神戸事件の謎に迫る(2)

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174やま
>>168 の続き
この直前には、氏が警察から挑戦状を見せられてそれを一読した後、「どう考えても、漫画世代といわれる若い子が書いたものとしか思えません」(p99)と断言している記述もあります。あの文章を読んで即座に子供のものと考えるのは当時としてはかなり特殊な発想ではないかと思います。

しかし、そのことは別としても、息子をあれほど残虐な方法で殺された親の気持ちとして、そこから少しでも犯人の手がかりを探そうと必死になるのが普通ではないかという気もしたのです。淳君が行方不明になった後、遺体が見つかるまでの必死の捜索と、遺体が見つかった後、犯人が逮捕されるまでの淡泊といってよいほどの姿勢にギャップを感じたのです。