面倒玖鎖我離の独り言

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          「突発」
キイィィィィーーーーーーーーー!!!!!!
ガッシャァァァーーーン!!!!!!
カランカラン・・・・

「の!のほほぉぉーー!」

焼酎の悲痛な叫びがこだまする。
まだ11月というのに、都内では異例の雪が降っていた。
そして焼酎の目の前には夢と思いたい、嘘と信じたい光景。
電柱に衝突した1台の自動車。
横断歩道上に投げ出されている人間。
ピクリとも動かない・・・・・のほほが。
「うぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!」
焼酎はやるせない気持ちの行き場を失い、天に向かって叫ぶことしか出来なかった・・・・
ガクリと崩れるようにひざまずき力なき両腕を天に掲げた・・・・・

遠くから救急車の音が聞こえてきた。