東京足立区女子高生監禁リンチ殺人事件

このエントリーをはてなブックマークに追加
245廢嘘の名無しさん
それでも弁護士は対話を試みている。
長男にも罪と向き合う姿勢が生まれ、思
いのたけを20校の便せんに書き連ね、弁
護士にぶつけるまでに変わる。だが、刑
が確定し収監されると、心もまた鉄格子
の奥に閉ざしてしまった。
私は、大学時代に事件を報道で知り、
その凄惨さに衝撃を受けた。陵辱のうえ
に惨殺された女子高生の無念。加えて、
少年たちに良心が戻らないとしたら、事
件は何人の人間を殺したことになるの
か。少年たちとその親たちの思いを知り
たかった。
 刑務所から出てきた直後、長男は明け
方に飛び起きてオイオイ声を上げて泣い
た。母は息子の心の優しさを見た。救わ
れる瞬間もある。結婚した長女が小学生
の孫を連れ、アパートに来る侍だ。長男
は姉にだけは甘え、孫と遊ぶ。
 彼女は夜も電灯をつけたまま寝る。暗
闇では、大勢が「死ね、死ね」と叫ぶ幻
聴に今も襲われるからだ。でも、信じた
い。長男はいつか戻ってくれる。必ず母
として言葉を交わせる。世の中の片隅で
呻吟しながらも、一緒に罪を背負える日
が来る。その思いを支えに、きょうも仕
事に出る。4/8【井上 英介・35歳】

転載ここまで
べたな長文転載で失礼