1 :
少年法により名無し:
2 :
少年法により名無し:2005/12/17(土) 01:38:36 0
■
この状況を打開すべく、平成13年に少年法の一部改正が行われ、刑事処分可能年齢の
引き下げと故意により人を死亡させた事件についての原則検察官逆送が盛り込まれました。
しかし、逆送の判断は以前として家裁判断にゆだねられているため、実際の逆送率は
平成14年3月時点で67.7%にすぎず、殺人については50%しか逆送されていません。
また検察に逆送された者についても、依然として少年法により守られていることには
かわりがないのです。18歳未満の殺人者が死刑判決を受けることはありません。
さらにここで注目するべきなのは、平成13年少年法改正以後の罪種別の動向です。
殺人と粗暴犯については微減しているのに対し、強盗・強姦・放火・窃盗その他に
ついては逆に増加しているという点です。改正で原則逆送対象になった罪種について
減少し、対象からのぞかれた罪種について増加していることは、少年犯罪者が少年法を
熟知した上で選択的に犯行に及んでいることを、はっきりとうかがわせます。
■
急増している少年の横領犯については、多くを自転車盗・バイク盗が占めていると
言われますが、これも交通弱者の生活必需品である自転車や、高級自転車・バイクの
パーツを狙った悪質な犯行であり、微罪と看過できません。少年層一般にわたる広範な
規範意識の低下が憂慮されます。
警察の捜査方針変更や認知件数の急増などによる暗数の顕在化を示すデータは存在せず、
警察官は犯人を逮捕するまで少年か成人かを知ることはできないので恣意的・選択的な
捜査は不可能であり、近年の少年犯罪の増加・凶悪化は明白な上にも明白です。
長期的に見ても、終戦直後の混乱期であり少年犯罪の増加もやむをえなかったといえる
昭和20年代初頭の水準にくらべ、刑法犯少年人口比は倍増しているのです。
近年の著しい検挙率低下を考慮すると、かろうじて検挙率を維持している殺人以外の
少年犯罪の実数はさらに大きいものと推定されます。これについて同時期にあった
警察の捜査方針変更による見かけ上のものとする、直接の証拠は何もありません。
また認知件数の増大が従来隠蔽されてきた犯罪の露呈によるもので実数の変化はない
とする直接の証拠もありません。むしろ一般刑法犯認知件数の増大に比べて顕在化
しやすい暴力的9罪種の認知件数が増大していることを考えると、実数の増大は明白です。
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2002/images/z06.jpg 刑法犯の少年人口比が成人人口比の5倍にまで達している現状を考慮すると、
認知されているが検挙されていないこれら暴力的9罪種の80%以上が少年の犯行と
推定されます。これは少年犯罪の凶悪化を示す有力な数字です。これを補正値とすると
平成13年の少年による暴力的9罪種の推定犯行実数は最低でも15万人以上と考えられ、
質的な凶悪化も戦後最高水準に達していることは確実なのです。
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2002/images/z07.jpg
<ここがおかしい幻想論!>
■(1)自説に有利な一点を恣意的に選んで基準にしている■
歴史的に一度しか起こりえない大戦争の反動という、一時的な現象を規準点にしている。
これには客観的かつ合理的な理由がない。論者が自由に基準点を選ぶことが許されるなら、
いかなる期間を切り取っても、その中でもっとも高い時点を選択することができるので、
それ以外のどの時点を比較しても減少していると主張することができてしまう。
■(2)自説に有利な期間を恣意的に選んで比較対象にしている■
昭和20年の大減少を含むそれ以前の期間を意図的に切り捨てて、隠蔽している。
論者が自由に比較範囲を定めることが許されるなら、恣意的に過去の数字が大きくなる
期間を切り取ることで、未来永劫、常に減少していると主張できる。
■(3)動態の循環性を考慮していない■
少年犯罪は増減の波を繰り返していることが知られているが、これを無視して山の頂点
を基準値にしている。現在は戦後4回目の上昇局面に突入しているにもかかわらず、
戦後の最大値と比較して絶対数が少ないことを誇張し、減少局面にあると誤認させている。
■(4)長期的傾向と短期的傾向を区別していない■
被害者救済・社会防衛・治安維持・犯罪捜査の観点からすれば、短期的な傾向が重要で
あるにもかかわらず、長期的傾向のみを唯一の動態と決めつけ、短期的な傾向を度外視
させようとしている。これにより現代の実情にそった刑罰体系の適正化を阻害している。
■(5)増加・減少の原因分析の放棄または恣意的解釈■
戦後の少年犯罪の激増が、敗戦による未曾有の混乱や、昭和23年の少年法改正による
国親思想・更正優先が行きすぎた結果である可能性を検討せず、その後の長期的減少を
無批判に少年法の成果とし、市民や警察の努力を無視して刑罰体系適正化を妨害している。
善人国と悪人国
昔々、世界の果てに「善人国」と「悪人国」があった。
「善人国」には善人しか住んでいなかった。
善人ばかりなので暴力をふるったり、ましてや人を殺したりする人はいない。
それでもいつか使う日がくることもあろうかと刑法は定めていた。
「善人国」の刑法に死刑はなく、最高刑は終身刑だ。
一方「悪人国」では、相手を思いきり殴り合うのが日常の挨拶だった。
当たり所がよすぎて挨拶の相手を殺してしまうこともしばしばだったが、
「悪人国」では過失致死として扱われ罰金刑ですんだ。
ある日、「善人国」に不法入国した「悪人国人」が「善人国人」に
挨拶して殴り殺してしまった。
「善人国」の裁判官は、善人国史上類例をみない、この恐るべき犯罪を
犯した「悪人国人」に最高刑である終身刑を宣告した。
この報を聞いた「悪人国」の人々は、同胞の犯した微罪に対して
「善人国」の裁判官が下した、あまりにも厳しすぎる判決に憤激の声を
あげた。これを受け「悪人国」政府は「善人国」に宣戦布告した。
「悪人国」軍は破竹の勢いで勝利を重ね、たちまち「善人国」を占領した。
「悪人国」の凶暴な兵士は略奪と暴行を繰り返し、「善人国人」を
一人残らず虐殺してしまった。
やがて時が立ち、「悪人国」の人々の乱暴な振る舞いは度を超し、
国中至る所でいさかいが絶えず、路傍に死体が山をなすようになった。
たまりかねた一部の人々は武器をとって立ち上がり、革命を起こした。
革命軍は政府軍を打ち破り、「悪人国」は革命政府が支配した。
新政府の最初の閣議では、国民の生命と財産を保護するため、
しっかりした法律を定め、子供の教育を厳しくすることが決められ、
国号も「善人国」とあらためられた。以後「善人国」では善政が
しかれて長い平和な時代が続き、国は繁栄した。
そんなある日、国境を越えて大軍が「善人国」に侵攻してきた。
「善人国」は、果敢にこれを迎え撃ったが、善戦虚しく敗北した。
入城してきた侵略軍のかかげる恐ろしげな軍旗には誰も見覚えが
なかった。だがたった一人。鉄格子の入った刑務所の窓から
見下ろしていた終身刑の老囚人だけは、知っていた。
それが遠い昔に離れた彼の祖国「悪人国」の旗であることを。
9 :
少年法により名無し:2005/12/17(土) 04:35:38 0
>>6 ■(3)動態の循環性を考慮していない■
少年犯罪は増減の波を繰り返していることが知られているが、これを無視して山の頂点
を基準値にしている。現在は戦後4回目の上昇局面に突入しているにもかかわらず、
戦後の最大値と比較して絶対数が少ないことを誇張し、減少局面にあると誤認させている。
↑これはおかしいだろ?
少年犯罪は増減の波を繰り返しているのはわかる。
でも、過去と比べ現在は波うっているところが違う。平均の波の高さが下がっていると思わないか?
これは景気の波を例にしてもいえる。
景気の波も上がり下がりするが、現在の景気がいきなり昭和30年代まで落ち込むだろうか?
いや、それはないだろう。
↑(一応わかりやすく言ったつもりだ)
まあ、ようするに波うってはいても、それぞれの時代の波(平均値)は大きく変わっていて
現在の波(平均値)が戦後最大値の時代の波(平均値)と比べれば下がっていることは確かだ。
では、今の時代は減少傾向にあると言っておかしくないだろう?
10 :
少年法により名無し:2005/12/17(土) 07:08:33 0
>刑罰体系適正化を妨害している。
戦車男はどこか勘違いしてると思うんだが、
少年法の厳罰化と少年犯罪の増加、凶悪化は別問題だぞ。
厳罰化しても少年犯罪の抑止力にはならないというのが
通説的な見解なわけだから、仮に少年犯罪増加、凶悪化が
証明できたとしても厳罰化が肯定されるわけではない。
幻想派に属する学者だって厳罰化に反対するために幻想派的主張
をしてるわけでなく、単にメディアの嘘を暴きたいだけだと
思うんだが・・。
11 :
少年法により名無し:2005/12/17(土) 09:07:14 0
>>6 はい、第三者にわかるように戦車男のアホ理論を解説しましょう。
(1)の基準点云々ですが、戦車男は大戦争の反動が昭和58年にも観察されるという論者です。
彼の論旨は昭和58年のピークと比較してはならないというものですが、
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h16/hakusho/h16/image/z3000015.png その昭和58年の犯罪ピークは『大戦の影響により仕方がない』と考えるようです。
昭和58年を戦後の影響としてるのは前スレで言及済みです。
(2)の自説に有利な期間云々はよくわかりません。
戦車男は戦前の社会情勢をまったく考慮してないみたいです。
戦前の社会情勢と現在の社会情勢に著しい違いがある以上、
直接比較することにはまったく意味がなく、
また、その変化による影響を分析するツールがない以上、
比較対照にすることは意味がないのですが、
戦車男は明治23年と比較して、現在は『増加凶悪化』してるそうですw
(4)長期的傾向と短期的傾向を区別してないのは戦車男です。
尚、(3)の動態の循環性を問題にするにしろ、
短期的傾向を重視するにしろ、
その具体的な短期的傾向を掲示してもらわないと議論にならない訳ですが、
戦車男はそれをまったく掲示しません。
是非とも(1)と(2)に反しない形で掲示して欲しいものですw
(5)ただのスレ違いw
14 :
少年法により名無し:2005/12/17(土) 22:57:20 0
age
15 :
少年法により名無し:2005/12/18(日) 00:25:35 0
>>戦車男
少年犯罪は増減の波が繰り返してるんだろ?
じゃあ今更、少年犯罪の急増ってなんだよ?
波を繰り返してるから、増えるのもわかってんじゃん
増えたら急増で、減ったら急減ってのは変だろ?
16 :
少年法により名無し:2005/12/18(日) 00:26:29 0
17 :
少年法により名無し:2005/12/18(日) 10:00:22 0
取りあえず、昔ならまず全国ニュイースで取り上げられることのなかった事件が
今や全国ニュースのネタ。
これも、犯罪増減の印象に大きく貢献することになる。
18 :
少年法により名無し:2005/12/18(日) 11:22:40 0
19 :
少年法により名無し:2005/12/19(月) 01:12:31 0
20 :
少年法により名無し:2005/12/19(月) 03:30:49 0
21 :
少年法により名無し:2005/12/21(水) 23:46:08 0
age
22 :
少年法により名無し:2005/12/24(土) 01:21:17 0
このスレもおとなしくなったね
まああまりにも凶悪化増加肯定論者が無理のある論理を持ち出してきては
そのつど徹底的に論破されてもう論争の余地がないことに気づいたのでしょう。
>>22 凶悪化幻想が先にあって、それに対抗することが目的の
いわばカウンター的なスレだから、そもそも攻撃してくる奴がいないと
動きようがないんだよね。
24 :
少年法により名無し:2005/12/24(土) 21:19:50 0
>>22 >>23 逆に言えば、昔の方が治安悪いし、浮かばれない被害者も解決してない事件も、
未だ見つかってないコンクリ被害者的な人も多いんだろうな。
犯罪自体(殺人や強盗、強姦や窃盗etc.)は昔から変わらないが、
犯罪の方法や手段(ネット、重機、プリペイド携帯etc.)は時代によって違う部分があるからな。
それが凶悪化、ということになるのかもしれん。
だから、ただ闇雲に叩き合うのではなく、
お互い冷静に「前向きな」話が出来ればいちばんいいんだけど・・・
何か所詮、マスコミのプロパガンダでしょ。
少年犯罪凶悪化って
33歳が人殺したニュースより
13歳が人殺したニュースのほうが興味深い
26 :
少年法により名無し:2005/12/24(土) 22:11:10 0
>>25 プロパガンダと言うと悪意に満ちてるが、
メディアに関ってる人自身が臆病になってるのかもしれん。
かえってそういう方が目立つのだがどう思う?
27 :
少年法により名無し:2005/12/25(日) 01:05:44 0
減少してると主張すると「検挙率低下を考慮しろ!」と言う反論がきますが
この論理でいくと検挙率が上昇すれば少年犯罪が増加しなければなりませんね
でも現実にはそうはなってないんだよ
ここ数年検挙率はまた上昇してきてるが少年犯罪は減少した。
増加肯定論者はどう説明するのだろう・・・・・
認知件数が増えたから相対的に検挙率が下がったとはいえないのかね
29 :
少年法により名無し:2005/12/25(日) 08:37:01 0
30 :
少年法により名無し:2005/12/25(日) 09:02:17 0
少年犯罪増加か減少かはわからないんじゃねぇの?
時代時代の風潮で昔の一時期は確かに高いと思うが集団による犯罪(暴走行為)
等も多かったので、警察による取締りも容易だったと思う。
犯罪が減ってきて尚、これだけ騒がれてるということは、世間が現状の少年犯罪
件数・内容に納得がいっていないのだろうから、更に少年法を厳罰化する必要は
あるんじゃないか?
少年法を厳罰化しても効果が薄いとかの通説はあくまで通説だから、実際に厳罰化
しないとわからないわけで、別に厳罰化したところで犯罪に手を染めなければ何も
問題ないわけで・・・・・
実際反対してる君達が少年犯罪をする可能性があるのなら、厳罰化には断固反対し
たほうがいいと思う。そりゃ厳罰食らうよりは軽罰食らったほうが全然いいからね。
31 :
少年法により名無し:2005/12/25(日) 09:24:08 0
32 :
少年法により名無し:2005/12/25(日) 12:57:04 0
>>30 厳罰化云々はスレ違いなんだよ。
議論のステージが違うことも判らん厨房は黙ってROMってろ。