいろいろあるので、よりどりみどりでした。
1階2階は一目につくので避けたんだと思います。
結構外出とかが大変で、酒に弱い私たちが、
飲みすぎて帰った時は3階まであがれずに、
1階で寝たこともありました。
(彼はこの「私たち」と言う言葉も嫌いだった。)
その部屋には1960年代の婦人雑誌の付録が貯めてありました。
料理手芸関係、家計簿等です。
家計簿は多少の日記を書くことができたもので、
昔のここの住人の記録が残っていました。
悪いと思いながらも拝借しました。
家計簿のほうは、ほとんど記されていませんでしたが、
日記の欄には天候について書いてあり、退屈しながらもページをめくっていました。
彼のほうは万博の公式ガイドブックを見つけたようで、
興味深そうに読んでいました。
ちょうどその時、揺れたかなって思いました。
気のせいかなって思ったけれど、
小刻に斜めに揺れてるような気がしました。
地震だって気がつくまで、少し時間がかかりましたが、
掛けていた空のハンガーが畳に落ちたので、確信しました。
心臓がドキドキとなり、なにしろ古い建物だから崩れるかもしれない!
と咄嗟に頭に思い浮びました。
ここは3階だし・・・。
迷っていると、彼が万博のガイドブックを放り投げ出し、
私の右腕を強く掴み、引っ張りました。
玄関で早く靴をはくように促されましたが、
私はサンダルを履くのがやっとでした。
彼がぐいぐい私を引っ張って廊下に出て、
階段を数段飛ばしで、掛け登りました。あんまり強くひっぱるものだから、
階段では私の足が宙に浮くのを感じながらも、
彼の背中を見つめていました。
踊り場を2回ほど通過し、向きを変えて上へ上へ向かいました。
屋上への重い扉を開ける頃には、私の腕がちぎれそうなくらい痛かった。
それほど彼は私の腕を強く掴んでくれました。
屋上の鉄の扉を開けると、外光が差し込み、彼の姿が影となりクッキリ浮かび上がったのを、
今でも覚えています。
その時彼が私のほうに振返ったのですが、
逆光で彼のそのときの表情は見えませんでした。
額にかかった前髪が茶色に透けていたこと、
ツンととがった形の良い鼻の形のシルエット・・・。
それだけで十分。
屋上に昇り切った後も、彼は私の腕を掴んだままでした。
ふたりでフェンスの側に近寄った頃には、
地震が治まっていた。
それからしばらく、無言で肩を並べて街並みを眺めていました。
上までが数日前までの書込みです。
なんだかこのスレ落ち着きます。
自分で言うのもなんだけど、まるで自分の古い部屋にいるようです。
彼との出会いについて書きたいと思います。
私と彼は働く場所は違いますが、いちおう社内恋愛なんです。
これが恋愛だと思っているのは、私のほうだけかも知れないけれど・・・。
靴を作る関係の会社で、
彼は現場(工場)で働いていたんです。
私は製品を作るための材料を注文する事務職でした。
だから工場へ顔を出す機会はあり、工員の彼を知ってはいました。
私は大学を卒業してからの就職だったので、
彼とは同い年でも、彼のほうが4年先輩でした。
同い年だとわかったのは、入社して半年後くらいからでしょうか。
私は彼が同じ年と言うだけで、特別な存在に思えてきました。
事務職には40代から50代のおばさんが多く、
独身男性も少なかったので、若い工員がいる工場へ行くのが楽しみになりました。
当時はハウスマヌカンのファッションが流行っていて、
私もその一人だったと思う。
とにかく上から下まで真っ黒の服装でした。
髪の毛も黒でした。今のように染めるだなんて、思ってもみなかった。
でもその会社では、あの紺色の事務服を着るのが決まりでした。
あのスモックのような形のものです。
それを着てる私を見られるのは。恥ずかしかったです。
工員の方々はみんな同じベージュ色の作業衣の上下と作業帽でした。
当時サントリーのCMで、西洋人の工員たちを撮影した素敵な映像があったので、
その若い工員たちも、素敵に見えたもので、かっこいいと思っていたのです。
その彼もどちらかと言えば、背が高く、堀が深い西洋人的な容姿をしていました。
彼と初めて言葉を交わしたのは社員食堂だったと思います。
お昼のサイレンがなると、工場から大勢の人たちが食堂に流れ込んで来るんです。
工場の機械のオイルの臭い、塗料のシンナーの臭い、
ガソリンくさい臭いや、おばちゃんたちの化粧の臭い、
それに汗をかいた工員たちの体臭で、蛍光灯が点る薄暗い食堂は、
天井が高くても、いろいろな臭いが混じって、複雑でした。
でも天婦羅うどんの天婦羅に臭いや、
固くてボソボソしたラーメンのスープの臭いも混ざってくるけれど、
お腹が空いているから、複雑な臭いのことは気にならなくなり、
昼ご飯のメニューの臭いのほうが勝ってくるんです。
そんな社員食堂で、彼が座る席は決っていました。
一番人気があるテーブルは、真ん中の柱の高い位置に取りつけられた、
小型カラーテレビの下でした。
他の女子社員とおしゃべりに夢中だった私は、
何の番組かはわかりませんが、NHKの番組だったと思う。
その一番人気に集まって来るのは、三角巾を被った、工場のおばちゃんたちです。
ドラマには齧り付くように見て、
笑う部分ではみんな一斉に笑いました。
彼はそこから遠く離れた、隅のほうで、背中を向けるように座り、
背中を丸めて、黙々と昼食をとっていました。
回りには同じ場所で働く工員がいましたが、
誰とも会話をしない様子でした。
私は彼を観察していたんです。
工場でも社員食堂でも、帰宅時も・・・。
工場から流れ出る人混みの中で彼を探していました。
関係ないこと長くなってすみません。
でも書かせてください。
今日は彼と話した最初の会話しか書く時間がなくなってしまいました。
つまらないことなんです・・・。
なんで事務職の私が現場の人の仕事を手伝わなければならないのか?
って、当時は不満にも思っていましたが、
私は労働組合のつながりの関係から、
よく雑用係として重宝されていました。
それに現場の若い独身男性とも話をする機会があると思うと、
そんなことも苦にはならなかった。
「○○工場長に赤ちゃんが産まれるので、カンパお願いします。」
って、私は友人とふたりで茶封筒にお金を集め歩いていたんです。
彼は友達もいないみたいだし、つきあいなんかもしないような人に見えて、
断られるか、最悪の場合は無視されると思っていたのですが、
彼だけを避けるワケには行かずに、恐る恐る頼みました。
のびたような蕎麦をすすってる箸を置いて、
作業ズボンの後ポケットから財布を出してくれたときは、
張り詰めていたものから解放されたような気がして、
私は飛び上がるほどうれしくて、心が踊った。
「何を買ったらいいと思いますか?」って調子にのって聞いた。
どうしても視線を合わせたかったから・・・。
「工場長に聞いたら。」と彼が答えると同時に一瞬だけ目が合った。
その一瞬から、何かが私の心に芽生えました。
彼の瞳は暗い深い茶色で透明だった。
(ため息)
ごめんなさい。
今日はここまでにしておきます。
彼との想い出を心に秘めながら、
私は今、普通に結婚し、普通の家族を持つ主婦なのです。
結婚相手には結婚生活にはふさわしい男性を選び、
幸せと言えば、幸せのような生活をおくっています。
それでは、また。
あまり文章が上手じゃなくてごめんなさい。
なんか自分のために書いてるみたいで、ごめん。
17 :
夢見る名無しさん:03/01/15 18:05
いや、面白い。
趣がある。
続きキボン。じゃなくて書いてくださいw
>>17 ハゲドウです。
小説を読んでいるみたい。
アバンさん、続きも楽しみにしています。
また、楽しみにしてますよ!
ごめんあげちゃった。
仕事中なのに夢中で読んでしまった。
何となく背景がセピア
その世界にいるように引き込まれてしまう
続きを楽しみにしています
>17さん、18さん、409さん、きのこ野郎さん。
この部屋を訪ねてくれてありがとう。
誰も知らない、私の部屋です。夫にももちろん内緒です。
今日は夫が出張なので、少し書込むチャンスだと思います。
ひっそりと、ささやかに、このスレに書込んでいきたいと思います。
15からの続きを書きます。
工場長の赤ちゃんのお祝いのためのカンパ。
その手伝いがきっかけとなり、
私は工場長を始めとする、現場の工員たちと仲良くなっていきました。
工場は女性が少ないせいか、私が仕事の関係で工場へ立ち寄ると、
工員たちに進んで話しかけられる機会が多くなった。
食堂ででも、売店ででも、気軽に工員たちと話すことができるようになっていました。
でもあの彼だけとは、気軽に話すこと、そばに近寄ることさへ難しい状態でした。
いつも他の工員から離れて、単独で行動していたからです。
評判は悪くも良くもなく・・・。と言っても彼が話題に上ることは、ありませんでした。
工場での彼は黙々と自分の仕事をこなし、定時になれば、いつもまにかいなくなってる。
そんな感じの彼だったんです。
彼は他の人たちとはどこかが違い、小きれいでした。
作業衣が少し汚れていても、風呂あがりのような清潔な感じを受けました。
変な表現だけれど・・・。
彼は色がほどよく白く、肌がきれいだったせいでしょう。
少し茶色かかった髪の毛は、サラサラとしていて、まとわりついてくることがない。
どこか冷たく凍って乾燥しているところが、サラサラの砂のよう。
それが彼全体の姿を象徴していました。
みんなと同じ作業衣を着ていても、どこかが違う。
セクシー・・・男の色気を感じました。
他の女性も、彼のこの不思議な色気に気がついていたのでしょうか。
近寄りがたい存在。その壁が多くの女性を近づけなかったのだと思う。
私も彼を遠くから、「きれいな、魅力的な男性」として
憧れて、姿を追うしかありませんでした。
私と彼が働いていた会社の工場はとても古く、
床が板でできていたんです。
それも年代もので、木目が浮き出し、見事につるつるに滑かになっていました。
工場の機械も何度もペンキを塗り替えたもので、ペンキの臭いもするんです。
「安全第一」と掲げられた看板が嫌でも目に入って来る。
そんな工場全体の雰囲気が当時は大嫌いでした。
「時代遅れ」それは私にとって致命的でした。
あの紺色の事務服も、たまらなく嫌でたまらなかった。
他の女子事務員が着てる事務服を見て、自分もそんな姿なのか・・・。
あの事務服を配給されたときも、目の前が真っ暗になった。
「明日から毎日、これを着る。」絶望的でした。
最初からこの調子だったものだから、会社を辞めることばかり考えていた。
でも人間関係は最高に良かった。工場町や上司からも可愛がられていたと思う。
同期の女子社員とのおしゃべりも楽しかった。
工場の独身男性たちとも仲良くなっていた。
そんな私が彼と再び会話したのは、仕事で工場へ入った時でした。
靴に使う小さな部品が入れてある箱があるんですけれど、
それは何十年も使われているようで、
昔っぽいデザインのお菓子缶だったりするんです。
その中の部品の数をかぞえ、いつも一定の数にしておくのも私の仕事でした。
工場へ入ると彼が黙々と、決まった場所で仕事をこなしていました。
それで私は、わざと彼に話しかけました。
他の工員たちに話しかけるように、気軽な感じを装って。
でも心臓はドキドキでした。口から心臓が飛び出してしまいそうになるほど。
内容も業務的な事でした。
あの缶が見当たらないので、どこにあるのか聞いたんです。
本当に、あの缶が探し出せなかった。
彼の話によると、最後にあの缶の部品を使ったのは自分だと言う。
あの缶がなくなったのは自分が悪いと思ったらしく、
彼は仕事の手を休め、一緒になって古い菓子缶を探してくれました。
責任感が強い人。真面目な人なんだと思うと安心した。
その時、あの菓子缶は、なかなか見つからなかった。
定時のサイレンが鳴って、工員たちは帰宅の準備にかかり、
工場からは人がいなくなって行きました。
私は申し訳なく「明日でいいです。」と言ったのですが、
自分が最後に使ったということが、気になるから。
と言う理由で、探し続けてくれたんです。
工場の機械はもうすでに止まっていて、静になっていました。
ガタゴトガタゴトと物をひっくり返す音だけが響きました。
彼は始終無言だったので、私も無言で探し続けていた。
長い時間そうしていたけれど、結局見つからなくて。
夕焼けがね、夕日が差し込んできて、
日が暮れて行く寸前って、とても物悲しいでしょ。
そんな時間をあの彼と一緒にいたんです。
心なんて始めから通じていなかったんです。
もちろんあの時も。最初から別々に存在していたんです。
缶は結局見つけることができなかった。
日がとっぷりと暮れて、工場構内の外灯がポツポツつき始めました。
淋しい夕暮れから夜への時間を、ガランとした淋しい工場内で、
ふたりで過ごした時間。それが私にとっては激しい片恋の始まりでした。
胸が締め付けられる気持ち、それは苦しかったです。
心臓が激しく鼓動し、それに耐えられるかどうか心配でした。
そんな心をかかえたまま、私は帰途につきました。
あんなに嫌がっていた工場が、大切な場所へと変わっていきました。
守衛さんに挨拶をして工場の門を出ようとしたら、
黒い皮ジャンの私服に着替えた彼が、足早でこちらへ向かって来ました。
駅まで送るから駐車場まで来てくれ。と言うのです。
バスも定時をすぎると極端に少なくなるので、彼に従うことにしました。
彼が歩くのが速くて速くて、長い足で大股にどんどん進んで行くのです。
私は小走りについて行くのがやっとでした。
駐車場の車は数えるほどになっていました。
古い型だけれどよく手入れされた白いカリーナが、彼の車でした。
その日がカリーナに乗せられた最初の日です。
古い工場に差し込む夕焼けから、
グラデーションのように日が暮れてしまうまでの時間と空間。
彼もその淋しい時間を愛していたんだと思う。
そういうものが彼は好きなんだ。
そこに共存していた私は、特別の存在かも知れない。
そこに存在した私はオブジェとして愛された。固体として愛された。
彼の価値観によって、私が人間であることは否定され、
でも私が女であることは、彼にとって都合が良かったんだと思う。
2年半の間、彼と一緒にいて、わかりすぎるくらいわかっていたこと。
彼にとっては恋愛じゃない。最初からそうでした。
でも彼が私にしたこと、それが私をますます狂わせました。
初めて彼のカリーナに乗せられた頃はすでに、私の辞職届けは受理されました。
駅までの数十分、無言なことが多かったのですが、
彼はそれは気にならないようでした。でも私には耐えられなくて・・・。
会社を辞めることについて話したのです。
今思えば、それも彼にとっては良い条件だったと思います。
駅まで送ってもらい、私は家路につきました。
数週間後、仕事が終わった後、社員食堂で私の送別会がありました。
缶ビール、ジュース、さきいかやサラミ、近くのスーパーで買ったパック寿司、
同僚のおばちゃんが漬けてわざわざ持って来てくれた浅漬け。
ささやかで、地味な送別会でした。おしゃれじゃないけど、暖かな気持ちで送られました。
食堂での送別会は終わり、
独身社員の有志は繁華街での二次会へと流れることに。
私としてはこの会社を去るにあたり、心に残ってるものがありました。
窓から夕日が差し込んできたあの日の工場の中です。
彼とふたりで、部品の缶を探していたときのあの雰囲気。
もう一度だけ味わいたくて、ロッカールームへ行く前に工場へ立ち寄りました。
雨が降り出しそうな曇り空で、夕焼けではない。
いつものように、スリッパに履替えて、
(病院の待合室にあるようなスリッパで、これも会社がイヤな原因のひとつ)
滑りが悪くなってる引戸を開けて、工場内に入ると、
ペンキの臭いと機械に臭いが、すでに懐かしく思われました。
誰かが廊下を歩いて来る気配がして、同時に工場内の電灯が一斉についてまた消えました。
びっくりして振返ると、微笑んでる引戸の外に彼が立っていました。
私を見て、彼が微笑んでる。私はその初めて見る表情に、ますます彼が好きになっていく。
どしたの?の彼の質問に、ちょっと・・・。としか答えられなかった。
外も暗くなって来ているし、工場内も暗くなっていた。
それでもこの前夕日が差し込んでいた窓から、私は外を眺めていました。
彼は自然に私の隣に来て、雨になるかも。とポツリと言った。
うん。と言ったきり、私は言葉が出なかった。
苦しかった。心臓から、肺から、気管から、喉元まで、苦しかった。
耳も痛いような気がしたし、目の前が真っ暗になってきた。
体も震えてるような気がしたし、実際は震えていなかったんだと思うけれど、
頭がくらくらして貧血を起しそうなくらいに、ドキドキして言葉が出なかった。
体が動かなくて、何を考えているのかわからなくなった時に、
こ、声も出せなくなっていた時に、その瞬間、彼の唇が私に触れました。
サラサラとした唇で、なめらかで冷たかった。
それから数秒間、私はまだまだ動けなかった。
ふわりと体が宙に浮いたようになり、一瞬意識が遠退いた感じでした。
耳鳴りのような感覚も治まり、我に返ったと同時に、彼の唇が離れて行った。
それはゆっくりとゆっくりと、スローモーションのように、彼の顔が離れていきました。
事務服とスリッパなのに・・・。とワケのない独り言をつぶやいた私の心臓は、
その時も張り裂けそうだった。いつ倒れてもおかしくないけど、私はがんばって立っていました。
事務服が着こなせる人はそうはいない。
よく似合っていたと思う。
彼は窓に向き直ると、そう言いました。
彼が私に対して、本当に数少ない肯定的な言葉の最初でした。
ドライブに行こう。
その「ドライブ」それこそが、廃虚をめぐる生活への第一歩でした。
今日はずいぶんと書込んでつかれてしまいました。
一度寝ます。おやすみなさい。
とても惹かれる話です。
これから楽しみだ。
32 :
夢見る名無しさん:03/01/16 05:04
ため息の連続。こちらまで胸がキューンとなって来る。
すごく引き込まれる
まるで自分がその場所で見ていたような
そんな錯覚にさえ陥ってしまう
続きが楽しみです
34 :
夢見る名無しさん:03/01/16 08:34
誰もいない暗い工場での接吻。
自分なりの工場の風景が浮かんで来る。
35 :
夢見る名無しさん:03/01/16 08:42
才能ないよ君…やめれ
36 :
夢見る名無しさん:03/01/16 09:04
>アバンさん。
私はきっとアバンさんと同年代だと思う。
>>29 での彼とのキスの表現、かなりわかる。
もしかしてファーストキス?
私のファーストキスの時と同じ感じかただったから。
中学2年の時に、市の中学の野球大会でした。
ファーストキスはドキドキしますよね。
あのときめきが懐かしい・・・。
いいと思うんだけど、
sageで書いてくれないか?
38 :
夢見る名無しさん:03/01/16 11:38
sage
イイ!ゆっくりと取りこぼしが無いようにお願いスマス。
私のつたない文章を読みに来てくださって、本当にありがとうございます。
過去の想い出が、この現実の中で、私の中で息づいている。
まるで白昼夢のようで、場合によっては私の心はこの白昼夢に支配されてるような気がします。
見慣れた工場で、彼からの突然のキス。
あれは私のファーストキスではありません。(36さんの質問)
大学時代に4年間つきあった、恋人がいました。
私にしてみれば、その恋人とのキスよりも、工場で彼からされたキスのほうが、
何倍も、何百倍も衝撃的でした。
予測できなかったし、全く期待も何もしていませんでしたから。
無職になった私は毎日が休みとなりました。
実家が田舎にあるため、私は大学時代から独り暮らしでした。
彼とのつきあいが始まってからは、
自分の部屋に帰ることがほとんどなくなっていました。
廃虚か、彼のアパートに泊まり込んでいたからです。
最初のドライブは高速で隣の県に向いました。
助手席に乗り込むと、彼のほうから彼独特の香りがしてきます。
コロンや整髪料とは違った、もっと自然な清潔感がある香りなんです。
彼の体そのものから放たれる香りだと感じました。
キスをされ頭の中は朦朧としていましたが、
彼の顔が近づいて来たときに、香ってきた香りと同じ。
その香りに包まれている、私は彼の女。と、世間に自慢したかった。
車の中での彼は無言だった。
私は右手を差し伸べて、彼の左ひざに手を置いた。
その手をそっと握ってくれることを、予想してたのですが、
彼は慌てて左足をずらし、私の手を振りほどいた。
何する?と驚いて、私を一瞬にらみました。
恋人同士だったら、車の中で手を握り合ったりするものだと、
昔の経験からそういうものだと、決めつけていた私だったのです。
恋の始まりの甘い空気はそこになかった。
でも彼から放たれる、その香りに私は陶酔させられてしまいました。
もう離れられないかも・・・。
今日はたくさん読めてすごく幸せです。
私もアバンさんと同じ年代。(ちょい年代下?)
1980年代の雰囲気がなんとなく感じられてうれしい。
古い工場マニアなので、工場の場面にも感動しました。
彼の存在もすごく謎めいていておもしろいです。
彼には彼だけの世界があったようです。
助手席に座っていたって、その世界へ近づけたことにはならない。
私は最初、その距離感が理解できず傷付いた。
それには、彼も気がついていたはずでした。
最初のドライブで隣の県から地元に帰って来ると、
自分はこれから行くところがある。と、私に言いました。
今日はもう帰れ。という意味が含まれているのか、微妙な表現。
私は無言で抵抗したんです。一緒に連れて行ってとは言えなかった。
彼も無言で車を走らせ、その市街地を北のほうへ向った。
迷路を縫うように車を走らせ、古い町へ出ました。
2件づつ繋がった所謂長屋と呼ばれる家屋が数個、
線路沿いに等間隔で連なっているのです。
一軒の長屋事に膝の高さの木製のフェンスが取りつけてあったようで、
その名残が残っていました。
2件の長屋の真ん中には、井戸がありました。
その長屋群から少し離れた所に車を止めて、
自分はここで降りる。と彼が言う。
私を誘う言葉を期待したけどそれもないんです。
彼は勝手に車を降りたので、私は慌てて追った。
足速に長屋のほうへ向って大股歩いて行く彼。
私は走らなければ、間に合わなかった。
歩いている最中の彼の両手はジーンズのポケットの中で・・・。
私の差し伸べられる手は残っていなかった。
歩くのが速い。と文句を言ったけど、振返られることもなかった。
でも工場でキスをされたという事実が私を動かしていました。
>409
私も今日はたくさん書込めてすごく幸せです。
そうですね、工場での出来事は1980年代前半の出来事です。
私が勤めていた会社の工場も、古かったんですよ。
もう取り壊されてなくなってしまいました。
お湯が出なくて、冬のお茶碗洗いはきつかった。
工場の敷地内にはお風呂もあったんです。
工員の人たちが一風呂浴びて帰るためです。
彼との話に戻ります。
彼はその中の一軒に迷わず入って行きました。
戸惑いもなく戸を開けて中に入って行ったので、私も彼について中に入りました。
なにこれ・・・。って感じでした。私は・・・。
なんとも言えない臭い。これは土壁の臭なのか、
便所の臭いも混じっているような・・・。
そこが彼と始まった廃虚生活の最初の場所です。
線路側にある、せまい玄関の左側には流しだけの台所があり、6畳一部屋。
玄関から向って右側には押し入れ、その手前には小さな箪笥。
玄関の正面には窓があり、その窓から井戸が見えました。
窓にかかったブラウンの厚手の布でできたカーテンは、
壷のような形をした幾何学連続模様でした。
いちおう太陽は当りました。
カーテンを触ると、カーテンが動き、溜っていたホコリが光りの中で舞い上がる。
畳の上には緑色の柄が入った、畳でできたカーペットが敷いてありました。
ござとも言いますが、プラスチックで編んだ畳です。
彼が押し入れを開けると、部屋中に黴クサさが漂って来ました。
箪笥の一番上の引き出しには、蚊取り線香の箱に小銭が残っていた。
その他には絡まってしまった針金製の弾力がある櫛というか、ヘアバンドと言うか。
アバンさんの文章はとても読みやすくて、引き込まれてしまいます。
自分でサイトを作ってコンテンツにしたらいいんじゃないですか?
今後の更新も楽しみにしています。
再び夕暮れどきが来て。
彼とふたりだけで過ごす夕暮れどきを、私は待っていたような気がしました。
世間からかけ離れた空間が私と彼に開かれた。
彼はそこの住人のように、畳カーペットの上にその体を横たえたんです。
天井には染みがあって、電灯の傘はなくなっていて、裸電球がぶらさがっていて。
つくのかな?の私の問いかけに、つかないよ。と語り、彼は目を閉じた。
初めて見る彼の寝顔。きれいだった。無防備だった。
よくあるドラマのように、好きな人の寝顔にキスをすることも頭をよぎる。
そんな軽薄な行為は、廃虚には似つかわしくない。
前の住人が残して行った、あの絡み付いた櫛のひとつひとつ丁寧にほぐしていた。
寝顔を隠すように寝返りを打った、彼の枕元に崩した正座でしゃがみこみ、
コツコツと絡まった櫛をほどく作業に専念した。
どこからか魚を醤油で煮ている香りが漂って来て、なんとも言えない気持ちでした。
母親たちが、外で遊ぶ子供たちを呼びに来てくれる夕暮れ時なんだ・・・。と。
>47さん
難しい文章が書けないもので・・・。
思いだし思いだし記憶を辿りながら、夢中で書いてます。
すみません。誤字にも気がつかないのも困ってしまうけれど。
本当に誤字多くても、読みやすいのかなあと思って。
書いているうちに、自分があの時代に生きているような、
不思議な気持ちになって来るんです。
あのような経験をした自分を再現したくて。
自分の人生の中で、いろいろな思いが凝縮されたおもしろい時代でした。
良いか悪いかは別としてね。
でもそろそろ現実の世界に戻らなければ・・・。
醤油の煮魚、、、 暗い部屋でただよう、、なんか懐かしい切なさを味わいました。
現実に影響ないように書いて行ってくださいー。
夕餉の支度の気配。
魚を煮る臭いは線路を挟んだ別の側にある、アパート群から。
静かだったその長屋の周りも、電車や車の数も多くなり賑やかになって・・・。
それにしても電車の音が怖いくらい大きい。振動でガラスが揺れる音もうるさいし。
電車が通り過ぎる時に、流しでは何かと何かがぶつかり合う、
聞こえそうで聞こえないような金属音も気になるし。
彼は私に背を向けて熟睡している。
そのうち強烈な睡魔に襲われた。私は彼の背中におでこをつけて、
体を丸めたのは覚えているのですが、それからしばらく眠ってしまったようです。
(トイレ・・・。トイレなんだけど・・・。)
トイレを使いたくて、目が覚めると、夜になっていて、でも彼は相変わらず同じ体の向きで寝ている。
体じゅうが痛くて、頭も痛かった。
電灯がつかないけど、外灯の光りが部屋に差し込んでいました。
彼を揺り起し、トイレ・・・って。外に共同トイレがあると言う。
一緒に外に出た。寒かった。彼は暗いトイレに慣れていると言う。
長屋の東側に直方体の細長い建物があり、そこがトイレだと言う。
私はどしてもそこの便所は使えなかった。
24時間交通量が多い、大きな通りに出て、その一角にあるコンビニのトイレを使った。
その通りに出るまで、何本かの白い外灯の下を彼とふたりで歩きました。
外灯を通り過ぎる度に、アスファルトに二人の影が映り過ぎていく。
相変わらず彼は無言でした。
私はそれでいいんだと思うと、その静けさが心地良くなっていました。
ただただ彼と私の影だけを見ていて、この影の形は一生忘れないと決めた。
それだから、今でもその時の影の形を思い浮べることができる。
少し雨が降っていたようで、道路が少し濡れていたんです。
全然気がつきませんでした。結局、私も熟睡していたんですね。
私は匂いに敏感で、その時の雨の匂いにも忘れられないんです。
うれしい。寝る前にもいっかい見たら、続きが読めました。
食欲とかなさそうな彼ですが、ご飯などどうされていたんでしょうか。
その当時コンビニエンスストアの数が少なく、私と彼は幸運でした。
少し歩けば、コンビニがあった。
トイレを借りに立ち寄ったそこには、日常の華やかな生活があり、
雑誌を選んでいる仕事帰りのスーツ姿のサラリーマンや、
ヘルメット片手の学生さん風な人を見て、ホッとしたんです。
つい最近までは、私もこの人たちと同じだったのでした。
彼はそこで歯ブラシや歯磨き粉、タオルなどの少しの日常品を見ていた。
どうする?と私に聞くので、軽くうなずいたら、彼は無造作に私の分も手に取ってくれた。
メロンパンや数個のおにぎり、熱い缶コーヒー、ささやかな夜食も買い出しました。
それからまた白い外灯の下を通り、長屋に戻りました。
コンビニを明としたら、戻った長屋は闇。
外から入って来る外灯の灯りの下で、彼は押し入れを開けて布団を引き出した。
バフっと畳の上に引きずり出された布団から黴のニオイ。
湿っていて冷たそうで、第一誰が使ったかもわからない布団だし使いたくない。
心細い・・・彼と一緒でもすごく心細い。
彼と一緒だからこそ、心細いし不安なんだ。心が寒かったです。
どうして、やっぱりイヤだった。暖かいフカフカのベッドが良い。
どうして、私はここにいるんだろう。帰りたい帰りたい帰りたい。
淋しい淋しい淋しい、世間から私たちは忘れられていると思うと涙出ました。
ホームシック?今の時間帯ならテレビの前で好きなドラマとか見て、
おもしろ可笑しく一人で笑っているんだ。
ひとりで気楽に缶ビールなんか飲んでいるんだ。
極めつけは足長蜘蛛で、長屋の畳カーペットの上をゆらゆら歩いている。
足が細長くて見えないもんだから、蜘蛛の太った胴の部分だけが浮いているように見える。
もうダメだ。こらえてもこらえても涙が出てくる。
目の当りがカーっと熱くなり、泣いてはダメだと思ったら、鼻の上がツーンと痛くなって来て・・・。
私は泣かなかったけれど、濃い涙が出て来た。
いったいどうしてどうして、頭の中が疑問だらけで、
それまで平然なふうを装っていたけれど、涙が出てきて止まらなかった。
涙で顔が痒くなって来て、それを手の甲で何度も拭った。
ハンカチなんか使ったら、泣いてる自分を認めそうだったから。
思い切り強がって、ふんばった。
送ろうか?と聞かれたけれど、首を思い切り横に振りました。
彼が車のトランクから毛布を持って来た。
私は、多少ホコリ臭いけれど乾燥した毛布を使い。彼は黴臭い布団を使いました。
頭の中が疑問だらけでも、今までこの長屋にいても、それまで質問できなかった。
そこが私って他の人と違うところなんだとも思う。
ここなに?って、毛布にくるまって落ち着いた頃に、彼に質問しました。
>409
すいぶん遅くまで起きているんですね。って、私もか・・・。
食事は簡単なものなら、七輪を使ってそこで煮炊きしました。
カレーとか豚汁おでんとかなら、材料入れて煮るだけだし。
コンビニから買ってくることもあったし、
私がパートで働いていた近所のスーパーの、惣菜ご奉仕品とかも便利でした。
ご奉仕品が売れ残ると私が持って帰りました。
彼は私の質問の内容に対して、断片的に答えてくれました。
ここへ来たことがある?ある。
何故ここを知っているの?子供の頃に来てた。
いったいここは誰の家だったの?親戚。
それでも疑問は消えなくて・・・。
彼はいつも多くを語ろうとはしないので、
私も深くは追求しなかった。でも彼のほうからポツリポツリと話てくれることがある。
まとめるとこのようになると思うんです。
(私の推測も入って、本当のところはわかりませんが。)
彼が子供の頃、昭和40年代にこの近くのアパートに住んでいたそうなんです。
彼は必要以上に口数が少なくて、おとなしい男の子だったらしいんです。
それは当時の彼からも十分に想像できました。
放課後、一緒に遊ぶ友達を作りたくなかったらしい。
いつも家でひとりで遊んでいる彼を、母親は毎日毎日叱ったらしい。
天気が良い日は、外で遊びなさい。友達と遊びなさい。
そこで彼はこの長屋の住人であった、おばあさんのところに遊びに来ることになったそうです。
そのおばあさんは、彼のひいおばあさんの姉妹にあたる人だったそうです。
当時のおばあさんは80代で、ひとりで暮らしていた。
彼はそこへ行って、何をするでもなく、ただ座っていたそうです。
キュウリの古漬のお茶漬をよくご馳走になったらしい。
長屋の前にある膝の高さのフェンスは、白いペンキが新しくて、
そのフェンスがあるところが、おばあさんの家の目印だとも・・・。
箪笥の一番上の引き出しに残っている、蚊取り線香の空き箱の小銭も、
おばあさんが銭湯に行くときに、使うためだったとも言ってました。
時々おばあさんは、子供の彼に、
黒い眼鏡をかけた怖いおじちゃんが来るから、今日はもう帰りな。
明日もあさっても来るから、来ないで。
と言っていたらしい。
子供の頃の彼は、それが怖くて、そういう日はこの長屋に近寄らなかった。
そのおばあさんには結婚した息子がいて、どこかに住んでいるらしい。
「黒い眼鏡をかけた怖いおじちゃん」と言うのは、その息子のことかも知れないって。
彼はその後、この近くのアパートをを引っ越し、
それ以来、この長屋の住人であるおばあさんとも会っていないと。
免許を取得し、就職して車を買い、自由自在にどこへでも行けるようになった頃、
再びこの長屋がある場所に来てみた。
迷うことなく玄関側に周り、扉を開けた。鍵は壊れていたらしく簡単に開いたって。
本当かな?
それから時々、車でこの前を通るようになった。
時々ここで時間を費やしたとも。泊まったこともあったとも。
ひとりで?
って聞いたら。少し間があって、うん。と言った。
直感で、女。いたんだな、って思った。
それはそう。彼に魅了された女性は私だけではない。
壁があったとしても、近づき難いからこそ、
その壁を乗り越えてくる女性もいるはず。
その幸運で強引で選ばれた何人かの女性が、彼の上を通り過ぎた。
嫉妬と言うよりも、今は私の順番って言う感じでした。
59 :
夢見る名無しさん:03/01/17 04:11
ここおもしろいよ。
次々更新するから、眠れねーじゃんかよ!!
この人のレスを読んで感じたものを、写真で表現したい
私は毛布。彼は布団。少しだけ距離を置いて、
朝まで眠り、廃虚での第一夜が明けました。
その日は日曜日で、私たちは午後までのんびりしていた。
直接、朝日は入ってこないけれど、反射光が入って来て、
その部屋は柔らかで暖かい空気でいっぱいでした。
午後までのんびりしていたのに、
私たちの距離はそのままでした。夢一夜はなかった。
どんな環境にあろうと、そのようなチャンスを一度逃してしまうと、
難しいと思ってしまうのは、私のほうだけでしょうか・・・。
月曜の朝も同じ状態で迎えました。
驚いたことに、彼はそこから出勤して行きました。
彼は会社の帰りに、自分の家から着替えを持って来ると言います。
それも独り言のように、誰かに話しかけるふうでもなく。
・・・・・・・・・。
結局私もバスで自分のアパートに向い、着替えや日常品を持ち込んだ。
彼の出勤中に、居心地の良いように、掃除もしました。
彼からひとときも離れたくない。好きなんだから。私の順番なんだから。
必死でした。彼を手放したくないって。
私はリサイクルショップで自転車と、
70年代に流行した、ビニール製の洋服ダンスを買いました。
お風呂は近くの銭湯か、その頃流行り出したスパ。
62 :
夢見る名無しさん:03/01/17 07:19
アバンよ、君はいつ眠るんだい?
私は近所のスーパーのレジのパートの仕事を始めた。
大学時代、レジの仕事のアルバイトをしていたので、すぐに雇ってくれました。
レジが2台しかない商店のようなスーパーでしたけれど、場所も近いし十分でした。
彼が会社に出かけた後、私もパートに出かけた。
夕方は彼が会社から帰って来る頃に、仕事を終わらせ て長屋へは一緒に帰った。
お互いに取り決めもしないのに、そのような日常のパターンができていました。
彼と一緒に廃虚に住んでみて、感じたこと。
それは彼が廃虚と異常に調和している。簡単に言えば、似合っている。
溶け込んでいる。違和感がない。
もし、私が300号のキャンバスに油絵の大作を描くとして。
私の全身全霊をかける作品を描くのなら・・・。
主題は壮大な廃虚の建物。奥行きがある、天井が高い空間。
瓦礫で空気が白く濁っていて、壊れた窓から差し込む光りが、空気に柔らかなラインを浮き立たせる。
最後に一人だけ、人間を描くのならば、迷わずに私は彼を描く。
その作品の中に、私は描かれていません。
壮大な廃虚の中に立っているのは、彼一人だけなのです。
>60
人それぞれに浮かんで来る映像があるんでしょうね。
とてもリアルに。記憶って素晴らしいよね。
>62
大丈夫。ちゃんと寝ています。
夢中になると、ご飯食べないで書込むから、
お腹がぺこぺこになるときもあるんです。
やっぱりアバンさんの綴る物語…いや記憶といった方があってるかもが好きだ。
情景と空気が浮かんでくるのがすごく(・∀・) イイ!!
それと上の方でsageでと書いている人がいるが、
メール欄にsageと書くと上がらなくなるのでひっそりと続ける方が
よいのならsage進行で書き込まれることをおすすめします。
あれから朝まで続きがあったんですね。
今日も堪能しました。
誰もいない工場でキスをされて以来、2度目のキスはなかった。
彼と私は平行線で、毎日毎日、長屋で寝起きを共にし、
毎日毎日長屋へ帰って来るのに、互いを求めることもせずに一緒にいました。
私はどうだろう。私は彼の気持ちが読めなかった。読めてしまったら、私が惨めになるだけかも。
彼が執着しているのは、ここの長屋でに寝起き。私が執着しているのは、彼でした。
私はいつでも長屋を出ていくことができた。彼も止めなかっただろう。
第一、私は彼に誘われも、一度だってくどかれもいない。
答えを出すのはいつも私で、私の意志で長屋に住んでいたんです。
その長屋に住み始めて数ヵ月が過ぎた。
出かけて来る。と、彼。
彼が単独でどこかへ出かけたい時には、無言で長屋を出る。
でもその「出かけて来る。」と言う言葉には、
私も一緒に行っても良い。と言う意味が込められていたんです。
(なんだかずるいよね。)
着替え持って行こうかな。とまた独り言のようにつぶやく彼。
数日は長屋に帰らないドライブになると言うことで、
簡単な旅行の準備をして出かけた。
畳の上に置いた私のボストンバッグと彼の布製のバックパック。
彼がふたつの荷物をを両手に持って、長屋を出た。
私はいつものように、小走りに彼の後を追う。
高速道路を何時間も走った。
話したり、話さなかったり。私はうとうとしたり、しなかったり。
助手席にいると、彼の香りがしてくる。
彼が少し汗ばんで来ると、彼のその匂いが香ってくる。
その香りの中で夢心地になるのは、まるで天国のようで、
幸せだった。限りなくその瞬間が幸せでした。
高速道路の休憩所では、その土地の名産品などもふたりで楽しみました。
傍から見れば、少し会話が少ない恋人同士だったのだろうと思う。
彼は私に行き先を告げなかった。私も聞かなかった。
私にとっては、ミステリーな小旅行。
その日は、目的の地に到着しなかったらしい。
高速を降りて、閑散とした通りに出た。信号待ちの車も少ない、静な町でした。
私にとっては初めての町。彼にとっては・・・わからない。
主な道路を外れて、小道へと入った。
いちおう舗装はされてるけど、車がすれ違うのがいっぱいいっぱい。
角を曲がるたびに道はどんどん狭くなって行く。とうとう砂利道になってしまった。
行く先に何か灯りが見えたと思ったら、木立にさえぎられた。
そし車が向きを変えて進んだら、またその灯りが見えた。
黄色をバックに紫文字で「ホテル・○○」。電気の看板だったんです。
彼は前に来たことがあるんだ。嫉妬・・・。はなかった。
なぜなら、彼は私の恋人ではないのだから。
私だってモーテルなら、昔の彼と何度でも行っている。
何度行っても飽きない。誤解しないでください。
部屋のインテリアが面白可笑しいから。
陳腐な素材を使って、いかに豪華に見せようかという努力。
何でもありの大胆な発想と工夫。大人の遊園地ですよね。
だから「ホテル・○○」に車が入っていった時も、遊園地に入園するような気分だった。
それも平屋で、木立に隠れてしまうようなホテルなんで、一度も入ったことがなかったんです。
ここに泊まる。
彼はいつものように独り言のようにを言うと、車を降りました。
どんどん進む彼に、私はいつものように着いて行くだけ。
入り口が一般家庭用のアルミサッシなんです。
明るい看板でできた、部屋見本の写真なんかあるはずがない。
曇りガラスのむこうに、おばちゃんがいて、無言で受け付けた。
鍵を受け取って、迷路みたいな廊下を進む。
狭い敷地なのに無理やり迷路にしているようで、2、3歩進んだら、すぐに曲がり角になった。
何度か角を曲がるのは、他のカップルに見えないための工夫なのかな?
意味がないなあと思いました。
部屋の扉を開ける時に妙にワクワクするのは、昔と変らなかった。相手が違うけれど。
扉を開けると、甘い柑橘系の香りがふわりと漂って来た。
電気をつけると天井には長い蛍光灯が、ジジジジ・・・ッパ、ッパ。と時間差で灯った。
工事現場に臨時に置かれた事務所の雰囲気。
だけれど床は毛並が長い深紅の絨毯で、多くの人に踏み付けられたらしく、ペタンコになっていた。
ベッドカバーも剥げかけた深紅のビロード。
だけれど、壁紙は高原の白樺林で・・・。このアンバランスさを私は見たかったのかも知れません。
興味深々で浴室を見るためにドアを開けると、
普通の湯船、そして特有の椅子がタイル床の真ん中に置いてありました。
心にさわさわと不安な風が吹いて、それが全身を覆った。
緊張しているような、でも力が抜けていくような、不思議な感覚で、居間のソファに腰掛けた。
彼は彼で部屋の中の小物、テーブルに置いてあるちらしを検索していた。
その夜私たちは同じベッドで寝ました。端と端。
私たちの間には、意識して作った、必要以上に巨大な空間がありました。
身支度をして、ホテル・○○を出ました。
かなり早朝だったと思う。私たちがそのホテルで長居をするのは、意味がありません。
再び高速に乗って、何度か休憩所に立寄り、半日かけて私たちは土地から土地へと移動しました。
再び高速を降り、国道に入り、田園風景を、
森林を走り抜け、ゆるやか坂道をすべるように昇って行く。
つづら道をなん度も折り返し、気分が悪くなりかけた頃、彼は車を停めた。
歩く。彼は独り言のように言う。
気分悪いから。と、私が言うと、彼は自分のシートを倒して目を閉じてしまった。
私もシートを倒して、横になった。
同じ角度で倒したシート。右を見ると、近くに彼の横顔があった。
71 :
夢見る名無しさん:03/01/18 07:25
昔の忘れられない恋。
綺麗だねぇ。
いつまでも綺麗。
誰にでもあるのかな。そんな恋。
>51
>私は匂いに敏感で、その時の雨の匂いにも忘れられないんです。
この一行を読んだとたん、せつなくてせつなくて
涙が溢れ出してしました。
文章を読んで泣いたのはいつ以来だろう…。
匂いは往々にして昔の記憶を鮮明に呼び起こしますよね。
アバンさんの語る独特な世界、大好きです。
続きを楽しみにしています。
>71
片想いだったから、なおさら欲しい恋でした。
あの時は現在形も未来形もない恋だったけれど、
今となれば過去の恋のひとつに、堂々と数えられる。
私は忘れられなかったんです。おもしろすぎて、おもしろすぎて。
今現在は彼に感謝です。彼を讃えます。
素晴らしい冒険をありがとう・・・。って。
文章に残すことによって、忘れていた小さな出来事が、
思い出される。だから書き残しておきたい。
彼は今どこかで生きていると思う。
もう会うことはないけれど、確かに彼と過ごした時間はありました。
>72
雨の匂いってなんなんだろうね。
今でも昔でも同じ匂いですよね。
だから雨が降る夜には、必ずあの外灯の下を思い出すんです。
自動的に思い出す。彼とのことはたくさん思い出します。
ホテルのダブルベッドで熟睡することは難しかった。
反対側の端に寝ている彼が、寝返りを打つと、
ベッドがボヨンと揺れて、その度に目が冴えるんです。
きっと彼も眠れなかったんだと思う。
私たちは車の中で、共に浅い眠りに入ろうとしていました。
空がめずらしく青いけれど、彼に青空は似合わないよなあ。
そんなことを考えながら、
彼の静かな寝息に、自分の呼吸を重ねた。
ねむーくねむーくなって、力が抜けて、体が浮いている感じになりました。
私はそのまま宙に浮き、車の窓を通り抜けたような感じ。
空に向かい翔くように泳いだら、飛べた。楽しい!!
カリーナを上から眺める。森を上から眺める。
線路が見えて、電車が通りすぎた。
長屋が見える。フェンスが白い。
井戸で、おばあさんが洗濯をしている。
金たらいに、洗濯板。ぷくりと太った手が赤くて、しわしわ。
掛け布団を洗っている。不自然だけれど夢だから。
私は空中旋回して、おばあさんの真上を飛ぶ。
おばあさんは布団を、物干し竿にかけながら、私を見上げる。
玉のような、ピカピカの肌の艶。
天国に行くと、みんなこんなに肌に張りが出るのだろうか。
子供のようなあどけない笑顔から光りが放たれた。
場面が変って、私は長屋の中にいた。
畳も襖も箪笥も何もかも、生活感に満ちている。
流しのタイルは、きれいに磨かれて、ガス台の上でやかんのお湯が沸いている。
お膳の上には青磁色の器に、こげ茶色のきゅうりの古漬け。
きっと夢の中で、私の意識が働いていたんだと思う。
壷模の幾何学的模様のカーテンは、洗い立てのようだし、
窓からは、おばあさんが井戸で洗濯をしている姿が見えました。
襟足に白い手ぬぐいを当て、モンペをはいて腰を曲げている。
男の子。男の子が炊飯器の銀色の蓋を開け、
ぎこちない手つきで、冷や飯をどんぶりによそっていた。
ご飯が冷たくて、もちもちとなっていて、へらにこびりついていた。
それはかなりの量で、一生懸命どんぶりの端に、こすりつけている。
私は、フフフフフフ・・・。と笑った。夢の中で笑った。
その自分の声が現実に耳の奥に響いて、目が覚めた。
彼が身を起して、私の目を覗き込んでいた。
仰向けになっていた私の目の前に、深いこげ茶の瞳がふたつ。
大きく、大きく見えた。
彼は私におおいかぶさり、右手でシートの下にあるレバーを操作して、
私の倒れてたシートを起こした。
彼の匂いがふわりと、そしてふわりとキスされた。
堰きがきれた感覚。この一瞬で、私たちの平行線のバランスが崩れた。
お互いそれまでのように、距離を保ったままで
落ち着くことはできなかったんです。
不安定で、不安定で・・・。
それから、私たちの間では、腹の探り合い、かけひきが始まったんです。
彼の掴み所がない、あえて言葉で言うなら、
冷たい情熱のようなものに翻弄されて、私が傷ついていく日々の始まりでした。
これからはsageで書いて行くので、
倉庫に入ってしまいそうになったら、
だれか ageてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
78 :
夢見る名無しさん:03/01/19 11:45
とても気になって、ロムってました。
今日はとうとうプリントアウトしたら、
22ページにもなり、アバンさんの迫力が感じられます。
これからも、本気でロムります。
当然と言えば当然のような。
なんでキスした?と車を降りた後、森に入り獣道を歩きながら質問した。
寝ながら笑って、あんたおもしろかった。が理由。
いつのまにか、彼は私を「あんた」と呼ぶようになっていたんです。
私もキスするかも?と言ったら、別にいいよ。と答えた。
彼との関係には、建設的なものが何もないはずだった。
だから壊れるものもない。私も諦めているところがあったんです。
でも彼の微少な優しさが、誇張された優しさに見える錯覚だらけでした。
臆病に、弱気に、彼に愛される期待をしてみては、
その都度、彼の抑揚のないたった一言のナイフで胸を突き抜かれる。
そんな繰り返しばかりで・・・。
何故耐えることができたのか?それは私の中にあった冒険心かも知れない。
私はなんだかんだ言っても、彼と廃虚を歩くのが好きになっていました。
獣道をしばらく歩くと何か臭ってきました。濁った水を連想した。
そのとおりでした。湖があったんです。水面はエメラルド色なのに、水際が異様に真っ黒でした。
ジージージージージージーと湖全体が唸っている。
蠅が孵ってはその水面上で飛び回り、そして死んでいく。
だから湖は蠅の死骸で、黒い縁取りができている。
桟橋があり、私たちは途中まで渡りました。彼はそこで立ち止まり、蠅たちについて説明した。
快晴で空が青く、それなりの緑に囲まれてはいるものの、この湖のまわりの日差しは固い。
黄色が強すぎる印刷物の風景写真のようで、棘々しかった。
向こう岸には、お城が建っている。
水色が変色したような緑色のウオーターチューブが、蛇みたいに、お城に巻き付いているんです。
立ち入り禁止のテープの残骸がヒラヒラしていた。
ウオーターチューブは蠅の湖に繋がっている。
トロトロした水の中にトプンと入ってしまうのだろうか。イヤな感じ。
お城の近くには大きな門があって、「○○ランド」とサインがあって。
その一本の巨大な柱の下に、電車の車両があった。車輪がなく、地面に固定されてた。
扉が開いていたので、階段昇って中に入る。
子供の頃に乗った、町中をゴーゴーと走る路面電車に似てる。
内装はニス塗りでテカテカ光っていて、運転操作をする台はペパーミント色のペンキでした。
「つぎ止まります」のボタンもあり、ボタンを見つけたとたん、彼と私の早押し競争になった。
彼に勝てるわけがありません。彼は必死でしたから。
音楽が流れて来るんです。
宇宙を連想させるような、ヨガっぽい音楽が、かなり良い音質でかすかに流れていました。
無人だった。
「○○ランド」という斜めゴチック体のロゴが入ってる、キーホルダー、
ペナント、栞、トランプ、マグカップ、帽子、そして Tシャツ・・・。
彼はひとつひとつの土産品を手にとって、丹念に眺めては、元の場所に丁寧に戻しました。
その電車の土産屋を出ると、私たちはジージージージーと言う音を聞きながら、無言で桟橋に戻りました。
車に戻ると、彼がポケットから○○ランドのキーホルダーを私に見せびらかした。
万引きして来たらしい。私にくれると言う。いいから。と断った。
こういうところでしか、抵抗できない私なのでした。
もっと肝心なこと書いてよ。もったいぶらないでくれーー!!
それはそれでいいんだよ。
若き日の恋愛は結果じゃなく過程。。。 だからそのままゆっくりお願いします。
肝心なことってなんだ(笑)?
2人の関係の進展?彼氏の謎?
廃墟の描写?廃墟生活のノウハウ?
全部が面白いので読みに来るのをやめられません....。
夫は家にいると、このような過去のことは書きずらいです。
私の心は過去の廃虚の世界に住んでいるままで・・・。
毎日それなりに専業主婦の生活をエンジョイしていますが、
これらの経験は、ただのおばさんじゃなくて、クールなおばさんにしてくれたようで。(笑
それもこれもあの彼のおかげだと思う。
大事な男性です。今はそばにいないけれど・・・。
若き日の恋愛は過程。そうだよね。若き日の恋が結果になってしまうんだったら、
こわくてこわくて自由に誰かを好きになる気持ちもなくなってしまうよね。
彼との生活には、結果が見えていた。
それでも私が彼を愛しつづけたのは、経験で良いと思ったから。
私もあの時は普通の女性が考えるように、
好きな人と一生一緒にいたいと感情的には思った。でも・・・。
肝心なこと?
私にとって肝心なことは、やはり彼との関係。
当時は廃虚のことにはこだわらなかった。
今、私がこのように廃虚にこだわっているのは、
廃虚は彼との想い出の舞台だったってこと。
それだから廃虚には悲しいような、誇らしいような感覚がわいてくるんです。
初めての廃虚を見たりすると、
そこで存在している彼と私を想像します。
古い廃虚に、新しい生活の跡が残っていたりすると、
他にも私たちのような人間たちが、いたのかなって・・・。
話がそれるけど、軍艦島について。
あの場所に私は彼と住みたい。でも夢の中。
(本当は昔の島の住人に申し訳なくて、住む気持ちにはなれないけれど。)
あの頃の彼とは軍艦島の話は一度も出たことがなかった。
私は知ったとしても、私はそれほどに興味を持たなかったと思う。
写真を見て想像するんです。
軍艦島は今だから、廃虚としての価値があると言えるとも思うんですけれど。
今でも夢を見てるんです。
磯の匂いを感じながら、船から端島を眺める私と彼。
その角張った島はどんどん大きく見えて来るんだろうな。
視界が防波堤の壁に覆われて・・・。
上陸して何をしよう。キスくらいはするかな?
彼が瓦礫の中を一歩一歩進む度に軋む音がする。
そしてふいに立ち止まり、崩れ落ちて来そうな天井を見上げる。
彼は高い集合住宅の窓から、身を乗り出して遠くを見ている。
何十もの窓のひとつに、彼の姿が見える。
昔、山だった場所に作られた、坂の小道。
両手をポケットに入れながら、しんどそうに昇っていく彼。
写真の一枚一枚に、彼の姿を描いてみる。
亡霊のような彼。
軍艦島に上陸することは、彼との恋を再開することと同じことくらい困難です。
私は彼との恋と同じように諦めている。
でも私が死ぬとき、地球での人生を終えるときに、
魂が抜けていくんだったら、軍艦島に上陸したい。
一度だけでもあの空気に溶け込んでから、天国へでも地獄へでも行きたいなあ。
視覚も嗅覚も触覚も聴覚も、生きてるときのままだったらいいんだけれど。
俺がヤツだったら、アバンみたいな女を離さない。
廃虚に一緒に住んでくれるような女、なかなかいないよな。
俺じゃだめなのか、やっぱり・・・。
彼との生活が始まり、最初の夏を長屋で迎えました。
海へも行きました。
誰も来ないような浜辺です。地元の漁師さんしか知らないような・・・。
民宿も海の家もシャワーもない場所。
いったい、どこからそんな情報を仕入れて来るんだろう。
でも海水浴をするのは、私だけで、
彼はTシャツとジーンズで砂浜に腰を下ろして、
一度も水に入ったこともありませんでした。
よく恋人がするように、波でじゃれあったり、
砂浜での追いかけっこや、水しぶきのかけあいもなかった。
私は長屋で水着に着替え、砂浜で水着になって泳いだ。
何時間でもひとりで泳ぎました。
砂浜に彼ひとりを残して・・・。
仰向けにぷかぷか浮いたり、うつぶせになって波に乗ったり、
だんだんと私が潮の流れに流されると、彼も砂浜を私の方向にゆっくり歩いた。
お互い手を振り合ワケでもなく、ひとりとひとりでした。
私は日に焼けて、だんだんと小麦色になっていく。
彼もそれなりに焼けていたけど、私ほど黒くはなかった。
彼は車に井戸水を石油タンクにいれてました。
私に海水や砂をこびりつかせたまま、彼の愛車に乗られることがイヤなようでした。
彼はタンクの水を私の頭からバシャバシャかけてくれます。
でも結局砂が落しきれてなくて、
砂が助手席のシートに残り、彼は不満そうでした。
そんな時は温泉か銭湯に入って帰りました。もちろん男湯と女湯に分かれて。
そろそろ出るよ。なんて、言うはずありません。
長屋での夏の夜は暑くて、蒸しました。
蚊も多く入って来て、蚊取り線香を炊きます。
でもある日、押し入れの奥から皺くちゃになった蚊帳を見つけたんです。
蚊帳にはモワモワと黴が生えていました。
井戸水で洗い流して、干しました。
皺くちゃだった蚊帳は、平らになったので、使えると思い、
昼間のうちに部屋に吊したんです。
家の中でテント張ってるみたいで、おもしろかった。
昔、昔、子供の頃に、蚊帳で寝るのはおもしろかったものですよね。
その時もめずらしくて、胸がワクワクして・・・。
だんだん夕暮れ近くになると、その部屋の雰囲気が違って来て、
蚊帳の中が異様な特別の世界に見えてきたんです。
私たちは、それまでも距離を置いて寝ていて、お互いのテリトリーには入り込まない、
架空の線ができていたのです。
それはお互い自然に承知していたことなのですが、
緑色の蚊帳がその線を、隠してしまうような・・・。
夜更けて、私は蚊帳の中で、いつもの場所に横になっていたんです。
彼も距離を置いて、横になりました。
私は天井へ昇る蚊取り線香の煙の行方を追っていました。
日に焼けたよね。彼がポツリと言うんです。
時間をかけて言葉少なく話す彼なのですが・・・。
その時も同じでした。
浴衣とか持ってないの?私の浴衣なら実家にある。
その後こんな会話が続きました。
彼が小学校高学年になったころ、
幼なじみの女の子が近くに住んでいたそうなんです。
広場で行われた町内会の盆踊りの日、彼女は浴衣を来ていた。
でも彼女の浴衣の襟の合わせが左右逆になっていたんだそうです。
それを近所のおばさんに指摘され、浴衣の襟を直すことに。
おばさんは柳の木の影に彼女の手を取って連れて行った。
帯がほどけたとたんに、浴衣がハラリと左右に開いて、
見えてしまった。と言いいました。
彼女の胸が見えてしまったと。
見てはいけない、いけないと思いながらも、
その胸から視線が外せなくなっていた。
その子の視線を感じ、チラリとその子の顔を見たら、その子、彼に気がついていた。
すぐに逃げ出したかった。
けれど、そこで逃げ出したら、とてつもなく重大なものを見たことを、
なんか認めることになってしまうから。
自分は忘れようとしたんだけど、やけに白かった胸が忘れられないようで。
浴衣をはだけた彼女の胸元に日焼けした部分と、してない部分の境界線を見たらしい。
蚊帳の中の空間は妖しくて、お互いに発するフェロモンの逃げ場がないようでした。
私の胸を見たいのか?と話の流れ上、そんなふうに聞いた。
どっちでもいい。って、言うので見せた。
彼は、白い部分と焼けた部分の境界線に触れた。
思ったより小さい。彼は私の胸にかすかに触れた。
呼吸を停めた私の体が、ざわざわと、全身のうぶ毛がたつような感じがして、
坂を転がり落ちてしまうような気がして、
彼をブロックした。自分との気持ちに折り合いがついてない。
この気持ちを受け入れられてないで、どうしようか?
私の裸を見て、私を好きになった?
そんなに都合良く行くものか。
彼が心を渡すか、私が体を渡すか。これがかけひきでした。
真夏の夜の蚊帳の中で、私は静に気が狂いました。
きっと彼も・・・。
保全しておきます
どきどき
確かに、どきどきです。淡々と書かれているが、心が揺さぶられる。
95 :
夢見る名無しさん:03/01/22 23:09
乱立荒らし対策保守
96 :
夢見る名無しさん:03/01/23 00:09
自分のスレはおちていい。
ここはまもらなきゃ。
寝ます、、誰かあと頼みます
(^^)
彼は工場へ勤め、私は近所のスーパーへのパートでの日常だった。
スーパーでの勤務時間が終えると、私は安くなった惣菜を買います。
スーパーの休憩室に置いてある、電子レンジも重宝しました。
また簡単な厨房もあり、そこで簡単なものを作って、長屋へ持ち帰ることもありました。
鮮魚コーナーの刺身などの奉仕品は、豪華だった。
私が仕事からあがる時間になると、彼がブラリと店に入って来ることもあったし、
スーパーの駐車場に車を停めて、待ってることもあって。
夕方になれば、毎日毎日好きな人が迎えに来てくれる。
スーパーの他の従業員から見ても、私は幸せそな、いい顔をしているって。
私たちは、銭湯やスパのついでに、そのままドライブへ出かけることが多かった。
車を流しFM放送を聞きながら、夕焼けの時間を過ごすことが多かったんです。
長屋での夜更け。私たちは言葉少なく、自分たちの心が赴くままに、
本を読んだり、ラジオを聞いたり・・・。時々話すこともあった。
そしてどちらともなく床につく。そんな毎日の繰り返しでした。
廃虚に生活の秩序と、空気の流れができて行きました。
再び蚊帳を張ることはなくなった、でも私と彼は気が向けばキスをした。
蚊帳での出来事をきっかけに、彼は私の体に触れて来ることが多くなった。
それは彼自身のためだろうってわかる。
私も私自身のために抵抗しないのかな・・・。
毎日毎日、車の中で、長屋の中でのそんな出来事で、
気がついたら、ほとんどの私の体の表面は、彼に占領されていました。
ここを覗くことが日課になりました。
また更新してあって、うれしい。
俺も自分のスレのことはどうでもいい。
アバン。体に気をつけて、書きつづけてくれ。
寒くないか?
いつものようにラジオを聞きながら車を流して、埠頭についた。
大きな貨物船の船体が、夜をもっと暗くしているような、
圧迫感を感じながらも、車を停めたんです。
Bまでいった。彼がポツリと言う。
Bってもしかして、あの「B」?
私は少しあきれてしまいました。
成人男性から、AとかBとかって、ワラエル。
Cまで・・・いきたい。と彼の率直な言葉が続く。
苦しい。と彼はハンドルを握ってる両腕に顔を伏せた。
雨が降っていた。
車の窓についた雨の水滴が、船の甲板の電球の光りに反射して、
光りながら生き物のように下へ落ちていきました。
雨音が車の屋根に響いて、私たちは静だった。
私も苦しい。でも言えない。
無理にでもしてくれれば、簡単だったのに。
とも、思う。ハッキリ言えば。
お互いのかけひきの結果で。複雑になっていく。
私のことは嫌いでない。でも恋人でない。
Cの関係は持ちたい。これから先もBのままで一緒にいるのか?
と彼が問いかけてくる。
私は彼を失いたくなかった。
長屋で起きて、長屋を出かけて、長屋に帰る。
いつもそこには彼がいる。
・・・いいんじゃない。とだけ答えたんです。
私は堕ちていこうとしています。彼を失うことが怖い。私の弱み。
私自身よりも彼を愛した。なんて言い訳がましいでしょうか?
腹立たしい、言い訳ですよね。
情けないとも思った。悔しかった。
彼は私に触れもせずに、無言で車にエンジンをかけて長屋へ戻った。
再び蚊帳を吊した。
蚊帳の中は前のように妖しかった。
Cまで至るのに、時間はかからなかったんです。
私たちは水を得た魚のように、蚊帳の中を自由奔放に泳ぎ回りました。
情けないとか、腹立たしい気持ちはなくなって、
彼の匂いのが溶け込んだシャワーに包まれて、私は幸せだった。
(すみません。朝書くようなことじゃなかったです。)
あ。私100ゲットです。
朝から目がハートになっています。
涙がでてきそうなお話し。
なんで2ちゃんなんだろう?って最初は思ったけど
みんな優しいねぇ。
夢見てる女じゃない男の人たちが
アバンさんに優しい言葉を書き込んでるのを見ると、
なんだか、すごい嬉しくなったよ。
優しくしたくなるんだよ。
廃虚に、惚れた男と住む女の気持ちも知りたいしね。
今だから語られるアバンの本音。
もっともっと聞きたい。
106 :
夢見る名無しさん:03/01/23 13:42
心配だからあげとこう。
さがらないなあ。
誰かからの優しさには敏感でした。
彼からの優しさを探す癖がついていたから。
今現在、私も落ち着くところに落ち着いて、
安定した生活を送っています。
毎日の生活で、ネット生活でも、
誰かからの優しさが降り注いで来るのがわかります。
周りを見渡せる余裕が出てきたのでしょうね。
あの頃は・・・廃虚に彼と住んでいた2年半は、
彼からの優しさを拾い集めていました。
たとえば、地面の上に無造作に投げ捨てられた優しさだったとしても、
私は這い蹲ってそのかけらを探した。
小さな子供が、床に投げつけられた飴玉を必死に掻き集めるように。
その小さな優しさのかけらの汚れを両手で取り去り、
大切に大切に記憶のポケットにしまいこむ。
そんな作業の繰り返しで、ポケットの中はいっぱいだ、いっぱいだ。
って、自分で元気つけていたような気がするんです。
数えられるだけの優しさのひとつひとつ。今でも思い浮べることができます。
だからこうして書くことができるんだと思います。
あの頃の生活が暗闇ならば、今の生活は燦々としている。
背徳の美。そんな旗をかかげて、彼と一緒にいました。
封印した昔の蓋を開けることはない。
昔の自分は否定されるべきなのか?
私は間違っていたのか?
失敗だったのか?汚点だったのか?
今、このように記憶を絞りだし、書いていることが罪なのかもね。
でも、私は書きます。書いていきます。
アバンさんの書き込みを、Webページとして一つの形に残させていただけないでしょうか?
某所でアバンさんの書き込みを初めて見た時、私とアバンさんの年齢が近い(書き込みからの
勝手な推測ですが)のもあって、胸を打たれたというか共感するものがあったというか・・・
ここに書くのも勿論一つの形ですし、私が強制できる事ではないです。勿論。
でも、ここだけで埋もれさせるのは勿体なくて。
あげてしまいました。
すみません・・・
(101からの続き。)
それから長屋では蚊帳を張る日々が続いたんです。
私たちは埠頭から帰った翌日、蚊帳の外へ出なかった。
工場もスーパーも無断欠席で。
蚊帳の中では、世間の罪悪感からも遮断される気がしていたんです。
ふたりで、そう思い込もうとしてたんです。
工場でのキス以来、すでに予告されていたんだと思う。
以心伝心。あ、うんの呼吸。
物理的には薄い紙切れ一枚、
入り込める隙がないほど、密になって行く私と彼。
私のからだ的には、極まっていく思いが、枝分かれして成長していく。
蚊帳の中だけでは何でもありだ。と、自分に言い訳していた。
彼に愛されていないことにも、目をつむることができた。
自分自身を甘やかすことも、できてしまうのでした。
知り尽しても、知り尽しても、足らなくて、
蚊帳の中で私たちは夢中でした。
>110
私がここへ書いていること。
私を知らない不特定多数の方に向けて書いています。
自分ではページを作る作業はしたくないです。(怠惰なのでごめんなさい)
sageさん次第です。こちらとしては、構いません。
(渋いデザインでお願いします。)って、我儘ですみません。
できたら見たいです。
私、若くないです。大台乗りました。
sageさんも?
彼は疲れてしまうと、、私の胸の先端にに添って、小さく円を描く。
くるくる、くるくると・・・。触れてないようで、触れてるようで。
ゆっくりとゆっくりと、だんだんとゆっくりとなって、
その動きが止まる。彼が眠ってしまう瞬間で、愛しかった。
彼の前髪が、形の良い鼻にふりかかっているのを、
私は爪の先で拭いましたが、髪は何度でも落ちてくる。
でも彼は目を覚まさない。
私は少し体を起し、足元にまとわりつく毛布を、
上のほうへ引きあげて、彼と私の体をふわりと被って眠りました。
バフッとなる時に、彼の匂いがパフッて私の体を包みます。
書き始めると時間がたつのを忘れてしまいます。
注意しないといけません。ね。
なかなかずるいと思えるところもある彼氏けれど、
聞いてきてくれるところがとても律儀。
ABCという言い回しは確かに笑えるかも。
いままでは不思議な魅力のクールな雰囲気な人なのかなあとおもってましたが
突然中学生みたいで可愛いような。
自分自身の現在の精神状態と重なって何故だか泣けてきます。本当に欲しいモノ(物?者?)はいつでも手に入らないんだ…。透明感のある文体と叙情的な描写が余計に瞼を熱くさせます。早く続きが読みたいな。
>409
私と彼は基本的に律儀なんです。(笑
だから会社やパートを無断欠勤して、蚊帳の中で過ごしたこと、
とんでもないことしたような、罪悪感がありました。
日中から私たちが蚊帳の中で不道徳なことをしている間に、
自分たちが仕事を休んで、迷惑を被っている人がいるんじゃないかと。
廃虚に住んでおきながら、この気の小ささはなんだったんでしょうね。
次の日は、ふたりともきちんと出勤したんです。
ABCの言い回し。あれはきっと計算されていたんだと思う。
それか照れ隠し?ギャグ?
とにかく、彼に言われると、ドキドキしたんです。
可愛くて、狂おしい大人の台詞として演出されたような気がして。
>116
本当に欲しいもの。そうですね。
私の場合は多くのものが手に入らなかった。
自分の努力でどうにかなることもあるけど、
ならないことのほうが多かった。
そういうことって、いつまでも尾を引きます。
後ろ髪を引かれる思いと言うか。
でも、そういうことで、自分の人生のバランスを保っているんだと思う。
透明感は、まさしく彼からかもし出されるもの。
彼は透明で乾燥した氷のようでした。
透明という言葉は、キーワードになると思うので、
大切な場面で使わせてもらいます。ありがとうございました。
おはようございます(もう昼だけどw)
お許しが出たので、サイト作りのほうがんばりたいと思います。
>110
サイト作り、お気楽に、楽しみながら。ね。
私も楽しみながら書いてます。
せつなくなることも、あるけれど・・・。
長屋での生活も、やがて終わりになりました。
夢に出てきた、親戚のおばあさんの話をしたから。
ここに住んでたおばあさんって、
丸顔で色が白かったでしょ?彼が頷く。
ほら、彼とのドライブの時、獣道を歩く前に、車を停めて少し眠った。
その時の夢の中で、私は幽体離脱のようになって、
ここの長屋の上空を飛んだでしょ。覚えてますか?
井戸で掛け布団を洗っていた、おばあさん。あの夢です。
おばあさんのお顔は、この世のものとは思えない光を放っていた。
その夢の内容を全部話したんです。
それから、数日後、私たちは蚊帳を吊したままの長屋を後にしたんです。
とりあえず、家賃だけが支払われていて住人不在の、彼のアパートに行きました。
前にも書いたけれど、廃虚同然です。
男の独り暮らしによくあるような、万年床、オーディオセット、テレビ とビデオ。
きっと平均的な独身男性の部屋なのでしょう。
三つのリモコンを始め、 何枚かのCDやらビデオテープが布団の上に散乱して、
扇風機と炬燵が同居していました。
洗濯物の山。いつのものかもわからない。
台所には、ホコリが乾燥してこびりついたステンレスの流し。
カップラーメンのカスが固くなって残っています。
紙くず系の燃えるゴミが、床を覆うように置いてあって、
今度、捨てよう捨てようと思い溜ってしまったと言います。
でもその部屋は、彼の匂いが濃縮されたような、
それに古い畳と壁の匂いも混じっていて、私には心地良かったんです。
合い鍵。愛する人の合い鍵を持つことは、女の勲章のようなもの。
でも私にはなかった。
アパートの住人が鉄板でできた階段を昇り降りするときに、
カンコンカンコンカンコンカンコン・・・。と音がします。
鍵をガチャガチャ開ける音がして、ドアが開き、締る音がバタン!とする。
やがて、テレビやラジオの音がこもって聞こえて来ます。
夜近くになると通路に面した風呂場からは、水をかける音や、蛇口から勢いよく流れる水、
そして桶を置くカランコロン・・・という音が響いて来ます。
どこかの部屋でお湯を沸かすときに、ボンっと部屋に振動が響くこともあった。
きっと住人のほとんどは同年代の社会人、または学生さん達だったと思う。
住人同士が互いに、生活の気配を感じながらのアパート暮しです。
隣の部屋にはOLが住んでいました。きっと同年代か少し下だと思います。
私は彼の後に従い、階段をカンコンカンコンと昇る。
少し後から、仕事帰りのOLも階段を昇る。
私は彼がドアの鍵を開けるのを、彼の背中に体を寄せるようにして待っていました。
通路が狭かったので、奥の部屋の OL が通れるようにと。
OLは軽く挨拶をして、香水の匂いを撒き散らしながら、私の背後を通りすぎていく。
彼女を目で追いました。私は自慢したかった。
これから男の部屋へ入っていく私を、彼女に見て欲しかった。
しょーもない、くだらない見栄ですよね。
OLはこちらを見向きもせずに、素早く鍵を開けて、部屋のなかへ入っていきました。
ふたりで部屋に入ると、隣からの音が気になった。
しばらくすると、台所の湯沸かし器を使う音や、包丁を使う音も聞こえて来た。
長屋の裏を通る電車の大きな音と振動はうるさかったけれど、
それほど気にならなかった。
でも人間が作り出す小さな雑音は、彼と私をイラ立たせました。
キスをしてもなかなか火がつかない私と彼。
それでも火がついたとたん、彼から口を塞がれ、火が消えてしまった。
彼は恐れた。どんなに小さな吐息さへも。
私と彼はからっきし、ダメだった・・・。
隣の部屋に男性が訪ねて来る日があって。
彼女の声がわざとらしく響く夜があって。
私に聞かせているんだとわかりました。
同性としての対抗意識。私は感じ取ったんです。
その夜、私と彼は再びアパートから逃げ出しました。
長屋に張った蚊帳の中のような、自由に泳ぎ回れる空間を探すために。
私は長屋の蚊帳が恋しくて、戻ろうよ。と言ったのです。
でも戻りませんでした。
彼は工場に勤め続け、私はスーパーのパートをやめた。
私たちが住む二つ目の廃虚は、自転車でパートへ通える距離ではなかった。
幹線道路を下り、市街地から遠く離れた場所だった。
前にも書いたけれど、つぶれたドライブインの隣にある木造一軒屋の廃虚でした。
近くには県営のバス停留所があるのですが、
簡単に作られた小屋みたいなのがあって、その日は、傘を差したおばあさんが、
霧雨を避けるように、ちょこんと腰掛けてバスを待っていました。
せいぜいひとりかふたり腰掛ければ、いっぱいになってしまうようで、
その小屋の外には、背もたれのビニールが破れ、
スポンジが見えてるパイプ椅子が置いてありました。
あの頃は、まだまだホーロー板看板がたくさんあって。
私たちが住む廃虚の木造の壁にも、何枚か貼ってあったんです。
廃ドライブインの手前に、
10台くらいの自動販売機を並べてある細長い建物があったんです。
私たちはそこで、紙コップに注がれた熱いコーヒーを飲んだ。
もう秋になって、肌寒くなっていた。
ドアをスライドして外へ出ると、紙コップからうっすらと湯気が見えました。
彼はコーヒーを飲みながら、廃ドライブインのほうへ大股で歩いて行った。
私は自動販売機の前で待った。
彼がなかなか戻らないので、仕方なくその方向へ歩いた。
そこには木造2階建ての家があって、彼はすでに、その中にいました。
私と彼はそこへ住みついてしまうことになったのです。
パートを辞めた私は、挿絵を描くアルバイトを始めました。
学生時代の友人から頼まれた仕事です。
画材一式と電話は元の自分の部屋に置いてあったので、
日中、私はそこで仕事しました。
彼が工場へ行くときに、車でその木造の家を出て、私は自分の仕事部屋に来た。
彼が工場から帰る時に、彼の車に乗り込んで、木造の家へ帰る。
そんな毎日でした。
彼は一度だけ、私の仕事場へ入ったことがあって。
でもなんか恥ずかしくて、別の面の私を見られているようで、
背中を押して追い出した。仕事場のことを描くと、シラけてきたので、
今日はこの辺にしておこうと思います。
木造の家について少し。
玄関は引戸で、きっと開ければ、ガラガラ・・・。と音がしただろう。
でも私たちが出入りするところは、裏の畑の畦道に面した、勝手口でした。
枯れかけた雑草を踏み込んで、出入りした。
この家に住んでいた人は、園芸が趣味だったらしく、
道路に面した玄関の前には、小さな日本庭園の跡がありました。
大きな盆栽のような、松の木は生きてはいるものの、
長い間手入れされた様子がなく、葉が伸びきってバランスが悪かった。
雑草の間からは水仙か、あやめか、菖蒲か、かきつばたか、
しっかりした形の葉が、増えすぎて剥き出しになった球根から何本も出ていました。
枯れかけてはいたものの、再び春が来れば、自力で花を咲かせるのでしょう。
玄関には大きな下駄箱が取りつけられて、
その上にはいくつかの鉢植えの残骸が残っていて、
いくつかの箱庭も置いてあり、おもしろかった。
家全体の壁はベニヤ板でできていて、それ特有の安っぽい匂いがしていました。
ベニヤ板を爪でこすると、ゴーゴーと飛行機が飛ぶような音が響く。
一階には6畳と8畳と4畳半と台所、洗面台と風呂がありました。
8畳間には床の間、仏壇の跡があり、それが部屋全体を暗くしていたような。
4畳半は物置に使っているらしく、住人が残した衣類で溢れていた。
台所は畦道に面したところで、比較的明るかった。
二階は4畳半と6畳。どちらとも日当たりが良かった。
私と彼の生活の場所は、ほとんどがこの二階で、
私としては階下の暗い部屋は気持ちが悪かったので、入れませんでした。
彼はよく入って、何やらゴトゴトしていました。
私は1階の部屋々を避けるように、勝手口から階段へ突進し、一気にかけ昇る毎日。
彼はこの家の住人を知っていたのだろうか?
何回か質問した。でも答えはいつも、別に・・・。だった。
そこでの生活が軌道に乗るまで、時間がかかりました。
寝室にしていた2階の部屋は陽が当り明るかった。
けれど、それでも家全体は陰気だったんです。
きっと一階の8畳間の印象があったから。
長屋の蚊帳の中のような妖艶な雰囲気は、どこにもありませんでした。
私は子供の頃、よく金縛りに合ったんです。
(金縛りなんて言うと、笑う人もいるかな?)
大人になりかける頃から、金縛りに合うことはなくなった。
でもこの家の2階に住んでから、十何年間ぶりに金縛りに合いました。
恐い夢を見るんです。一階の八畳間にある床の間の飾り柱。
その柱はつやつやしていて、黒い瘤があるんです。
その瘤の黒い色彩が、どんどん滲んで広がって、視界を覆うんです。
それでグアングアン・・・と耳の中で聞こえる音が大きくなって、
暗闇の中で大音量の津波で毛穴という毛穴から悪寒が入り込んでくるような。
金縛りの兆候なんです。
そんな経験をしてから、私はしばらく、好きでたまらない彼をその家に残し、
自分の仕事部屋に寝泊まりしました。
毎日待っても待っても、彼からの連絡はなし。
女体(表現がヘンだけど、あえて)って不思議なもので、
時間が経つと求めてしまうものなのですね。
せつない。初めて自分で昇った。工場と蚊帳の中の風景、そして彼がよぎる。
こんなこと2度と繰り返せない・・・。
私は彼の工場へ迎い、駐車場で彼を待った。
彼の姿を見て私は潤となった。
朝から目がハート。今朝もすみません。
127 :
夢見る名無しさん:03/01/26 04:50
なかなか繋がらなくて、発狂していました。
ああ、良かった。ホッ。
ちなみに私の名前は潤一と言いますが、私の名前の一文字が使われていて、
嬉しい。それもかなり艶っぽく・・・。
ついでに突きあげておきます。(藁
確かに、繋がりずらかったですよね。
でも書き貯めていましたので、読んでください。
>潤一さん(127)
すみません。勝手に名前の一文字を使ってしまいました。
「さんずいヘン」とその音読みの響きが、なかなか良いと思ったもので。
私を見つけた彼。視線が苦しそうだった。
頭に血が昇っている感じで、彼の顔は紅かった。
いつものように、彼の匂いが籠もる車の中。
最初の会話は、浴衣を買ったと言う話。
季節外れで安売りしてたから、
商店街の小さな衣料品店で、買ったと言う。
どうせなら、着たら。と彼は言った。
浴衣、木造の家にあるから。
遠回しに私を誘う。それも彼の手口。(ずるいよね。)
私は木造の家へ向うことを望んでいたけれど。
暗い陰気な家は厭だった。
でも彼を思うせつない時間はもっとイヤだったんです。
ひとりで天国へ昇るのは、本当は地獄へ墜落して行くこと。
他の女性はどうかわからないけれど、私はそんな自分を赦せない。
(わかる人にはわかりますよね。はっきりは書けない。すみません。)
木造の家寒かった。
2階には石油ストーブがあった。
豆電球を熱して芯に点火するもので、なかなかつきにくかったんです。
もうすぐ電池がなくなるかな。
浴衣は原色朝顔の柄だった。趣味悪い。オーソドックスすぎる。
私としては大正ロマン風。たとえば渋い紫地にベージュの楓など。
うーん。私はためらった。これって子供っぽくない?
部屋が暖かくなったら、着て。彼は床に浴衣を広げた。
「浴衣」と聞かされた時から、ある事が私の頭から離れなかった。
彼が子供の頃に体験したと言う柳の木の話。
幼なじみの胸を偶然見てしまったこと。
彼は忘れられないでいるのだろうか?
その情景を?それともその少女そのものを?
部屋が暖かくなっても、浴衣を着るのは気が進まなかった。
手伝うよ。彼は強引だった。
何もかも強引で、すでに越えた一線を、再び越えた。
私は抵抗する芝居だけを、していたのかも知れない。
ヘンタイ・・・。私は乾いた快感の中でつぶやく。
そうかもね・・・。と、時を迎えた瞬間に答える彼。
あの娘ともこんなことしたかった・・・?言葉を続ける私に、
したよ・・・。と、脱力感の中で答えた彼。
私はみっともない女になっていったんです。
彼に対する片恋が、憎悪と嫉妬まみれになって行ったんです。
私は狂ったように、積極的になっていきました。
きっと般若の顔をして、私は彼に喰いついて行ったんだろうと思う。
彼はそんな私を受け入れた。
環境と動機と過程こそ違ったけれど、
結果的には長屋の蚊帳での行為を繰り返していた。
彼の胸ぐらを掴んで、問い詰めた。
それでも彼は動じない。
あたかも、私の燃え盛る嫉妬の炎を楽しむかのように、
またポツリポツリと話し出した彼なんです。
私が何故、何故、彼に問い詰めなければならなかったのか?
私の立場上、そんな権利はありません。
過去に女がいたことは、すでに知っていた。
私と彼のような不純異性行為。そんな段階の疑似恋愛なら見逃せる。
だけれど、少年の彼が少女の彼女を愛した純粋さを想像して。
ムカついた。イラついた。許せなかった。
当時の彼の気持ちを問い詰めたかったんです。
彼が私を使って、あの時代を再現しようとしているの?
あなたの気持ちと情欲が趣くままに・・・。
私はこれからもそんな彼を許していくことになるのか?
なぜならば、その時点で彼をもっともっと深く深く愛しすぎ、
そこから這上がれなくなっていたから。
どろどろの世界に突入。
怖くなって来たけれど、目が離せない。
単身赴任で休日を持て余す予定が、
ここへ来て充実した余暇になりました。続きお願いします。
ところで
>>130の「ポツリポツリと話出した彼・・・」ってあるけど。
何を話したの?気になって、待ってるんですが。
133 :
夢見る名無しさん:03/01/26 23:24
なんか展開が変わってきたねぇ。
綺麗なだけの思いでで残せたらいいものを・・・。
でもこれが本来の姿なのかな。
泥沼だったのは、私だけじゃなかったって、安心してるけど。
ごめん・・・。
二人の関係がどう移ろっていったのか興味深く拝見させて頂いてます。彼は今現在も廃墟暮らしを続けているんだろうか、、、
待ってるんですが・・・。
連日、楽しませてもらっておりますが、
リアルライフに差し支えないかちょっと心配。
今日は雨ですね。
古いアパートなんかだと雨の日は格別の情緒がありますね。
雨音、すきま風、寒かったり怖かったりするんですが、
建物に守ってもらっていること、
屋根の下にいれる幸せをしみじみ味わえた気がします。
マンション暮らしだとあまり感じないのですが。
>132
ポツリポツリと話し始める彼。
その内容は。結果的にもっともっと彼を愛する原因になったのでした。
彼女の胸を見た。それが彼の性の目覚め。
彼に胸を見られた。それが彼女の性の目覚め。
ふたりの性の目覚めは同時に具体化されていった。
純朴すぎて、無知ゆえに臆病なふたりの気持ち。
お互いが欲しいけれど、どうにもならないもどかしさは、
恋に恋する、初恋、初体験となった。
ふたりで一緒にいればこの気持ちは満たされる。
そうは思っていたけれど、何かが足りない。
本当は幼い彼らでも知っていたんです。
彼らが行うべきことを。
彼はその場所を基地と呼んだ。
二級河川と呼ばれる橋の下に放置されている土管の中。
川に沿い三流旅館と場末の飲み屋が立ち並んでいたそうです。
基地は草に覆われて隠れていたので、見つかったことがない。と言ってました。
二級河川と呼ばれる橋の下に放置されている土管の中。
川に沿い三流旅館と場末の飲み屋が立ち並んでいたそうです。
基地は草に覆われて隠れていたので、見つかったことがない。と言ってました。
ふたりには「秘密の箱」と言う宝箱があって、
○ORO、○レイボーイ、ぺ○とハウス、
月刊○凡、月刊○星の性に関する相談のページなどの切抜き、
愛の体験記等の文庫本が数冊。広辞苑が入っていたという。
(広辞苑は性に関する言語を調べるためだそうです 。w)
後にその秘密の箱の中には、避妊用具、大人の玩具もコレクションも加わったそうなんです。
ふたりは、お互いの好奇心を満足させて行く。
その好奇心と平行して、ふたりの恋愛感情も本格的なものになっていく。
中学生になった頃から、その基地ではふたりだけの課外活動が始まったと言います。
絵に描いたような暗い目をした美少年が繰り広げる、青春恋愛小説。
だんだんと彼を大人の男にして行くのは、その彼女。
お互いが知っいる。具体的に大人になって行く、その過程を。
どんなに新鮮で、刺激的で、楽しくて、満ち足りて、美しく、愛し合っていったのだろう。
思春期の時代は多くの人達が、性の行き場に悩み、苦しみ、欲求を押える。
そこには限られた現実があるから。
彼と彼女のように、思春期の性を謳歌し尽したものはいないんじゃないのかなって?
その頃の彼をも認め、含めて、私は彼を愛し欲しがった。
彼の肉体の歴史に私がいるだけ。もう、それだけでいい。
私の心は許さなくても、私のからだは彼を求めて止まなかったんです。
>409
心配してくださってありがとう。
でもご心配なく。リアルライフには差し支えありません。
かえって機嫌が良いと言うか、ハートの目になっているからでしょう。
アパートは良いです。
壁が薄いのが良い。部屋と部屋の間にある共同便所だともっと良い。
悪天候の日は貧弱なアパートだからこそ、
外の空気が反映されて、温度差にも敏感になって部屋もそれなりに侘しくなりますよね。
マンションの壁は厚すぎるのかな?
>134
いくらその時は泥沼でも、一定の時間が経つと
綺麗な思いでになることがあるんです。
今の自分の幸せと昔の泥沼時代を、比較すれば、その差も大きくて、
尚更今が幸せだって感じることができる。
今は安心して思い返すことができるんだと思います。
逆にそのどろ沼の暗さが、忘れられないのかも知れませんね。
>♂三十路 さん
これからも書いて行きますが、一方的な片想いだったので、
私の思いばかりが強くて。恋愛関係じゃない男女って、不安定ですよね。
先が見えていて、限界があるのはわかっていたけれど、
せめて、その限界の中でも彼との想い出が豊かになるように関係を保っていた。
彼が彼女との課外授業に夢中だった中学生の頃、
私はその頃から美大受験へ向けての、受験勉強で必死でした。
少しくらい絵心があるからと、自分には才能があると思っていたから。
後に美大受験には合格したものの、私は限界がある凡才でした。
やっぱりモノにならなかった。絵は描き続けていたけれど。
それにしても、あの中学時代の受験勉強に費やした時間はなんだたのだろう?
彼のようにチャンスがあれば、課外授業をしている自分もいたはずです。
彼と彼女が基地での、知識、実験の延長線上にふたりの初体験があった。
土管の中で?違う、鍵っ子だった彼女の部屋と言っていた。
秘密の箱を残しふたりは基地を去る。それから試行錯誤で初体験に挑んだと言います。
お互いに納得がいくまで、思いやりあいながら、ゆっくりと経験を重ねていったと。
好きだ、好きだ、好きだと、心と体が叫んでいたと。
彼は昔の思いを拭い去るように、両手全面でで顔を擦りながら、ぽつりぽつりと話続ける。
本気だったんだな。って思った。
彼女はどんな娘だったのだろう?普通の子だよ。彼は言う。
でも私は思う。彼に抱かれてる彼女は誰よりもきれいだったのだと・・・。
私は再び木造の家の2階に住みついた。
金縛り。そう私は時々金縛りに合っていた。
不思議な金縛り。夢の中では、彼と彼女が出てくる。
彼女は浴衣を纏っている。柄は体が丸い朱色の金魚だった。
金縛りの始まりは、いつも金魚の朱が滲む。
滲んだ朱で視界全体を覆われると、悪寒に体を包まれ、耳の中でグアングアン・・・と音が響き渡る。
恐怖心はなくなっていた。ただ頭の中に、ある場面がはっきり見えるんです。
それはいつも同じ映像でした。
濃い朱の中で彼と彼女が抱き合っている。
その朱がだんだん透明に変って行くと、金縛りが解けて行く。
美しいふたりに見惚れている私がいる。
次第に私は、妖しく激しい快感に包まれ、
意識的に隣にいる彼にしがみついて目を覚ます。
彼は脈打つ私を感じながら、抱き返してくる。
何度かそのようなことがありました。
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
落ちるの怖いけど、
ほんとに絶対荒らされたくない。
なのでぎりぎりまでアゲたくない。
いくら下がっても頻繁に書き込みがある内は落ちない。
sageで大丈夫。
では感謝をこめて書き込んどくか。
>>138-139 この辺りの話を、彼の口から直接聴いている時のアバンさんの気持ちを考えると
とても切ないです。。。。。。
しかもそれを急かしてる132とかね。
保守
150 :
夢見る名無しさん:03/02/01 10:36
age
ダ●の大冒険という一昔前の漫画を思い出した。
>プリン体さん
そうですね。現実では彼にその話を聞かされている時は、
彼女を羨しく思った。なぜ彼女がそんなに彼の心を捕えることができたのか?
私が彼にそれほどまで愛されないのは何故?何が足りないのか?疑問と嫉妬、激しくせつない気持ちで、苦しかった。
彼のひとつの過去として片付けることは、できたかも知れない。
愛情。あの彼が持った愛情の存在感は大きくて、それが彼をますます輝かせることになった。
私の中で・・・。だから私は彼女との彼を憎みながら愛しました。
みなさん。このスレを守ってくれてありがとうございます。
最近少しプライベイトなことがあって、大したことではないんですけど、
なかなかここへ来ることができませんでした。
まだ書きたいことが残っていますので、どんな状況でも時間を見計らい書き続けます。
ここへ来てくださるみなさん。どうぞよろしくお願いいたします。
どうか最後まで書かせてください。
彼が言うことはどこまでが本当で、
どこまでが嘘なのか、結局今でも、わからないことが、あるんです。
私はその彼女が、その当時、どこへいるのか?
何をしているのか?.聞き出そうとした。
聞いてどうするの?
とにかく、私の目の届かない範囲にいれば良い。
その確認をしたかっただけ。(心の中でつぶやいた)
死んだ。彼の短い答え。
どうして?私の質問に、性交渉の時に気持ちよくなりすぎて。と答えた、彼。
本当なの?再び、私の質問に、嘘。と答えた彼。
本当?嘘?本当?嘘?本当?嘘?私の中で、どうどう巡り。
嘘にしても、あまりにも衝撃的な答えだったのです。
結局、それから私はその話に触れることができなかった。
タブー。怖かった、真実が・・・。
私が彼と一緒にいられるなら、わからなくても良い。
そのように程好い理由にもなっていました。
大丈夫だ、大丈夫だ。自分を誤魔化し誤魔化し、木造の家での生活が続く。
彼との生活の時間が積み重ねられて行く。せめて、それくらいは許してほしい。
お願いだから・・・。誰に願っていたのかはわからないけれど。
彼は私と一緒にいることに飽き飽きしてきたのか?
でも、彼に反応する女体を持ち、
彼にすがりつく私を、切り捨てることはできなかったらしい。
私に飽きてきた彼の態度は、意地悪なことを言わせた。
153の書込みも、もしかしたらそのひとつかも知れない。
私は彼と迎えるクリスマスイブを夢見ていました。
他の恋人たちがするように、彼と一緒に賑わう街を歩く。
絵になる恋人ごっこでもいいから。
傍から見れば、普通の恋人同士。それだけで十分でした。
当時の恋人同士は、彼が彼女に高級ホテルでの食事、宿泊、その上に高価なプレゼントをする
というのが流行でした。
私も期待してたわけではないのですが、
せめてファミリーレストランでクリスマスの音楽を聴きながら、セットの夕食を食べる。
その後に少し贅沢をしてパフェなどを食べてから、この木造の家に帰って来ても良いと思っていました。
でも彼がホテルを予約したと言うんです。
私は最高の気分でした。恋人として認めてもらったような気分だけ。
でもホテルは和式ホテル、それも古い旅館でした。
薄汚れた蛍光灯の白い光の中に、筆文字が淋しく浮き上がっている感じ。
それは旅館のイメージそのものでした。
貨物船の土手沿いにその旅館があり、私たちはその土手をテクテク歩きました。
近くには高い鉄塔が何本もあり、フェンスで囲まれた発電所があるような場所です。
いちおう彼の名前で予約してあったらしく、玄関の戸をガラガラと開けると、
若い女の子に迎えられました。きっとこの旅館の娘さんだと思います。
旅館の娘さんのスカートから伸びる素足は無防備すぎて、気になる。
同性の私でさえもドキっとしました。
彼はチラチラと素足に履かれたサンダルに目をやる。
見ないで!彼女を見ないで!私はとっくに恋人気取りでした。
共同風呂と共同トイレ、水道の蛇口が一列に並んでいる洗面所。水しか出ないらしい。
必要があれば、側に置いてある魔法瓶のお湯を使ってくださいと言われた。
洗面所にはレモン石鹸と、金具でできたコップが鎖で繋いでありました。
歯ブラシとタオルの自動販売機があったので、そこで洗面用具を買った。
隣にはシャンプー、その隣には避妊用具の自動販売機も・・・。違和感はなかった。
クリスマスの雰囲気は、そこにはなかった。
ただひとつ、大部屋から流れてくる、クリスマスソング。
英語の歌を未熟な日本人女性歌手が唄っていた。
大部屋に集まってる人々は、この旅館を経営してる家族か、親族か・・・。
私たちには無関心を装っていました。
剥き出しの足にサンダルをパタパタとさせながら、娘さんは私たちの部屋を案内してくれました。
ミシミシと廊下がなった。私たちは手ぶら同然で、前に買った洗面用具だけを携えていました。
娘さんが夕食の膳をひとり分づつ運んで来る。
形ばかりのビールで乾杯した。何に乾杯?わからないけど、乾杯。
酒造メーカーの広告が入ったコップ。なかなか泡が立たないビール。
刺々しく、苦いビールを蛍光灯の部屋でいただきました。
乾杯の後の焼き魚は冷えていて、食堂の汚れた窓越しに置いてある見本を想像した。
味もプラスチックのような・・・。不味かった。
味噌汁も冷えていて、中身がほとんどなく、椀の底を箸でつつくと、モワモワと味噌の煙がたった。
湯気が立っていない。見た目の通り、ぬるかったんです。。
米は三流品?長い間保温していたのか?乾燥していて、すぐに口からこぼれた。
食事を終えると、何もすることがなくなってしまって・・・。
男湯、女湯に別れて入浴したけれど、寒々とした廊下を歩いて、湯冷めしてしまった。
部屋に戻ると、娘さんが寝具の準備をしていた。
私たちは、会話もせずにただ黙って、
娘さんのてきぱきとした仕事ぶりを眺めていた。
素足がやけにニョキニョキと動くのが気になった。
丁寧に礼をして部屋を出る娘さん。
布団は薄い。シーツは年期が入ったものだけど、糊がきいてパリっとしている。
枕には小豆が入っているのか、ジャラジャラとして固かった。
布団は冷たかった。でも彼の体温ですぐに暖かくなりました。
ここはそういう旅館だから。布団の中の彼が迫り来てそう言う。
みんな声を出すところだから、声を出してと言う。
その夜は、彼が私に声を出させた。執拗に執念深く。
それならば・・・と私は無我夢中でした。
夜が開けた。寝入る彼を残し、私は一足早く、共同洗面所へ向う。
寒かった。洗面所の前にはストーブが置いてあり、お湯が沸いていた。
数人の人々すでにが顔を洗っていたんです。
おはようございます。私は挨拶をしたんですけれど、快い返事は返って来ませんでした。
ストーブで暖を取ってる、小学生低学年の女の子に、
私は歯を磨きながら微笑みかけました。
その娘の母親は、女の子の手をとって無言で去っていきました。
朝食は大部屋で他の部屋のかたたちと、みんなでいただくのですが、
人数は少ないものの、どう見ても家族連ればかりです。
「そういう旅館」じゃない。全然違っていた。
旅館の娘さんも三角巾を巻いて、てきぱきと働いていました。
視線を合わせずに、「おはようございます。」と事務的な挨拶をしたのは、朝の忙しい時間帯だから?
昨夜の私の声が、聞こえたのでしょうか?
顔が体全体が硬直して、声が震えて出ない。朝食に箸をつけられない。
生つばを飲み込むように、平静を装っていた。
あの声は私じゃない。私のじゃない。
きっと無駄な抵抗だったと思う。
箸をつけないままの朝食を終えて、私たちはその古い旅館を後にした。
嘘つき・・・。と土手を並んで歩く彼の袖を掴んで、私はふくれたんです。
拗ねた真似ごともしてみたかった。
わざと出しているのかと思った、あの声。と彼は言って、少し笑った。
私はどうかしていた。その悪意が込められたような笑顔。
その笑顔に、私は素直に微笑み返したんです。
どんな事実があろうとも、彼と結ばれているという自信は、
何よりも重かったし大きかったし大切だった。
痛めつけられた相手に対しての思い。恋は盲目。そう・・・でした。
私は嬉しかった。彼とホテルで過ごしたクリスマス。
今思うと、とんでもないことして喜んでいたんだな。恥ずかしくなります。
若気の至り?そんなことじゃ、許されない。とても恥ずかしいクリスマスの想い出。
惨めで可哀想な人生最悪のクリスマスでした。
どことなく優雅な余裕を性技に持つ彼。
そんな彼に訓練されていく、私の性。
私は開発されていた。彼の都合の良いように。
きっと私は彼が愛した彼女似のからだに、仕立られていたんだろうと思う。
具体的には書けないけれど・・・。
自分の意志に反して、癖がつけられて行くと言うか。
私もそれがベストだと思ってしまうのでした。
木造一軒屋での生活が終わる。
(彼は何も言いませんが、これは私の憶測なんです。)
もしかしたら、ここは彼女の実家ではなかったのかと。
この陽当たりが良い、2階の一部屋は以前彼女が住んでいたところ?わからない。
彼女はこの部屋で彼と抱き合いながら死んだの?それもわからない。
他の荷物と一緒に、彼は朝顔の柄の浴衣をも処分した。
ドラマで言えば、彼は昔の彼女を忘れて、私を愛し始める。
そんなハッピーエンドで最終回になるのだろうと、単純に予想した。
彼の場合は一筋縄ではいきませんでした。
彼は彼好みに仕立あげられた私のからだを連れて、次の廃虚へと向います。
それは彼の心が変り、激しく自由な初恋を忘れ、
私との一歩を始める決心に違いないと、思い込んでしまった私でした。
今日はここまでね。ありがとう。
切なすぎます…。アバンさん…。身を切られる様な思いを経験した貴方が今現在幸せに暮らしている事を他人事ながらとても嬉しく思います…。
げ。あげちゃった!ごめんなさい。。。
インパク知の8で
洗面所で他の家族に挨拶をする、
アバンさんの育ちのよさ、素直さが悲しい...。
kakiko
私たちが木造の家を出たのは、悲惨なクリスマスを過ごし、
年を越し、春を迎え、夏を終える頃でした。
雑草が生い茂る、朽ち果てた庭でさえも、春、夏には花が咲いたと言うのに、
彼の冷たい態度は、私をだんだんと疲れさせたのです。
彼の心境の変化は今でもわかりませんが、突然そこを出ると言った。
毎度のことながら私が勝手に彼に従ったのです。盲従ですよね。(w
環境を変えることで、彼の私に対する態度も変ると期待した。
次の廃虚に移動するまで、私は彼のアパートに転がり込みました。
出て行け。別れたい。という彼からの意思表示も態度もないので、ついて行きました。
私は、彼が愛した彼女の亡霊(?)が住む、木造一軒屋を出て、
どこか安心していたんです。
激しいエクスタシーを伴う金縛りに合うことは、あの家を出てからはパタリとなくなっていたんです。
でも彼のアパートはやはり落ち着かなかった。
壁が薄くて、隣人の私的な生活を感じ取ってしまうからです。
ある土曜の夕方、隣の部屋の OLが、彼の部屋にあがり込んでいたんです。
私が近くのスーパーからの、買い出しから戻った時でした。
アパートは蒸していて、ドアが開いていて、聞き覚えがある女の笑い声が聞こえる。
そう、彼の部屋から壁を通して聞いていた、あのOLの声。
女はショートパンツを履いていて、
細くて長い足を見せびらかすようにして、立ち膝の上に長い腕を投げ出し、煙草をフカシテいた。
私に気がつくと、慣れた手つきで煙草を揉み消して、
じゃ、戻るわ。と立ち上がる。
私はワケがわからず、スーパーの袋を両手にかかえ、立ち尽すことしかできなかった。
玄関のコンクリートの上で、彼女の踵が潰れたスニーカーを踏まないように注意しながら。
ご近所づきあいさせてもらってるの。女は両手をあてがった腰をクイックイッと突き出して、喘ぐように笑った。
下品で猥褻、でも色っぽい。 アパートの通路ですれ違った、スーツ姿の彼女とは違った。
ゆっくりしていけば、どうせ暇なんでしょ?
彼は、慣れ慣れしく女に話かける。くつろぎが感じられる声だった。
まるで古い知り合いのような・・・。そう、彼と女の付き合いは長かったようなのです。
彼は工場に勤め始めた5年前から、ここへ住んでいて、
4年前に女が隣へ越して来てから、早速「ご近所づきあい」をさせてもらってるそうなんです。
出会いはアパート階段下のゴミ置き場。ふたり同時にゴミを出していたらしい。
それから彼はバスを降りた女を拾い、どこかで何かをしたのが始まり。
もよおせばドアをノックして、お互いを利用しあう関係ができて行ったと言うんです。
彼が生きる場所では、そんな贅沢な性環境が整っていたようです。
彼が作りあげるものなのか、女の本能が彼を嗅ぎ分け、近寄って来るのか・・・。
私も彼の不思議な糸に手繰り寄せられ、彼の巣に住み着いている。
私たちよりひとつ年下である女。口数が多く、高くて割れる声の持ち主だった。
彼のアパートに戻ったら、近くの酒屋で買った冷えた梅酒をふたりで飲むはずだった。
女も梅酒を欲しがり、飲んだ。飲んで、飲んで酔いが回り、彼女は居座った。
何本も煙草をふかしては消していく。その間、その女の「下ネタオンパレード」。
女。突然、私に向き直り粘りっこく話始めた。女の両目は座りきり、その視線で酔えない私にまとわりついて来る。
「貴女は彼を惚れ抜いている、それは構わない。
でも、この前通路ですれ違った時の、誇らしげな視線は他人を不愉快にさせるから、気をつけなさい。
私は彼をつまみ喰いしてる。悪いけど・・・。」
言葉の端々が私の神経を逆撫でた。酔っぱらい女の戯言とは言え、確信をついているんです。
「彼、おいしいよう・・・。」女がうなだれる。次の瞬間女は私を褒めた。
彼から離れない私は目が高いと。皮肉な褒め言葉。
好かれてなくても離れないところが偉い!!ひとりで話つづける女。
まあ、からだだけでも十分な価値はあるからね、この人!!
私はそんな女に真面目に問う。恋人いるんでしょ?
女が答える。男はいるけど、こんないいのが近所にいて、お互い自由にできるんだもん、
そんな恵まれた環境利用しないってのは、大損だと思わない?
まあ、時々消えるけれど、時々現れるんだよね。
そんな時は、こんなふうにね。
と女は長い足を投げ出し、彼を押し倒す。
女、ふざけながら、早くもせつない声で彼に乞う。
酔っぱらい女。私は、ばかばかしくて部屋を出た。
おまけにドアも閉めてあげた。
その夜私は戻りませんでした。
行き場所がなくて、自分の部屋で数少ない仕事に熱中していたんです。
気がついたら夜明けで・・・。
嫉妬?なかった。あの女には嫉妬しなかった。
嫉妬する価値もない女?私の開き直り?
これ以上自分を傷つけないために、感情を麻痺させてしまった?
自分で自分を防御していくことも、学んでしまったと言うのか?
自分は成長したと言ってもいいのでしょうか?
平日の夜、彼のアパートへ戻りました。
とりあえず気になることは、聞き出したい。それは自分でも押えられない。
どんな返事でも、大丈夫。私は彼と私を取り巻く酷い経験にも耐えて来た。
高慢な言い方をすれば、彼を許せる・・・。と、覚悟はできてると思った。
隣の女の人、あれからどうしたの?
でも酔ってたから、しなかった。
的を得ない、中途半端な答え。彼からのこんな答えは初めてで、私は戸惑う。
戸惑いながらも、私の心は廩としていたんです。
鋼(はがね)のような、弾力がある何かが私の心に芽生え始めたのを覚えている。
その廩とした感覚は、彼は私を対等と感じたから。
前とは違って、一歩先を歩く彼の背中を追い続けるだけではなくなっていた。
少しだけ自立をして、彼を客観的に見ることができるようになっていたんです。
だから私には感覚的にわかった。あの土曜の夜、彼は女としたんです。
あいかわらず隣の女は耳障りだった。隣の部屋の様子を垣間聞き、私は思った。
土曜の夜の女とのセックスは、
彼にとって、安易で単純すぎるセックスではなかったのではないのだろうか?かと・・・。
私と彼はアパートを出た。私が誘ったんです。出よう・・・。と。
次の物件は私が選びました。やはり彼とのドライブの時に、ふたりで見つけたのです。
広々とした丘陵地帯に建つ、寮か社宅か?集合住宅のような団地の大型廃虚群でした。
その団地にある手前の町は静かで、平日に外を歩く人を見ることは珍しかった。
幼稚園も学校も公園も静まりかえっていたんです。
そこを歩くと・・・。どこか別の国、地球と同じ形をした別の惑星にでも来ているような錯覚。
でもコンビニの従業員の制服や有線放送、コンビニ弁当等を見て、いつもと同じ現実とわかった。
その町並みは区画ごとに整備されていて、家々は新しい状態でした。
団地の場所はこの町の奥に位置します。
整備された舗道を歩くと、橋が見えて来ました。
黒い鏡のようで、流れが止まったように見える大きな河には、無機質な橋が架けてあった。
廃虚の団地群は、この橋の向こう側にありました。
橋を渡ると、風景ががらりと変りました。四方八方手入れされていない。
痛んだ道路の脇の荒れた空き地には、古タイヤが山のように積まれていたり、
大きなポリタンクが捨てられていたり・・・。
団地は荒れ果てた空き地の彼方に見える。
とりあえずアスファルトと言う感じの車道が団地の門まで続いていた。
門を入ると右手奥に公園のようなものがあって、ジャングルジム、
ブランコが取りつけてあっただろうと思われる鉄の柱と梁。
原色のペンキが剥がれて黒光するタイヤ(馬飛び用)が連なったものがありました。
鉄棒もかなり使われたらしく、棒の部分が銀色になっていた。
「象の足」と呼ばれる、さまざまな高さの円筒が点々としているものもありました。(懐かしい)
コンクリート製の築山、円や三角、四角の型を大きく抜かれた瓶、
運転棒、すべり台、壊れた子犬が並ぶメリーゴーラウンドまでがあった。
公衆便所、水飲み場、屋根がついた休憩所もあり、
かなり充実していた公園だったことが伺えました。
ここの団地に住む子供たちが十分に楽しめたであろうこの広場。
雑草の隙間から、そこに身を隠すように存在している鉄やコンクリートたち。
きっと夏になれば盆踊りの会場にもなってたであろう広さがありました。
その公園に郷愁を感じ、彼にこの廃虚の団地群に住んでみたいと言ったのです。
私たちは棟を選び、部屋を選んだ。
1970年代は現役であろうと思われた、この廃虚の団地。
残されている荷物は数少なかった。
いろいろな部屋を巡り、残ってるものを掻集めて使えそうな物は使った。
ものには不自由しているワケではなかった。
必要があれば、お互いの部屋から生活用品を持ち込むことができる。
それを、あえてしなかったのは、遊び心からかな?
廃虚に住むこと自体、かなり大掛かりな遊びですけれど・・・。
その当時の雑誌や新聞紙、広告なども残っていて、彼ばかりでなく、私もかなり興奮した。
私は実際に1960年代~1970年代の婦人雑誌の付録の型紙から、服も作ってみたんです。
刺繍や手芸も試してみた。毛糸で編んだサルやウサギやクマを空の牛乳瓶に被せ、部屋を飾った。
目は白眼に黒目のできあいのプラスチックで、カラカラと音がする、あれです。
オレンジや黄緑や辛し色が使われている風景画の刺繍。完成したときは、額に入れて部屋に飾る。
こうして彼から少しでも距離を置けるようになった私は、廃虚の生活を楽しむ意欲が出て来たんです。
3件目の団地群の廃虚の生活は、私にとっても楽しかった。楽しめる余裕が出てきたんだと思います。
この頃になると、私の仕事も軌道に乗って来て、イラストも少しは高く売れるようになっていたんです。
古い雑誌からのイメージが自分の絵の特長になって来たのでした。
特定の取引先からの、仕事も増えて、仕事が楽しくなって来た頃。
朝に廃虚団地群を出て、昼間は自分の部屋で絵を描いて、仕事が終わると団地へ帰った。
私の仕事部屋は取引先の人の出入りが多くなり、打ち合わせなどで残業になる。
時には取引き先への納品のために、50ccの原付きで自由に動きまわれるようにしていたのです。
結局その部屋は中堅印刷会社のサポートを得て、私の事務所となりました。
有名ではないけれど、そこそこ使えるイラストレーターとして拾われたんです。
仕事を通しての人間関係も広がっていきました。
私はある広報誌のイラストを描いていたのですが、その広報誌を作るためには、あらゆる分野からの人材が必要でした。
チームを作って、ひとつのものを作り上げていく。
それが毎月、毎月、定期的に繰り返されていたのです。
仕事が終わると、午前様にならない限り、原付きバイクで橋を渡り、彼がいる団地への坂を昇った。
彼は私が帰った気配を感じると、空気全体を押し出すかのように、あるエネルギーを放出するんです。
圧縮された欲求が、一瞬にして散りばめられるように。
そのエネルギーに促されるかのように、私は、彼がパジャマ替わりにしてるTシャツの中へ両手を入れる。
ふたりの胸のサラサラな感触と、そして彼独特の香りに包まれて、やがてお互いが強い鼓動を感じる。
廃虚での営みは、せつなさがエクスタシーに彩を加えることを、私は彼を通して体で感じた。
こんな考えは傲慢かも知れないけれど、私たちは廃虚に命を吹き替えしているかのよう。
確かに私と彼の間には距離ができていた。
彼はその距離を埋めるかのように、私を彼の世界へ引き込んだ。
彼は私の「からだ」を慈しみ、愛しんだ。
さざ波から始まって、ゆるやかにゆるやかに、私たちは呼吸を合わせて昇っていく。
どちらかに大きな波がやって来る気配を、お互いが、気を使いあって察しあった。
やがてふたりは、ほぼ同時にとてつもなく大きな波に飲み込まれる。
私たちは完全に溶け合う。とろけてしまう・・・。
ふたりの脈が激しく共鳴して、このまま死んでしまうのかと思う。
定期的な鼓動がゆるやかになり、ふたりには夕凪がやってくる。
最後の一瞬まで、相手の中で、相手を感じながら、共に現実の世界に戻っていく。
力尽きて、乱れた吐息が耳元で聞こえる。喉から鼻に抜ける、声にならない声を出す彼。
私は彼を満たせることができる。彼と対等になることで、彼を観察して、彼の状態が手に取るようにわかってきた。
私は上手くなっていく。彼をコントロールできる。
壁は感じた。からだと愛情は違うものだと感じ取っていました。
このままアンタのこと、続けたい。整いかけた呼吸の中で、彼が具体的に意思を表明した。
いいの?と聞いたら、はにかんだんです。あの彼が・・・。びっくりしたけど、嬉しかった。
恋愛とは違う、けれどお互いが交わした契約。約束も決まりもない、契約でした。
これからも抱き合っていこう。って、ふたりが同じレベルで出した答えでした。
どろどろな世界から、また次の展開が。
私はテントを買った。彼は寝袋を買った。
その頃、ふたりは笑うことが多くなって来たんです。
そこへ越してまもなくのこと、秋になりかけた頃。
私たちはその団地の敷地にある、廃虚の広場にキャンプした。
テントの床の面積の分だけ、雑草を刈って、踏み潰し、テントを張った。
舶来品のベージュと紺のツートンカラーのテントには、
メッシュの窓がついていて、星空を見上げながら寝ることができた。
テントの中には寝袋がふたつも並べば、床が見えない。
肌寒いような気がして(言い訳?)、私たちはひとつの寝袋にくるまった。
虫の声が聞こえてくる。一匹、数匹、そして一斉に。
それがある間隔を置いて、繰り返されるのでした。
テントの中から聞こえて来るような、そんな感じ。
私と彼は、出遅れたかのようにリズムが変化した虫の鳴き声に、声を潜めて笑った。
最初の数日はそんな生活が珍しくて、虫の声を聞きながら、静かに眠った。
テントは広場に張ったままにしておいたんです。
昔からそこに張ってあったような、廃虚化された子供の遊具と一緒に。
雑草から頭だけをチョコンと見せる私たちのテントはかわいかった。
やがて私たちはその環境にも慣れ、一糸まとわずに、寝袋にくるまった。
虫の声を聞きながら、静に抱き合い、力尽きれば、星空を見上げながら、呼吸を整えた。
朝になれば、馬鹿げたことだけれど寝袋で素裸を覆いながら、
団地の敷地を走り抜け、4階までかけ昇った。
息が切れた。彼も私も大笑いして、楽しかった。本当に楽しかった。
こんなに楽しくても、愛情とは別なんだね。
これから先も、愛情が芽生えることはない。と彼に釘を刺されていたんです。
アバンさん。いいよ、いい、本当にいい。
残業中にひとりで読み出してしまって、、、
電車なくなっちゃって、タクシーチケットで帰った。
どきどきするし、俺、やばかったよ。はっきり言って・・・。
言い忘れた。
すみません。前に彼女をせかしてしまった132です。
アバンはいろいろな状況によって七変化していく。
これからの展開のアバンも楽しみだ。
久しぶりに、夢中になれる女性に出会えた感じです。
まさに現実の世界でも、このスレが気になってます。
焦らず、ゆっくりと書込んでください。
アバンとは長くつきあって行きたいから。
橋の近くの空き地は,時々大型バイクでやって来る人たちが集まっていた。
夜更けに、ひとりで原付きバイクで橋を渡るのは危険でした。
平日は仕事の関係上、事務所で過ごすことも多くなったけど、
週末には団地での廃虚での同棲生活。甘い甘い生活が待っていたんです。
ある土曜の午後、団地へ行くと、いつもの駐車している彼の車がない。彼はまだ来ていなかったんです。
いつまで待っても、彼は戻って来なかった。団地でひとりの夜を明かすのは初めてでした。
翌日の日曜の朝、彼のアパートへ行ったみた。
あろうことか、隣の女が彼と一緒にいたんです。
昨日はこの女(ひと)来てたから、行けなくて。慌てる様子もなく、説明する彼。
ふたりとも髪型が乱れ切っている。
あとで団地に行く・・・。と、彼がボソボソ話した。
なんとも言えない気持ち。私は不機嫌だったが、その程度にとどめるように心がけた。
自分に言い聞かせた。私と彼の間に、愛情は芽生えない。その可能性はゼロ。
約束はない。彼は自由。
私がここで嫉妬の炎に怒り狂い、彼を責め立てても、彼は不思議がるだろう。
俺とアンタはそんなんじゃないだろ。と。どこ吹く風で言われるに決まってる。
団地での生活の現状維持。そのためなら、私は自分の気持ちを押さえ付けることができる。
この不安定さが癖もので、お腹の中がくすぐたいような、そんな快感を楽しむ自分がいたんです。
その日の夕方、彼は缶ビールとタコ焼きを買って、私が待つ団地へ戻ってきた。
彼はタコ焼きを食べながら、私は尋ねてもいないのに、ポツリポツリと言い訳がましいことを話始めた。
隣の女は、やがてあの部屋を出ると言う。結婚が決まったらしい。
女は結婚した後も、彼との肉体関係は続けたかったらしい。
彼は面倒なことが嫌いで、断った。
そしたら最後と言うことで、土曜は彼の部屋に泊めて欲しいと懇願されたそうなんです。
隣の女が来なかったら、ここに戻ってくるはずだったと。
女は、彼がアパートの部屋へ帰るのを待っていたのだろう。
息を潜め、少しの足音、物音にも敏感になりながらも、彼の気配を探っていた。
どこかへ行って、いつ帰るかわからない彼のために・・・。
それとも・・・彼のほうが好んで、自分のアパートへ戻って行ったのでしょうか?
私は平日に団地へ帰ることが少なくなってきたために、彼は意識的に女を誘ったのでしょうか?
それは結局わからなかった。でもどちらでもいいんです。あの女は他の男と結婚するんだから。
愛情が芽生えないことを知りながらも、
彼氏とのおつきあいはやめられなかったのはどうして?
私だったらすぐに、お別れしたかも。
だって適齢期の大事な時期を彼に捧げたんですよね。
彼との結婚を夢見ていたのではないかなと思って。
結局、遊び(お互い)ということになるんじゃないですか?
(すみません。年下が生意気なこと言って。)
結婚が全てだと思ってる人と、
後先考えてる余裕のない恋にどっぷりはまってるアバンさんとの違いじゃない?
そういう恋愛、なかなか出来ないっしょ。
それがここに人を寄せ付ける魅力なんだよ。
遊びって忘れ去られるものだよね。
でも、アバンさんは彼との想い出が忘れられないでいる。
それを表現したくて、ここに書込んでいるんだから、
重い経験だったと思う。今現在の彼は、アバンさんのことを思い出すのかな?
夜が更けて、夕暮れ時になってきた。
団地群全体が、オレンジ色に染められる時間帯です。
濃い夕焼け色に、私たちの部屋も包まれた。
やがて太陽が沈み、空は薄紫になっていく。
それからが人恋しい時間なのです。ひとりで暗闇を待つのは寂しい。
だから私は彼にすがりつき、キスを求めました。
彼と交した最初の接吻。古い工場での接吻が忘れられない。
唇の感触もあの時のまま。そして匂いも。
やがて彼は私の胸元に顔を落し、ゆっくりとくるくると私の胸の先に円を描く。
彼が好む愛撫のしかた。(前にも書きましたけれど、私は安心して、ときには感じます。)
ぐるぐると私の胸を持て遊びながらも、今日はできないかも。と言う彼。
隣の女につきあいすぎてしまった。ごめん。と謝る彼。
だめでした。火がついてしまいました。
それだから私は彼の隣で、静に彼を感じきった。
彼の匂いがあれば、かんたんに満たされたから。
それで、隣の女はどうだった?
こんな質問ができるのも、私の特権でした。
ふしだらな気がするけれど、私と彼の割りきれてある間柄では、容易に聞けることなのです。
普通の恋人なら、絶対に交されない会話が、そこにあった。
同じこと聞かれた。
隣の女も、「私とのことはどうか?」と彼に聞いたらしい。
何て答えたんだろう。彼?
こっちのほうがいい。
彼は私をまともに見ることができない時は、私を「こっち」とか「そっち」とかと呼ぶ。
こっちのほうがいい。
そう・・・。愛情がなくても・・・
愛情がない交わり。その証拠をあげてみたいと思います。
まず彼は私の名前を呼びながら、事に及んだことがない。始終無言でした。
彼は私の表情は観察するけれど、私の目は見つめない。
私は必死で彼の目を覗きこむ。それに気がついた彼は、顔をそむける。
私の顔を隠すように、彼の腕全体で私の頭を覆って体を支える。まるで物体としか思ってない。
それとも、私の頭は彼が掴まるための道具?
自分の下半身の微妙な動きを保持したいから?
彼にとって大事なのは、私の首から下なんです。
だから事に及んでいるとき、キスはありません。
それに気がついたのも、彼との距離を置いて、彼を客観的に見られるようになってから。
それでも、ふたりの時が続けばいい。年をとらないで、ずーっとずーっと今の年令でいられたら。
彼の人指し指が思い出したように、再びくるくると回り始めた。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっく・・・り、ゆ・・・っく・・・り・・・。
そして、いつのまにか眠ってしまった。
>181
適齢期について。そう、私はその頃適齢期でした。クリスマスケーキ前後(w。
彼に愛情が芽生えないと釘を刺されたとき、
自分なんかと「こんなこと」してていいの?
結婚したいんだったら、今から誰か探したほうがいいんじゃないの? て。
まるで他人事みたいでしょ?きっと彼にとっては他人事なんだろうけど。
そういう面では正直さを表してくれて、良かったと思うんだけど。
だって少なくとも騙されてはいない。私もあのような関係でも良いからと、選んだ関係なんです。
結局からだが忘れられなかったんだと思います。情けないけど・・・。
彼は、彼が愛した彼女は気持ちよくなりすぎて死んだ。
と言ってましたが、あのことは本当のことかもしれない。
私も何度かその最中に気を失う寸前になって、あのまま死ぬのかと思った。
彼が大丈夫?大丈夫?って、何度も声をかけてくれたのを覚えているんです。
私は気が遠くなりかけながらも、戻って来ました。
って、大袈裟かも知れないけれど、
私の場合は、愛されてた彼女とは違って、
愛されることはない現実が、せつなさに輪をかけて作用して、
怒涛のごとく大きな波を作り出していたのですけれど。
簡単に手に入る男性からは、そんな快感は生まれてこなかったのかなと・・・。
幸せかどうかは別としてね・・・。
毎回毎回、あのように自分が激しく乱れる日々を持続させるには、
膨大なエネルギーが必要だったのだと。
そのエネルギーの源は、叶えられない恋愛を切に願うこと。それでした。
おもしろいこと思い出したので書かせてください。
ヘンなことなんだけど。
185の私の書込み。
「私の顔を隠すように、彼の腕全体で私の頭を覆って体を支える。まるで物体としか思ってない。
それとも、私の頭は彼が掴まるための道具?
自分の下半身の微妙な動きを保持したいから?」
これって、おかしいですよ。だって、私の視界は彼のわきの下とワキ毛で覆われることになるんだから。
ワキ毛がモサモサって私の鼻の頭をくすぐるんですよ。
汗くさかったけれど、なんか彼の香りもまじっていて、うっとりしました。
>187のアバンさんは、かなり酔ってるの?(w
毎日読んでますよー。
>187アバンさんの別な面を発見。アバンさんって奥が深い・・・。
私だったら、ワキ毛が鼻に入ったら、くしゃみ出そう。
グロテスクだけど、許す。(爆
月曜の朝。今朝はふたりとも、団地からの出勤となりました。
原付きバイクに乗らないと何かと不便だけれど、彼の車で事務所まで送ってもらうことにしたんです。
事務所で降ろしてもらい、夜に拾ってもらい、その夜は団地に戻る約束をしました。
ところが夜になっても彼は現れず、私はその夜、事務所で寝たんです。
次の日も、次の日も彼からの連絡はなし。いったいどうなっているの?
団地への距離に比べると、彼のアパートのほうが事務所からは 近い。
だから仕事の帰りに立寄った。彼の部屋には、電気がついている。
またか・・・。きっと隣の女といるんだ。
とりあえず顔を出したんです。
やっぱり・・・いました、隣の女。
ふたりでご飯食べていた。
自分の部屋で作った料理を、彼の部屋に運んで来たようなのです。
折り畳み式のテーブルを挟み、女は彼に向かい合って正座していた。
側には炊飯器と鍋が置いてある。
鍋の中身は何かわからなかったけれど、湯気が立っていた。
女は私に気がつかないふりを通すんです。(無理があるけど)
彼は無言で食べ続けている。
とにかく中へ入って、正座した。
彼に尋ねた。こういうことは嫌いなのではないか?と。
自分の部屋で女性に食事を準備して貰うこと。
即座に彼が言い訳めいたことを言う。
これは最後の食事で、この人結婚したら2度と会わないって約束・・・だよね。
彼が女に目配せしたら、女、ご飯食べながら泣き出したんです。
泣きじゃくるものだから、ご飯を噎せて吐いてしまった。
大丈夫?彼女、ダメでした。
女の息が詰まりそうな泣き声えだけが続いて、私と彼は沈黙だった。
結婚するんでしょ?って女に聞いたら、反応がない。長い沈黙で・・・。
きっと以前までの私と同じ。彼を愛する気持ちはとてもよくわかる。
私もその過程を歩んで来たから。
女の傷はできたばっかりで、敏感だ。触れても痛いだろうに。
もしくは、隠していた思いが膿となって出てきてしまった?
私の傷は何度も膿んでは治癒しての繰り返し。
今では抵抗力もできて、そう簡単には傷つかなくなった。
かさぶたができて、生傷を守っているような感じ。
こうなると、何も怖いものがなくなるんです。
彼はこういうことが面倒で、無言で部屋を出る。
私は彼の習性を知っていた。
どこ行くの?と女は彼を追うが、所詮無駄なことはわかっていた。
やめときな。私は鋭く女を制して、彼を出て行かせた。
女と私。同じ男を知るふたり。
それだからこそ、闘わなくてはならない。
そのための口火としてかなりプライベイトな話が必要でした。
(ここに書こうかどうか迷っていましたが・・・書きます。)
実は女。イクという感覚がわからなかったと言います。
隣の部屋から聞こえていた、耳障りな喘ぎ声は全て演技だったと。
他の男性との結婚が決って、彼との肉体関係が持てなくなる淋しさ、焦燥・・・。
残り少ないと思われる、彼との性生活の中で、おとついの夜に、
初めて男にイカされたと言います。
隣の女、自分の中に女を感じた。体の底で何かが膨らみ、沸き上がり、
自分がどうなっていくのかわからない状態、もしやこれが・・・。
次の瞬間、弾けて皆無になり、その後は怒涛のごとく女を感じた。と言うんです。
演技の声とは、まったく違っていて、あの瞬間の声は、自分の声ではなかったよう。
あんなに、あんなにせつない声を出せる自分に驚いたって。
傍らには彼がいて、女を支えてくれていたそうです。
女が初めてイッたことに、彼、気がついてくれていたそうです。
静かに波が退けていく最中で、彼がお祝いの口づけをプレゼントしてくれて。
瞳を潤ませ恍惚の域に入り込んでしまった女。
(彼・・・そんなことしたんだ・・・。)
嫉妬の剣がズキンと胸に突き刺さる。
女。昨夜も彼を求めた。そしたら、また・・・。
彼は女に口づけたと言う。
その瞬間を共有した彼を、桁外れに愛していると宣言しきる女。
私はその考えは危険ではないかと思い、話したんです。
「私と彼は何度も何度も抱き合った。
ほとんどの場合、精神的に物理的にも満たされて、イク。
彼、確かに上手いし、女知り尽していると思うし。
最初の頃の彼とのセックスは、まったくあなたと同じだった。
まあ、私は最初からイクと言う感覚は知っていたけれど。
新鮮で、自分が女であること思い知らされた。
もちろん彼への一方的な愛が根底にあったのは確か。
でも私の場合は想像力も大切だった。
私と彼とのセックスは何度も繰り返されているから、
バラエティに富んだほうが楽しいの。(自慢したつもり(w )
私は自分を高揚させて昇っていくときは、他の女性を思い浮べるの。
彼に抱かれて感じている、他の誰か。
あなた(隣の女)であったりもしたし、旅館の娘さんだったり、女優だったり。
彼女たちの表情、声、肢体、腰の動き、そして彼の全ての行為も想像する。
そうしてると、ああ来る来る来る・・・と前兆を感じるの。
イク直前に気持ちを切り替えて、彼に抱かれている現実の自分に戻る。
そして大切な瞬間は、彼と私の快感世界を満喫するの。
でもね、彼も想像してるよ。
彼には忘れられない彼女がいて、私の首から下だけを使って、
彼女に思いを馳せている。彼と彼女の架空の世界の中に、彼は射精する。
私のあなたの存在なんか、彼にとってゼロなんだからね・・・。
そこのところ意識して営んでいかないと、苦しいんだから。」
やばい。涙声になりそうだった。
せっかく固まった、かさぶたを剥がすのは面倒だから、泣くのをやめた。
再び女のほうが泣き始めた。
スラリと伸びた素足を組んで泣く女。
「膝」がかなり高いところにある。私よりも肌がきれいっぽい。
差つけられたかな・・・って思ったけど、私の「かさぶた」勝ち。
でもね・・・女には反論があるらしい。
泣くのをこらえ、話すことに集中する女。
「あなたのセックスは純粋じゃない。(・・・と来た。)
私は彼だけを思って始まり、彼だけを思って終わるのね。
あなたのように、他の第三者なんか考えてる余裕ない。
彼だけ、彼の全てだけに集中したい。
あなたは自分がどのように快感を得るかを工夫してるじゃない。
あの手この手で・・・。彼はあなたのバイブなの?(・・・言うことが凄い。)
ちょっと言われ過ぎかなとも思ったけれど、
確かに、最近の私はそうかも知れない。
かさぶたの余裕とでも言うか・・・。
彼を一方的に愛してることには変りがない。
でも自分が得る快感もかなり重視していた。
同時に彼にも快感を与えることも重要だったけれど。
彼が忘れられないでいる初体験の女性。
彼女が快感の渦に巻き込まれて死んでしまったかどうかはわからないけれど、
彼女の亡霊がいつも彼がまとわりついていたような気がして、
私は最初から亡霊に負けていたような気がする。
彼は今でも亡霊と愛を交えている。私の肉体を利用して・・・。
そう、私と彼のセックスは3P。私と彼と彼女の亡霊。
彼の昔の恋人のこと、隣の女に話した。
女、まったく動じない。
「私、彼を変えてみせる。彼の子供が欲しい。」
女は他の男性との婚約を破棄すると言い出した。
女は本気で純粋だった。不純な私には手を引いて欲しい。
別れて欲しい。去って欲しいと・・・。
返事できなかったけれど、それはそっちの都合で、
私だってこのまま彼との関係を続けて行きたい。
廃虚の団地群で充実した世界を彼と創造していた途中だったのに。
女は邪魔だったけれど、彼の意思を尊重したいと言った。
次元が低い段階で決められる、彼の決断。
どちらにしても、私と女には彼との将来が皆無だってこと、知っていた。
虚無感。無駄な争い。でも身を引けないのは、意地からか?
手放すには相性が良すぎた、彼のからだか?
未練とろとろ、とろとろ流れてきます。
もしかしたら女には万が一の可能性があるかも知れない。
まさか、でも不安の種ではあったんです。
数日後、女。婚約破棄をしてしまった。
止める権利、私にはなかった。私の知ったことじゃなかった。
たくさん書いてしまいました。
前から書きたいテーマではあったんだけれど。
いったい何人の方々が読んでくださっているのやら。
生き恥さらしてます。
読んでくださった方ありがとう。
おやすみなさい。
198 :
夢見る名無しさん:03/02/11 06:39
上げときます。
199 :
夢見る名無しさん:03/02/11 08:58
最初から読ませてもらったけど、刺激的。
アバンさんの世界に引き込まれました。
あれからどうなったのか、急かしてるワケじゃないけど、
楽しみにしています。
200 get
んじゃ201ゲト。(微笑
うう〜人大杉地獄が。
今この板はIEなどのブラウザでは読むことも書き込むこともできなくなっているので、
アバンさんファンは2ch専用ブラウザの御用意を!
あ、アバンさんにも必要ですね
保守。
マカーなので、プリン体さんのいわれた
上記の一番したのブラウザ、「マカエレ」
を使ってます。なかなか快適。
アバンさんは、もしかして
家のパソコンに勝手にアプリを入れられない事情が
あるのかな...。(旦那様用とか)
彼はしばらく、団地へは帰らなかった。私は仕事が終わると、団地で彼を待った。
隣の女と一緒にいるに違いない。 どうして?
まさか隣の女と彼の恋愛が報われる?
私とはダメで、あの女ならいいって言うこと?
そんな不安で心が苛まれた。
殺風景な彼のアパートに、あの女の匂いを感じる取ることが怖くて、近づけなかった。
仕事が一段落して、仕事仲間との打ち上げもそこそこに団地へ戻る。
いつもの場所に彼の車が停めてあることを願いながら。
でも車がない。今日も来ないのだろうか?
悶々として部屋への階段を昇っていく。
3階へ向う踊り場に差し掛かった時、私は男に襲われたんです。
不覚だと思いました。失敗したとも・・・。
廃虚は公に開かれた場所で、暴漢が入り込んでいてもおかしくないんです。
私たちは息を潜めて何十もある、部屋のひとつで隠密に生活していたつもりだった。
暴漢が、この棟、この階、この部屋へ来る確率は低い・・・とたかをくくっていたけれど、
誰かに見張られてることがあったとしても不思議ではないんです。
私は乱暴に階段を引き摺り降ろされ、2階の部屋へ連れ込まれた。
叫んでも、声にならなかった。口を強く覆われて苦しかった。
それでも私がもがき声を出そうとするので、男の掌は私の唾液まみれになってしまった。
男がその手を拭うために、手を引いたとき、私は必死で頭を振りました。
男は再び、私の口を掌で覆うために、私の髪を引っ張り固定したんです。
また口を覆われ、今度は口を薄いタオルでふさがれて、頭の後で素早く結ばれた。
仰向けにさせられていたので、結び目が頭に食い込み痛かった。
男の両手は自由になってしまった。既にもがいて、もがいて、もがみつくした私は、
体力的に抵抗する力なくなった。
彼に助けに来て欲しかった。
ドラマなどでは愛する男性が危ういところで女性を助けて、
男性は泣きむせぶ女性を抱きしめ、「もう大丈夫。」・・・等の台詞があるんですよね。
とうとう、大声で笑ってしまった私。
お腹痛かった。そのくらい大笑いした。その暴漢は彼だったんです。
劇的に私の目の前に再登場してくれた彼。
私は彼の毛糸の覆面を剥ぎ取った。サラリとした前髪がふりかかる。
紅潮している彼の顔。充血しきっている目。
私は大声で笑い続けたけれど、彼はもうそれどころではないらしい。
久しぶりで、私もそれどころではなくなってしまって・・・。
でも私の口は手ぬぐいで塞がれたままでした。(w
彼キスしないから、最後まで気がつかなかったんです。
読者のみなさん。驚かせてごめんなさい。
そういう形で、彼は団地へ帰って来ました。
私たちはいつもの団地の3階の部屋で過ごした。
婚約を破棄した女は、彼の部屋に住み込んでいるらしい。
押し掛け女房気取りだったのかな?
あの女は夕飯の準備をしながら彼の帰りを待っていただろう。
でも彼は毎日ここへ帰って来た。この団地の部屋へ・・・。
私が仕事で帰って来られない夜があっても、
彼はこの団地で私の帰りを待っていた。
彼は女から逃げて来ている。私、性格悪い。
ひとりでほくそ笑んでいました。(少しだけ快感。)
取り残されてしまった、隣の女に同情・・・。
いいえ。私は当然な成り行きに胸を撫でおろしていたんです。
あの女と彼の間に、愛が芽生える可能性が怖かった。
もしそうなっていたとしたら、私は新しい生傷ができていただろう。
かなり重症な生傷が・・・。
数ヵ月後、隣の女が気になって彼のアパート覗いてみました。
女いなかった。隣の部屋には別の住人が住んでいたんです。
彼、顔色ひとつ変えない。ほんの少し腹が立った。
でもこの男から、私は離れられないでいる。
バレンタインデーですね。
私と彼のバレンタインデーについて書きたいと思います。
1年目。もちろんチョコレートあげました。
片恋でも恋は恋。本命チョコ。彼に贈りました。
non-○のお菓子の本見て、手作りチョコ作ったんです。
お菓子作りは初めてだったので、苦労しました。
ハートの形のものなんだけれど。
それ手渡したら、彼が困惑したような迷惑そうな顔するんです。
本当は満面の微笑みで受け取って欲しかった。
箱を開けてそれを取出し、彼おもむろにハート型のチョコの両端を掴み、真っ二つに割ろうとした。
きっと私たちの関係をチョコに例え、二人の間のハートを否定したかったんだろうと思う。
せめて上と下に割ってよ。私は苦労して作ったハート型を自分で割った。
愛でられることもなく、箱から出してすぐに割った。
ハートはすぐに消えた。本当は最初から存在していなかったんです。
2年目。私は手軽な板チョコ渡した。
団地に住んでいた頃のことなんだけれど。
隣の女が消えて、穏やかな、たおやかな実りある性活を再開していたように見えていた私たち。
バレンタインを意識しないように努力をしていた私。
ところが私、偶然見つけてしまった、ある紙袋。
中には手編みのセーターと、有名な菓子メーカーの豪華な包み。チョコだろう。
この男。わかる女が見れば、かなりいい男だから。
放っておかれるワケがないのです。
この出来事はそこの団地を出るきっかけにもなりました。
210 :
夢見る名無しさん:03/02/16 22:49
age
保守
保守です。
ここの長い一連の書込みには、彼の上を通り過ぎた複数の女性について書かれていますが、
これは私が選んだ、ほんの一部の女性たちです。
前に旅館の娘さんについて少し書きましたが、今度は彼女が関係して来るのです。
彼に気がつかれないように、セーターの網目に切り込みを入れておいたんです。
やがてその手編みのセーターは、バラバラになっていく。
彼、私を殴りました。
セーターのことはどうでもいい。私の嫉妬心にたまらなく嫌悪を感じたと言う。
彼はそのセーターが入った紙袋ごと、破り捨てた。
彼は私を許していない。彼が私に言葉の暴力を投げ捨てる。
彼はきっと私が憎かったのだろう。言葉で私を傷つけた。
あの悲惨なクリスマス。私たちが宿泊した旅館の娘さん。
あの娘が彼に編んだセーターだと言うのです。
町でたまたま、あの娘に会い、たまたま誘ったら、たまたまついて来た。
そのまま飲んで路地のホテルへ行ったと言う、いたって簡単に話す彼。
町で会ったときもあの素足が剥き出しで、誘えずにはいられなかったらしい。
ホテルでのあの娘は「極上」だったと言う。「極上」って何?
私とあの娘を同時期に抱いておきながら、その差別的な言葉の選び方。
あの娘は極上で、私は何?たまらなく怖いけど、聞いてみたい。
私は悪くないけれど、あの娘のほうが良いと言う。「ハッキリ言って・・・」と付け加えた後。
あのような娘に出会えない男は人生損してる。
自分は恵まれている。あの娘を抱けるんだから。と続ける。
わざと、意識的に私に聞かせている、ひどい言葉でした。
悔しかった。居た堪れなかった。瘡蓋を一気に剥がされて、タバスコをふりかけられたような痛み。
胸が激しく痛み、目の前が暗くなった。落胆で気絶する気持ちってこんなものなのでしょうか?
確かに旅館の娘さんは、私よりも少し若い。あの当時で20才前後だったと思う。
私があの娘に旅館で初めて会ったとき、あの素足だけが印象に残っていた。
あの足だけでも、男の性感をくすぐる要素が溢れ出ていたに違いない。
女の私でさえもあの太股に触れてみたいと思ったくらいだったから。
負けた・・・。私は団地を後にした。二度と戻るつもりはなかった。
彼の前から姿を消そうと、決心したはずだった。
数週間が過ぎた。彼を忘れるはずだった。
でも私の極上でない体は我慢できなくて。
私から見れば、彼はもちろん超極上で、あの極楽での感覚は忘れがたかった。
また連れて行って欲しい。だけど・・・。
私は彼に抱かれるにはふさわしくないんだって感じたんです。
彼が求める極上じゃないんだから。
自信なくなってしまって。あの娘と比べられたら、私はなんて貧弱なんだろう。
同時にあの娘の素足がちらついて離れなかった。極上娘は同性をも刺激する。
彼とあの娘が交わる妄想。それがちらついて、私の仕事への集中力を掻き乱す。
苦しい。苦しい・・・。私は気がついたら彼のアパートへ向っていたんです。
感情が麻痺していたんでしょうね。ヤケになっていたのかな?
自尊心、羞恥心はなくなっていて、幾度も幾度も行った。
でもアパートは、留守で住人がいる気配ではなかったんです。
まさか・・・。そのまさかでした。
彼の車は団地のいつもの場所に停めてありました。
車の中を覗き込んだ。中は空で、私が座っていた助手席が見えた。懐かしくて、もの哀しい。
助手席の背もたれに、黄色いモヘアのカーディガンが掛けてありました。きっと極上娘のもの。
ギアの側にはドロップの缶と、ローションの瓶、絆創膏、そして、
少し古くなったニューミュージックのカセットテープが数本、無造作に置かれてありました。
あの娘の痕跡がなまなましく助手席にはある。
もう私の時代は終わったんだ。今はあの娘の順番?
考えてみれば、順番なんか関係なかった。彼は同時に複数の女を抱いていたんだから。
そう考えれば、私だって復帰は無理としても、割り込みくらいならできるかも。
無惨にも悲惨にも、私は懲りない。一時しのぎでも、彼にこの心の傷にキスして欲しかった。
キスだけでいい。キスだけで・・・。あの時の工場の夕暮れでのキス。
悪化することは承知しているけれど、彼を追うこと、やめられない。私は彼中毒。
私は無意識に原付きバイクのエンジンを切り、団地まで歩いた。
足音を潜め、階段を昇っていく。靴の底が砂ぼこりを擦る音が気になって、
靴を階下に置いて、以前私と彼が住んだ部屋へと向ったんです。
見てみたいとも思った。彼が言う、極上がどんなものかを・・・。
タイミング難しいですよね。
恥ずかしいけれど、私、同じこと何度か繰り返したんです。バカですよね。
そしてとうとう、ふたりを垣間見てしまったんです。
実際は見ていなかったのですが、音と気配と声。
それだけで、その映像を頭の中で自分なりに映すことができた。
耳を研ぎ澄ましていれば、シーツが擦れる音さえも聞こえた。
もちろん、聞こえて来たんです。極上の様子が。ジャレあって、真剣になって、盛り上がって・・・。
やがて、部屋の内部からは、あの特有な一定のリズムを刻み始められた。
リズムに合わせるように彼の呻くような声が聞こえて来る。
悲しい・・・。私との時はめったに声を出さない彼なのに。
それに反応するかのように、甘える子犬のようなあの娘の短い声。
もうすぐ二人が昇り詰める気配。
私は最後まで聞きとどけることができなかった。
階段をかけ降り、バイクでそこから去った。
あの娘の素足の果てにあるもの、それが彼を狂わせた。
あの娘の肉体全体が、あの素足と同じ細胞でできているとするなら、
なんて猥褻なんだろう。あの娘は私にはないものを持っている。
そして、あの娘は、私にはできないことを、彼にしてあげているんだと思う。
私と彼。ふたりだけの聖域だと思っていた、この廃虚の団地群。
ふたりでテントを張って団地の庭で夜を明かしていた頃。
私も彼もたくさん笑った。
春になったら、またここにテント張ろうと思っていたんです。
私はその公園のタイヤに腰を降ろして、いろいろな事思い出していました。
枯れた芝生と泥から、コークの空き缶が覗いている。
彼がテントの中に持ち込んで来てくれたコーク。
指紋、残ってないよね。コークの缶をしばらくながめていた。
あの頃の彼の残像を確かめるかのようにね。
うーむ。。しどい男だなぁ。
でも居るよね、そーゆータイプ。黙ってても女が寄ってくるタイプ。
ほんと、酷い人だ..。でも、女性にはすごくもてる人なんだね。
仕事が溜っていた。
描かなければならないイラストの納期が迫っていて、
それはそれでラッキーだった。
こんな状態で仕事がなかったら、私はどうなっていたんだろう?
彼とあの極上娘のことは横に置いておいて。
私は仕事にのめり込み、仕事上での人間関係も大切にし始めた。
その仕事仲間に同学年の男性が現れた。
その男性はイラストを発注してくれる、印刷会社のデザイナーでした。
美大やデザイン関係の学校でよく見かけるタイプの男性。
縁取りがない眼鏡。レンズは磨かれ抜いて、曇りひとつない。
その神経質さが、その男性の仕事に反映している。
やがて、その男性と私は印刷業界で生き抜く同志と呼び合うようになって行く。
同志と最初に会ったのは、私があの時、団地からバイクで去った夜。
そう。団地の部屋で、あの二人の交わる様子を聞いた夜です。
私は、どのように自分の事務所に辿り着いたのやら・・・。
事務所の前でエンジンを止め、放心状態でヘルメットをとりました。
郵便受けのところで、画板を持った同志が待っているのです。
イラストの手直しを持って来たと言うんです。
それから事務所ので打ち合わせがあり、私の仕事は徹夜になった。
打ち合わせ中は気を張っていた。気が緩むと、濃い涙が出て来るんです。
鼻の奥が痛くなり、涙が出てくるのを自覚。でもこらえた。
こんな時は一粒の涙が、他の涙を呼ぶんですよね。
でも最初の一粒が下瞼に溜っている。これが落ちたら、涙が涙を伝って止まらなくなる。
取引先の男性の前で、それも初対面の男性の前では泣けない。
涙落ちてしまった。でも同志、全く気がつかない。
必死にイラストの直しの説明を続ける。
色がどうの、タッチがどうの、空間がどうの・・・。
一通りの説明をされた後、名刺交換をしていないことに気がついた。
私は起立して、礼を尽し、儀を尽し、両手で名刺を差し出した。
どうぞよろしくお願い致します。
私も社会人だった。プロだった。気持ち切り替えてキリリとしていた。
同志が帰った後、その名刺に目をくれることもなく、私は崩れ込んだ。
泣いては、仕事して、仕事しては泣いて、夜が明けたんです。
私に新しい風が吹き込んで来た。
そう思ったのは、朝になって仕事を終えた時。
同志が置いて帰った名刺を、箱に保管する時にそう感じた。
その朝イチバンに同志がイラストを受け取りにやって来た。
手直しした私のイラストを見て、
デザインはこうするだとか、文字はこうするだとか、一方的に熱く語る。
私は腫れた瞼でそんな同志を眺めていた。
なんだかこの人、とっても幸せそう・・・。
同志は私が描くイラストを好んでくれた。
自分の仕事が世に出ていくことを見るのは、確かに楽しかった。
最終的に、私はその同志に救われることになったのです。
時々心を過った。
彼と極上娘はどうしているのだろうか?と。
夕暮れ時になると思い出したんです。
古い工場で交わした彼との最初のキス。
長屋のフェロモンが充満した蚊帳の中。
木造一軒屋のお風呂。2階の部屋のマットレスの匂い。
団地の庭に張ったテント。その中で笑ったこと・・・。
本当に私と彼は存在していたのだろうか?
別の世界の私がそこにいて、彼も実在していた。
彼とのセックスに溺れ、傷つけられ、そこには生々しい女性の私がいた。
彼に会えない日々だからこそ、私の中では激しく女が蠢いていた。
それだから4件目の廃虚生活へと向う。それが最後。
最後の廃虚生活は私と彼の半同棲時代。
3件での廃虚での想い出が鮮烈すぎて、
私は廃虚を探し求めることをやめられなかった。
中古のクーペを買った。私はそのクーペで、彼の車で走った場所を辿った。
どの場所も懐かしい。その場所を背景に、私と彼を置いてみる。
一人のドライブは悲しいけれど、想い出の中で生きていたから、
たとえひとりであっても、彼が隣にいるように感じていた。
とてもリアルに・・・。
>sageさん。409さん。
いつも気にかけてくれてありがとうございます。
本当にあの男はひどいですよね。
でも本当に好きだった。結婚なんかしなくてもいいから、
彼とずーっと一緒にいたいと思っていました。あの頃は。
彼ってもてたのかな?
女を夢中にさせる何かはあったのだと思うけれど、
それが男の甲斐性ではなかったって、この年令になるとわかるんです。
仕事が楽しくて楽しくて、同志と組んでコンペテションに参加して、
とある大手企業から仕事を勝ち取った事がありました。
打ち合わせから、プレゼン、制作、納品に至るまで、数ヵ月を同志とペアでの仕事になった。
ラッキーなことに、私と同志はその仕事で評価されました。
おもしろかった。楽しかった。食事をするのも忘れて、寝不足でだいぶ痩せた。
けれど一番楽しかった時期。あの頃に戻りたいなあ。
私は同志の仕事が好きだった。
同志を取り巻く人間関係にも恵まれていた。人徳があったのでしょうね。
私は自然とそんな同志の人柄に惚れていました。
恋愛感情かどうかわからないけれど、一緒に仕事していきたいと願った。
だから「彼」と極上女のことは忘れられた。
このまま、ひどい「彼」から離れる、良いチャンスで、私は切り替え地点に来てると思ったんです。
それなのに、「彼」のほうから、私に連絡をよこしたんです。
事務所に電話かかってきたんです。
久しぶりに「彼」の声聞いた。
心臓止まるかと思った。軽い恐怖を感じて、体の毛穴が引き締まった気分でした。
でも声聞くとダメだった・・・。
お金貸してって言うんです。それも500円程。
事務所の近くの電話ボックスにいるって。
私、走り出していました。無意識のうちに・・・。
打ち合わせ中だったって言うのに、急用だって嘘ついて。
洗面所で手早く化粧を直し、身なりを整えていたんです。
会える、会える、会える。心、騒いでいました。発狂していました。
電話ボックスのガラス越しに「彼」が見える。半分扉を開いて、私のほうを眺めていた。
髪の毛、少し伸びたみたいで、無精ひげもうっすらと・・・。
何も言わずにただ照れ笑いなんかする彼を見て、
あー。私はやっぱりこの人が好きなんだ。って思いました。
痩せたんじゃない?が「彼」からの最初の言葉。
うん。仕事ちょっとキツくてね・・・。元気そうだね。
って、私の目は光を放っていたと思う。
「彼」の匂い。懐かしい「彼」の匂いが電話ボックスに残っているみたい。
キスしたい。キスしたい。キスされたい。
頭がクラクラとして、呼吸が激しくなって、声が震えて・・・。
今、打ち合わせ中だから戻らないと。必死で声出して言いました。
500円を素早く手渡し、返さなくてもいいよ。と付け加えた。
会うのはそれが最後って思うところがあったから。
私と同志は事務所での仕事が終わると、
お互い覇気をつけるために、また打ち合わせも兼ねて、
近くの大衆食堂で晩ご飯を食べて帰った。
資料を持ち込み、ああでもない、こうでもないと話あいながら食事する。
その日も同志と一緒に資料を片手に事務所を出た。
事務所が入ってるビルを出ると、
大通りに「彼」の車が止まっている。
「彼」は私に気がついたけれど、こちらを見ているだけで何も言わない。
見ないふりをして、通り過ぎることもできた。
でもでもでもでも・・・できなかった。
同志との食事は取りやめて、「彼」の車へ向う。急ぎ足になっていた。
いいの?って「彼」。私はドアを開けて、助手席のシートに体を埋めた。
フロントガラスを通して、ここから見える外の風景。
あの頃と同じでした。私、この助手席に戻って来た。
極上娘の痕跡は何ひとつなくなっていた。
「彼」私に500円を手渡した。これ返しに来ただけだからって。
返さなくても良かったのに。私の強がりでした。
私はそこで車を降りて、同志との打ち合わせに戻ることもできた。
けれど、私、車から降りることができなかった。
ほんの数十秒。何時間にも思えたんです。
「彼」のほうはどう出るんだろう?どう出るんだろう?
「彼」は無言で車を発進させ、車線の流れに合流した。
私が期待していた通り。もう逃げられない・・・。
国道に出て、「彼」はギアをトップに入れてしまうと、
自由になった左手で私の体に触れ始めて来た。
その素早い手の動きはブラウスの中へと潜り込み、
私の胸をとらえた。「彼」の掌は思ったよりも冷くて、ゾクリとした。
そういうことは・・・もう(やめて)。
私は体を硬くして、「彼」を拒否する方向に持って行きたかった。
その前に、あの極上娘とのことが知りたかったんです。
あの娘とは、だめだ。
って、「彼」が、極上娘と別れた理由を話し出す。
あの娘の気持ちが重くなって来た。と言うのです。
あの娘はきっと「彼」にのめり込み過ぎてしまった。
あの娘はきっと、「彼」に与えすぎてしまった。
そして「彼」は、あの娘を食べすぎた。
私より数年若いあの娘。その数年間の差だろう。
私は「彼」を失わないために、自分の気持ちと行動を押える技術、忍耐を学んだ。
あの娘はそのかけひきを知らなかったために、
「彼」を失ったのだのだろう。
負担になってはならないんです。「彼」と一緒にいたければ、風穴が必要なのです。
私は常にその距離感を自分で把握して、押したり引いてみたりして、
微妙な「彼」とのバランスを保っていた。
要はそれができるかできないかだと思ったのです。
豪華な肉体と、はちきれそうな若さがあっても、いろいろ考えなくてはならないんです。
あの娘は男を夢中にさせることは簡単だろうに。
私はあの娘のように、男を夢中にさせることは出来ないかも知れない。
でも距離を持てば持つほど、追いたくなる。
そんな女でありたかった。そうであれたならと思ったんです。
傷つくことも覚悟の上。それもかけひきの代償になるんです。
彼が極上でない私の胸に触れて来たがるのも、
私が意識的に作った距離感の魔法なんです。
私はここでもっともっと「彼」との間に、距離を作って行くことになるのです。
227 :
夢見る名無しさん:03/02/26 21:54
age
書き込み。
なんだか物語が終わってしまう様な。。。
連続ドラマの最終回近くの雰囲気になってきてる様な。。。
淋しい様な。。。
同意。めちゃめちゃ楽しませてもらったなあ。。。
409さんとも割りと長いお付き合いでしたね。
思えば丘板廃墟スレからでしたっけ?
アバンさんが全てを語り終えたら、、、
本当に寂しくなりますねぇ…。
雑談でごめんなさいなのでさげで。
私の胸元から入れられた「彼」の手に柔らかく触れて、
私の意志を表示する。もう、こういうことは・・・。
「彼」の気持ちは繊細で、すぐに理解してくれた。
「彼」は私の手を取り、「彼」の膝の上で握っていてくれた。
ハンドルを切り替えない状態であれば、長い時間。
冷たく感じられた「彼」の手は少しづつ暖かくなって来る。
それだけでも心地良かった。
団地は、あの団地にはもう棲んでいないと。
極上娘と、噎せ返るほどに欲望をむさぼり会った二人。
極上の快楽を共有したはずなのに、「彼」はその娘とはもう会わない。
それならそれで構わない。「彼」が私のところへ戻ってくるなら、それもいい。
私としては離れる準備ができていたのだけれど・・・。
少しでも自分の綺麗な部分を残しながら、去って行けたらと。
でも私にとっては、まだその時期ではなかったんです。
「彼」がこのように、私の手を握っていてくれている。
可能性が蘇る。「彼」のほうから距離を狭くして来た。
車を流して4件目の廃虚に連れていかれた。
借家の典型的な形で、同じ一軒屋が2列づつ定期的に並んでいる。
都会を流れる大きな河の支流沿いにあった。
川は臭かった。雨が降った日には茶色の半透明の濁流がどこからか流れ込んでくる。
いつもは草で覆われている、手入れのしようがない庭にも川の水が寄せてくる。
そう。川に面している庭が浸水する。
そうなると川幅が極端に広くなり、茶色の海が足元に広がるようになるのです。
部屋にはほとんど日が当らなかった。
少しばかりの家具が残っていて、布団がない炬燵をテーブルにして使った。
古い茶箪笥が前のほうに傾いている。床が平らではないんです。
玄関が引戸になっていて、すぐに居間がある。
ここに住んでいた家族が、居間で食事をしていたのだとすれば、
玄関の前を路地を通り過ぎる人が、それを目の当りにしたと思う。
トーストと味噌汁の朝食を囲む家族が目に浮かんだ。
その家に着くと、キャンプ用のランプが床に置いてあった。
「彼」は慣れた手つきで、火を灯す。ゴーーーっと言う音が気になったけれど・・・。
目をよく凝らしてみると、蚊帳が吊ってありました。
あの長屋で吊してあった緑色の蚊帳でした。
蚊帳の中には寝袋が無造作に置いてあった。まるで今朝、「彼」が起き抜けて来たままのように。
「彼」はひとりでその蚊帳の中へと入って行く。
私は引戸を閉めた。なかなか滑りが悪くて、てこずった。
少し川の音が小さくなって、家の中の静寂がやけに私を緊張させた。
「彼」が寝袋の上に仰向けになって数秒が過ぎた。
頭の下で組んだ腕を持ち上げながら、私を見て。
「来る?」と聞かれた。私はどうして良いかわからずに無言でした。
「来たくないなら、いいよ。」と、「彼」は目を閉じた。
その時点でも、私は帰れたはずなのに。私、帰らなかった。
とてつもなく惚れたがゆえに、とてつもなく傷つけられた私。
だけれど、その「彼」が、私の前に再び現れて、誘っている。
いや、違う。その時は誘惑されているように思えた。
見透かされている。蚊帳に入ってしまいたい気持ちを見透かされていた。
私。蚊帳の中に入ってしまった。「彼」の息が急に荒くなるのがわかる。
経験がない男子高校性のように、がむしゃらに、しゃぶりついて来るようだった。
焦点が合わないキス。歯さえぶつかり合ってしまったのです。
大きく口を開きながら、私の首筋にむさぼりついてくる。
最初からこんなに激しい動き。「彼」は変った。変ってしまった。
半開きになっている口元からは、喉の奥から発せられる呻き声がこぼれて来た。
この延長線には獣の雄叫びを想像させた。
こんなんじゃない。私が今まで重ねていた「彼」との交わりは。
極上娘を食べ尽し、吐き戻した果てがこの始末?
あの娘によって培われた癖って恐ろしいもので、もう染み付いているんだね。
私は一瞬のうちに、あの極上娘が卑猥に乱れ舞い、そして激しく散っていく様子が想像できた。
こわい。こわかった。
蚊帳に入っておきながら、私は拒絶した。
残酷なこと。男にとっては残酷なことだろう。
長い間放置されたらしい栗の大木の枝が屋根を覆っていた。
栗が花を咲かせる季節になると、風の向きによって、栗の花の匂い漂って来る。
「彼」の精液の匂いと少し似ていました。
「彼」が極上娘を抱く前までは、私のお腹の上に出してくれていた、それ。
でもそんなこと、あれからなくなっていた。
私は「彼」を感じながらも、最後の一線は拒絶していた。
極上娘を含む、さまざまな女性の性を貫いた「彼」の象徴。
多くの女性の愛液が染み込んでいると感じてしまったんです。
こういうことを不潔と言うのでしょうか?
極上な女体に勝利した私の精神は、冷えきっていた。
>409さん & ♂三十路さん。
めちゃめちゃ楽しんでもらっちゃいましたか?
私も結構楽しんでいたかも。今まで、ありがとうございました。
もう少しだけおつきあいを・・・。
随分長いこと読ませてもらった気がしたんだけど、
よく考えると、たった2か月?
2年半を疑似体験させてもらったから、
ほんとにそのくらいお世話になったようなきがする。。
わたしもすごくどきどきしながら読ませてもらってます。
アバンさん、ありがとう
アバンさんの独特な語り口と特徴的な造語。
(極上娘や同士、高校性等など)
そして何よりユーモア精神溢れる、
茶目っ気たっぷりなアバンさんの人柄。
それらが全部滲み出ていて…あぁもぅ、何言ってんだ俺は!
恐らくイラストレィターとしての天分がそうさせるんでしょうね
本当に情景が浮かび
違和感無くアバンワールドに浸る事が出来ました。
こちらこそ有難うと言わせてください。
そしてこちらこそもう少しお付き合いさせて下さい。
よろしくです。
長文&意味不な駄レスごめんなさいさげ。
わわ。…あげちゃったし。
欝。
拒絶。「彼」の心だけなら、私の奥に入ってこれたのに、
体は拒絶した。私も復讐したかったのかな?
極上じゃない女の、貧弱だけれど残酷なリベンジ。
その気になっている「彼」に、私がある程度抵抗すると、「彼」は手を引く。
手を引かせたのは、私から、かもし出される距離感でした。
言葉がない縄張り争いのような。
ここから先へは入って来ないで。「彼」はそれに従った。
この掟が破られれば、私はここへは戻らない。
「彼」はそんな私の気持ちを、恐れていたんだと思います。
それでもぎりぎりのところで、私を求める「彼」。
蚊帳はいつでも吊られていた。
私は毎夜、その蚊帳の中へ入った。
「彼」が剥き出された欲情をさらけ出して来る。
その一瞬。汗とは違う何かの匂いが発散される。
野生的で、どこの部分から出てくるのか検討がつかなかった。
その攻撃的な匂いは、愛しかった「彼」の匂いが掻き消してしまう。
そんな時私が最初にすることは、いきり立った「彼」をなだめること。
私は静かに「彼」に接吻する。長い長い接吻は「彼」を落ち着かせ、
やがて呼吸が整うと、新たな呼吸が活発に芽生えてくる。
「彼」の感触に私は感じる。けれど、どこか醒めていて、上昇できない。
そして私は集中力を失ってしまって、しらけてしまう。
私は別のところから快楽に向っていく「彼」を見ている。
そして、間近に迫ったその瞬間に私は体を離した。
きわどいところで、彼を苦しめた。
行き場のない情熱を持て余した「彼」を見るのが、快感だった。
これも復讐の形。それでも彼は、毎夜私を求める。
同じことの繰り返し。そんなふうに「彼」と廃虚に棲んだ。
その頃の私にはふたつの顔がありました。
日が昇ると、廃虚から事務所に向う。
同志を始めとする営業、取引先のお客さん、
写真家、印刷関係の方々など、事務所はさらに活性化してきていた。
私は同志の机を事務所に常備することになった。
そのほうが仕事をしやすかったし、打ち合わせにも都合が良かったから。
だから事務所へ行くと、同志が隣の机にいる。
表面上は同志とふたりで事務所を構えている形になっていたんです。
事務所は明るかった。仕事好きな仲間が、同じ目標に向い労働する。
人間的な魅力に溢れている同志は、気の合う仲間をどんどん呼び入れる。
同志が作り出す仕事環境は最高で、
素晴らしいパートナーに守られて自分の好きなイラストを描いていった。
仕事が終わると私は廃虚の「彼」の元へ帰る。
私の事務所とは対照的で、暗くてジメリとしている。
でも水を打ったように静だった。
そこで待っている「彼」の元へ帰るのも、大切でした。
そして蚊帳の中では中途半端な不健全な行為に耽っていた。
蚊帳の中は満たされることがない「彼」が悶え苦しむ場所。
そして私もだんだんと苦しくなって来る。
私は蚊帳の中が好きだった。
ジメリと湿気が多かったけれど、苔が生えた暗い湖の底にいるようだった。
深緑の藻がゆらゆらと揺れる湖の底は、誰ひとりとして知らない場所。
私と「彼」の隠れ家。
そして月光だけが差し込んで来るのです。
せつなさに壊れそうな「彼」の額、鼻筋、顎の線が月光に浮かびあがる。
やっぱり「彼」はいい男。こんなにいい男を苦しめている。
そんな自覚・・・あった。自信も少し取り戻せた。
接吻をけしかけると、くらいついて来た。
そう。積極的なキスをしてくれるようになっていた。
キスをしながら、「彼」の腰はゆっくりと蠢き始めた。
私のからだは感じ始める。シャットアウト!!
私は飛び跳ねるように体を離した。
時間の問題だと言うことは、承知していた。
アバンさん、皆様お久しぶりです。110です。
以前お許しを戴いたサイトの方、完成しましたのでご報告にあがりました。
(遅くなってすみません)
まだ、こちらにアバンさんが書かれた全ての内容を掲載しきれておりませんが
とりあえずご報告まで。
↓↓「廃墟残像」↓↓
http://jade.k-server.org/ (サイト名を勝手につけてしまったのですが・・・お気に召しませんでしたら
言ってください 汗)
245さん、乙です〜〜〜!
感涙!!
80年代のお話なんですよね。最近、あの頃の映像を見ると、
チェッカーズや戸川純や、糸井さんのコピーやら、ふんわりして軽い時代に
こんな経験をされていたんだなあ。。。
とつくづく感慨にふけってしまう。
でもアバンさんの文章を読んでいると、ある意味普遍的な男女のお話なので、
いつの時代でもあてはまるような雰囲気があるんだよね。
彼氏についての記述も、なんだか今のビジュアル系のバンドの男の子とかの
映像で頭の中で再現されてんの。
110さんのサイト、拝見しました。
たしかに、アバンさんの過ごされた場所など、詮索したくなるんですよね。
110さんの書いておられたお気づかい、なるほどと思いました。
前スレからずっと楽しみにしてロムらせていただいておりました。
こちらに越してこなければここまで深い内容を読むことはなかったでしょうね。
アバンさん、もう少しで終わりなんですか?残念です。
前スレからずっと楽しみにしてロムらせていただいておりました。
こちらに越してこなければここまで深い内容を読むことはなかったでしょうね。
アバンさん、もう少しで終わりなんですか?残念です。
二重カキコすいませんm(__)m
「あの仕事の相棒とは( セックス)してるんでしょ? どっちでもいいけど。」
「彼」に唐突に聞かれた。
そんなことあり得るはずがなかった。私にとっては、どうしても考えられない映像。
でも私はわざと答える。「だとしたら・・・?」
私の衣服だけが乱れている蚊帳の中。心は醒めていた。
・・・そしてとうとう・・・それが始まる時が来た。
不思議と、私に違和感や恐怖心はなかった。
以前のように、彼に私の体を開けばそのようなことはなかったと思う。
肌に馴染みすぎた「彼」の素肌が目の前に広がっているのに。
「彼」自慰を始めた。
こんな狭い蚊帳の中にふたりでいるのに、
手を伸ばせば届くはずなのに、とてつもなく遠いところに「彼」がいた。
ごめん。この私の言葉が聞こえたかどうか、わからないけれど、
「彼」はたったひとりで、無心にその世界に耽っている。
私は耳を澄ませる。閉じた引戸の方向から聞こえて来る、川の流れる音。
私の目の前からは「彼」の、やがて乱れ、激しくなっていく呼吸が聴こえる。
呼吸が激しくなるほど、私の胸の鼓動も激しくなって行った。
一瞬、「彼」が大きく息を吸い上げて、静寂が蚊帳の中に広がると、
引戸を通して、川の音だけが私の耳に響いた。
そして転がり落ちて行くような、「彼」の声にならない慟哭。
私はそんな「彼」を無心無言で眺めていた。
「彼」は自然体で、始めから終わりまで美しかった。セクシーだった。
余韻が去るのを待った。「彼」はゆっくりと体を起し、私は「彼」のを拭った。
無視しているわけじゃあない。あなたのことは考えている。
射精し終えた「彼」のものに優しく触れて、拭うことで自分の思いを表現した。
やっぱり栗の花の匂いに似ている。
「彼」から出たものが清潔で新鮮なんだって・・・そう思いながら。
ふと。「彼」のからだが震えているのに気がついた。
「彼」の顔を見上げると、泣いていた。
涙が頬と顎を伝い、痩せた下腹部に落ちた。ひと粒、ふた粒、み粒・・・。
涙はやがて「彼」の陰毛に流れ込んで行った。
「ごめん。」って、私。何故泣いているのか理由もわからずに、謝った。
「アンタのせいで泣いているんじゃない。」と言われた。
今でもワケわからない涙。
目の前で男に泣かれると、すごく苦しい。
男に涙に立ち会うのは、自分が悪くなくても、自分が悪いと責めてしまう。
そんなに苦しまないで。悲しまないでよ。何が泣かせるのかわからないけれど。
「彼」はしばらく泣き続けた。
私は「彼」に毛布を差し出し、距離を置いて側にいた。
下腹部を毛布で覆い、緑色の蚊帳の中で項垂れ泣く「彼」。
それが私の記憶に残る、「彼」の最後の映像。
私。さよならも言わないで引戸をこじ開けて、そこを出た。
外の川の匂い・・・。臭かった。
あれから18年が過ぎた今。
私はとある街で、大切な家族と大切な生活を築いています。
十数年前に、主人と出会い結婚しました。
独身貴族の楽しい時期に、私は修羅場を渡って来たとも言えるのでしょうか?
あの頃のように、けたたましく男に惚れて惚れて惚れ抜いていくエネルギーはもうない。
あの頃に全部使い果たしてしまったような、感じ。
あの時の疲労感、今でも残っていたりして。
それでも穏やかな結婚生活には、それでいて満足しています。
今はそれを望んでいるのかも知れない。
今でも、時々同志からイラストの仕事が舞い込んで来て、
内職でイラストを描いています。
以前と比較したら小さな作品だけれど、
ここを読んでる誰かも、私のイラストを目にしてるかもね。
同志はまだ独身です。
同志とのつきあいは、これからも一生涯続いて行くと思います。
お互い、どちらかが早く死んだら葬式に友人として参加できるような関係ですね。
廃虚に置き去りにしてしまった「彼」のことはわからない。
あの頃「彼」と棲んだ4件の廃虚。
廃虚たちの匂いや、体に感じる空気、湿り気、暗さ、夕日が差し込む部屋、
井戸、古いカーテン、腐った畳、凹んでる床、壁の染み、落書き、
曇って汚れたガラス窓、錆びた鉄の扉、雑草に覆われた公園、はがれたペンキ・・・。
それらのものが、だんだんと私の記憶から薄れていきます。
でもなかなか私の記憶から薄れていかないのが、
「彼」に弄ばれたときに、私の体に残った極上の快感。
女に生まれて来て、「彼」に抱かれないで一生が終わるなんて人生損です。(笑
・・・・・・・・・・・・・終わり・・・・・・・・・・・・・・・
終わりました。
みなさん、最後までのおつきあい、ありがとうございました。
110さんのサイトのデザイン。なかなか良いです。
透明感があって・・・。ありがとうございました。
かなり性的描写が多かったですね。
いろいろ物を描いて来ましたが、性的描写はこれが最初で最後です。
本当にありがとうございました。
またどこかでお会いしましょうね。
アバン
興味深い話でした。ドモ!
サヨナラとアリガトウ
最後のシーンがいい。廃虚を出ていくアバンさん。
彼の涙はいったい何だったのだろう?
なんだかんだ言って、アバンさんを抱きたかったんじゃないのかな?
せめて最後に一度だけでも。
不粋よのー
>257
蒼いね。せめて最後に一度だけでも。ってのがさ。
アバンさん、お疲れ様でした。
最後まで書いて下さってありがとうございます。
彼の涙の意味は、私にもわかりませんが、
「アンタのせいで泣いてるんじゃない。」
って、彼の最後のアバンさんへの優しさだったんじゃないかな・・・と思います。
サイトのほう、責任を持って管理させていただきます。
アバンさん、本当にお疲れ様でした。
アバンさん、お疲れ様でした!
ああ。。これでもう終わりなんだ。。寂しいなあ。
>259
考えてみてください!
察するに、彼の年令は20代前半から中場じゃないでしょうか?
そのような状況にあったら、目の前の女性を抱きたい欲望は強いと思います。
若かりし頃の自分を思い出してください。
蒼くて当然です!それがいいんです!
仮にそうなっていたとしたら、美しい想い出が残ったのではないでしょうか?
とうとう終わっちゃった〜。。って感じです。
アバンさんお疲れ様でした。
自らの若かりし頃の、忘れられない恋と重なって
興味深く、感慨深く、読みつづけてました。
ひたすらに恋愛に溺れることのできるパワーと、時間?
なくなりますよね。
だけど、その恋愛があってこそ、今の私(アバンさんも含め)が存在して
るってことですよね。そういう恋愛の経験があったって事実を語りたい気持ち、
よくわかります。
ほんとうに、おつかれさまでした。ありがとう。
76じゃなく、71でした。スマソ。
あぁ…。遂に終わってしまった…。
アバンさん、お疲れさまでした。
僕は男だから何となく彼の涙の訳は理解出来ますよ。
別れの予感だったり、自分の将来への不安だったり
漠然とだけど泣く事で何か、解放されたかったんじゃないかなぁ。
色んな想いが詰まった涙なんだと思いました。
110さんのサイト拝見しました。
静寂を感じさせるデザインですね。
BBSがあるといいなぁ。
更に携帯からも閲覧できたらいぃなぁ…。
だってこのまま終わるの寂しくないですか?
僕はもっとアバンワールドに浸りたいなぁ。
ダメ?
自分の中でのアバンワールドのイメージを持って写真撮ってくるよ。
時間かかると思うけど、いいのが撮れたら、うpするね。
267 :
夢見る名無しさん:03/03/06 08:28
待ってるからね。
三十路さん
BBSありますよ。左のメニューの下のほうに(笑)
携帯サイトも検討してみます。
>>266さん
楽しみです。お待ちしています。
269 :
夢見る名無しさん:03/03/08 10:53
おもしろかったありがとう
270 :
世直し一揆:03/03/08 10:56
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけのもっともらしさ(偽善)に騙されるな!!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」(「世間」と言っても、同じA型を中心とした一部の人間の動向に過ぎないのだが・・・)、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的でファイト満々(キモイ、自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはた
いてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、
世間体命)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ)
●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●後で自分の誤りに気づいても、強引に筋を通し素直に謝れない(切腹するしかない!)●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。包容力がなく冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
このスレは前から読んでいました。アバンさんお疲れ様でした。
今、どこへ行かれたのですか?とてもステキな女性でしたのに・・・。
今もこのスレのレスを読んでいますか?
私には、アバンさんの思い出は現実に起こったことなのか、それとも夢だったのかといった感じです。
もしも現実の思い出ならば、それはとてもステキな思い出として今も残っているのですね。
このような恋愛は若い時にしかできないことだと思います。だからとても羨ましいです(笑)
私はずっと親の言いなりで生きてきました。というか、自分が無かったのかも知れません。
やっと自分を持ち始めたとき、私はもうすでに手遅れ状態。
今の自分のできる範囲で自己表現していけたらと思います。
恋愛が人生のすべてではないと思っています。どこかでそういう気持ちを完全に封鎖して捨て去ることができる日も来ると思いますが、私はまだどこかで夢を見ている幼さが残っています。
早く大人になり切ってしまわなければと思っています。
すべてを捨て去ることができる大人に・・・。家族の捨石になれる自分に・・・。
最初から一気に読ませていただきました。
一人の女として、極上娘より「極上」の恋愛を
されたのだと思います。例えそれが実らぬ
恋であっても。実らなかったからこそ、
今も「極上」な思い出になってると思います。
極上のワインを舌先で転がすように懐古できる
思い出があるということ、同じ女としてうらやましいです。
110さん。
やったー!是非お願いします!>携帯サイト
僕はパソからなかなか来れない環境なんですよね。
実現したらかなり嬉しいです!
ところでアバンさんは本当に消えちゃったんでしょうか?
寂しいですねぇ。
もっとお話してみたかったなぁ。
アバンさん、自分で自分を褒めてるw
276 :
夢見る名無しさん:03/03/09 02:06
彼の人生の中でも一緒に廃墟に住んでくれたのは
あばんさんだけだっただろうなあ
最後のワンシーンが強烈。
同じ男として、アバンさんとの別れ方は怖いような気がする。
拭ってくれるところなんか、冷酷な優しさを感じる。
泣き叫んで、メチャクチャになって別れを惜しまれたほうが、
気が楽なような気もするのだが・・・。
その彼はどんな気持ちだったのだろうな?
自分なら耐えられない・・・。
278 :
夢見る名無しさん:03/03/09 03:26
アバンさんは2年半耐えたのですよ。
どんなにどんなに愛しても、愛してくれない彼を。
読破したぞ!!
これは不思議な文学だ。
男を勃たせ、女を濡らすかも知れない。
けれどもフィニッシュできない。
もどかしく、じれったいところが、魅力だ。
280 :
夢見る名無しさん:03/03/09 13:24
私は女だから、逆に最後の方、爽快に感じたよ。
凄い美少年だけど、工員で、同性の友人もおらず、
女と廃墟暮ししか興味がなさそうな彼と、
やりがいのある仕事や、気の合う仲間に囲まているうちに、
彼氏からどんどん自立していくアバンさん。
でも私だったら彼氏と切れられない。そのままずるずる続いてたかも。
彼がとても悲しい。切ない。
人を愛せない人なんだろね。
ナルシストは何時でも孤独だ。。
282 :
夢見る名無しさん:03/03/09 14:17
どんなに愛していても、人の心は必ず変わる。
最終的にはアバンさんが彼に勝った。
恋愛に勝ち負けはないと思うけど・・・。
でも結果的には、彼はアバンさんにふられたことになるんだよね。
アバンさん、つらかっただろうな。
こういうタイプのつきあい方って、所謂火遊びでしょ?
後腐れなく一回で終わったら、
そんなにアバンさんも傷つかなかったのでは?
厳しいこと言うようだけれど、
アバンさんの執念が、冷酷な彼を泣かせてしまったのではないかな?
それに仕事で仲間と成功していくアバンさんへの嫉妬もあったと思う。
しばらくぶりで来てみたら終わっていた。
それにアバンの姿も見えないようだし・・・。
後半も一気に読ませて貰ったよ。
俺的にはある程度感じてしまった。(汗
文章的にも意図的に押えてあるような気もするし。
最後のシーン・・・ホント抱かれなくて正解だったよ。
アバン。読んでいるんだったら、来いよ。
287 :
夢見る名無しさん:03/03/09 18:19
そーだね。抱かれてたら...。また別の展開になってたのかな。
アバンさんの気持ちは自立してたんだもんね。
性的関係は結ぶ気にならなくても、
彼を今でも愛してるっていうのは面白いね。
街で美中年を見かけたら、アバンさんの元彼だとおもっておこう。
みんなはどの下りが好き?
自分は、最初の廃墟の描写と、
あと彼氏と死んでしまった?彼の初体験の相手の蒼い青春エピソードが
凄かった。
あとつきあいを始める頃までの工場のエピソードもいいなあ。
アバンさんには今の暮らしがあるのです。
現れるか現れないかはアバンさん自身にお任せ
しましょう。
こんばんわ。
i-mode版公開しました。
無料レンタルの場所故、上の方に広告でます(涙)
BBS_デアイとか書いてありますが(広告)i-mode版のほうのBBSじゃありません。
なんか宣伝にしか来てないような気がする・・・すみません。(*´Д`*)
http://jade.k-server.org/i/
>>jadeさん
あああ有難うございます!(感涙。
わーい!
嬉しいなったら嬉しいな♪
これでいつでも浸る事ができます。
本当に有難うです。
そしてお疲れさまでした。
パソサイトの方にも近いうちに書き込みに参ります〜!
291 :
夢見る名無しさん:03/03/10 09:15
忘れられないシーンは、
なかなか進まないで彼がCをしたいと告白して、
そして最初の蚊帳の中で結ばれる。
自由奔放に泳ぎまわる魚のようだとかなんとか・・・。
やっと結ばれることの悦びが、素直に表現されていて、素晴らしかった。
私の場合は普通3回目くらいで、やっちゃうけれどそれって早すぎ?
狂おしい前置きが長ければ長いほど、心に受ける感動も大きいんだろうな。
アバンさん
とあるスレでここが紹介されていたので来てみました。
自分の経験とも重なる面があり胸が痛くなってしまいました。
私の場合は廃墟ではなくアパートで、端からみればガキ同士の同棲だったでしょうが
浮気されてばかりで、その頃は彼を信頼できずに気がおかしくなりそうでした。
でも私が本気で愛したのはこの彼だけです。
他の誰と付き合ってもいつも彼と比べていた。
神経性胃炎になり気持ちを探り合うような重苦しい毎日を送っていたのに
今でももしも目の前に彼が現れたら私はこの幸せな生活を壊さないように彼と会うのではないのか・・・。
そんなずるい考えがふと頭をよぎります。
そしてそうなったら今度は今の主人をとても悲しませることになるかもしれない。
そう思いながらも夢に時々現れる年をとらない彼の姿に胸を熱くしています。
偶然はおきて欲しいけれどおきないほうが良いのでしょうね。
293 :
夢見る名無しさん:03/03/10 11:02
>>そう思いながらも夢に時々現れる年をとらない彼の姿に胸を熱くしています。
わかるわかる。中年になると結構、腹とか出て、顎の線がなくなる男、
多いけどさ(みんながみんなとは言わない)、当時の彼は年取らないんだよね。
再会してビックリってことになるかもね。
そのときはどうする?
偶然再会していたら思い切りぶざまになっていてくれればいいのに・・・が希望です。(考え方が少し変かな?
過去の思い出がキレイさっぱりになって「あれは美化しすぎた思い出だったんだ」
そう考えられたら・・・
もともと痩せ型の人でしたし、仮に100キロあってもきっとあの笑顔は変わっていないかと思います。
浮気はされたけど2人の時はとても優しい人でした。
私がひとめぼれして半年後に付き合ってもらえて初めてのkiss、sex・・。
こうして書いていると嫌だった部分は消えてしまうのね。
そのときはとてもどろどろギスギスだったのに・・。
295 :
夢見る名無しさん:03/03/10 16:11
こんな書込みがあったんだ。
廃虚に興味があって、実際に彼女とそこでやったこともある。
確かに僕の彼女は嫌がりました。
かび臭いとか、病気になるとかで・・・。
だけれど数日後、彼女のあそこあたりの調子が悪くなってしまって。
婦人科へ行くのいやがって、しばらくかかって自然治癒したんですけれど、
なかなか悲惨なものがありました。
それが原因かどうかはわからないけれど、
悪いことしたなって後悔しました。
アバンさんのカキコを読んでいると、廃虚でのセックスはロマンチックだけれど、
気をつけたほうが良いですよ。水を差すようで、すみません。
296 :
夢見る名無しさん:03/03/10 22:56
age
297 :
夢見る名無しさん:03/03/11 07:36
すんばらしい
丸田 祥三 の写真思い浮かべながらアパンさんのよむとウマー。
299 :
夢見る名無しさん:03/03/11 14:30
なんか、AVがまだロマンポルノとか言われた
昭和のノスタルジーって感じ。懐かしささえ漂う。
良いもの読んだ。
パンツに雨が降って、
地が高まりました
背中のニキビはどうにもなりません
301 :
夢見る名無しさん:03/03/11 15:31
心臓おかしい、死にそうだ
302 :
夢見る名無しさん:03/03/12 00:45
いい感じの廃墟アパートを見るとこの話を
おもいだしてしまう。
303 :
夢見る名無しさん:03/03/12 13:32
おもろい
304 :
夢見る名無しさん:03/03/12 13:42
今からオパーイ露出しに散歩してきまーす!
305 :
夢見る名無しさん:03/03/12 16:43
すっかり糞スレ化したな
糞スレ化したくないんですが、
どうすれば...。
糞スレ化したくないんですが、
どうすれば...。
308 :
夢見る名無しさん:03/03/12 20:29
糞レスは放置すればいいだけ。
アバンさんの読んで、思ったこと素直に
書けばアバンさんにも通じると思う。
他の人にも読んでもらいたいけど、
荒らされるのはいやだな...。
(^^)
山崎様も共感なさったようです。
312 :
夢見る名無しさん:03/03/15 16:14
終了あげ。
313 :
夢見る名無しさん:03/03/18 16:01
アバンさん。お元気ですか?
きっとここのスレを読んでくれていること願っています。
>110さん。携帯用のサイト読み返しています。
通勤用の電車の中でも、どこでも特上の文庫本抱えているみたいな感じです。
本当にありがとう。それにこの文庫本はあまり知られてないから、
特別な感じがします。
314 :
夢見る名無しさん:03/03/18 16:03
あー。すみません。みなさんが大事にしていたここのスレをあげてしまいました。
守るためにも下げておきます。すみませんでした。
さがってない・・・。
316 :
夢見る名無しさん:03/03/18 16:54
肉
317 :
夢見る名無しさん:03/03/18 16:57
アバンさん。初めまして。
この書込みの中で、私が好きだったところは、
彼と昔の彼女のドラム缶の中での課外授業です。
私の彼が2chをやっていて、ここを教えてくれました。
(私は中3で、彼は高校1)彼は私が今通ってる同じ中学出身で、
彼が部活の部長で私が会計でした。
私は放課後彼と一緒にいたいので、退部しました。
それで私はやっぱりアバンさんの昔と同じような課外授業を彼としたいなと思っています。
私も自由で恵まれているほうだと思います。
彼とは Aまでいきました。
だけれど次のBまで考えると、何故か彼のことが怖くなって来ると言うか・・・。
少しイヤな気分でした。だから彼と少しづつでいいから勉強していきたいと思う。
>318
無理しなくていいと思うよ。
キスだけで十分と思うなら、しばらくそのままでいなよ。
きっと受け入れられる日が来ると思う。
彼を好きな、その気持ちを大事にしろよ。
キスとかペッテイングはその後からついて来るものだから。
彼だってわかってくれると思うよ。
でも俺だったら苦しいかもね。(笑)
俺って釣られてるの?(笑)
でも318の気持ちわかるな。
自分の彼女もそうだったから。
長い間キスのままで停滞していた。
つらかったな。だって胸の感触が伝わって来るんだぜ。
でも手を出さなかった。彼女のこと大切にしていたかったし、
心から愛していたから。好きだったから・・・。
>319
・・・で?彼女との最初はどうだったの?
(わざと釣られてあげましょう。)
彼女、本当に何も知らなんだ。
一緒に「青い珊瑚礁」(ブルックシールス)観に行ったんだけれど、
映画の中で男の子のほうが、朝早く起きて海岸で自分でしているシーン覚えてる?
それでブルックシールスが
「あなたはひとりでしている。最後に何が起るかも見てしまった。」
という台詞があるんだけれど、俺が好きだった彼女には理解できなかったらしい。
映画の後に「あれはいったいなんのこと?」と質問されて困った。
そんな彼女がいとおしくて、途方に暮れた俺だけれど。
で、結局彼女には手出さなかったんだ。おしまい。
>319
・・・で?彼女の質問には何て答えてあげたの?
>>319=324
なんとなく、理解出来るよ。
・・・でもそこで、なんて云ったか・・・気になるな(w
うーん・・・難しかったなあ。
彼女に何て答えたか?言わなければいけない?じゃ、言います。
「学校で保健体育で習わなかった?女の子の生理と同じで神秘的なものなんだよ。」
って答えたけれど、全然答えになってないよね。(笑)
あなたも?って聞かれたらどうしようかとも、思った。
幸い聞いてこなかったけれど、
実際彼女との間ではキスだけでとどめておいたから、
溜ってしまうのは当然のことだよね。
私の初恋は小学1年生の頃。
6年生の男の子に恋しました。最初は校庭でその子を探して見つかると嬉しかった。
でもだんだん時間が立つと、不思議な気持ちになってあの子のおちんちんを見てみたい。
という気持ちに心が支配されちゃって。
それって性の目覚めなのでしょうか?それから同じことの繰り返し。
最初は姿だけで満足して、それからは秘密の部分も見てみたい。
今?見慣れてしまた。(爆)
今でも彼女のこと好きだなってホンワカした気持ちあるけれど。
アバンさんみたいに泥沼になる覚悟で、抱いておけば良かったなと思う。
本音を言うけれど、妻を抱いている時にも、彼女が心に浮かぶ。
彼女だったらいいのに・・・。なんて罪なこと思うんだよね。
でも彼女と妻の名前が同じで良かった。
最中に名前を叫んでも、不思議じゃないから。(笑)
うん。そこなんだよ。
もしかしたらもう俺のことなんか忘れられていると思う。
アバンさんの彼はアバンさんのこと忘れてないよ。きっと・・・。
だって最後にあんなふうになってしまったのだから。
彼はもっとアバンさんと一緒にいたかったのでは。
心変りもあるからね。人間って言うのは、やっかいなものだよね。
332 :
夢見る名無しさん:03/03/22 07:39
>324=329
最中に名前を叫んでも、不思議じゃないから。(笑)
とありますが、不思議です。
何故名前を叫びながらイクのでしゃうか?そんな男、萎え・・・。
333 :
夢見る名無しさん:03/03/22 08:04
>332
人それぞれだから、別にいいんじゃないの?
334 :
夢見る名無しさん:03/03/22 09:56
「廃虚残像」
再び読み返してしまった。
あの頃は良かったな。アバンがここに来てくれて。
アバンが恋しい・・・。 (涙)
>332
ハハ・・・。ダメですか?
大学時代に体育系のダチとつるんでソープに行ったことあるんだけれど、
俺の声が館内じゅうに響いてたって言われたことがあった。
妻は何も言わないけれどね。
でも結婚前、妻と実家でしてたとき、おふくろから「もっと静にできないかね。」
と言われたこともあった。(恥)
>>332 声を出してくれるとそれだけ気持ちよくなって
くれてると思って女も嬉しいけどね。
イクときに名前叫んでくれるなんて、女として
嬉しいよ。男には女と違って演技してるヒマも
ないんだから。それだけ気持ちも愛情もこもってる
ってことじゃ?愛の無いセクースしかしてない人には
味わったことない経験なのかね。名前も呼んで
もらえない女こそ萎え〜(ぷ
私の彼はイクときに確かに私の名前を呼びません。
でも私の目を見据えながらイってくれます。
目を閉じて、女の名前だけ叫んでイカれるよりも、
もっと愛情感じるんです。
338 :
夢見る名無しさん:03/03/22 15:13
あげて書くのやめようよ。アバンさんの残像が薄れていくよ。
前からアバンさんの文章読んでいて、ここの常連だったら暗黙の了解だと思っていたけど。
340 :
夢見る名無しさん:03/03/22 16:37
>>339 勝手にルール決めるのはどうかと。
sage厨どうにかなんないかね?
アバンさん自体がageて書いてるじゃん。
ふるびたアパート、住んでみたい〜。
独自のリフォームを施してね。
なんか味わいある建物っていいな。
342 :
夢見る名無しさん:03/03/23 08:36
>332
X 目を閉じて、女の名前だけ叫んでイカれるよりも、
もっと愛情感じるんです。
○ 半目で白眼向きで、女の名前だけ叫んでイカるよりも・・・
だよ。いやーん。キモ・・・。
∩
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`)// < 先生!こんなのを発見シマスタ!
/ / |
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http://saitama.gasuki.com/tochigi/ __| | .| | \
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \_____________
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344 :
夢見る名無しさん:03/03/23 14:22
>341
どんなリフォームをするのかな?
345 :
夢見る名無しさん:03/03/23 23:03
>>339 アバンの居ない今、下げても意味など無いよ…。
もともとこのスレを荒らされたくないスレ住人がひっそり書き込みをしてたのが習慣になってただけの事。
今は本当に意味が無いよ。
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347 :
夢見る名無しさん:03/03/24 00:30
むしろいろんな人に読んでもらいたいのでage
でもsageとこう。
349 :
夢見る名無しさん:03/03/24 16:22
350 :
夢見る名無しさん:03/03/24 16:24
バイトなら他でやれよ鼻タレのビンボー人共
アバンさんが来ないので、私書込んで良いですか?
ここを読んで、遠い昔の私の初体験について思いを馳せる機会があった。
私本当に幼くて、小学卒業したすぐ後の春休みでした。
相手は同級生。お互い早熟だったのでしょうね。
アバンさんの性的描写はいやらしさがないのに、
どきどきさせるものがあり、長い間忘れていたことを思い出させてくれました。
私の思いでも清いものとして、記憶に残っています。
思いでを書込みたいんですけど、いいですか?
アバンさんのスレを横取りしそうで申し訳ない。
別にスレを立てたほうが良いでしょうか?でも短いから新しいスレ立てることもないんです。
すみません!!351のHN。 とんでもないもの付けてしまった(汗)・・・。
ハンドルネーム取り消しで行こう!!
351でお願いします♪
353 :
夢見る名無しさん:03/03/25 11:49
別スレ立てたほうがいいと思います。
アバンさんの立てたスレだということと、アバンさんファンは
まだここにたくさん居ますから。アバンさんの話と他の
人の話がかぶってしまうのは正直好みません。
あなたも二番煎じと思われるだけですよ?
>353
わかりました。
ひとりでもそのような方がいるのなら、書込むことはできません。
確かに二番煎じかも・・・。
でもアバンさんを師匠として、書いて行こうかなと思います。
いずれどこかにレス立てようかと思います。
その時はここの方も読みに来てくださいね。
後で連絡します。
355 :
夢見る名無しさん:03/03/25 14:22
356 :
夢見る名無しさん:03/03/25 15:01
私も楽しみにしてます〜。
しかし、せっかくつくったスレ、荒らされないように、
ちゃんと埋めたいなあ
sage
アバンさん、いい物語りをありがとう。
よかったです。
361 :
夢見る名無しさん:03/04/03 14:59
しばらく心配しないようにage。
362 :
夢見る名無しさん:03/04/06 04:08
いいお話。
363 :
夢見る名無しさん:03/04/09 14:02
最後のシーンが男としては屈辱的だが、
廃虚の中に惨めに置き去りにされた彼にとっては、
本望だったのかも知れないな。
明るい未来がないと言うか・・・。
廃虚と同じだ。やはり彼は廃虚に同化されて生きていくしかないんだ。
それを感じ取ったアバンさんが最後にしたことは、
それでいいのかもね。
364 :
夢見る名無しさん:03/04/14 03:08
アバンさんはマヂにもう来ないんだね。
解ったよ。
このスレとも今日でさよなら。
お気に入りから削除するよ。
ありがと、アバンさんは。
365 :
夢見る名無しさん:03/04/15 00:57
>364
さようなら。
>>364 馴れ合い期待してどーする。ヴァカじゃね?
367 :
夢見る名無しさん:03/04/16 13:39
廃墟の美しさ、素敵な登場人物。引き込まれますね。
一気によみました。
(^^)
369 :
夢見る名無しさん:03/04/18 00:35
370 :
夢見る名無しさん:03/04/18 16:49
アバンさんはどこか遠くの人。
儚いかげろうのような人。
アバンさんの記憶そのものを大切にってことだ。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
泣きあげ。
373 :
夢見る名無しさん:03/04/23 10:36
埴輪と古墳・・・・
よかった。。
375 :
夢見る名無しさん:03/04/27 05:21
>374
良かっただろ??
綺麗・・・
昭和の香りがする。
1日かけて読んだ。涙が出たよ。セツネー。
これからきっと、廃墟を見たらこの話を思い出すだろな。
379 :
夢見る名無しさん:03/05/02 14:27
まさしく昭和だよね。
私の青春・・・。輝いていたことを思い出させてくれた。
もう一度読み返したい。
380 :
夢見る名無しさん:03/05/02 17:59
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381 :
夢見る名無しさん:03/05/06 03:50
あげてくれてありがと。
382 :
夢見る名無しさん:03/05/14 23:20
ほんとみてくれてありがとー!
このスレもあってよかった。
383 :
夢見る名無しさん:03/05/17 16:21
ほ。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
ほしゅ
386 :
夢見る名無しさん:03/05/22 00:04
keep
387 :
夢見る名無しさん:03/05/22 00:06
最初から読む価値あり(涙)
今更ながら最初から一気に読ませて頂きました。
私には終わったばっかりの片恋があります。
彼は孤独を愛しているのに人を惹き付けてしまう人でした。
どことなくアバンさんの彼と似ていますね。。。
私の彼も結局最後まで心の中を見せてくれなかった。
どんなに私が求めても立ち入れない心の壁がありました。
今とても苦しいです。彼が忘れられなくて苦しいです。
でも私のこの苦しみも、いつかアバンさんのように
自分の生きた証として心の一部になれると。。。。信じています。
このスレに出会えて良かった。
ありがとうございました。
389 :
夢見る名無しさん:03/05/24 08:28
ネットの友人に誘われてここへ来てみました。
ある意味、読んで良かった。
390 :
夢見る名無しさん:03/05/27 00:24
いやすごい話だった。
一気によんじゃった。
391 :
夢見る名無しさん:03/05/28 06:10
懐かしい風景が泣かせる。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
393 :
アバン後援会:03/05/28 23:42
危ない!!もう少しで倉庫逝きだったぞ。
みんなでこのスレを守ろう。
394 :
夢見る名無しさん:03/05/28 23:47
>>393 でも、dat落ちしたほうが変な書き込みが入らなくていいかもしれないよ。
396 :
夢見る名無しさん:03/06/01 05:01
出張だからあげておく。
帰ったらまた読みに来る。
倉庫行きませんように・・・。
専用ブラウザ使えばdat落ちした後でも読めるのに
専用ブラウザの調子がよくないんだよお〜。
sageで常に書いておくね。
でもこのすれなくなって欲しくない・・・。
>>399 よろしいでつ。専用ブラウザの調子がよくないって、
どういうことじゃい!入れな直したら済むだろヴァーカ!
403 :
夢見る名無しさん:03/06/08 14:17
age
404 :
夢見る名無しさん:03/06/13 03:52
30代後半にはたまらない情景だ。
アバンさんにとってのこの恋愛は宝物になるのだろう。
私も一気に読んでしまって寝不足になってしまった。
あばんさんって実年齢40過ぎだよね。
406 :
夢見る名無しさん:03/06/17 02:29
>401
なんで?だからどうした?
408 :
夢見る名無しさん:03/06/18 02:28
>401
今更年令確認してどうすんだ?
第一誰に問いかけているんだよ?
アバンさんに問いかけているとしか思えないけれど・・・。
もし答えて貰ったとして、どう話が展開するのかな。
と興味あっただけ。
(アバンさんここにはもう来てないよ。)
保守
410 :
夢見る名無しさん:03/06/20 13:18
私もこのスレは守っていきたい。
上のほうへカーソルを移動させれば、
いつでもアバンワールドに包まれるから・・・。
保守
このスレに最も似つかわしい音楽
それは浜田真理子。
この文章と共鳴するように、
「月の記憶」という曲が、響いてくる。
「Song Never Song」
「残されし者の歌」
「知りたくないの」
どれもが儚く、切なく、懐かしく、しかも凛と
アバンさんの文章とどこか似た風情をともなって、聴こえてくる。
興味のある方は、ぜひ一聴のほどを…。
413 :
夢見る名無しさん:03/06/26 08:34
>412
浜田真理子は知らないが、
そのほうが渋くて良い。
なぜならヒットソングにアバンさんは似つかわしくない。
好きなスレはできるだけ汚されたくない。
この書き込みを含めて。
できるだけ長く自分の目に入るところにおいておきたい。
そのための保守ならば、
専用ぶらうざを入れていない事のいいわけならば、
スタート→名前をつけて保存
でいくらでも自分の手元にとって置ける。
納得
416 :
夢見る名無しさん:03/07/02 00:58
アバンさんビバ。
>>414 同感です。
私もこのスレはアバンさんのイメージを留めたまま
静かに終わってくれたらと思います。
hosyu
419 :
夢見る名無しさん:03/07/05 01:57
一方的な片想いだと思い込んでいた彼女から告白された。
夕暮れの朽ち欠けた公園のジャングルジムの上でキスした。
アバンさんの描く団地の公園のイメージが現実になったようです。
廃虚に住むことはできないかも知れないけれど(笑
420 :
夢見る名無しさん:03/07/07 13:14
>419
イヤだねーーー!!恥ずかしいねーーー!!!
421 :
夢見る名無しさん:03/07/08 04:06
一気に読んで夜が明けてしまいました。
濃〜いお話で読み応えありまくりw
今度ウチの者にも読ませますw
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
kaminokokoro=基地外
424 :
夢見る名無しさん:03/07/14 13:22
sarube-ji
\ .∧_∧ /
\ ピュ.ー ( ^^ )<これからも僕を / ∧_∧
山崎渉は \ =〔~∪ ̄ ̄〕 /∧_∧ ( ^^ )
かっこいい。 \ .= ◎――◎ / . ( ^^ ) / ⌒i
从// . \ ∧∧∧∧ /. / \ | |
( ^^ ) n \ <. >.. /. / / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
 ̄ \ ( E) \< の 山. >/. __(__ニつ/ 山崎 / .| .|
フ /ヽ ヽ_// < 予. >. \/ / (u
―――――──―――――――< 感 崎. >―――――──―――――――
<. !!!. >
山崎渉age(^^) < 渉. > 1 名前:山崎渉 投稿日:02/
∧_∧. /<.. >\ (^^)
∧( ^^ ). / ∨∨∨∨. \
( ⊂ ⊃. / \ 3 名前:山崎渉 投稿
( つ ノ ノ /. ―━[JR山崎駅(^^)]━― \.
>>2 |(__)_) / \ (^^;
(__)_) /. ―━―━[JR新山崎駅(^^)]━―━― \
./ \
私は関西地方で薬屋を経営しているものである。
以前うちのパートに基地外の女がいたのだが、こいつこともあろうに経営者である私に対してケンカを売ってきたのだ。
その場では感情的になったから「ごめんね」と謝ったのだが、その後も同じことをグズグズ言って私を怒らせようとするのだ。
給料をもらっている者の取るべき態度ではないよ。全く非常識な女だ。
427 :
夢見る名無しさん:03/07/14 21:00
>>426 非常識な女を採用するお前も見る目がない
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
430 :
夢見る名無しさん:03/07/16 05:03
オバンさんもう来ない?
431 :
夢見る名無しさん:03/07/16 14:11
こんちわ。(荒らしは無視しよう)
アバンさんがドライブに行った場所、
何か俺知っているような気する。
10年前くらいだけれど、壊れたお城やグルグル巻きの壊れた
ウヲータースライド・・・。蠅の死骸、車両の店・・・。
うーん・・・何もかもが似ている。
でも場所は教えないほうが無難だよね。
アバンさんのためにも・・・。
432 :
夢見る名無しさん:03/07/16 22:17
オバンさんって…
オシッコ
434 :
夢見る名無しさん:03/07/17 21:24
去って後なおこれほどの人気。
読んでないけどすごいね。
435 :
夢見る名無しさん:03/07/18 04:55
これを見てから、
話は楽しかったけどその後のレスポンスに
オバンさんが混じっているようで気持悪くなります。
もし嘘でも、完璧にそうと思わせないように
細心の注意を払って欲しかった。
自作自演か・・・
438 :
夢見る名無しさん:03/07/18 16:15
アバンさん・・・余計なことして、ごめんなさい。
みんなから誤解されることがあったら、私のせいです。
当時別の掲示板で理解されてなかった、
アバンさんの力になりたくて・・・。
応援している人がひとりでもいること知ってほしくて・・・。
それが裏目に出てしまって、ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
439 :
夢見る名無しさん:03/07/18 16:15
>>438 意味がよくつかめないけど。
固定ハンのこと?
441 :
夢見る名無しさん:03/07/18 18:05
>>435 アバンさんの自作自演について今まで誰も指摘しなかったのって
ある種異様な雰囲気だよ。何か別の意思でも働いてんの?
あえて黙っていただけだよ(´ー`)y-~~
443 :
夢見る名無しさん:03/07/18 21:51
でも去らないで自演で誉めるアバンはクールじゃない。
話が穢れるから本人が去って欲しい。
自作自演に気が付かなかった(´ー`)y-~~
これ以上おばはんは何を求めてるの(´ー`)y-~~
446 :
ジェーン≠クールオバ:03/07/18 22:13
かしこい書き手ばかりじゃないんだから、仕方ないよ(´ー`)y-~~
448 :
夢見る名無しさん:03/07/18 23:29
肩こりひどい
自演はかまわない。
ただ、バレるような頭の悪さが美しくない。
いらんことせずにdat落ちさせりゃよかったのに
451 :
夢見る名無しさん:03/07/19 09:28
何かおかしなことは最初から、気がついていた。
でも俺はアバンを信じているよ。
それよりも指摘したことによって、
アバンが来なくなることのほうが恐かった。
だって最後までストーリーを完結を見ないほうが、苦しいから。
それにしても暇な奴っているんだね(藁
>>435 悲しくないかい??
かなり楽しませてもらったし、夢中で読んだ為気付かなかったから
正直
>>435みたいのには萎えるね。
知らなきゃ知らない方が良かったよ。
まぁやり方まずったのは、彼女だろうけどさ。
あー私も完全に気付いてなかった。見つけたときはかなり
進んでたし、何より最初から読むのに夢中になってしまってた。
きれいなものとして残しておきたかったけど、ジサクジエンって
知ってしまったらなんか冷めてしまったな。
>>435 に、悲しくないかとか萎えるっていうのは筋違いだと
思うぞ。
>>438←これは完全に余計だけど。。。
アバンの自演がはじまったね。
なんで読み手の「最後までだましてほしい」って
気持を分かってやれないんだろう。
別に自演でもいいんだよ。分からなければ
でも明らかにアバンはずっと自演続けてるだろ
バレバレだとさぁ・・・何か言いたくなる人も出るとは思ったよ。
今の今まで気付かなかったので、結構ショックだな。
なんか裏切られた気分のような。読んでたとき、
すごい郷愁を味わったので、なおさら。
皆さん気づいてる事実だと思い、
連載も終わったことだし独り言みたいに書きました。
悲しくて空しいのは、アバンさんが自作自演をしていたのに
気づいてしまったことに対して思います。
自分も
>>453さんや
>>455さんと同じ気持ちです。
作品が良かったからこそ、どうして自演しなければ
いけなかったのか理解できません。
R│A
O│_゚)
M│⊂
手のひら返すのは簡単だけど
実際はどうあれ トリップキー抜かれたとか善意にとりなよ
どっちだって本文を楽しんだならさ それでいいじゃん 些細な事じゃん
そんな気がした梅雨曇りの午後
それは無理矢理すぎだろw どうしてそこまで
善意に取らないといけないんだ?
所詮匿名掲示板での出来事なんだから
顔も見ずに言いたい放題言われても仕方ない。
人の感想や意見を規制する権利ないんじゃないのかね。
たとえ書いた本人でもな。
↑
残念ながら心に残らない意見だ ごめんね
>>457 無理すぎるよ。話が良かった分、よけい
裏切られた感が強いのは否めないと思う。
自分の好きな作家が書いた小説があとで盗作だって
わかって、楽しんだからいいや、って気分になれるか?
好きだったからこそショックだろ?
↑盗作ってのはたとえ話ね。
盗作もジサクジエンも同じようなもんだ
という意味で。
書きたくないけど、そういうことを言ったら
どうなるか自分で分かってた?>457
・なんでべた褒めしてる奴がトリップを抜いて書いた本人のふりをする必要があるのか
・トリップの解析は偶然じゃなければかなりの日数・年数を要する。簡単なことではない
・一回目はアバンが見られたくないトリップと名前が偶然出てしまったと思われる。
その後、何もなかったようにアバンを名乗っているからである。
・偶然出たトリップを、恨みもないのに解析する理由が誰にもない。
・騙られたとすれば本人が完全に無視するとは考えられない。
何らかの反応を起こすだろう。
本文を楽しんでも自演は自演だろ。
それによって気分が悪いと思うのも自由。
なのにそれを無理して否定したいのは信者と本人だけ。
そもそも俺は、この人に狂信者なんていないと思ってるけどね。
どおりでこのスレがなかなか倉庫逝かない理由がわかったよ。
アバン本人が必死に守ってたんだな、ジエンして。
>残念ながら心に残らない意見だ ごめんね
自演話は激しく心に残ったらしい。
466 :
夢見る名無しさん:03/07/19 15:58
オバンさんは純粋な感想は求めておらず、
レスが伸びて人気が出ているように見られれば
それでよかったんだね。
467 :
夢見る名無しさん:03/07/19 16:00
>善意にとりなよ
無 理 で す
>>464 (・∀・)ナルホド!!
しかし、珍しい展開になってきたなぁ・・・。
オバンサソは降臨するかな?
469 :
夢見る名無しさん:03/07/19 16:07
この釣られっぷり・・・哀
オバンさん常に降臨してるじゃん
自演話に釣られて無駄な擁護が沸いてきたのは
予想外の展開だねぇ。
472 :
夢見る名無しさん:03/07/19 16:14
攻撃目的でもないのに、自演の話を出しただけで
出した奴をここまで叩いてる奴はどういう人間なんだろう
と思う。きになりゅ
つまるところ、本人に限りなく近い人じゃないでしょうかね。
憶測ですけど。前科もあるし。
476 :
夢見る名無しさん:03/07/19 17:32
久しぶりに香具師の本領拝見しますた。お人の悪い、、、
え?もともとそういう癖のある人だったの?アバンって。
478 :
夢見る名無しさん:03/07/19 18:11
結局はあれかぁ。小説家になりたくてなりたくて
夢捨てきれず、作家ぶって書いてみたっていう
中年オバサンのオナニーだったのか。
479 :
いつまでも走り続ける青き青年 ◆nYEfXWwPeA :03/07/19 18:12
それでもいいと思うけど
480 :
夢見る名無しさん:03/07/19 18:31
だったらジサクジエンなんてつまんないことしないで、
書くだけ書いて消えればよかったんじゃ?
481 :
夢見る名無しさん:03/07/20 00:52
晒しage
話は面白かったよ。
自演しなくてもみんなも楽しんでたのに・・・・・・。
483 :
夢見る名無しさん:03/07/20 02:02
484 :
夢見る名無しさん:03/07/20 02:11
485 :
夢見る名無しさん:03/07/20 03:16
>>484 >>273と
>>278と
>>353は私がレスした記憶あるから違う。
まあ、おばんと言われればある意味正しいけどw
良いもの読んだつもりでレスしてた自分が恥ずかしいよ。
でも今日まで全然気付かなくて、知ってちょっとショック・・・。
正直_| ̄|○< ガックリ…
487 :
いつまでも走り続ける青き青年 ◆nYEfXWwPeA :03/07/20 04:46
でもどこにアバンさんがレスした証拠はないんだが
しつこいよ。
自演の前科があるからキモイって
言われてるのに。擁護するのは勝手だけど
心に残らないレスはやめてね。
489 :
夢見る名無しさん:03/07/20 11:51
君、カナーリ香ばしいよ。本人?>いつまでも走り続ける青き青年 ◆nYEfXWwPeA
どこにも証拠がないからどれもこれもが怪しいんじゃんか。
一回
>>143でやってる時点でなんも説得力ないけどな。
490 :
いつまでも走り続ける青き青年 ◆nYEfXWwPeA :03/07/20 16:32
俺は違います 21です 夢板にスレも持ってます
491 :
夢見る名無しさん:03/07/20 23:04
本文もどっかからのパクリとかなのかなぁ。
悲しいYO
493 :
夢見る名無しさん:03/07/21 11:55
パクリでもいいよ。元ネタ知らんし。
あるひとつのレスがきっかけで一斉に袋叩き。
こわいねぇ。
494 :
夢見る名無しさん:03/07/21 12:02
ある一つのレスって?
495 :
夢見る名無しさん:03/07/21 12:18
>>493 パクリでもいいなら盗作作家でも読んでりゃいいじゃん。
ランディとか。プ。
やっぱり純粋にこのレスやストーリーが好きだった人がたくさん
いたってわけだし、それだけ裏切られた感が強いんだから
悲しくなったって当然だし、袋叩きに合ったって自業自得だよ。
間抜けな醜態晒したのはアバン本人なんだから。
>>494 >>435のレスのことだと思う。これで明るみに出たんだから。
496 :
夢見る名無しさん:03/07/21 12:24
早く落ちてればよかったのにねぇ・・・・・・。
497 :
いつまでも走り続ける青き青年 ◆nYEfXWwPeA :03/07/21 12:28
本当だ・・ショック
498 :
夢見る名無しさん:03/07/21 12:35
>>495 自演と違って、パクリは推測に過ぎないよ。
むしろ邪推に近いよね。
自演は漏れとしては問題ない。
作者がどんな奴だろうと、話の面白さ自体は
変わらんもん。
逆だよw
自演が推測なんだよ
わからん
何度読んでも、その程度にすぎないのだ。
かなり好意的に(素人さん物)に読んでも
他愛ないレベルなんだけどなあ
オレの感想って、あんがい的を得ていると思うけどなあ。
推定40代かな
ちょっと稚拙な文章です。
自演は自演である事実を否定しようとしたり
自演を指摘したこと自体が罪みたいに言う
アバンみたいな擁護が現れたたから
血気盛んな人も流入して叩いてる面はある予感。
だって話を出した
>>435からは悪意なんて全く感じられない。
503 :
夢見る名無しさん:03/07/21 13:46
ついに作品まで批判され出したアバソ哀れ。
>>503 そうゆうもんです
いいうちに落ちたほうがいいのです
時間とともに褪せてくるから
オバンはともかく
自作品を懸命にageたり、擁護かける作家気取りさんって多いよね。
特に、書き終えたら、すぱっと消えるタイプの人に。
気持ちわかるけど〜
506 :
夢見る名無しさん:03/07/21 14:59
>>497 なんだオマイ、知らずにレスしてたのかw
まだやってんのか… (呆
>>143の書き込みってなんか浮いてない?
アバンさんの誤爆ととれなくもない。どっかのスレにコテ&トリップで書き込んでたんじゃない
のかな?同時期に。
好意的に解釈すればですが、誤爆でしたと説明入れるのもしらけるし、ってそのままにして
おいたんじゃないかなと…。
510 :
夢見る名無しさん:03/07/21 17:52
・゚・(ノД`)ノシ☆(((´Д`)))バシバシ
>>509 誤爆もなにも、あばん本人じゃん。
>>435見た?
>>4と
>>143のトリップ
同じなんだよ。そういう意味では誤爆
だけど、明らかに二つのレスはあばん
本人じゃんか。自作自演は明らかなんだよ。
時代遅れな即席コテハンつけると、
また何か言われちゃうぞ☆ 誰とは言わないけど
( ´,_ゝ`)
心に残らないレスはやめてね☆おばさん
514 :
みっちょん ◆naxNBjxPn6 :03/07/21 18:41
気に入らない話題を止められない厨房の常套手段:「まだやってたのか」
515 :
夢見る名無しさん:03/07/21 18:52
みっちょん、それを言うなら常套句。
516 :
夢見る名無しさん:03/07/21 18:53
まだやってたのか
517 :
みっちょん ◆naxNBjxPn6 :03/07/21 18:56
>515
(ノ´v`*)テヘヘ…( ゚Д゚)ゴ・・・(#゚Д゚)ムキィ!!
まだやってたのかウワァンヽ(`Д´)ノパパン
518 :
夢見る名無しさん:03/07/21 18:59
照れてから逆切れかよw
520 :
夢見る名無しさん:03/07/21 20:47
>>441 自我自賛の繰り返しで、誰の作品だか不明であるが、
自演を誰も指摘してなかった理由とは、いうまでもない、
好意的レスのほとんどが自前であったからだろう。
実際は、さほどの人に読まれていなかったという事実こそ
>>441さんの疑問の答えだ。
まあ、スレ主がどう装飾しようが自由ではあるがね。
>>451これこれ、オバンw もうおやめ!惨めです。
523 :
夢見る名無しさん:03/07/21 21:11
>>520 私は賛美を送ってたほうだけど、アバン本人ではない。だから知ったのも昨日
>>435の
レス見て初めてだし。いままでレスつかない日なんて当たり前のようにあったのに急に
レスたくさんでビクーリしたよ。
それに<<110でHP開設するって言ってた人もいたくらいだから、それなりに人気は
あったと思うよ(そのHPがどのレスにURL載ってるのか、今じゃ探す気にもならない
けどね)。私がこのスレ見つけたのは、どっかのカテで「今日面白かったスレ」とかなんとか
いうスレタイのだから、そっから流れてきた人もいたんじゃないかな。そのときはもう話が
終わりそうなときだった?から一気に読んだのでジサクジエンに気付きもしなかったよ。
純粋に好きだった人はいたと思うよ。その分ガッカリ度が大きいと思う。だから叩くんじゃ
ないかな。
長レススマソ。
アバンのヴァヴァがまだいるのかよ。異臭がするぞ
だからさあ・・・
誰も叩いてなかったよ。最初自演の話が出たときは
自演話を出した人を一斉に叩きだした人がいるから
アバンさんがまた自演してるのか?って雰囲気が出て
叩き方向に結果としては流れてしまったんじゃないかね。
527 :
夢見る名無しさん:03/07/21 21:20
>>526 自演話は当初叩きではなかった
↓
「悲しくない?w」などの煽りが出る
↓
アオラーは誰だ?もしや…
↓
アバン、去った後も自演してんのか?疑惑
↓
自演鵜材
↓
作品も鵜材
流れってこうか?
2ちゃんの真髄とは?
あることないこと
自作自演
自作自演の何が悪い。誰かの作文を読んで、なんとなくいいなって
思う物が居たとき、書き手が『あなたの感性すばらしいわ、私の作品を
褒めてくれる人を沢山作るわね、だから安心してこの作品をageてね』
とやったっていいじゃん別に。
物 ⇒ 者 のほうがいいよ
532 :
夢見る名無しさん:03/07/21 21:28
>>525 マジでいるな。半信半疑だったが
お前のレーダーは正確だ。
>>530 お前の日本語わからんし心に残らないYO
534 :
夢見る名無しさん:03/07/21 21:30
なんか居ますね。倦怠期でつか
ババァの醜態はもういいよ。自作自演って意味分かってないらしいし
537 :
夢見る名無しさん:03/07/21 22:28
>>530 開き直りですか?あばん。それに言ってることがわけわかめ。
どおりであのストーりーの文体自体が幼稚なわけだ。
普通に
>>530って意味わかんないよね。
うちの理解力がないせいなのかと思ってたけど。
前より効率よくやってますな。
流石
なんか無駄な工作してる人がいるけど
本人の思惑通りに受け止められてないと思うよ。
>>534 まめにチェックしてるアンタがキモという罠
キモ≠狂ってる
クールオバン≠自演
543 :
夢見る名無しさん:03/07/21 22:55
>>541みたいな頓珍漢なレス、前にもみたきがするな
546 :
夢見る名無しさん:03/07/21 22:58
(つД`)
前にもみたき?
もみたきって、なんやねん w
>>543もまいいくつ?ジジくさぁ〜 頓珍漢はイタァ
549 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:11
>>547 「前にも見た気がする」ってことだろ。オマイのほうが日本語読解力
疑われるから黙ってなさい。
突然スレ沸いて出るのとか、
もうちょっと考えてさぁ…
おばさん・・・
551 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:14
555ゲトずさー
552 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:15
オバンが痛いのはわかったけど、
みんなここでいがみ合ってて楽しいのかね?
スレ沸いてってなんだ。
スレに沸いて か。
もうどうでもいいや。
>>546 ハゲド
>>552 望んではいないんだけどね。
ひそーりと終わってほしい。
けど自演したことについて過剰反応するかの人が居る限り
終わら無さそう・・・鬱
美しく終わらせられないのはオバンの罪
556 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:20
アバンに釣られている気がする。
じぶんの時間を削って。
557 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:24
>>549毒怪力とまでいう
禿藁
ヤパーリ、痛い生き物ケテー
over40の人たちが、たまにカラする
あーあ〜美しい〜10代 とかって歌う気分で読めばいいでつか
559 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:35
>>557 え?なにが?それ私だけど、何がハゲ藁?
横レスしただけだけど、ヤパーリって?誰かと間違ってない?
>>143の心理的描写をもう少しツッこんでみたいな。
単なる初歩的ミスからきたセルプレに過ぎぬのか。
コピペの連続で書き手は感情移入するようなタイムリーさは皆無だったはずなのに、
数時間後に読み直してみたら、身震いする位に
陶酔してしまったのか、それを自ら代弁したかったのか。
何れにしろ、滑稽すぎるな。
ふむふむ
本文より、後締めの解説、評論の方が面白い小説ってのもあるしね。
563 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:43
564 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:46
。・゚・(ノД`)・゚・。
以前、スレ立てて書いたことある。
かなりプランを立てて書き込んだよ。大筋は決まっていたけど、
一発勝負でスタートした。もち、誤字脱字が多かったな。
平均300〜400字でタイムタグが平均30分前後だった。
真っ向勝負したから、あんまりお褒めのレスはなかったね。
それでも予定通り960で完結させて、残り40を残した。
結局、4レスしか楽しんでくれた人いなかったけど、
その好意的な4レスが妙に嬉しかったなあ。
566 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:53
>>565 オナニーはひっそりとやってくれ。人に見せるもんじゃないよ。
オナニーかw 小じゃれたつもりが中身無しとしときますか
570 :
夢見る名無しさん:03/07/21 23:57
くだらん
スレじゃ
おばさん夜は暇らしい
572 :
夢見る名無しさん:03/07/22 00:17
おばさんはみんな夜ヒマだろ。
573 :
夢見る名無しさん:03/07/22 00:17
おばさん=あば
574 :
夢見る名無しさん:03/07/22 00:24
あほらしい。もうトンプー逝ってこよーっと。
ヘタレな釣り師ばっか
763 名前:夢見る名無しさん 投稿日:03/07/22 00:25
私は大人だからね、挑発には乗らんのです
チミ達、聞いているのかね?
おまえじゃーY!
577 :
夢見る名無しさん:03/07/22 02:45
なんだ?
良質な物語の後に下衆どもの批判レスか?
折角の作品が台無しだな。
乗り遅れを装ったおばはんの可能性も捨てきれないなぁ〜
580 :
夢見る名無しさん:03/07/22 03:59
良質ですが、自演ですけど何か?
581 :
夢見る名無しさん:03/07/22 04:05
>>530 >>557 >>544 >>545 >>547 >>570 >763 名前:夢見る名無しさん 投稿日:03/07/22 00:25
>私は大人だからね、挑発には乗らんのです
>チミ達、聞いているのかね?
>おまえじゃーY!
おばさん、いい加減自分を省みたほうがいいよ
自演に触れられたときの対応がまずかったんだよ。
うまくやれば、「話はよかったけど、ちょっと自演して
みたかっただけかもね。」で終わったのに。
正子とか風肴子とか、古い名前で自演するのもどうかと。
>1の必殺技
ヴァヴァン・ストラッシュ(ジェーン)
>>581 チミ、完璧に釣られすぎじゃよ プ
修行がたらんのう
つうか、素直なオコチャマかな
糞スレさん,おはようございます。
今日は火曜日です。
585 :
夢見る名無しさん:03/07/22 08:57
え?何が起ってるの?
自作自演って何のこと?
誰か説明してください。
空気が読める状態じゃありません。
美しい世界のまま残しておきましょうよ。
証拠はあるのかな・・・?
586 :
夢見る名無しさん:03/07/22 11:07
>>585 あるのかな?って、少し前から読んでカキコしろよ。まあ教えてやるけど。
>>435のレスで、あばんの自作自演がバレたの。トリップが同じだから
それは明白なの。その後のレスにもあばん賛美のレスが多々あるから、
結局は自分でこのスレ張り付いて、必死で守ってたってわけ。
っていうか、漏れはどっかのリンクからこのスレ飛んできたんだけど、
このアバンって、このカテじゃ有名なオバサンなの?
じゃよ
( ´,_ゝ`)プ
589 :
夢見る名無しさん:03/07/22 11:28
おいババァいい加減にしろよ
590 :
夢見る名無しさん:03/07/22 11:29
正子と風肴子か。
あんまり笑わせんなよ。ババァのセンスはすげえな。
挑発に乗らない って自分で書いちゃったあたり、
釣りでしたって言い訳も難しいよ。ババ様。
592 :
夢見る名無しさん:03/07/22 11:58
オバンはもう味方すら敵視する狂気のオバンになっちまったらしい
諭そうなんて30年早いよ。
>>581
アバンってどのスレの人?
このスレ某板で紹介されてたからROMしてた。
物語は本当に良かったし引き込まれた。
自演だとしてもフーンという感じ。ROMしてたその時が良かったから。
物語が終わった時点でこのスレは終了してた。
自分としては一つ一つのスレは物語だと想っている。
特に夢板に関してはスレ主の力量が試されるところ。
ネタに乗ったふりをするのも2ちゃんの楽しみだと思ってる。
それから、風肴子さんってこの板に自スレ持ってるよ。
いつも楽しく読ませて貰ってる。
もう大分古株じゃないのかな?
それだけ。ちなみに、風肴子さんは男性でしたよね。
面白すぎる… しぬる… バシバシ☆
誤解されるの嫌だから付け足し。
別にアバンさんのこと擁護するつもりもないし
私は風肴子さんでもない。
ただ風肴子さんのこと書かれてたから
それは誤解だよってことだけ。
あれ?
リロードしなかった・・・・鬱。
風肴子さん、ちゃお。
なんか誤解されそうな悪感!
598 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:06
アバンさん…最低
599 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:07
まぁ風肴子は自演してるってことで。プ
そのまま死ねよ(´∀`)とめねーから
スレ汚しども全員私刑。
601 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:08
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
602 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:09
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
603 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:09
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
604 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:09
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
あーあ・・・やっぱりね。
ま、何言っても無駄みたいだから
このへんで。
606 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:09
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
607 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:09
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
608 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:10
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
609 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:10
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
610 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:10
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
611 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:10
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
612 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:10
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
613 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:11
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
>>601 無駄な連続カキコはやめろよ。それにそれだけじゃ
わかんねーよ?
615 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:11
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
616 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:11
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
617 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:12
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
618 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:12
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
620 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:12
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
621 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:13
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
622 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:13
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
無名コテがでしゃばって自演にされててワラタ
やっぱ無名はその程度だよね。
624 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:13
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
625 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:14
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
626 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:14
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
627 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:14
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
628 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:14
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
629 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:15
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
630 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:15
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
631 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:15
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
632 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:16
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
633 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:16
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
634 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:16
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
635 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:16
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
636 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:16
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
637 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:17
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
638 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:17
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
639 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:17
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
640 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:17
143 名前:& ◆DBpSSxSLzg 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
オバンが今度は夢板住人気取りですか。
いたとしてもそんな奴どのスレにもいませんよ。
ププ
どこまで地下にもぐってる人でしょうねw
642 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:27
・゚・(ノД`)ノシ☆(((´Д`)))バシバシ
641
おまえ、消えろ!うそつき。
おーーてちゅやカコイイ!
645 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:42
つーかおまえら全員メンヘル逝けや。
647 :
夢見る名無しさん:03/07/22 13:46
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノで
かなりお金が貯まった。初回のみだけど、200ドルのチップを
買えば200ドル(20000円くらい)ボーナスが貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
還元率が95%以上だからどのギャンブルよりも一番高い。
ビデオポーカーとかスロとかバカラなんか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.blackjackclub.com/~11320jBJ/ja/
アバンさん、素敵なお話有難う御座いました。
感動シマスタ
心に激震がはしり、陶酔致しました。YO
私も面白かったですよ。
なんだなんだw 古風な名前でまたジサクジエンの嵐かw
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、
私だけでしょうか?
感激をアリガト
>>7 私にとっては心に染みるほどの鮮明な彼との想い出なのに、
その時の彼の心はここにあらずって感じで。
この言葉は秀逸ですね。作家になれますアバンさんなら。
653 :
夢見る名無しさん:03/07/22 23:25
。・゚・(ノД`)・゚・。
共鳴します!元気をもらいました!アバンさんよ永遠なれ!
すばらしい!
( ´,_ゝ`)
釣っても無いのに大量のアホが釣れた
アバンよりたちが悪いな
感動しました!憧れます!
81 名前:風肴子 投稿日:03/07/23 00:13
∬
つ旦 水分補給ドーゾなの
657 名前:登紀子 投稿日:03/07/23 00:12
感動しました!憧れます!
荒らして楽しい?
いい加減自演とかどうでもいいから
あんたら揉め事で荒らすのやめてよ。
659 :
夢見る名無しさん:03/07/23 00:38
それにしてもアバンの影響力はすごい。
良い悪いにしろ結構読まれていたんだね。
自作自演にこだわる凡人どもが一気に浮上してきた。
どっちにしたっておまえらの頭の中にも、
アバンに植え付けられた情景が残っているんだろ?
それは消えやしないよ。
自作自演にこだわる奴らは力量がない奴等。
活字読むタイプの人間ではないね。
風肴子まだいたのかよ。
661 :
夢見る名無しさん:03/07/23 00:43
自作自演して自分の作品誉めて、
スレまで死守してその向こう側に何がある?
自己満足だけだろ。活字とは関係ない。
そういう性格の人間がどれだけ嫌悪感をもたれるか
よくわかったな。
>659
何も読んでないふりはもう飽きたよ。
そんなに釣りたいなら他逝ってくれ。
私は自演おばさんのスレと心中したいから。
大切にしたいスレだから出て行って。
663 :
夢見る名無しさん:03/07/23 00:55
私は知っています。
これは風肴子を追い出すための汚い陰謀でつ
理由も彼から聞きました
電波はお腹いっぱい。さようなら。
意味わかんない。風肴子なんてどうでもいい。
いらない。消えてよ。このスレ汚さないでよ。
666 :
夢見る名無しさん:03/07/23 01:02
おまえら全員消えろ。
667 :
夢見る名無しさん:03/07/23 01:03
最初、自演を知ったときは・・・
人間の小さい人だと分かって、
軽蔑の気持がでてきた。
でも、今は考えが違う。
私だって、全然出来た人間
なんかじゃないから・・・。
責められる立場じゃない。
不安だったんだと思う。
自分の作品が評価されるか。
で、ついやっちゃって。
それでも、少しづつ付いていった
本物のファンがいることで、我慢してほしかった。
確かに私は、アバンさんの作品が
大好きだったんです。
たくさんの人気が欲しいかもしれないけど、
そこは押さえてほしかった。
今見ているか分からないけど、アバンさんへ。
つか、自演のどこが悪いんだよ。
671 :
夢見る名無しさん:03/07/23 01:31
>661
アバンはそんなこと求めてないと思う。
スレ死守とか自己満足とか人気とか名誉とか。
そんな次元じゃないんだよな。アバンワールドはさ・・・。
(そこが凡人だって言うんだよな。)
672 :
夢見る名無しさん:03/07/23 01:42
でも自演してたっちゅーことは、人気は気になるようですなw
アバンさんのレスは私のバイブルになるでしょう
このスレ私の人生の1ページに確かに刻まれてます
アバンさんがいなくなっても このスレは色褪せない 絶対に
この作品はドフトエフスキー以上です
芥川龍之介なんて子供の作品に感じるわ
神様アバンさま
みんなもっと褒めてよ
>671
釣りはいらねっつの。しつけぇよ。
677 :
夢見る名無しさん:03/07/23 10:59
アバン様の文章に打たれて夜も眠れませんでした。
よくやった!感動した!ウヒャヒャ
( ´,_ゝ`)プッ
驚嘆、驚愕、震撼、激震、激涙、驚喜、
ああ、思い浮かばない
私くのちっぽけな感性から、この作品から受けた思いを
反映させる語彙が見出せない。
間違いなく三島由紀夫を超越してるわん。
あたしもそう感じた
プーチキン、モーパサンがちっぽけに感じてなりませぬ。
かしこ
682 :
夢見る名無しさん:03/07/23 19:56
なんだなんだw 古風な名前でまた
自演は悪くないが、駄スレには違いない。
684 :
夢見る名無しさん:03/07/23 20:24
。゚゚(´Д`)°゚ 。
わしゃ、おののいたゾイ
オバンはすんばらしい作家じゃのう
キムタクより上手い!!
わしもそう思ったとね
じゃけん、じゃんけんぽんだけん
687 :
夢見る名無しさん:03/07/23 20:36
なんだなんだw 古風な名前でまた
おじいちゃんおばあちゃんみたいな名前だな
世代設定ミスでつ
40代でつよ
まあどうせ、たった一人の粘着による単なる
煽りだから、ほっとけ。そのうち飽きるだろ。
もうこのスレ終わってるからさっさと放置で
倉庫逝かせてやれや。
690 :
夢見る名無しさん:03/07/23 21:37
風肴子ジエーン…軽蔑。変わらないな
いつまでたっても
風肴子なんて知らん
知ってる奴ら同士でどっか移動汁
今自演自演騒いでるのは、単なる愉快犯なんだろうね。
私は連載中に読んでて、ずっと気付かなかった口だったから
最初指摘された時は驚いたし、少しはがっかりもしたけど
ここまで言われるほどの事ではない気がするけどね。
変な名前で褒めレス付けてるの、1〜2人なんだろうけど
全然面白くないよ…センスなさ過ぎ。
どうせ煽り荒らしするなら、笑えるのにしてね。
暇人ねんちゃっくさん。
「釣り」とか「釣り師」っていうのは、
釣り師→ ○ /|←竿
ト/ |
│. ~~|~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
八 §←餌(疑似餌) >゜++<
の組み合わせだと思ってたんだけど、
最近自称釣り師がダイレクトで自分の本音を攻撃されて「釣れた!」とか
言ってるの多いよね。
これは、どっちかというと、
..釣れたよ〜・・・│
────y──┘
・゜・。 ○ノノ。・゜・
~~~~~~~~~~│~~~~~~~~~~~~~~~
ト>゜++< ミ パクッ
ジタバタ ハ
ノ ノ
>692
自分もそんな感じ。
ショックだけど叩く方向にもっていきたいわけじゃ
ないし、その話はその話で、自然に流れて欲しかった。
祭り厨が煽り煽られ繰り返してるだけって幹事。
もともとそんな空気のスレじゃないし。
あほらしー。
>>692と
>>694は同一さんですね
相変わらず好きですね、自演
そうまでして自説を支えたいかな。
>>692 センスなさすぎと思いますか?
そのセンスというものを敢えて排除した、
変化球のようなシャレと気づきませんか?
>>695 NOですよ。
何が気に食わなかったの?
そこを教えてほしいな。弁解したいし
下手に自演を叩いて、荒れるのも嫌だから
当り障りない方向に流したいんですよ。
夏なんだよ。
生温かく見守ってあげましょう。
でも寒いよね。見てて恥ずかしくなる。
うわっ!また、お寒いレス付けてるよって。
その馬鹿っぷりを見て苦笑しちゃってます。>694
>>696 692じゃないけど、やってる間は楽しいかもしれないけど
はたから見るとつまんないよ。
皮肉なんだろうなってことは分かるけど。荒れてるだけだし
また「凡人ども」厨房が現れて腐ってくだけなんだもん。
>>697 いいえ、図星と思います。
それに反応が早すぎるし。
同一です。
700訂正。
「凡人どもが」厨房さん。ね。
自省
>>701 タイムスタンプだけで判別しないでよw
701は何が気に入らなかったの?
自演をもっと叩けってこと?
704 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:07
>>700 凡人ネタも変化球のシャレの人と同一かもよ。
>>700 意図して、つまらない小ジャレで遊ぶ技だってアリですよ。
誰かを笑わそうなんて、考えてもいない。
無指向性の悪戯より、己に向けた冷やかしだって、知ってね
>>705 そっか。ならもういいや。話する必要ないしね。
織れも692,694は同一人物と思う。
気質や改行の使いも一緒
709 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:13
だめだこりゃ
問題です。私は誰と同一でしょう?
>>706 694だけど、もう別に自演でもいいよ。(692さんがどう出るかは分からないけど)
それで、あなたは何が気に入らなかったの?
わたしが書いたことの中に、気にいらないものがあるから
自演自演って叩いてるんだよね。それは何?
>711
わかんないw
714 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:19
。・゚・(ノД`)・゚・。
>713
わかんないの?
716 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:19
717 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:21
だめよ生きて!
698,711,715が同一でした。
アバンさんは来ないの?
>718
まじかw
なんかごめんね。
そういやお寒いレスって言われても
いつ自分特定されたのか・・あんまり書き込んでないのに
>719
違う違う。私のレスは馬鹿みたいな名前で上げてるやんちゃな
愉快犯に対してですよ。
誤解させてスマソね。
>717
゚・(つД`)・゚。
夢板来るとさ、いっつもこのスレ荒れてるでしょ?
ROMしてたから、なんかほっとけないんだよね。
>>720 なるほど。
煽り厨以外の人に反応されてるのだろうか・・・
よくわからないがそうならスマソ
私はこのスレのファンだったしね、
というか某板の某スレで紹介されてたからROMしてみたの。
そしたら、おお!ってなもんで。
725 :
夢見る名無しさん:03/07/23 23:34
694
その煽り厨にも何らかの自説があって行動してるから それを否定された気分に
一方的になってるからあんた狙われてんだよ わかるか?
結構色んなところに紹介されてるらしいね。
夢板で発見して、良スレ発見か!って思って
見てたクチです。某板ってどこか気になるなあ。
お隣だよ。
ほ(ry ですか?w
意外なところで紹介されてるもんだな・・・
>>728 正解!なんかさ、優しい雰囲気のスレッドがあって
そこで色んな板の色んなスレッドが紹介されてたの。
そこで幾つかおお!って思うものがあって
で、このスレもその中の一つだよ。
もうみんな居なくなっちゃった?
じゃあ、私も寝る。
でしゃばってスマソね。
731 :
夢見る名無しさん:03/07/24 00:00
なんか香ばしい
>>729 なるほど。
初期の頃は、そこに紹介されても文句のない
良スレだっただろうからね・・・。
ほ板行ったこと無いけど、訪ねてみようかな(´∀`)
色眼鏡でしか見られないあなたはかわいそうな人ですね。
>731
734 :
夢見る名無しさん:03/07/24 00:09
臭い
HPって結局どこで製作されてたんだろう。
ささ、放置プレイですよん。
ママンのおっぱい飲んでお休みね。>734
&
>>729 その紹介スレまだあるの?
ほのぼのに行ったけど、見つからなかった。
センスの無さを指摘された厨房が、図星指されて暴れて見苦しい(w
>738
紹介されたのって随分前なのかもよ?
741 :
夢見る名無しさん:03/07/24 15:16
1000行くまで荒らされ続ける運命だな。
自業自得だ。
永遠にアバンさんはアバンという名前で
名乗り出る気はないだろうからね
荒れるのも仕方ない。
糸冬 了
744 :
夢見る名無しさん:03/07/24 17:42
。・゚・(ノД`)・゚・。
ああ、臭いスレじゃ
746 :
夢見る名無しさん:03/07/24 20:48
。・゚・(ノД`)・゚・。
747 :
夢見る名無しさん:03/07/24 20:49
荒しサイテーだな
750 :
夢見る名無しさん:03/07/24 21:08
もっと書いてくれないかな。
もう書きませんよ?
このスレ
終焉近いな
そんな私の独り言ですが、書きたいな。
宙を彷徨うようなお話ですが。
キボンヌ。
この際偽でもいい。
143 名前:アバン 投稿日:03/01/30 00:43
いつ来ても、見事な表現力。私も宙をさまよう感じです。
短い文章の中に溢れるほどの思いと情緒が詰まっている感じ。
彼女、何気なく書いているけど、かなり凄いこと書いてると感じるのは、私だけでしょうか?
想像力を刺激されると言うか、媚薬と言うか・・・。
今日も私が突きあげようかと思いましたが、
ここはそっとしておきましょう。
無理せずに、最後まで書きあげてください。
757 :
夢見る名無しさん:03/07/24 21:48
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
今日も私が突きあげようかと思いましたが
ババアの性的欲求は目に余る。
ババアにもジジイにも、みんな性欲はあるよ。
差別はいけないww
そうだそうだ。性欲自体を否定すんな!
ただ、表に出しまくるのは公害以外の何者でもない。
私が悪ぅございますた。
761 :
夢見る名無しさん:03/07/24 23:04
。゚(゚´Д`゚)゚。
偽物消えろ。
類稀なる才能を持った者の孤独は
凡人には理解できないものです。
お好きなように叩きなさい。
私はいつも微笑んでいます。
アタスも微笑んでまつ。
じゃあワタスも!