1 :
あかり ◆Kan1iQuY :
あかり・29歳です。某中堅流通業に再就職して、2ヶ月。
今日は休みなのでスレ立ててみました。
今の会社は、業界全体では中堅だけど
本社が同市内にあり、地元が誇る大手企業、と一応なっています。
前の会社でひどいイジメにあい、リハビリのつもりで
パートとして(歳も歳だしね)入ったのですが、
なんと
社員の男の子が同年代ばかり、しかも独身率高し!
(男性が多い会社で、時間が不規則なので出会いがないらしい)
そのなかでも、気になる人が一人いるので
そのあたりを中心に、書いていこうと思います。
実は、別板の某スレに今まで書いてたんですが、
思い切ってまとめてみようと思い立ち。
覚え書き代わりに前レスをコピッておきます。
↓以下
125 名前: 新入り(入社1ヶ月) 投稿日: 02/07/07 19:26 ID:gPhCiYC4
辰吾さんへ。
「自分は老成してるから」って言うくせに、
躁鬱の激しいあなたが大好きです。母性本能くすぐられまくりです。
目をつけたパートちゃん(だろう。おそらくターゲットは)を落とせない悔しさはわかるけど、
先週の木曜日、社員のDちゃん(不美人系)に
「K岡は将来有望なヤシだから、アタックしてみたら?」
なんて吹き込むとは・・・・・・男としてすごくみっともないです。
Dちゃんは私が飼い慣らしてるから、筒抜けだよ。
まーたく、あのパートちゃんが入るまでは
私が引いてしまうくらいアタックかけてきたくせに。
情緒不安定な自分を理解してくれる女を選んだほうがいいのにね。
346 名前: 125 投稿日: 02/07/11 19:21
辰吾さんへ。
先週のあまりにも情緒不安定なあなたが気になって、土曜日に
T橋さんに「最近、辰吾さんすごく怖いんですけど、何かあったんですかねぇ」と吹き込みました。
「忙しいだけだよ、気にするな」と言ってくれたけど、
やっぱり一言あなたに言ってくれてたみたいですね。
今週、日毎に落ち着いてるのがわかるもん。
帰り際、
「今日T橋さん、休みでゴルフ行ってるんだって」と、あなたは言うけど
「へー。辰吾さんはしないのぉ」と、私は返す。
だって、T橋さんには全く興味ないもん。 使いやすいから使うだけ。
私が好きなのは、
私に後ろから話しかける前に、匂いを嗅いでいるあなたの方です。
だから「最近は面倒でさ・・・いろんな事が」なんて、言わないでよ。
敬遠されてるなぁ、と思っちゃう。
T橋さんが私を気にしてるのは、事務所内でもうすうすわかってるし、
年上でヤンキーだから、あなたが遠慮しているという雰囲気も感じる。
だからといって、気を紛らわすために他の娘に声をかけないでー。
いつも髪型がキマッテいるT橋さんより、
禿げるのが確定なあなたが好きなんだってば。
752 名前: 125→346 投稿日: 02/07/18 05:17
辰吾さんへ。
最近は、私達に利用されたことに気づき始めたT橋さんがいない
遅出とか、休みの時しかゆっくり話せませんが、
それを差し引いても、昨日のあなたはハジケすぎです。
T橋さんの休みを見越して、露出の高い服を着た私も
人のことは言えませんが・・・・・・
忙しい朝一番に、こっちは経理の女の子と、代金の請求先の件で話してるのに
どーでもいい用事で じんわり待つふりして、舐めるようにみるなぁ!
M原さんの昔話をしてるのに、「おまえの昔の写真のほうが見たい」っていうなぁ!
二人きりで話すときだけ、おまえよばわりされるのって、すごくうれしいんですよぉ・・・・・・
建売住宅の完成図(お客さんの書類)を見せて、「どう思う?」と言われたら、
プロポーズかぁ?とドキドキしてしまった・・・・・・
「・・・嫁もおらんのに家を建てちゃいかんでしょ」と、ようやく切り返したけど。
昨日は出先から直帰されたから、3時以降すごく寂しかった。
「たまにはそういうこともないとねー」とサラッと送ったけど。
今日は私が休みだから、会えないのが寂しい。早く金曜日にならないかな・・・・・・
915 名前: 125→346→752 投稿日: 02/07/20 18:41
辰吾さんへ。
前々から思ってたけど、K原ウザー。仕事もろくにせず、男と見ればヘラヘラ。
仕事がからむせいか、あなたは比較的相手をしてるけど、イイ人ぶるのには効果ないよ。
あんなの相手にしてたら、あなたの値打ちが下がる。
第一、K原の歳で30過ぎのオッサンをマジ狙いなら、本当にクズ女だ。
昨日も朝っぱらから、あなたの水曜の直帰の件を「本当に一人で行ったのぉ〜」と騒ぐから
つい大人気なく、横から一緒になって問い詰めちゃったよ。
驚いたK原が怪訝な顔をして逃げた後で、
「私も早引けしてついてけばよかったなぁ」とキメたけど、直後は凍ったね。
いつのまにか、T橋さんが席に戻ってた・・・・・・ゴメンナサイ。
水曜に続けて、昨日も出先から直帰で16時退社されて寂しかったです。
次に会えるのは火曜日ですね。待ち遠しいなぁ。
51 :前スレ915 :02/07/22 20:20
辰吾さんへ。
最近は忙しい時期だから、なるべく手伝いに入ろうと思ってるんだけど、
そちらの担当の電話を取って、引継ぎをするので精一杯。
新入社員のIちゃんは、私を信頼してるせいか
自分が持ってる2人のパートちゃんの世話を、半分以上任せてくるし。
(困ったオバサンを合わせると3人だ・・・・・鬱〉
「悪い、コレもやっといてー」とどんどん伝票を投げてくるのは、
信用されてきたなー、と自負していたんだけど、
「コッチにも女の子1人くれんかなぁ」と言った時、「私は?」と返したのに
「まぁ自分に限らず、誰か・・・」とは、少しさみしい。
しかし、よく考えると
晴れてお付き合い出来た時に、同じ担当で仕事をしてると困るかなぁと思ったり。
もし不都合なことになるんなら、
それよりは気持ちを抑えて、このままずっと一緒に仕事をしたい。
あなたが仕事をしてる姿に惚れてしまったのだから。
今日はゆっくり休まれましたか?
明日はやっと火曜日。会えるのが楽しみです。
142 :51 :02/07/25 02:14
辰吾さんへ。
一昨日、お気に入りのTシャツ(体型をカバー&胸がキレイに見えるヤツ)を着ていくと
「今日はオレンジなんだぁ(はぁと)」←(胸を見ながら言うな!嬉しいけど)
「暑いからその方(Tシャツ1枚)がいいよ」←(薄着なら何でもいいのでは?)
と、あなたに言われたけど昨日はカーキ色のシャツにしました。私もいい歳なので素直ではないのだ。
『毎日がスペシャル』では、面白くないでしょ?
昨日、
金庫のお金をチェックしていた時に
ま〜た領収印の日付が変わってないのに気づき、あなたに言うと
「またかぁ・・・俺が遅番の時には前の日にちゃんと変えるのになぁ、ッタク」と期待通りの反応。
同じことをU原さんに言っても「・・・あっそ。了解ィ」だけど、
私は度量の狭い、愚痴っぽい男の方が好きであります。ただ、それがあなたが縁遠い理由の一つかもね。
お昼にパートさん達に「人が良さそうにみえて食えない、怒りっぽい」と評されてたぞ。
ところで、
私がK岡さんとA社(担当業務)の件で話してるとき、ひょっとして聞き耳立ててた?
昨日はお盆進行の打ち合わせだったんだけど、
K岡さんは根がないから、何を話しても楽しそうに聞こえるんだよね。実際話しやすいし。
でも、社内の男の子を、男として意識してしまうのは、辰吾さんあなた一人です。
悔しいけど。
今日は私、明日はあなたが休みだから、次は土曜日ですね。何を着ようかなぁ。
272 :51→142 :02/07/28 07:52
辰吾さんへ。
昨日は比較的ヒマで、出勤者も少ない土曜日だからとても機嫌がよかったですね。
私達の接近を快く思わないT橋さんがいないせいもあり、
私を遠くから呼びつけて手伝わせたり、伝票を返してくれる時にわざといじわるしたり、
舎弟ちゃん(新入りパート)に言わせると『二人はまるで新婚夫婦のよう』だそうです。
特に、自動販売機の前で話してたときは、後で
「あかりさん(私)と話すとき以外に、あんな人間らしい表情してるの見たことない」
と驚いてました。 彼女は相当あなたが怖いらしいです。
またしても領収印の日付が変わっていません。
ほかの人の話を総合すると、犯人はT橋さんなの?まぁ、話すネタが増えるだけだけど。
今日気になったのは、
夕方、奥の電算室(仮称)で、仲がいいはずのK岡さんと険悪な雰囲気で話してたこと。
私がK岡さんに「彼女いるの?」的な探りを入れたことが原因でしょうか?
だとしたら嬉しいけど。
Mさん(私の前任者)の出産報告をあなたにした時、
「そっかぁ、やっぱ女の子はなぁ・・・あんたも早めに産んだほうがいいよ」とか、
「(体を見ながら)丈夫そうだから、いい子が産めそうだけど・・・早く結婚しなー」とか、
セクハラ三昧だったよね。
ショックで「・・・・・・好きで(結婚)してないわけじゃないんだけど」と
憤りを抑えて返事したけど、泣きそうだった。 好きな男に言われてこれほどこたえる言葉はないもん。
「まぁ、悪い意味に取るな」とは、どういうこと!?
もしかして、嫁にもらってくれたり、孕ませたりしてくれるつもりがあるってこと!?
そんなふうにしか聞こえないよぉ。
正直住所を聞いたとき、田舎の嫁なんてぞっとしないなぁと思ったんだけど、
覚悟する必要があるのなら、早めに覚悟させてください。お互いに若くないんだし。
とりあえず、これでコピーは完了。
12 :
夢見る名無しさん:02/08/01 15:37
サムー
前スレは、メッセージ形式だったんですが、このスレから日記形式です(タイトル通り)。
では、あらためて今日の日記を。
今日は辰吾さんも私も休み。
会社であなたがどうしてるかなー、って思わなくていいのはいいけど
この状況は何なんだ。淋しい・・・・・・まぁ、まだ忙しい時期なのであせることもないけど。
昨日は、午前中絶不調でヘコミまくり。
午後一番で辰吾さんに
「M原が取られてるから(←私のせいだが)、一人貸して」と言われ
「・・・その作業は今日は私しかわかる人間いないよ」と、
二人で連れ立って、一番暑い時間に、現場で軽作業したもんだ・・・・・・
ある意味二人きりなので、何か話をする絶好のチャンスだったけど
こちらはここ数日、少々怒っているので(>10参照)ほとんど口を利かず。
大量の汗と なんともいえない雰囲気が流れ、作業終盤。
Dちゃんよ、邪魔しに来ないで・・・・場を読めよ、場を・・・・・・
結局、事務所での伝票処理の段取りを辰吾さんが変更したから、
無理に私を使わなくてもよかったんだよね。 口実をつけてひっぱり出したかったの?
事務所に戻り、舎弟ちゃん達に
「辰吾さんと二人きりで汗だくになったよー」と、報告したら
ものすごい妄想大会をされてしまった。 実際、妄想通りのことをしてみたいけどね。
今日は夕方から、母の運転手だ。
レスをまとめると、
先週の土曜日の、外回りの営業さん(仮称)の話が抜けてるのに気づいたので、
また次回書きます。 今日はとりあえずこれにて。
>>12 まぁ、他人の日記はどれもそんなもんでしょ。
放置しといてください。
長すぎる日記はもっと簡単に書きなさい!
16 :
夢見る名無しさん:02/08/01 17:20
17 :
夢見る名無しさん:02/08/01 19:36
18 :
夢見る名無しさん:02/08/04 18:48
日記は自分のためのものなんだから・・・
自由でいいじゃない。
短くまとめる必要あるかしらん?
私は今までどおりでよいと思います。
頑張ってくださーい
ごめーん、あげちったがな・・・滝汗
週末、放置していたら たくさんレスついてて驚きました。
みなさん、とくに
>>18さん、Thanksです。
>>13の、先々週(7月最終週)の土曜日の話。
土曜日は仕事も人間も少なく、特に最近は暑いので、けっこう大胆な格好をして仕事してるんです。
何も言われないし、迷惑もかけてないと思うから大丈夫だと思うんだけど。
(どちらかというと、うれしそうな反応が見える・・・私は少々巨乳なので)
その日は、緑のスモック(首まわり・袖ぐりがゴム入りで、露出が多いやつ)状のものを着てまして。
ウチの会社は、男性の営業さん(仮称)が多い会社なんですが、
今まで全く話をしたことがない営業さん(同年代・独身と思われる)に
「いつもそんな感じの服きてるねぇ〜」なーんて声かけられたんですが、
(私の服の話よりまず、アンタ誰よ!?)って思っちゃって、
ものすごいそっけない態度をしちゃって。
そしたら、その後の彼が落ち込んでるふうに見えたから、悪いことしたかなー、と思ったんだけど
この話を、最近よく話すようになった
オペレーター(仮称)のガックン(Gackt似なので)にそれとなくバラして
「声かけてきた男の名前くらい覚えとけ、もったいない」と怒られました。
営業さんには悪いけど、
ガックンから、辰吾さんに話が伝わって妬いてくれないかと画策したわけです。
あっ、トリップが・・・・・・
うーん、今日はもう逝きます。
あれ?
今度はうまく入った。 ほんとに逝こう・・・・・・
あかり〜がんばれ〜
がけっぷちねぇ・・・
まぁがんがれ
25 :
夢見る名無しさん:02/08/08 04:30
age
26 :
夢見る名無しさん:02/08/08 12:08
きょうもヤスミかな?
飛んじゃってて、失礼しました。
今日は会社を休んでるので(自分の公休)、こちらに日中書けるわけです。
・8月2日(金曜日)
昼過ぎ、辰吾さんに呼び止められる。
お客さんの商品の包装が破れたのを、包装し直してほしいとのことで。
私の前職が、進物も扱う会社だったので「頼むわ」と。
しかし、そういう担当ではなかったので包装は不得手なんだけど
とりあえず包むと「俺がするより全然キレイだ」と言ってもらえたので、ほっとした。
・8月3日(土曜日)
8月に入り、体調が弱ってきてるせいか、仕事にウッカリが多い。
(体調を理由にすること自体、根性も弱ってるな・・・鬱)
仕事に妥協を許せない・許さない、M原さん(25歳の男の子・なかなか可愛い)に
またしても怒られる。
夜は隣町の花火大会(当地域最大規模)。夕方、地元民の友達を拾って直行。
「男を誘って二人で来なきゃ」と言われるが、
私の好きな辰吾さんは、明日7時から出勤だから とてもとても誘えない。
花火は最高だけど、ちょっと寂しいなぁ。
・8月4日(日曜日)
最近は週末に出ることが多かったから、今日はおとなしく家にいました。
特筆すべきこともなく・・・
・8月5日(月曜日)
昨日出勤の辰吾さんは、今日はお休み。
ムネヲ主任(宗男激似のおじさま。面倒見がいいので人気がある)にまた頼まれ事をされる。
お客さんのクレームの制服をクリーニングに出しといてくれとのこと。
先週の火曜日にも、ムネヲ主任に「ドライブに誘われた」。
実は、ただ
近くの地銀に勤める息子に借りた車を、その支店まで持っていくから
帰りに会社まで送ってほしいと言うだけの話で(笑)。
送る途中に喫茶店で晩御飯おごってもらっちゃったんですが。
その際、ムネヲ主任に「独身男性社員と飲む機会を!!!」と、激しく念押し。
「今は忙しい時期だから、盆過ぎに」と言われる。
もちろん誰がターゲットかは当然言わないけど。
ムネヲ主任のとこに、独身者は30と28が各1名。
隣の、辰吾さんのとこは 34と31と25がいる。 辰吾さんが31。
辰吾さんがもうちょっと誘いやすそうな人なら、ムネヲの手を借りずとも、
・・・いや、辰吾さんが誘ってくれさえすれば・・・!! うーん。
この日分を書くのに躊躇してて、また遅れました。
・8月6日(火曜日)
辰吾さんと制服のサイズの話になり、
「そういやぁ、俺のはどうだったかなぁ」と、襟の裏のタグを引っ張る。 何、誘ってんだよぉぉおお!
流れで「じゃあ失礼して」と襟をつまんでサイズを確認する。
身長175くらいで、この肩幅だもの。やっぱりLなんだ。
汗で湿った感触がなんともいとおしい。
わざとorふざけて、首筋に触れるのは十分可能だったのに、しませんでした。
そんな度胸がその瞬間なかったし、
もし触れたら最後、抱きついてそのまま離れられないような気がして・・・・・・
2ちゃんねる上に、今の会社のスレもあるんですが、
前から懸念していたのが、辰吾さんもそのスレを見てるんじゃないかってこと。
制服話は近日そこで盛り上がってたのもあり、
実は
この日に上に書いた制服の話を、襟に触れる前の二人の会話を
『うちの支店では・・・・
密かに好きな社員さんに、わざと聞くと・・・』
なんて書いたんですよ。
そのスレの書き込みを見たら、辰吾さんと私にしかわからない内容で。
あぁ、明日はどっちだ・・・・・・
・8月7日(水曜日)
体調絶不調。2日目だし。
半年に1回くらい重たいときがあり、今回がまさしくそう。 シンドーイ。
仕事にキビシイM原さんに、
昼一番で、関連会社の書類の輸送ミスで怒られ、なんとか代替策でかわした後、
その書類が紛失する騒ぎがあった。
犯人はその関連会社のボケが、差し替えのために勝手に持ち出したせいだが。
私は一応、仕事ができるパートとして通っているが
相手がM原さんになると、ガラになく萎縮してしまうというキャラを形成してしまった。
早く一人前になって、克服したい。
話を辰吾さんに戻します。
この日、忙しくて怒られどおしで、ほとんど話はしなかったんだけど、
遠くからものすごく、チラチラチラチラ見られてた。
確認するまでもなく、2ちゃねらーだと思います。
そして、私が彼のことを「密かに好き」なことも知られたということです。
でもイニシアチブは取りません。
彼は社員さん、私はパート。
好きな人の負担になるような存在にはなりたくないのです。
・8月8日(木曜日)
公休。
体調不良+昨日の仕事疲れで、今日の休みが本当にありがたい。
午前中は家事とスーパーで買い物。
午後は毎夏必ず、夏バテしたら立ち寄る甘味処。 やっぱり効果てきめん。
・8月9日(金曜日)
M原さんは気分にムラがある子なので、
ぎこちないながらも、気を遣ってくれてるのがわかる。
それでも呼ばれると「そんなに嫌な顔せんでも」とか、
舎弟ちゃんに「かたまってますよ」とか言われる自分はまだまだ未熟。
オペレーターのガックンとこに
仕事を持っていくと、時々「おまえは自分でやれ」とさせられる。
「なかなかサマになるなぁ」と言われるが、
実は前職で経験があるので当然といえば当然。我ながら履歴書だけは立派なのだ。
今は内緒にしてるけど。
だから、ムネヲ主任からの厚遇は下心によるものではなく、経歴による信頼からで、
関連会社の社長も、本社の部長も、支店長も、営業課長も、
人気のないとこで「なんでウチなんかに来たの」と聞いてくださる。
だからさ、辰吾さん。
この会社なら、私のような嫁を迎えたら、株があがるよー。
東京支店とか、本社とか、栄転し放題だよ。
関連会社のO社長にも言われてたでしょ。私を指して「あの子どうや」と。
まとわりつく小娘・K原かまってる場合じゃないよー。
相手にすんな。
「もし引っかかったら、めちゃくちゃ男が下がるよね」と陰口たたかれてんのに。
やっと日記が追いついた。
自分の日記ながら、暴言吐きまくりだなぁと反省してみたり。
今日も会社なので
これからお風呂入って、お弁当つくります。
日記なら毎日ツケロ!バか
34 :
夢見る名無しさん:02/08/13 00:38
なんでそんな事いっちゃうわけぇ?
あかりちゃん、がんばれ〜♪
35 :
夢見る名無しさん:02/08/13 00:57
崖っぷちって、今や女の下り坂は25とされてるし
>>1はもう崖からとっくに落ちてますが
36 :
夢見る名無しさん:02/08/13 00:59
こらー!
30の私はどうなるの!
37 :
夢見る名無しさん:02/08/13 01:38
どうにもならないよ。崖の下で、崖の上にいた頃の自分を思いだしながら、いかにもまだ自分はまだ崖の上の人間のようなふりをしつつ、残りの50年程度を暮らすのさ
崖の下の方が暮らしよかったりして
そう。若いだけがいいってもんじゃない。
今私は30半ばだけど今が一番楽しいと思える。
40 :
夢見る名無しさん:02/08/13 13:39
ありがとうござい
41 :
夢見る名無しさん:02/08/13 13:59
あかりさん、何事もなかったように日記を
どうかお願いします。
42 :
夢見る名無しさん:02/08/13 15:49
あかりタソ〜ばんがれ!
同い年発見!
なんか頑張ってるよね。
オレもいろいろ頑張ろうっと。
44 :
(☆ ̄∇ ̄)σσ 囗囗囗圈圈圈固固固[・][:][∵][8][8] 大三元:02/08/13 22:07
>43 トリップがなんともステキですね。
8月9日の補足。
K岡氏に初めて年齢を確認する。
「(頼まれてた仕事を持って)ハイ、出来ましたよぉ!」
「おー、早いじゃん。すごいねぇ」
「イエイエ、ウチの若い子(舎弟ちゃん)に結構してもらったからね」
「・・・若い子って、あなたもまだ若いっしょ?」
「んー、でもK岡さんの方が若いと思うよぉ」
(一瞬間が空き)
「俺は48年生まれです」
「やっぱり!じゃあ、U田さんと同い年ね。私はY本さんと同い年だから、1コ上です」
「了解ィ。じゃ、これが来週の月曜分になるんでよろしくー(スマイル)」
K岡さんって、見た目サエナイ感じだけど、仕事は出来るし、話すとGoodなんです。
この会話では、
・一瞬間が空いたときの(いくら相手から聞かれてても)女性に先に年齢を言わせない気遣いと、
・会話の明るいテンションと、最後の切れのよさ+スマイル(これはいつも同じ、波はない)
が、本当に心地よい人で。
天性の性格のよさには本当にあこがれる。
それに元来私は、どちらかというと見た目がサエナイ人の方が好みなんです。
(家族や友達にもブサイク好きとして通っている)
その意味では、辰吾さんは好みから外れているんですね。
第一印象は「はきだめにツル」だもん。
あっさり上品に整った顔で、私と並んでも彼のほうが美形だと思う。
瞳がキレイと評する人は多いが、私は横から見た鼻梁のラインを絶賛する。
背は高く(175p位)、肩幅もしっかりしていて、無駄な肉はない。
ムダ毛もないのはどうしてだ。
仕事にも信頼は厚く、同じ担当に彼より年長は2人もいるのに
どの上司も、責任や信用は彼に重きを置いている。
こんな田舎で、家に縛られていなければ、もっと違う会社でいい仕事が出来た人だろうに。
でも、自然に出る美しいスマイルも、キビキビした動きも、
どうしても自意識がある人特有の、計算されたものだからなぁ・・・・・・
嫌なんだ。
私は同類だから。
母には感謝している。いまだに苦労しているが、
見た目はいいが、家庭人としては失格の父と結婚し、私たちを産み育ててくれたことを。
屈折した私は「可愛いが気の強い(我の強い)お嬢さん」として見事に売れ残っている。
もちろん自分自身の責任であり、生き方なのだが。
今までは
自分を受け入れてくれる、一緒にいて楽な相手を捜していた。
例えばK岡さんのような。K岡さんは今年の初めに別れた元カレに似てるんだ。
だけど、辰吾さんに出会って考えた。
変わった生物、いや、これは自分自身だ。
違う生物に寄生するのではなく、同じ生物と傷を舐めあうのはどうだろうと。
辰吾さん。
私は、あなたの化けの皮の下にある、いやらしいドロドロした本性に惚れています。
勘違いしないで。
8月10日(土曜日)の日記
オペレーター(仮称)のブースはガラス張りなので、外から丸見え。
ガックンの言いつけで座っていると、例の営業さん(仮称・>20参照)が目ざとく入ってくる。
来るなり「若い化粧してるよねぇ・・・ねーちゃん、年いくつ?」だと。ムカッ。
なぜかこの人「そういうH田さんこそ、いくつよぉ」とか、
「男性から先にいうもんだよー」とか言っても、自分の年を言わない。
>45で書いたとおり、私はこういう人は嫌なのさ。
童顔で若くは見えるが、そばで見ると30〜35歳くらいかな。
あげくに「オレは、25」とか言い出すし。
すると、横で聞いてたU原さんが大爆笑!「おまえら、キャバクラの会話か〜」と。
なるほど、35のU原さんと同じくらいと見た。
このH田さん、夕方にも来て、
「何時まで仕事なの?」(←ひぇ〜)と、「どこに所属のパートなの?」と聞きにきた。
終業時間と、関連会社ではなく支店付けだということを告げると
「ふーん、じゃパートでもエリートじゃん」と笑わせて帰る。
意外なことにH田さんって、若いのに7班ある中の班長の一人で
中でも大きい班を仕切ってるらしい。班割りを見て驚いた。
営業さんは歩合が大きいしなぁ、班長するくらいならよく稼ぐんだろうなぁ、
班長は手当ても多いしなぁ、内勤の辰吾さんたちよりは絶対に収入多いだろうなぁ・・・・・・
ハッ、何を揺れているんだよ、私は。
8月10日(土曜日)その2
辰吾さんとの会話。
「T橋さんってさぁ、あの歳(34歳)でまだカラダ鍛えてるんだよ」
「へっ?」
「前にT橋さんの部屋に行った時、全身映る鏡があってさ、ビックリしたよぉ」
「うそ〜、笑うー。T橋さん見たら、噴出しそうー」
「あっ、絶対言うなよ!俺が話したのバレたらT橋さんにシメられる!」
面白いけど、言いませんよ。
今は。
舎弟ちゃんの1人が、T橋さんのファンなんです。
O本さん・28歳。可愛いんだけど、バツ1で、2歳の娘がいる。
彼女はすごい。
入って3日目くらいに「再婚相手を捜しにきました」とお昼時間にのたまい、
パートさん一同を引かせまくった。意気込みは買うが、会社にはまず仕事に来いよ・・・・・・
で、いろいろ営業さんに目を光らせた後、今は「声がセクシー」なT橋さんだそうだ。
傍目に見てもいい話だと思う。
T橋さんは、年齢的にも容姿も条件も、決して贅沢言えないよ。
それが、いくらバツ1子持ちでも、可愛い子に惚れてもらえるなんて願ってもないことだ。
二人のためにも、まとまる話なら速攻でまとめたい。
土曜日はヒマで人数も少ないが、電話が多い。込み入った問合せは、社員の人に聞いて対応するが、
今日はO本さんには、積極的にT橋さんに話し掛けさせた。
ほんで彼女、帰るときにT橋さんにお礼がてらガムをあげてた。
そしたら直後、辰吾さんが
「あの子、なんて名前だっけ?」と来る。教えたら、即、T橋さんに耳打ちしてた!
おー、これはイイ感じかも!!
8月11日(日曜日)
最近、姉妹そろってパワーパフガールズにはまっているので、
ここ3、4週は毎土曜日の会社帰り(全てにおいて、買出しは私が担当)に、
50q東のショッピングモールにグッズを買いに行ってた。田舎にはないから。
1000円買うと1回毎に抽選で時計が当たるというので、それがまた購買意欲をそそるのだ。
ガンガン箱買いするので店員さんに覚えられてしまった。
それが、昨日行くと時計はもう終了してた。ガーン。
でも、ハズレのステッカーも楽しみだからいいのだ。(負け惜しみ)
同じ店が、100q西の街にもあり、今日は路線バス利用で、そこへ。
件の店舗にはないグッズもあり、ホクホク。
棟続きの百貨店の、イヴサンローランでお買上げノベルティが出る期間だったので
もらってたDMを掴んで勇んで行く。
来た甲斐あった。12000円以上のお買上げで、すごくイイ鏡がもらえた。
ここの店のチーフは優秀な人だ。すぐ来れる距離ならもっと買ってあげたい。
私は以前はこの百貨店の別店舗に勤務して、企画にかかわる仕事をしていたので、
すごく愛着がある。辞めて何年経っても我が家、って感じだ。
今はただのお買い物好きだが。
買い物ならデパートはもちろん、スーパー、通販、
おつかいでも、付き添いでも、ウインドゥショッピングだろうが、とにかく好きだ。
品揃えや、ディスプレイ、接客態度に至るまでチェックして、
時には目にあまるところは、注意してあげるのも大好きだ。すごい病気だな・・・・・・
このスレみてて思ったんだけど、
女の人って一つの言動にそこまで考えてるものなのかしら?
オレなんて、万事が適当なB型だから、
言うことなすこと行き当たりばったり。
その日の気分で言うこと違うし、
その時の気分でやることも違う。
その上、自分が言ったことを忘れるし、
自分がやったことを忘れることもしばしば。
なんかダメ人間みたいだわ(-∀-)y-~~~
>50 教授さん
まぁ、これは性格ですね。男女とか血液型とかでもなく、個人差。私自身はO型ですが。
生い立ちや、生活環境、学歴・職歴とかにも影響されるでしょう。
百貨店時代に付き合ってた昔の彼(B型)は、
一度別れた時に、私が社内の他の人と付き合ったのが許せなくて、結局また別れました。
最初半年、ブランク半年、再燃して5年。隠してても会社中公認の仲でしたが。
とにかく仕事が出来る人で、同期入社100人位いて、2、3番目に係長昇進が早かった。
別れても仲はよかったけど、ここ3ヶ月位メールしてない。
彼も未婚だけど。
このまま自然消滅ってのが最良かな。
8月12日(月曜日)
T橋さんはお休みなので、O本さんがご機嫌ななめ。
だけど、土曜日の、彼女が帰った後の顛末を話すと、舞い上がって大変。
あぁ、早くまとめてあげたい。
というか、T橋さんの関心をそらす絶好のサクリファイスだ。
T橋さんがいないから今日は、辰吾さんがすごく話し掛けてくる。
体力・気力がないから、相槌打つので精一杯。すがりつきたい衝動を必死でこらえる。
嬉しいけど、こっちは
・M原さんに仕事で怒られ続けた後遺症
・時期的に、連日ニュースで前職にかかわる情報が聞こえてトラウマ
・不躾な、営業のH田さんの攻撃 などで、うわのそらだったりもする。
今日のH田さん、
オペレーターブースの入り口を塞いで、ふざけて眼前にこぶしを突き出す。
「何よぉ」というと、「なーんか、やってみたくなった」だと。
おまえは小学生かぁ。それとも、すっかり仲良し気分?
こういう人って、ストーカー予備軍なんでしょうか。おばさんに聞いても同意見でしたが。
8月12日(月曜日)その2
舞い上がるO本さん、
「会社をから自分の私用を(客として)する為に、お盆休みの時に
T橋さんの出勤日を狙い、差し入れ持って参上したい」と計画。 いやー、若い人はすごいなぁ。
その為には、変更が入った彼らのお盆休みを入手しなければならない。
ミッションを遂行するため、辰吾さんに聞く。
「お盆休み、変更したのを教えて欲しいんだけど」
「俺は持って帰ったからなぁ。M原は置いてないか?(指差し)」
「(机を勝手にゴソゴソ)うーん、あの子は自分のしか書き込んでないよ」
(タイミングよくM原さん通りかかる)
「おいM原、変更した休みを覚えとるかぁ?」
「(状況を見て)なぁに、また“辰吾さんファン”ってやつかよぉ(笑)」
「いやいや、どうやら俺達2人は対象じゃないらしいよ」
「そうそう、ちょっと頼まれてね・・・」
全く打ち合わせをしていないのに、私達二人は共犯者のような表情をしている。
ちょっと意外そうな顔をして、M原さん去る。
この時点では分からず、U原さんに聞くことになる。
忙しい時のU原さんに、私用は聞いてもらえないのは経験上分かっているので、
ムネヲ主任に甘えて、課長席の決定分をコピーさせてもらう。
最初からそうしないのは、辰吾さん達に対するスタンドプレイである。
帰り際、辰吾さんに
「U原さん、つかまんなかったから別口から調達しちゃった。ありがとね」
「そっかぁ、U原さんに言っといたのになぁ。
でもUちゃん、気が立ってて『なんで教えにゃいけんのか』って言ってたし」(←やっぱり聞かなくて正解!)
「そうなの?ゴメーン、ありがとね」と、声かけてそのまま帰る。
辰吾さん、キョトンとしてる。
あなたのお盆休みもわかったし、地元の花火大会とかあるけど、何もしない。
手中に落とすつもりなら、落としにきてほしい。自分から落ちる勇気はまだない。
まだ、新しい勤務先で自分から恋愛を起こす気力は満ちてない。
第一、お盆はキッチリ墓参りしたい主義なので。
O本さんに、メール+電話で変更内容を連絡。
喜んで「14日に結果報告しますね!」と言うが、どうなることやら・・・・
8月13日(火曜日)
辰吾さんもお休みだけど、今日は父方の墓参り。
いろいろお願いしつつ、拝みたおす。
8月14日(水曜日)
辰吾さんもお休みだけど、今日は母方の墓参り。
いろいろお願いしつつ、これまた拝みたおす。
O本さんからの結果報告のメール/電話、結局来なかった。どうなったんだろう。
8月15日(木曜日)
暑さのせいか、不思議な夢を見た。
♪見たこともない街で二人 抱きしめあった夢を見た
愛の言葉を探してたら 腕の中 君は消えてた という歌詞そのままの。
今日は出勤してる辰吾さんも、同じ夢を見たかなぁ。
今夜は地元の花火大会の日だが、3日に見た分で(>27)満足してるので
その時の同じ友達と、白を傾けながらイタリアン。
いつもより、店がすごくすいててよかった。
さて、今日もO本さんからの結果報告のメール/電話、結局来なかった。本当にどうなったんだろう。
8月16日(金曜日)
3日ぶりに出勤。辰吾さんはお休み。
O本さんがラヴしている、T橋さんを観察するが変化なし。どうしたのかなぁ。
電話は多いものの、業務自体はヒマ。とてもおだやかである。
夜、やっとO本さんからメール。
当日は、子供をみてくれる人がおらず断念したとのこと。
連れて行くわけにはいかないし。
チャンスを生かせず惜しくはあるが、まぁ賢明でしょう。
こんなおだやかな日が、明日の嵐の前触れだったなんて!!
このスレの存亡、存在意義にも関わるわよ・・・・・・
私は、整理をしないと日記が書けない性格なので、どうしても遅れ気味になります。
(前レスでもたくさんご意見頂戴しましたが)
「整理してもこんなに長いんかよ!」と言われそうですが。
さあ、観念して書きましょうか。
はぁ。
58 :
夢見る名無しさん:02/08/18 18:43
いつも楽しみにしてます。
応援あげー
8月16日(土曜日)その1(前置き:その他モロモロ)
・舎弟ちゃん2号のO石さん(主婦・26歳)が、百貨店時代の同期と幼馴染と判明。
うっかりなんでも喋れないなぁ。その男の過去、すごいんだから。
もう一人のO本さんに喋った話なんて特に。
・現収用の金庫、前から開閉が怪しかったが、とうとう開かなくなった。
最初は辰吾さんと揉んでいるが、お昼前に引き止めて悪いので行ってもらう。
その様子にじれた社員のO川さん(通称ジャイコ)、代替の金庫を確認してくれると、
営業さん(仮称)が大挙して、開かない金庫を開けて(壊して)くれた。
O宮さん、S本さんがはやし、M田さんが踏み潰し、最後に松○さんがバールでこじ開ける・・・・
あー、面白かった。松○さん、「本職だから」って言われないで・・・
・私の前任者・Mさんがお客で見える。お局・I田さんと話し込んでる。
「たまには教えにきてくださいよぉ」と言うと
「もう大丈夫でしょう。忘れたよ、私は・・・」
即、「(I田さんに)大丈夫ですかねぇ、私」と聞いたら、
一瞬間が空いて「・・・うん、大丈夫だと思うよ」そうか、まだまだなんだ私。
まぁ、まだ3ヶ月経たないしな。
8月17日(土曜日)
朝一番でデータの打ち出しをしていたが、Enキーの感度が悪い。
ちょうど隣に来た辰吾さんに言うと、キーボードをひっくり返してゴミを出してくれる。
「いや、そこまで・・・後でするよぉ(恥)。ありがと」
「あぁ、ちょうどメンテの業者が来てるから、あの人に言ってみな」
いやーん、優しいじゃん。
と、思ってたら。
自分の机を少しずつ片付け始める。
「どしたの?いきなり」
「んー・・・正式に辞令が下りたんだ」 えっ!?
そういえば以前、会話の中で
「まぁ、俺ももうすぐ東京に呼ばれて、この店所からは(「バイバイ」の手振りをする)だよ」
「えー、またまたぁ」
なんてことは言ってたが、冗談だと思ってた。 まさか。
「前言ってたのは、冗談かと聞き流してたよ」
「まぁ、1、2ヶ月前から内示はあったから覚悟は出来てるけど・・・・・・」
「お盆前に部長に長いことつかまってたのも、この事だったのね」
ゴメンね。さぐられるのは嫌だというのに聞いてしまう。
だから答えないか。
「移動日は、もう明日かも一週間先かも判らない。そういう会社だからね」
「ずいぶん急だねー(言葉につまって何を言っていいかわからない)」
「(片付けながら)わっ、すごい小銭が出てきた。俺の前の人、何してんだか」
「ラッキー。タバコ買えるじゃん」
「いや・・・こんな汚いので買ってもマズそうだし。それにこんなの横領して捕まりたくない(笑)」
なんてやってると、T橋さんが来た。
「あかりさん、辰吾のヤツ、東京についてきてほしいらしいぞ」
ちゃかしとはわかってるけど、聞いてみたかった。「本当?」と。
でも言えない。
(まーた、冗談ばっかり)と、顔でT橋さんに答える。何かを言うと声が震えそうだ。
辰吾さん、黙って笑う。いつも、T橋さんの冗談をやり過ごす時と同じ表情だ。
その場は適当にいなし、小走りにならないよう、トイレへ。
個室へ入ると、涙が堰を切って溢れる。
あぁ、ageてくださってる。
すいません、こんな展開になっちゃって。
そうそう、>60の日付の後に「その2」を書き漏らしました。
8月17日(土曜日)その3
今日は本当によく、辰吾さんとT橋さんは話し込んでいる。
正式に辞令があったのは今日なのに、まるで最後の日のような。
T橋さんは、既に愛用の扇子を餞別代わりに渡している。
交代で休むから、それぞれいつが最後に会う日になるかわからない。
暗黙のルールというやつですね。私の百貨店時代とオーバーラップする。
いつもはオペレーターブース(仮称)に閉じこもりきりのガックンや、
忙しくて落ち着きのないK岡さんも、めずらしく傍に寄って
他愛のない話で談笑している。
男の子たちのこういうのは、決して女は邪魔してはいけない。
邪魔にならない時を見計らって、仕事の話でチョコチョコ入る。
あまりにもあっさりしてて、腹が立つくらい。
「そんなもんですかぁ〜!」と、半分怒り口調で言ってしまう。
それとT橋さんの
「辰吾が一緒に、東京へ行ってほしいといってるぞぉー」(←あくまで冗談っぽく)
が、掛け合いで何度となく続く。
8月17日(土曜日)その4
辰吾さんは、なんでも結構私には話してくれた。
「一応、選抜されての決定らしいよ。○○部長とかって人の。
だけど、よく知らん人だしなぁ。学校が東京だから選んだんじゃないんかな(笑)」
「・・・履歴書だけ見て、の推薦かもね」(←我ながら嫌な言い方・・・欝)
「んー、そう思う方が気が楽だなぁ」
東京への辞令は出てるが、まだ決定を出してはないらしい。
「今夜、親と相談して決める」そうだ。典型的な、家に縛られた田舎の跡取りだ。
「長男さんだっけ?」
「ウン、弟も東京に出てて・・・アイツはもう帰れないって言ってるからなぁ、
俺まで出るわけにはいかんしな」
「帰って、相談するんだね」
「あぁ、行くか、会社を辞めるかを」
どちらにしても、見れなくなるんだ。
私が、自分の気持ちを抑えて守ろうとした、あなたの仕事する姿が。
純粋に仕事姿が好きだから、接するときに感情を入れたくなかったんだ。
もったいないからね。
うまくいっても、失敗しても。
気まずくなるより、ずっと一緒に仕事をしたかった。
たとえ、恋愛を始めるにしても、仕事で一人前になってからじゃないと、と思ってた。
今みたいに、M原さんに怒られてばかりじゃまだまだだと。
なのに。
前職でPTSD一歩手前のようになったから、半分リハビリのつもりで入って。
こんな齢で、いまさら男の子にときめくなんて、アホか自分!なんて思ってて。
白状します。
最初にガンガン押してきてた辰吾さんを、
気のないふりでかわして、比較的サラッとした今の状況を作りました。
それが、予測のつかない展開になったからって、
いまさら、こんなに動揺してるなんて。
8月17日(土曜日)その5
辰吾さんはどんな結論を出したんだろう。
「東京に行くか、会社をやめるか」
もし私が、彼と付き合っていたら、どういう選択を望むだろう。
「東京についていくか、地元に留まらせるか」
どちらにしても、私には、彼の人生に関与する権利はまだ得ていなかった。
私たちの恋は、始まらないうちに最大の難関に突入してしまった。
ただ、怒涛のように恋の予感が渦巻きつづけている。
おそらくは今現在も。
「これが、一年前なら絶対行かんなぁ」
「それって、前の彼女ってこと?」
「そう」
家の事情を考えてもいると思うが、私は、こんな彼が、こんな夫がほしい。
仕事のパートナーを失う怖さで、もっと大事なものを掴み損なってしまった。
もし彼が、東京行きを従い、
そこで出会った女性と一緒になったとして、
何らかの事情で田舎に帰らざるをえなくなった時、その人はどうするんだろう。
ついてこないかもよ、こんな田舎。
私の場合、経験上 近隣在住の男の子でないと耐えられない。
同県内でも、100q離れた出身地ではまるで異国人だった。上限はせいぜい半径30qだ。
しかし、かえって近いところの出身の子に「東京についてきてくれ」と言われるのは望むところだ。
離れた土地だと、身近に同郷人がいるとすごく支えになると思う。
思わず、愛人を連れて外交に行く、某政治家のコメントを肯定したくなる。
「私は外食より、手弁当が好きだ」(←爆笑!)
辰吾さん、
望まれれば手弁当になる覚悟はあります。
ぜひ聞いてみたい。
あなたの人生の選択に、私を考慮してもらってもいいのか。
しかし、もし万が一この恋が実ったとして、
どちらの選択をしたとしても、あなたの家はどう思うだろう。
ついでに、「1日でも早く片付け。今のとこは、いい人いないのか」と言い続ける
うちの親もなんて思うだろう。
現実問題、「いきなり東京/いきなり失業者」だもの。
私なら、どちらの道でも辰吾さんを選ぶけど。
8月17日(土曜日)その6
前にも何度か聞いたけど、またしてもしつこく聞いてみる。
「本当に彼女いないのぉ?」
「ウン、遊ぶ子くらいならいるけどな」
「“遊ぶ”・・・わー、そんな人だったんだぁ、見る目変わるぅ・・・」
「(激しく動揺)いや、そ、そんな常識のない、失礼な事は出来んよ!・・・モゴモゴ」
この、↑このとっさのリアクションの可愛いこと!!
自分の判断ミスを呪ったね。
なんで過去に、私はこの人を敬遠したんだろう。
あかり、一生の不覚である。(←なんてちゃかさないと、生きていけない)
あっと言う間に定時が来る。
名残惜しい時に限って、キレイに仕事が終わっているのよね。
K岡さんと話している辰吾さんの様子をうかがったが、終わりそうにない。まぁ仕方ない。
T橋さんに挨拶して、退場。
「いつ異動するかわからない」ってことは、
もう今日で、二度と彼の姿を見ることもないのかもしれない。
そんなの耐えられない。
迷惑を承知で、恥をかくのを覚悟して、ぶつかってみようか。
携帯で、会社にかける。
だって、辰吾さんの番号なんて聞けてないし。
会社の電話はお客さんの受付がメインだから、誰が出るかわからない。
お願い、出て!
コール3回、出た!
でも、ダメ。切っちゃった。
その後、20分おきに2回かけたけど、ハズレ(ほかの人)だった。即切り。
私のバカ。
かくして、ずっと泣き続けている。
泣けてしょうがない。
夜、O本さんにメールを返信。
「確かにいかに寛容な男でも、いきなり子連れでは難しいかも。
でもT橋さんは、ウチの辰吾兄さんとかと比べて、懐が広そうだから、
ぶつかり甲斐はあると思う。極論を言うと、既成事実が出来てからお披露目、なんてのは
世間ではありがちだし(笑)。まぁ、あせらずに。
かくいう私の方ですが、大事件が勃発しました。月曜日までに、気持ちの整理が
ついてればいいのですが。というか、憔悴のあまり、死ぬなよ、あかり・・・かも」(ほぼ原文ママ)
これへのO本さんの返信(速攻)。
「辰吾兄さんに大事件との事。何をやらかしたの、兄さんは! もしやあの、
あばずれ小娘(K原)と?色々想像しまくっています!
(途中はNHKの朝ドラ『さくら』の話。二人とも小沢征悦さんのファンなのだ)
あかりさーん、へこまないで〜」
やれやれ、もうK原ごときじゃへこめませんよ。
不謹慎な例えをすると、
私は原爆の投下予告を受けています。その事態は不可避であり、
確実に私の心は、焦土と化すでしょう。
あぁ、泣くしかない。
後悔だけはするな。
そうしないために行動。
またやってしまった。
そう、>66は、「8月17日(土曜日)その7」でした。
これにてやっと、終了。
8月18日(日曜日)
泣き疲れていつのまにか眠り、起きたくもないが目が覚める。
「今日は、外出するの?」と、母の声。
答えず、昨日に続き会社に2度ほどかける。
辰吾さんが出れば、会えないかどうかアポをとる決意で。 でも、出ない。
母に答える。
「んー、とりあえず午前中は出ない。スーパーの朝市にいこうか?」
足が出来て、ほっとした様子の母を助手席に乗せる。
「夕方から出る」と、母に宣言した手前、4時過ぎに家を出る。
あてもなく家を出ている自分が、本当に情けない。
ネット喫茶を2件ハシゴして、
>>55-57、
>>59-66、
>>68を書き上げる。
一日を通して、
時間を置いて会社にかけつづけるが、見事に当たらない。
計10回が限度かな。かけた分、ほかの人に迷惑がかかるのが心苦しいし。
まさか、もうすでに東京行きを決断して、準備に入っているの!?
70 :
夢見る名無しさん:02/08/22 02:13
応援age
あかり、頑張るんだよ!
71 :
あかり ◆Kan1iQuY :02/08/22 05:35
あぁ、緊張のあまりageてしまって、鬱。
8月19日(月曜日)
腫らした目で出勤するのが、少々恥ずかしい。
辰吾さんの東京への辞令は、土曜日に出勤したごく一部の人間しか知らない。
その事と、彼が今日はお休みで顔が見れない事が、私を正気に保たせる。
「困ったオバサン」とこのスレで称していた彼女(以下“ママ”に改称)とは、
最近再び仲良くしている。
ちょっと前は、仕事面で暴走が激しいのに辟易していたので、
距離をおくようにしていたのだ。しかし、さすがに空気を読んだのか、
今ではすっかり思い通りに動いてくれるようになった。
舎弟の二人は、揃って目端が利かないのだが、
その点、ママは頼りになる。まず、出勤してほぼすぐ、ママをトイレに連れ出して
辰吾さんへの辞令に関するあらましを一気に説明する。
一通り聞いた後、彼女、
「でも、今までモヤモヤしてて、進展のなかった二人にとってはチャンスかも」
「(何を言うかはわかってるが)ハァ?」
「東京について行ったらいいじゃないの」
「(よーし、乗ってきたぞ!)・・・エッでも、つきあってるならまだしも
私はそんな立場にないし・・・」
「だって、辰吾さんが思ってない事をT橋さんがしつこく二人に向かって
言うわけないでしょーが!今が勝負よ(はぁと)」
こうしておけば、彼女は私のいないところでも、常に目を光らせ、
さりげなく情報を集める“草”になってくれるのだ。 ヨシヨシ。
8月19日(月曜日)その2
メールを交わしていたO本さん、
「メールの“大事件が勃発”って何ですか?あっちの担当(辰吾さんのとこ)に
見慣れないオジサンが入ってるけど代わりに誰か出る・・・ハッ、まさか!?」
「ウン、辰吾さん、東京への辞令が出たんだって」
面倒なので、詳しいことは知らない、として語らず。
落ち着くまで、少し待ってね。
気の回らない人間になぐさめられても、かえってこっちが気を遣うからなぁ。
そうこうするうちに、お昼。
比較的早メシの私が、お弁当の手が止まりがち。あげくにボーッとして、
「どうしたの?何かあったの!?」と言われる始末。
話題の中に、
後任のオジサンがすでに来てて、辰吾さんが転勤するのか?という話が出る。
「土曜日に何か聞いた?」と聞かれるが、
「・・・うーん、よく知らない」と、かわし、ママのアシストも得て、別の話題に即切り替え。
なんとかお昼を飲み込むと、ちょっと冷静になってきた。
今日はまだ19日だ。
辰吾さんがいない時だって出来ることがあるだろう、あかりよ。
8月19日(月曜日)その3
と、いうことで、 インタビューPart1:K岡さん
昨日は彼も出勤してたからな。一番辰吾さんと仲良く見えるし。
舎弟ちゃん達に仕事を教えてるところへ、別件も兼ねて割り込む。
彼女達に説明する手間も省けて一石二鳥。
「K岡さん、昨日辰吾さんに、どうするつもりか聞いた?」
「んー、けっこう行くつもりはあるみたいよ。まだ正式に返事はしてないらしいけど。
しっかしなぁ、今東京に行っても大変なのは目に見えてる。俺なら絶対行きたくない」
「もし、K岡さんが同じ事を言われたらどうする?前は本社にいたんだっけ?」
「いやいや、俺は本社にいた時に神戸行きを示されて、固辞したらこの支店になったんだ」
「そうなんだ!」
「ウン、気楽にやりたいしね。だから、辰さんはどうするんだろう。俺だって、
彼がいなくなったら困る。メインでやってる電算関係、自分が休みの時とか
安心して引き継いでたからなぁ。今後他に頼めるヤツなんて・・・」
(そうだ、もう一つ聞きたいことがある)
「ところで、K岡さんってこの辺の子?」
「ウン、○○町の子♪」(←かわいいんだ、この言い方・・・)
なるほど、育った地域で裏のない彼の性格がよくわかる。
次のインタビューの前に、私達の住む街の一面を解説します。
8月19日(月曜日)その4
解説
私達の住むA市には、いわゆる「B地区」が点在しています。
辰吾さんの住むC市はさらに田舎なので、「B/アンチB」の確執のよりキッツイところです。
私の住むA市D町は、たまたまB地区です。隣県出身の両親が、結婚した際にたまたま転入しただけ。
私のようなよそ者は、かえってB内逆差別にあうこともあった。
小2の頃だか、同級生の家に遊びに行くと、話の中でその子の母が聞いてきた。
「お名前は?」
「○○(苗字)でーす」
「そう、じゃあ“よその子”なのねぇ」(悪意は全くないが、驚いた顔で)
よその子なんて、当たり前じゃんと当時は思ったが、“非B”の意と知ったのはかなり後。
私の苗字は、上位50位以内に入る平凡な苗字だが、
その頃のD町には、ウチ1件だったのだ。
こんなこともあった。
20歳前後の頃、C市に住む男の子と知り合い、付き合い始めた。
ところがまもなく彼、
「ウチの親が反対するんだ。D町の子と付き合うなって」
「・・・ウチは、たまたまよそから転入しただけだよ。本籍だって、出身の“隣県E市”だし。
疑うなら、調べてもらってもいいよ」
「そういう問題じゃなくて、D町の子と付き合うだけで、近所でヘンな噂を
たてられるのが嫌なんだってさ」
こんな調子で、解消してしまいました。
この彼のC市は、そう、辰吾さんの住むC市なんです。
8月19日(月曜日)その5
私が今の会社に入って間もない頃、辰吾さん・T橋さん・U原さんと
「どこから来てるの?」という話になり、
「D町だよ」と答えた。
「D町なら、U原と同じだね。ヤツは結婚してから住んでるらしいけど」
「ウチも親が結婚してから来たから、D町ではよそ者だよ」 と、答えた。
私自身は偏見はなく、環境的に友達も多いが、
例の彼の一件以来、自己紹介では過剰防衛になってしまう。
>75のインタビュー後、K岡さんが去ってから
舎弟ちゃん達に、辰吾さんをかわしてた理由として、例の彼の話をする。
うち1人の実家が、C市と判明。彼女曰く、
「そうよ、ウチとかも『全然気にしないわよ〜』なんていってても、
裏でキッチリ調べる。それがC市の常識ですよ」
辰吾さんの家はどうなんだろう。
8月19日(月曜日)その6
失礼しました。
気をとりなおして、 インタビューPart2:T橋さん
「ねぇ、辰吾さんはどうするのかなぁ」
「おぅ、辰吾に東京へつれてってもらえよ(笑)
行く気にはなっとるらしいけどなぁ、とりあえず一年くらい行ってみて、
ダメだったら帰ってくることも考えてるらしいけどな」
「えーっ、どうせ帰ってきたら地元で再就職でしょお。そりゃ今は不景気だけど、
年がいけばいくほど、転職はキツクなるに決まってんじゃん!
そんな中途半端に行くくらいなら、最初から行かん方がいいよー」
「ほんまになぁ」
「T橋さんだったらどうするよぉ」
「俺だったら絶対行かない。辞めるわ。
・・・あかりさん、辰吾に『行かないで』って引き止めてみたら?」
ありがとう、T橋さん。
冗談めかして言ってるけど、本当にいい人だ。
8月19日(月曜日)その7
インタビューPart3:カズさん(改称)
このカズさんは、>45のセリフの中に出てきたY本さんです(名称変更)。
私と同級生で、見た目ポッチャリでおだやかそうだけど、なかなか神経質な男の子。
どうやら、私にはちょっと好意を持ってくれている様子なんです。
とっても話しやすくて、正統派の辰吾さんよりはよっぽど私ごのみ。
だ・け・ど、今はとても他の人に目が向かない。
「辰吾くんが東京、U原さんが○○管理課だなぁ」
(ハイ、書き漏らしましたがU原さんも異動なのです。だだっ広い、同じ事務所内の、
一番反対の端の方に。辰吾さんも、このくらいの距離なら問題ないのに・・・・・・〉
「カズさんがさぁ、もし東京に行けって言われたらどうする?」
「いやー、行くわけない。今までだって、3回異動の内示をハネてきたもん。
出世は別にいい。気楽なのが一番」
(辰吾さんがこんな考え方だったら、私にとって、どんなにいいだろうか〉
「そうよねぇ、行ってもしんどいらしいしねぇ」
食通のカズさんと、イタリアンの店の話で盛り上がる。
すると、会話の中で
「今度の28日、俺の誕生日だから『○○(店名〉』でディナーおごってよ」
「なんで私がおごらにゃならんのよー(笑〉」
ひょっとして、お誘いか?
でも、ごめんね。今は正念場なので、それどころではないのよー。
まてよ。
カズさんってさっき、「最近夜が寒いから、のどの調子がおかしい」と言うから
私、のど飴あげたんです。それを食べてたんだけど、その飴の袋を捨てずに
何故か、制服のポケットに入れてた・・・・・・マジなんですか?
いや、本当に待ってくれ。
今は正念場で、出来れば今後、出来れば一生、
他の男性のお誘いを断れるようになりたいと願ってるところなんですよ。今の私は。
>その飴の袋を捨てずに
>何故か、制服のポケットに入れてた・・・・・・マジなんですか?
んー?考えすぎじゃない?ゴミ箱に逝くのが面倒だっただけだって。
俺もよくアメやガムとかの袋をポッケにとりあえず入れといて
後でゴミ箱に捨てたりするもん。
>80
そう、普通の人ならそうなんだけど、そのカズさんって子は
いつも、丸めた紙とかわざと遠くのゴミ箱を狙って投げたりするのね。
ほかのゴミでも、捨て方はガサツ。
いつもしない事をしたから、アレ?、と思ったんです。
何日も続けていろんな事がありすぎると、日記なんか書けない精神状態になってくる。
だから、今週の私の日記は遅れ気味で、
日が経つごとに書くべきことも、消えて書き漏らしてるかもしれない。
だけど、それでも嫌んなるくらい長いんです。
読んでくださる方々、すみません。 書けることはすべて書いてしまいたいのです。
8月20日(火曜日)
昨日は休みの辰吾さん、出勤してる。姿が見れて、本当に嬉しい。
だけど、あなたと一緒に仕事ができるのは、どちらにしても今月いっぱい。
少しでも、いろんな事を教えてもらわなくっちゃと思うんだけど、
話してるうちに自分が泣き出したらいけない、と思うとなかなか話し掛けらんない。
例のカズさん、今日は昨日以上に咳をしてる。
ごめんね。とてもかまってあげらんない。すると、午後には咳がほとんどなくなった。
ムネヲ主任から、送別会の話が出始める。そんな話しないでよぉ。
辰吾さん宛に、他の店所から内線が多くかかる。異動の情報を聞いたところから。
電話中にそばを通ると、
「・・・・・・九段下に弟が住んでて・・・・・・」なんて聞こえた。
本当に、行く気なの?
私達のグループは、お昼は2階の会議室で食べる。
そこへ通じる階段の階下は、喫煙所になっているのだが
上がりきった時、声のデカい営業さん(仮称)が、
「よぉ辰吾くん、東京だってなぁ!さすがエリートは違うなぁー」なんて言ってる。
聞き耳たてようと振り向いた時、M原さん・25歳と目が合った。
ヤバイ。隠れてしゃがむ。
様子を見て覗くと、再度M原さんと目が合う。
それから彼はすぐ消えたが、階下の話は
「買ったばっかの新車、どうすんの?持っていけんでしょー」なんてなってて、
すぐに別の話題に変わっていた。
8月20日(火曜日)その2
この会社は、朝礼ならぬ「昼礼」ある。出るのは社員のみ。
しかし、全員が出ずに担当ごとに一人ずつ事務所に残っている。
今日は辰吾さんが残ってるから、チャンス。そばに行って声をかける。
「どうするの?」
「いや、まだ全然決まらない。ハァ・・・・・・」
「家はなんて言ってるの?」
「まだ言えてない。だまって行こうかなぁ、なんて。絶対反対されるのが
目に見えてるからなぁ。勝手に決めて、行く前日に言おうかとも思ったり。ハハハ」
「ちょっとぉ、そんなの大人のすることじゃないよ!ちゃんと筋道立てなきゃ」
「そうだよなぁ、“中途半端”に行ってもしょうがないしなぁ」
あっ、この単語、私が昨日T橋さんに言ったセリフだ(>78)。
伝えてくれたんだ。ありがとう。
(中略)←飛んでいる
「・・・・・・私が、彼女なら絶対行かせないのになぁ」
「今さ、彼女と別れたばかりなんだ。だから、誰とも付き合う気はない。
だから、ちょうどいい機会かなーとも思ってる。この辞令は」
(何も言えず)
「自分だって、誰でもいいわけじゃないだろ?
『誰でもいいんなら、こんな歳まで独身でおらんわよ!』だろ?」
その通りよ。私の真似、すごく上手いなぁ(笑)。そんなこと言ったっけか?
そう、誰でもいいわけなんかない。
だからあなたがいいんだ。 心の中で叫んだ。
なんで今、それをこのタイミングで言えなかったんだろう。
言っても負担になるだけなら、迷惑かけたくないと思ったからか。
昼礼が終わった。
一時休戦。
8月20日(火曜日)その3
辰吾さんはお昼に行き、私は午前の部の伝票処理に入る。
そこへ、先ほどのM原さん(>83参照)が声をかけてくる。
愛想の悪い彼が、いつもは言わないこんなこと。
「頑張っとるなぁー」と。
それは、私の何に対して!?
・自慢の胸を強調した、今日の服装?
・昼礼中、ガラス越しに外から丸見えなのに、辰吾さんに話し掛けてたこと?
・それともやはり、喫煙所の会話を上から聞き耳立ててたこと?
「そりゃそうよ。M原センパイに怒られんように頑張らんとねー」
と、持ってた伝票をかざす。コレがらみでよく注意されてたからな。
すると、ちょっと(なかなかやるなぁ)なんて顔をして、
「おー、気合入っとるなぁ。頼むでぇ」と、退場。
当たり前よ。嫌でも気合が入るわい。
なんせ、好きな男の正念場だからな。それと同時に、私の正念場でもあるんだが。
8月21日(水曜日)
オペレーターブース(仮称)に作業しに行くと、今日はガックンがしきりに
「おめー、うっとおしい、うっとおしいなぁ」と言う。
機嫌が悪いのではなく、私の空気を察して言ってるようだ。ごめん、気を遣わせて。
今日も辰吾さんは、昼礼中は留守番。当然、話し掛ける。
「どうするの?」
「いや、まだ全然決まらない。ハァ・・・・・・」
「家にはもう言ってるの?」
「まだ言えてないよ、とてもじゃないけど。何言われるか分かってるのに」
「だから、そんなの大人のすることじゃないって言ったでしょ!いい歳してー」
「だけど今、地元で就職口もなかなかないからなぁ」
よし、出そうか。飛び道具を。この手はあまり使いたくなかったが。
「でもね、探せば、縁があれば今時分でもいいとこあるもんだよ。
私が、ここに来る直前、何の仕事してたか言ったっけ?隠してたからな」
「何!?言えよ」
「じゃあ、クイズ!3つヒント出すからね」
「そんなことはいいから早く言え〜〜〜!!」
「実は、(某財団法人でインフォメーション)」
辰吾さん、目の色が明らかに変わる。頭のてっぺんからつま先まで私を見て、
「それが、なんでこんなとこにいるの!?」
前職でPTSD一歩手前のようになったこと、
それを理由に、ここへ入社するときその事は伏せてもらうようお願いしたこと、
しかし、ここの上司はみなさんご存知らしいとのことを、サラッと話す。
「給料もよかっただろうに」
「まぁね。それより仕事自体はすごく好きだったから、その方がつらい」
「ふぅん、見かけによらず繊細なんだなぁ」
そうよ。あなたがいなくなることで、こんなにも動揺してしまっている。毎日泣いているんだから。
「そうよ、だから一緒に仕事してる人には誰にも言えてない。内緒にしといてね」
「分かった、言わないよ。じゃあ、昼に行ってくるわ」と、スマイル。
前職をひけらかすという、卑怯な手を使ったが、少しでもあなたの関心を得たことが嬉しくてたまらない。
ごめんね、本当に好きなんです。
8月21日(水曜日)その2
辰吾さんに、思い切って聞いてみた。
「前の彼女とはいつ別れたの?」
「んー、この4月だけど。すごく悪いことしたからなぁ・・・」
「何をそんな悪いことしたの!?」
「いやー、話せば長いんだけど。・・・長いからなぁ、よし、飲みにいってみるか?」
と、顔をのぞきこんでくる。
その時私はどんな顔をしていたんだろう。頬は紅潮し、きっと目には星が入っていただろう。
昔の女の話を聞くために、なんてどういう誘い方だ?とは思ったが、
この際理由なんてどうでもいい。好きな人が、私を飲みに誘ってくれているんだ!
興奮を抑えて「いいねぇ」と、返す。
「じゃあ、また後でな」と、事務所を出る。タバコを吸いに行く方角だな。
知らずに浮かぶ笑みを極力抑えて、ママを給湯室に誘う。
とろけそうな顔で、辰吾さんからお誘いがあった旨を、ヒソヒソ声で絶叫。
ガッツポーズも出るってもんよ。
「で、いつ行くか決めたの?」
「それはまだ。後で折をみて打ち合わせするよぉ」
「しっかし、誘う文句が笑かすわよねぇ。まぁ、それは口実として、
彼も絶対気があるわよ。だって、特に最近、事務所の外で作業中に、
ガラス越しにあかりさんの方をチラチラ見てるもの。 よかったわねぇ」
「いや、まだよかっただなんて・・・・・・」
そう、良くはない状況だが、こんなことでもない限り、私達は約束をすることもなかっただろう。
8月21日(水曜日)その3
私が受けた仕事を「ちょっと手伝って」と、辰吾さんを事務所の外へ連れ出す。
2人で作業をしながら打ち合わせするのだ。
「さっき言ってた、“飲みに行く”話、本当に行く?」
「あぁ、ただ週末は忙しいと思うからなぁ。この辞令のおかげで
けっこうお誘いも多い。本人はどうするかまだ、決めてもないのに」
「私は明日は休みなんだよねー」
「だからって、いきなり今日はやめてくれ・・・明日でもいい?」
「ウンいいよ。時間はどうしよう」
「明日は6時なら終われると思う。そのくらいに会社の駐車場に来といてよ」
「明日さぁ、辰吾さんに送って帰ってもらってもいいかなぁ」
「いいよ。あっ、念のため番号教えといてよ」
番号を教えてるところへ、遠くからT橋さんがチラッとこちらに気付き、
邪魔をしないようにすぐ消えてくれた。
「一応、発信しといたから」
「はい、じゃあ明日お願いします」
やった〜〜〜!! 明日はデート!!! 電話番号もゲット!!!
今日は、帰り際に辰吾さんにめずらしく挨拶できた。
たいてい忙しいか、機嫌悪そうにしてるのに、今日は返してくれた。
彼もちょっと嬉しそうに見えた。
帰りの車の中で、着信の番号を確認。渋滞の対向車がないのを見計らって絶叫。
「キャ―――――――――――ッ、辰吾さぁん!!」
もちろん、即アドレスに登録する。
夜、母との会話。
「明日は休みだっけ?」
「ウン、でも夜は出かけるから」
「ほぉ、デート?」
「そう」
そうよ。運命が変わるかもしれない、大事なデートの日よ。
あの、続き・・・早くぅん♪
あかりは頑張ってるようだね。
うまくいくといいな。
で、続き、続き。