重大犯罪の遺族・被害者たち

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1少年法により名無し
〜 原田さん=名古屋保険金連続殺人事件被害者= 〜
弟を殺されながらも、犯人が反省する姿を見て、「命だけは助けてやってくれ。」 と法務大臣に嘆願
書を提出。犯人は残念ながら2001年12月に死刑執行されたが、現在でも人権派弁護士らとともに、死
刑廃止運動に参加し、被害者の視点から死刑の残酷さを訴え、時には海外にまで飛んで、死刑廃止の
集会に参加している。

〜 山口さん=西鉄バスジャック事件被害者= 〜
西鉄バスジャック事件で重傷を負いながらも、犯人の過去の辛い体験に同情し、寛大な心で犯人の少年
を赦し、「ただ厳罰を科すだけでは何も変わらない」と厳罰化や死刑制度に反対し、被害者の立場から、
死刑の廃止や少年保護の重要性を訴え続けている。少年法改正議論の際には、被害者の立場から、少年
法改正に反対する意見も述べている。 また、山口さんは少年に刺されたとき、薄れゆく意識の中、「私
が死んだら彼を殺人者にしてしまう。彼のためにも彼を殺人者にするわけにはいかない。」と必死で生き
ようと頑張ったそうである。まさに天下に響き渡るほどの大きな器の持ち主と言えよう。

〜 末松さん=名古屋アベック殺人事件被害者= 〜
少年ら6人に残酷な方法で娘を殺害された悲劇の被害者であり、「全員死刑にしろ」と少年らに対して厳罰
を望み、当時19歳の少年だった主犯のAが2審で無期になったときも、「一生恨みつづける。」と語ってい
たが、岐阜の刑務所で深く反省し、10年間に渡って毎月謝罪の手紙と作業賞与金の全額を送り続けてくるA
の態度を見て、昨年になって初めてAを許してやろうという気持ちになり、Aに「頑張れよ」と返事を送っ
た厳格ながらも寛大な人。

〜 本村さん=山口母子殺人事件被害者= 〜
少年に愛する妻子を殺された「悲劇の被害者」であることは間違いないが、公の場で、
「司法が少年を死刑にしなければ私がこの手で殺す」、「死刑判決こそが犯人を更生
の道に導く」、「反省の有無は関係ない。反省した人間を死刑にすることに死刑制度
の意味がある」などの過激な発言を連発している。
2少年法により名無し:2006/06/25(日) 06:34:44 O
〜 河野さん=松本サリン事件被害者= 〜
オウム真理教によって妻を植物状態にされながら、犯人として疑われた辛い経験もあって、麻原被告
をさん付けで呼び、獄中者の人権保護の重要性を日々訴えている。また、彼は死刑の廃止についても
積極的に主張しており、麻原被告に対しても死刑を望んでいない。死刑制度には事件以前から否定的
な考えを持っていた。