青少年の犯罪について論文を書きたいんですが

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114少年法により名無し
古今東西老若男女問わず異常犯罪は起きている。90年代後半からテレビ
や 新聞などのメディアが過熱報道をした結果、不可解な犯罪が激増して
いると思い込んでいるだけである(社会心理学の基本的な部分「マスメディ
アが作り出す社会的現実」である。入門図書としては、例えば『社会の
イメージの心理学』ぼくらのリアリティはどう形成されるか 池田謙一著
サイエンス社1200+TAX)。長期的に見ればの話。
 
 統計は見方によって解釈によって異なる主張になる。
少年犯罪検挙数の統計の場合、
長期的に見る(戦後から現代まで)人と、
中期的に見る人(昭和50年以降から現在まで)と、
短期的に見る人(平成以降から現在まで)がいる。
それぞれ視点が違っているので、増減に関する議論でまとまらないのは
そのためであるといえるだろう。

 アメリカのテロリスト対策の専門家が言った言葉であるが、「一般国民は
統計を見ず、テレビを見る」とジェンキンズ氏が述べているが、日本でも同
様に統計を見ないでテレビの話だけしか聞かない人たちは多くいるだろう。

 こういうことを言うと、統計を妄信するイタイ奴とか言い始める人がいる
が、それを言い出したら統計そのものの意味がなくなってしまう。統計を
信じつつも多少の誤差はあるだろうという認識の下で私は判断している。
そいうことを加味して凶悪犯罪のみ長期的に見れば(率も数も)減ってきたし、
中期的・短期的に見ると増えてきた、というのが結論である。
(凶悪犯罪以外を含めると中期的に見ても減ってきたか、横ばい状態。)

しかし、平成16年、17年だけ見ると、
厳罰化した2001年から比べれば一つの山を越えて
減ったこともわかっている。