以下の登場人物でドラマを作るとしたら
ネバダ、ネオ麦、酒鬼薔薇、嬢、詫間マモチャンetc..
あらすじ製作きぼんぬ
2 :
少年法により名無し:04/08/24 16:41
ネバダはヒロインですか?
3 :
少年法により名無し:04/08/24 16:42
嬢って誰さ
4 :
少年法により名無し:04/08/24 16:43
宅間は少年じゃないだろう
5 :
少年法により名無し:04/08/24 16:45
全員登場させるのは難しい
6 :
少年法により名無し:04/08/24 16:47
ネオむぎはロリコン
7 :
少年法により名無し:04/08/24 16:49
酒鬼薔薇くんの猫殺しハァハァシーンは是非いれてねん
>>4 そうじゃんね。じぶんアフォだぁ!
>>3 嬢はね、コンくり事件の人(当時未成年)
>>2 設定は何でもいいよ
9 :
少年法により名無し:04/08/24 16:49
神作も仲間にいれてあげて
10 :
少年法により名無し:04/08/24 16:50
譲
11 :
少年法により名無し:04/08/24 16:53
バトルロワイヤルのパターンしか思いつかん。
12 :
少年法により名無し:04/08/24 16:57
そうだねー
13 :
少年法により名無し:04/08/24 16:57
単体の方がドラマにしやすいよな
事件をドラマ仕立てにすればいいから
14 :
少年法により名無し:04/08/24 17:04
こんな感じ、どう?
酒鬼薔薇…異常者。
NEVADA…酒鬼薔薇の妹。強姦現場を目撃し、宮野らに攫われる
宮野浩史…やくざの青年会の会長。実際は強姦グループ
小倉譲…宮野の右腕。宮野を利用している。
松田雄一…NEVADAをストーカーする。
15 :
少年法により名無し:04/08/24 17:07
西暦200X年。
死刑制度が廃止され、代わりに追放刑という制度が作られた。
これは社会に適応できない人間を異世界に送り込んで二度と帰ってこれなくしてしまうものである。
ネバダ、ネオ麦、酒鬼薔薇、嬢、宅間守の五人はワームホールを通って異世界に送り込まれた。
そこで彼らが見たものは
16 :
少年法により名無し:04/08/24 17:09
見たものはなに?結局宅間入るの?
17 :
少年法により名無し:04/08/24 17:26
>>16 個人的に宅間を入れてみたかった。
何を見たかは今のところ思案中。
先に思いついた奴が書いて良いぞ。
異世界といっても人間の住める環境条件はすべて整っているといなきゃならない。
だから、酸素、水、食料があって重力は1G前後。気温も地球に近くなきゃだめだ。
19 :
少年法により名無し:04/08/24 17:40
>>15 続き
荒れ果てた荒野でした。
干からびた地面意外何もありません。これからこの場所で5人で生活していかなければなりません。
グループの中で成人である宅間と嬢は、力を合わせなければと思いました。
しかし、2人はにらみ合うばかりでした。
宅間「おまえ、なんや、その態度。俺は何人もガキ殺してんねん。敬意を払わんかい」
嬢「だからどーしたんだよあぁん?俺はコンクリ犯なんだよ。レイプだってしたことあんだよヴォケ!」
ネオ麦「うるせぇええええええぇんだよううぅうう!気が散って三国志が嫁ねぇだろうが
Kittey Guyども」
21 :
少年法により名無し:04/08/26 13:52
宅間「刃物があればおまえらなんかとっくに頃せてたんじゃ!」
嬢「おう、よく見たら女がいるじゃねーかハァハァ・・(レイープしてぇ)ハァッハァ」
NEVADA「女ってのはあたいのことかい?あたいは今から寝るから近寄るんじゃないよ。
あたいに触ったら首と手首を掻っ切るよ!」
>>22 続き
今にも争いが始まろうとしているその時だった。
酒鬼薔薇「おい! 何がこっちへくるぞ」
一同は押し黙って彼の指差す方向を見た。
周辺はすっかり夜の闇に包まれて何も見えなかったが、酒鬼薔薇の指差す方向には小さな光点が見える。
宅間「なんだ? あれは」
ネバダ「この星の人じゃないの?」
酒鬼薔薇「ここへ来る前に受けた説明では、この世界に知的生命体はいないという話だった。ただ、調査期間が三日しかなかったので見逃した可能性もあるそうだ」
ネオ麦「明かりを消した方がよくないか? 見つかると面倒な事になりそうだ」
ネオ麦は昼間の間に電気を溜め込んだソーラーランプに手を伸ばしかけた。
酒鬼薔薇「いや。慌てて消すとかえって怪しまれる。ランプをここに残して僕らがここから離れたほうがいい」
嬢「おい!! テメーラだけでなに勝手なこと決めてんだよ」
嬢はいきなり酒鬼薔薇の胸倉を掴んだ。
酒鬼薔薇「汚い手で触るなよ」
嬢「んだとう!!」
続ききぼーん
どきどき
NEVADA「やめろよ!! 今はそれどころじゃないだろ」
嬢「ルセー!! ガキはすっこんでろ!!」
NEVADA「宅間のおっちゃん。あんたリーダーだろ。なんとかしろよ」
リーダーと言われたことに自尊心をくすぐられた宅間は、さっそく止めにかかった。
宅間「やめねえか!! おまえら。喧嘩はあれは何とかしてからにしろ」
そう言って今にも酒鬼薔薇を殴ろうとしていた嬢の右腕を押さえ込んだ。
だが、嬢は酒鬼薔薇を掴んでいた手を離すと、サッと体を反転させ宅間に足払いをかける。
宅間はバランスを崩すが、掴んでいた嬢の右腕を離さなかったため、二人はもつれ込むように倒れた。
宅間「テメーなにしやがる!!」
嬢「ルセー!! ガキに煽てられていい気になってんじゃねえよ。カス。いつテメーがリーダーになったんだよ」
宅間「最年長の俺がリーダーなのは当然だろ」
しばしの間、二人はとっくみあいの喧嘩を続けた。
そして五分ほど経ってから同時に気がつく。
NEVADA、酒鬼薔薇、ネオ麦の三人がいなくなっていたことに・・・・・・
26 :
少年法により名無し:04/08/26 16:50
続ききぼん〜!
27 :
少年法により名無し:04/08/26 16:53
サッキーは関西便(神戸便?)きぼん
嬢は出所以来、ロリコンになってしまったようだった。
嬢「ちきしょー、あのがきども俺のいないところであの女を犯すつもりなんだな」
29 :
少年法により名無し:04/08/26 16:55
譲はどうしようもない奴ですね
30 :
少年法により名無し:04/08/26 16:55
いつも思うんだけど、酒鬼薔薇でこういうの作ると、何故か彼は知的なキャラになるよね。
31 :
少年法により名無し:04/08/26 16:57
知能指数70なのにね
32 :
少年法により名無し:04/08/26 16:58
ネバのかわりにネオむぎ入れてほしかった
33 :
少年法により名無し:04/08/26 16:58
>>25の続き
少し前。
酒鬼薔薇「さっきの意見を意見を少し訂正する。ランプも置いていくが、その他に馬鹿を二人置いていこうと思うが、異議は?」
NEVADA、ネオ麦「無し」
三人は五つのランプのうち三つを消すと、それを自分達のリュック(この世界に送り込まれた時に与えられた装備が入ってる)に入れると足早にその場所から離れたのだった。、
35 :
少年法により名無し:04/08/26 16:59
36 :
少年法により名無し:04/08/26 17:00
>>30 犯罪者バトロワでも知的だったよね
そしてやけにキザだった
「つらいよ、女の子にそんな顔されるのは…」とか言ったり
37 :
少年法により名無し:04/08/26 17:00
38 :
少年法により名無し:04/08/26 17:09
>>36 実際は女に気を使うタイプじゃなさそうだよな
>>22 ネヴァの一人称「あたい」ワロタw
39 :
少年法により名無し:04/08/26 17:11
>>34 > その他に馬鹿を二人置いていこうと思う
サッキーひどいw譲はともかく、宅ちゃんは馬鹿じゃなさそうなのに
40 :
少年法により名無し:04/08/26 17:12
>>38 同級生の女を「ばい菌」呼ばわりしたり、靴踏まれただけで家までついてったりしてるからなw
41 :
少年法により名無し:04/08/26 17:15
サッキーはガキだろう。
で、ネオむぎは賢く振舞って墓穴掘って切れる
42 :
少年法により名無し:04/08/26 17:19
5人の年齢は犯行当時の年齢?
43 :
少年法により名無し:04/08/26 17:19
45 :
少年法により名無し:04/08/26 17:23
ストーリー作るには、多少その人の性格を脚色しないと難しいだろう
俺的にネオむぎはとにかくブチギレてるイメージだな
サッキーはあまり感情出さない、自己中、気味悪いイメージ
神作はDQN丸出しのアホってイメージ
他2人はよくわからん
46 :
少年法により名無し:04/08/26 17:23
47 :
少年法により名無し:04/08/26 17:26
>>45 牛刀もなにも持って無いのに神作や宅間のまえでも強気だと思うか?
48 :
少年法により名無し:04/08/26 17:26
>>44 犯行当時のがよくない?
22の酒鬼薔薇やネオは嫌だ。
49 :
少年法により名無し:04/08/26 17:27
50 :
少年法により名無し:04/08/26 17:28
酒鬼薔薇とネオが同い年で無いとおかしい
51 :
少年法により名無し:04/08/26 17:29
そのメンバーなら神作が速攻で王様ぶると思うがな
社会の東の園に俺置いて。
53 :
少年法により名無し:04/08/26 17:31
園の東
55 :
少年法により名無し:04/08/26 17:32
56 :
少年法により名無し:04/08/26 17:32
酒鬼薔薇は14才のあの写真のイメージしかない
ネオむぎもバスジャックおこした時の写真のイメージしかない
ネバダもry
ごめん、衝動でやっちゃった。
無視して。
寝てます。
58 :
少年法により名無し:04/08/26 17:47
不謹慎だが、こういうのも面白いな
>>48 では神作と宅間だけ現代の年齢にして、後の三人は犯行当時ということにしましょう。
60 :
少年法により名無し:04/08/26 17:57
それなら神作と宅間も犯行当時の年齢で問題ないと思うが
まぁ何でもええな。
61 :
少年法により名無し:04/08/26 18:07
>>59 酒鬼薔薇とネオが歳違うのはおかしいだろうっての
年齢設定がややこしくなってきた。
ネオは現在何歳ですか?
63 :
少年法により名無し:04/08/26 18:40
皆年齢不詳、外見はそれぞれのイメージでいいんじゃね
64 :
少年法により名無し:04/08/26 18:42
65 :
少年法により名無し:04/08/26 18:50
そういえば、サカキバラの写真って事件当時の写真じゃないんだろ?
逮捕された時は髪あれより長かったと聞いた
ところでネバダの顔写真、もっとはっきり映ったのないの?
三時間ほど歩いただろうか。
振り返ってみても、宅間たちの灯りはもう見えない。
辺りには樹木が増えてきた。
NEVADA「灯りが見えるよ」
彼女の指差す先に二つの光点が見える。
ネオ麦「さっきとは違うな。篝火のようだ。どうする?」
酒鬼薔薇「ほな。行ってみよか」
程なくして篝火の元まで辿り着いた。
NEVADA「なに、これ? お雛様のボンボリ?」
その篝火は、この中で一番背の低いNEVADAの腰の辺りまでしかなかった。
酒鬼薔薇「これで分かったで。調査隊が知的生物を見つけられへんわけが」
ネオ麦「どういうことだ?」
酒鬼薔薇「小人なんや。ここの住民」
NEVADA「なあんだ。小人だったら別に慌てて逃げ出すこともなかったのに」
酒鬼薔薇「いや。本当はここの住民なんかどうでもええんや。それよりあんたら。この先もあの二人と一緒に行動したいか?」
NEVADA「ずっごく。イヤ!!」ネオ麦「僕も」
酒鬼薔薇「僕もいやや。宅間はともかく嬢といたら絶対僕らは殺し合いになる。だから、あの二人と離れる機会を狙っていた。で、おまえらはどないする? この先も僕と行動するか?」
ネオ麦「僕はそうする」
NEVADA「あたいも」
すみません。事件当時の年齢にすると酒鬼薔薇とネオ麦が同じ歳にならないので二人とも十七という設定にしました。
NEVADAは十二です。
>>27のリクエストに答えて酒鬼薔薇を関西弁にしてみました。九州の言葉はわからないので勘弁してください。
その頃
嬢「おい。おっさん。だんだん増えてきているぞ」
宅間「ああ」
最初は二つだった光点は次第に増えていき、いつの間にか二人は光に取り囲まれていた。
嬢「なんなんだ! てめえら!!」
たまりかねて嬢が叫んだ。
とたんに周囲がざわめき始める。
現地人A「言葉を喋ったぞ!!」現地人B「こいつらただの怪獣じゃない」
宅間と嬢はしばらく互いを見つめあってから言った。
宅間、嬢「日本語だ?」
しばらくして、光が一つ近づき始めた。
やがて灯りを持っている生物の姿が浮かび上がる。
その姿は
猫だった。
∧_∧
( ´∀`)
(つ つ
| | |
(__)_)
70 :
少年法により名無し:04/08/26 23:06
キタ━(゚∀゚)━!!!
サッキーは関西弁のがやはりしっくりきます
ネバの「あたい」に萌え
71 :
少年法により名無し:04/08/26 23:07
猫どうなるのん?
>>71 直立歩行のネコ型異星人で、なぜか日本語が分かるという設定です。
73 :
少年法により名無し:04/08/26 23:13
乙!
譲と宅間どうなるんだろ
74 :
少年法により名無し:04/08/26 23:15
猫型異性人・・・ドラえもんか!
75 :
少年法により名無し:04/08/26 23:15
ドラえもんはネコ型ロボットですよ
疲れたので今夜はここまで。
続きはいつになるか分かりません。
77 :
少年法により名無し:04/08/26 23:17
猫の解剖しぃへんの?ほんで、射精するんやろ?にいやん
78 :
少年法により名無し:04/08/26 23:17
>>76 いつでもいいです!気がむいた時にでもヨロ!
79 :
少年法により名無し:04/08/26 23:19
>>77 ネコ型異性人です。猫じゃないです。解剖しちゃいやよんサッキー
>>35 続き
一方、地球では、例のコンクリート事件の主犯宮野が刑期を終えて、嬢たちと同様に異次元に送り込まれようとしていた。
宮野「ちきしょー。こんなことじゃあ嬢と連絡とれねえな。出所したら、またあいつらと青年会を発足させようと思ってたのにな。
こんな刑罰が出来てたなんて、娑婆はワンダーだぜ。けけけ」
そんなことを言いながら宇宙船にのりこむために護送されていた。
テレビ中継アナウンサー「あ、今出てきました!コンクリート事件の主犯だった男、宮野裕史です!車の後部座席にのっています。
これから異次元に送り込まれるところです!」
マスコミ「宮野さん一言おねがいしまつ!」
宮野「もう地球の女レイープできねえと思うと、胸がいたいっす。」
民衆「うるせーくそが!テメエは早く異次元にでもなんでもいって氏んじまえ!」
宮野「カッチーン。おい、アナウンサー、マイクかせ」
宮野は近くにいた女子穴のマイクをとりあげた。
宮野「俺は異次元なんか逝っても絶対に更正なんてしねーよ。今度は異次元の女どもを監禁******したりしてやる」
民衆「このゴキブリ野郎!逆に異性人に監禁されてほられて氏んでこいよゴルァ!」
ここは種子島宇宙センター。
宮野を乗せたH3ロケットの打ち上げ準備が行われていた。
追放刑にこれが使われるのはこれで五回目になる。
前の四回で打ち上げに成功したのは最初の一回だけ。
ネバタ、ネオ麦、宅間、神作、酒鬼薔薇の五人を乗せた最初の一機のみが奇跡的に成功して静止軌道にあるワームホールのいり口にたどり着いた。
後の三回はすべて失敗した。成功率は二十五パーセントだ。
だが、この失敗はけっして無駄ではない。
これで得られたデータが後の有人宇宙飛行に役立つはずだ。
今回、宮野を乗せた機体は今までの失敗を元にあらゆる改良が施されていた。
それでも失敗する確立はかなり高い。
だが「失敗してもどうせ宮野だからいいや。ライカ犬やチンパンジーだったら可愛そうだが」と意見が大半を占めていた。
>だが「失敗してもどうせ宮野だからいいや。ライカ犬やチンパンジーだったら可愛そうだが」と意見が大半を占めていた。
ワロタw
LE7型エンジンが唸りをあげ、巨大な質量を天空へと持ち上げる。
その巨大質量の先端部にある小さなカプセルの中で、宮野の体を8Gの加速度が押さえつけていた。
宮野「グおおおお。重い! 苦しい!! 死ぬ」
管制センター「もっと苦しめ」
宮野「なんだとう!!」
管制センター「その元気があれば大丈夫だ。心配するな。後五分で加速は終わる」
だが、管制官の台詞は彼の耳には届かなかった。
すでに彼は気を失っていたのである。
管制センター「こちら筑波管制センター。おい、宮野! 生きているか?」
意識が戻ったときに、宮野が最初に認識したのは管制官の呼びかけだった。
管制センター「返事がないな死んだか?」
宮野「勝手に殺すな!!」
管制センター「ち!! 生きてたか」「くそう! しぶとい奴だ」
宮野「こら! 勝手なことほざいてんじゃねえ。今、どうなっているんだ?」
管制センター「残念な事に・・・・・・いや、幸いなことに宇宙船は順調に飛行中だ。三時間後にワームホールを抜けて向こうの世界にある惑星に着陸する。その後は好きにするがいい。一週間分の食料は用意してあるがその後は自分でなんとかするんだな」
>>84 続き
宮野「おい。俺が信でもいいのかよ。」
管理センター「は?いいもなにもお前は最初っから人権ないからね。」
宮野は怒りに打ち震えた。こんな屈辱ははじめてだった。
その時背後で人の気配がした。
宮野が振り向くとそこには、中学生ぐらいの少年がいた。
少年「なんだ、コンクリ犯か。一人じゃ何にもできない小者と一緒なんて最悪だ。」
宮野「あぁ!なんだとてめぇ。誰なんだよ。」
少年「松田だよ。よろしく凶悪犯」。
宮野「オマエモナー」
宮野は内心ガクブルだった。自分はそれ以上のことをやっておきながら、この少年が薄気味わるかった。
松田「もうすぐ着地するから安全バー下げたほうがいいよ。」
そしてロケットは着地の準備にはいった。
いきなり松田が雄叫びをあげた。
松田「NEVADAちゃん!もうすぐあえるね!また写真いっぱい隠し撮りしてあげるぅ!ハァハァ」
宮野はすごくびっくりした。そしてちびった。
(人間相関図
>>14参照)
ネオ麦「ん? どうしたんだ? ネバタ」
ネバタ「なんか分からないけど背筋に悪寒が」
酒鬼薔薇「なんや。熱でもあるんか」
酒鬼薔薇がネバタの額に手を当てた。
ネバタ「・・・・・・」
突然、ネバタの心臓が早鐘のように鳴り始めた。
酒鬼薔薇「別に熱はないみたいや。けど、気分悪いなら早めに休んどき。薬のストックもそんなにないし」
ネオ麦「ん? 本当に熱ないのか? 顔が真っ赤だぞ」
ネバタ「な・・・・・・なんでもないよ! ほっといて!」(あたい、どうしたんだろ? なんでこんなドキドキすんのかな?)
ネオ麦「熱がないならいいけどな、ところでこの状況どうする」
彼らは今、大きな竹の檻の中に閉じ込められていた。その周りを大勢のネコ型異星人モナー族が取り囲んでいる。
酒鬼薔薇「下手に暴れたあかん。ここは意思の疎通を計って出してもらった方がええ。こっちに敵意がないことが分かれば出してくれるやろ」
ネオ麦「敵意がなくても、おまえの性癖が向こうにばれたら不味いんじゃないのか」
90 :
少年法により名無し:04/08/27 16:52
恋愛キターーーーーーーー
お、おもろ・・・・
91 :
少年法により名無し:04/08/27 16:54
おもしろww
続きまってます!
92 :
少年法により名無し:04/08/27 16:55
もしかしてサッキー、ネバたん、まっちゃんの三角関係きますか?w
93 :
少年法により名無し:04/08/27 16:57
松田・・・ショタは治ったが今度はロリに走ったんだな・・・
94 :
少年法により名無し:04/08/27 17:07
>松田「NEVADAちゃん!もうすぐあえるね!また写真いっぱい隠し撮りしてあげるぅ!ハァハァ」
>宮野はすごくびっくりした。そしてちびった。
宮野いいキャラだなw
酒鬼薔薇の性癖については実際それほど心配はなかった。
少年院にいる間に受けた更正プログラムでかなり改善されていたのである。
さきほど篝火のそばを離れてから、いきなり彼らの前にモナー族が現れ時、猫を殺したいという衝動は湧いてはきたが、理性で簡単に押さえ込むことができた。
もっとも、モナー族の方はそうはいかなかった。いきなり、こん棒を振り回して三人に襲い掛かってきたのである。
しかし、所詮は猫。しかも文明化されて俊敏さを失っている彼らは人間の敵ではなかった。
モナー族はあっさりとけちされてしまったのである。
だが、その後が良くなかった。逃げるモナー族の後を追いかけているうちに彼らの町に入り込んでしまった。
その時に、建物の上から檻が落ちてきて捉えられてしまったのである。
ネオ麦「猫達からみたら僕らは怪獣だからな。町が襲われると思ったんだろう。まあ、武器がこん棒程度でよかったよ。メーザー車とかスーパーXとか出てこなくて」
ネバタ「あたいらはゴジラか」
酒鬼薔薇「なあ、猫と仲良くするにはどないすればええ?」
ネバタ「マタタビとかカツオブシ上げたら」
ネオ麦「そんな物ないよ」
97 :
少年法により名無し:04/08/27 19:21
猫たん解剖されなくて良かったw
98 :
少年法により名無し:04/08/27 20:54
今は
宅間・神作
宮野・松田
ネオむぎ・ネバダ・酒鬼
と別れてるわけか。どうなるんだろ。
99 :
少年法により名無し:04/08/27 20:58
真にネバ死姦させてえ。
100 :
少年法により名無し:04/08/27 21:03
なら福田孝行出せよ
101 :
少年法により名無し:04/08/27 21:15
102 :
少年法により名無し:04/08/27 21:16
福田は駄目。神作や宮野とキャラ被りそう
104 :
少年法により名無し:04/08/27 21:23
ネバの死体に残りのザーメンを絞り出す真の顔に、
今までに無い至福の笑みが浮かんだ。
光り無く見開かれたネバの瞳から、白い涙がドロリと落ち、
床で弾けた・・
105 :
少年法により名無し:04/08/27 21:25
>>103 真は進化し続けるのだ!
お前らヒキオタとは違うのだ!!
106 :
少年法により名無し:04/08/27 21:25
いきなりことが終わってる。
107 :
少年法により名無し:04/08/27 21:26
108 :
少年法により名無し:04/08/27 21:27
109 :
少年法により名無し:04/08/27 21:28
110 :
少年法により名無し:04/08/27 21:29
>>107 お前も女のタイプ 大人になって変わったろう?
そんな感じだ。色んなプレーをしたく成るのだよ。
童貞君か?
>>98 それぞれのグループが戦うという展開にしたいと思います。
112 :
少年法により名無し:04/08/27 21:30
真は早漏ですから。
113 :
少年法により名無し:04/08/27 21:31
サッキーはオバコンですよ
114 :
少年法により名無し:04/08/27 21:32
>>111 バトルロワイヤル?うぷぷ。だせっ!厨房か?
115 :
少年法により名無し:04/08/27 21:33
今までのまとめ
>15>20>22-23>25>34>66>68-69
>80-82>84-85>86-89>96
116 :
少年法により名無し:04/08/27 21:34
117 :
少年法により名無し:04/08/27 21:34
サッキーが女に興味持つのはイヤン!
118 :
少年法により名無し:04/08/27 21:35
未来の荒野に逝ってバトルロワイヤルかよ。つまんないな。
犯罪者バトルロワイヤルの二番煎じ、つまり三番煎じの展開じゃねぇか。
121 :
少年法により名無し:04/08/27 21:40
>>119 それならもっと多くの犯罪者が同時に送られて、酒鬼薔薇世代の犯罪者、DQN系犯罪者、一匹狼系犯罪者にわかれる展開から始めるべきだろ
ネオむぎみたいにその世代の犯罪者にとっては酒鬼薔薇はカリスマだし、
神作のようなDQNは珍走団ややくざもどきをつくるだろ。宅間みたいのはさらにわかれるし
123 :
少年法により名無し:04/08/27 21:44
ラットキラー出さないん?
124 :
少年法により名無し:04/08/27 21:46
「ネバちゃんのお目目くり抜いちゃお?。」
真は、陵辱しまくったネバの眼球をスプーンでほじくり出した。
そのまま、口へ眼球を運び飴玉の様にしゃぶった。
真の頭にネバの笑顔が浮かんだ。
「真お兄ちゃん。私これからは、イイ子に成る様に頑張るよ。
皆私達の事、人殺しって言うけど・・仕方ないよね・。
でも、ちゃんと頑張ればきっと皆に分かって貰えるよね?」
「えへへ。ネバちゃんはバカだなぁ〜。猫共と同じだなぁ」
真は、ネバの死体を裏返し、肛門をグィッと広げると、
もう一度陵辱した・・。
なにしろ成り行きに任せていたので。
126 :
少年法により名無し:04/08/27 21:47
何でもいいんだよ。続き楽しみにしてる
127 :
少年法により名無し:04/08/27 21:50
設定は、ネバちゃんが同じ凶悪犯罪者を自分と一緒に更正できるか?
128 :
少年法により名無し:04/08/27 21:55
129 :
少年法により名無し:04/08/27 22:00
130 :
少年法により名無し:04/08/27 22:01
酒鬼薔薇・ネバダ・松田の三角関係はまだですか?
131 :
少年法により名無し:04/08/27 22:02
>>124はサッキーが関西弁(神戸弁??)じゃないので却下
132 :
少年法により名無し:04/08/27 22:05
>>124 のタイトルは『世界の中心で真が叫ぶ!新性器ネヴァンゲリオン2』です。
133 :
少年法により名無し:04/08/27 22:06
134 :
少年法により名無し:04/08/27 22:07
いっそ、あいのりはどうでしょう?もっと女性犯罪者を増やして
135 :
少年法により名無し:04/08/27 22:08
オバサン犯罪者に惚れる酒鬼薔薇か・・・・・
136 :
少年法により名無し:04/08/27 22:10
>>135 東電OL殺人事件の被害者なんて良さそう。
138 :
少年法により名無し:04/08/27 22:16
あいのり風味のサバイバルゲーム!
139 :
少年法により名無し:04/08/27 22:16
140 :
少年法により名無し:04/08/27 22:17
141 :
少年法により名無し:04/08/27 22:20
少女の犯罪者って顔写真あんま公開されてないよな
142 :
少年法により名無し:04/08/27 22:25
林真須美か・・・年頃はサッキーが好きそうな年ですね
しかし、真須美には母性を感じない
え?まじであいのりでいくのか?w
まぁ、俺は筆者の好きに書いてくれたらいいです
バトロワでも、三国志でも、あいのりでも。
144 :
少年法により名無し:04/08/27 22:27
(・∀・)ノI <10円玉拾ったー
檻を遠巻きにしていた猫達の中から一匹が進み出た。
恰幅がいい・・・・・・というよりかなりのデブ猫だ。
ネバタ「ムタ?」
ネオ麦「なんだ? ムタって?」
ネバタ「『猫の恩返し』に出てくる猫。あんた達は牢屋に入っていたから知らないだろうけど、そっくりなんだよ。どうせならバロンみたいなのが出てくりゃいいのに」
デブ猫は檻の前で止まった。
デブ猫「おまえ達。ここへ何しに来た?」
酒鬼薔薇、ネバタ、ネオ麦「・・・・・・喋った?」
デブ猫「なぜか分からんが、おまえ達の言葉とわしらの言葉は同じだった。おまえ達の目的を探るために、
しばらく言葉が分からんふりをしておまえ達の会話を聞いていた。どうやら、わしらと敵対する気はないという事は理解できたが、ここへ来た目的は今一つ分からん。
何の目的でここへ来た?」
酒鬼薔薇「僕達は・・・・・・」
流人だと言いかけて酒鬼薔薇は押し黙った。犯罪者だという事は黙っていた方がいいかもしれないと思ったのだ。だが・・・・・・
ネバタ「あたいら、元の世界で人を殺しちゃったんだよ。だから、この世界に追放されたんだ」
酒鬼薔薇は慌ててネバタの口を押さえようとしたが間に合わなかった。
だが、結果的にはそれでよかったようだ。
デブ猫「なるほど流刑者か。心配するな。おまえらが元の世界で何をやったかなど関心はない。
それより、おまえら。行くところがないならわしらと手を組まんか?」
酒鬼薔薇「手を組むって?」
デブ猫「わしらは今、戦争をやっておる。わしらの味方をするならおまえ達の住処と食べ物を用意しよう」
酒鬼薔薇「ちょっと待ってえや」
酒鬼薔薇、ネバタ、ネオ麦は互いの顔を見合わせた。
ネオ麦「いい話だと思う」ネバタ「あたいも。サッキーは?」
酒鬼薔薇「猫に飼われるというのは人間としてどうやろと思うけど・・・・・・まあ、ええんやないか」
こうして話はまとまった。
147 :
少年法により名無し:04/08/27 22:53
>>146 >ネバタ「あたいも。サッキーは?」
ネバたんがサッキーて言ってる!w
148 :
少年法により名無し:04/08/27 22:56
乙です!
ところで前々から気になってたんだが、ネバダの一人称、
実際も「あたい」じゃないよな?
筆者の趣味ですか?
>>148 「あたい」というのは
>>22さんが書いていたのでそのまま使っているのです。
一応リレー小説ですので途中で書き込んだ人の設定もなるべく尊重します。
>>149 なるほど。
書き手って何人もいるのか。2人か3人くらいかな?
面白いす。俺にも文章力ありゃ書くんだが・・・全然思いつかん
151 :
少年法により名無し:04/08/27 23:15
>>151 マジに一人じゃないんだけどな。
第一こんなこと自演でやる意味がないんだが
153 :
少年法により名無し:04/08/27 23:26
154 :
少年法により名無し:04/08/27 23:29
155 :
少年法により名無し:04/08/27 23:30
( ´_ゝ`)フーン
>>150 俺?俺が書けたらいいんだけどな。俺まじでストーリーとか考え付かないから
157 :
少年法により名無し:04/08/27 23:37
158 :
少年法により名無し:04/08/27 23:38
>>145-146 続き来てるー!
展開予想。
酒が猫と二人きりになって何かしそうな悪寒
んで何故かネオむぎが疑われネオブチギレ大暴れ
160 :
少年法により名無し:04/08/27 23:40
161 :
少年法により名無し:04/08/27 23:42
そういや神作・宅間チームどうなったんだ
162 :
少年法により名無し:04/08/27 23:43
163 :
少年法により名無し:04/08/27 23:44
ネオが影薄いですね
164 :
少年法により名無し:04/08/27 23:44
165 :
少年法により名無し:04/08/27 23:46
166 :
神作・宅間チーム:04/08/27 23:50
167 :
少年法により名無し:04/08/27 23:56
ネバがっ!宅間に犯されてる!!
あぁ〜神作がコンクリこねてる!!
168 :
少年法により名無し:04/08/27 23:57
169 :
少年法により名無し:04/08/27 23:59
>>168 します。下手スりゃサッキーの尻も危ない
170 :
少年法により名無し:04/08/28 00:00
宅間は小学生大好きですから。
171 :
少年法により名無し:04/08/28 00:01
てめぇーら
グズグズ言わずに
早く続きを書け!
( ゚Д゚)ヴォケ!!
172 :
少年法により名無し:04/08/28 00:02
宅間って子供好きなの?
173 :
少年法により名無し:04/08/28 00:02
面白いよ。続き気になるよ
サッキーたちどうなるんだろう(*´`*)
175 :
少年法により名無し:04/08/28 00:04
マスをかけ!!!!!!!!!!!
176 :
少年法により名無し:04/08/28 00:04
>>173 おれに向かっていってるのか?
おれはモンブランだ!
おどろいたか!糞ども
177 :
少年法により名無し:04/08/28 00:04
178 :
少年法により名無し:04/08/28 00:05
俺がモンブランだ!
179 :
少年法により名無し:04/08/28 00:06
(`皿´)ウゼー モンブランは俺だ!
180 :
少年法により名無し:04/08/28 00:06
>>176 アホか
>>177 じゃあ、サッキーは大丈夫です
恐らくこのメンバー中で一番頭悪いのでは。
変なとこで知恵は働きそうだけど
181 :
少年法により名無し:04/08/28 00:07
イジヒキへ
今の人生楽しいか?未来があるのか?
苦しみから解放されたいですか?
そのためには生まれ変わるしかありません
自分の手で扉を叩く事で生まれ変わるしかないのです
他人に協力を求めてはいけません
生まれ変わったときの良いカルマが減ってしまいますから
一人ひっそりと生まれ変わる事で光り輝く人生が待っているのです
さぁ出かけましょう
----------------------------------------------------
イジヒキ【いじひき】
虐めが切欠で引きこもりになった人/人物
「―のくせに」「―は常識がない」
182 :
少年法により名無し:04/08/28 00:08
ネバダとネオは頭いいね。世渡り上手いかどうかは別だけど
183 :
少年法により名無し:04/08/28 00:11
地獄のヒキコモリ粘着厨
/\ /\
/:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
丿 ::.__ .::::::::::::: __ ::::ヽ_
/ /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ ::::::ヽ
-┼- 丿~~~| / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\ ::::| ■ ■
-┼- /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ ..::::: ::|━━━━━━ ▼ ▼
.| 丿 | .:::::. ..: | |ヽ ::| ● ●
| ::: | |⊂ニヽ| | :::::| \
/ /| : | | |:::T::::| ! .::| \ \\
/ / \: ト--^^^^^┤ 丿 \\\ \\\
184 :
少年法により名無し:04/08/28 00:12
ネバは宅間に取り入って、先ず真をヤルな。
185 :
少年法により名無し:04/08/28 00:13
ネバたんとネオむぎとサッキーは仲良くやっていけそうだけどな
186 :
少年法により名無し:04/08/28 00:14
ネバたんとか言う奴きもい
187 :
少年法により名無し:04/08/28 00:16
歳が近いという理由だけでか?
ネオ→東はともかく。東→ネオは多分いい感情ではない
188 :
少年法により名無し:04/08/28 00:17
>>186 ごめんよ。じゃあこれからはネバちゃんと呼ぶよ
189 :
少年法により名無し:04/08/28 00:17
ネバヲタ( ´Д`)キモッ
190 :
少年法により名無し:04/08/28 00:19
ネバたんの乳首ナメナメ
ネバ「わーん。乳首がネバネバ」
お後がよろしい様で。
191 :
少年法により名無し:04/08/28 00:19
>>187 東ってネオむぎのようなタイプからかってイジメそうだな・・・
192 :
少年法により名無し:04/08/28 00:20
ネヴァダ・松田・サッキーのドロドロ三角関係はまだですか
193 :
少年法により名無し:04/08/28 00:21
ネバかわいいとか言うやつは、周りにろくな女がいない模様。
194 :
少年法により名無し:04/08/28 00:22
>>191 んでキレたネオに刺されんのな。
真は子供と動物しか殺せないから〜4だね。
195 :
少年法により名無し:04/08/28 00:22
オバサン犯罪者いれないの?
196 :
少年法により名無し:04/08/28 00:24
>>194 サッキーは同級生を殴って転校までさせてます
でも自分に好意もってくれてるネオならイジメたりしないでしょう
殴られた同級生はサッキーの悪口を言いふらしてた子だから
197 :
少年法により名無し:04/08/28 00:25
ここでオームを乱入される
198 :
少年法により名無し:04/08/28 00:27
>>197 男キャラは増やさんでいい。
あいのりでいくんだろ?女を入れないと
199 :
少年法により名無し:04/08/28 00:28
>>198 あいのりでいくかどうかは書き手にゆだねる
200 :
少年法により名無し:04/08/28 00:29
正直言って、最近ひろゆき@どうやら管理人が出てこなくなって
凄く寂しいよ
2ちゃんねるの本も少ない
みんな、ひろゆきのファンなんだよな
201 :
少年法により名無し:04/08/28 00:32
202 :
少年法により名無し:04/08/28 00:34
203 :
少年法により名無し:04/08/28 00:38
>>201 イジメした奴らか・・・
そういやネバダは苛められっこだっけ?
メンバーにいれると女同士の戦いが見れるやも
今までのまとめ
>15>20>22-23>25>34>66>68-69
>80-82>84-85>86-89>96>145-146
205 :
少年法により名無し:04/08/28 03:23
>>201 そいつらvsネバダ見てぇ
ネオむぎも虐められっこだったし、ネバの味方するだろうな
サッキーは味方してくれるか微妙だな
それにしても書き手さん、いつも乙。続き楽しみにしてます
デブ猫「わしの名はマオザック・ミュー。このオカカ国の大統領だ。よろしくな」
檻から出された三人にデブ猫ミューは自己紹介した。
ネバタ「ムタの方が合ってると思うけどな」
ネオ麦「大統領にしては貧相な」
ミュー「何か言ったかね?」
ネオ麦「いえいえなにも」ネバタ「空耳よ」
その時、一匹の猫が駆けつけてきてミューに耳打ちした。
ニューは三人の方を向き直る。
ミュー「おぬしらの他にもこの世界に来た者がいるのか?」
酒鬼薔薇「おるで。どないしてん?」
ミュー「わたしらと敵対してニボシ国の軍隊におまえ達と同じ怪獣が二頭いたという報告があった」
ネオ麦「アチゃー」酒鬼薔薇「宅間と神作やな」
ミュー「やはり友達か」
酒鬼薔薇、ネオ麦「ちゃうわい!!」
ネバタ「関係者だけど、あたいらあんなのと仲間じゃないよ」
ミュー「そうか。なら、奴らと戦うことに異存はないな」
酒鬼薔薇「異存はないけど、神作は強いで。僕ら三人がかりでもかなわんわ」
ネオ麦「できればあいつらとは永久に会いたくなかった」ネバタ「あたいも」
と、その時だった。
ドオオオオン!!
凄まじい音響が天空に鳴り響いた。
モナー族たちが空を指差してざわめく。指先には巨大な火の玉が飛んでいた。
「なんだあれは?」「UFOだ! UFO!だ」
ネバタ「あれって、もしかして・・・・・・」
ネオ麦「大気圏突入カプセル?」
酒鬼薔薇「また誰か。この世界に送り込まれてきた見たいやな」
三人はまだ知らなかったが、このカプセルの中に宮野と松田が乗っていた。
一方、宅間たちもこの音を聞いていた。
宅間「なんの音だ?」
譲「笑うセールスマンじゃないのか」
宅間「いや。大気圏突入カプセルのようだ。また、誰か来たんだろ」
落ち着いている宅間達とは対照的にモナー族たちはこの世の終わりのように騒いでいた。
譲「おら!! 猫どもうろたえてるんじゃねえよ! あれは、たいきけんとつにゅうかぷせるというものだ。心配はない。それよりさっさと酒を注げ」
横柄に杯を突き出す譲に猫が震えながら酒を注いだ。
208 :
少年法により名無し:04/08/28 09:01
筆者その一さん乙!
宮野と松田もきたかwワクワク
涙しながら読みました。
210 :
少年法により名無し:04/08/28 15:39
211 :
少年法により名無し:04/08/28 18:01
212 :
少年法により名無し:04/08/28 18:04
大気圏突入カプセルではなく、原子力搭載の人工衛星だった。
━━━━━━GAMEOVER━━━━━━━━
(゚□゚);!!!!???
わぁ!びっくりした!
214 :
少年法により名無し:04/08/28 18:08
215 :
少年法により名無し:04/08/28 18:08
216 :
少年法により名無し:04/08/28 18:08
ゴキブリの足を取れば柿の種になるんだよね
217 :
少年法により名無し:04/08/28 18:11
せいぜいアーモンドだろ?
218 :
少年法により名無し:04/08/28 18:12
ここに出てる奴らってキャラ濃い奴らだろ?
219 :
少年法により名無し:04/08/28 18:16
なっなりません
>>216・・・多分。(゚□゚ );
主旨からズレル発言はやめましょう(゚□゚)゛
221 :
少年法により名無し:04/08/28 18:25
>>206 まっちゃん・宮野キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
222 :
少年法により名無し:04/08/28 18:26
松田と宮野だったら松田の方が身長高いよな?
223 :
少年法により名無し:04/08/28 18:27
>>222 だな。松田は中学の時点で178cmだっけ??
224 :
少年法により名無し:04/08/28 18:28
225 :
少年法により名無し:04/08/28 18:30
>>224 あれ?どこかで178て書いてなかった?
あ、これって神作だっけ?
226 :
少年法により名無し:04/08/28 18:32
227 :
少年法により名無し:04/08/28 18:39
犯人に関する情報
葵のページより
名前:松田○一
12歳 身長170cm
家族:調理師の父親、母は共働き、一人っ子
学歴:幼稚園から系列の小学校へ進み、低学年で市立小学校に
転校。現在、長崎市立西浦上中学校在籍。
趣味:TVゲーム
小学校時代パソコンクラブ、中学校では無所属
愛読書は「三国志」 美術と体育は苦手
228 :
少年法により名無し:04/08/28 18:43
>>227 さんくす!でも中1で170て高いな
サッキーなんて中3で160だろ。
愛読書三国志ってネオむぎもそうだったような・・・
229 :
少年法により名無し:04/08/28 18:45
>>228 酒はチビなんだよ。中1で170cmは普通だよ
230 :
少年法により名無し:04/08/28 18:45
231 :
少年法により名無し:04/08/28 18:48
232 :
少年法により名無し:04/08/28 18:49
大体小学6年〜中学3年の間が伸び盛り
233 :
少年法により名無し:04/08/28 19:59
中1の平均って160ぐらいだろ
234 :
少年法により名無し:04/08/28 20:55
中1で160は低い
中1なら165以上はないと
235 :
少年法により名無し:04/08/28 20:58
165も無いだろ
236 :
少年法により名無し:04/08/28 21:16
平成14年の中1の平均身長が153
237 :
少年法により名無し:04/08/28 21:20
238 :
少年法により名無し:04/08/28 21:21
食べ物ちゃんと喰ってないからだ
239 :
少年法により名無し:04/08/28 21:21
ナニヲクエバイイデッカ?
240 :
少年法により名無し:04/08/28 21:22
昔にくらべりゃ伸びてるだろ
241 :
少年法により名無し:04/08/28 21:23
昔はどれくらいだったんだ?
242 :
少年法により名無し:04/08/28 21:31
中3で160の酒鬼薔薇はチビくそがき
243 :
少年法により名無し:04/08/28 21:32
J( 'ー`)し 【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
私も貼ります
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o
__ ゚
母 |
の |
墓゙| ∴ ('A`) ......
──┐ ∀ << )
244 :
少年法により名無し:04/08/29 05:32
続ききぼん
ガコーン!!
カプセルの表面が完全に冷め切らないうちに、蓋が強引に開かれた。
中から宮野がのっそりと出てくる。
宮野「オワチチチチ!!」
手すりを掴もうと慌てて引っ込めた。そのままバランスを崩してカプセルの外に転倒した。
松田「だから言ったろ。大気圏突入の時の熱が冷めてないって」
松田はカプセル内から荷物を外へ放り出し、その後から自分も外の手すりに触れないように一気に外へ飛び出した。
宮野「ここはいったい何処だ?」
ちょうど夜が明けるところだった。
薄明かりの中で見渡せる光景は一面の荒野。
乾いた地面と潅木。そして岩山以外なにも見当たらない。
その岩山の影から、自分達を見つめている存在に彼らはまだ気がついていなかった。
ネオ麦「誰かと思えばコンクリ宮野かよ。もう一人は誰だ」
ネバタ「あたいに貸して」
ネバタはネオ麦から双眼鏡を受け取った。
ネバタ「松田だよ。駐車場から小さい男の子突き落とした奴」
酒鬼薔薇「どや? 仲間にできると思うか?」
ネオ麦「少なくとも宮野は無理。あいつは神作の親分だからな。仲間にしたら絶対僕らをあごでこき使うよ」
酒鬼薔薇「松田はどうや?」
ネバダ「あたいはイヤ。なんかあいつの目コワい」
酒鬼薔薇「さよけ」
酒鬼薔薇はしばらく考えこんだ。
酒鬼薔薇「実は・・・・・・二人に隠していたことがあるんや」
ネバタ、ネオ麦「なに?」
酒鬼薔薇「僕はもう二度と人を殺すことができんのや」
ネオ麦「ええ!?」ネバタ「なんでぇ!?」
酒鬼薔薇「僕の受けた更正プログラムな。あれ一種のマインドコントロールなんや。人を殺せんというより、刃物を握ったりすると体がブルブル震えて動かなくなるんや。
殴ったりするのはできるらしい。昨夜モナー達が襲ってきたときは殴ったり蹴ったりできたけど、刃物を持つことはできんのや。人殺しだけやなく、調理だろう大工仕事だろうと」
ネバタ「サッキー・・・・・・かわいそう」
ネオ麦「飛び道具はどうだ? どっちにしても、ナイフぐらいあったって僕達じゃ神作にかなわないだろう。奴とやるとなったらボーガンでも作って遠くから殺るしかない」
酒鬼薔薇「試してみな分からんけどな。鏃の刃を見たら体が反応してまうかもわからん」
ネオ麦「じゃあ、逃げるか?」
酒鬼薔薇「逃げるのは最後の手段や。その前にやれるだけやってみよ。僕らがオカカ国から依頼されたのはニボシ国と戦うことや。神作と正面からぶつかるのは避けて、ニボシ国の軍隊だけ蹴散らしていれば食料やこの世界の情報がもらえるやろ。逃げるとしたらその後や」
ネバタ「サッキー! 頭いい」
ネオ麦「しかし、具体的にどうするんだ? 考えはあるのか?」
酒鬼薔薇「ある。まあ、二人とも耳貸してや」
ネバタ「息吹きかけないでね」
酒鬼薔薇「アホ」
249 :
少年法により名無し:04/08/29 18:17
いつの間にか続きキテル━(゚∀゚)━!!!
筆者その1乙!
サッキーもう人殺せないのか!!!
250 :
少年法により名無し:04/08/29 18:23
>ネバタ「息吹きかけないでね」
ハァハァ
松田&宮野上陸キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
てかサッキー殺人できないのかよ!どうなるんだー?
筆者その1さんいつも乙です!
252 :
少年法により名無し:04/08/29 18:50
ネオ麦 ネバタってなんだよ
ちゃんと書けよ
253 :
少年法により名無し:04/08/29 18:53
ラットキラーは入れないの?
本人居るから分かりやすいじゃん
254 :
少年法により名無し:04/08/29 18:54
早くネバダ コンクリ詰めに成らないかな?わくわくw
255 :
ラットキラー:04/08/29 18:54
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
256 :
少年法により名無し:04/08/29 18:56
井上とか入れんの?
257 :
丼上大明神 ◆gUmTAPEfWM :04/08/29 18:57
俺のことか?
258 :
少年法により名無し:04/08/29 18:58
259 :
少年法により名無し:04/08/29 18:59
260 :
少年法により名無し:04/08/29 19:00
あいのりまだー?
261 :
丼上大明神 ◆gUmTAPEfWM :04/08/29 19:01
アディアクラ進理教対バモイドオキ神の戦いまだ〜
262 :
少年法により名無し:04/08/29 19:03
263 :
少年法により名無し:04/08/29 19:03
外人犯罪者も入れてよ?
チカチロとか。そんでネバダを生きたまま喰って〜。
勿論レイプもしてさあ。
264 :
少年法により名無し:04/08/29 19:05
少年?
265 :
少年法により名無し:04/08/29 19:05
松田・ネヴァダ・サッキーの泥沼三角関係まだー?
266 :
少年法により名無し:04/08/29 19:06
はぁー ネバの悲鳴が聞きたいなっ
267 :
少年法により名無し:04/08/29 19:06
これって事件当時の年齢?
268 :
少年法により名無し:04/08/29 19:06
たぶん、このスレはキャラが濃いのだけ選んでるんだろう
小藩でもよく話題にされる奴とか
269 :
少年法により名無し:04/08/29 19:07
270 :
少年法により名無し:04/08/29 19:07
じゃ、あんまり意味無いな
271 :
少年法により名無し:04/08/29 19:08
アメリカの銃乱射の奴入れてよ−。
トレンチコートマフィア AとB
サッキーの猫殺しハァハァはなし?
筆者その1さん、乙です。
面白い
273 :
少年法により名無し:04/08/29 19:08
200X年の年齢?
年離れすぎじゃん
275 :
少年法により名無し:04/08/29 19:12
悟空は必ず 遅れて来るんだろ?
276 :
少年法により名無し:04/08/29 19:13
277 :
少年法により名無し:04/08/29 19:14
278 :
少年法により名無し:04/08/29 19:14
年齢は適当か
279 :
少年法により名無し:04/08/29 19:15
パラレルだしね
280 :
少年法により名無し:04/08/29 19:16
ドうでも 良 い
物語の現在の出演者はこうなってます。
実際の年齢とは違いますがそこは勘弁してください。
酒鬼薔薇 十七
ネオ麦 十七
ネバダ 十二
宅間 四十代前半
譲 三十代前半
宮野 三十代前半
松田 十三
宅間「頭いてえ・・・・・・ここは何処だ?」
宅間が目を覚ましたとき、日はすっかり昇りきっていた。
二日酔いの頭を抑えながら横を見ると譲がだらしなく大口を開けて横になっている。
猫A「宅間様。お目覚めですかにゃ」
猫が水を湛えたお椀を差し出した。
宅間「おお。すまんの。ん? どうしたんだ。その怪我」
猫A「譲様にやられましたにゃ」
宅間「こいつは酒癖わりいからな」
猫A「それより、早く起きてくれないと困りますにゃ。今朝はオカカ国を攻撃する予定だったんですから」
宅間「おお!! そうだった。すまんの」
猫A「お二人が起きてくれないので私達だけで行きましたにゃ」
宅間「勝ったのか?」
猫A「惨敗ですにゃ。城壁の向こうから大きな石が飛んで来て散々でしたにゃ。司令官は明日の朝もう一度攻撃をかけるといってますにゃ。ですから、お二人にはその時には起きていてもらわないと困りますにゃ」
宅間「そうかそうか。では迎え酒よこせ」
猫A「なんで、そうなりますにゃ! 酒はもう駄目ですにゃ!!」
宅間「馬鹿だな。なんで俺達が今頃目を覚ましたと思っている? 真夜中に酒を飲んだからじゃないか。だから、今から飲めば明日の朝には目を覚ませるんだよ。分かったら酒よこせ」
猫A「そんな無茶にゃ」
宅間「ルセーな。早く酒持って来い!!」
ネバタ「はい。おっちゃん酒だよ」
宅間「おおサンクス」
宅間はなんの疑問も持たずにネバタの差し出した杯を受け取った。
そのまま一気に飲み干す。飲み干してから気がつく。
宅間「ネバタ!? いつの間に戻ってきた?」
ネバタ「男は細かいこと気にしないの。ささ、もう一杯」
空になった杯にネバタは酒を並々と注いだ。
注ぎ終わると今度は宮野の方を向き直る。
ネバタ「譲。宮野が来たよ」
今まで、熟睡していた譲はガバッと跳ね起きいきなりネバタに向かって土下座した。
譲「ひええ! 宮野さん、許してください! 勘弁してください!! 俺が悪かったです!! だから殴らないで!! 蹴らないで!!」
そこにはいない宮野に対して必死で謝っている譲の横で宅間が再び眠りに付いた。
ネバタ「落ち着きなよ。男だろ」
譲「ネバタ? 宮野さんはどこだ?」
ネバタ「昨日の夜、大気圏突入カプセルが落ちてきだろ。あれに乗ってたんだよ。でも、こことは正反対の方に歩いていった。呼んでくるかい?」
譲「バ・・・・・・バカ! 呼んでくるな!! そのまま行かせてしまえ!!」
ネバタ「ほらほら。これでも飲んで落ち着いて」
譲「・・・・・・おお」
ネバタの差し出した杯を受け取り一息に飲んだ。
ネバタ「さあもう一杯、かけつけ三杯。駆けつけてきたのはあたいだけど」
三杯目を飲み終わると譲は死んだように眠り込んだ。
猫A「あ・・・・・・あんた誰にゃ!?」
ネバタ「あたいはネバタ。こいつらと同じ宇宙船でやってきたんだよ」
猫A「困ったにゃ。また食扶ちが増えたにゃ」
ネバタ「大丈夫。あんたらの世話にはならないよ」
猫A「そうなの?」
ネバタ「だってあたいらオカカ国の世話になっているから」
猫A「なあんだそうなのか。にゃははは・・・・・・?」
宅間と譲が目を覚ましたときにはニボシ軍の糧食や武器が奪い取られていた。
兵士達にもかなりの怪我猫が出ていた。
その頃、宮野と松田は
宮野「どこだあ!! ここは!」
松田「だから、むやみに歩き回るなと言ったろ」
砂漠の中を彷徨っていた。
すみません。
>>283の三行目訂正です。
今度は宮野の方を向き直る。 →今度は譲の方を向き直る。
286 :
少年法により名無し:04/08/29 20:05
早くも続きキタ━(゚∀゚)━!!!
乙!!!
猫かわいいw
まぬけだなー譲たち
松田・宮野がどうからんでくるか楽しみ
筆者その1乙!
288 :
少年法により名無し:04/08/29 20:19
今までのまとめ
>15>20>22-23>25>34>66>68-69
>80-82>84-85>86-89>96>145-146
>206-207>245-248>282-285
290 :
少年法により名無し:04/08/29 23:05
291 :
少年法により名無し:04/08/29 23:06
井上、K君は入れないの?
事件風化させないために入れて欲しいんだけど
292 :
少年法により名無し:04/08/29 23:08
ネオ麦じゃなくてネオむぎね
293 :
少年法により名無し:04/08/29 23:12
>>289 そのページ、左寄せにしてもらえないだろうか?
真ん中寄りは見難い・・・
筆者その1乙!
>>292 分かりました。
以後「ネオむぎ」にします。
サイトの方は修正しました。
>>294 確かに見づらいですね。
修正しました。
>>291 すみません。その人達が誰だか分からないのですが、どの事件ですか?
>>296 井上啓二 大分6人殺傷事件
K君 豊川主婦殺害
298 :
少年法により名無し:04/08/30 00:00
299 :
少年法により名無し:04/08/30 02:49
面白いage
これをゲームにすると面白いと思うんだけど
無理かな
301 :
少年法により名無し:04/08/30 03:55
302 :
少年法により名無し:04/08/30 04:05
>>301 フリーソフトで出来るだろうが
誰だってな
内容は知らんが
303 :
少年法により名無し:04/08/30 04:17
>>302 面白そうだけど、難しいよ。そういうのに慣れてないと。
304 :
少年法により名無し:04/08/30 20:20
応援age
宮野「おお!! さっぱりした」
宮野は泉の水を頭から被った。
松田「まったく、こんな奴じゃなくてネバタちゃんとこうしていたかったぜ」
松田は泉の中で泳いでいた。このまま泉の精に出てきてもらって綺麗な宮野と松田に代えてもらいたいものである。
ところで、女性キャラがこういうシチュエーションにあるときは事細かに描写するのが、筆者の義務であるのだが、男の場合は必要ないというか無駄なのでここでやめ。
この二人、カプセルを離れてから一昼夜歩き続けようやく小さなオアシスにたどり着いたのである。
宮野「おい!! 松田。ビールねえか」
松田「あるわけないだろ」
宮野「じゃあどっから調達して来い」
もちろん、調達などできるわけがない。松田が何かを言いかけたとき・・・・・・
ドオオオオン!!
宮野「なんだ?」
空を見上げると火の玉が落ちてくる。また誰かが送り込まれて来たようであるが
宮野「おい! こっちへ近づいてこないか?」
松田「ああ」
火の玉は十分にスピードを落としたところでパラシュートを開く。
やがて、泉の中に着水した。
中から現れた人物を見て松田をつぶやく。
松田「ゴスロリ桃寿?」
>>305 筆者その1乙です!
桃寿登場ワクワクw
307 :
少年法により名無し:04/08/31 03:03
筆者その1いつも乙!
ワロタよw
308 :
少年法により名無し:04/08/31 05:31
ゴスロリ桃寿も入るのか!w
ネバダと戦うのみてぇな
309 :
筆者その2:04/08/31 16:59
筆者その一さん乙
ザブっという音とともに桃寿が水からあがってきた。ゴシックパンクふうの
白いブラウスが濡れて、ブラジャーまで透けている。まつげに塗りたくったマスカラが
半分落ちて、目の回りがさらに黒くなっている。
宮野「おおおおおおおおおおお?!いいのかよこんなことで!やっぱり神は俺の見方
だったぜ!」
松田「うるせー。騒ぐなキティー。桃寿、お前も送り込まれたんだな。彼氏とは離れ離れか?」
310 :
少年法により名無し:04/08/31 17:15
桃寿って彼氏いたのか?
311 :
少年法により名無し:04/08/31 17:16
312 :
少年法により名無し:04/08/31 17:18
彼氏が実行犯
桃寿はホームページがあったから有名
313 :
少年法により名無し:04/08/31 17:19
筆者その2も乙!
314 :
少年法により名無し:04/08/31 17:50
315 :
少年法により名無し:04/08/31 17:57
筆者その2さん乙
桃寿「彼? 来ていないの? 私より少し先に仏領ギアナから打ち上げられたはずなんだけど・・・・・・」
松田「いや。会っていない。まあ、大きな惑星だからな。近くに降りられるとは限らない。あんたのカプセルが俺達のところへ落ちてきたのだって凄い偶然なんだ」
桃寿「そう。じゃあまだ分からないのね。だから、同じロケットに乗せてって頼んだのに・・・・・・」
桃寿の目に涙が光ったその時・・・・・・
宮野「うおお!! そんな男の子とは俺が忘れさせてやるぜえぇぇぇ!!」
目に欲望を滾らせ、宮野は桃寿に向かって突進していった。
だが、桃寿はそれを見ても悲鳴を上げることもなく、ただニッコリと宮野に微笑みかける。
桃寿「いらっしゃい」
それを誘っていると受け取った宮野はさらに勢いをつけて桃寿に飛び掛った。
宮野「うおおおお!! 二十年ぶりの女あぁぁぁ!!」
バチ!!
宮野は桃寿に抱きつく寸前に硬直した。そのまま地面に倒れこむ。
桃寿「濡れた体にはよく聞くわね」
よく見ると彼女の手にはスタンガンが握られていた。
317 :
筆者その2:04/09/01 10:43
>>316続き
桃寿は自分の荷物の中から、スカルの絵がかかれているビニールシートをとりだした。
つま先に鉄が入ったレザーのパンクブーツで宮野を蹴り、端に押しやるとシートを地面に敷いて
松田に座るように勧めた。
桃寿「あんたたち、いつからここにいるの?」
松田「俺たちもついさっききたばっかりだから、この星のことはよくわからん。」
桃寿「あんたさ、そのポケットに入ってる写真のコ誰?」
松田は、自分のポケットからネバダの隠し撮り写真がはみ出ているのに気づいて
とっさに隠した。
桃寿「好きなコ?ちょっと見せてよ」
桃寿が松田の手から写真を抜こうとした。
松田「うるせえぇええ!気安くさわるんじゃねー!ネバダちゃんはなぁ純粋なんだよおまえとちがってな
てめぇみてーにおとこにそそのかされて家族見殺しにするようなブァカお・ん・な・なんかじゃねーんだよネバダはネバダはネバダネバダはネヴァ・・・」
そそのかしたのは彼女のほうだろ?
実行犯は谷だし
319 :
筆者その2:04/09/01 10:58
松田の突然の雄叫びに、気絶していた宮野が目をさました。
桃寿「松田くん、あたしはあんたの気持ちがわかるの。ごめんなさい。そこまで
好かれてるなんてそのコうらやましいな。」
松田「ハァハァ・・おまえは彼氏いるじゃん。」
桃寿「たぶんかれは、あたしと付き合ってくれたのも、家族を殺したのも
自分の思想に基づいてるのよ。ひとつの完璧な自分だけの世界を作りあげたかったから
あたしは多分利用されたのね。そんなことわかってるのにあたしは彼が好き。すごい
会いたい・・・。」
桃寿の目から涙が溢れた。
320 :
筆者その2:04/09/01 11:02
松田「そそのかしたのは彼女のほうだろ?
実行犯は谷だし 。被害者ぶってんじゃねーや。このメンヘルおんな。」
>>318さん、教えてくれてトン。勘違いしてました。
女の声「桃寿! どこにいるんだい?」
その声を聞いて桃寿はカプセルの方を振り返った。
桃寿「目が覚めたようね。出てきて大丈夫よ。無事に着水したわ」
松田「まだ、誰かいるのか?」
桃寿「ええ。大気圏突入のときのショックで気絶してたのよ」
そのやりとりを聞いていた宮野は「しめた!」と思った。
こんなヤバイ女はやめてもう一人の女を襲おうと考えたのだ。
二人に感づかれないようにソロソロと泉の中をカプセルの方に移動する。
宮野「へへへ。今度こそ二十年ぶりの女だぜ」
カプセルの入り口に手をかけたその時、中から女も顔を出した。
真須美「ん? あんた誰?」
宮野「どわわわわ!! 化け物!!」
真須美「失礼な奴だね。砒素飲ますよ」
322 :
少年法により名無し:04/09/01 16:45
筆者その1、その2さん乙w
登場人物増えてどうなるんだろうワクワク
323 :
少年法により名無し:04/09/01 17:18
真須美キタ━(゚∀゚)━!!!
おもろいです乙
真須美はカプセルから出ようとしたが、おなかが引っかかって苦しそうにもがいた。
真須美「ちょいと、なんだってぼさっとみてんだい!出れないんだから手伝っておくれよ!」
松田「おい宮野、おめぇにいってんだ多分。手伝ってやれば?にやにや(・∀・)」
宮野「はぁ?!じょうだんじゃねー。出れねーのは自分の責任だろ!」
真須美「おまえら・・あたしにそんな口きいていいとおもってるのかい・・・」
真須美はこの世のものとも思えぬ形相で宮野たちをにらみつけたので、宮野はまたしてもちびった。
しかたなく宮野が手伝ってやり、なんとか脱出成功した。着地したときに真須美は
バランスを崩してよろめいた・・と思ったら、わざとらしく宮野の肩にもたれかかってきた。
真須美「手伝ってくれてありがと。あんたいい男だね。年上はきらいかい?」
そういって宮野の耳に息を吹きかけた。
宮野「ぎゃぁああああぁああぁああ!!!!」
宮野が恐ろしい雄叫びおあげた。
しかし、宮野が雄叫びを上げた理由は別の意味でだった。宮野は自分の股間を押さえて
倒れこんだ。
宮野「ぎゃぁぁっぁっぁっぁ!!!!いてぇえぇえええええ!!!!」
松田「おい、なんなんだよ!」
桃寿「ひょっとして、これって更正プログラムなんじゃない?きっとそうだよ。だってこいつ
レイープ犯でもあったんでしょ?性的興奮を覚えると股間がいたくなるように、マイクロチップ
でも埋め込まれたんじゃない?」
真須美「おやまぁ・・あたしに興奮するなんて正直だね」
宮野の苦痛は5分くらい続いた。
ちょうど同時刻、遥か西の岩場にも一機のカプセルが不時着していた。
例え200X年の技術をもって作られた素材のカプセルでも、この星の未知の岩には
勝てなかったのか大破していた。ぶつかった衝撃でドアが開いており、一人の人間が
外にでてしまっていた。
しかしその人間はすでに死んでしまっていた。彼の手に握られたのは、桃寿がつけている
ものと同じクロスのペンダントだった・・・。
328 :
少年法により名無し:04/09/02 17:08
宮野、オバハンでもたつのかw
329 :
少年法により名無し:04/09/02 19:40
筆者乙!!毎回続き楽しみだw
>>327 彼氏はどこかで急にでてくるのかと思ったが、死んだのか・・・
331 :
少年法により名無し:04/09/02 21:39
>>330 そのままでいい
真須美や松田たちがサッキーたちにどう絡むか楽しみ
>>331 分かりました。ではそのままサイトに貼ります。
宅間「まったく、あのガキども・・・・・・」
譲「見付けたら、二度とふざけた真似ができないようにしてやるぜ」
朝日を背に浴びて、宅間と譲が荒野をのし歩いていた。
その後から百匹の猫達が整列してついて来る。
前方に森が見えてきた。
この森の奥にオカカ国がある。
オカカ国は高さ2メートルの城壁に守られていた。
地球の猫なら簡単に飛び越えてしまう高さだが、この惑星の猫の体力では到底飛び越えられない高さだ。
ネバダ「来たよ! 宅間と譲が」
森の入り口にある見張り台の上でネバダはトランシーバーを使って報告した。
宅間と譲もトランシーバーを持っていたのだが、昨日眠っている間にネバダが二人のリュックから抜き取って置いたのである。盗聴されないために・・・・・・
酒鬼薔薇「ラジャー。ほな、作戦どうりに行くで」
ネオむぎ「あいつら、殺してもいいんだな?」
酒鬼薔薇「ええで。あいつらとは付き合いきれんわ。かと言ってあいつらが僕らをほっておくわけない。殺すしかないやろ」
酒鬼薔薇とネオむぎはボーガンを手にとって城壁を出た。
酒鬼薔薇の修正プログラムは鏃には反応しなかったのだ。
宅間「畜生! これで三回目だ」
宅間と譲は上から落ちてきた網に絡み取られ悪態をついていた。
昨日二人が眠ってる間にネオむぎの指示で猫達が森中に罠を仕掛けていたのである。
譲「なあおっさん。考えたんだがよ」
ようやく網から抜け出したところで譲が提案した。
宅間「なんだ?」
譲「さっきから石だの、檻だの、網だのが上から落ちてくるだろ。だったら、上を見ながら歩けばいいじゃないか。そうすれば罠を先に発見できる」
宅間「頭いいな。おまえ」
二人は坂本九の『上を向いて歩こう』を歌いながら前進した。
三分後。
宅間と譲は深さ三メートルの落とし穴に仲良く落ちていた。
宅間「おまえが上を向いて歩こうなんて言うからだぞ」
譲「人のせいすんじゃねえよ! カス!」
落とし穴の中で二人は殴りあいを始めた。
そこから五十メートルほど離れたところで。
ネオむぎ「あいつらまだ登ってこないぞ。なにやっているんだ?」
ネオむぎは構えていたボーガンを地面において双眼鏡を手に取った。
酒鬼薔薇「まさか、穴の底でケンカしとるんやないか?」
ネオむぎ「あいつらならありうるな。しかし、落ちてから二十分経つぞ。様子見に行こうぜ」
二人は隠れ場所を出て落とし穴に向かう。
十メートルまで近づいた時、突然穴から宅間が這い上がってきた。
二人は反射的にボーガンを撃つ。
酒鬼薔薇の矢は宅間の右肩に刺さった。
ネオむぎの矢は外れた。
ネオむぎ、酒鬼薔薇「しまった!」
宅間は再び穴に落ちたが、その直後に譲が這い上がってきた。
次の矢をセットするヒマはない。
譲「てめえら!」
譲が猛然と襲い掛かってきた。
続く
339 :
少年法により名無し:04/09/02 23:48
ぎゃー!サッキーとネオがピンチじゃん!
続ききぼんあげ
筆者乙!
しかし皆いいキャラだなw
341 :
少年法により名無し:04/09/03 08:03
サイトにまとめてるのを全部読みました。面白いw
筆者1タン乙です。サイトにまとめてくれてありがトン。
松田「あのさー、俺たちもうここから離れたほうがよくない?桃寿も彼氏さがすんでしょ?」
桃寿「うん。探すけど。てつだってくれるの?」
松田「べつにいいよ。どうせ暇だし、当分ネバダちゃんにもあえそうにないし。」
真須美「他にもこの星に流されてきたやつがいるかもしれない。そいつらとも合流したほうがいいんじゃないのかい?」
松田「は?やだよ。ネバダちゃんに会えたら他の奴らとはおさらばするから。」
真須美「はんっ。あんたたちだけでなにが出来るってんだい。いいかい?こういうときは
年上の意見に耳を貸せないようじゃ、ろくな大人にならないよ。」
松田「もうなれないよ。」
真須美「とにかく、適当に旅していればいつかは会えるかもしれないし、幸いにもこの星は自然が豊かだから
食料だって、てにはいりそうなもんさね。そうと決まったら出発するよ。」
真須美は、ぐったりしている宮野をかたに担いだ。
松田、桃寿「えー・・そいつもつれてくの?」
真須美「あたりまえだよ。あたしのダーリンなんだから。」
4人はあてもなく歩き出した。
343 :
少年法により名無し:04/09/03 15:20
>こういうときは 年上の意見に耳を貸せないようじゃ、ろくな大人にならないよ。」
>松田「もうなれないよ。」
まったくその通りですねw
2,3日書きこめそうにもないので
筆者1タン続きヨロ。
他にも書きたい名無しさんたちもドゾー。
346 :
少年法により名無し:04/09/03 18:46
続きキボンage
譲「なめんじゃねえぞ!! クソガキどもが」
酒鬼薔薇は新たな矢をセットするのを諦め、ボーガンを投げ捨てた。
サッと顔面のガードを固めるが、次の瞬間腹に凄まじい衝撃を受けた。
酒鬼薔薇「ゴフッ!」
酸っぱい胃酸が逆流してくる。
ネオむぎ「この野郎!!」
ネオむぎは側面から譲にとび蹴りをかける。だが、足が届く前にネオむぎの足首を掴まれ、彼の突進は空中で止められてしまった。
譲「こちとら年期が違うんだよ」
譲はそのままネオむぎを投げ飛ばした。ネオむぎは背中を大木に打ち付けられた。
ネオむぎ「うぐ!」
激痛に顔を歪ませる。彼の胸ポケットから手作りのナイフが落ちた。
ネオむぎの作ってくれた隙を酒鬼薔薇は見逃さなかった。ネオむぎを投げるときに無防備になった譲の脇腹に渾身の力を込めて右の肘を叩き込んだ。
譲「グオ! てめ・・・・・・」
譲が振り向いた瞬間、金的蹴りがまともに炸裂した。
譲「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
譲は股間を押さえてピョンピョン飛び跳ねる。
猫B「サッキー様。これを使ってくださいにゃ」
猫が差し出した物を酒鬼薔薇何の気なしに受け取った。受け取った物を見て蒼白になる。
酒鬼薔薇「し・・・・・・しまったあ!!」
ネオむぎの落としたナイフだった。
猫B「どうしましたにゃ?」
酒鬼薔薇の体は痙攣し始めた。震えが止まらない。猫にはまったく悪気はなかったのだ。猫はネオむぎのナイフが武器だという事は理解できた。そしてネオむぎが動けない今、それを酒鬼薔薇に渡すべきだと判断したのだ。それがどんな結果をもたらすか猫は知らなかった。
譲「やりやがったな」
いつの間にか復活した譲が動けない酒鬼薔薇を殴り飛ばした。酒鬼薔薇は頭を大木に打ちつける。脳震盪を起こしたようだ。
譲「この野郎!! この野郎!! この野郎!!」
動けない酒鬼薔薇を譲はなんども蹴りつけた。
譲「死にやがれ!!」
大きく足を振り上げたその時だった。
ヒュン!
矢が譲の脇腹に深々と刺さった。
譲「な? なんじゃ!! こりゃあ!!」
見るといつの間にか復活したネオむぎがボーガンを構えていた。
譲「こ・・・・・・この野郎・・・・・・」
激痛に耐えながら、ネオむぎの方へ足を踏み出した。その時、背後から矢が飛んできて譲の右肩に刺さる。
振り向いた譲の目に映ったのは・・・・・・
|\ ,. ‐''":::::::::::::;::::`'-、
|ヘ| /::::::::::::::;:/´ヾヘ;:::::::::ヽ
|ヘ| /::::::::::((,/ `、::r、:::゙,
| ̄| ,'::::::::::::i゙ \ / i::::i
(( (∃⊂ヽ !::::::::::::| ● ● l::::| / 〉 ))
└┘\ !::::::::::::! !:::!/\/
\/ \::::::::!"" ____ ""!::| \/ サッキーを虐めるな!
ヽ |::::::| l, / ノ::i /
`、 i:::::l、ヽ.,_ `''''" _,..イ:::::i /
゙、 ヽ;i \ヽ,.l ̄_,l |:::/ /
゙、 ヽ`、 | / レ' /
゙、 / `ヽ''" i. /
/ NEVADA |/
ネバダ「サッキーを虐めるなあ!!」
撃ったばかりのボーガンを捨て、ナイフを持って猛然と走ってくるネバダの姿だった。
慌ててネバダの方を向き直ろうとしたが遅い。ジャンプしたネバダのナイフが譲の首筋を切り裂いた。
譲「グオオオ!!」
譲は手を振り回してネバダを捕まえようとするが、ネバダはすばしっこく動き回り、さらに腹や胸にナイフを突き立てる。
頃合を見計らって、ネバダは譲から離れそして叫んだ。
ネバダ「今よ! ネオ」
譲「なに?」
振り返ると、ボーガンを構えたネオむぎが至近距離まで迫っていた。
ネオむぎ「逝けえぇぇぇ!」
続く
352 :
少年法により名無し:04/09/04 02:10
353 :
少年法により名無し:04/09/04 04:49
続ききぼーん!
ネバ強いなw
354 :
少年法により名無し:04/09/04 14:49
支援age
355 :
少年法により名無し:04/09/04 20:16
サッキーいじめるな!
世界から一切の音が消えた。
避けようのない距離で放たれた矢は、まっすぐ心臓を目指している。
譲には、その動きがえらく緩慢に見えた。
まるでスローモーションのように矢は空中をジリジリと進んでいる。なのに譲はよける事ができない。
譲の体もジリジリとしか動かせないのだ。体どころか視線すら動かせない。
譲「なぜだ? なぜ避けられないんだ?」
心の中の声は、口から出ることもなかった。
ボーガンを撃った体勢のまま硬直しているネオむぎの背後に一人の人物が現れる。
女子高生のようだ。その愛らしい顔は、譲にとってけっして忘れる事のできない顔だった。
譲「な・・・・・・なぜ?」
女子高生は足をまったく動かすことも無く、スーと譲に近づいてくる。
譲「く・・・・・・来るな! 来ないでくれ!」
少女の顔には怒りも憎しみもなかった。
ただ、その瞳には深い憂いを湛えていた。
少女「お願い・・・・・・」
譲「・・・・・・」
少女「なんでも言う事聞きます。だから、おうちへ帰して下さい」
譲「・・・・・・ゆ・・・・・・許して・・・・・・くれ。俺が悪かった」
少女「どうして、こんな事するの? あたしが何をしたの? お願い。家に帰して。お願い」
譲「う・・・・・・う・・・・・・・うわわわわわわわわわ!!」
突然。時間が動き出した。
世界に音が戻ってくる。
いつの間にか少女はいなくなっている。
左胸に激痛を覚えた譲は、視線を下に向けた。
心臓の辺りに矢が刺さってるのが分かる。
譲「許してくれ・・・・・・」
それが、彼の最後の言葉となった。
その頃フロリダ州ケープカナベラルでは、スペースシャトルディスカバリーの発射準備が執り行なわれていた。
ペイロードの中身は、すべて日本から連れて来られた囚人達である。
囚人達の中にいた一人の中年女性が不意にキョロキョロと周囲を見回した。
なぜか、息子の声が聞こえたような気がしたからである。
359 :
少年法により名無し:04/09/05 03:38
譲死亡記念age!
360 :
少年法により名無し:04/09/05 20:51
神作死亡キタ━(゚∀゚)━!!!
筆者その1毎度乙!
まさかこれから他キャラも死ぬのか?!
まぁ当然だろ
キャラ増やせば問題ない
酒とかは絶対死なないだろうけど
362 :
少年法により名無し:04/09/05 21:14
サッキーとネバたん死んじゃいやだよ
363 :
少年法により名無し:04/09/05 21:17
ネタ的におもしろかったらいいだろ
どうせネットのお遊びみたいなもんだし
364 :
少年法により名無し:04/09/05 21:20
まぁ、筆者にまかせます
今夜は書けそうにありません。
ディスカバリーに乗せたいキャラはいますか?
366 :
少年法により名無し:04/09/06 03:59
>>365 いつでもいいので続きキボン!
キャラは満足!
367 :
少年法により名無し:04/09/06 06:44
永遠に死に続けろ!糞コンクリ犯共!
おまえらに罹っている呪いは地獄へ落ちる為の道標
その汚れた怨身は誰にも拭えない
腐り果てた骸に花を沿える者もない
368 :
少年法により名無し:04/09/06 07:29
369 :
バモイド神:04/09/06 07:57
ちかじか俺もいれてくれよな
370 :
少年法により名無し:04/09/06 08:01
371 :
バモイド神:04/09/06 08:07
俺はもうこのどす黒い炎をはきだしそうだ
372 :
少年法により名無し:04/09/06 12:16
373 :
少年法により名無し:04/09/06 16:56
374 :
バモイド神:04/09/06 17:01
俺は酒鬼薔薇 猛末期たいし ネオ麦
にかなり共通した部分があるんだが
自分が異常者かどうか心配だ
375 :
少年法により名無し:04/09/06 17:02
>>374 勝手に思ってるだけだろ
そういう奴多いよ
井上、K君、初田とかも入れて欲しいわけだが
379 :
少年法により名無し:04/09/06 17:49
380 :
少年法により名無し:04/09/06 17:50
バモイドオキ神ワクワクw
先に宮野達の方を書きます。
>>378 ディスカバリーの荷物室に押し込んであります。
宮野「畜生!! なんだって俺がこんな目に・・・・・・」
真須美「なんか言ったかい?」
宮野「い・・・・・・いえ・・・・・・別に」
宮野は泣きたい気分だった。
なんで俺が・・・・・・極青会のリーダーで、地元の奴らから恐れられていたこの俺がこんなオバンに逆らえずに、こんな辱めを受けねばならんのだ。
宮野が振り返ると、後を歩いていた松田と桃寿は慌てて目を逸らす。二人の体は何かを堪える様に小刻みに震えていた。
宮野「おお!! てめえら、なに目を逸らしているんだよ!!」
松田「べ・・・・・・別に」桃寿「な・・・・・・なんでもないわ・・・・・・プッ!」
3・2・1・0
松田、桃寿「ぶわっははははは!!」
我慢の限界を超えた二人は、ついに宮野を指差して笑い始めた。
宮野の首には太い首輪が付けられていた。その首輪から伸びた鎖を真須美が握っている。さらに首輪を外せない様に両手を背中の後で縛られていた。
松田「犬! 犬!」桃寿「ひい! おかし! お腹いたい!」
宮野「てめえら・・・・・・ウグ!」
真須美に鎖を引っ張られ、一瞬宮野の息が詰まる。
真須美「ほら! お行儀良くしなよ。ワンちゃん」
宮野「くくうぅ・・・・・・」
宮野は心の底から涙を流した。
一行は再び北を目指して砂漠の中を歩き始める。
歩きながら宮野は呟いた。
宮野「神よ。俺がいったい何をしたと言うのですか?」
所変わって天国では・・・・・・
神様「てめえの胸に聞け!」
続く
次は酒鬼薔薇たちです。
しばし、お待ちを
ネバダ「サッキー! しっかりして! 目を開けて」
動かない酒鬼薔薇を揺さぶった。
ネバダ「譲はやっつけたよ。宅間も捕まえた。あたいら勝ったんだよ」
酒鬼薔薇の目がうっすらと開く。
ネバダ「よかった。気がついた」
酒鬼薔薇「おまえは・・・・・・誰だ?」
ネバダ「え?」
ネバダは戸惑った。確かに酒鬼薔薇の目を開いた。だが、その焦点が合ってない。そして声が妙に低い。まるで別人のようだ。
ネバダ「サッキー! まさか、記憶喪失? 自分の名前は覚えてる?」
酒鬼薔薇「我は・・・・・・バモイド・・・・・」
ネバダ「なに? バモイドって? あーん! サッキーがおかしくなった! ネオ!! こっち来てよ!!」
十メートル先の穴に向かってネバダが叫ぶ。
穴の底では、頭を打って気絶している宅間を、ネオむぎが縛り上げていた。
ネオむぎ「ちょっと待て! すぐ終わる」
宅間を縛ったロープにフックを引っ掛けた。
ネオむぎ「いいぞ!! 引っ張れ」
穴の上で待機していた猫達がロープを引っ張り始めた。
猫達「ニャーエス! ニャーエス!」
宅間の体が持ち上がる。ネオむぎがそれを下から押し上げ、顔をしかめた。
ネオむぎ「お・・・・・・重い。このオヤジ何を食ってんだよ」
その頃ネバダ達は・・・・・・
ネバダ「サッキー・・・・・あたいの事も忘れちゃったの?」
酒鬼薔薇「誰なのだ? おまえは」
ネバダ「あたいはネバダ。サッキーの・・・・・・フィアンセ・・・・・・きゃは♡」
顔を真っ赤に染めるネバダ。
酒鬼薔薇「フィアンセ? そうか、おまえが私の生贄か」
ネバダ「はあ? イケニエ? やだ。フィアンセって生贄って意味なの? あたい小学生だから英語はちょっと・・・・・・婚約者って意味で使ったんだけど・・・・・・」
酒鬼薔薇「いや。間違ってはいない。古来よりバモイドに捧げる生贄を『花嫁』と呼んでいた。だからフィアンセ=婚約者=生贄でいいのだ」
ネバダ「なあんだそうなのか。良かった・・・・・・え? と、いう事は」
酒鬼薔薇「我が糧となれえ!!」
酒鬼薔薇はガバッと起き上がるとネバダに飛び掛った。
ネバダ「サッキー! やめて! 目を覚まして」
続く
391 :
少年法により名無し:04/09/06 18:42
サッキーしっかり!応援age!
392 :
少年法により名無し:04/09/06 18:46
ある意味これは被害者冒涜行為なわけだが
393 :
少年法により名無し:04/09/06 18:54
>>392 ネットの遊びにケチつけるなよ
前にも犯罪者バトロワ小説あったの知らないのか?
394 :
少年法により名無し:04/09/06 18:59
>>393 知ってるがアレの20倍はつまらん。あれもおもしろくなかったけどね。
所詮、素人筆者のオナヌー小説だからどうでもいいが
395 :
少年法により名無し:04/09/06 19:02
>>394 楽しみにしてる人もいるんだから。そう思うならお前が書け
書けないなら黙ってろ
犯罪者バトロワもこれも面白いよ
筆者さん気にせず続けて下さい
397 :
少年法により名無し:04/09/06 19:03
そうだ!そうだ!
だまってろ!!
398 :
少年法により名無し:04/09/06 19:04
続ききぼんだよ
面白いYO!
400 :
少年法により名無し:04/09/06 22:12
犯罪者バトロワってもう読めませんか?
401 :
少年法により名無し:04/09/06 22:13
>>400 王国に掲載されてたけど、閉鎖しちゃったからね
402 :
少年法により名無し:04/09/06 22:56
>>401 サンクス。あそこにあったんですか。
おしいことしたな。
後でまとめて読むつもりがスレがいつのまにかなくなっていたのですよ。
403 :
少年法により名無し:04/09/06 22:59
>>393 ネットなら何でもやって良いわけか
しかも冒涜が遊びなんだな
405 :
少年法により名無し:04/09/06 23:01
電波王国と全く同じだな
筆者その1応援します。雰囲気よめない堅物馬鹿は無視でヨロ
407 :
少年法により名無し:04/09/06 23:05
正しい事を言ってるだけだが?
納得させてくれるのなら直ぐに消えるよ
408 :
少年法により名無し:04/09/06 23:06
>>407 じゃあ酒鬼薔薇を題材にした小説が出版されてたりするけど、それはどうなの?
409 :
少年法により名無し:04/09/06 23:07
410 :
少年法により名無し:04/09/06 23:07
>>408 それと一緒にする低脳さが怖い。違いがわからないなら重傷だね
411 :
少年法により名無し:04/09/06 23:09
煽りはスルーで
構ってるとレスもったいないので
412 :
少年法により名無し:04/09/06 23:09
>>410 同じようなもんだよ
筆者さん、馬鹿はスルーでヨロ
413 :
少年法により名無し:04/09/06 23:14
だって犯罪者の必要性も無いし、性格設定すらリアリティーないし、ぶっちゃけОοβακαУαЯο..._〆(゚▽゚*)
414 :
少年法により名無し:04/09/06 23:18
>>413 お前がなw
性格設定が違うって、お前は奴らの性格分かるのか?
友達か何かですか?w
これ以上は構ってあげられません
415 :
少年法により名無し:04/09/06 23:21
ある程度の性格は分かるだろ
神作は鬼畜とか
416 :
少年法により名無し:04/09/06 23:23
何でもいいから続きキボン!
417 :
少年法により名無し:04/09/06 23:27
これは一種のドリーム小説です。
ネタです。
真に受けないで下さい。
419 :
少年法により名無し:04/09/06 23:49
どっちかというと、ここは加害者中傷スレなんだが
もう君はいいからw
422 :
少年法により名無し:04/09/07 00:11
乱用てんじゃNEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
地区所ォォおォォォオォォオォォオィィィィィイィ!!!!!!!!!!
よくわかんねェ文章をがんばって妄想でカバーしながら読んでたのにチチチイチチイイtktkチkチtックショショsショォォィ!!!!!!
=∧∧_∧= :,∴・゜・゜・:,∴・゜・゜・
. ≡(( ;´∀`))≡= :,∴・゜・・∴~・:・∴・・・
≡ノ人 Y //= ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ ,゜・~・:,゜・・∴・゜゜・
=≡(( ヽニニつ) ~~‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴・゜゜・∴~゜゜゜
. =((_)_))=
423 :
少年法により名無し:04/09/07 00:17
424 :
少年法により名無し:04/09/07 00:43
>>423 そりゃ脚色しないと話にならんでしょう!
425 :
少年法により名無し:04/09/07 00:45
乱用てんじゃNEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
地区所ォォおォォォオォォオォォオィィィィィイィ!!!!!!!!!!
よくわかんねェ文章をがんばって妄想でカバーしながら読んでたのにチチチイチチイイtktkチkチtックショショsショォォィ!!!!!!
=∧∧_∧= :,∴・゜・゜・:,∴・゜・゜・
. ≡(( ;´∀`))≡= :,∴・゜・・∴~・:・∴・・・
≡ノ人 Y //= ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ ,゜・~・:,゜・・∴・゜゜・
=≡(( ヽニニつ) ~~‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴・゜゜・∴~゜゜゜
. =((_)_))=
426 :
少年法により名無し:04/09/07 11:12
応援してます
427 :
筆者その2:04/09/07 11:25
久しぶりに来てみたら
紙策、信でるじゃん!うわぁい!筆者1タソ毎度乙です。次回予告までできて
盛り上がってきましたね。
ところで、このドラマはまだタイトルないんですよね。ここでひとつ、みんなでタイトル考えませんか?
自分はキャラ同士の会話とか書くのはわりと好きなんですが、難しい展開とかどうもねぇ・・ってかんじでおもいつかないんですよねぇ。
428 :
少年法により名無し:04/09/07 11:40
純愛物語in犯罪者
429 :
少年法により名無し:04/09/07 11:42
異世界物語in犯罪者
430 :
少年法により名無し:04/09/07 11:42
純粋殺人in犯罪者
431 :
筆者その2:04/09/07 11:51
>>428 あはは。純愛かよw
それだと、内容をもっと甘酸っぱくしなきゃだしなぁ・・。
432 :
少年法により名無し:04/09/07 12:00
乱用てんじゃNEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
地区所ォォおォォォオォォオォォオィィィィィイィ!!!!!!!!!!
よくわかんねェ文章をがんばって妄想でカバーしながら読んでたのにチチチイチチイイtktkチkチtックショショsショォォィ!!!!!!
=∧∧_∧= :,∴・゜・゜・:,∴・゜・゜・
. ≡(( ;´∀`))≡= :,∴・゜・・∴~・:・∴・・・
≡ノ人 Y //= ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ ,゜・~・:,゜・・∴・゜゜・
=≡(( ヽニニつ) ~~‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴・゜゜・∴~゜゜゜
. =((_)_))=
433 :
少年法により名無し:04/09/07 12:00
『異世界の中の懲りない面々』
434 :
筆者その2:04/09/07 12:16
おさらい
登場人物
酒鬼薔薇(サッキーor殺気ー)・・17歳。一見素直に更正したように見える。プログラムにより武器がもてなくなった。たまに精神不安定
ネオむぎ茶(ネオ)・・17歳。物静かで何を考えてるか分からない。サッキーを少し尊敬。
ネバダ(ネバ)・・12歳。気性が激しくずるがしこい。サッキーに惚れてる。
嬢・・30代前半。鬼畜で下半身でしか生きてなかったが、ついこないだその虚しい人生を終えた。
宅間・・40代前半。単純なあほ。とらわれの身となる。
松田・・14歳。一見いまどきっぽいが、豹変するとものすごいキティ。ネバダに歪んだ愛を押し付ける。
宮野・・30代前半。きもい嬢と一緒で、プログラムにより二度と性欲を抱けない体になった。真須美のペット。
桃寿・・16歳。恋愛とヴィジュの世界に狂ってるメンヘラー。彼氏を探す。
真須美・・40代前半。厨ばばぁ。宮野なんかをあいてに女である事を意識する。
バモイド神・・謎の神。サッキーに降臨する。
435 :
少年法により名無し:04/09/07 12:35
マツダが愛ってのがキモイな
ネヴァダが酒にほれてるってのも
> サッキーor殺気ー
warota
437 :
少年法により名無し:04/09/07 12:36
>>435 脚色しないとツマンナイから
始めは犯罪者であいのりって案もあったんだぞw
犯罪者であいのりってのも見てみたかった気もするがなw
439 :
少年法により名無し:04/09/07 12:40
感動ものじゃないわけか
登場人物に言わせたい台詞なんかもあればドゾー。
宮野と真須美オンリーなら、タイトルは「きみはペット」できまりなんだけどな。
きもいけど。
442 :
少年法により名無し:04/09/07 16:20
真須美が出るなら健治も居るだろ
443 :
少年法により名無し:04/09/07 17:48
乙!
続きまってます!
446 :
少年法により名無し:04/09/07 18:30
サッキーって言うの気持ち悪いんだけど
それに更生だし
サッキーハァハァ
ネバたんハァハァ
ネオむぎたんハァハァ
ネバダは地面を転がるようにして避けた。
地面にへたり込んだまま振り返ると酒鬼薔薇が仁王立ちに立ってこっちを睨んでいる。
ネバダ「なに? あれ」
酒鬼薔薇の背後には、揺らめく陰の様なものが漂っていた。
なにかの生き物のようであるが、輪郭が今ひとつはっきりしない。
どうやら、酒鬼薔薇はこれに操られているようだ。
450 :
少年法により名無し:04/09/07 19:57
● ρ
ρ \ ρ σ ρ ● ρ ●
● |. _ / ̄ /
○ σ | /⌒\ | ρ σ |
| | σ || q p || | \
.( ρ | ./⌒ヽ L l J | ρ )
\ | | | ◎ 二ノ | /
σ ) .| | ρ | | /\ .|
( \/ \ / ̄\_ノ/\ |\/
σ \__/ ̄\. \.| ρ / \● ρ
// ̄ ̄\/ ̄\/ ρ / \ ρ
// ┏● ( .)● |/ ̄\
/ へつ┛ .σ \_/\___/ ⊂ヘ))))
(((( σ ρ / | σ / ┏┛
ρ | |__/ ρ
| | | | | |
./ ̄ ̄\ | | / ̄ ̄\
ρ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|σ
ρ| _ノ) |. :●; |σ
ρ| ヽ-゙ | ゚ ゚ |σ
ρ| | |σ
ρ|iiii;ii;ii;iii;iii;i;ii;;;;;;; | |σ
ρ|lllllilillliiii;ii;iiii;;ii;i;;;i;;;;;;.. ●
バモイド「なぜ逃げる? 我が生贄よ」
ネバダ「逃げるに決まっているでしょ!」
バモイド「なぜだ? おまえは我のフィアンセと言ったではないか」
その時ネバダはふと思った(もしかして、生贄といってもそんなたいした事されないのでは? 実は脇腹をコチョコチョするだけとか)
ネバダ「バモイド様。質問!」
バモイド「なんだ?」
ネバダ「生贄のあたいは何をすればいいの?」
バモイド「何もしなくてよい。ただ、ジッとしておればよいのだ」
ネバダ「ジッとしているあたいに、バモイド様は何をするの」
バモイド「決まっておる。胸を切り裂き、心臓を掴み取り我が食すのだ」
ネバダ「やっぱしイヤー!」
ネバダはすばやく立ち上がると、トテテテと走り出す。
バモイド「待て! 我が生贄よ」
『待て』と言われて待つ馬鹿いない。
しかし、いくらも走らないうちにネバダは立ち止まった。
ネバダの走っていく前方に突然、酒鬼薔薇が現れたからだ。その背後にはあい変わらずバモイドが影のように取り付いていた。
ネバダ「うそ!? いつの間に・・・・・・」
バモイド「汝の頭上を飛び越えただけだ。どうやら、汝は自ら生贄となる気はないようだな」
ネバダ「あたりまえよ!!」
バモイド「なら、仕方がない」
突然、ネバダの体が動かなくなった。金縛りをかけられたのだ。
動けないネバダに向かってバモイド=酒鬼薔薇がゆっくりと歩み寄ってくる。
ネバダ(こないで!) 金縛りのために、すでに声も出ない。(ネオはまだなの?)
その頃、ネオは梯子を上って穴から出ようとしていた。
バモイド「それを借りよう」
ネバダ(え? それって・・・・・・)
さっきからネバダが手にしていた物が彼女の手を離れ、スーと滑るように空中を移動し酒鬼薔薇の手に収まる。
バモイド「では、行くぞ・・・・・・う!」
突然バモイドが苦しみ始めた。
バモイド「おのれ・・・・・・こんなところに罠を仕掛けていたのか」
苦痛に顔を歪ませる酒鬼薔薇の手には譲の返り血を浴びたナイフがしっかりと握られていた。
ネバダの金縛りが解けたのは、バモイドが煙のように消えた直後だった。
同時に酒鬼薔薇は前のめりに倒れる。
ネオむぎ「おおい!! 何があったんだ?」
ネバダ「ネオ・・・・・・遅いよ」
ネオむぎ「わりいわりい。宅間の奴やたら重くてな。それより、サッキーどうしたんだ」
ネバダ「ネオ・・・・・・バモイドってなに?」
ネオむぎ「バモイド? ああ! バモイド・オキ神か。サッキーが崇めていた神様だよ。実際にそんな宗教があるわけじゃなくて、あいつが勝手に作った神さ。それがなにか?」
ネバダ「その・・・・・・」経緯を手短に話す。
ネオむぎ「そりゃ頭を打ったショックで自分がバモイドになったと思い込んだんじゃないのか?」
ネバダ「違うよ! サッキーの背後に本当にバモイドがいたんだよ」
ネオむぎ「馬鹿なw あれは想像の産物だ」
酒鬼薔薇「ううん・・・・・・ここは・・・どこや?」
ネバダ「サッキー!?」ネオむぎ「おまえ、大丈夫か?」
酒鬼薔薇「どないしてん? 二人ともけったいな顔して・・・・・・譲に殴られた後の記憶がないんやけど、あの後どないなった?」
ネオむぎ「譲は殺した。宅間は生け捕りにした。その後でおまえ、急におかしくなってネバダを襲ったんだ。覚えてないのか?」
酒鬼薔薇「襲った? 僕が? ネバダ! 僕はいったい何をしたんや?」
するとネバダ恥ずかしそうに口元を押さえ流し目を作り。
ネバダ「覚えてないなんて、ひどいわ。あたいにあんなことしておいて・・・・・・」
酒鬼薔薇「ま・・・・・・まさか? ぼ・・・・・・僕はいったい何をしたんや?」
ネバダ「そんな事・・・・・・恥ずかしくて、い・え・な・い。責任とってね。サッキー」
酒鬼薔薇「そんな・・・・・・全然覚えていない」
ネオむぎ「いい加減にしろ!!」
ネバダ「痛いわね!! ぶたなくてもいいでしょ」
ネオむぎ「やかましい! 状況をややこしくするな。サッキー。おまえないきなり自分がバモイドだと言ってネバダを生贄にしようとしたんだよ」
酒鬼薔薇「なんやて!? しもた。封印が解けてもうたんや」
ネバダ、ネオむぎ「封印?」
続く
ネバ萌えww
あ、ネバダ本人に萌えという意味ではなくて、筆者その1が描くネバな。
現実と小説は切り離して考えてるから。
おもろい乙w
もしかしてこれで酒鬼薔薇殺されるんじゃないかと思ったんだが
良かったよ。
予告も乙w続きキボンです
463 :
少年法により名無し:04/09/07 22:22
更生
464 :
少年法により名無し:04/09/07 22:34
465 :
バモイド神:04/09/07 23:37
俺をみくびるんじゃねえ
筆者1タン またもやサイトにまとめてくれたみたいでありがトン。そして乙。
どれほど歩いただろうか。松田をはじめとする4人は、未だ砂漠を抜け出せないでいる。
水も先ほどまでいたオアシスで手に入れた食料も残りわずかだ。
宮野「はぁはぁ・・おいっ松田!なに黙々とあるいてんじゃねー!やすませろ!」
真須美「・・・」桃寿「・・・」
松田「しょうがない。少し休むか]
4人はなんとか日陰を見つけ、腰をおろした。
松田「宮野てめ!むやみに物くってんじゃねーぞ!あぁっちくしょう!さっき採ったフルーツこれしかねぇ!」
宮野「うるせーな。たばこがねぇから口寂しくて食わずにいられねんだよ。手めーらの事なんか知るか。」
松田「あぁ?!てめこらもっぺんいってみろ!このごみ野郎!」
真須美「ちょっと!うるさいよ!あんたら殺されたいのかあたしに!」
桃寿はこの光景を見て「またか」と思った。しかしそんなことは当然である。
殺人犯の集まりなのだ。まともな関係など、まともな会話など成り立つはずもない。
そして自分も、直接てを下してないとはいえ殺人者としてここにいる。多分自分がこの状況ならば
彼氏の谷も同じように、またはもっと悲惨な状態に陥っているかもしれない。そんなことを
つかれた頭でぼんやりと考えてしまう。
・・そのとき彼女の視界のすみに何かが写った。遠すぎてわかりずらいが多分、あれは
自分たちと同様この星に来た者のカプセルだ!
桃寿は一直線にカプセルの方に走り出した。
松田「あ、ちょっと!」桃寿のあとを追う。その後を真須美と無理やり引っ張られた宮野も追う。
たしかにカプセルだ。しかし中に人はいない。
松田「もぬけの空だ。誰もいない」
桃寿「見て! こっちに轍があるわ」
轍を追って、一向は西へ向かう。
果たしてその先にあるものは・・・・・・
桃寿「見て! こっちに轍があるわ」
あ、やば。同じ台詞いわせちゃった。
ところで桃寿の彼氏って下の名前なんてゆうんですかね?バンドマンだけに彼女からも
バンドネームで呼ばれてたのかな。
うお!沢山続きキテル━━━━━【*゚д゚*】━━━━━!!!!!
その1さんその2さん毎度乙!
俺犯罪者の事とかよく知らないんだが、面白いです(w
>>468 よくわからんがバンドネームでいいと思いますよ
>>467の続き
桃寿が空のカプセルを見つけたころ、はるか上空では・・・・・・
パイロットA「こちらディスカバリー。カプセル1カプセル2とも無事着陸しているのを確認。現在流刑者の一グループがカプセル1に接触したもよう」
ヒューストン『了解。カプセル3の投下は後どのくらいか?』
パイロットA「三十分後にカプセル3を投下後帰還する」
ヒューストン『無事を祈る』
パイロットA「おい。あいつはどうしている?」
パイロットB「さっきからエアロックの中にいます。そろそろ増圧が終わって出てきますよ」
その直後にエアロックが開き一人の男が出てくる。
パイロットA「どうだ? 宇宙遊泳は楽しかったか?」
男「ああ。最後に無理な願いを聞いてくれてありがとう」
男は礼を言うとカプセルの中へ消えていった。
男「皮肉なものだな。宇宙飛行士になりたくて宇宙開発事業団に入ったのに、馴染めなくて一ヶ月でやめてしまった私が、こんなところで願いはかなうとは・・・・・・」
三十分後、男を乗せたカプセルはペイロードから放出された。
カプセルの着地を確認後ディスカバリー地球への帰途に着く。
筆者その2さん乙
早速サイトにまとめました。
>>457の続き
酒鬼薔薇「すまんが、そのことについては後で話す。今は頭がガンガン痛むんや。勝手な事言うてすまんけど、先に休ませてくれ」
ネバダ「待って、サッキー。これを」
ネバダはバファリンを酒鬼薔薇に差し出した。
酒鬼薔薇「おおきに」バファリンを受け取ると、酒鬼薔薇は城壁の方へ向かって歩いて行った。猫の町に入ると猫達が一斉に建物に逃げ込む。酒鬼薔薇が味方だと分かっていてもやはり怖いのだろう。
酒鬼薔薇「無理もないな。昔の僕がこんなところ来たら血の雨が降ってるとこや。こいつらも僕の中にいる凶暴性を感じとるんやな」
その頃、城壁の外では
ネバダ、ネオむぎ「お・・・・・・重い」
ネバダとネオむぎは二人がかりで宅間を運んでいた。
ネバダ「ネオ。二人でこいつの足を一本ずつ持って引きずっていこうよ。持ち上げてやる必要ないよ」
ネオむぎ「おお! ナイスアイデア」
宅間「その必要はない。俺が歩く」
見ると宅間はニヤニヤと笑っていた。
ネオむぎ「起きているなら、最初から歩けよ! 足は縛ってないだろう」
宅間「寝たふりしている方が楽できそうだったからな」
宅間は自力で立ち上がると話を続ける。
宅間「酒鬼薔薇が暴れだしたそうだな」
ネバダ「このおっちゃん、その時から目醒めていたのか!」
宅間「うわさ通りだったな。おまえらの更生プログラム。ネオ。おまえもそのうち暴れだすぜ」
ネオむぎ「どういう事だよ? 俺達の更生プログラムがなんだって?」
宅間「これは俺がム所で聞いた話だがな。オームの技術が使われていたそうだ」
ネオむぎ「オーム?」
宅間「ああ。あいつらは信者をマインドコントロールにかけていただろう。それに使っていた技術をおまえら少年犯罪者の更生に採用していたというのだ」
ネオむぎ「どんなことを?」
宅間「それはやられたお前が、よく分かっているんじゃないのか?」
ネオむぎ「分からないよ。少年院にいた時の事はほとんど思い出せないんだ」
宅間「多重人格にしてしまうんだよ。少年犯罪者をな。一度バラバラにした人格の中から有害な人格を殺して必要な人格だけ統合するねというものだったらしい。
麻原はそうやって自分に忠実な信者を作ろうとした。お上もその技術に注目して密かにおまえ達に使ったらしい。まあ噂だがな」
続く
476 :
少年法により名無し:04/09/08 20:40
続ききぼん!
宅間も仲間になるのかな?
その1氏乙!
>>469タン、バンドネームがなんていうかしりませんよね?なにしろそれがわからないと
はなしが進まなくて。葵さんのホムペにも載ってないし。
筆者1タン乙です。まとめトンクス。
タイトル決まりませんね(・〜・;)
現在のタイトル候補はこうなってます
1純愛物語in犯罪者
2異世界物語in犯罪者
3純粋殺人in犯罪者
4異世界の中の懲りない面々
480 :
少年法により名無し:04/09/09 19:12
ネオむぎは混乱した。宅間の言ってることには思い当たる事がある。彼は少年院いる時のことをほとんど思い出せないのだ。
いや、断片的に記憶があるのだが、時間的のその記憶が連続していない。
あっちこっちに記憶の欠落があるのだ。(欠陥部分こそがこいつの言う殺された記憶なのか? だめだ! 分からない)
宅間「ただな。このやり方には大きな欠陥があった」
ネオむぎ「欠陥て?」
宅間「有害な人格を殺してから、人格を統合したと言ったろ。死んでなかったんだよ。人格が。
なもんだから、突然死んだはずの人格が目覚めて一見真人間になったと思っていた奴がおかしくなるという話だ」
ネバダ「あたいも・・・・・・いきなり暴れたりすんなのかな?」
宅間「さあな。俺は噂を聞いただけだからな。だが、暴れるぐらいならまだ良いらしいぜ。悪けりゃ、廃人になるとよ。ところで、おまえら。俺はこれからどうなるんだ?」
ネオむぎ「オカカ国の政府が決める。おまえがニボシ軍と手を切ってオカカ軍に手を貸すならたぶん釈放してくれるだろう」
宅間「だったら、話は早い。飯と酒をくれるならニボシでもオカカいくらでも手を貸すぜ」
ネバダ「おっちゃん・・・・・・それでいいのか? ニボシ軍には一宿一飯の義理があるんじゃないの」
宅間「は? 義理? そんなもので腹がふくれるか」
ネバダ「最低・・・・・・」
ネオむぎ「もし、この国の王が曹操ならこいつ絶対殺されるな」
筆者さん応援してます
やっぱり1だと内容的に無理ですね。同じ理由で3もだめ。
4はよさそうですがタイトルに「犯罪」の文字が入っていないと板に相応しくないような気がします。
となると二番の「異世界物語in犯罪者」ですね。
他になければそれで行きましょう。
484 :
少年法により名無し:04/09/09 20:26
すみませんが頭が痛くなってきたので今夜はもう寝ます。
続きキボン
「異世界in犯罪者」続き
轍を追って歩いている4人の前には岩場が現れた。オーストラリアのエアーズロックがもっとごちゃごちゃ入り組んだかんじだった。
松田「中にはいってみる?」桃寿「そうだね。」
4人は狭い岩と岩の間をすり抜けながら先に進む。そのとき、一番うしろにいた真須美がまたもや岩の隙間にひっかかった。
真須美「ぐうぇ!」真須美は思わず宮野をつないでいる鎖をひっぱった。
宮野「ぎゃ!」松田「ちょっと、なにしてんだよ。」
桃寿「そんなことより見て!これカプセルの破片じゃない?こんなに散らばって。あっ!血が飛び散ってる!」
つっかかってる真須美をなんとか出してやると、4人ははしりだした。
その先で4人を待ち構えていたものは・・
大破したカプセルと一人の人間の死体だった。
松田がかけより脈などを確かめた。その後ろに真須美、宮野も続いたが、桃寿だけは放心状態だ。
松田「・・死んでる。?桃寿?どうした?・・・!まさかこいつがおまえの・・?」
桃寿「・・・・・。」
桃寿の中で何かが壊れた。でも涙は出なかった。
悲しいことに同情する人間もいなかった。人のことなんかどうでもいい。死について真剣に
考えられる人間ならば、人殺しなどするはずがない。
松田「さて、いくか。」真須美「あんたねぇ、男が死んだぐらいでいちいち落ちこんでられたらこっちが迷惑なんだよ。
散々利用したんだろ?」
宮野「どんなふうに利用したの?やべ、エロい想像しかできねーわ。」
信じられないことばが飛び交った。
2,3日書きこめそうにもないので
筆者1タン続きヨロ。
他にも書きたい名無しさんたちもドゾー
書きたくても続きが思い浮かばないスマソ
いつも読んでる側だけど、応援してます。
491 :
少年法により名無し:04/09/10 22:51:26
桃寿が裏切りそうな予感age
492 :
少年法により名無し:04/09/11 20:57:24
筆者さんが暇な時でも続きキボン
493 :
少年法により名無し:04/09/11 22:53:48
松田は人が死んでもなんとも思わないだろ
人間放り投げて殺しても普通に学校行ったしな
しかも投げたり理由が騒がれたからだったな
応援sage
そして翌朝。
酒鬼薔薇「宅間はそないな事、言うとったか」
ネオむぎ「どう思う?」
酒鬼薔薇「どないも、こないも、あん時(更生プログラムを受けていた時)のことはよう覚えてへんのや。
ネオと同じで断片的な記憶しかない。後になってから『あれは一種のマインドコントロールだった』とこっそり教えてくれた人がいた」
ネバダ「昨日のバモイドは何なの?」
酒鬼薔薇「みんなはあれを僕の想像した神様と思っとるみたいやけどな、あれは僕が小さいときから実際におった。
ただし、僕にしか見えんかった。ところが更生プログラムを受けた途端にバモイドが顕在化してもうたんや。少年院の中は大騒ぎになった。
最後にはチベットの偉い坊さんが封印してくれたんや。坊さんはあれを『タルパ』というとった」
ネオむぎ、ネバダ「タルパ?」
酒鬼薔薇「チベット語や。日本語で言うと想念霊というらしい。人の思いが実体化したものや」
ネバダ「思いから生まれたなら『消えろ』って思ったら消えるんじゃないの?」
酒鬼薔薇「理屈ではそうやけどな、坊さんの話では一度安定したタルパは簡単には消えんらしい。封印もいつかは解けるから、
それまでに精神を鍛えておかないとバモイドに乗っ取られてしまうと言われてたんやけど、こない早く封印が解けるとわな」
話を終えると酒鬼薔薇は荷物をまとめ始めた。
ネバダ「ちょっとサッキー! どうすんのよ?」
酒鬼薔薇「旅に出る。昨日ミューに聞いたらどうやらこの星にも修行僧みたいな猫がおるらしい。行ってみれば何とかしてくれるかもしれん」
ネオむぎ「一人で行く気か?」
酒鬼薔薇「そや。またバモイドが出てきたらおまえらに迷惑かかるからな」
ネバタ「イヤだ!! あたいも一緒に行く」
酒鬼薔薇「せやかて、僕に着いてきたらまたバモイドに襲われるで」
ネオむぎ「僕も一緒に行くよ。バモイドが出たらネバダと二人係でおまえを押さえつけて正気に戻してやる」
こうして翌日、三人はオカカ国を後にしたのだった。
その頃宅間は
宅間「おーい! もっと酒よこせ」
頑丈な木の檻の中で酒を飲んだくれていた。
檻にはこの国の文字でこう書かれている。
『珍獣タクママモル。バ科ゲドウ亜目。餌を与えないで下さい。見物料一人十円』
さて、サッキー、ネオ、ネバダの行く先に何が待っているか?
と、この話はここでおいといて、次は宮野達です。
桃寿「今・・・・・・なんて言ったの?」
宮野、真須美「はあ?」
桃寿「良く聞こえなかったわ。・・・・・・もう、一度言ってくれない」
真須美「若いのに難聴かいw 男が死んだくらいで一々落ち込むなって言ったのよ」
桃寿「その後よ」
真須美「『散々利用したんだろ?』て言ったんだよ。なんか文句あるかい?」
宮野「その後で俺が『どんなふうに利用したの?やべ、エロい想像しかできねー』と続けたのだが」
桃寿「・・・・・・」
桃寿は黙って真須美を睨み付けた。
真須美「なんだい!? その目は! 言いたい事があるなら言ってみなよ」
桃寿「あなたに言うことなど何もないわ。真実の愛を知らないあなたに何を語ったって無駄よ。
男を利用することしか考えてないあなたの様な下衆に何を言っても私の気持ちなんて理解できないわ」
真須美「は!? なにを奇麗事言ってんだよ。このお姫様は。男なんて所詮利用するだけのもんだろうが」
宮野「それは違う! 利用されるべきは女の方だ。グエ!」
余計な事を言ったために宮野は首輪を思いっきり引っ張られた。苦しんでいる宮野の耳元に松田がそっと囁く。
松田「あいつらコワいよ」
宮野「俺もだ」
松田「というわけで俺は逃げるから後よろしく。喧嘩が終わったら戻ってくるよ」
言い終わると同時に松田はその場からスタコラ逃げて行った。
宮野「おい! こら待て!! 俺を置いてくな! グエ!」
逃げようとしてまた首輪を引っ張られた。
真須美「で? あんたはどうしたいんだい? あたしと喧嘩でもしたいって言うのかい?」
桃寿「それもいいかもね」
桃寿は懐からスタンガンを取り出す。
真須美「面白いじゃないかい」
真須美は宮野を繋いでいた鎖を右手から左手に持ち帰るとポケットから金属棒を取り出した。
ジャキン!!
真須美が一振りするとそれは三倍の長さに伸びる。
特殊警棒だ。
宮野「頼むから俺を巻き込めなあ!!」
宮野の悲痛な叫びが岩山にこだました。
続く。
どちらも気になるところで続きですね。
とりあえず、桃寿より真須美応援w
パターンがいくつも考えられるのですが、どれにしようか迷います。
1 真須美が死ぬ。宮野も巻き込まれて死ぬ。
2 桃寿が死ぬ。宮野も巻き込まれて死ぬ。
3 両方死ぬ。宮野も巻き込まれて死ぬ。
4 戦いの中で友情が芽生える。だけど宮野は巻き込まれて死ぬ。
5 松田が新キャラクターを連れてきたために戦いがウヤムヤのうちに終わる。それでも宮野は死ぬ。
問題があるとしたら、どのパターンも宮野は死ぬという些細な事だけですね。
真須美は絶対死んでほしくないし
503 :
少年法により名無し:04/09/12 22:04:47
4きぼんw
2
505 :
少年法により名無し:04/09/12 23:33:37
5を。
506 :
少年法により名無し:04/09/13 10:13:03
3きぼう
どのパターンでもいいっす
真須美「オラ! オラ! オラ! オラ! オラ! オラ!」
最初に均衡を破ったのは真須美だった。
特殊警棒をフェンシングのように突き出してくる。
桃寿は軽やかに警棒をかわしながら、隙を窺がった。だが、どうしてもスタンガンの間合いに入り込めない。
真須美「ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! 」
桃寿「く!」
真須美「どうした嬢ちゃん。逃げてばかりじゃ勝てないよ」
警棒が桃寿の髪をかすめる。
真須美「ウラ! ウラ! ウラ! ウラ! ウラ! ベッカンコ!!」
桃寿「なんの呪文よ!?」
真須美「ふっ 若い娘には理解できない高度なギャグよ」
世代間ギャップにチョッピリ悲しい思いを抱きつつも真須美は攻撃の手をゆるめない。
宮野「潔くオバンギャグと言えよ。グエ!」
よせばいいのに余計な突っ込みを入れて宮野はまた鎖を引っ張られる。
その時、桃寿はあることに気がついた。
気がつくと同時、猛然と間合いを詰める。
真須美「なに?」
宮野「うわわ!! こっち来るな!!」
そう。間合いを詰めたのは真須美ではなく、長さ二メートルの鎖でつながれた宮野にだった。
桃寿「えい!」
涼やかな掛け声と同時にスタンガンを突き出す。鎖に向かって・・・・・・
真須美「グ!!」
五万ボルトの電撃が鎖を伝わって真須美の左手に襲い掛かった。手を離すのが一瞬遅かったらやられていただろう。
真須美「やってくれるじゃない」
だが、この攻撃は返って真須美から宮野というお荷物を取り払ってしまう結果となった。
続きます。
510 :
少年法により名無し:04/09/14 00:01:10
>真須美「オラ! オラ! オラ! オラ! オラ! オラ!」
>真須美「ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! ドラ! 」
>真須美「ウラ! ウラ! ウラ! ウラ! ウラ! ベッカンコ!!」
warota
512 :
少年法により名無し:04/09/14 10:07:28
宮野死亡予感age
宮野は首筋に電撃を受けて気を失ってしまった。
鎖を握っている必要のなくなった真須美は一気に間合いをつめる。
桃寿は、倒れ掛かっている宮野の体を捕まえるとサッとその下に潜り込み、真須美の方へと押し返した。
宮野「ウギャー!!」
真須美「ああ!! マイダーリン」
真須美の警棒は宮野の背中を直撃した。肋骨が一本折れたようである。
真須美「なんてことすんだ!! あたしのダーリンに」
桃寿「あんたがやったんでしょ」
真須美「やかましい!! 生意気言うな!!」
真須美が再び攻撃態勢に入ろうとした時、桃寿は大声で叫んだ。
桃寿「宮野君!! 逃げるなら今よ」
宮野「おお!! サンキュー」
真須美「お待ち!! 逃がさないよ」
宮野を逃がすまいと真須美は慌てて鎖を掴む。その瞬間を狙って桃寿は再び鎖にスタンガンを当てた。
宮野「ぎゃああああぁぁぁぁ!!」
今度も宮野が気絶するだけで終わった。
真須美「このガキャー!!」
真須美は再度攻撃をかけるが鉄壁のミヤノシールドに阻まれ桃寿には届かない。
しばしの間、攻防が続いた。両者の体には疲労が蓄積していくが互いの攻撃はミヤノシールドに阻まれて二人ともノーダメージである。
だが、ミヤノシールドは次第にその生命力の限界に達しつつあった。
宮野「だから」バキ!!「俺を」バリバリ!!「巻込むなって」ドゲシ!!「言ってるだろう」ビリビリ!!
宅間しぼーん
宅間は恨みの門を素通りして地獄逝き
真須美「はあはあはあ・・・・・・」
桃寿「はあはあはあ・・・・・・」
もはや二人とも立っているのがやっとの状態だった。立ってるのがやっとの状態で睨み合いを続けている。
そんな二人の間に汚らしいボログズのような物体が横たわっていた。
物体は時折ピクピクと蠢いている。
桃寿「な・・・・・・なかなかやるわね・・・・・・ゼイゼイ!」
真須美「あ・・・・・・あんたこそゼイゼイ!」
桃寿「さっさとかかって来なさいよ・・・・・・ハアハア」
真須美「あんたがかかって来なよ・・・・・・ゼイゼイ・・・・・・あたしゃもうヘトヘトだよ」
桃寿「わ・・・・・・私も・・・・・・もう動けないわ・・・・・・ハアハア」
次の瞬間、二人は同時にその場にへたり込んだ。
真須美「はあはあはあ・・・・・・」
桃寿「はあはあはあ・・・・・・」
真須美「認めるよ・・・・・・ハアハア」
桃寿「ハアハア・・・・・・何を?」
真須美「あんたの彼に対する愛は本物だったって・・・・・・ハアハア・・・・・・利用していたわけじゃなかったって事をさ」
別に本心からそう思った分けではなかった。ただ、桃寿の方が先に回復して襲ってこられてはかなわないと思って今のうちに和解しておこうと思って言っただけである。
桃寿「ゼエゼエ・・・・・・ありがとう・・・・・・ゼエゼエ・・・・・・私こそ悪かったわ。下衆なんて言った」
もちろん、桃寿も本心からではない。意地を張るよりもサッサと和解して横になって休みたかった。
宮野「・・・・・・」
物体が何かを呟いたのは二人が横になって十分ほどの事だった。
桃寿「ん? 何か言った?」
真須美の方は大きな鼾をかいて寝込んでいて、物体=宮野の呟きは耳に入らないようだ。
宮野「何が・・・・・・愛だよ。男にそんなものは・・・・・・ねえんだよ」
桃寿「・・・・・・何が言いたいの?」
宮野「下らない争いに・・・・・・巻込みやがって・・・・・・てめえら女はどうか知らねえが・・・・・・男には愛なんてないんだよ。ただ、セックスがしたくて女に近寄るのさ」
桃寿「で・・・・・・? 何が言いたいの」
宮野「へ・・・・・・谷だってな・・・・・・おまえとやりたかっただけだよ。そのために自分の家族を殺しておまえに格好いいところを見せたかっただけさ」
桃寿「・・・・・・」
宮野「馬鹿な奴だよ。テメエの家族犠牲にしやがってな・・・・・・セックスしたけりゃおまえを押し倒せばいいのによ」
桃寿は無言で宮野を睨み付けていた。無言のまま、懐から小さな錐を取り出した。そして、無言で宮野の首にそれを振り下ろした。
宮野「うおおおお!!」
宮野は悲鳴を上げたが、その声でも真須美は目を覚まさない。
桃寿はゆらりと立ち上がった。
体中から血を流し地面に倒れ、苦しそうにうめき声を上げる宮野を、冷ややかに見下ろしながら桃寿は言う。
桃寿「私も外道だ。お前が地球でやった事をとやかく言う資格は無い。でも、お前のその汚らわしい舌で彼を侮辱する事はゆるさない」
宮野「うううう・・・・・・殺せ・・・・・・いっそ殺してくれ・・・・・・」
桃寿「とどめは刺さないわ。そのまま苦しみぬいて死になさい」
そう言って、少し離れたところで横になった。
翌朝、二人が目を覚ました時、宮野であった物体はすっかり冷たくなっていた。
続く
明日は書けません。
筆者その2さんよろしくお願いします。
他に書きたい方いらっしゃいましたら続きを書いて下さい。
宮野死亡バンザーイ!
520 :
少年法により名無し:04/09/14 23:14:10
宮野死亡age
続きをー!誰か続きをー!
延々と続く白い砂の向こうに蜃気楼が見える。
松田は座ってDragon Ashの「SunsetBeach」を口ずさみながらそれを見ていた。
かつて自分が両親と暮らしていた頃、こうしてマンションの玄関に座って親の帰りを待っていたものだ。
いつも暇つぶしに携帯電話で2chに書きこみしていたが、次第にスレ内で同じ趣味をもつ同士もできて
寂しい思いをすることもなくなった。
しかし、自分がある事を打ち明ける書きこみをしたために彼らとの関係が崩れてしまった。
いつもそうだった。自分は他の子たちと何かが違う。叩かれないためには本当の自分を隠さなければならない。
でも、本当は誰かに認めて欲しい。いままで本当の自分を認めてくれた人間など一人もいなかった。
松田「生まれてこなければよかった。」
そう呟いた時、後ろで人の気配がした。振り返ると桃寿が立っていた。ブラウスに血がとびっちっている。
松田「なんだよ。びっくりした。」
桃寿「あたし、宮野を殺したの。真須美に見つかるとなにされるかわかんないから逃げてきた。一緒にここを離れよう?」
松田は少し考えた。しかし、
松田「あのさ、やっぱり別行動にしない?俺,今は平常心保ってるけどまたすぐに頭んなかもやもやしてきて、
へんなこと言ったりするし。おまえの彼氏死んだって何も思えないようなやつだから。」
桃寿「それはもういいんだよ。あたしも半分諦め入ってたから覚悟できてたし。宮野たちが変なこと言うから怒ったの」
松田「彼氏のこと好きだった?」
桃寿「勿論よ。あんただって好きな子いるんでしょ?その子に会うまでがんばらなきゃ。」
松田「うん。でも、会えたところで何していいかわからない。向こうは俺のこと知らないし。いつも遠くから見てるだけだし
憑けまわしたり写真とったり。やってることストーカーだってわかってるけど、それ意外にやり方なんかわからない。」
桃寿は悲しくなった。自分も彼氏を殺人犯に仕立て上げ、一緒に死のうと思っていた。それしか愛しかたがわからなかったのだ。
松田は自分に似ている。そう思った。いっそ相手を殺して松田を解放したやりたい。守ってやりたいと思った。
桃寿「やっぱり一緒にいこう?その相手のネバダちゃんだっけ?なにがなんでもみつけだそうよ。」
松田はうなづき立ち上がった。
「まちな!あたしもいくよ!」
真須美が後ろに立っていた。
真須美「あんた、よくもあたしのダーリンをころしてくれたね。まあいいさ。あんなおとこ遊びだしね。」
おいおい、おまえが男弄べる立場かよ、という思いをひたかくしにしながら
桃寿「まあいいわ。一緒にいきましょうか。」
3人は歩き始めた。
525 :
少年法により名無し:04/09/15 12:51:55
リアル宮野はもちろんズタズタに殺してやりたいが、筆者さんたちが書く宮野はなかなかいいキャラでした。
乙です。
>>525 トンクス
自分も書いているとき「やっべ宮野こんないいキャラにしちまって誤爆」
とか思ってました。
砂漠の向こうの蜃気楼に何かが写っている。よく目を凝らすと城壁があり、その奥には宮殿
らしきものが建っている。
松田「なんだあれ。」桃寿「建物みたいだね。ってかこの星に住人がいるってこと?」
真須美「考えられるね。とにかく行ってみようじゃないか。」
3人はいつのまにか宮殿目指して早足になっていた。城壁が近くなってきたそのとき
ズン!という音とともに、3人は大きな落とし穴に転落した。
桃寿「・・・・いたた・・ちょっと・・なに?」松田「・・・いってー・・」
松田が口の中に入った砂をぺっと吐き出し上を見上げると、なにやらいくつかの影が動いている。
影の大きさからして人間ではないことがわかった。
影たちはうえでなにかひそひそはなしをしているみたいだった。
3人はびっくりしてしばらく硬直していたが、しびれをきらした真須美が上に向かってどなしあげた。
真須美「ちょっと!あんたたちなんなんだい!あたしらは怪しいもんじゃないからだしとくれよ!」
影「うるさいにゃ!オカカ国のスパイなんか出してやらないにゃ!」
桃寿「日本語しゃべってる!」
松田「にゃってなんだよ!ふざけてんのか!だいたいオカカ国?しらねー!だせよ!」
真須美「ちょいと松田、喧嘩うってんじゃないよ!あたしに任せな!」
真須美は穏やかな口調で言った。
真須美「オカカ国のスパイだなんてめっそうもありません。私たちはオカカ国の有力な情報を
持って参ったのです。あなた方に協力するために旅をしてきたのです。」
松田「そんなはったりよく土壇場で思いついたじゃん・・・すげー。」
影たちはしばらく輪になって相談しましょそーしましょとやっていたが、
影「わかったにゃ。今引き上げるにゃ。」
しばらくすると太い綱が下ろされ3人はひきあげられた。
「またたび国にようこそ。わしはトロトン・ナツメと申す。この国の王である。」
太った威厳のある猫はそういった。どうやらこの星の住人はモナ−族といって、
頭脳がかなり進化した猫らしい。3人は宮殿の応接間に連れこまれていた。
ナツメ「おまえたちは地球からの流刑者だな。今、モナ−族は国に分かれて
戦争をしておる。このまえわが国と敵対しているニボシ国とオカカ国に人間が協力したと聞いたから
そいつらかと思ったのだ。かたじけない。それで、有力な情報というのは?」
3人は顔を見合わせ、
桃寿「すみません。あれはうそです。助けてほしかったので。」
真須美「有力な情報はないけどあたしたちあんたらに協力するからさ、許しておくれよ、ね。」
ナツメ「・・いたしかたない。わしも客人として招いたものを見捨てるわけにはゆかぬ。しばらく
ここにいるがいい。ただし、できる限り戦場に出てもらう。ほかの国もそうしておる。」
松田「他の国にいる人間の中にこの子いたのわかる?」
松田はナツメにネバダの写真を見せた。
ナツメ「!こやつ・・・!恐ろしいことに仲間を引き連れ、ニボシ国の人間を一人殺し、もう一人を
生け捕りにしたものだ!」
松田「ほんとにぃい?!さすがおれのネバダすきだすきだすきだはぁはぁ・・・待ってろよもうすぐ会いに行くからね!!!!!!」
転げまわるキティ松田を前にナツメはかなりひいていた。
桃寿「・・・あの・・すません・・うちの馬鹿が。」
そろそろ仕事に行くので、書きたいひと続ききぼん
続き書いてみたいけど思いつきません・・・
いつも乙!
一方酒鬼薔薇たちは、ミューに修行僧の大まかな場所を聞き、北に進路をとっていた。
しかし、その場所まではとても長く、険しい道のりらしい。3人は警戒心をとがらせて
出発したが、森の中にまよいこんでしまった。日もすでに落ちている。
サッキー「あかん。これ以上下手に動いたら始末に追えなくなる、今日はここで野宿やな。」
ネオ「禿同。焚き火しようぜ。」
ネバ「えー・・?まじで・・あたいはいや。お風呂に入りたいしベッドで寝たい!」
ネオ「おまえまたそんな・・わがままゆうなよ。」
サッキー「ネバ、おまえが来るっていうからつれてきてん。」
サッキーはマジっぽい口調で言ってみた。
ネバ「すいません。はい。サッキー怒ったの?」
サッキーは笑い出した。
サッキー「うそうそ。でも目的が果たせるまでは我慢してナ。」
ネバ「うん!我慢する!」
焚き火をかこんで3人はまるくなり、出発するまえにオカカ国からもらった食料をたべた。
ネオ「サッキー、宅間の話だけど、やっぱりあれが真実だったらすべて納得できるきがする。」
サッキー「?なにが納得?」
ネオ「マインドコントロールに失敗して死にきれてない人格があらわれて危険になった
人間だからここに送り込まれたんだと思うよ。だってさ、現にぼくたちと同レベルの犯罪犯したやつでも
普通に社会復帰してるのとかいるでしょ?そいつらは完全にコントロールできたからだよ。」
サッキー「たしかに。ここに送り込まれるまえ、テストみたいなのやったやろ?んで僕、院の記憶
殆どなかって、半分くらい答え書けへんかった。多分あのテストの結果で決めてたんやな。」
ネオ「僕もだよ!だけど、一緒にテスト受けたほかのやつは殆ど回答できたらしい。しかもそいつは
社会復帰してる。」
サッキー「やっぱり・・」
ネバ「話のこし折って悪いけど、あたいトイレいってくる。」
ネバは暗闇の中へ消えていった。
ネバ「ここなら音とか聞こえないよね。暗くて恐いけど今のうちに・・・」
サッキーたちとは結構離れた茂みのなかですばやく用を足した。
ネバ「さて、早くもどろっ」
そういって行こうとしたとき・・・
突然後ろから誰かに口を塞がれた。
ネバ「!!!!」
また別のだれかが今度はネバの手を縛り始めた。
井上「おい!はやくやっちまおう!」
K「おう、しっかり押さえてろ!」
そういってネバのボトムを無理やりおろそうとした。ネバは必死に足をばたつかせ抵抗した。
さっきー、ネオ、たすけて!!
心の中で必死に叫んだが2人に届くわけがなかった。
誰か続きよろ・
うわー!誰か続きキボボン!
537 :
少年法により名無し:04/09/16 18:24:29
>>536 お前が書け
筆者その2乙。井上とK君たまってるんだなw
キャラが増えてる━(゚∀゚)━!!!
乙。見るだけしかできない俺ゆるして。応援してます。
筆者その1さんサイト更新乙です。いつもまとめて下さってトンです。
応援カキコしてくださった方たちトンです。
ネオ「なあ、ネバおそくないか?」
サッキー「遅いよな。どうせ道草食ってるんちゃう?」
ネオ「僕ちょっと見てくるよ。サッキーここにいて?」
サッキー「うん。気をつけてな。」
ネオはネバが向かった方に歩いていった。森の中は真の闇だ。足元を照らす小さなランプの明かりだけを頼りに進む。
突然足元に何かが転がっていて、ネオはつまづいた。
ネオ「!」
よく見るとそれはネバが履いていたピンクのスニーカーだった。
ネオ「ネバ!どこにいるんだ!返事してくれ!」
ネオは走り出しながら叫んでいた。茂みがなくなり視界が開けたところに出た。
そこでネオは信じられないものをみた。
ネバは倒れている。しかもボトムが脱がされていて、上に着ていたノースリーブで隠れているが、
足の間から血が出ているのが分かる。
ネオ「・・・・・ネバ・・・・?」
ネオ「冗談はよせよ」
ネオ「おい、ネバ返事しろよ・・・」
ネオはゆっくり近づいてネバの顔をのぞきこんだ。
・・・・よかった!生きている!
しかし、放心状態で目は虚ろだ。しかもなにか白濁した液体みたいなものが顔にかかっている。
ネオは思わず目をそむけたが、ポケットの中から水の入ったペットボトルとハンカチを取り出して
顔を拭いてあげることにした。そして自分の上着を脱いでネバに掛けてやると
ネオ「とりあえず、戻ろう。」
そう優しくいってネバを負ぶってやろうとした。しかし、
ネバ「・・・ネオ・・やめて・・・もうあたいをここに残していって・・・・」
ネオ「!なにいってるんだ!」
ネバ「・・・だって・・・こんなの・・・・サッキーに見られたくない・・・・・・・・」
ネオ「・・・・・・・。」
その時、がさがさ!っと音がして、茂みの中から3人の男が現れた。
ネオ「!!なんだおまえたち!」
井上「なんだこいつ、バスジャックのやつじゃん。」
K「おい、てめえ、そのみずとかもってるもん全部ここにおいてけよ。」
湊「ってか、おめぇその食料とかどこでてにいれたんだ?」
ネオは凍りついた。
ネオ「おまえらか?ネバにこんなことしたのは・・・!」
湊「そうだよ。わりぃか。こいつらにやり方おしえてやったんだよ。ここに嬢さんや宮野さんが
きてるってきいたから、また青年会集結したくてきたんだよ。」
ネオ「嬢は死んだよ。」
湊「らしいな。そのガキやる前にききだした。まったくなんてガキだよ。あの嬢さんを殺すなんて。
かわいいやつだな。もう傷もんだけど。ぷぷ・・」
ネオ「てめぇ!!!!」
ネオは湊に殴りかかった。しかし、あっさり交わされカウンターを食らった。ネオのわき腹に肘鉄が入ったのだ。
ネオ「かは!!」
湊「はんっおもしれぇ。やんのかよ。まーいーや。こっちは3人だしな。お前なんか袋だぜ。」
井上とKも戦闘準備に入る。
ネオは困惑した。どうしよう・・・、サッキーを呼ぶべきか。この距離ならトランシーバーも通じる。
しかし、サッキーを呼べばネバが嫌がるだろう。一人でなんとかこの3人を始末しなければ・・
落ちついて考えるんだ・・・ぼくには武器があるじゃないか・・・。
ネオの気持ちとは裏腹に、3人はじりじり近づいてきた。
2、3日書けないので筆者1タン続きヨロ。
ほかにも書きたい方いたらおねがいします。
545 :
少年法により名無し:04/09/17 17:07:37
どきどき
>湊
何てにくたらしい!
その2さん乙!
>>539 まとめも乙です。
ちょっと見ない間にストーリー進んでますねぇ〜
まとめて読みました。
おもしろいです。ネオ・ネバ・サッキー応援します。
もちろんリアルとは切り離して考えてます。
548 :
少年法により名無し:04/09/17 20:02:25
湊キター!!
この勢いで鬼畜コンクリ犯を全部出していただいて、ことごとく惨めな死を!
その2さん乙です。
いま続きを書いてます。しばしお待ちを
湊の肘鉄を食らったネオが苦しそうに体をくの字に折り曲げる様子を、ネバダは涙で霞む視界の端で捉えていた。
ネバダ「ネオ・・・・・・逃げて・・・・・・殺されちゃうよ・・・・・・」
呟くようなネバダの声は誰の耳にも届かない。
三人の男がネオを包囲した。ジリジリと距離を縮める。
ネバダ「バチが・・・・・・当たったのかな・・・・・・」
ネオがKにタックルを掛けた。こいつが、三人の中で一番弱いと見たのである。
ネバダ「あたいは・・・・・・人を殺した罰でここへ送り込まれたんだ。ここであたいは償いをしなきゃならなかった・・・・・・なのに・・・・・・」
タックルをかわされたが、それでもネオはしぶとく食らいつきKの体に抱きつくような格好になった。
ネバダ「償わなきゃいけないのに・・・・・・あたいはサッキーやネオと楽しい時間を過ごしているうちに、ミタのことをすっかり忘れていた・・・・・・」
K「てめえ離れろ」
Kは振り解こうと暴れるがネオは決して離れようとしない。
ネバダ「だから・・・・・・忘れた罰として神様があたいをこんな目に遭わせたのかな・・・・・・」
湊「テメエはホモかよw」
井上「K。もてるなw」
ネオが錯乱してこのよう行動を取ったものと判断したのか、湊も井上もすぐに加勢しようとしなかった。
ネバダ「ミタ・・・・・・ごめん・・・・・・!?」
ネバダの視界は光の点を捉えた。それは木々の間からのぞく僅かな星空に突然現れたのである。
湊「オラ!! 離れろ!! ホモ野郎」
湊がネオの背中を激しく蹴りつけた。ネオは痛みに耐えながら、Kの背中に回した右手の袖に左手を潜り込ませた。湊の横では井上が棒切れを拾っている。
ネバダ「ミタ? 迎えに来た・・・・・・?」
光の点は急速に強さを増していく。
井上「死ね!! ホモ野郎!!」
ネオが袖の中のナイフを探り当てた時、その背後で井上が棒を振り上げた。
ドオオオオォォォォォン!!
大音響が鳴り響いた。
井上、湊「なんだ!?」
ネオを殴りつけるのを忘れて二人は天を仰いだ。
ネバタ「大気圏突入カプセル・・・・・・また、誰かここへ来た・・・・・・償いのために・・・・・・」
ドクン!
ネバダ「なに?」
ネバダに中で目覚めようとしているものがあった。
ドクン!
湊「なんだありゃ?」
ドクン!
井上「ひょっとして、あれって俺達が乗ってきたのと同じゃやつでは・・・・・・」
ドクン!
湊「おい。おまえ。そうなのか? ん?」
ネバダの方に視線を向けてから、怪訝そうに顔をしかめた。
さっきまで、横たわっていた少女が直立不動の状態で立っていた。無表情な顔を湊に向けている。
K「うおおおおおぉぉぉ!!」
背後で悲鳴が上がった。
湊、井上「なに?」
振り返った二人が見た光景は血を流して倒れているKと、血に染まったナイフを持ったネオだった。
湊「テメエ!!」井上「よくもKを・・・・・・」
ネバダ「シャアァァァー!」
井上が妙な掛け声を耳にするのと、後頭部に衝撃を受けるのとほぼ同時だった。
ネオむぎ「ネバダ?」
その様子をネオは見ていた。直立不動で立っていたネバダが突然駆け出し、信じられない高さまで跳躍して井上の後頭部に蹴りを見舞ったのである。
前のめりに倒れる井上の真上でネバダはとんぼ返りすると、今度は右足に全体重を掛けて井上の背中に着地した。
顔が地面にめり込んで悲鳴も上げられないが、井上の肋骨が確実に一本折れる。
ネオむぎ「まさか!? これが死ななかったもう一つの人格?」
ハイパーネバダ「シャアァァァー!」
ネバダは休むまもなく、湊に襲い掛かった。
湊「こ・・・・・・このガキ!!」
ネバダを捕まえようとするが、ネバダの動きは常人とは思えないほど早くどうにもならない、
ネバダの攻撃はさほど重さはないが、一撃ごとに確実に湊の急所を叩いていた。
足を払われ湊は井上の体の上に倒れこむ。
右手に何かが触れた。
井上が使っていたこん棒だ。
湊は立ち上がると出鱈目に棒を振り回す。
ハイパーネバダ「シャアァァァー! ギャン!!」
偶然にも棒はネバダの頭を捕らえた。
今までの動きがウソのようにネバダは地面に倒れこむ。
湊「手こずらせやがって・・・・・・」
棒を振り上げた。
ヒュン!
風きり音を耳が捉える。
直後に右肩に激痛が走った。
サッキー「動くな!! 動いたらもう一発行くで」
三十メートル離れた地点でサッキーがボーガンを構えていた。
そのままこっちへゆっくりと歩いてくる。
湊「ち! 井上! 立てるか!?」
背中の痛みに顔を歪めながら、井上は立ち上がった。
湊は井上の手をひっぱって森の中へ逃げて行った。Kの死体を残して・・・・・・
続く
K君もう死んダY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ハイパーネバダスゲ━(゚∀゚)━!!!
その1さん乙!
ネバダまだハイパーなままだよな?元もどる??
続ききぼぼん応援sage
>>555 ショックを受けて気を失うと元に戻ります。
さて、こっちは置いといて次は桃寿達です。
猫C「陛下!! 大変ですにゃ!!」
突然、応接間に一匹の猫が駆け込んできた。
ナツメ「なにごとにゃ!? 今は大事な客とお話中にゃ」
猫C「お客にも聞いてほしいですにゃ! 先ほど。野原に怪獣・・・・・・いや、人間が現れて子供をさらっていきましたにゃ!!」
ナツメ「にゃんじゃと!?」
ナツメは真須美の方を振り向いた。
ナツメ「聞いての通りにゃ。助けてほしいにゃ」
真須美「おまかせください。あたしらが行って助けてきます」
そう言って真須美は宮殿から出て行った。
桃寿「待ってよ! 向こうの方が大勢かもしれないわ」
真須美「馬鹿だね。あたしは別に戦うつもりはないよ」
松田「じゃあどうすんだよ?」
真須美「まずは、話し合いだよ。相手がどんな奴が分からないと、こっちも手の打ちようがないだろう」
桃寿「ちょっと待って。二人ともこれを見て」
桃寿は左手に持ったトランシーバーを示した。コールサインが点滅している。
松田「誰かが呼びかけている? このトランシーバーはせいぜい一キロしか届かないはずだ。一キロ以内にいる人間て言ったら・・・・・・」
真須美「猫をさらった奴らしかいないね。こりゃ手間が省けたよ」
桃寿はトランシーバーのスイッチを入れた。
ユキコ『わたしはユキコ。誰か聞こえたら返事して』
女の声がスピーカーから流れた。
真須美「ち! 女か」
桃寿「私は桃寿。ユキコさん、聞こえますか」
ユキコ『桃寿さん。さっき宮殿の中に入っていった人達かしら?』
桃寿「そうよ。見てたの」
ユキコ『ええ。そっちでは騒ぎになってないかしら? 子猫がさらわれたことで』
桃寿「なってるわ。まさかあなたがやったの?」
ユキコ『ええ。可愛かったからつい・・・・・・まさか喋るとは思わなかったし、猫の文明があるなんて・・・・・・』
桃寿「すぐに返してあげて」
ユキコ『あたしはそのつもりなんだけど、連れが手放そうとしないの。子猫を人質にとって食料を要求しようなんて言ってるの』
スピーカーから子猫の悲鳴らしき声が漏れる。
子猫『ひどいニャー! やめてニャー!』
桃寿「何をやってるの!?」
ユキコ『ラクガキ・・・・・・R子(仮称)は人の顔にラクガキをするのが趣味なの。猫が嫌がってるからやめなさいって言っても聞かないの』
桃寿「変な趣味ね。ちょっと代わってもらえないかしら」
ユキコ『でも・・・・・・』
桃寿「大丈夫よ。私の方から呼びかけてあなたがそれに気がついた事にすれば」
ユキコ『分かったわ』
ユキコとは打って変わって横柄な態度の女の声がスピーカーから流れた。
R子(仮称)『なんだよテメエは。あたしは今忙しいんだよ』
桃寿「わたしは桃寿。聞いた事あるかしら?」
R子『しらねえな。あいしはR子(仮称)、ネットじゃちょっと有名だよ』
桃寿「知らないわね」
R子(仮称)『ふん! まあ本名は伏せていたからな。こういえば分かるだろう。
コンクリ被害者にラクガキしたラクガキ女たあ、あたしのことだ。分かるかい? あたしのバックにはコンクリ犯の宮野が付いてんだよ』
桃寿「下らない自慢ね」
R子(仮称)『んだとう! テメーあたしにそんな事いってただで済むと思っているのか!! 宮野に言って八つ裂きにさせんぞゴラア!!』
桃寿「そこに宮野がいるの?」
R子(仮称)『いるぜ! 知ってるだろ。宮野のコワさを』
桃寿「知ってるわ。一度会ってみたいわね。ちょっと代わってもらえない」
R子(仮称)『え゛!? それは・・・・・・ちょっと』
桃寿「どうしたの? 有名な宮野君とは一度話してみたかったんだけど」
R子(仮称)『そ・・・・・その・・・・・・・宮野は今忙しくて出られないんだ』
桃寿「それじゃあ仕方ないわね。じゃあ今からそっちへ行くわね。私、彼のファンなの」
R子(仮称)『ああ!! ちょっと待て、こっちには人質が』
桃寿「あら? あたしは人質を助けに行くんじゃないわよ。宮野君のサインをもらいに行くの。何か不都合でも?」
左右に目を向けると真須美と松田が必死で笑いを堪えている。
R子(仮称)『でも・・・・・彼も都合が・・・・・』
桃寿「待っててね。今から行くから」
そう言って桃寿は一方的に無線を切る。
もちろん、R子(仮称)は待ってなどいなかった。R子(仮称)が潜伏していた岩場に三人が着いたときには、子猫を抱いたユキコがいるだけであったのである。
563 :
少年法により名無し:04/09/18 14:49:27
ラクガキ女キタ━(゚∀゚)━!!!
ストーリー進んでる!一気に読みました!
面白いことになってますね。
568 :
少年法により名無し:04/09/19 00:55:58
続ききぼんきぼん
サカキバラらと松田らが対面するのが楽しみ
ユキコハァハァ
不快な目覚めだった。
何か、とてつもなく恐ろしい夢を見ていたような気がするのだが、その内容が思い出せない。
目を開くと、自分がいつもの寝袋に包まれて寝ていることネバダは気がついた。
ネバダ「あれ? あたい、いつの間に寝たんだろう? ていうかなんでテントの中?」
この世界に来たときの装備に個人用のテントも含まれていたが、今まで使ったことがなかった。
最初の夜にオカカ国の猫達と出会ったため、町に居る間は狭いとはいえ建物の中で寝られた。
旅に出てからも初日と二日目はミューの書いてくれた紹介状と路銀のおかげで、途中の村でも宿が取れた。
だが、三日目の夜は村までたどり着けなくて野宿することになったのだが、テントを組み立てた覚えはなかった。
あの夜は食事の支度をして、三人で焚き火を囲んで食事をしていたはずだけど・・・・・・
ネバダ「その後、なにがあったっけ?」
その後のことが思い出せない。いや、思い出すことを恐れていた。何か恐ろしい事があったのだ。だが、それを思い出せば、自分は壊れてしまうような気がして思い出せない。
テントから出ると、ネオが食事の支度をしていた。
ネバダ「おはよう」
ネオはぎょっとした顔で振り返った。
ネオ「お・・・・・・おはよう」
ネオの態度は妙にぎこちない。ネバダは確信した。やはれ昨夜何かあっのだ。
ネバダ「ネオ。あたいは、なんでテントで寝てたの?」
ネオ「それは・・・・・・おまえ何処まで覚えている?」
ネバダ「晩御飯を食べているところまで・・・・・・でもその後のことが思い出せないの」
同じ頃、少し西に行ったところに、カプセルが落ちていた。
そのカプセルの中で・・・・・・
悦子「なんだって!? 譲が殺されていた!!」
一人の中年女性が井上を怒鳴りつけていた。
悦子「それで、おまえは譲を殺した小娘や引き篭もりのガキごときにやられてオメオメと逃げてきたのかい」
井上「そうは言っても、あいつ突然化け物みたいに強くなったんですよ。それにボウガンを構えた男が何人もいて、大急ぎで逃げてきたんですよ」
実際にはサッキー一人だっのだが、暗闇の中で湊が人数を誤認したのだ。
悦子「ふん! まあ、いいさ。そいつが譲を殺したのならあんたらに任せるわけにはいかないね。あたしのこの手で八つ裂きにしなきゃ気が済まないよ。
まったく何のために殺人まで犯してこんな星まで来たんだか・・・・・・」
悦子は追放刑を受けた譲を追いかけるために、近所に居たホームレスを殺して自ら追放されるように仕組んだのである。
悦子「ところで、湊はどうしたんだい?」
井上「途中まで一緒だったんですが、なにかやることがあるとか言って、俺だけ先に帰したんです」
ちょうどその時、湊がカプセルに帰ってきた。
悦子「どうしたんだい? その食料は」
湊「途中に村があったんですよ。そこで調達してきました」
悦子、井上「村?」
ネオ「どうするサッキー? ネバの奴本当に覚えていないぞ」
サッキー「黙っていた方がええやろ。本人が耐えられるようになるまで」
着替えのためにネバダがテントに入った隙に、ネオはサッキーにこの事を話したのだ。
サッキー「防衛規制と言ってな、人間つらいことがあると精神を守るためにその記憶を思い出せんようにする事があるらしい。
今、無理に記憶を戻したりしたら、ネバダは耐えられなくておかしくなってしまうかもしれん。今はそっとしておこう」
程なくしてネバダはテントから出てきた。
ネバダ「お待たせ」
ネバダはそれ以上は何も言わなかった。ただ黙々と荷物をまとめる作業を続けた。本当は昨日のことを聞きたくて仕方なかった。だが、同時に聞くのが恐ろしかったのだ。
三人はほとんど無言のまま、旅を再開した。
一時間ほど歩き続けた時、ネバダがそれを見つける。
ネバダ「誰か倒れているよ」
ネバダの指差す先に一匹の猫が地面に横たわっていた。
続く。
明日は書けません。その2さん。よろしくお願いします。
575 :
少年法により名無し:04/09/19 22:41:56
ネバダ忘れたのか。その方がいいよな。乙!
悦子キタ─―wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─― !!!!!
悦子の復讐劇が楽しみですね。
578 :
少年法により名無し:04/09/21 00:25:11
続きキボン
R子(仮称)「畜生!! ユキコの奴裏切りやがって・・・・・・あたしから受けた恩を仇で返しやがるなんて」
解説しておくまでもないと思うが、これはR子(仮称)の勝手な思い込みである。
この惑星に下りて以来、ユキコはR子(仮称)からなにも世話になどなっていない。
食事の支度から水の調達。車の整備まで全部ユキコがやっていた。というかR子(仮称)にずっとこき使われていたのである。
ところで、この惑星に送り込まれる流刑者のうち女性はレイプ対策として何か一つ護身用具を持たされていた。
ネバダの場合カッター。桃寿はスタンガン。真須美は特殊警棒。そして、ユキコとR子(仮称)は車を与えられていたのだ。
もちろん一人に一台というわけにはいかないので、二人で使えということだったのだが、R子(仮称)が一人で乗り逃げした今は
ユキコには身を守るものがない。
R子(仮称)「ち! もう電池がねえよ」
仕方なく車を止めて、太陽電池パネルを広げるスイッチを入れた。もちろん、夜が明けないと充電はできないので今やっても
無意味なのだが・・・・・・
R子(仮称)「ん? なんだありゃ」
星明りに照らされた砂漠に何かが舞い降りようとしていた。
良く見るとパラシュートのようだ。
R子(仮称)「カプセル?」
やがてカプセルは砂漠に着地した。
R子(仮称)はカプセルに駆け寄ると、ハッチの横に身を潜めた。中から人が出てきたら殴り倒して食料を奪おうと考えたのだ。
一時間経過
R子(仮称)「まだかよ」
二時間経過
R子(仮称)「イライラ」
四時間経過
R子(仮称)「ぐーぐー」
八時間経過。太陽が昇り始めたる
R子(仮称)「ヤべ! 寝ちまった。 げ! まだ開いてない」
十時間経過。
R子(仮称)「おら! 中の奴出て来い!!」
ドッカン! ドッカン! ゴカキーン!
もはやなりふりなど構ってられなかった。ひたすらハッチを叩きまくる。それでも、ハッチは開かない。
ハッチについてるハンドルをを回してみた。
R子(仮称)「あれ? 鍵かかってないや」
ハッチはあっさりと開く。カプセルの中には一人の男が体育座りでうずくまっている。その顔に見覚えがあった。
R子(仮称)「おめ、渡邊じゃねえか」
男は顔を上げた。
渡邊「R子(仮称)?」
一方桃寿は、ユキコをマタタビ国に連れて行くことにした。城に帰り、親猫に子供を返してやると、いま自分たちが置かれている状況を簡潔に説明した。
真須美「そうかい、そのR子(仮称)ってやつどこに逃げたか知らないけど、他の国に逃げ込む可能性もあるね。どっちみち敵ってことだね。」
ユキコ「R子(仮称)だけならぜんぜんいいんだけど、あいつコンクリ犯の主犯の宮野の友達だから、恐くてさからえなかったの。神作もここにきてるっていうし。」
松田「あー宮野なら死んだから。ここにいるねえ様方の喧嘩に巻き込まれた不幸なやつww」
真須美「おだまり松田!あんたも殺してやろうか!」
松田「ごめんなちゃい」
そのときナツメが血相を変えてはいってきた。
ナツメ「大変だ!ニボシ国が責めてきた!おまえたち戦場にいってくれるな!」
武器を扱えないユキコを城に残し3にんは戦場に向かった。
ニボシ国は、方角的に正面から来ると踏んでいたマタタビ国の意に反し、城の裏手にある巨大なジャングルの入り口まで上がってきていた。
3人はマタタビ国傭兵部隊の支持を受けながらジャングルの中を進み、ばらばらに茂みや木の上に潜伏することになった。
真須美「こんなに他の連中と離れたところに潜伏したって、ニボシ国やつらなんてあたしをみつけられんのかね。さっきからもう1時間くらいこうしてるんだけどねぇ。」
独り言をいいながらあくびをした。
さらに1時間が過ぎたが、どこかで戦闘がおこっている気配すら伝わってこない。松田や桃寿は別の場所で何者かと闘っているのだろうか。
真須美「ふわぁぁぁ眠くなってきた・・・」
その時・・・がさがさと草を掻き分けこちらに向かってくるものがあった。
真須美「!」
慌てて身を低くして様子をうかがった。なにやらうろうろしているようだが茂みの下からなので相手の靴しか見えない。
真須美はしばらく様子を伺っていたが、だんだんめんどくさくなってきた。何者だろうが背後から奇襲攻撃をかけてやる!
真須美は物音を立てないように細心の注意を払い茂みをぬけると、勢いをつけジャンプしながらとびかかった。
相手は振り返る間もなくドサっと倒れこんだ。真須美は馬乗りになって警棒を突きつけた。
「うぐ!」
苦しそうな声を上げて抵抗するその人物は、どうやら女らしかった。真須美よりもいくらか年齢が上のような感じのおばさんだ。
真須美「わるいね。あたしらこの星の住人に世話になってるから義理を通さなきゃならないんだ。あんたも流刑者でニボシ国に雇われてんだろ?」
マスコ「うぅ・・・なにするんだよ。あたしは息子を追ってきたんだよ。降りなこの豚女!」
真須美「なんだって!あんたの返答次第で助けてやろうとおもったんだけどねぇ!」
マスコ「あんたに助けてもらう必要なんてないんだよ。その前に死んでもらうよ。」
そういうマスコのてにはいつのまにか小さなデリンジャーが握られており、真須美の首筋に向けられていた。
真須美は慌ててマスコから離れた。すばやくマスコは起き上がり真須美めがけて一発撃った。
弾は真須美の頬をかすめた。真須美は慌てて踵を返し逃げ出した。拳銃なんか持ち出されたらかなわない。
真須美のあとを拳銃を向けたままマスコが追ってくる。
マスコ「まちな!お嬢際が悪いよ!もう堪忍するんだね!」
真須美は必死で逃げたがマスコも粘着的に追うのを諦めない。
マスコ「この!」
マスコは無理やり真須美の足めがけて発砲した。ぱん!!と乾いた音と同じに真須美が倒れこんだ。
足が焼けるように熱くなり、どくどくとちが噴出した。
真須美「うぅ・・・・ここまでか・・・・。」
マスコ「死ね!」
マスコは真須美に近寄り、デリンジャーを頭に突きつけた。
その時マスコの背後で声がした。
「おめーがしね!」
そこには松田が銃を構えてたっていた。しかし、よく見るとそれは銃ではなく水鉄砲だった。
マスコ「あっはっはっはw僕、そんなオモチャでなにができるってんだ!わかったよ。先に死にな。」
マスコは銃を松田に向けた。
松田「撃ってみろばばぁ」
マスコ「このがきゃぁ!!!」
マスコは松田に向けて発砲した。
ぱん!!!!
乾いた音。
松田は両手を挙げたポーズのままゆっくり後ろにたおれていった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・かのように見えたが、そのまま手を地面につきブリッジ体制にもちこんだ!
その上をスローで弾が通りぬける!
松田「へっへーwマトリックス!」
一瞬何が起こったのか分からないとばかりに立ち尽くすマスコの腕めがけて真須美が警棒を放つ。
マスコ「ぎゃ!!!」
マスコの手からデリンジャーが落ちる。それを松田はすばやく拾い、なんのためらいもなく撃った。
ぱん!
音とともにマスコの額から血が噴出し地面に倒れこんだ。もう生きてはいなかった。
真須美「あんたやるじゃないか。助かったよ。」
松田「いや、別に。」
586 :
少年法により名無し:04/09/21 22:04:45
その2さん乙!真須美殺されるかとヒヤヒヤしたよ
松田もいい奴ぽいな。
>>585 その1さんもいつも乙です!
つづきを〜
面白いなぁ。よくストーリー考えれるよね。
昔のバトロワ版は原作があるけど、これ完全オリジナルでしょ?
毎度乙です。
猫は程なくして気がついた。最初は三人の姿を見て怖がっていたが、こっちに敵意がない事がわかり落ち着きを取り戻した。
ネバダ「はい。水だよ」
パイ「ありがとうにゃ」
ネオ「なんであんなところで倒れていたんだ?」
パイ「僕はこの先にあるミケ村の住民でパイと言いいいますにゃ。家で寝ていたら、いきなり村に怪獣が襲ってきたにゃ。僕は怖くなって村から逃げ出して森の中を夢中で走っている間にいつの間にか気絶してしまいましたにゃ」
ネバダ「怪獣!? それってあたい達みたいな格好していた?」
パイ「そうですにゃ」
ネバダ「誰かこの近くにいるみたいね」
ネオ「ああ・・・・・・」
その誰かに昨夜襲われた事を話すべきかネオが迷っていると、サッキーが横から説明した。
サッキー「実はなネバダは寝ているときにな、僕らも襲撃されたんや」
ネバダ「ええ!? そんな事があったの」
サッキー「相手は三人おった。そのうち一人はネオが倒した。後の二人は逃げてった」
ネバダ「誰なの?」
サッキー「一人は豊川主婦殺しのK。ネオが片付けたのはこいつや。もう一人は大分6人殺傷事件の井上。最後の一人はコンクリの湊や」
サッキーはネバダの表情を観察しながら言った。名前を聞いて昨夜の記憶が戻るのではと心配したが、その様子は見られない。
ネバダ「コンクリの一人? じゃあ、あたいらが譲殺した事が分かったら仕返しに来るかな?」
ネオ「たぶんな。ていうかもう知られてる」
ネバダ「なんで?」
ネオ「え? あ! Kと戦っているときについポロッと洩らしてしまったんだ」
ネバタ「もう! なんでそんな事すんのよ!」
ネオ「いや・・・・・・面目ない」(本当はおまえが洩らした・・・・・・とは言えんよな・・・・・・)
ネバダ「逃げた方がいいかな?」
サッキー「そうやな」
ネバダに同意したものの、本音を言うなら奴らの傷ガ癒える前に決着を付けたかった。しかし、奴らと出会ったとき何か拍子にネバダの記憶が戻ってしまうのではないかと思うと・・・・・・
サッキー「ネオはどないしたらええ思う?」
ネオ「今は戦うべきだ。奴等が宮野と合流してからだと不利になる」
サッキー「戦う以上は勝たなあかん。勝つ自身はあるか?」
ネオ「ううむ・・・・・・情報が足りないな・・・・・・奴らがどこに潜んでいて、どんな武器を持っているか。他にも仲間がいるか。それが分からないことには」
ネバダ「ねえ。ミケ村に行ってみようよ。協力してくれるかも知れないし」
サッキー「そやな。譲や宅間に勝てたのだって、猫達が協力してくれたからや」
三人はパイを道案内に立てて出発した。
同時刻。ミケ村では
湊「あれです」
悦子「ほんとに村があるね。しかし、何だい。家がえらく小さいね」
井上「小人でも住んでるのか?」
湊「猫が住んでいるんだ」
三人はズカズカと村へ入っていった。
猫D「怪獣にゃ!! また怪獣が来たにゃ!!」
猫E「女子供は公民館に避難するにゃ!! 男は武器を持って集まるにゃ」
悦子「おやおや。ずんぶんと可愛らしい軍隊だね。おまえら、ちょいともんでおやり。くれぐれもやり過ぎないようにね。
あんまし数を減らしたら使い物にならなくなる」
湊、井上「ヘイ!!」
残酷描写(筆者自主規制)自主規制したくなるほど残酷な事をやっていると想像してください。
※筆者からのお願い・・・・・・想像するだけにしてください。現実に猫を虐めないでね。
,,,..∧
(*゙;;-゙:)
,,,,..,。 .,,..,,.. ∵ '”・"' ;・ :ノ;∩;;@ ; .⊃ _,,_,..,_,.,,
,(゚;0;;゙;*),.: ゙_.,;> 〜(_つっ ∧,,。、,.,,゛'""''" ・"~ /:: ;; ;;,/、。
' ''`'' ノ;;∪_っ (*;゚ξ※;。) ,.., /;; ; __Σ <>
・∨' ( ;., ;_ ) ;,..;∩,.,∧ /;; ⊃⊃ ノ⌒:_::_:,. ,、,,..,,.., <"':_;'  ̄//
(ノ~^" /ノ;;@;。;ヮ゚;,),. 〜(, : @::@ 〜(;:ξ(:_:::,. (::。ρ;。)つ ,.nn、 ,, ,、_,、 \ゝ
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|。ιぃ. ,;|/ ノゝ,.;巛\,._. "' ;・ :、 '""’:'"゙゛ ':_;'>
∴  ̄ ̄ ̄ '゛;:.,, \ノ) ̄\/ ∧,,...,,"'・ _.,.),.,, ; . ∴"
/ヾ/#ιぃ;;と(:゙;0;:<;:)"⊃;;ζ;・⊃ ハ,..,ハ ,,...,....
と;,..;∧;∵.,, *." ~~'''`''"~''" '""'゛;:.,, ""';;, (;゚:)0::゚)_ _ ,,,,,.,., ∵ζ'゚;ー;') ':_;'>
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ハ_,,,. ・ ", (ノ・"§・\)  ̄;∵ ̄∵”・  ̄ っ∨゙゙゙゛
子猫「うええん!! パパー!」
累々たる屍の中から子猫が自分の父を見つけて泣きついていた。
悦子「おまえら、やり過ぎだよ。猫の手が足りなくなるじゃないか」
湊「すみません。つい」
悦子「まあ、いい。これだけの数が残ってりゃ足りるだろう」
井上「おい! おまえら、ここの代表者は誰だ?」
村長「わしにゃ。なんでこんな酷いことをするにゃ」
湊「決まってるだろ。むしゃくしゃしてやったんだよ」
悦子「今は反省してないよ」
村長「そんな・・・ひどいにゃ! この猫で無し!」
井上「いや・・・俺たちゃ元々猫じゃないので」
村長「おまえらこれを見てなんとも思わないのかにゃ」
村長は家族の死体に泣きつく猫達を指差した。
悦子「分かるよ。あたしもこの前可愛い息子を殺されたばかりなんでね」
あの顔が可愛いと言えるのか多いに疑問であるが・・・
悦子「そんなわけで誰かに八つ当たりしたかったわけさ」
村長「そんな・・・ひどいにゃ。おまえの息子を殺されたことと、わしらは関係ないにゃ。殺した奴に当たればいいにゃ」
悦子「そうしたいのは山々だけどさ、あいにくと奴にどこにいるか分からないのさ。そこで村長さん協力しておくれよ」
村長「なんでわしらが、そんなことしなきゃいけないにゃ!」
悦子「やってくれないと、あたしらまた暴れるかもよ」
村長「う・・・わかったにゃ」
生き残った猫達が広場に集められた。
湊「草の根分けても奴らを探し出せ。奴らを見つけてたら俺達はこの村から出て行ってやるよ」
続きます。
AAはやめておけばよかった。これじゃあ文だけ自主規制しても意味ないですね。
筆者その1さん乙です。
>悦子「分かるよ。あたしもこの前可愛い息子を殺されたばかりなんでね」
>あの顔が可愛いと言えるのか多いに疑問であるが・・・
禿藁w AAはダイジョブです。
続き
真須美の足の負傷は思ったよりもひどかった。立てないどころか出血がひどく、真須美の顔はだんだん青白くなる。
松田「あー・・・トランシ−バー通じねえ。桃寿どこにいんだよ。他のねこたちもみあたんねーし。」
松田は真須美の足に巻いた血だらけの包帯を新しいものとかえた。
真須美「はぁはぁ・・・くるしい・・・あんた・・あたしを見捨てて逃げたりしたらただじゃおかないよ・・・」
松田「・・・・わかんね。でもそんなことしたら桃寿に後でうるさく言われそう。」
真須美「・・・はぁはぁ・・あたしがおこした砒素事件・・知ってるだろ?・・・犠牲者のなかに少年がいた・・・・生きてればあんたと同じくらいだった・・・」
松田は無言で真須美の顔を見ていた。
真須美「・・はぁはぁ・・・あんたは気づいてないかもしれないけど・・・あんたのこと・・・大事にして・・可愛がってやろうとおもった・・罪滅ぼしのために・・・」
真須美は額に大量の汗をかいていた。
真須美「・・・でも・・ほんとは・・あたしたち人殺しは・・生きていることは許されないのかもしれないね・・・人殺しの罪の重さを償って・・・帳消しになんてできないんだ・・・」
松田「・・・・・・・・・・・死にたい?」
真須美「・・・・・いまは・・・・・すこし・・・・そんな気もするね・・・・」
松田はしばらく真須美を見つめていた。そして真須美のかばんからちいさなビンをとりだすと
中の液体を真須美の口に無理やり流し込んだ!
真須美「ゴフッ!!ガッ!!!」
真須美は激しく咳き込み泡を吹き始める。目玉がきょろきょろと反転し、顔がどすぐろく変色しはじめた。
松田はその様子を表情を変えず見つめていた。
・・・1時間後、真須美は多量の血を吐き、絶命した。
真須美ファンの皆様、ごめんなさい!
松田はそこに落ちていた石を拾うと、地面の土を狂ったようにえぐりはじめた。土が自分の顔や服に跳んでもお構いなしだ。
松田はずっとその作業を続けた。無我夢中で時間がたつのもわすれながら。
気がつくとすっかり日が暮れ、大きなおとながはいれるぐらいのあなができていた。松田は、真須美の死体を引きずって、穴におとした。
その上から土をかけていった。
「松田くん!」
後ろで桃寿の声がした。
松田「来るな!!!来るな!!」
しかし・・・・・桃寿はかけより、一緒に土をかけ始めた。この土の下にだれがいるのか桃寿はわかっていた。
どれほど時間がたっただろうか。穴は埋り、桃寿が摘んで来た花を植えると立派な墓になった。
松田はその場に膝をついた。
松田「俺は・・・・・わかんない・・・・」
桃寿は松田の顔を覗き込んだ。土が跳んで真っ黒だった。
松田「・・・最後に真須美と話した時・・・・・なんか・・・・なんか・・・見たことないくらい目がきれいで・・・・すげーこわかっ・・・」
松田の手が震えている。
桃寿「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
桃寿は松田の手を握った。
松田「・・・・・なんか・・・おれは・・・・・おれは・・・・・」
桃寿「もうなにもいわなくていいよ」
そういうと桃寿は松田を引き寄せて抱きしめた。松田は小動物のように震えていた。
桃寿「あたしが守ってあげるから」
桃寿は松田のことを軽蔑したりする感情などなかった。恐くもなかった。しかし、ほとばしるような不思議な感情をかかえていた。
それはかつて死んでしまった恋人の谷と、出会ったころのような気持ちだった。
ふと、松田のポケットからネバダの写真がはみ出ていた。桃寿はなんだかやるせない気持ちになった。
いやだ・・・あたし嫉妬してる・・・この子は松田くんのことなんか知らないのに・・・・
そう思っても、湧き上がる感情に支配されつつあった。
・・・この子がいなければきっと彼はあたし一人のものになる・・・。
宮野を殺した時のような残虐なきもちが目覚めた。
・・・・見つけ次第ころしてやる・・この女・・・・。
そんな桃寿の気持ちをよそに、松田は腕のなかで寝てしまっていた。
明日はかけないので、筆者1さんおながいしまつ。
松田と桃寿の絡みのほうが充分グロなので、AAはまじできにしないでください。
筆者その3,4,5・・・・・・募集中でつ。
真須美死亡─―wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─― !!!!!
何だかいい展開になってきましたなーワクワク
>>599 ストーリーが思い浮かばないんだ・・・スマソ
いつも応援してます・・・
真須美〜(涙
605 :
少年法により名無し:04/09/23 00:18:17
その1さんその2さん乙です。
>>604 そこの>103見る限り、そう言ったのは酒じゃないぽいですね
ネバダと桃寿の対決くるかな?ワクワク
>>604 彼が手記出したら読んではみたいですね。
いつも乙!続き楽しみにしています
出発して一時間ほどが過ぎた。一行は開けた土地に差し掛かる。
パイ「ミケ村はここから良く見えますにゃ」
盆地にある集落が木々の間から見えた。
ネバダ「どれどれ」
双眼鏡を村に向ける。
ネバダ「猫が、いっぱい殺されている!?」
サッキー「なんやて!?」
サッキーとネオも双眼鏡を取り出した。猫達に混じって三人の人間がいるのが分かる。
サッキー「しもた!! 先を越されたか」
ネオ「もう村は占領されているぞ。どうする?」
サッキー「しばらくここに隠れて様子を見よう。やつらの出方を待つんだ」
一方。村では一番大きな建物の中で悦子と湊が猫達の報告を待っていた。その間、井上は外で見張りをしている。
悦子「奴ら、ボウガンを持っていたそうだね。それはあの小娘が持たされた護身用具かい?」
湊「違うと思います。おそらく俺の背中に刺さっていた鏃はプラスチック製でした。たぶん、カプセルの底面に貼ってあったやつをグラインダーで削りだしたんでしょう」
悦子「この世界にグラインダーなんかあるのかい?」
湊「いえ。カプセルに積んであった工作キットを調べたら、小型のグラインダーがあったんです。奴らのカプセルにも同じものがあるのでしよう」
悦子「対策はあるのかい」
湊「とりあえず、猫達に盾を作らせています。もう直ぐできるでしょう」
その時、一匹の猫が建物に入ってきて悦子に耳打ちした。
悦子「そうかい。奴らが見つかったかい」
樹木が鬱蒼と茂る森は襲撃者に取って、格好の隠れ家となる。
湊と井上は前後左右を盾で防御しながら進んでいた。
湊「おい! まだか」
先頭を歩いていた猫が不服そうに答える。
猫「もうすぐにゃ」
湊「ち」
井上「湊さん。譲さんて人は死んだんでしょ。もう、あの婆さんの言うこと聞かなくてもいいんじゃないんですか?」
湊「馬鹿! うかつな事言うんじゃねえ。ここに送り込まれる女は、みんな武器持たされているんだよ。レイプ対策にな」
井上「レイプ対策ねw あの婆さんに必要すか? どっちかというと逆レイプに使いそうな。でも、武器なんて取り上げてしまえば」
湊「できねえんだよ。あの武器はちょっと特殊でな。取り上げても俺達には使えないし、在庫がどれだけあるか分からない」
猫「着いたにゃ」
猫が指差す先に一人の男がいた。男は焚き火のそばに座り込み肉を焼いている
湊「おい! 違うじゃねえか」
猫「そんな事言われても、こんな似顔絵じゃわからないにゃ」
こんな似顔絵
γ___
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warota
井上「ううん・・・やっぱり2ちゃんアスキーアートじゃ無理か」
湊「おい! そこの男」
サッキー「ん? なんや? 僕のことか?」
二人とも昨夜は暗くてサッキーの顔を見ていなかったのだ。ネバダも昨夜は仲間の名前を言わなかった。
もちろん、サッキーがネオ達の仲間ではないかと疑ってはいたが、まったく無関係という可能性もあるのでとりあえず様子を見ることにしたのだ。
湊「おまえ、酒鬼薔薇とかいったな。この二人を知らないか?」
サッキー「知っとるで。ネオむぎとネバダやろ。僕も同じ船に乗ってた。こいつらかどないかしたんか?」
井上「なに!?」湊「おまえ、こいつらの仲間か!! 」
サッキー「ちゃうちやう。僕らこいつらに追い回されてるねん」
湊「なぜだ?」
サッキー「僕らな。ここへ来て二手に別れたんや。僕は神作さんと、その二人は宅間と。で僕らは猫の戦争に巻込まれてそれぞれの陣営についたんや。
で、早い話が僕らの陣営は負けて神作はんは殺され僕は命からがらここまで逃げてきたんや。まあ、ここまでは追ってこんやろ」
井上「残念だな。俺達は昨夜こいつらに出くわしたんだ」
サッキー「うそやろ。こんな遠くまで追ってくるかいな」
湊「うそじゃねえよ。俺は昨日ボウガンで撃たれたんだ」
サッキー「ボウガン!! 間違えない! やつらや。どないしよ?」
湊「落ち着けよ。これから俺達が守ってやるからよ。だから、おまえこの辺り案内しろや」
サッキー「守ってくれますんか? おおきに。喜んで案内させてもらいます」
一行はサッキーを先頭に歩き始めた。
井上「湊さん。信用して大丈夫なんですか?」
湊「馬鹿。信用する分けないだろう。こいつが変な動きしたら直ぐにぶっ殺せ」
続く。
明日は書けません。
筆者その2さんお願いします。
その他にストーリーを思いついた方も書き込んで下さい。
今までの話の続きじゃなくても、この惑星に落ちたほかの犯罪者の話でもいいです。
その1さん乙!
猫萌え
サッキーは何かたくらんでるのか
筆者1さん、サッキー作家志望のガセネタの件ですが、もしそんな本がホントにでるとしたら、私は読んでみたいです。
ただ、買いません。立ち読みってことで。まぁ、その印税で被害者遺族に賠償金を支払うなら別ですが・・・。
酒鬼薔薇をモデルにした小説で、桜井亜美著「14〜FourTeen〜」ってやつよんだ方いますか?あれはけっこうよかったです。
R子(仮称)は、渡邊に車を運転させていた。車はバギーカーなので、砂をものともしない速さでかけぬけていく。
R子(仮称)「渡邊てめー、もっとスピードだせっつってんだよ!」
渡邊の頭をごつんっと叩いた。
渡邊「そ、そんなこといったって・・・もういっぱいまでクラッチふんでるよ。」
R子(仮称)「あーもー、宮野がいてくれたらな。またみんなで湊んち集まって、トランスかけながらシャブ決めて、やりてぇやつは適当にやって・・・」
渡邊「もうそんな歳じゃないでしょう・・・」
R子(仮称)「うっせぇんだよ!てめー殺すぞ!」
渡邊「す、すいません・・・・。」
2時間後、とうとうバギーカーは砂漠をぬけて、緑の多い平地に出た。
渡邊「どうする?R子、もうガソリンがないよ。」
R子(仮称)「あぁ?なんとかしろよ!」
そんなこと言ったって、と渡邊が言いかけた時、遠くに村らしきものが見えた。二人は少し安堵しながら車をとばし、その村にはいって行った。
R子(仮称)「おい、渡邊、この村変じゃねぇ?」
渡邊「・・・・・・」
渡邊はR子(仮称)の隣でさっきからがたがた震えている。無理もない。猫の死体があちこちに転がっている。
しかもそれらは、首や手足が取れ、内臓が引き出されており、異臭をはなっていた。
2人は逃げ出すことも考えたが、車の燃料をなんとかしないとこの先進めそうもない。静まり返った村の中を忍び足で進む。
・・・・・・・・その時・・・・・
いきなり渡邊がうつぶせに倒れた!
R子(仮称)「?!!」
R子が振り向いたと同じに、お腹に強烈なパンチが入る。
R子(仮称)「ゴフ!!」
R子は地面に這いつくばった。
悦子「なんだいあんたたち!よく見たらうちの息子の旧友じゃないか!」
R子「ごほごほ・・・嬢のおばさん・・・?」
渡邊もなにごとかという顔で起き上がった。
悦子「ちょうどいい。仲間が増えたようだね・・・・。」
悦子は薄汚い前歯を剥き出しにしてにんまりと笑った。
続きまして桃寿たちです
桃寿や松田の知らないところでマタタビ国は勇敢に戦い、なんとかニボシ国を蹴散らした。
しかし、たくさんの負傷者が出たため一度城に引き返すことになった。
城について、二人は土で汚れた服を捨てて新しいものに着替えた。真須美がいなくなったことについてナツメは何も聞かなかった。
二人は寝室を与えられたが、いろいろ考えた結果旅立つことにした。
ナツメ「そうか・・・・いくのか。わたしはとめはせん。だが、もし何かあったらまた戻ってくるんだぞ。そうだ、これらをもっていくがいい。」
ナツメはなんと、小さいバギーカーと食料を用意してくれたのだ。
桃寿「ありがとうございます!うわぁ・・食料もこんなに・・・・」
ナツメ「礼はよい。この星の猫たちは、たとえあいてが誰だろうと一度もてなした相手には義理を尽くす。」
桃寿「ありがとう本当に。松田くんもお礼をいって。」
松田「・・・ありがとうございます。」
ナツメ「余計なことだろうから黙っていたが・・少年、きみの目の色はなんだか・・・・不吉なものを宿している。なにか命に関わる災いがふりかかるかもしれないから、常に冷静さを忘れるんじゃないぞ。いいな。」
松田「・・・・・・べつに、大丈夫だよ・・・・・・」
二人はオカカ国を目指して旅立った。
続く
2,3日書けないので、筆者1さん、他の皆さん続きヨロ。
ところで、まえ小説にも登場してくれたバモイド神(っていうコテの方)、最近でてこないけど
なんか犯罪とか犯してないかどうか心配だよ。
酒鬼薔薇とネオむぎこえたるわ!とかいってたし・・・・。
乙です!
>>625 宅間死刑執行日から見掛けなくなりましたね
サッキーは今ネバダたちといないんですよね、どうなるんだろ・・・
時間は少しさかのぼる。
パイ「ここですにゃ」
パイの指差す先に矢倉の様な物があった。その下に縦坑が続いている。
ネオ「この穴はなんだ?」
パイ「灌漑用の水路ですにゃ。まだ工事中なので水は流れてないけど、村まで続いてますにゃ」
ネオ「よしここでサッキーからの合図を待つぞ」
ネバダ「それにしても、ネオにあんな特技があったとはね」
ネオ「まあな。少年院にいる時に身に着けたんだ」
ネオには唇の動きから、その人が喋っていることが分かる読唇術があった。(フィクションです。実在のネオとは関係ありません)そのおかげで湊達の企みを双眼鏡で見破れたのだ。
そこで湊らに顔がばれていないサッキーが森の中で火を焚いてわざと猫達に見つかるのように仕向け、自分の方に湊達をおびき寄せ、その間にネオとネバダを別ルートから村に侵入させる作戦を取ったのである。
トランシーバーのコールサインが数回光った。モールス信号にようなパターンだ。
実際にはもっと単純だが、このサインは村から二人離れたという意味。
会話は盗聴される恐れがあるのでこういう方法に出たのだ。
ネパダ「オッケー! ネオ、作戦開始よ。村に残っているのはおばさん一人だわ」
ネオ「ラジャ」
三人はロープを使って縦坑を降りた。五メートルほどで底に着く。そこから人がやっと通れるぐらいの横穴が延びていた。
ネバダ「この穴、どこまで続くの?」
パイ「僕の家の裏まで続いてますにゃ」
そこに着いたのは三十分ほど歩いてからのことだった。
ネオとネバダを穴に残してパイを偵察に出した。
ネバダ「サッキー大丈夫かな?」
ネオ「奴なら上手くやるさ」
話が進んでるー!(*゚∀゚*)
一気に読みました!その1さん、その2さんありがとう!
サッキーと猫を先に立てて湊と井上は森の中を進んでいた。
サッキー「なあ、お二人さん。こんなところ歩いとったら、いつ矢が飛んでくるか分かりまへんで。僕にも盾を一枚分けてもらえまへんか」
井上「贅沢言ってんじゃねえよ」
湊「心配すんな。おまえが撃たれたら、俺達が仇とってやるからよ」
サッキー「そんな殺生な。とほほ・・・・・・」
一行はやがて屋久杉のような大木の前に出た。
大木の中は空洞になっている。人が隠れるのにもってこいだ。
湊「おまえ。先に中に入って見ろ」
サッキー「そんなあ。中に奴らがいたらどないしますねん」
井上「仇は取ってやるって言ってるだろ」
湊「おまえだって地球で人を殺してるんだろ。ここで、殺されても因果応報というやつだ」
サッキー「人の事言えるんかいな」
湊「なんか言ったか?」
サッキー「いえいえ別に」
サッキーはチャッカマンで松明に火を燈して中に入った。
その直後。
サッキー「ぎゃあああああ!」
湊「どうした!?」
洞からサッキーがヨロヨロと出てきた。
その胸には矢が刺さり、赤い血がドクドクと流れている。
湊「中にいやがった!」
湊と井上は、警戒しながら中に入る。サッキーが中で落とした松明の灯りだけでは中の様子はよく分からない。もっていたソーラーランプを燈した」
井上「何処だ!? 何処にいる!?」
サッキー「ここや」
井上「なに?」
サッキーの声に振り向いた井上が目にしたのは眼前一杯に迫る鏃。それが彼の右目がこの世で最後に捕えた映像となる。
次の瞬間、鏃は井上の右目を突き破りそのまま脳に達した。
湊「テメエ!」
湊は邪魔な盾を放り出した。
サッキー「今や! ネオ!」
湊「なに!?」
まだ仲間がいた? と誤解して、井上は慌てて盾を拾って防御を固めた。それが彼の命取りとなった。
上半身は盾で守られている。下半身はズボンの周りに木の板を貼り付けて防御してあった。
サッキーはポケットから小さなビンを取り出すと、湊の足にビンの中の液体を振り掛ける。
湊「な?」
直後に落ちていた松明を投げつけた。
湊「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
湊の下半身は火に包まれた。転げまわって苦しむ湊にサッキーは冷ややかな視線を向ける。
サッキー「僕も人殺しやけど、あんたも地球で監禁した女の子にこんなことしたんやろ。因果応報や」
そしておもむろにボウガンのトリガーを引いた。
十分ほどして、パイが戻ってきた。他に三匹の猫を従えている。
パイ「この三匹だけ隠れていて助かりましたにゃ。他の皆は公民館に閉じ込められてますにゃ」
ネオ「閉じ込められている数は?」
パイ「二十匹ですにゃ」
ネバダ「人間は何人?」
パイ「一人ですにゃ」
ネバダ「ネオ。これなら正面から行けるんじゃない」
ネオ「ああ。こそこそ隠れる必要はない」
二人が穴からでたその時。
キュイイイイン!
ネバダ「なんの音?」
ネオ「隠れろ! 車だ」
二人は慌てて建物の影に隠れた。
ネバダ「奴らの仲間かな?」
ネオ「わからん」
車は村はずれに止まり、男と女が降りた。
突然、建物の影に隠れていた中年女がいきなり背後から二人に襲い掛かった。
ネバダ「どうやら仲間じゃないみたいね」
ネオ「チャンスだ。今のうちに猫質を助けよう」
633 :
少年法により名無し:04/09/25 12:41:13
(゚∀゚)ワクワク
死んだー!サッキーカコイイ
筆者その1氏毎度乙
幸いなことに、公民館の位置は悦子たちから死角になっているので見られる心配はない。
しかし、あまり時間はないはずだ。公民館の扉には鍵がかかっていたが、これはパイが合鍵を持っていたので直ぐに解除できた。
だが、その他に扉には二枚の木の板が打ち付けられいてる。
ネオ「何か工具を」
猫達が工具を集めてきた。その中にあったパールの様な工具で引っぺがし作業にかかる。
ネオ「ネバダ。ここは僕がやる。奴らがこっちへ来ないか見張っていてくれ」
ネバダ「うん。分かった」
ネバダは二匹の猫を連れて悦子たちのいる方へ向かった。
ネバダ「これ以上近づけないか」
藪の影から三人の様子を見張る。どうやら、いつの間にか争いは収まったみたいだ。それどころかどうやら三人とも知り合いだったらしい。
ネバダ「まずいな」
ネバダはボウガンに矢をセットした。その様子を見ながら猫が言う。
猫F「それはにゃんですか?」
ネバダ「ボウガンと言ってあたいらの星の武器さ。それより、あんたこれ預かっていいくれない」
矢筒を猫に手渡す。
ネバダ「一発撃ったら、次の矢をセットする暇がないからそれを持ってネオのところへ逃げて」
猫F「わかりましたにゃ」
やがて、悦子たちは公民館の方に歩き始めた。
ネバダ「行かせるか」
ネバダは隠れ場所から飛び出す同時に、悦子たちの前に立ちはだかった。
呆気にとられる悦子にボウガンを発射。
直度にボウガンを背後に投げ捨てる。投げ捨てたボウガンは別の猫が受け止めた。
そのまま、矢を追いかけるように悦子に向かって猛然とダッシュした。
悦子「く!」
悦子は左手に持っていた盾で矢を受け止めた。盾によって視界が遮られる一瞬の隙にネバダは一気に間合いを詰めた。
ネバダ「でぇぇぇぇい!」
悦子とすれ違いざまに、カッターで悦子の脇腹を浅く切り裂く。
悦子「ぐ!」
背後から切りつけてやりたいところだが、今は悦子の関心をネオむぎからそらすのが大事だ。
十メートルくらい離れたところでネバダは振り返った。
ネバダ「やいババア!! あたい一人探すためになんてことすんだ!! ここの猫達は関係ないだろう」
悦子は切られた脇腹を抑えながら振り返った。
悦子「猫ぐらいで騒ぐんじゃないよ。よくもあたしの譲を殺してくれたね」
ネバダ「ああ、確かに譲を殺したのはあたいたちだよ。だけど、ここの猫達は無関係だろ」
悦子「は? 何を気取ったこと言ってんだ。こんな星に送られてきた奴はみんな外道さ。おまえだってクラスメートを殺したんだろう。そんな奇麗事を言う資格があると思っているのか」
ネバダ「ああそうさ! あたいは確かに友達を殺した。どうしようもない馬鹿野郎さ。八つ裂きにされて殺されたって文句なんか言える筋合いじゃない。だから殺したかったらあたいを殺せ!!
関係のない奴を巻込むな!」
悦子「そうかい。じゃあここであたしに大人しく殺されな」
ネバダ「大人しくなんか殺されるものか!! あたいを殺したければ死ぬ気でかかってきな」
悦子「いいだろう。ただし、逃げるんじゃないよ。逃げたら閉じ込めてある猫達を焼き殺すからね」
ネバダは公民館の方にチラっと視線を向けた。
ネバダ「誰が逃げるか! かかってきやがれ、厚化粧の糞ババア」(ネオ。急いで・・・・・・)
続きます。
ネバダ頑張れー!
(゚∀゚)ドキドキ
640 :
少年法により名無し:04/09/26 00:58:59
応援続き希望あげ
コンクリ犯が皆しんでゆくー♪
642 :
少年法により名無し:04/09/26 17:40:23
R子(仮称)「ああ!? なんだこのクソ生意気なジャリは? おばさん、ここは一つがあたしが軽くひねってやりますよ」
そう言って進み出たのは、強き者を助け、弱き者を虐める天下無敵の卑怯者R子(仮称)。この女の最大の弱点は、本当に弱い奴と弱そうに見える奴の区別がつかないことである。
ネバダ「誰がジャリだ!! この垂れチチガングロババア!!」
R子(仮称)「ンダトウ! もいっぺん言ってみろ!! まな板胸が、テメエなんざあたしの手にかかれば三十秒で・・・・・・」
三十秒経過
R子(仮称)「こ・・・・・・こいつ・・・・・・つええ」
バタ! そのまま地面に倒れこむ。
ネバダ「弱いぞ。あんた」
悦子「情けないね。渡邊。おいき」
渡邊「はい。いくぞ! このガキ!!」
ネバダ「かかってきやがれ!! このキモオタヒッキー!! 」
ピタ!! 渡邊の動きが唐突に止まった。
ネバダ「え?」
渡邊「いいんだ。僕なんて、どうせ・・・・・・駄目なやつさ。僕なんて・・・・・・女の子にキモがれるやつさ」
地面に蹲りいじけ始める。
精神攻撃にとことん弱い男であった。
ネバタ「なかなか、頼りになる仲間ねw」
悦子「まったく、ドイツもこいつも。もういい。あたしが相手だ」
ネバダは悦子との間合いを慎重にゆっくりと詰めていった。
悦子からなにやら得たいの知れない殺気を感じる。
悦子「ふ」
悦子が不適な笑みを浮かべた。
ネバダの中で警報が鳴り響く。(避けろ! 避けるんだ!)
次の瞬間、悦子が口を尖らせた。
同時にネバダは左へジャンプ。
今まで彼女の占めていた空間を何かが通り過ぎた。
ネバダ「なに? 今の」
悦子「良く避けたね。だが、次も避けられるかな」
悦子はまた笑みを浮かべ、ネバダの後方に目を向ける。
そこでは、さっきまで倒れていたR子(仮称)がむっくり起き上がっていた。
恐るべきR子(仮称)。ゴキブリ並みの生命力である。
R子(仮称)はヨロヨロとしながらも、ネバタの背後に迫りつつあった。
続く
>渡邊「いいんだ。僕なんて、どうせ・・・・・・駄目なやつさ。僕なんて・・・・・・女の子にキモがれるやつさ」
わろたw
647 :
少年法により名無し:04/09/26 23:35:41
NEVAが危ない!(゚∀゚)ドキドキ
さて、悦子の使う武器は何なのか?
悦子が口を尖らせた。
ネバダは右に避ける。何かが光りながらネバダの左側を通り過ぎた。
ネバダ「これは?」
次の攻撃が来た。それもネバダは避けるだが知らぬ間に彼女はR子(仮称)の正面に誘導されていった。
R子(仮称)邪悪な笑みを浮かべ両手を大きく広げた。
今にも掴みかからんとしたその時、
ネバダはサッとしゃがみこんだ。
今までネバダの頭があった空間を通り過ぎたそれは、R子(仮称)の鼻に突き刺さった。
R子(仮称)「あだだだだ!!」
ネバダ「え? ガングロババア!」
ネバダはすばやく肘をR子(仮称)の鳩尾に叩き込んだ。
ネバダ「針!?」
R子(仮称)の鼻には小さな針が刺さっていた。
悦子「そうさ。含み針っていうんだよ。今のはただの針だが、次は麻酔針だよ」
悦子は次の針を口に含んだ。
ネオむぎ「動くな!! ボウガンが後からおまえを狙っている」
悦子「ち!」
ネバダ「ネオ!!」
見ると公民館の扉は大きく開き、中から猫達が逃げ出していた。
悦子「はいはい。降参するよ」
悦子は両手を挙げてネオの方を振り向く。
ネバダ「ネオ! 近づいちゃ駄目! そいつは・・・」
遅かった。油断していたネオの肩に針が刺さる。
ネオ「な?」
たちまち睡魔が襲ってきた。
ネバダ「ネオ!」
650 :
少年法により名無し:04/09/27 18:55:14
カメハメ派
>>650 残念。含み針でした。
ネバダは悦子の針を避けながらネオの元に駆け寄ると、ボウガンを拾って悦子に向かって撃った。
針と矢が空中ですれ違う。
ネバダの矢は盾で防がれた。
針は・・・
ネバダ「避けられない」
その時、まだ意識が朦朧としていたネオが身を起こして自らの体で針を受け止めた。
ネオ「ネバダ・・・お前だけでも逃げろ」
ネバダ「でも・・・」
ネオ「逃げろ・・・そして・・・サッキーをつれてきてくれ」
ネバダ「分かった」
ネバダはボウガンを拾うと抜け穴に向かって走り出した。
悦子「お待ち!!」
ネバダの背後から放った針と彼女には届かず、地面に落ちる。
続く
ネオ死なないで!
おー!続きをー!
その1氏いつも乙です!読むしかできなくてスマン!
ネオピーンチ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
>>626筆者1さんごめんなさい。書いたあとに思い出しました!修正してくれちゃったみたいで・・・すいません。
ネオどうなるんだろ。死んじゃやだ。しかし、ネオはネバのために命張ることが多いですね。・・・ということは??
自分がネバなら、鈍感なサッキーより気が利くネオに惚れると(ry
>>627回答トンクス。やっぱり宅間が死刑になったぐらいから小藩から消えましたよね。大丈夫かな?
筆者1さん乙です。ネオどうなるんでしょう・・・・。
続き
桃寿は出発する前ユキコにも一緒にいかないかと誘ってみた。しかし
ユキコ「あたしは行かない。二人と違って誰かと殺しあうなんてできない」
桃寿「・・・でも・・・・」
ユキコは真須美のことで、2人を軽蔑しているようだった。
ユキコ「だいたいなんであたしがこんなとこに来なきゃなんないのよ!痴漢でっち上げなんてみんなやってるって!人殺ししたわけじゃないのに!」
桃寿「そんなこと言ったらあたしだって、直接人殺しをしたわけじゃない!だけど、自分の勝手でなんの罪もないひとが、一生消えない傷を負ったり未来を奪われたりすればそれは殺人といっしょなの!」
ユキコ「あんたにいわれたくないわよ!もうほっといてよ!」
そこまで言われて桃寿は引き下がるしかなかった。
桃寿「わかった・・・・元気でね・・・」
桃寿はユキコの部屋の前から去っていった。
松田「ふーん。あの人そんなこと言ってたんだね。」
桃寿が運転するバギーカーの助手席で呟いた。
松田「ところで桃寿って16だっけ?なんで車運転できんの?」
桃寿「彼氏の車よく無免で運転してたんだよね」
桃寿は考えた。これ以上谷のことを松田に話すのはやめよう。松田が遠くなる気がする。それにもう谷は元彼なのだ。
しばらく桃寿は無言で運転した。
松田はふと、夕べのことを思い出した。そういえば・・・桃寿俺のこと抱きしめてなかったけ?
そう考えると、松田は急に気まずくなった。松田にとって女の子とそういうことするのは初めてだった。あの時桃寿はなんだかいいにおいがした。
松田「・・・・・・・」
桃寿「・・・・・・」
松田「・・・・・・・・・・・」
桃寿「ちょっと!きまずいんですけど!」
松田「うっせぇ。俺に言うな。」
そんな付き合いたてホヤホヤのカップルみたいなやりとりをしてしまった。むしろユキコは来なくてよかったかもしれない。
しかし、こんなにギクシャクしてしまってはこの先思いやられる。
松田「・・・・あのさ・・・・」
桃寿「・・・・なに?」
松田「・・・あのさ・・・・俺・・・・」
桃寿「ハッキリ言えば?」
松田「じゃぁ言うけど、俺はネバダちゃんと会ったらお前とは一緒に行動しないから」
桃寿の心に衝撃が走る。
桃寿は動揺を隠すのに必死になりながら
桃寿「ふーん。じゃぁそうすれば?向こうがなんて言うか知らないけど」
松田「は?なにがいいてぇんだよ?」
桃寿「あんたさ、自分のやろうとしてることがわかってんの?いい?あたしがその子なら、いままで自分にストーカーしてたようなやつなんかきもくて相手にしないから!」
松田「てめぇ殺すぞ」
桃寿「運転してるのはあたしだよ?文句あんなら降りれば?」
松田「・・・・・・・・・ちっ」
会話しながら桃寿は気づいた。
桃寿「ちょっと!いま向こうの方に村があったよね?!」
松田「向こうってどこだよ」
桃寿「右の方。森の向こう側」
松田「おまえがくだらねぇこと言い出すから見過ごしたじゃねーか!」
桃寿「とりあえずもうかなり通り過ぎちゃったから引き返せないね。オカカ国への道はナツメに聞いたからいいよね?」
二人はさらにスピードを上げてどんどん進む。通り過ぎた村に目的のネバダたちがいるとは知らずに・・・・・・・。
続く
松田とネバダとサッキーが出会うのが楽しみです。
>>656 確かにサッキー鈍感ぽ
ネオどうなるんだ!サッキー頑張れ!ユキコもどうなるんだろ?もう登場なし?
桃寿、何だかいいキャラですね。ワクワク
>>660の続き
ネオ達の話はもう少し待ってください。
村を通り過ぎて一時間ほどたったとき。
松田「ところでさ、単純な疑問なんだけど・・・」
桃寿「なに?」
松田「ナツメはなんでこんなバギー持っていたんだ?」
桃寿「なんでって・・・?」
松田「だってどう考えても変じゃねえか。この星って機械文明なんかなさそうだし、かりにあっとしても、座席が地球人仕様だし」
桃寿「・・・」
松田「まさか、気がついてなかった?」
桃寿「別にいいじゃない。あったんだから」
松田「よくねえよ。これが、あったってことは誰かが俺達より先にあの国に来てこの車を置いていったて事だろう。その誰かはどこへ行ったんだ?」
桃寿「それは・・・」
松田「俺達は砂漠で見つけたカプセルから続く轍を追ってマタタビ国へたどり着いた。でもさ、ユキコとR子(仮称)がマタタビ国に着いたのは俺達より少し後。徒歩の俺達はこんな早いバギーをいつの間に追い越したんだ?」
桃寿「なにが言いたいの?」
松田「つまり、最初に俺達が追っていた轍はてっきりユキコ達の車かと思っていたけど違ったんだよ。今、俺達が乗ってる車が着けたものなんだよ」
桃寿「! ・・・あの国に、まだ他に誰かいた・・・」
引き返して確かめようか。という思いが一瞬湧いた。だが
桃寿「だとしても、あたし達には関係ないわ」
松田「そうだな」
バギーは一路オカカ国を目指した。
その頃。ユキコはバギーの過ぎ去った方を見ながら呟いていた。
ユキコ「意外と鈍い人達だったわね。痴漢冤罪ぐらいでこんな惑星に送り込まれるはずはないって、もう少し疑われるかと思ったけど・・・」
背後から一台のバギーが近づいてきた。バキーから一人の女が降りる。明らかに流刑者とは違っていた。
女「新しいバキーが届いたわ。使い方は分かるわね?」
ユキコ「ええ。ところで、これであたしの新しい身分は作ってもらえるのでしょうね?」
女「そうよ。貴女はこの惑星で死んだことになって、地球ではまったくの別人として生きていけるわ。そのためにも頑張って頂戴ね。手始めにニボシ国へ行ってもらうわ。
あの近くに上祐が降りているの。他のオームメンバーもそこに集結しつつある。おそらく、Xディーではこいつらがこいつらが一番厄介になるわ。彼らの動きをしっかり探ってきて頂戴」
ユキコ「分かりました」
ユキコはバギーに乗り込んだ。
女「くれぐれも洗脳に気をつけてね。一応、アンチマインドコントロールの訓練は受けてると思うけど」
ユキコ「頑張ります」
ユキコのバギーは南に向かって走り去った。
続く。
次はネオ達ですが、すみません。頭が痛くなってきたので今夜は休みます。
668 :
少年法により名無し:04/09/29 07:10:07
ユキコー!
無理はなさらずに!
続き楽しみしてます
700gt
筆者1さんお大事にしてください。ネオたち気になるけど、書けそうな時にヨロです。
続き
桃寿と松田を乗せたバギーは程なくして、大きな湖にでた。
桃寿「オカカ国に行くにはこの湖の向こうに出ないと行けないみたい。そうするとかなり遠回りだわ。」
もう日も沈みかけていた。太陽のひかりがないと長距離をはしることは難しい。
松田「朝になってからの方がいいんじゃない?今日はもうここまでだね。」
桃寿「そうだね。お腹すいたからなんか食べよう」
その時、
「たすけて〜!!」
人の声が遠くから聞こえる。
桃寿「?」
さらに
「たすけてー!!誰かー!!」
桃寿と松田は顔を見合わせた。声は湖の方からだ。二人は声の方に走っていた。
二人は湖の淵に生えている芦みたいな植物を掻き分けながら水の中に目をやると、
なんと人間が溺れている。
男「たすけてだれか!!ごぼごぼ!!」
若い男は泳げないのか、今にも沈みそうだ。
桃寿「ねぇ、どうする?助けた方がいいかな?!」
松田「ほっとけんなもん。助けたところで荷物がふえんのめんどくさい」
桃寿「いや、助けよう。仲間は多いほうがいいと思う!」
桃寿が跳び込もうとしたそのときだった。後ろでエンジン音がきこえた。
なんと、桃寿たちの車にまた別の若い男がのってその場をさろうとしていた。さらにまた別の男が向こう側で、先ほどまで溺れていた男をひきあげ、車に乗った男が二人を乗せようとそちらにむかっていた。
二人は一瞬あっけにとられたが
松田「まてこのやろう!!!」
松田はそこにあった石を掴み、車の男にむかって思いっきり投げつけた。
松田の投げた石は車の男の後頭部にがつんと直撃した。
男はあまりの衝撃におもわずハンドルをはなし、車ごと脇にあった木にぶつかった。
松田と桃寿は車までかけよった。
松田「てめーら車欲しさに自演しやがってよ!あと何人仲間いんだよ!言え!言って見ろ!!」
松田は男を車から引きずり出し、2回くらい蹴りを入れた。その向こう側で桃寿が他の二人に凄んでいる。
桃寿「よくも騙したわね!おかげで靴が濡れたじゃないのよ!」
松田の足元でうずくまっていた男は顔を上げた。
γ' `ー、
/ `ヽ
/ ヽ
| , -- 、 ヽ
,.---イ`ー、__ < `・、 .|
 ̄`| \ ` ー- 、._ `ー-、___ゝ ノ
,イ、_ \ ``ー、._ )
ヾ /``ー-- 、_ ``ー、/
/ ̄)イ <・ >``ー- 、_ /
_/ /| |<・ >,`> / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ー-' (ーイ ヽ / / < 須藤君の分まで
ヽ ヽ / `、 ( _ | / \__ 長生きしたいです
ヽ ヽ 、 、 ;: ー/` 、
ヽ ヽ ヽ ~`〜'/ \
ヽ ヽ、 >、 __/ __ ヽ
ヽ / .| .)/ / / ヽ
\/ヽ ./ / , / / `
/ `ー '' / /
| ) |
| ) |
萩原「いって・・・このくそがき死ねこのやろー!!」
萩原は松田に殴りかかった。松田の顔面に拳が入る。
松田「ぶっ!」
よろける松田を後ろから梅沢が羽交い締めにする。身動きのとれなくなった松田を萩原はさらに殴りつけた。
桃寿「松田くん!」
慌てて駆け寄ろうとする桃寿に先ほどまで溺れていた男村上が抱きついた。
桃寿「さわんないでよ!なにすんの!!」
村上「あんたこんな可愛い顔して人殺しかよ。もう抱いてくれる男なんていねーんじゃねーの?いいじゃん俺らとたのしもーよ。」
萩原「むらかみ!おまえちゃんとおさえてろよ!おれよりさきにそのおんなくってんじゃね・え・よ!」
村上「わかったっつーの!」
桃寿はスタンガンを取り出そうとポケットに手を入れた。
村上「なーにもってんの?もしかして・・・」
村上はスタンガンを握っている桃寿の手を晒し上げながら
村上「凶器だったりして!ぎゃははははw!!」
桃寿は困惑した。あちらでは萩原が梅沢に羽交い締めにされた松田を殴りつづけている。もう意識がないのか、首が垂れた状態で鼻血がポタポタと地面に落ちていた。
桃寿「もうやめて!!わかったわよ!車ならあげるわよ!だからもうやめて!」
桃寿は半泣きだ。松田は少し特殊な能力を持ってはいるが、所詮14歳の少年だ。こんな体の大きい男の集団にかなうわけない。
梅沢「萩原、おれいいこと思いついちゃった。ちょっとみみかして。ヒソヒソ・・・」
萩原「いいねーおまえまじかしこくねぇ?」
ちなみにこの3人は栃木の例の事件ね。
萩原「おいおんな!こいつにてぇだしてほしくなかったらはだかになれよ!」
桃寿「なんですって?!」
梅沢「はーやーくーやれYO!」
桃寿「・・・・・・・・」
村上「できねーの?手伝ってやろっか」
村上はおもむろに桃寿のブラウスのボタンに手をかけた。
桃寿「やめてってば!」
桃寿は条件反射で村上の腕をひねった。
村上「いててててて!!!!」
その瞬間、またしても萩原が松田に蹴りを入れる。
松田「ごふ!」
気絶していた松田が意識を取り戻した。
桃寿「やめてよ!もう!わかったわよ!やってやるわよ!」
これ以上松田に手を出させたら死んでしまうと桃寿は判断した。
萩原「まじかよ!はやくやってね!」
梅沢「カメラねーのが残念だよなー」
村上「ぎゃはははははw!おもしれー!」
こいつら・・・・必ず殺してやる・・・・・・
そう思いながら桃寿は上着を一枚脱いだ。
つづく
「須藤君の分まで長生きしたいです」キタ─―wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─― !!!!!
うわ〜!続きをー!!
桃寿萌え!
乙乙乙!
いつも乙!楽しみしてます!
681 :
少年法により名無し:04/09/30 09:23:32
続き希望
>>669>>670 暖かいお言葉ありがとうございます。
どうも風を引いていたみたいでした。
その2さん。ついに出るべき奴らが出ましたね。
桃寿と松田はどうなるのか?
深い水の底から浮かび上がってくるように意識が戻ってきた。最初に分かったのは自分は固い板の上に仰向けに寝かされていること。
次に認識したのは手足を縛られ大の字に固定されていること。
ネオ「ここは・・・何処だ?」
目を開くと、顔を真っ黒に染めた女が邪悪な笑みを浮かべて自分を見下ろしているのが分かった。
R子(仮称)「ふふふふふふ」
ネオ「どうやら、地獄へ来たようだな。まあ、僕がやったことを考えれば当然だが・・・」
R子(仮称)「こら! こら! こら! あたしの顔見るなりその台詞はなんだ!! こんな美女がいるのは天国に決まっているだろう!」
ネオ「なに!? 美女!! どこだ!? どこにいる」
ネオは可能な限り首を動かして美女を探した。だが、お世辞にも美女と呼べるような生命体は視界に入らない。
ネオ「いないじゃないか」
R子(仮称)「てめえ、自分の立場はわかっているのか?」
ネオ「分かっているさ。生殺与奪の権限をそちらに握られているということぐらいな」
R子(仮称)「は? せいさつ・・・? テメエ! 難しい言葉使ってあたしを馬鹿にする気か!?」
ネオ「いや、そんなつもりはまったくないが、ていうかあんた『生殺与奪』も知らんのか? 中学出てるの?」
R子(仮称)「ほっとけ!! どうせこの世界にゃ試験も学校もないんだから学歴なんか関係ないだろ!!」
渡邊「いつでも殺せる立場にある。そういう意味だ」
R子(仮称)「そうだ! そういう意味だ! 分かっているのか」
ネオ「分かってるさ」
桃寿は一枚ブラウスを脱いだが、その下はレースのキャミだった。しかし透け素材なので、その下の黒いブラが丸見えだ。
松田は必死に目を逸らそうとしたが、湧き上がる興味に勝てっこなかった。
萩原「おーいいねー!けっこうきょにゅうだねおねーちゃん。おい、がきなにみてんだよ。このどーてーやろうw」
そういうと萩原は松田の頬をつねった。桃寿は村上に押さえつけられたまま目に涙をためている。
松田「さわんじゃねーよ。この性病もちが!」
萩原「んだとぅ?!このやろー!!」
萩原は松田をまたしても殴った。
桃寿「ちょっと!話がちがうじゃない!」
桃寿は松田に駆け寄りたかったが、村上が恐ろしい力で桃寿を押さえつけているので動けなかった。腕力でねじ伏せられたら女は男にかなうわけはないということを、桃寿は痛感した。
しかし、松田はにやにや笑い出した。
萩原「てめーなにわらってんだよこら」
松田は血の混じった唾をペッと萩原にかけた。
萩原「・・・・・・ぶっ・こ・ろ・す・ぞ!!!ゴルァ!!!」
萩原はそこに落ちていた大きないしを拾うと松田の頭上に振り上げた!
桃寿「やめてー!!!」
その頃・・・
猫達を引き連れてネバダが抜け穴を抜けると、目の前にサッキーが立っていた。
ネバダ「サッキー! ネオが捕まっちゃったよ!」
サッキーに抱きつく。
サッキー「落ち着きいな。ネオがどないなったんや?」
ネバダは十分ほど掛けて事情を説明した。
サッキー「含み針か。ちと、厄介やな。でも、一緒にいた二人は大したことないんやな」
ネバダ「うん」
サッキー「それなら僕ら二人だけでもなんとかなるな」
ネバダ「でも、向こうには湊と井上が・・・」
サッキー「その二人なら片付けた」
ネバダ「片付けた? じゃあ、向こうはあの三人だけ!」
サッキー「ただ、問題が一つある。ネオを人質にされる恐れがある。いや、あいつらなら絶対そうするやろ」
ネバダ「どうしよう?」
サッキー「ネオは大事な仲間や。なんとしても助け出す」
村長「サッキーさん、ネバダさん、助けて頂いてありがとうにゃ。お仲間の救出にはミケ村一同協力しますにゃ」
サッキー「おおきに。ほな、さっそくで悪いけど休憩が済んだら村の様子を探ってきてほしいんや」
村長「おまかせ下さいにゃ」
サッキー「それと、偵察に行く前に聞きたいけど、奴らが乗ってきたカプセルがどこあるか誰か知らへんか?」
パイ「それなら僕が知ってますにゃ」
カプセルはそれほど離れてないところにあった。
ネバダ「サッキー。こんなところでどうするの?」
サッキー「新兵器作るんや。あったあった」
サッキーはカプセル内にある透明なビニール袋を集めだした。
トランシーバーのコールサインが光ったのはサッキーがほぼ作業を終えた時だった。
すでに日が高く上っている。
ネバダ「あたいはネバダ。そっちは誰?」
悦子『昨日仲間を見捨てて逃げたガキか。あたしだよ』
ネバダ「ネオは無事?」
悦子『無事だよ。声を聞かせてやるよ』
ネオ『やめろう!! やめてくれ!!』
ネバダ「なにをやっているんだ!? ネオにもしもの事があったら、ただじゃすまさないぞ!!」
悦子『安心おし。殺しはしないよ。いいかい。こいつを帰して欲しければ、日が暮れてからミケ村へおいで』
交信は途切れた。
サッキー「思った通りや。やつら、夜になってから勝負掛ける気や」
ネバダ「なんで」
サッキー「こっちがボウガンを持っていることを向こうは知っとる。昼間だと遠くから狙撃される恐れがある。そう思って夜に呼び出したんやろ」
ネバダ「なるほど」
サッキー「さて、今夜が勝負や」
その頃、ネオは・・・
ネオ「やめろ!! くすぐったい!!」
R子(仮称)「やーだね。 さあ、次はお腹に口を描いてやる」
落書きされていた。
筆者1さん体調はどうですか?さっそく続きトンクスです。
R子(仮称)がネオに落書き・・・・。絶対やるとおもったw
>>688 体調はすっかりよくなりました。
ご心配おかけしました。
やはり分かりましたかw
バレバレでしたね。
サイトの登場人物を更新しました。
さて、しばらく出かけて来ますので続きは夜になります。
691 :
少年法により名無し:04/09/30 14:56:25
ショタエロマンガ家は、ちゃんと自分のことを
社会の底辺と認識した上で描いてるのか?
良心の呵責とかあんのか?
どちらにしろ、そんな底辺に自らなりたいと思ってる奴っているの?
単に、マトモな職に就けなかったから
しょうがなくエロマンガ家やってるんだよな?
包茎チンコにしか欲情できない変態なんだよな?
そんな底辺をうらやましがっている奴や、
うらやましがっている奴がいると本気で思ってる香具師って、
頭おかしいんじゃねぇの?
ショタ界なんて早く滅亡すりゃいいのに。
↑ワロタw
続き
ところが萩原は、石を振り上げた格好のまま静止している。
梅沢「どうした?萩っち」
萩原は同じ格好のまま口をぱくぱくさせて何かいいたげだが、手足はまったく動かない。あっけにとられた梅沢が松田から手を離した。松田はそのすきに2人から離れる。
梅沢「あっ!てめぇ!まてこのやろう!」
梅沢が松田を追いかけるが、松田は物凄いスピードで走っていって車の中に入るとかばんから、かつてマスコが持っていたデリンジャーを出して梅沢に向かって発砲した。
ぱんっ!!
音とともに梅沢の胸のあたりが弾け跳び、その場に倒れた。
村上と桃寿は、あっけにとられてその様子を見守っていた。しかし萩原だけは相変わらず静止状態だ。
たくさん進んでますね!
その1氏、その2氏乙です。
>>689 R子のらくがき笑いましたw
あとサイト更新いつもありがとう。
サッキーの新兵器気になります。
>>692 萩原どうしたんだろ?
松田がんばれー桃寿守ってやれー!
松田は、倒れた梅沢にテクテクと近づき、
松田「おまえ死んじゃったの?」
しかし梅沢は生きている。ひゅーひゅーと呼吸のおとが聞こえた。松田はにんまり笑い、梅沢に蹴りを入れ始めた
松田「きたねぇ手で俺に触りやがって!ふざけんな!!」
どか!ばき!
萩原は動けないままその光景をみながら、明らかに恐怖を感じてるようだった。
村上「やめろ!梅やんにそれ以上蹴り入れたらこの女即犯す!」
松田「いいよ。別に。」
桃寿「なんですって?!松田あんたちょっとこっち来なさいよ!説教だ!」
松田は桃寿のほうに歩いてきた。
村上「や、やめろ!来るな!!!」
村上は慌てて桃寿から離れた。
桃寿「あんたはここにいなさい!」
桃寿は村上の服の裾をつかんだ。
>>693 トンクス!サッキーの新兵器はスカウターだと思われ。
続く
スカウターて戦闘力を計るあのスカウターか?!
>>694 松田つえー!
その1さん、その2さん乙!
自分全然ストーリーとか思い浮かばないので尊敬します
その2さん乙
やっぱりあのデリンジャー持って来てたんですね。
新兵器はあんまし大そうなものでもないので、期待されるとがっかりされると思います。
悦子「そろそろ日没だね」
悦子は広場の方に目を向ける。
広場の真ん中に打ち込まれた杭に、ブリーフ一枚のネオが縛り付けられていた。体中満遍なく落書きされている。
悦子「いいかい。もうすぐ、奴らが来る。準備はいいだろうね」
R子(仮称)「まかせて!! おばさん」
渡邊「今夜は耳栓を付けていきますので、精神攻撃は通用しません」
悦子「そ・・・そうかい」
ものすごく不安そうな目を二人に向けながら言った。
悦子「それにしても、湊と井上はどこへ行ったんだい?」
悦子は二人が死んでいることを知らなかった。知っていたらもっと慎重に作戦を練っていただろう。
そのころ。
ネバダ「サッキー。こんなもので大丈夫なの?」
サッキー「あんまし大丈夫やない。簡単に壊れるし、一回しか使えないし、毒針婆さんが出てくるまでは隠し取った方がええな」
二人はボウガンを持って出発した。
パイを始め十匹の猫達もついてくる。それぞれ、矢筒や火炎瓶などを持って。
ネオむぎのボウガンも持ってきた。
村はずれまで来たとき、トランシーバーのコールサインが光った。
悦子『そろそろ時間だよ。早くこないとお仲間の命はないよ』
サッキー「もう村はずれまで来とるで」
悦子『おや? 今度は男の声だね。あんたが酒鬼薔薇とやらかい?』
サッキー「そや。ネオは無事か?」
悦子『命だけはね。広場にいるから取りにおいで。そこであたしらに勝ったら返してやるよ』
サッキー「言っておくけどオバハン。ネオに刃物突きつけて、降伏しろは無しやで。そうなった時は僕らはネオ見捨ててあっさり逃げるからな」
悦子『そんなことはしないさ。安心してこっちへおいで』
やがて二人は広場についた。
杭に縛られたネオが篝火の灯りに照らし出されている。その両脇に一組の男女がいた。渡邊とR子(仮称)だ。
R子(仮称)「ようやく、お出ましかい。待ちくたびれたぜ」
ネバダ「なによ。まだやられたりないの」
R子(仮称)「やかましい! 昨夜は油断してやられたんだ。今夜はそうはいかないよ。ん?」
R子(仮称)は怪訝な視線をサッキーに向けた。
サッキー「な・・・なんや? なんか僕に文句あるんか?」
ネバダ「なによ。男の手を借りるなんて卑怯だとでも言いたいの? そっちだって男が一人いるじゃないの」
R子(仮称)は二人の声など耳に入っていなかった。突然頬を赤らめて言う。
R子(仮称)「・・・いい男・・・♡」
ぞわわわわわ!!
凄まじい精神攻撃を受け、サッキーは硬直した。
ネバダ「ダメー! これあたしの!!」
ネバダはサッキーの肘にしがみつく。
R子(仮称)「なら、お前を倒してダーリンをあたしのものにする!!」
R子(仮称)は猛然と突進してきた。耳が聞こえない渡邊もR子(仮称)が突然走り出したのを見て慌てて自分も一緒に走り出す。
ネバダ「ざけんな!! 勝手にサッキーをダーリンと呼ぶなあ!!」
ネバダはボウガンを撃った。R子(仮称)は盾で矢を防ぐ。サッキーもようやく硬直から立ち直ってボウガンを撃ったが、渡邊の盾に防がれた。
至近距離まで来て二人は盾を投げ捨ててそれぞれの相手に飛び掛った。
渡邊はこん身の力をこめた右ストレートを見舞う。
サッキーはそれを右の手のひらで受け止めると、金的蹴りを見舞う。
股間を押さえてビョンピョン跳ね回る渡邊にさらに右ストレートを見舞った。
顔面にまともに炸裂。
さらにパイから装填積みのボウガンを受け取ると渡邊の後頭部に向けてトリガーを引いた。右に目を向けると、ネバダの延髄蹴りが見事にR子(仮称)にヒットしているところだった。R子(仮称)はゆっくりと地面に倒れていく。
ネバダ「ネオを助けよう」
サッキー「ちょいまち。毒針ばあさんがどっかにおるはずや」
サッキーはあたりに数本の火炎瓶を投げた。
かなり明るくなったが、悦子の姿が見当たらない。
二人は油断なくボウガンを構えながらネオに近づく。
やがて杭のところまでたどり着いたが、悦子の姿は見当たらない。
ネバダ「酷い落書きだわ。誰がやったの?」
ネオ「R子(仮称)って奴だよ。コンクリ被害者に落書きした女がいるって話聞いたことあるだろ。あいつがそうだ」
サッキー「まっとり。今、縄をほどいたる」
杭の後ろに回って縄の結び目に手を掛けたとき、不意に首筋にチクっと痛みを感じた。
サッキー「まさか?」
振り向いたサッキーの目に映ったのは地面にあいた穴から這い出してくる悦子の姿だった。
サッキー「ネバダ!! 毒針ババアは僕の真後ろや!」
薄れ行く意識の中、サッキーは最後の力を振り絞って声を張り上げた。
悦子「誰が毒針ババアよ」
そう。悦子はネオの真後ろに穴を掘ってずっと隠れていたのだ。誰かが、ネオの縄を解きに来るのを。
そして、思惑通りサッキーの首筋に麻酔針を打ち込んだ。
悦子「次は生意気な小娘の番だね」
悦子はネバダの姿を求めた。
悦子「いたね」
ネバダは猫から何かを受け取っていた。
針の狙いを定め終わった時、ネバダも悦子の方を振り向く。
悦子「食らえ!」
針を吹いた。
手ごたえあり。だが、ネバダはお構いなしに突進してくる。
悦子「バカな!」
悦子はさらに二発三発と針を吹くが、ネバダは構わず突進してくる。
針は明らかに当たっているはず。なのにネバダはまったくひるまない。
そのとき、悦子は気がついた。今まで暗くてわからなかったがネバダの姿が妙にゆがんでいる。ネバダの直前に透明な何かがあった。
透明な何かは張り付くように悦子にぶつかった。
痛くはないが、顔が柔らかいものに包まれ、針が吹けなくなる。
それは、針金の枠組みにビニールを貼っただけの簡単な盾だった。投石すら防げないものを盾と呼ぶべきかと思うが、含み針を防ぐ程度ならこれで十分。
ネバダはカッターを取り出すと、ビニールごと悦子の喉に切りつけた。
続く
R子ハゲワラ(w
>針金の枠組みにビニールを貼っただけの簡単な盾
サッキー作ってたのはこれだったのか!
なるほど、頭いいなぁ
ブリーフ一枚で体中らくがきされてるネオが気の毒w
>ネバダはカッターを取り出すと、ビニールごと悦子の喉に切りつけた
悦子死んだ━(゚∀゚)━!!?
筆者1さん乙です。ネオかわいそうw
松田は桃寿の正面で止まった。桃寿は逃げようとする村上を必死に引っ張りながら松田の目を見つめた。
桃寿「・・・・?」
松田の目つきがあきらかにおかしい。普段会話している時とはちがい、鳥肌が立つぐらいの狂気を感じる。そうだ。松田がネバダのことを考えてキティになった時の狂気だ。
松田「あひゃ・・・あひゃひゃw・・・殺すwww」
松田が壊れながら笑う。
村上「おい!離せよ!!こいつまじでこえーんだけどっ!」
村上は半泣き状態だ。一方萩原は石を振り上げた格好のまま動けない。しかし目は泳いでいるので相当動揺しているようだ。
松田はゆっくり腕を振り上げた。
次の瞬間、桃寿は風を感じ、まばたきをした。目をあけた時にはもう、松田の腕は下に下ろされていた。
村上「ぎゃああああああああああああぁあああああぁあああぁぁあっぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
なんと村上の右腕が切断され、地面に落ちていた。
桃寿は「わわ!」と慌てて村上からてを離した。
松田は村上の血がべっとりついた腕を見つめ、にんまりと笑った。そのまま動けない萩原にゆっくり近づいて行く。
萩原「・・・・あ・・・・・・あ・・・・・・」
松田は萩原の正面に立つと、血のついた腕を萩原の上着にこすりつけてふいた。
桃寿はなにかとても恐ろしいことが起こると踏み、松田を止めようかとも思ったが、萩原のあまりのびびりようが面白く,少し見ていることにした。
松田はびびりまくる萩原が高く振り上げている石を支えている手を殴りつけた。当然萩原の頭に石が落ちる。
萩原「ぎゃ!」
松田「へっへーwブァカ!」
しかし、その衝撃で金縛りが解けたのか萩原は逃げ出そうとした。松田は逃がさないとばかりに足をかけて萩原を転ばせた。さらに倒れた萩原の上に馬乗りになる。
萩原「た・・・たすけてください!おながいです!!」
桃寿「ぷっ!おねがいしますでしょ?DQN!」
松田はさっきまで萩原が持っていた石を顔面に、5回お見舞いした。萩原の顔がぐちゃぐちゃになり、歯がぼろぼろ折れる。
松田「あひゃひゃひゃひゃwwwたのしいなあwwwネバダちゃんにみせてあげたいなー」
松田は瀕死の梅沢の呼吸の音がうるさいと感じたらしく、
松田「おいてめぇ、あの死にぞこないを黙らせろ」
萩原「ら、らまらしぇろっれ?(だ、黙らせろって?)」
松田「とどめさせっていってんの!あひゃw」
萩原「れ、れきましぇん(で、できません)」
松田「このやろぅうぅぅ!!なんでできねーんだようぅぅうぅう!!」
歯が折れた萩原の喋り方に腹を立てた松田は、またもや蹴りを入れたり石で殴ったり暴行を加えはじめた。萩原は苦痛できを失い、3時間後に死んだ。
梅沢も冷たくなっていたが、村上の姿が見当たらない。どうせ逃げたのだろうが、重傷なので無駄なことだった。
松田は返り血を浴びたまま呆然としていた。桃寿はあまりの松田の残忍な行動に恐怖してしまい、その場にへたりこんでいた。
松田「ぁぁぁあああああああ!!!」
松田は奇声をあげながら湖の方に駆けて行く。その声に桃寿は我に返り、松田の後をおう。
松田は水のなかにザバザバと入ってゆく。もう先ほどまでの狂気はなくなっていた。
桃寿「まって!早まらないで!!」
桃寿は水のなかで松田をっしかり押さえ込んだ。
松田「またリョフがでてきた!!!またリョフがぁ!!!」
桃寿「何訳のわかんないこといってんの!落ちつきなさい!!」
ぱん!と桃寿が松田の頬を平手打ちした。すると松田の動きは止まり、そのまま意識を失った。桃寿は気絶した松田を水からひきあげ、平らな地面に寝かせた。
2,3日かけないので、筆者1さん、名無しのみなさん続きヨロ
リョフって何だ?!
悦子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
悦子の悲鳴には空気の漏れるような音が混じっていた。ネバタのカッターは分厚い脂肪を通り越して気管にまで達していたのだ。
カッターを抜くと凄まじい血が噴出する。
ビニールの盾に大量の返り血がかった。
ネバダ「・・・・・・」
ネバダは心の奥底から恐怖が湧いてきた。忘れたい過去。学習ルームでの記憶が蘇ってくる。
悦子「ヴヴヴヴううう」
悦子はまだ死んでいなかった。両手を前に突き出しながら、鬼気迫る表情で一歩ずつネバダに近づいてくる。
ネバダ「ミタ・・・・・・」
悦子の顔にメガネを掛けた丸っこい顔の少女の顔が重なる。
ネバダ「あ・・・・・・あああ」
ズン!
指先が今にもネバダに触れそうなところまで近づいた時、悦子は地響きを立てて倒れた。
少女の幻影も同時に消える。
ネバダ「ミタ・・・・・・ごめん・・・・・」
ネバダはその場にへたり込んだ。目から自然に涙があふれてくる。
ネバダ「ううう・・・・・・」
夜の静けさの中でネバダの漏らす嗚咽が唯一の音となって周囲に伝わっていく。
。 * * * 。 ゚
. . . , * , ---- 、 *. . , .
。 * /::(/、^^, :゙i * ゚ . 。
, . .* |::l,○,○,,{:〉 * , . .
* lト、(フ_ノ」 *
* *
* * *
. , ---- 、
/.::(/_^^ 、.
|::l 。- -,,l 時計の針を戻しても、砂時計をひっくり返しても
|:ト、 〜ノ 時間は戻ってくれなかった
/\_ ヾ〃ヽ
|\_○へ○ノ
ヽ/ ,\_ \_\
゙ー' L⌒)⌒)
‐''"´'''"""''"`''""`"""''''''"´'''"""''"`''""""'''"''''''"`"""''''``'‐
どのくらいそうしていただろう。
誰かが肩に手を置いた。
振り向くとサッキーとネオが心配そうに見ている。さっき麻酔針を受けたサッキーが回復しているということは、そうとう長い時間呆然としていたみたいだ。
サッキー「どないしてん? 泣いてるのか?」
ネバダ「サッキー」
ネバダはサッキーに抱きついた。
サッキー「おいおい・・・・・・」
ネバダ「お願い・・・・・・しばらくこうさせてて」
なんとなく気まずくなりネオは顔を背けた。
ネオ「ん?」
彼の目は暗闇の中で蠢く物体を捉えた。
ネオ「こうしちゃいられない。やることが残っていたよ。ちょっと行って来る」
サッキー「おい・・・・・・ネオ、どこへいくんや?」
ネオ「ちょっと野暮用を思い出した。僕一人で十分だから、二人はよろしくやっててくれ」
サッキー「いや・・・・・・そない言わんと」(ここにいてくれ)とは言えなかった。
闇の中を這いずり回っていたR子(仮称)は、ようやくバギーにたどり着いた。
R子(仮称)「こ・・・・・・ここまでくれば・・・・・・」
運転席の扉を開いた。ルームランプが灯る。
R子(仮称)「ひえええぇぇぇぇ!!」
驚きのあまりR子(仮称)は車外に転がり出た。
ネオ「遅かったな」
先に運転席に乗り込んでいたネオは、ゆっくりと車外に踏み出した。
R子(仮称)「こ・・・・・・これは、旦那。妙なところで会いますね。アハハ・・・・・・」
ネオ「笑って誤魔化すな」
R子(仮称)「ううう・・・・・ごめんなさい。あたし、あいつらに脅されていたんですぅ。本当はこんな事したくなかったんですぅ」
ネオ「うそをつけ」
R子(仮称)「う・・・・・・うそだなんて、ひっどーい! それより、旦那。女の前でそんな格好はいけませんわ。何か服を着てくださいな」
ネオ「無理やりこんな格好にしたのは、どこの誰だ」
R子(仮称)「か・・・・・・か弱い女を殴ろうっていうの?」
ネオ「誰が、か弱い女だ」
R子(仮称)「あ・・・・・・あたしを殴ったりレイプしたりしたら、あんたの好感度が下がるよ」
ネオ「心配するな。そんなことはしない」
R子(仮称)「それじゃあ。何するの?」
ネオ「おまえの大好きな、あれをやってやるんだよ」
R子(仮称)「アーレー!!」
夜の静寂をR子(仮称)の悲鳴が引き裂いた。
その翌朝。
ネバダ「おもしろーい。やみつきになりそう」
下着姿にされ、鎖で木につながれたR子(仮称)の顔にネバダはドラえもんのヒゲを描いていた。
R子(仮称)「ううう・・・・・・なんでこんなことに」
ネバダ「なんでって・・・・・・自業自得って言葉知ってる? おばさん」
R子(仮称)「あたしは昔から国語の成績は1だったんだ! そんな難しい言葉分かるわけないだろう」
ネバダ「威張るな」
ネオ「おーい! ネバダ。遊んでないでこっち手伝ってくれ」
ネバダ「あーい!」
ネバダは村の復興作業に戻って行った。
続く
ワロタw
R子は殺されなかったか。
その2さん、その1さん、乙です!
松田の豹変ぶりが気になりますね。リョフ?
>>717 一件落着て感じですね!これからまたどうなるのか!
>>719 ここまで笑えるキャラは殺しにくいです。
>>720 一応、コンクリとの因縁は一件落着です。
この次は誰とぶつけるかは思案中。
先に思いついた人が書いてもいいですよ。
では、この後はユキコの話です。
ワクワク
桃寿と松田が襲撃されていた時、バギーのセンサーを通じて一部始終を見ていた者がいた。ユキコにバギーを渡した女である。
実は、この惑星を最初に調査したのはこの女だったのだ。
調査員「どうやら自力で切り抜けたようね。ユキちゃんに知らせないと」
通信機のスイッチを入れた。画面にユキコが現れる。
ユキコ『どうしました?』
調査員「桃寿さん達は自力で切り抜けたわ。もう助けに行かなくていいわよ」
ユキコ『了解。元のコースに戻ります』
通信を終えユキコの映像が消えると、画面にはこの惑星の地図が表示される。地図上で桃寿達のバギーを示す光点から、ユキコのバキーを示す光点が次第に離れていくのがわかった。
調査員「ふう。やんなっちゃうわね。人がせっかく見つけた惑星を、二次調査もしないで流刑惑星にするなんて。そりゃ最初にあたしがモナー族を見つけてれば問題なかったろうけど」
猫C「お茶が入りましたにゃ」
調査員「ありがとう。マタタビ国のお茶は本当に美味しいわ」
猫C「喜んでもらえて嬉しいですにゃ。それと、国王陛下が後で夕食をご一緒したいと言ってますにゃ」
調査員「喜んでお受けしますとナツメ様には伝えておいてね」
猫C「分かりましたにゃ」
猫が退出すると調査員はまた大きくため息をついた。これも彼女にとって悩みの種なのだ。
夕食の席でナツメが日本政府に武力支援を要請してくるのは明白だからである。
その頃、ユキコはニボシ国へ向かう途中で二人の男が砂漠に倒れているのを見つけた。
桃寿達のことも聞いていたので警戒しながら二人に近づいた。
だが、ある程度接近すると警戒の必要がないことが分かる。二人とも足をもぎ取られていたのだ。二人のうち一人は、すでに息絶えていた。
もう一人に、水を飲ませると何とか声を出せるようになった。
ユキコは最初に名前を聞いた。
初田「オレハ・・・・・・ハツタ。ヤツハ・・・・・・スズキダ」
ユキコ「初田に鈴木? 大津の障害者殺人犯ね。皮肉なものね。自分が障害者になるなんて。誰にやられたの?」
初田「アサハラ・・・・・・」
ユキコ「え?」
初田「アサハラ・・・・・・ショーコー。オームのアサハラ・・・・・・」
ユキコ「麻原!? 上祐じゃないの?」
初田「ジョーユーモモイタ・・・・・・ダガ・・・・・・オレタチヲ・・・・・・コンナニシタノハアサハラダ」
初田はそこで息絶えた。それ以上の情報は聞きだせそうになかった。
ユキコ「そんなバカな!? あの男は死刑制度が廃止される前に刑が執行されたはず」
ニボシ国で何かが起きている。
続く
明日は書けません。
オウムキタ━━━━━【*゚д゚*】━━━━━!!!!!
尊師登場?!
その1氏、その2氏、いつも乙です。
本当、よくストーリー考えつきますね。すげぇです。
新章も楽しみしてます
728 :
少年法により名無し:04/10/02 20:42:54
続きキボン
新章も松田の豹変の謎も楽しみ
鬱蒼とした森の中でサッキー達がそれを見つけたのは、ミケ村を出て三日後のことだった。
ネオ「これってやっぱりそうかな?」
パラシュートらしきものが、大木に引っかかっている。その真下は深いブッシュになっているが、ブッシュの隙間から金属らしきものがのぞいたいた。
ネバダ「大気圏突入カプセル?」
もう、ここに落ちて数日は経っているようだ。
ブッシュを掻き分けて奥へ進むとカプセルはあっさり見つかった。どうやら四人乗りのようだ。
乗っていた人間を特定する手がかりは見当たらない。
サッキー「何か役に立ちそうなもんはないか?」
ネオ「ないな。コンソールパネルを外して中の銅線まで外してある。プラスチックパネルが残っているから、鏃やナイフを作る材料にはなるが」
ネバダ「今のところそれは間に合っているよ。それより、猫達が買い取ってくれそうなものないの? ミューにもらった金貨も半分ぐらい使っちゃったし」
サッキー「鉄板を外して持っていけば、なんぼかなるやろ。それとパラシュートの紐や布も回収すれば使える。パイ。近くに村はないか?」
パイ「ありますにゃ」
三日前、村を離れるときにパイは自ら案内役を買って出たのである。
三人と一匹は早速作業に取り掛かった。
そこから五キロ離れたところにある湖での辺で、二組のグループが対立していた。
片方は女二人のグループ。片方はレイプ目的で襲ってきた四人の男達。
リエ「ウリャー!!」
名古屋アベック殺人事件の犯人グループの一人リエの放った鉄鎖球は、山口県光市母子殺害屍姦事件犯人福田の顔面を一撃で粉砕した。
福田「うぎゃあああ!!!」
福田は直ぐには死ななかった。だが、それは決して運が良かったとはいえない。苦しみが長引いただけで死んだ方がマシの状態だ。
ヨシエ「オリャー」
リエの仲間ヨシエの振り回した青竜刀は、コンクリ犯最後の一人、Fの首を一瞬にして跳ね飛ばした。
山下「ひええ!!」山田「助けてくれえ!!」
一瞬にして仲間を二人失った二人の名古屋ひったり犯達はすっかり戦意を喪失して逃げ出す。
リエ「オラ!! 待ちやがれ!!」
リエは逃げる男の背後に鉄鎖球を放つ。山田の延髄が粉砕された。
ヨシエ「フン!」
ヨシエはトランシーバーを取り出して仲間を呼ぶ。
ヨシエ「おい茂夫。あたしらをレイプしようとしたバカな男がそっちへ逃げた。とっ捕まえてくれ」
リエ「こいつまだ生きてるぜ」
地面でのた打ち回っている福田を蹴っ飛ばす。
ヨシエ「とどめさすなよ。たっぷり楽しもうぜ」
二人の女はもがき苦しむ福田を蹴りまわした。
山下「ここまでくれば」
森の中に逃げ込んで一息ついていたその時。
茂夫「よお。舐めたマネしてくれたな」
正面の木陰から凶悪な面構えの男が現れた。名古屋アベック殺人事件の主犯で、一度は死刑判決を受けた男である。
山下「ひ・・・ひえ!」
Uターンして逃げようとした山下の眼前に別の男がいた。
健一「レイプはよくないぜ」
山下「ぎゃああああ」
森の中で断末魔の悲鳴が響いた。
同時刻ミケ村。
猫F「大変ですにゃ!! R子(仮称)が鎖を外して脱走しましたにゃ」
村長「ほっとくにゃ。ごく潰しが減ってよかったにゃ」
そこから北へ数キロ離れたところでボロをまとった女が呟いていた。
R子(仮称)「ダーリン。まっててね」
733 :
少年法により名無し:04/10/03 23:55:35
キャラが増えてる━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
続きキタ━(゚∀゚)━♪
乙です。
R子しつこいなR子(w
>>733 早く続き読みたい
福田さっそく死んだ??
名古屋アベック犯キター!!
738 :
少年法により名無し:04/10/04 01:34:12
アベック犯てあんま知られてないよなぁ
まだまだ先のことだろうが、最終回はどうなるんだろう
>>734 R子はサッキーのストーカーになりそうです。
>>736 死に掛けてます。まあ、時間の問題ですが
>>738 事件当時は知名度高かったんですけどね。今は忘れられてますね。
>>739 おおまかなラストは考えてます。ただ、このスレでそこまで行けるかどうか。
>ただ、このスレでそこまで行けるかどうか
ええー!てっきり次スレまで続くものだとばかり思ってたよ!
もし最終回なっても、まとめサイトは消さないで。
>>741 終わらなければ次スレを立てます。
といっても、この調子じゃ次スレは必要ですね。
>>742 大丈夫です。サイトは消しません。
サッキー一行がパイに案内されて着いた村は、ミケ村よりもはるかに規模が大きかった。
村というより町といった方がいいかもしれない。
といっても、バギーごと町には入れないのでサッキー達R子(仮称)から没収したバギーを町の入り口に駐車して町に入った。
すでにパイが先に村に入って事情を伝えてあったので、猫達が人間を恐れることはなかったが逆に物見高い猫達がサッキー達を一目見ようと集まってきていた。
サッキー「どこの世界にも野次馬っておるもんやな」
ネバダ「なんか、アイドルになったみたい」
ネオ「そうか? 僕はサーカスの象になった気分だ」
パイ「着きましたにゃ」
町の広場に身なり良い猫が待っていた。どっかの会社の経営者といった雰囲気をまとっている。
社長「買い取って欲しいものというのはどれかにゃ?」
サッキー「これや」
サッキーはカプセルからはがしてきた鉄板(ステンレス)を地面に置いた。部下と思われる作業服姿の猫たちがそれに群がり鉄板を叩いたり、密度を計測したり、条痕色を調べたりした後その結果を社長に伝えた。
社長「これでどうにゃ?」
社長は金貨三枚を出した。
サッキー「そんな殺生な。これはただの鉄やおまへんで。遥か異世界から持ってきた鉄や」
社長「鉄なんて溶鉱炉で溶かしてしまえばみんなおんなじにゃ!」
社長の台詞を聞いた作業服姿の猫達は一斉に顔をしかめた。
サッキー「とんでもない。この鉄にはごく微量ですがニッケルやクロムといった稀少元素が含まれてまんのや。溶鉱炉で溶かしたってそれが消えるわけやおまへんで」
社長「ニッケル? クロム? そんな物聞いたことないにゃ。ん?」
技術者風の猫が社長にそっと耳打ちした。
社長「わかったにゃ。後、二枚追加にゃ」
サッキー「お話になりまへんわ。ネオはん。ネバはん帰りましょ」
ネバダ「サッキー・・・なんか人格変わったみたい」
ネオ「関西弁キャラの宿命だな」
社長「待つにゃ! さらに二枚追加にゃ」
サッキー「さて、足元の明るいうちに」
サッキーは鉄板を袋に戻し始めた。
社長「待つにゃ! 待つにゃ! さらに後二枚追加にゃ」
サッキー「毎度おおきに」
その夜、サッキー達は町の空き倉庫借りて宿代わりにした。
ネオ「後、バギーのおかげでかなり早く来れたな。後二日も行けば修行場につける」
サッキー「そやな。バギー持ってきたR子(仮称)には感謝せなあかんな」
ネオ「感謝したくない。あの女には」
ネバダ「ねえサッキー。修行場について修行僧に会えたら、その時はどうするの?」
サッキー「どないもこないも会ってみな分からん。バモイドを何とかしてくれるかもしれんし、どうにもならんかもしれん」
ネバダ「だから、バモイドをなんとかできたら、その後はどうするの?」
サッキー「そやな。その時は三人でこの世界を一周してみよか。時々今日みたいに商売もやりながら」
その時、倉庫の扉が外から叩かれた。ネオが扉を開くとさっきの社長が市長と一緒に入ってくる。
サッキー「どないしてん社長はん? 鉄ならもう残ってへんで」
社長「違うにゃ。あんた達に頼みがあってきたにゃ」
ネバダ「頼み?」
市長「実はここから東に行ったところにある湖に、悪い人間が現れて暴れてますにゃ。お三人がたに退治してほしいですにゃ」
ドキドキ
サッキーワロタw
翌日、三人は猫達に案内されて湖に着いた。
サッキー「あいつらか」
湖の辺で魚を捕まえている四人の人間がいるのを双眼鏡で確認する。
ネオ「強そうだな」
ネバダ「まともに戦うより、寝ている間にテントに火をつけた方がいいんじゃない?」
凶悪な事を涼しげな顔で言う。
サッキー「まあ待て。ひとまず話し合ってみよう」
ネオ「正気か? さっき市長が言ってたが、猫達はなんども説得に行ったらしいぞ。つまり奴らはここの猫達が文明をもってる事を知りながら猫を殺したり、猫達の養魚場だとしりながら、魚を取っているんだ。そんな奴らに話が」
サッキー「通じんやろな」
ネオ「それなら、なぜ?」
サッキー「あいつらの人数があれだけか分からん。それにどんな武器を持っているか。寝ている間にテントに火をつけるのは良い手やけど、奴らがそないにあっさりやられるか? 奴らだってそのぐらいは警戒しているだろう」
ネオ「ようするに、探りをいれるわけか?」
サッキー「そういうこっちゃ。とりあえず、通りがかりのふりして、話をしてみよう」
ネオ「待った! 三人で行ったら、こっちの数も知られてしまう。僕が一人で行ってみよう」
サッキー「それは危険や。行くなら僕が」
ネバダ「あのさ、お取り込み中悪いけど、トランシーバーを使えば済むことじゃないの?」
サッキーとネオは互いの顔を見合わせてから言った。
サッキー、ネオ「その手があったか」
トランシーバーのコールサインが光った事に最初に気がついたのはリエだった。
リエ「誰か近くにいるみたいだな」
スイッチを入れるとスピーカーから少女の声が流れてきた。
ネバダ『誰かいませんか? いたら返事して』
茂夫「お!! 女だ」
ヨシエ「なに、エロイ想像してんだよ」
リエ「どうする? 返事するか?」
ヨシエ「かなり胡散臭いな。シカトすっぺ」
茂夫「いや待て。話だけでも聞いてみろ。近くにどんな奴がいるか知っとかないとな」
リエ「分かった」
リエはトランシーバーを取った。
リエ「あたしはリエ。あんたは誰だ?」
ネバダ『リエさん。返事ありがとう。あたいはネバダ』
リエ「ネバダ? 長崎のカッター娘か」
ネバダ『そだよ』
健一「なんだガキか」
茂夫「つまんね」
ネバダ『リエさんは何をやった人なの? なんか男の人の声もするけど』
リエ「あたしらは名古屋のアベック殺人の犯人さ。あたしらとっくの昔にシャバに出て美容師やってたのによ、政府は『社会にとって危険な因子がある』とか言って、変なテストを受けさせられて、ムショから引っ張り出された茂夫達と一緒にここへ送られたのさ」
ネバダ『ねえ。あたいもそっちへ行って良い? 仲間とはぐれて一人ぼっちなんだ』
リエ「駄目だ。おまえは信用できない。このままどっかにいっちまいな。あたしらの前に現れたら速攻で八つ裂きにするぞ」
ネバダ『どうして? みんなで助け合って生きていこうよ』
リエ「馬鹿か。助け合って生きていけないような奴だから、こんな惑星に送り込まれたんだろうが。こんな惑星に送り込まれた奴が信用できるわけないだろう」
ネバダ『あたい。うそついてないよ』
リエ「どうやってそれを証明する?」
ネバダ『それは』
リエ「通信はこれまでだ。一ついいことを教えといてやる。この辺りには、他にもいくつかカプセルが落ちてる。無闇にトランシーバーを使わない方がいいぞ。女に飢えたケダモノがやってくるぞ。じゃあな」
リエは通信を切った。
リエ「どう思う?」
健一「なんか隠してるな。あのネバダってガキ」
茂夫「俺もそう思う。問題は何を隠しているかだ」
ヨシエ「猫に雇われた」
茂夫「は?」
ヨシエ「あたしらはこの惑星の猫達を敵に回した。猫達はあたしらにとても敵わない。だとすると猫は次に何をするか?」
健一「他の人間を雇うか」
続きキボン!
一筋縄ではいかなそうですね。
筆者1さん乙!名古屋アベック殺人犯きましたね。
ネオカクイイ!
続き
やがて朝になり、桃寿は目をさました。少し離れたところで松田が静かに寝息をたてている。桃寿は松田の寝顔を覗き込んだ。
この世界に来てから2人は大分やせこけてしまっていた。げっそりした松田の頬骨のあたりに朝日があたり、くっきりした影をつくっている。
桃寿はしばらくその様子を見ていたかったが、松田がめを覚ましたので慌てて立ち上がった。
桃寿「あ、おはよう、調子どう?」
松田「・・・・・・・おはよ」
松田は寝ぼけたかおで立ち上がった。
桃寿「どこいくの?大丈夫?」
松田「しょんべん行って来るだけだから。いちいちうるせーよ」
桃寿「なによ、ひとが心配してやってるのにさー」
松田は湖の方に一人で歩いていった。途中、萩原と梅沢の死体が転がっているのを目にして、昨日のことを思い出した。
松田にははっきりと記憶があった。ちきしょう・・呂布のやつ、また出てきて俺に命令しやがって・・・・
>>713 あのリョフです。
ぶつぶつぼやきながら、萩原の顔に小便をひっかけた。白目をむいてあお向けに倒れている萩原の口の中にじょぼじょぼと用をたしていると、なんだかおかしかった。
今まで本当の自分を受け入れてくれた人間など一人もいなかったけど、桃寿だけは「守る」といってくれた。自分のことを全てはなしてみようとおもった。
松田「あのさ、俺話しておきたいことがあるんだけど」
松田には自分も含め,3つの人格があった。
ひとつは呂布という生まれついての人殺し、もうひとつは劉備という善良な人格があった。
かつて、地球で殺人事件をおこしたときにあらわれたのも呂布だった。
しかし、あのときは同時に劉備も現れて、呂布をとめようとしたので、しばらくの葛藤があった。
そのあと少年院に収容され、サッキーたちが受けたマインドコントロールで自分以外の人格を消去し、更正をはかろうとしたが失敗した。劉備だけが消えてしまったのである。
それいらい、呂布は松田自身が危機を感じたときに条件反射で出てくるようになってしまい、
以前それを抑制してくれた劉備がいないので、殺しに対して何もためらわなくなってしまったのである。
そこまで松田は一気に桃寿に説明した。松田はいつもなんだか風邪っぽい声で喋る。
きっと変声期だからだと、桃寿は思った。
・・・・・続きが思いつかないんで今日はこのへんで。思いついた人いたら先にかいていいよん。
その2さん乙!
やはり呂布でしたか。しかも、最初から多重人格だったのですね。
さて、続きを書こうと思っていたのですが、今夜は無理みたいです。
明日続きを書きますね。
二人とも本当に乙!
いつも楽しみに見ています
757 :
少年法により名無し:04/10/05 23:53:20
続きか……何度も書いてみようかと思ったんだがやはり無理ですた。
名古屋アベック犯vsネオ酒ネバの戦いワクワク
松田と桃寿の行方もかなり気になる所。
松田&桃寿とネバ酒ネオが対面するのは最終回辺りかな?
筆者1さん乙。松田はナチュラルボーンキラーなので、最初から多重人格にしてみました。
>>757 1レスだけでも、2,3行だけでもいいですよ。気が向いたらいつでも書き込みおkです。
続き
そこまで松田は一気に桃寿に説明した。松田はいつもなんだか風邪っぽい声で喋る。
きっと変声期だからだと、桃寿は思った。
桃寿「なんとかならないの?あんたまだ若いじゃない。普通なら人生これからなのにね。」
松田「それはおまえもそうだろ。なんとかなるもんならなんとかしたいし!」
「なんとかなるよ」
松田「ならねえよ。・・・・は?」
二人は後ろをふりかえった。
後にいるのが誰なのか?
気になりますね。
>>750続き
通信は一方的に切られた。
ネバダ「かなり用心深いね。ん? どうしたの? 二人とも」
振り返るとネオとサッキーがボウガンを構えている。狙っている方向に視線を向けると、一人の男が猛然と走ってくるのが分かった。
佐藤「ネバダはどこだあ!!!」
二十メートルまで引き付けて、二人は一斉に矢を放った。矢は新潟少女監禁事件犯人の下腹部と太ももを貫く。
佐藤「うぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ネバダ「なに? こいつ・・・きも・・・」
サッキー「リエって人の言ったとおりやな。トランシーバーの電波を逆探知してやってきたんやろ」
ネオ「サッキー!! 上だ!!」
宮崎「ネバダちゃあぁぁん!! おじさんとあそぼおぉぉぉ!!」
木の上からジャンプして襲ってきた宮崎勉にサッキーは矢を放った。
宮崎「ね・・・ば・・・だ」
宮崎は眉間を貫かれながらもしばらくはゾンビのように動いていた。やがて、バタっと倒れる。
ネオ「ヤバイぞ。これ以上ここにいるとロリコンどもが集まってくる」
サッキー「そやな。ここはいったん逃げよう」
三人は森の中を走って逃げた。
だが、いくらも行かないうちに佐賀県女児連れ去り事件の犯人富田が立ちはだかる。
さすがに元巡査だけあって強い。ボウガンを構える暇もなくサッキーもネオも殴り倒される。
だが・・・
ハイパーネバダ「シャアアアァァァ!!」
富田「グア!!」
レイプら対する恐怖が、ネバダの隠れた人格を呼び覚ましてしまった。
ハイパーネバタは富田が完全に絶命するまで殴りつづけ、その後パタっと地面に倒れる。
ネオ「ネバダが目を覚ましたら、なんて説明するんだ」
気絶したネバダ背負って走るサッキーに向かってネオは言った。
サッキー「ネオが倒したことにしとこ」
ネバダが目を覚ましたのは、町の入り口に差し掛かったときだった。
宮崎キタ━(゚∀゚)━!!!あっけなく死んだ━(゚∀゚)━!!!
続く
さて、サッキー達はひとまず置いといて、次はユキコです。
バギーは砂漠をぬけ草原地帯に入った。遠くで川面が日の光を浴びて輝いている。
ユキコ「ちょうど良かったわ」
ユキコはバギーを川に向けた。水がかなり少なくなっていたのだ。川べりに着くと、バキーを停車して太陽電池パネルを最大限に広げた。
今まで水が足りなかったために、燃料電池に充電できなかったがこれで夜間にも走れるようになる。ただ、太陽電池を広げた状態では車を動かせないので、今日一日はここで泊まるしかない。
ユキコ「今のうちにやれることはやっておかないと」
パラボラアンテナを広げて、GPSを作動させた。地球みたいに低軌道に大量の衛星があるわけではないので、GPSも静止衛星に頼らなければならない。そのためにこんな大きなアンテナが必要になるのだ。
ユキコ「明日にはニボシ国に着くわね。あら?」
調査員からメールが入っていた。
『麻原について調べて見ました。やはり彼は死刑になっています。これは間違えありません。思うに他のオーム犯罪者が麻原のお面でも被っていたんじゃないかしら』
ユキコ「確かに選挙の時、使っていたわよね。あいつら」
子供の頃にテレビで見たオーム真理党の選挙光景が脳裏に蘇った。麻原のお面被っている人が並んで挨拶している様子は子供心に嫌悪感を抱いてたものだ。
ユキコが出発したのは翌朝の事だった。
川に沿って南下を続ける。小高い丘を越えたところでバキーを止めた。丘の上から町並みが見える。ニボシ国だ。
ユキコはバギーを少し戻して近くの林にバギーをカモフラージュした。
もう一度丘に登り双眼鏡で町を観察する。
町の様子は平和だった。
大勢の猫達が行きかい商売に精を出している。それに混じって人間の姿があった。奇妙な光景と言えた。
ここへ来た人間達は、そのほとんどは猫達と上手くいっていない。サッキーや桃寿みたいな例もあるが、それは例外と言えた。
ここでは十人近い人間が猫に混じって仕事をしている。
ユキコは一人ずつ顔を資料と照合してみた。半分近くがオーム関係者と分かる。
ユキコ「確かにオームの連中なら上っ面だけでも上手くやっていけるでしょうね」
だが、他の面々は・・・
ユキコ「福島県郡山市強姦事件の服部と国分? 理性的に行動できる奴には見えないわね。それとマット事件の長岡、今田、中屋。こいつらは歳を食って落ち着いただけかな?」
双眼鏡をさらに動かす。上祐を見つけた見つけた。群衆に向かって何か演説している。その隣にいる人物は・・・
ユキコ「え!?」
その髭もじゃの顔は見間違えようがなかった。
ユキコ「麻原?」
それは仮面には見えなかった。間違えなく生きている人間の顔だった。
ガサ!
物音がした。音の方に目を向けると一人の少年がこっちを見ている。
B介(仮称)「や・・・やあ・・・」
少年はぎこちなく挨拶した。
すばやくリストと照合する。埼玉県所沢市で鉄パイプ爆弾を作って逮捕された中学生だと分かった。
ユキコ「こんにちわ」
B介(仮称)「ここでなにをしてるの?」
ユキコ「町を見ていたの。なかなか平和そうな町ね」
B介(仮称)「平和そうに見えるだけだよ。あの町に住みたいと思っているならやめた方がいい」
ユキコ「なぜ?」
B介(仮称)「あそこに住むとしたら、オームに入信しなきゃならなくなる」
ユキコ「だって、町の主権者は猫でしょ」
B介(仮称)「あの国の王子が入信してしまったんだ」
ユキコ「え?」
B介(仮称)「王子だけじゃない。市民もほとんど入信してしまった。
ユキコ「なんでそんなことに?」
B介(仮称)「目の前で奇跡を見せられたんだよ」
ユキコ「奇跡?」
B介(仮称)「最初はこの町でも地球からの流刑者達が暴れていた。そこへオームがやってきて退治してしまったわけさ。そんなわけでここの猫達はオームに感謝している。で、他の流刑者達もオームが怖くて逆らえないでいる」
ユキコ「あたしはここへ来る途中で初田に出会ったわ。彼は麻原にやられたと言っていたけど、どういう事?」
B介(仮称)「そのままの意味さ。僕はあの現場を見ていたよ。初田と鈴木は町で略奪行為を続けていたんだ。そこへ上祐がやめるように説得に現れた。だが、二人が説得されるはずがない。すると、今度は突然麻原が出現して二人の首根っこを捕まえて空へ飛んで行ったんだ」
ユキコ「空へ?」
B介(仮称)「今でも信じられないけど事実さ」
続く
筆者1さん乙です。宮崎に禿藁たww
二人が振り返ると、そこには宅間がたっていた。
松田「!こいつ、大阪の児童殺傷事件の・・・」
桃寿「なによ、あたしたちに何かするつもり?!」
桃寿は思わず、ポケットに入っているスタンガンに手をかけた。
しかし、宅間からは以前のような殺伐としたオーラは出ていない。それどころか、空虚な笑みを浮かべている。
宅間「君たちはどうしてそんなに悲しそうな顔をしているの?」
松田「おわ!なんだよこいつ!しるかそんなこと。」
宅間「君たちもニボシ国にいけば生まれ変われるよ。あそこは天国。面白おかしく暮らせるよ。」
視線定まらぬ目で宅間は笑っている。
松田「こいつすげーきもちわりぃ」
桃寿「ニボシ国?!ニボシ国にだれがいるの?!」
宅間「みんないる。みんなさいっこうに良いひと♪」
松田と桃寿は顔を見合わせた。
桃寿「おかしいわね、こいつこんな性格だった?地球でニュース見たときにはかなり自己厨で切れやすいやつだったと思うけど。」
松田「だな。相手にしないほうがいいんでね?」
宅間「僕は一度死んだ♪生きていた頃は人殺し♪生まれ変われば荒野に落ちる綺麗な雫♪」
宅間「僕と一緒についてくる?」
桃寿「みんないるって、この星に落ちてきた犯罪者全員?」
松田「だったらさ、その中にこの子いた?」
松田ははネバダの写真を宅間に見せた。すると突然、宅間の顔が引きつり、その場にしゃがみ込んで耳を塞いだ。
宅間「うわあああああーこーわーいー」
松田「・・・びっくりした。なんだよ、ネバダちゃんのこと知ってんのかよ。なにびってんだ。」
宅間「嬢が殺されたよー嬢真っ赤な色になっちゃたよー」
そういえば・・・。2人はナツメの話をおもいだした。
桃寿「あなた、たしかオカカ国の捕虜になったんじゃなかったの?」
宅間「うあああああああ」
松田「うるせえよ!びびってないで質問に答えろや!」
宅間「ニボシ国の曹操が僕を殺したんだー僕は死んだんだーもう裏切り者じゃないいいいい」
桃寿「こういうこと?あなたは戦争でオカカ国の捕虜になって、それを裏切り者として、ニボシ国の誰かに殺された。
それを甦らせてくれた人物がいるのね?」
松田「そいつが今ニボシ国にいるってことなの?でもこいつさっきいい人たちっていったよな。たちってことは複数だろ?」
桃寿「ニボシ国でなにかが起こってるみたいね。」
松田は立ちあがった。
松田「いこう。ネバダちゃんいるかもしんない!」
桃寿「そうね。宅間、道案内しなさい。」
宅間「いい洋服も着れるー夢の世界だよ−(・∀・)ニヤニヤ」
宅間をバギーの後ろに乗せ、車を出した。太陽が真上に来ていたので、バギーは絶好調だ。
松田「おい、おまえオカカ国の捕虜になるまでネバダちゃんと一緒に行動してたんだよな。死んだコンクリ犯以外に誰かいた?」
追い風で髪がぐちゃぐちゃになった松田が振り向いて宅間にきいた。
宅間「アサシンガールは三蔵法師♪バスジャックボーイは吾浄♪カリスマは孫悟空♪」
松田「アサシンガール?ネバダちゃんのことか?それじゃあ他にも仲間がいるってことだな。バスジャックって、ひょっとして佐賀県のあいつか?」
桃寿「カリスマってだれよ」
松田「まあ細かいことはどうでもいい。邪魔ならぶっ殺す」
3人を乗せたバギーはスピードを上げ進む。
続く
その1氏、その2氏、ありがとう!
続き沢山きてて嬉しいです。
何かどちらもドキドキですね。麻原はいったいどうして・・・それとも別人なのか?
宅間が性格豹変しててワロタw
というかついに桃寿&松田、ネバ酒ネオが対面する?!
>>775 乙です!まとめサイト、色々と詳しくて面白いです(w
オウムと松田たちとサッキーたち、果たしてどうなるやら・・・
777 :
少年法により名無し:04/10/08 08:18:33
(゚∀゚)ワクワク
ユキコ「あたし、町へ行ってみるわ」
B介(仮称)「正気かい? 今の話聞いていたろ」
ユキコ「聞いていたわ。でも、あなたはここ以外の場所がどんな状態か知っている」
B介(仮称)「いや。あまりよくは知らない」
ユキコ「流刑者と猫とのトラブルが耐えないのよ。女性の流刑者は常にレイプの危険に怯えなきゃならない。そこへいくとここは、オームの支配下と入っても秩序が保たれているわ」
B介(仮称)「やれやれ。止めても無駄か」
ユキコ「あなたこそ、ここを出てどこへ行くの? この町を出ても砂漠が広がっているだけよ」
B介(仮称)「あんたは、どうやってその砂漠を越えたんだい?」
ユキコ「それは・・・企業秘密には答えられないわね」
ユキコは冗談ぽく言ったが、B介(仮称)はそこに隠された意味に気がついたようだ。
B介(仮称)「企業秘密? 国家機密の間違えじゃないのか」
B介(仮称)は自分の胸元に手を突っ込む。ユキコの顔に一瞬緊張が走った。だが、直ぐにその緊張は解ける。B介(仮称)が服の下から取り出したのは金属製のペンダントだったからだ。
ユキコ「それは・・・」
ユキコが身に着けている物と同じデザインだった。
B介(仮称)「君も持っていたか。どうやらお仲間のようだな」
ユキコ「確かに、未遂罪でここは送り困れるのはおかしいと思ったけど・・・でも、ニボシ国に潜入している人がいることは聞いてなかったわね」
B介(仮称)「そりゃそうさ。僕は昨日までオカカ国にいたからね」
ユキコ「なんですって?」
B介(仮称)「君は一つ勘違いしているけど、僕はあの町から来たわけじゃない。今からあの町へ戻るところだったんだ。その時に君の後姿を見かけてこっそり後をつけてきた」
ユキコ「じゃあどうして町の様子に詳しいのよ?」
B介(仮称)「十日前まで確かに僕はあの町にいた。その後、麻原の娘アーチャリーと一緒にオカカ国へ向かったんだ。
ただ、その途中で流刑者同士の争いに巻込まれて通信機を破損してしまった。調査員と連絡が取れなくなってしまったので適当なところでこの町に戻ってきたってわけさ」
ユキコ「町に無線機が隠してあるの?」
B介(仮称)「そうだよ。でも、君と会えたからその必要もなくなったな」
ユキコ「無線ぐらいは貸してもいいけど、その前に答えて。アーチャリーはオカカ国へ何しに行ったの?」
B介(仮称)「布教という名の侵略さ。オカカ国はわりとあっさり堕ちたよ。大統領は取り逃がしたけどね。情報では三人の流刑者があの国に雇われていたらしいが、ちょうど留守だったらしい。
檻に閉じ込めていた宅間を出してきて抵抗したけど、アーチャリーに一睨みされたとたんに倒れてしまった」
ユキコ「アーチャリーは何をやったの?」
B介(仮称)「分からん。とにかく僕は大至急報告する必要があると思って、その後大急ぎで逃げてきたんだ」
ユキコ「ひょっとして・・・怖くなって逃げてきたの」
B介(仮称)「ギク! しょうがないだろう! 睨んだだけで人が倒れるんたぞ。そんなコワい奴のそばにいられるかよ! あれじゃまるで貞子だ」
ユキコ「宅間はそれで死んだの?」
B介(仮称)「分からないよ。生死の確認なんかする暇も無く逃げてきたんだから」
ユキコ「なさけないわね」
B介(仮称)「君はあの光景を見ていないからそんなこと言えるんだ! とにかく、報告を送らなきゃならないから通信機を貸してくれ」
ユキコ「やれやれ」
ユキコはリュックから通信機取り出して、調査員と連絡を取った。
調査員『どうしたの? ユキちゃん』
ユキコ「B介(仮称)は、あたしの仲間に間違えありませんか?」
調査員『間違えないわ。どうして? 彼は今、オカカ国にいるはずだけど』
ユキコ「ここにいます。通信機が壊れたので貸して欲しいと言ってますが」
調査員『あらあら。ちょっと代わってくれない』
ユキコは通信機をB介(仮称)に渡した。
B介(仮称)「やあ、どうも。お久しぶりです」
調査員『今までなにやっていたの?』
B介(仮称)「通信機こわれちゃったんですよ。で、とりあえず、アーチャリーの動向を探ってました」
そのまましばらく話を続けた後、再びユキコが通信を代わる。
ユキコ「いったいアーチャリーは何をやったんでしょ?」
調査員『分からない。ただ、アーチャリーは得たいの知れない能力を持っているという話を聞いたことあるわ。
麻原は自分自身に超能力が無いので子供達に達に何かの超能力開発訓練を受けさせていたらしいの。でも、実際に能力が開花したのはアーチャリー一人だけだった。
実を言うと何も犯罪を犯していない彼女をここへ送り込んだのは、日本政府がその能力を恐れたためだとも』
ユキコ「それが本当だとすると、人権侵害じゃないですか?」
調査員『そうよ。だから、私達に彼女の能力を隠しているのかもしれない。いいわ。この事は私が調べる。責任者締め上げてゲロさせてやるわ』
ユキコ「あたし達はこの後どうします?」
調査員『予定通り町に潜入して。麻原の正体を探るのよ。もちろんB介(仮称)君も一緒にね』
ユキコ「ラジャー」
通信機を切ってユキコはB介(仮称)の方へ向き直った。
ユキコ「聞いての通りよ。今から潜入するわね」
B介(仮称)「しゃあねーな。でもさ、危なくなったら直ぐに逃げようぜ」
ユキコ「当たり前よ。あたしだってこんなところで命を落としたくないわ」
二人は町へ向かって丘を降りていった。
続く
筆者1さん乙です。小藩墓地とは考えましたね。面白くまとまってました。
>>774 宅間そのものを想像しながら読むときもいですねw
続き
桃寿「でもさ、宅間はニボシ国からどうやって湖まできたの?」
松田「さあ、頭がいかれた勢いでうろうろしてたらこれたんじゃねーの?」
桃寿「だって、ここからニボシ国までかなりあるわよ?こんな精神状態でひとりで歩いて来たっていうの?」
松田「べつにおかしくねえだろ。そんなこと。」
桃寿「無理だね。ニボシ国が今向かってる先にあるとしたら、また砂漠を横断しなきゃいけなくなる。昨日、あんたは助手席で寝てたから知らないけど、
午後の流砂がもの凄くて、とても歩いてはいけないわ。」
松田は宅間の方を向き直った。
松田「おい、おまえどうやって湖まで来た?」
宅間「悪い馬がーぼおくをさらったんだよー」
松田「悪い馬ってなんだよ」
宅間「真っ赤な馬とーマザーファッカー」
松田「全然わかんねーよ!」
しかし、その意味はすぐにわかった。
・・・一瞬致命的な誤爆をしたかとオモタ・・・・よかった。
続き
遠くに誰かが倒れている。
桃寿「誰かしら!いってみるわね!」
桃寿はさらにスピードをあげ、倒れている人物のすぐそばに車をつけた。
車から降りてよくみると、それは少年だった。
桃寿「大丈夫?生きてる?」
少年「・・・・・ん・・・・・・」
松田「生きてるな。おい、水飲めよ」
少年の口にペットボトルをあてる。5分後、少年は目をさました。
少年「・・・助けてくれてありがとう・・?君はひょっとして桃寿さん?そっちの君はひょっとして長崎のU1くん?」
松田「そうだけど。おまえ北海道石狩の同級生の母親を刺し殺したやつだろ」
L斗「そうだよ。あれ?!宅間じゃん!おまえ無事だったんだな!」
桃寿「知り合い?」
L斗「うん。宅間が洗脳されておかしくなってるのを見つけて、このままじゃやつらに殺されると思ったから一緒に逃げてきた」
桃寿「やつらって誰よ」
L斗ははっとして口を押さえた。
桃寿「なんかいろいろしってるみたいじゃない。教えてよ」
L斗「なにが?何も知らないよ?」
松田「てめえ!しらばっくれてんなよ!」
松田はL斗に詰め寄った。
松田「なんだそりゃ」
L斗の胸元から、金属のペンダントがのぞいた。L斗は慌てて手でかくした。
L斗「・・・は!俺の赤兎馬は?!!どこにいった?!」
桃寿「なに?せきとば?」
松田「赤兎馬ってあの三国志に出てくる呂布が乗ってた最速の馬?!」
L斗「馬じゃないよ。ユニコーンだよ。この世界に一頭しかいない最速の動物!砂漠だって、そんなバギーより全然早く走れるんだよ!」
松田「そんな動物がこの世界にいるのかよ?伝説の生き物だと思ってた」
L斗「うん。真っ赤な毛のユニコーンなんだよ。俺のじゃないんだけど、任務遂行のために特別本部が貸してくれたんだよ!」
またL斗ははっと口を押さえて黙り込んだ。
桃寿「任務?本部?どうやらあんたにはきかなきゃいけないことが沢山ありそうね。」
松田「べらべらしゃべりまくっておまえ本当にばかだな。」
L斗は泣きべそになっていった。
L斗「許してくれよ。俺ホントになにもしらないんだって。それより俺の赤兎馬一緒にさがしてくれないか?」
桃寿「いいわよ?あんたの知ってることと引き換えにね」
L斗「無理だよ〜」
松田「いいよ。じゃあお前をここに放置して、俺らはニボシ国に行くまでだし」
L斗「わかったよ!喋ります!だから俺も乗せてくれよ〜。赤兎馬が見つかったら乗せてやるからさ〜」
桃寿「よし、じゃあのって。いい?変な真似したらその時は容赦しないわよ!」
L斗「わかりました(もう、こわいな)」
こうして4人はニボシ国を目指した。恐ろしいことが待っているともしらずに・・・・。
続く
2.3日書けません
キャラがどんどん増えてますね、これからどうなるやら(゚∀゚)ドキドキ
乙です!
早く最終回まで読みたいような、読みたくないような。
誰か生き残るのかな。
どうなるんだろ━━!?
車が走り始めてから、L斗はポツリポツリと事情を話し始めた。
L斗「俺は本当は追放刑なんて受けてないんだよ。ここへ来たのは、アルバイトのようなものさ」
桃寿「アルバイト? 時給はどのくらい? よほどの報酬がないと割に合わないと思うけど」
L斗「俺は新しい身分と引き換えに、この仕事を引き受けたんだ」
松田「新しい身分て?」
L斗「分かるだろ。少年法で名前は出ないといっても、やはりどっかであの事件の犯人は俺だってばれているんだ。だから、まったくの別人として生きていくための架空の経歴を作ってもらうんだよ」
桃寿「で、どんな仕事なの?」
L斗「最初は、流刑者に紛れ込んで、この惑星であるものを探す任務を与えられていた。で、それが見つかったら、地球に報告することになっていた」
松田「あるものって?」
L斗「知的生命体。つまりモナー族さ。俺はこの惑星に降りてから四日目にモナー族に出会った。さっそく俺はカプセルへ引き返して、偽装されていた通信機で地球に報告を送った。その報告を聞いて調査員がやって来たんだよ」
桃寿「なんで最初から調査員が来なかったの?」
L斗「政府も一枚岩じゃないんだよ。調査員の話だとこの惑星の調査報告書には『知的生命体確認できず。されど、存在の可能性大なり』とあった。だけど、政府は流刑地選定を急ぐあまりこの惑星を流刑地にしてしまった。で、そのことが問題になったんだ。
科学技術庁や異世界開発庁は『二次調査をさせろ』と主張したのだが、すでに流刑地にしてしまった惑星で知的生命体が見つかってしまったら、内閣は責任を取らされる。
だから、政府は二次調査の認可を出さなかった。表向きはもっともらしい理由をつけてね。だから、異世界開発庁は流刑者に紛れ込ませて俺達を送り込んだ。
そして、俺達の報告をいかにも流刑者からの報告のように見せかけて二次調査の認可を下ろさせたって事らしい」
松田「ややっこしいことするなあ」
桃寿「それで、ここに知的生命体がいることになったら、どうなるわけ?」
L斗「モナー族とは正規の外交関係を結ぶことになる。その後は迷惑を掛けたことに対する謝罪と賠償ってところかな? もちろん、この惑星は流刑地として使えなくなる」
桃寿「それじゃあ、私達はこの惑星にいられなくなるの?」
L斗「そういうことになるかな」
桃寿「そんな! せっかくこの惑星に馴染んできたのに、また異世界に送られるなんて・・・」
松田「テメー! ふざけんじゃねえぞ!」
L斗「俺に言ったってしょうがないだろう」
ピー! ピー! ピー!
突然、車内に甲高い電子音が鳴り響いた。
松田「なんだ?」
L斗「車載通信機の呼び出し音だよ。松田君。グローブボックスを開いて」
松田「こうか? うわ!!」
グローブボックスを開いたとたん、中からディスプレイが飛び出した。自動的に電源が入り若い女の顔が現れた。
L斗「うわ! 佐竹さん。ひょっとして聞かれていた?」
調査員『その車の中で起きたことはすべてモニターしているわ。悪いけど一部始終聞かせてもらったわよ。まったく口が軽いにもほどがあるわ!』
L斗「ごめんなさい!!」
調査員『でも、無事でよかったわ。赤兎馬はそこから東へ二キロ先にあるオアシスに待機させてあるから取りに行ってね』
松田「ちょっと待て!! モニターって事は・・・」
桃寿「私達の会話、全部聞かれていたって事?」
調査員『そういう事』
桃寿「プライバシーの侵害だわ!!」
調査員『悪いけど、あなたたちはこの惑星に送り込まれた時から、人権はないのよ』
桃寿「そんな!」
松田「そんなことより、どうなるんだよ俺達は? ここを追い出されるのか?」
調査員『少なくとも、あなたたち二人はここに残れるわ』
桃寿「どういうこと? ここは流刑地じゃなくなるんでしょ?」
調査員『そうよ。だから、流刑者達は別の世界に送りなおさなきゃならない。ただし、この惑星の住民モナー族から居自由権を認められた者はここに残れるわ。そして、桃寿さんと松田君はトロトン・ナツメがすでに居住権を認められている』
松田「じゃあ、俺達残れるのか?」
調査員『ええ。ただね、あなたたちに協力してもらいたいことがあるの』
桃寿「なに?」
調査員『居住権を認められなかった流刑者達はここから追い出さなきゃならないの。それに手を貸して欲しいの』
松田「なんで俺達が」
桃寿「やーよ」
調査員『あら? そんなこと言っていいのかしら? 居住権を取り消されちゃうわよ』
桃寿「なんでよ!?」
松田「居住権を認めたのはナツメだろ。あんたじゃなくて」
調査員『そうよ。でもねナツメは王様だけど民意を無視することはできない。今、流刑者達があちこちでトラブルを起こしているの。このままだとモナー族の対地求人感情は悪化する一方。ナツメもあなた達を庇いきれなくなるわ』
桃寿「私達はなにも・・・」
そこまで言って桃寿は気がついた。日本にいるとき、一部の外国人が悪さをしたためにすべての外国人が白い目で見られていたことに。
調査員『分かるかしら。協力しないとあなた達は立場がなくなるのよ』
松田「警察や自衛隊はこないのか?」
調査員『それを出すには国会の承認が必要。時間がかかるわよ。そして承認されたときにはおそらく手遅れになっているわ』
桃寿「協力するしか・・・ないみたいね」
続く
政府が絡んできたか!!ワクワク
続ききてる━━━━【*゚д゚*】━━━━!!!!!
乙!
誰か続き希望
>>780の続き
夕方を待って二人は丘を下り始めた。
ユキコ「もう一度整理するわね。B介君は砂漠でアーチャリーとはぐれてしまった。倒れているところを車で通りかかったあたしに助けられた。そして、あたしをニボシ国に案内してきた。上祐たちに会ったときはこういうことにしておくわよ」
B介「しかし、その場合、車で町に入らないと怪しまれないか?」
ユキコ「あたし達の逃走手段は最後まで隠しておきたいわ。車は途中で盗まれたことにするのよ」
B介「OK。それでいこう」
町に入ると、仕事を終えて家路を急ぐ猫達が街路にあふれていた。猫達は二人の姿を見てもまったく驚かない。
途中で二人は人間と出会った。
ユキコ「天野?」
千葉県少女撲殺焼殺事件の主犯であった男だ。だが、その顔には以前のふてぶてしさがなかった。死んだ魚のような目をしていて、ユキコたちにまったく関心がないようである。
ユキコ「これってマインドコントロールされているのかしら?」
B介「おそらく」
ユキコ「B介はやられなかったの?」
B介「やられたよ。軽いやつをね。アンチマインドコントロールの訓練を受けていなかったら危なかった」
ユキコ「まあ、マインドコントロールは時間と手間隙がかかるからね。向こうもよっぽど暇じゃないとできないだろうけど」
二人はさらに町の奥へ進んだ。
やがて、広場に出る。そこに大勢の猫達が集まっていた。猫達の注目する先で一人の男が演説している。
ユキコ「上祐?」
上祐キタ─―wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─― !!!???
803 :
少年法により名無し:04/10/10 19:47:31
続きを〜!
かなり前の方で上祐がコソーリ出演していたのですが、気がついたついた人はいたでしょうか?
猫達は真剣な面持ちで上祐の講和に耳を傾けていた。
上祐「・・・・・・こうして、わが尊師は、数々の法難にもめげず、布教活動を続けてきました。だが、邪神の教えを信奉するソウカ教団は日本政府に働きかけ、さらなる恐ろしい罠をわがオーム真理教に仕掛けてきたのです」
ユキコ「・・・・・・」(絶句状態)
上祐「日本政府と悪のソウカ教団は共謀して、恐るべき秘密兵器、サリンを何の罪のない通行人に使用し多数の犠牲者を出しました。そして、こともあろうにその罪をすべてわがオーム真理教になすりつけたのであります。
我々はもちろん無実を主張しましたが政府とソウカ教団の用意した証拠は大変巧妙に偽造されており・・・・・・」
子猫「ママ。サリンてなんにゃ?」
母猫「よく分からないけど、恐ろしい呪いらしいにゃ」
子猫「ふうん。そんなもの使うなんてソウカ教団て悪い奴にゃ」
少し離れたところで聞いていたユキコは深い溜息をついた。
ユキコ「猫が何も知らないのをいいことに・・・・・・ようもまあ、あんな嘘八百を・・・・・・」
B介「猫だけじゃないぜ」
B介の指差す先では、マット事件の長岡、今田、中屋、O竹などマットセブンが勢ぞろいし上祐の話に聞き入っては大げさに涙を流していた。
ユキコ「ありゃ騙されているんじゃなくてサクラね。『被害者が自らマットに入りました』なんてリアリティのない嘘を平然とつくような奴らよ。上祐の策謀に協力しても恥とも思わないのね」
B介「『この人痴漢です』って嘘は恥ずかしくないのかな?」
ユキコ「何か言った!?」
B介「そ・・・・・・空耳だよ」
上祐の話はまだ続いていた。
上祐「・・・・・・尊師は十字架に磔られ、誤流五打の丘に引きずり出されました。そして論絹
酢の槍にて心臓を貫かれたのです」
ユキコ「・・・・・・」B介「・・・・・・」(完全絶句状態)
上祐「ですが、それはかりそめの死に過ぎなかったのです。なぜなら尊師は蘇ったからです。この惑星の上で」
一陣の風が巻き起こった。風が治まった時には、いつの間にか上祐の横に一人の人物が立っていた」
ユキコ「麻原・・・・・・?」
続く
>>809 気づきませんでした!
麻原もキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!????
>>809 そうだったのかw
いつも乙です。
上祐は嘘上手いなw
サイトお気に入り登録しました!
814 :
少年法により名無し:04/10/11 19:34:33
誰かが仮面をかぶっているようには見えなかった。明らかに麻原である。
ユキコ「誰かが着け髭をつけているのよ」
B介「じゃあ、あいつはどこから現れたんだよ」
ユキコ「トリックよ」
久子「何がトリックですって」
声はすぐ後から響いた。二人が振り向くと一人の中年女が立っている。
久子「あなた。B介君ね。アーチャリー様と一緒じゃなかったの?」
B介「ええ。ですから、アーチャリー様とはぐれてしまいまして、砂漠でさ迷っているところを・・・その、彼女に助けられまして・・・」
久子「この女の子は?」
B介「ユキコさんと言って・・・まだ、この惑星に来たばかりで・・・」
久子「あら。新入りなの。ダメじゃない直ぐ上祐様のところへ連れて行かないと」
B介「まだ講話中ですが」
久子「それもそうね」
ユキコ「待ってください。新入りってどういうことです?」
久子「もちろん、新しい仲間ということよ」
ユキコ「仲間って? オーム信者ということですか?」
久子「当然でしょ」
ユキコ「冗談じゃないわ! オームになんか入らないわよ」
久子「あら、どうして?」
ユキコ「当然でしょ。あなた達が地球で何をやったか知ってて入るわけないでしょ。だいたいなによ! さっきの講話は! 全然出鱈目じゃないの」
久子「出鱈目? すべて事実よ」
ユキコ「サリンをばら撒いたのはあなたたちでしょう?」
久子「証拠は・・・」
ユキコ「証拠って・・・」
久子「思い出したわ。貴女、痴漢冤罪事件のユキコね。証拠がなくても無実の人を有罪にしてしまうのがお得意だったわね」
ユキコ「それとこれとは・・・」
久子「とにかく、貴女には教育が必要ね。ちょっと貴方達」
久子はマット犯達に声をかけた。ユキコはたちまち七人の男達に囲まれた。
ユキコ「何するのよ! 離して!!」
ユキコが抵抗むなしく連れて行く姿をB介はなす術もなく見守っていた。
続く
ユ、ユキコどうなるんだハァハァ
ユキコ洗脳されるのか!
オウムも本格的に動き出したね。
筆者1さん乙です。ユキコどうなるのかしら・・・
>。『被害者が自らマットに入りました』なんてリアリティのない嘘を平然とつくような奴らよ。
そんな白々しいこと言ってましたね。あのごみどもはwww
ちょっとはなし逸れます。
松田が栃木リンチ殺人事件の加害者「萩原」と「梅沢」を始末したところまで話は戻る。
村上は、腕をもがれた状態でなんとか松田たちから1人逃れることが出来た。湖の周りにある雑木林をなんとか抜けると、一面に草原が広がっていた。
村上「・・・はぁはぁ・・・な・・なんつーばけものだ・・・・あいつ・・・おれに・・・触りもしないで・・・おれの・・・腕を・・・・」
いまにもなくなりそうな意識をなんとかして働かせ、先ほどの出来事を振り返った。
松田はあの時確かに村上の腕を触れることなく切断できた。さらに萩原にも、一睨みしただけで硬直を与えるなど、とても人間には不可能なことばかりが起こった。
村上「・・・・くそう!・・・死ぬ・・・・あいつ・・・なんなんだ・・・・」
村上がいくら考えたところでわかるわけがなかった。松田の内に潜む呂布の存在など知る由もない。
だんだん意識が遠くなり、もうだめだと悟りざるをえなくなった。
村上「・・いやだ・・・しにたくねぇ・・・おれはまだ24なんだ・・」
体が浮かび上がる感覚に襲われた。良く見ると、自分の死体がころがっている。幽体離脱というやつだ。
そして、あたりが何もなくなり、真っ白になった。
しばらくして、村上は自分が大きな林のなかにいることに気づいた。しかし、それは林ではなく、樹海のようなところだった。
日の光すら届かなく、真っ暗な闇の中である。
村上は一歩踏み出そうとするが、それは不可能であることがわかった。
自分は木になっていたからである。微動ダニできない。
そのすぐそばに、萩原の顔をかたどった木があり、その隣に梅沢の木もあった。よくみると奥のほうに、嬢や宮野コンクリ犯らや、
その他の凶悪犯罪者の顔をもつ木もあった。
彼らは動けないものの意識はあるらしく、目玉がきょろきょろ動いては苦しそうな表情をする。
ここは死後の世界だ。生前、凶悪犯罪を犯し、法で裁かれても無反省なものはここに送られる。
そして未来永劫という長い時間をここで過ごすことになる。
彼らが許されることは永遠にない。
報いは必ず受けるものなのだ。
続く
825 :
少年法により名無し:04/10/12 16:56:09
内容酷いな。
作者のオナニースレか?
その2さん乙
どうやらリョフはバモイドと似たような存在のようですね。
ところで、その霊界の描写いいですね。
さて、ユキコの方も気になりますが、次はサッキーの話です。
村に逃げ戻ってから、まる一日が過ぎた。もちろん、その間サッキー達は眠っていたわけじゃない。ネバダを村に残して、二人に森に入り込み、トランシーバーや猫たちの手を借りて情報を集め続けた。
ネオ「現在までに分かったことは、名古屋グループの数は四人。うち女が二人、男が一人。
武器は青龍刀と鉄鎖球。・・・で、いいんだよな」
ネオが声を掛けたのは、床で横になっている包帯だらけの男だった。辛うじて命を取り留めた福田である。川に流れて来た福田をサッキーとネオが担いでここまでつれてきたのだ。
福田「・・・ ああ・・・そうだ・・・」
力なく答える。
ネバダ「にしても驚いたね。この森だけで八個もカプセルが落ちてたなんて。三十人はいるよ」
サッキー「そのうち十人はお亡くなりになっとった。もうすぐ十一人やな」
福田「・・・き・・・決めつるな・・・」
ネオ「なかなかしぶといな」
ネバダ「どうすんの? あたいら、真正面からぶつかったら絶対かなわないよ」
サッキー「そ・・・そやな・・・」(ハイパーネバダならあるいは・・・あかんあかん。これは禁じ手や)
ネオ「それに名古屋グループだけじゃなく、他の流刑者達ともぶつかるかもしれないし」
サッキー「それや!」
いきなり、大声を上げるとサッキーは部屋を出て行った。
ネオ「ありぁあ、またワル知恵思いついた顔だな」
ネバダ「ワル知恵とはなによ!」
ネオ「怒るな。ほめてるんだよ」
続く
すみません。名古屋グループは女が二人、男が二人の間違えです。
いかん、誤字脱字多すぎ。
酒って確かに悪知恵だけは働きそうだな。
実際そうだから
つーかこの内容終わったら今度は設定などちゃんと考えてまた作ったら?
それかゲームでも作るか?
K君、この中では頭悪そうだな。
実際は一番頭良いンだけど
ネヴァダが気持ち悪いくらい強いな
筆者1さん乙です。私も誤字脱字多いです。気をつけねばだ。
続き
松田、桃寿、宅間、L斗は、先ほど佐竹から言われたとおり、2キロ先にあるオアシスまで移動した。木がうっそうと生い茂ったところにバギーを止めて、
水の音が聞こえるまで中に分け入った。
L斗「あぁ!赤兎馬!よかった!」
L斗が走り出した先に、一頭のユニコーンがいた。こちらの動きには目もくれずに泉の水を飲んでいる。
赤兎馬は見事なものだった。はりのある赤い毛が太陽の光に反射し、大理石のような角が威厳を醸し出していた。
松田「これが赤兎馬か・・・・」
L斗「2人とも、ありがとな!それと、宅間を助けてくれたことにも感謝してる。」
松田「いいよ、別に。」
桃寿「でも、きいていい?あなたなんであんなところに倒れてたの?」
L斗「じつは、洗脳されてる宅間をオカカ国でみつけて、あるところに連れていこうとおもったんだ。」
桃寿「あるところって?この近くにあるの?」
L斗「いや、さっき君たちがいた湖からかなり北に行ったところに修行場みたいなところがあって、そこにこの世界の偉い僧がいるんだって。
その人は・・・っていうか猫だけど、洗脳や多重人格に関して物凄い知識があるんだとさ。」
松田「!まじで!俺そいつに相談したいことある!」
桃寿「猫なのにそんな知識があるの?」
L斗「そう。特殊な能力みたいなもんもあるらしい。日本政府も密かにそいつに一目置いてる。今回ニボシ国で起こってる騒動の発端はかのカルト教団が関わってるっていったよな?」
桃寿「聞いてないよ。」
L斗「そうだっけ。今ニボシ国は問題になったオウムの麻原やその部下どもが占拠してるんだ。で、御得意のマインドコントロールで国の住民を洗脳し、自分たちの邪魔になるものは排除しようとしてる。」
桃寿「麻原?!あいつは死刑になったはずでしょ?!」
L斗「よみがえったんだなこれが。どういう方法かはわからん。」
松田「そんなことできんの?!もう宗教とかいうレベルじゃないな!」
L斗「で、そのオウムがここに来る前に、この世界の各国は戦争をしてたんだ。宅間はニボシ国で傭兵やってて
オカカ国に責め込んだはいいんだけど、あっさり捕虜になって、そのままオカカ国に寝返った。それでニボシ国の他の傭兵が宅間を暗殺しに行ったんだ。」
L斗は嬉しそうに赤兎馬と戯れる宅間を横目に続けた。
L斗「こいつはそれで死んだんだけど、麻原がきて生返らせた。それからというもの、こいつはこんな状態」
桃寿「夢のような話だわ。」
L斗「俺はオカカ国で一部始終見てたら佐竹さんが、宅間の脳を調べてもらいたいから、修行場に連れてけって言ってきた。で、向かう途中にほかの流刑者に襲われたんだ」
他の流刑者って・・・と桃寿が続けようとした時、ガサガサと後ろの茂みから数人の男が出てきた。
桃寿「なによ!」
L斗「説明するまでもない!こいつらだ!俺たちを襲ったのは!」
そこには、愛知県西尾市大河内君いじめ事件の加害者、神谷、黒坂、森辺、犬塚が立っていた。
神谷「おう、ガキ、こんなとこにいたのか!探したよん」
黒坂「おとなしく俺らに食料とその馬みてえな動物を渡して、ここを去れば命は助けてやる。」
桃寿はとっさにスタンガンを取り出した。
桃寿「何度も思ったことだけど、こんな状況だからこそ争わないで仲良くうまくやろうって思わないの?」
森辺「おもわーん」
犬塚「うるさい。自分たち以外の奴らは生きる価値ないしね。ってか、おまえら元いじめられっこだろ?きもいもん」
「きもい」という言葉に松田は過剰反応した。頭に血が上っていくのがわかる。
呂布「あひゃひゃ・・・また俺の出番だな。また体借りるぞ。」
松田「うるせーてめーは出てくんな!劉備がいなくなったからって、しゃしゃりすぎだ」
松田はぶつぶつ喋り出した。
神谷「きもちわりーんだよ!!」
ふいに神谷のパンチが松田の腹にヒットした。
松田「ごふ!」
桃寿「大丈夫?!」
松田は殺気に満ちた顔で立ちあがると、物凄いスピードで神谷に襲いかかった。どさっと神谷は倒れ、松田は上からつかみかかる。
残りの3人はぽか〜んと口をあけてそれを眺めていた。きっと、いじめた相手が抵抗してくることなど予想できなかったのだ。
つづく
キモッ
続きを!
やはりオウムがラスボスみたいな感じかな?
筆者その2さん乙です。
ちょっとストーリーの流れを整理してみましょう。
@B介とユキコが出会い佐竹に宅間が倒された事を報告する。
↓
A報告を受け取った佐竹はL斗を偵察に出す。その頃にユキコは捕らえられる。
↓
B倒れていた宅間のそばに突然麻原が出現して宅間を蘇らせる。その様子をL斗は遠くから見ていた。その後洗脳されている宅間を佐竹の指令で救出。
↓
C修行場に向かう途中でL斗達は襲撃された。倒れているところを桃寿達に拾われる。
こんなところでしょうか。
>>828の続きです。
森の中を男達が一列に並んで歩いていた。千葉県市原市いじめ自殺事件の犯人、古川、河野、井出、山口の四人である。先頭を行く古川の手には一枚のチラシが握られていた。
それには名古屋グループの四人、茂夫、健一、リエ、ヨシエの特徴と居場所が書かれている。そして最後にはこう書かれていた。
『生死を問わずこの四人の首をミーシャ市酒鬼事務所まで届けた者には賞金として首一つにつきモナー金貨五枚を授ける』
井出「こいつらぶっ殺せば金がもらえるのか。しかし、モナー金貨ってどのくらいの価値があるんだ?」
古川「酒鬼薔薇の話によれば、一枚で地球人一人が二週間食っていけるそうだ」
河野「四人全部ぶっ殺して二十枚か。俺達全員で二ヶ月半は食っていけるな」
山口「いつまでも、猫から略奪を続けていたら、そのうち寝首かかれるからな。その金が手に入ったら遠くへ行こうぜ」
井出「しかしよお。こいつら元暴走族だろう。やばくないか?」
河野「そうだな。貴島も高山もこいつらにやられたらしいし・・・・・・」
古川「なに。向こうは男が二人しかいないんだ。不意を付けば何とかなる。お! いたぞ」
古川の視線の先には、湖に釣り糸をたれているリエの姿があった。他のメンバーの姿は見えない。四人はリエまで五メートルの距離まで近づいてから声を掛けた。
古川「よお。ねえちゃん」
リエは無言で古川を一瞥すると、すばやく鉄鎖球を取り出しぶん回し始めた。
古川「おい、ちょっと待て。俺達は・・・・・・」
古川は最後まで言うことはできなかった。鉄鎖球は一瞬にして彼の頭蓋骨を砕いたのである。
河野「テメエ!!」
河野は自分に向かってきた鉄鎖球を辛うじてかわすと、手に持っていた鉄の棒を突き出して鉄鎖球を絡めとった。
リエ「く」
河野「今だ! やっちまえ!」
動きを封じられたリエに向かって二人の男が襲い掛かる。
その時、地面が盛り上がり土の下に隠れていたヨシエが現れた。現れると同時に青竜刀をふり回す。
井出「ひええ!」山田「出たあ!!」
井出と山口は慌てて青竜刀の攻撃圏内から逃れたが、鉄鎖球を抑えていた河野はそうは行かなかった。鉄の棒を手放す間もなく首を刎ねられる。
茂夫「おっと。どこへ逃げるんだい」
木の陰に隠れていた茂夫と健一が現れ、逃げようとした井出を捕まえた。助けに入ろうとした山口は背後から飛んできた鉄鎖球に背骨を砕かれる。
一人だけ残った井出は袋叩きになった。
健一「さて、死ぬ前に話してもらおうか」
井出「なにを?」
健一「今日になって俺達を襲撃したグループはお前らで三つ目だ。答えてもらおうか。俺達の首に賞金を掛けたふざけた野郎はどこのどいつだ?」
井出「言ったら、許してくれるか?」
健一「素直に喋れば即死させてやる。喋らなければ苦しみながら死ぬことになる。どっちがいいか選びな」
井出「ゆ・・・・・・許してくれ!! 俺達を雇ったのは・・・・・・」
同時刻、ミーシャ市酒鬼事務所(サッキー達が借りている倉庫)
ネバダ「うん分かった。引き続き監視を続けてね。パイ」
ネバダはトランシーバーを切った。
ネバダ「パイからの報告よ。市原グループ壊滅したわ。しかもあたし達のことも喋ったみたい」
ネオ「で、向こうの数は少しは減ったか?」
ネバダ「全然。減るどころかノーダメージよ」
ネオ「やれやれ。寄って集って女の子いびり殺すことしかできない奴らじゃ、その程度だろうな。まあ、他の奴らも似たり寄ったりだが」
先に送り込んだ栃木県鹿沼市中学生いじめ自殺事件の石川と大竹や神奈川県津久井町中学生いじめ自殺事件の内田、菅原、森崎もほとんど似たような結果だった。
サッキー「賞金をかけるというのは、いいアイデアや思たんやけどな」
ネオ「どうする? この場所も知られちゃったぞ」
サッキー「まだ、1グループ残っているやろ」
ネオ「時間の問題だと思うが」
サッキー「時間稼ぎにはなる。その間に罠を用意するんや」
その時だった。
R子(仮称)「ダーリン♡ 会いたかったよ」
やっかいな奴が来た。
続く
R子またデタ━(゚∀゚)━!!!
続き沢山来ていて嬉しいです。
話もいろいろと複雑になってきましたね。
>>845 続ききてると嬉しいよな
人物多くてストーリーも大変でしょうが応援してます
何コレ
>>840 ありがとうございます。そうですね。そうすれば辻褄あうと思います。すいません。
>>845>>846ありがとうございます。気が向いたらいつでも参加してください( ^▽^)
続き
しかし神谷はにやにや笑いながら言った。
神谷「お前がなにしても無駄だよ。」
すると、奥の茂みからまたしても男たちが出てきた。埼玉県川口市中学生いじめ自殺事件の加害者
安食、飯塚、鍛冶たった。
安食「神谷だっせ。助けにきてやったよ!」
黒坂「おう、さんきゅー。」
敵は7人になった。
桃寿「どうしよう。いじめっこグループが結託するほど厄介なことはないわ・・・・。」
松田「おい桃寿、L斗と宅間つれてどこかにかくれてろ」
桃寿「大丈夫よ。あたしもやるから。」
松田「おまえはいい。栃木厨のときみたいになったらめんどくせえ。俺にまかせろ」
桃寿「・・・でも・・・」
松田「いけよいいから!!俺の理性が消えねえうちに!!(ドラゴンボールふう)
L斗「松田くん、これ使ってくれ!行こう桃寿さん!ほら、宅間いくぞ!」
松田「さんきゅ。赤兎馬もかりるわ!」
薄情なL斗は強引に桃寿と宅間の手を引いて、泉の奥の茂みに消えていった。
・・・ドクン・・・ドクン・・・
鼓動の音と共に呂布に体を乗っ取られるのがわかる。いつになってもこの感覚には慣れないのだ。
呂布「・・・・・ふ・・・あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
神谷「!!なんだこいつ!!」
犬塚「いい!とにかく殺しとけ!」
7人は松田に跳びかかった。が、松田はさっと跳びあがり、赤兎馬に乗った。
呂布「あひゃひゃひゃひゃwwばーか!てめえらまとめて掃除してやるww」
先ほどL斗は去り際にあるものをこちらに投げてよこした。それは銀の筒だった。大きさは自動車に備え付けられている
発煙筒くらいだった。松田はその筒をブン!と一振りした。
すると筒の先から、なんと光の長いバーが飛び出した。
森辺「でた!ライトセーバー!さっきのL斗とかいうガキから奪おうとして失敗したやつだ!」
L斗らエージェントは、政府から1つずつ武器を与えられている。このライトセーバーは文字どうり、発電力を利用している。
呂布「いくぞ赤兎馬!」
松田はライトセーバーを振り回し、赤兎馬を走らせて突っ込んだ。
一方桃寿たちは、オアシスの外でことが終わるのを待っていた。
L斗「大丈夫かな松田くん・・・」
桃寿「大丈夫よ。呂布は強いし変な超能力みたいの持ってるから」
桃寿はL斗に会うまでの出来事を話した。
L斗「松田くんも修行所に行って僧にあえばなんとかなるかもね。」
桃寿「そうね。本人も悩んでるからね。」
雑談しながら1時間が過ぎたころ、松田が赤斗馬に乗ってやってきた。
桃寿「松田くん!よかった無事で!」
L斗「あいつらは?」
松田「始末したよ。L斗これありがと」
松田はライトセーバーをL斗に返した。
L斗「ジェダイになった気分だったろ。さて、これからニボシ国いくんだったな?」
桃寿「あのさ、ニボシ国はあたし一人でいくよ。」
L斗「え?!なんで!」
桃寿「L斗は任務があるし、松田くんはその僧にあったほうがいいと思うの。さっきの湖まで車で送るわ。」
作者は中学生ですか
その2さん乙です。
>>843の続き。
ぞわわわわ!!
その声が耳に入った途端、サッキーは全身に鳥肌が立ち硬直した。
ネバダ「ダメー! あんたは、半径五十メートル以内立ち入り禁止!!」
サッキーに抱きつこうとしたR子(仮称)を、ネバダはモップで押し戻す。
R子(仮称)「ダーリン! 愛してる」
R子(仮称)も負けじとモップの先を掴んで押し返す。スピード、敏捷性では誰にも負けないネバダも純粋な力比べとなると歩が悪い。
ジリジリとR子(仮称)に押し返される。
ネオ「・・・にしても、よくここが分かったな」
R子(仮称)「森の中でこれを見つけたんだよ」
R子(仮称)は押し合いを中止し、ネオにビラを見せた。
サッキー達が森にばら撒いた名古屋グループの手配書だった。
サッキー「よりによってこいつに拾われるとは・・・えらい誤算や」
R子(仮称)「あらー♡ ダーリンたら照れちゃって、本当はあたしに見つけてもらいたくてばら撒いたくせに」
サッキー「ちゃうわい!」
R子(仮称)「だから照れなくていいのよ。ダーリンたら、可愛んだから」
ネバダ「自分の都合よく解釈すな!! 心底嫌がってんのがわかんないの!!」
R子(仮称)「邪魔すんじゃないわよ。このガキ!!」
ネバダ「ガキじゃないわよ。あたいはサッキーとは五つしか違わないもん!! あんたこそサッキーより十以上年上のくせに」
R子(仮称)「おのれ!! 言うてはならぬ事を・・・」
村井「何をやっているんだ? R子(仮称)」
突然入ってきた男に声を掛けられR子(仮称)は真顔に戻った。
R子(仮称)「これは村井の旦那。そちらが酒鬼薔薇さんです」
サッキー「誰や?」
ネオ「オームの村井秀夫だよ」
サッキー「オーム?」
村井「突然すまないが、あんたに頼みがある」
サッキー「なんや?」
村井「車を譲ってもらいたい」
続く。
R子萌え
乙です!
>「いけよいいから!!俺の理性が消えねえうちに!!(ドラゴンボールふう)
ワラタ
R子もすっかりキャラができてしまったなw
筆者1さん乙です。R子禿藁w
続き
4人はいったん湖まで戻った。
桃寿「じゃ、気をつけてね。話しが済んだらニボシ国まで来て。あたしもそれまで無事でいられるかはわかんないけど」
桃寿は、日が暮れないうちにとバギーをとばし、消えていった。
松田「あいつ、大丈夫かな」
L斗「心配ないんじゃん?ニボシ国には俺の同僚がいるからたぶん守ってもらえるだろ。連絡はしといたし。」
松田「じゃ、安心だな。俺らもいくか。」
どう考えても赤兎馬に3人は乗れないので、時間をかけて歩くことにした。
L斗「こうして歩いてる最中にも、有害な流刑者を発見した場合,さっきみたいに闘ってもらうはめになるよ」
松田「わかった。いいよ。しかし、こうしてるあいだにも地球からはどんどん犯罪者が送られてくんだろ?キリねーし。」
L斗「わざと送ってんだよ。ほんと言うと、この星の先住民に迷惑かけた犯罪者を別の星へ追放するなんてことは無理なんた。」
松田「なんで?」
L斗「異世界開発庁が、流刑に適した星を再調査したところ該当するとこは1つもなかった。つまり、地球とここ以外に普通に環境が整った星は存在しなかった。」
松田「へえ、じゃあここで居住権が認められなかったやつは追い出しても行くとこなんかないわけだ。どーすんのさ」
L斗「殺すしかない・・・。追い出そうとしても抵抗されて殺し合いになるのは目に見えてるだろ?間接死刑ってやつだな。」
松田「は?死刑は廃止だろ?そんなことが地球に報道されたら・・・」
L斗「報道なんかするわけないじゃん!政府が隠蔽してるし、万が一されたとしても、流刑者どうしの勝手な紛争で死んだぐらいにいわれるだけだよ。」
松田「なるほどな。この星に送られた時点で死刑ってことな。例え俺らみたいに居住権を認められようが死ぬ確立の方がたかい。」
L斗は訝しげな顔をした。
L斗「松田くんは恐くないの?」
松田「べつに。恐くない。桃寿はちょっとかわいそうだけど。あいつは実際人をそそのかしただけで、自分はなにもしてないのにここに送られてるし。」
L斗「かわいそう?だって彼女は・・・・」
そこまで言いかけて、L斗ははっと口をふさいだ。
松田「なんだよ。」
L斗「何でもない忘れて」
松田「なに。気になるし。ま、いいか。あいつにもいろいろあんだろ」
L斗「そ。いろいろあんだよ」
2.3日書けません。筆者1さん、書きたい方、続きキボン
その2さん乙です。L斗は何を言いかけたのか気になりますが
>>854の続きです。
サッキー「車を? そないな事、急に言われても困るわ。僕らかて車は必要や」
ネバダ「おじさん。もし、断ったら力ずくで奪うつもり?」
村井「いや、そんなつもりはない。あくまで、取引したいのだ」
ネオ「取引なら、車にとって代わるだけの価値のあるものじゃないとだめだよ」
村井「もちろんだ。R子(仮称)に聞いたが君達は北のカルカン山に向かっているそうだな。俺のカプセルはその山の麓に落ちた。そこから俺達は船でここまでやってきたんだ」
サッキー、ネオ、ネバダ「船?」
村井「そうだ。実はここから北には大きな内海が横たわっている。俺達は内海を船で北に向かって、川を遡ってこの近くの湖にきた。分かるか? 車でカルカン山に向かうとなると内海を大きく迂回しなきゃならない。何日かかるか分からんぞ」
ネオ「つまりあんたは車と船を交換したいと?」
村井「そうだ。ここまで、船で来れたが、ここから先は南へ向かう水路が無い。だから車が必要なんだ」
サッキー「内海の話、嘘やないやろな?」
村井「嘘かどうか、この町の猫達に聞けば分かる」
サッキー「内海が本当やとしても、あんたがそこまで必死になって南に向かう理由が分からん」
村井「南に仲間が集まっている」
ネバダ「仲間って? オームの?」
村井「そうだ」
ネオ「集まってどうするつもりだよ? 世界征服でもするのか?」
村井「行ってみなきゃわからん」
サッキー「もう一つに気になるんやけどな。なんで南に仲間が集まっているって分かるんや? 僕らのトランシーバーはせいぜい一キロしか届かないで」
村井「尊師が現れた」
サッキー「は?」
村井「死んだはずの尊師が俺達の前に現れて、南に仲間が集まっていると教えてくれた」
サッキー「ちょっとまってくれ」
サッキーはネオとネバダを連れて隣室へ移った。
サッキー「どない思う?」
ネバダ「怪しさ大爆発」
ネオ「幽霊は信じない方なんで」
サッキー「さよけ。僕は逆に怪しすぎて、嘘とは思えんのや」
ネオ「確かに・・・オームっていったらエリート揃いだし、こんな下手な嘘をつくのも変だな」
ネバダ「あたいらが子供だと思って馬鹿にしてんじゃないの?」
サッキー「けどな・・・霊的存在を否定することはできんで。僕らはそのために北に向かっているし」
ネオ「まあ、麻原の幽霊はともかく、内海の話が本当なら車と船を交換すべきかもしれないな。車だって元々僕らの物じゃないし」
オームは敵じゃないのか?
>>864 Bグーループのメンバー(酒、ネオ、ネバ)は、まだその事を知らないのです。
三人は村井とR子(仮称)の待つ部屋に戻った。
サッキー「あんたの話がほんまかどうか、裏づけ取らしてもらうで。返事はそれからでええか?」
村井「かまわん。だが、なるべく早くしてくれ」
ネオ「それともう一つ、あんたの船を先に見せて欲しい。直ぐ沈むようなボロ舟じゃ困るからな」
村井「実はそのことなんだが」村井は手配書を指差した。「船は今、こいつらの手中にあるんだ。だから、この取引を成立させるには、まずこいつらを始末しなきゃならん」
サッキー「なんやて?」
ネバダのトランシーバーのコールランプが光ったのはその時だった。
ネバダ「パイ。どうしたの? え。 分かった」
ネバダはみんなの方を向き直る。
ネバダ「最終グループが戦闘に入ったわ」
ネオ「最終グループのメンバーは?」
ネバダ「埼玉県北埼玉郡集団リンチ殺人事件の犯人、穐山、飯塚、荻津、萩原の四人よ」
サッキー「少しは時間が稼げそうやな。今のうちに罠を仕掛けたろ」
続く。
オウムは手ごわそうだな。頭いいしな。
>L斗「かわいそう?だって彼女は・・・・」
気になる
その1、その2氏乙!!
オームのやつらもいつか死ぬのかな
随分進んでるね。読み応えあります
応援ありがとうございます。
さて、お待たせしました。
>>816の続きです。サッキー達の話は少し待ってください。
一体どのくらいの時間が過ぎたのだろう。この白一色の部屋に入れられる前に時計も通信機も取り上げられてしまい、時間を判断する基準が何も無い。
外部からの情報は、耳に無理やり装着されたヘッドフォンからの音声のみ。そこからは常にオームや麻原を湛える言葉が流れ続けていた。こんな長時間入れられていたら、気が狂ってしまいそうだ。
そんないつ終わるとも知れない地獄は唐突に終わった。
突然、壁の一部が横にスライドし出口ができた。出口のところには数人の上祐がたっている。
B介がユキコの姿を見たのは三日ぶりのことだった。
洗脳室から上祐に連れ出された彼女のは姿はすっかりやつれ果て、死んだ魚の様な目で宙の一点を見つめている。
それでも、時々思い出したかのように首を動かしていた。
ほんの一瞬だけ、B介とユキコの視線が合う。
B介「ユキコ・・・・・・!?」
希望的観測の見せた錯覚だろうか? その時B介にはユキコがウインクしたように見えたのだ。
上祐「教育は上手くいきました?」
久子「第一段階は成功です。もうすぐ、彼女は偉大なるアレフ帝国の一級市民に生まれ変わるでしょう」
上祐「それは頼もしい。ところで彼女の持ち物にピストルがあったと聞きましたが」
久子「それは問題ではありません。ここへ送り込まれる女は護身用具が与えられるのです。それより問題は彼女の持っていた高性能の通信機です。我々が持たされていたトランシーバーのようなちゃちなものではありません」
上祐「なんで彼女はそんな物を?」
久子「それはこれから聞き出します」
上祐「なるほど、まあ、大方の予想はつきますがね。ところでその通信機は使えましたか?」
久子「使えないんです。通信機のコンピューターがパスワードを要求しまして」
上祐「彼女に聞くしかないようですね」
部屋にユキコが連れてこられた。
久子「さあ、ユキコさん。通信機のパスワードを教えてください」
ユキコ「はい。久子様。パスワードはDQN DQN DHC NURUPOです」
マタタビ国の地下に設けられた一室。その部屋で彼女は、盗聴不可能と言われる量子暗号通信を使って上司と連絡を取っていた。
佐竹「どういうことですか? 昨日だけでも十機のカプセルが落ちています。モナー族のことは報告したはずですよ。直ちに流刑者を送り込むのをやめてください」
局長『まあ。そう怒るな。総理にはすでに伝えてある。しかしなあ、政府はこのことを発表しようしないんだ。私達にも口外することを禁止している。』
佐竹「まさか、政府はモナー族の存在を黙殺する気ですか」
局長『そのようだ。なにしろ流刑地を変更しようにも他に使える世界が無くてな』
佐竹「そんなはずありません。私が知っている限りでは居住可能な世界が六つ見つかっています。そのうち一つはこの惑星として、残りのうち二つは知的生命体が発見されている。あと二つは、殖民が始まっている。でも後一つ残っているじゃないですか」
局長『確かにその世界は知的生命もいないし、入植も始まっていない。しかしすでに買い手が決まっている』
佐竹「なんですって?」
局長『その惑星を流刑地にしてしまったら、契約は破棄しなければならなくなる。すでに、政府はその収入を当てにして予算を組んでしまった。』
佐竹「そんな!」
局長『とにかく、そういう事なのでXディーはいつになるか未定だ。君は現地で準備だけは進めていてくれ』
通信は一方的に切られた。
佐竹「たく! あの半オヤジが。あら?」
衛星通信機のコールサインが点滅していた。
佐竹「ユキちゃんからだわ。三日間も連絡無しで何をしていたのかしら?」
だが、ディスプレイに現れたのは由紀子ではなかった。
佐竹「上祐!?」
続く
乙です!
何か複雑になってて話についていくのがやっとですが、面白い!
筆者その1さんはSFなどのストーリーが得意?
いつも乙です。
(・∀・)ワクワク
ちょっとマニアック過ぎたかな?
>>878そうです。というより、普通のストーリーが作れません。
上祐『ほう。私のことをご存知でしたか』
佐竹「どっちかというと知らない人間の方が少ないと思うけど。あなたは有名人だから」
上祐『そうでしたね。ところで、貴女はとても流刑者に見えませんね。察するところ日本政府の方とお見受けしますが、よろしければ自己紹介をお願いできますか』
佐竹「答える義務はないわね。でも、呼び名に困るだろうから佐竹とだけ言っておくわ」
上祐『いいでしょう佐竹さん。貴女が何者であるか明かす気はないと思いますが、我々はこの惑星でモナー族と出会ってから、必ずここへ日本政府がここへ人を送り込んでくると予想しておりました』
佐竹「どう思おうと勝手だけど、もし貴方の予想通りだとするなら、その通信機を持ってきた女の子を無事に帰さないとトンデモないことになるわよ」
上祐『それは無理です。彼女は自分からここに残ると言っておりますので』
佐竹「洗脳したのね」
上祐『洗脳とは人聞きの悪い。この国の素晴らしさを教えて差し上げただけです。その結果彼女は自らこの国に帰化することを決意されました』
佐竹「ぬけぬけとよく言うわね。一つ言っておくけど、彼女の身柄を交渉材料にしようなんていうなら無駄よ」
上祐『そんなつもりはありませんよ。その前に私はこの通信機がどこに通じているか分からなかったので確認してみたのです。まあ、今回は挨拶のようなものと考えてください。では、後ほど』
舞台はニボシ国へ
上祐は通信を切ると、久子のほうを向き直った。
上祐「思わぬところで日本政府とのパイプができましたよ」
久子「しかし、大丈夫ですか? 彼女を返さなくて」
上祐「しばらくは様子を見ますよ。彼女にはアーチャリー様の付け人になってもらいます」
続く
応援sage
885 :
少年法により名無し:04/10/19 09:05:36
続き希望あげ
筆者1さん乙です。Xデーっていうのが気になります。
>>860 続き
松田たちは随分と歩いた。午前中までいた湖は遥かかなたに消えていた。風が強くなってきたので、松田は着ていたパーカーのファスナーを閉めた。
松田「ん?・・・なんか潮っぽい匂いがする。てか、風がやけに湿ってんだけど」
L斗「じつは、この先に海があるんだよ」
松田「海?この世界にもあったんだなw」
L斗「この海にそって北に行けば目的地だよ。まあ、結構な距離だけど横断しないでいいからまだましってもんさ。」
宅間「疲れたぽ。」
しばらくあるくと、だんだん視界が開けてきた。丘のむこうには一面の空しかなくなった。
L斗「海ー!!」
L斗は赤斗馬に飛び乗ると、そのまま一気に丘から飛び降りた。
松田「ちょっ・・・なにしてんだ!!」
松田は慌てて丘の端までかけて行き、下を覗き込むとそこには、一面の透き通った海と、白い砂浜にゆっくり舞い降る赤兎馬とL斗の姿があった。
松田は宅間を連れて、ゆっくり丘を降りた。
松田「赤兎馬って空とべんのか?」
L斗「いや、飛べるってほどまでは至ってない。高いとこから飛び降りたときに重力の抵抗を増やすことができるってだけ。」
松田「赤兎馬って名前はおまえがつけたの?」
L斗「そう。松田くんは三国志好きでしょ」
松田「さっきから気になってたんだけど、呼び捨てでいいよ。俺より年上だし。」
L斗「そうか。じゃあそうさせてもらうわ。なんかおまえとは話し合いそうだしね」
松田は心の中で叫んだ(これが友達ってやつだな・・初めてできた)。
疲れた宅間と赤斗馬を浜に残して2人はしばらく泳いだ。
すると、遠くの浜に人間が打ち上げられているのが見えた。
2人は走っていき
L斗「おい、大丈夫?!」
よく見るとそれは中年の女性であった。
女「・・・・・ん・・・・・ここは・・・・・・」
松田「海!」
L斗「それは言われなくてもわかる!べしっ!!(←突っ込みの音)」
ところが、女は起き上がるなり・・・・ナイフをぎらつかせて襲いかかってきた!!!
ザク!!
松田「っ!!!」
女のでたらめに振り回したナイフが松田の肩を切りつけた。
L斗「やめろ!!おい!おばさん!!」
理屁「ちくしょおおおお!!あたしのかわいい亮がこんなところに送り込まれたのは被害者遺族のせいだ!
あいつら芸能人みたくめだちやがって!!」
L斗「あんた川口市中学生いじめ自殺事件の主犯の親だろ!息子を追ってここにきたんだろ!」
松田「また親かよw!」
L斗「こいつは被害者遺族に中傷文を送りつけたやつだよ!さっきオアシスで殺りあったあいつの親!」
理へ「うああああああ!!あいつら許さない!!」
松田「てめーがいくら喚いたとこで息子は俺が・・・」
L斗「待った!そんなこといまこいつに言ったら殺される!」
2人は理屁のナイフをひょうひょうと交わしながら静まるのを待とうかとも思ったが、狂気にかられた人間の粘着指数は高い。
松田「んのやろうっ!!」
ナイフを持った理屁の手めがけて松田が、ベストキットなみの蹴りを入れた。
理屁「ぐ!」
ナイフが水の中に落ちるとともに理屁は勢いを失った。松田は同時に、先ほど理屁に切りつけられた肩がズキッと痛んだ。
松田「いってー・・・・ったく!俺はこれ以上呂布に体乗っ取られて、殺生したくないから。L斗、話しつけてよ」
L斗「わかった。おばさんひとり?申し訳ないけど、息子さんは亡くなったんです。俺ら息子さんに殺されそうになったんで、
身を守ろうと逆に・・・」
理屁「ぎゃあああああああ!!!てめえら!!あたしの息子おおおおお!!!]
理屁は基地害のように声をはりあげて泣き喚いた。
L斗「俺らも殺人鬼畜だから言われたくないだろうけど、これで遺族の気持ちがわかったろ?」
理屁「あああああああああああああああああ!!!!」
理屁は水の中に落ちているナイフを拾い上げると、自分の喉に突きつけた。
松田「!!やべ!!」
松田とL斗はあわてて止めようとした・・・・・・が、遅かった。理屁は自分の喉を貫き、大量の血が噴出した。
理屁「・・・ごほ。。。。。。」
ばしゃん!と水の中に理屁は倒れた。L斗が慌てて脈を触ったが、鼓動は感じられなかった。
続く
親死んだのか。うん、それでいいのだ。
その2さん乙です。
早く名古屋グループ片付けないと、松田達に先を越されそうですね。
Xディはそんな深い意味ないです。
茂夫の拳が、埼玉県北埼玉郡集団リンチ殺人事件犯人、穐山の頬骨を砕いた。
穐山はそのままゆっくりと地面に倒れる。
茂夫「はあはあはあ・・・・・・しぶとい野郎だったぜ」
穐山はまだピクピクと蠢いているが、もう反撃能力はなかった。一方、茂夫の方もけっして無事ではない。身体中が傷だらけだ。周囲には他に三人の男が横たわっている。
穐山の仲間、飯塚、荻津、萩原だ。全員身体中から血を流して絶命していた。
ユキコ「はあはあ・・・・・茂夫、この後どうする? あたしらみんなヘトヘトだよ」
茂夫「俺もだ。今、次のグループに襲われたら、やばい。傷の手当をしたら、いったん船で湖に出よう。今夜は船の上で寝て、明日オトシマエを付けに行く」
その頃、酒鬼事務所では・・・・・・
ネバダ「うん。分かった。さっき、交代要員を送ったらパイはもう帰ってきていいわよ」
ネバダはトランシーバーを切った。
ネバダ「最終グループ玉砕したわ。でも、奴らも湖に引き上げていった。ここを襲撃してくるのは明日になるみたい」
サッキー「決戦は明日の朝やな」
続きキテル━(゚∀゚)━!!!
>>893訂正です。
ユキコ→ヨシエ
キャラ大杉ですね。
>>895 筆者さんでもこんがらがるんですねw
おつかれです。
>>896 こんがらがります。こんなにキャラの多いストーリーは初めてなので。
続き
その翌日、茂夫を先頭に四人の男女が森の中を進んでいた。森の中はすっかり静まり返っている。
昨日とは打って変わって全く襲撃を受けることもなく、ミーシャ市まで後、一キロまで迫ったとき。
ヨシエ「気に入らないね」
茂夫「何かだ?」
ヨシエ「静か過ぎるよ」
健一「別にいいじゃないか」
茂夫「いや。確かにおかしい。鳥や虫の声も聞こえない」
ヨシエ「誰かに見張られているね」
茂夫「人間じゃねえな。おそらく猫どもだろう」
茂夫は小石をいくつか拾って茂みに投げ込んだ。
見張り猫1「痛いニャー!」見張り猫2「見つかったにゃ!! 逃げるにゃ!!」
茂夫「ち! やっぱり見張ってやがったか」
しばらく歩くと少し開けた土地に出る。
R子(仮称)「うっふーん♡ お兄さん達。遊んでいかない?」
茂夫と健一は一瞬だけR子(仮称)の方に目を向けた。
しかし、直ぐに前を向き直る。
茂夫「見なかったことにしよう」健一「そうだな」
二人はそのままR子(仮称)を無視して先に進む。
R子(仮称)「ちょっとなんだよ!! その失礼なリアクションは!!」
リエ「テメエこそなんだ? 人の男にちょっかい出しやがって」
R子(仮称)「あ・・・・・・いえ、その、奥さんいらっしゃったんですか。失礼いたしやした」
ヨシエ「待て。ゴラア!!」
ヨシエは青竜刀を抜き放った。R子(仮称)はゴキブリのようにカサコソと逃げ回る。
リエ「このやろう!!」
リエは鉄鎖球を取り出しR子(仮称)に狙いを定めた。
リエ「くたばれ!! ゴキブリ女」
鉄の玉がまっすぐR子(仮称)に向かうかに見えた。と、突然玉の軌道が変わる。
リエ「え?」
鉄の玉は茂みの中に突っ込んだ。
ガゴーン!!
何かにぶつかる音がして鉄の玉は動かなくなる。リエがいくら鎖を引っ張っても引き戻せない。
ヨシエ「な・・・・・・なんだあ?」
ヨシエの青竜刀は何か強い力に引っ張られ鉄の玉の飛び込んだ茂みに突っ込む。
ガキーン!!
大きな音がして、そのまま青竜刀は動かなくなる。
ヨシエ「どうなってんだ!?」
ネバダ「電磁石だよーん」
茂みの中からネバダが立ち上がる。
リエ「なに?」ヨシエ「テメエ!!」
それは、一晩がかりで作った大きなソレノイドにバギーのバッテリーにつないだものだった。
続く。
その1氏乙。ストーリーだけでなく色々と細工考えるのも大変でしょう。
道具とかも。
これってあんまり犯罪者の意味無いな。
性格設定滅茶苦茶だし。
東とかを選んだのはマンセー厨が居たから?
筆者1さん乙です。大丈夫です。多分松田たちよりもサッキーらの方が早いはずです。
続き
L斗は松田の肩に包帯を巻いた。
松田「さんきゅ。手間取らせて悪いな。」
L斗「いいってこと。まだ痛え?」
松田「うん。やっぱり動かすと痛い。」
L斗「ほんと?どうする??俺、赤兎馬すっとばしてニボシ国まで薬とってきてやろうか?」
松田「いや、いいよ。そんなことしたら遅くなる」
だんだんあたりも暗くなってきた。
松田「もう暗くなってきたし、今日はここで野宿すっか」
そのとき、L斗の通信機の呼び出し音が鳴った。L斗はボタンを押して応答した。
L斗「佐竹さん?どうしたんです?」
佐竹「L斗?悪いんだけど大事な話があるから、少し一人になってくれない?」
L斗は松田と宅間の顔を一瞬交互に見つめた。
L斗「わかりました。ちょっと待ってください・・・・」
そういうとL斗は通信機をもって、100メートルほど離れた岩場に消えていった。
松田「ちょっと俺もひとりになりたいからあっち行ってる。宅間,赤兎馬みててくれ」
松田は立ちあがり、痛む肩を押さえながら丘の上に上った。
松田「オラ、呂布出て来い」
松田は自分に話しかけた。
呂布「あひゃひゃwwwなんか用か?」
松田は自分に答える。はたからみるとおかしな光景だった。
松田「はん、もうすぐお前とはさよならだから!」
呂布「あひゃひゃひゃwwwばーか!俺がいないとお前誰かに殺されんぞ!」
松田「殺されたっていい。お前を封印して、人間らしく死にたいw」
呂布「散々俺の力を利用したくせに被害者みたいな顔してんなwwだからネバダにも相手にされないww」
松田「うるせー俺は普通に誰かを好きになって見たかったんだよ。てめーが俺をストーカーにしたんだろが」
呂布「あひゃひゃひゃwwwショタだったやろうが普通に恋って・・・馬鹿だろあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
松田「ああ!うるせー!それ以上ほざくな!」
松田の叫び声がこだました。
しばらくしてL斗が戻ってきた。
しかし、なんだかうかない表情だった。
松田「おう、おかえり。なんか顔色悪いよ?」
L斗「いや、なんでもない。もしかして俺の会話聞こえてた?」
松田「聞こえてないよ?てか、おれも今さっきまであっちの方にいたし」
L斗「そうなんだ。じゃあいいや。もう疲れたから寝るわ。お休み。」
L斗は松田と目も合わさずに背を向けると、横になった。
松田はL斗の態度が気になったが、何もきかないほうがいいような気がした。
なんとなく、それが優しさだとも思った。
夜中に松田はふと、目がさめた。なんだか嫌な予感を感じたからだ。
ひょっとしたら、また新たな流刑者が自分たちを狙って近くまで来ているのかもしれない。
なんとなく危険を感じて身を起こしたそのときだった。
信じたくない光景が松田の目に飛び込んできた。
L斗が拳銃をこちらに向けている。前に松田がマスコから奪った拳銃だ。いつのまにか松田のポケットから抜き取っていたらしい。
松田「・・・・・・・L斗?」
しかしL斗は松田の目をみつめたまま言った。
L斗「・・・・・・ごめん・・・・・」
松田「・・・ごめんって、何が?どういうことだよ?」
L斗は拳銃を持った手を振るわせながら言った。
L斗「・・・・しかたないんだ・・・君を殺さなきゃなんなくなった」
あきらかにショックを受けた松田の心にまたしても呂布が近づいてきた。
続く
その2さん乙。
なんか大変なことになってますね。
>>900 大変だけど考えるのは楽しいですよ。
>>901 あくまでもドリーム小説ですので。
リエ「テメエ。ネバダだな」
ネバダ「そうだよ。あんたらに怨みないけどここで死んでもらうね」
リエ「そういう事は殺してから言いな。テメエごときチビがあたしらに勝てるとでも思っているのかい」
ネバダ「ふん。得物さえなきゃ、あんた達なんて」
ネバダは特大カッターを腰から抜いた。
ネバダ「え?」
カッターはネバダの手を離れ磁石に吸い寄せられる。
ペタン。
リエ「・・・・・・」
ネバダ「・・・・・・」
ヨシエ「・・・・・・」
R子(仮称)「・・・・・・」
どうしようもない沈黙が周囲を包み込んだ。
リエ「で・・・・・・」ヨシエ「得物がなきゃなんだい?」
二人の元珍走女は皮肉っぽい笑みを浮かべた。
茂夫「おい! リエ。そっち手伝わなくていいか?」
リエ「ああ。こっちはあたしらだけで十分だ。それより近くにこいつらの仲間が隠れているぞ」
R子(仮称)「どうすんだよ? この状況!」
ネバダ「あんた考えなよ。年上なんだから」
R子(仮称)「こういう時は若い者が頑張るんだよ」
リエ「どっちでもいいから、さっさとかかってきな」
ヨシエ「来ないなら、こっちからいくぜ」
ヨシエは一気に間合いをつめてきた。掴みかかろうとするが、ネバダのすばやい動きに翻弄され中々思うように行かない。
一方、R子(仮称)は鳩尾にリエのパンチを食らってすでに昇天していた。
R子(仮称)を片付けたリエはヨシエに目配せをしながらネバダの背後に回りこむ。
ネバダ「きゃ!!」
ネバダは背後から羽交い絞めにされた。
ネバダ「放せ! 放して」
茂夫「片付いたか・・・・・・!!」
突然、凄まじい殺気を感じて首をすくめた。
ビーン! 隣の大木に矢が刺ささっている。
健一「グエ!! 」
健一は太ももに矢を受けた。矢の飛んできた方向に目を向けると、二十メートル先でサッキーとネオがボーガンに次の矢をセットしている。
茂夫「この野郎!!」
茂夫は藪を掻き分けサッキーの方に向かう。
矢のセットは一瞬早く終わった。
茂夫に向かって撃つ。
サッキー「く!」
矢は耳を掠めただけだった。
次の瞬間、サッキーは腹に重いパンチを受ける。
よろめくサッキーの襟を茂夫は掴み、今度は顔面にパンチを放った。
倒れそうになるサッキーを引き起こしさらに殴りつける。
茂夫「ふざけたマネしやがって」
サッキーの身体を高々と持ち上げ大木に向かって投げつけた。
直ぐ近くでは、ネオが健一に殴りつけられていた。
茂夫「とどめだ!!」
茂夫は人の頭ほどの石を高々と持ち上げた。
続く。
明日は書けません。
>どうしようもない沈黙が周囲を包み込んだ。
warota
筆者1さん乙です。ネバダに笑いましたw
続き
松田は呂布に自分の心を支配されるのを、一生懸命押さえた。ここで呂布に出てこられたら、L斗を殺してしまうかもしれない。
しかし、L斗は現に、自分を殺そうとしている。
呂布「おい!なにしてんだ!おれを出せ!やられる前にやってやる!」
呂布が体の奥で叫んでいた。しかし、松田はその気になれなかった。
L斗「寝る前の佐竹さんからの連絡で、松田を殺せって言われた。おまえは危険な因子だって。生かしといたらだめだって」
松田「・・・・・・・」
L斗「おまえのその多重人格は、生まれつきのもので、成長過程でのトラウマや精神疾患なんかで起こるものじゃない。
おまえが少年院にいたときに検査目的で血とか皮膚とかたくさんとられたろ?それらから採取したデータがスイスのチューリッヒに送られて、
世界中の学者が集まって研究を始めたんだって。お前がここにきてからも研究は進められて、今日ようやく結果がでたんだ。」
松田「・・・結果って?」
***L斗の説明は長ったらしいので、めんどくさかったら読まなくても話しは通じます。
L斗「おまえは1000000人に一人のナチュラルボーンキラーだったんだって。俺も難しい説明じゃちょっとわかんねーけど、
オーメンっていう映画みたことあるか?あれの主人公は、母親のお腹にいるときに山犬の遺伝子を注入されて、体内組織の歯車が狂っちゃったんだけど、お前の場合はある種のウィルスの死骸感染により引き起こされたものらしいんだ。
そのなんら問題ないウィルスの死骸がおまえの生まれてくる前のからだにはあわなくて・・・・」
松田「もういい!!ようするに俺は悪魔の子なんだろ?!普通の人間にはなれないんだろ?!そーだな!このまま俺を生かしといたらまたなにかやらかすかもな!!」
松田の声で、宅間が目を覚ました。
L斗「俺だってほんとはこんなことしたくねーよ!」
L斗が怒鳴り返すと同時に、松田は走り出した。
L斗「!」
松田は物凄い速さで砂浜を駆け抜けると、丘の方に走って行く。
するとL斗の通信機がまたしても呼び出し音を奏でた。
L斗「はい」
佐竹「なにしてるの?!早く追いなさい!」
L斗「・・・・でも・・・・・」
佐竹「どうしたの?いまさら怖気づいたの?」
L斗「ちがいます。・・・・あいつは友達です・・・・」
佐竹はため息をついた。
佐竹「L斗、私情を仕事に持ち込まないでもらいたいわ」
L斗「・・・・わかってます・・・でも・・ほんとにやらなきゃだめですか・・・」
佐竹「ええだめよ。あなたも知ってるでしょ?かれが地球にいた時どれほどのことをしたのか。このまま生きていられると、この世界も滅びてしまうかもしれない」
L斗は泣きながら抗議した。
L斗「ほっとけばいいじゃないですか!あいつにそんな力なんかないですよ!」
佐竹「ほっとけないからいってるのよ!Xデーを迎えるにあたってかれは大きな障害よ!何度言わせるの?!」
L斗「でも、逆におれがやられるかもしれない・・・・」
佐竹「勘違いしないで。どうしてあなたに危険な任務を与えるか。ユキちゃんやB介とちがってあなたは殺人者だからよ!ここであなたが死んでも代りの者を送るだけだわ!
やりなさいL斗。任務に従わなければあなたは死刑になるわよ!」
L斗は泣きながら通信機を切った。
L斗「自分のことを第一に考えるんだ・・・俺は・・・地球にもどりたい!」
そう自分に言い聞かせると、拳銃とライトセーバーを握り締め、一気に丘を駆け上った。
続く
乙!
なんかもう気づいたら900超えてますね。
次スレいくかな?
ちょっと感動しますた
L斗どうするんだろう。
ネバダ「ゴフ!!」
ネバダの腹にヨシエのパンチがめり込んだ。
苦痛に身を捩じらせるネバダに、ヨシエはさらにパンチを叩き込む。
背後からリエに羽交い絞めにされ、倒れることすらできない。
リエ「言ったろ。あたしらの前に現れたら八つ裂きにするって」
ネバダ「ウググ」
ヨシエ「オラ!! なんとか言えよ!!」
動けないネバダの顔の両側にヨシエは両手を当てて押しつぶした。
ネバダ「オグググ」
ネバダは喋ろうにも、まともに声を上げることもできなかった。
ヨシエ「人間のくせに猫なんかに手を貸しやがって。人としてのプライドはないのか? テメエは」
ネバダ「ぺっ!」
ヨシエの頬にネバダの唾がかかった。
ヨシエ「いい度胸だな」
ポケットからライターを取り出した。
ネバダ「ひい!」
顔のすぐに近くで火をつけられた。
ネバダ「や・・・・・・やめて・・・・・・」
その2さん乙です。
L斗と松田。どっちを心配すればいいのやら?
ヨシエ「やめてくださいだろ。もっとも、やめる気はないが・・・・・・う!」
突然、横から伸びた男の手がヨシエの手からライターを叩き落とした。
リエ「なんだ? うわ!!」
振り向いたリエの顔面に村井のパンチがめり込む。
思わずネバダを放してしまった。
ヨシエ「テメエはオームの? 馬鹿な!? 殺して湖に沈めたはずなのに・・・・・・ウガ!!」
村井の右手がヨシエの顔面を掴んだ。
村井「そうか。俺はやはりあの時死んでいたのか。しかし、なぜか分からんが、生き返ってしまったんだな」
メリメリメリ。村井が力を込めるとヨシエの顔が見る見る潰れていった。
ヨシエ「うぎゃあああああ!」
断末魔の悲鳴を上げ、ヨシエの顔はスイカのように潰れた。
村井「?」
だが、そのことに当の村井の方が驚いていた。
村井「なぜだ? なぜ俺にこんな力があるんだ?」
ネバダ「村井さん・・・・・・あんたいったい・・・・・・」
その時、村井とネバダは異様な気配を感じた。気配の方に目を向けると、茂夫が今にもサッキーに石を振り落とそうとしているところだった。
ネバダ「サッキー」
そのサッキーの背後の空気が揺らめき何かが出現しようとしていた。
村井「そうか!! 俺は」
リエ「この野郎!! よくもヨシエを」
背後から殴りかかってきたリエに対して、村井は軽く身を捻って避ける。空振りに終わったリエの拳を村井は掴みそのまま握りつぶした。
リエ「うぎゃあああぁぁぁ!!」
血まみれの右手を押さえリエはのた打ち回る。
同じ時、茂夫は石をサッキーに振り下ろした。
だが石は空中で静止すると、突然茂夫の方に跳ね返ってくる。
茂夫「グアアア!!」
石は茂夫の肋骨を砕いた。
村井「バモイド神 こんなところに」
ネバダ「え? バモイドを知っているの?」
村井「知っている。あれはアーチャリー様が生み出した百八のタルパ(想念霊)の一つだ」
ネバダ「タルパ? サッキーもそんな事いってたけど、タルパってなに?」
村井「そうだな。日本人に分かりやすく言うなら、式神だ」
続く。
続きは今夜。
>>919 乙です!そうですね。次スレは、ギリギリになるまで立てるのをまって、終わらなそうなら立てたいですね。
続き
L斗がおかの上に上ると、明らかに精神を呂布に占拠されたとわかる表情の松田が立っていた。
L斗は少しためらったが、拳銃をとりだし、松田の頭を狙う。
呂布「・・・・ふっ・・・あひゃひゃひゃひゃひゃwww!おまえごときがおれを殺せるとおもうな!」
L斗は恐怖と絶望で体を震わせながら行った。
L斗「い・・いいかげんにしろよ!おまえが松田の体から出ていけばこんなことにはならなかったんだっ!」
呂布「能書きたれんのはそんぐれえにしとけ!俺を怒らせるな!!!」
そういうと呂布は、この世のものとも思えぬ恐ろしい目つきで、L斗を睨み付けた。
すると、
L斗「・・・・・・・?」
L斗の体はまったく動かなくなってしまった。声をあげることもできない。呂布は、一歩前に踏み出した。
呂布「あひゃひゃひゃひゃwwwネヴァだちゃんに会うまで俺は死なないwあひゃひゃひゃひゃww邪魔するやつはぶっ殺す!!」
ストーカーが笑いながら一歩ずつ近づいてくる。
L斗「・・・・・・ひぃ・・・・・・・」
L斗は心底震えた。呂布は目の前に仁王立ちすると、両手をL斗の肩に置いた。
L斗「・・・・?(なにするんだ?)」
呂布はそのまま手をL斗の首にまわした。そして力をいれて締め始めた。
L斗「・・・・・・ぐ・・・ぐ・・・・」
L斗は苦しさのあまりもがこうとしたが、相変わらず体が動かない。呂布はさらに力を入れる。
L斗「ぐぅ・・・ごほごほごほごほごほ!」
ついにL斗は泡を吹いた。意識がどんどん遠ざかっていくのがわかる。
あぁ、もう死ぬな。完全に死ぬ。お父さんお母さんさようなら。
・・・そのときだった。遥かかなたから名前を呼ばれた気がしてL斗は意識をとりもどした。
目の前には相変わらず、夜の海と一面の星空が広がっている。苦しさはなくなり、体も動くようになっていた。
松田「・・・・L斗」
L斗がせき込みながら振り向くと、松田がひざをついていた。もう、呂布はいないようだ。
松田「・・・L斗・・・にげろ・・・早く・・・」
松田は目に涙を溜めながらいった。
L斗「松田、俺のこと助けてくれた?」
松田「いいからはやく・・・俺は弱いから、すぐ心を悪にのっとられる・・お前まで殺すところだったし・・・」
L斗「俺は・・・・やっぱりお前のこと殺すのは無理だよ。いっしょにどこかに・・・」
松田「だめだ!そんなことしたらおまえは死刑になる!おれは勝手にくたばるから、おまえは逃げろ!」
L斗「そんな・・・!」
呂布「んだとう?!そんなことゆるさねえ!」
松田「ちくしょう!また現れやがった!L斗!にげろ!」
松田は、だんだん顔つきが邪悪になって行く。L斗はやむをえなくなり、丘を降りると一目散に浜へ走り出した。
宅間をつれて赤斗馬にのって逃げようと思ったのだ。しかし、呂布のスピードは早すぎて、あっという間につかまった。
L斗は、すばやくライトセーバーを一振りし、松田の肩めがけて浴びせた。
呂布「ぐ!」
昼間理屁にやられた傷が痛み、呂布はとっさに手を離した。その隙を狙って、こんどは逆方向に逃げる。
その方向には岩場があり、崖のようになっている。呂布がいなくなり、松田が戻るまでそこに隠れていようと思ったのだ。
L斗はなんとかたどり着くと、隠れられる岩はないかきょろきょろした。
呂布「まて!!てめえ!!よくもやったな!!ぶっころす!!」
呂布の声がこだまして、L斗は心臓が飛び出そうなくらいびっくりした。もうすぐそこまで迫ってきているらしい。
やっぱり、宅間をおこして赤斗馬にのって逃げたほうが正解だった。しかし、松田は自殺するようなことを言っていた。放って逃げることはできない。だからって殺すこともできないし、殺されたくもない。L斗にとって、人生最大のピンチだった。
そんなことを考えながら、崖のてっぺんまでたどりついた。そのすぐ後を呂布が追ってきた。
L斗は追い詰められた。崖の下は海が広がっているだけだが、この高さから飛び降りれば死んでしまうだろう。
呂布は不気味な笑いを浮かべてL斗に近づいた。
目をみたら、またさっきみたいに金縛りにあうと思い、L斗はあわてて目をそらした。
呂布「あひゃひゃひゃwwwさっきのつづきw」
またしても呂布は、L斗の首に手をかけた。
L斗「わあああああああああ!」
L斗はこん身の力をこめて、呂布を突き飛ばした。以外にも呂布は素直にうしろに倒れてくれた。火事場の底力というやつだ。
L斗はその上から拳銃を突きつけた。しかし、呂布は手で拳銃を払いのけ、すぐ身を起こした。拳銃は呂布の足元におち、
L斗はそれを拾ったが、その手を呂布が踏みつけた。
しかしこんどはL斗もめげず、左手にもったライトセーバーをその足に放った。
呂布「ぎゃあ!」
電流が流れたショックで呂布は思わず後ろにたじろいた。
L斗はつかさず電流のボルテージダイアルを上げ、もういちど攻撃を放つ。
呂布「あぎゃぎゃぎゃぎゃあああああ!!!」
さすがに効いたみたいだった。呂布はよろよろと前方に歩き出した。
L斗「!」
L斗は呂布のシャツの裾をつかんだ。あと一歩で崖から落ちるところだった。
L斗「松田!松田にもどってくれよ!!!」
L斗は気づかぬうちに泣きながら叫んでいた。その声にゆっくりと振りかえったその顔は、もう呂布ではなく松田だった。
L斗「松田!もどったんだな!よかった!」
松田はぼんやりとL斗の顔を見つめた。
L斗「ふたりで考えよ?これからどうするか。なにか方法はあるかもしれないだろ?」
L斗は松田の手を握って泣いた。
松田は笑顔を浮かべた。いままでの薄笑いとはかけ離れた善良な笑顔だった。L斗は、松田の笑顔をみたのは始めてだった。
松田「・・・・・・・・・・とう・・・」
L斗「え?なんだよ?きこえなかったよ。」
松田はL斗の手を離した。
そして、もう一度
「ありがとう」
というと、さらに満面の笑顔をつくり、松田は・・・・・
崖から飛び降りた。
筆者1さん乙です。2.3にち書けません。
松田死んだ━━━━━。・゜・(ノД`)・゜・。━━━━━!!!??
バモイドオキの正体が気になる
松田泣き
松田死亡・・・チーン
その2さん。乙。
やはり松田は死にましたか。
リアル松田はともかく、この物語の松田はわりといい奴だったので残念です。
では朝の続きです。
茂夫「バ・・・・・・バケモノ!!」
茂夫は肋骨の折れた胸を押さえながら後退る。
倒れていたサッキーの身体が宙に浮き上がると、そのまま九十度回って地面に立った。
いや、立ったように見えるが実際には地面から数センチ宙に浮いていた。
健一「なんだ、あれは?」
健一もネオを殴る手を止めて超自然的存在を呆然と見つめていた。
バモイドとサッキーは同時に首を巡らした。その視線が地面の上でのた打ち回っているリエに固定される。
サッキーは宙に浮いたまま、そっちの方へ移動した。
リエ「ひえ・・・・・・なんだ、テメエは」
サッキー&バモイド「我はバモイド。そこの女。わが花嫁に狼藉を働いたな」
リエ「なに言ってるんだ? 頭、おかしいんじゃないのか。テメエ」
バモイド「その罪。万死に値する」
リエ「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!」
突然、リエの身体は宙に浮き上がると身体中の骨がボキボキ折れていった。
続いて雑巾のように身体がねじられる。
ブチ!
身体は真二つに別れ、周囲に鮮血が飛び散った。
バモイドキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
バモイドはおもむろにネバダの方を振り向いた。
ネバダ「ひ・・・・・バ・・・・・・バモイド様。お久しぶり」
バモイド「元気そうだな」
ネバダ「げ・・・・・・元気よ」
バモイド「では、さっそくこの前の続きを始めるぞ」
ネバダ「ああ!! 待って!! 待って!! その前に」
バモイド「なんだ?」
ネバダ「あいつらも、あたいを虐めたんです」
茂夫たちの方を指差す。
バモイド「あの三人か?」
ネバダ「眼鏡の人は違います。あれは、友達です」
バモイド「よし、分かった」
バモイドは宙をすべるように茂夫たちに向かって行った。
健一「わあ!! 来るな!! 来るな!!」茂夫「ひええ!! かあちゃん!!」
茂夫は心底恐怖を覚えた。死刑判決を受けた直後に牢屋の中で覚えた般若心経を唱える。
あいにく、バモイドに般若心経は効果がなかった。
ネバダ「どうしよう。あの二人が片付いたら次はあたいだよ」
振り向いたネバダの背後で『ウギャー!!』とか『ひええ!!』とかいう男の悲鳴が響き渡った。
村井「いや。今のところ心配はない。あの二人を片付けたあたりでバモイドは消える」
ネバダ「なんで分かるの?」
村井「俺には見えるのだよ。バモイドや俺のような存在がこの世界に干渉するのに必要なエネルギーが。バモイドはまもなくエネルギーを使い切る」
村井が言い終わる前に当たりは静かになった。
かつて茂夫と健一であった物体は血まみれの肉塊と化していた。その中央にバモイドとサッキーが仁王立ちになっている。
が、バモイドの姿はさっきほど鮮明ではない。少しずつ姿が薄くなっていく。
やがてバモイドは完全に消滅し、同時にサッキーは前のめり倒れた。
地面にぶつかる寸前でネオが支える。
ネバダが駆け寄ってみるとサッキーはネオの手の中で死んだように眠っていた。
ネオ「大丈夫だ。息はしている」
ネバダ「そう」
ネバダは村井に振り返った。
ネバダ「さっき言ったことは、どういうこと? 『俺のような存在』って。まるで人間じゃないみたいじゃない」
村井「そのままの意味さ。俺は人間ではない。ネオ。君は俺の顔を見てすぐに『村井』だと分かったようだが、何か変だと思わなかったか?」
ネオ「思ったよ。僕の記憶では村井秀夫は前世紀のうちに殺されているはずだ。あんたの顔を見たときは僕の記憶違いかと思ったよ。だけど、やっぱり死んでいたのだな」
村井「その通りだ。村井が殺された時にその死を悲しんだアーチャリー様は、村井そっくりタルパ(想念霊)を作った。それが俺だ」
続く。
970〜980あたりで次スレを立てましょう。
>>940 次スレは980辺りくらいでいいでしょうね。
>>1のテンプレにまとめサイト貼るといいかも。
バモイドオキ萌え
アーチャリーさま凄いな
バモイドは何故、サッキーについたんだろう
松田死亡泣き。
この話の中の松田はいい奴だったな。L斗はこれからどうなるんだろうか。
>その1氏
バモイドオキ神久しぶりに降臨ワクワクでした
>>939の続きです。
すみません。しばらくの間、説明的なセリフが続きます。
ネオ「作ったって? アーチャリーにいったい何ができると言うんだ?」
村井「話せば長くなる。その前に彼を村に運んだ方がいいだろう」
サッキーを示した。
ネバダ「そうよ。サッキーをバギーに運ばないと」
三人がかりでサッキーをバギーに担ぎ込んだ。
ミーシャ市に着いたのはそれから二十分後。町の入り口でサッキーは目を覚ました。
村井「タルポイドという超常現象がある」
事務所の中で村井は話し始めた。
村井「それは人間の思考が物質化してしまう超常現象で、天使、悪魔、怪獣の出現などはみな、人間の心の中にいるはずの存在が現実に物質化したものであるという説だ。
この説によれば、UFOもやはり人間の想念によるものであって、宇宙などからやってくるものではないとする。アーチャリー様はその現象を自在に起こせるのだ」
ネバダ「じゃあなに? ケーキを思い浮かべれば、目の前にケーキが現れるの?」
村井「そんなところだな」
ネバダ「ううん。ケーキ! ケーキ!! タルト! モンブラン! ショコラ! ミルフィーユ! 出ろ!!」
当然だが、ネバダの指差したテーブルの上には何も現れなかった。
ネバダ「出ないじゃないの!!」
ネオ「当たり前だ!!」サッキー「能力の無い人間がなんぼやったって無駄って事やな」
ネバダ「不公平だよ」
サッキー「とにかく、アーチャリーはんは、その能力をつこうてタルパとかいう式神みたいなもんを作っとったてことやな」
村井「そうだ。だが、最初の頃、アーチャリー様はタルパを生み出すだけでコントロールができなかった。そのために、生み出されたタルパはどれも、しばらくするとアーチャリー様の元を離れていってしまった。こうして、離れていったタルパは適当な人間に取り付いてしまった」
ネオ「迷惑な話だ」
村井「思春期を過ぎる頃になると、アーチャリー様はタルパの制御法を身に着けられた。
だが、そうなる前に百八体のタルパを野に放ってしまったのだ」
ネバダ「百八!? 大杉!!」
村井「酒鬼薔薇君。君に取り付いているバモイドはその中でも最強のものだった」
サッキー「なんや。バモイドは僕が作ったわけやないのか」
村井「そうだ。君にはタルパを生み出す能力はない」
サッキー「なあ。バモイドを消すことはできんのか?」
村井「無理だ。一度生み出されたタルパはアーチャリー様でも消すことはできない。だが、制御することはできる」
サッキー「どないすんのや? このままやと、バモイドはネバダを生贄にしてまうんや。なんとかなりまへんか?」
村井「タルパである俺の口からタルパの制御法は教えられない。知りたければ君は予定通りカルカン山へ行け。そこへ行って修行僧マオドム・ベータを尋ねるのだ。彼がタルパの制御を教えてくれる」
不意に村井は椅子から立ち上がった。
村井「どうやら、別れの時間が来たようだ」
ネバダ「どういう事?」
村井「俺はアーチャリー様の命令で、本物の村井を殺した男、徐裕行に取り付いていた。この惑星に送られてきたのはその男だったのだ。この惑星に着いて直ぐ、徐はマオドム・ベータに会い俺を封印させた。
ところが、徐が名古屋グループに襲撃され瀕死の重傷を負ってしまったために、封印が解けて俺が目覚めた。だが、俺は自分がタルパであることを思い出せなくて、ずっと人間だと思っていた」
ネバダ「バモイドを見て記憶が戻ったの?」
村井「そういうことだ。それはともかく、徐の生命がそろそろ尽きようとしている。徐が死んだら俺は空を飛んでアーチャリー様のところへ行ける。
だから、車はもういらない。船はただで君達に譲るよ」
村井は部屋の出口へ向かった。途中で立ち止まりふり返る。
村井「次に会った時は、敵になるかもしれない」
そう言った直後に、村井の身体はその場で崩れるように倒れた。
引き起こしてみたその顔は、オームの科学技術省長官とは似てもにつかぬ顔だった。
村井が離れたために徐裕行本来の姿に戻ったのである。
その翌朝。
サッキー、ネオ、ネバダ、パイの三人と一匹は荷物をまとめてミーシャ市を後にした。
ネオ「R子(仮称)の奴とうとう帰ってこなかったな」
ネバダ「帰ってこなくて良いわよ」
パイ「もしかして、あのまま死んだんじゃないかにゃ」
ネバダ「あのゴキブリ女がそんな簡単にくたばるわけないわ。今頃、森の中で食べ物でも探しているんじゃないの」
サッキー「まあ、バギーは残して置いたし、町に帰りつけたらそれ乗ってどこでも好きなところへ行くやろ」
数時間後、一行は湖に出る。
ネバダ「ねえ。船ってあれじゃない?」
ネバダの指差す先に入り江があった。そこに十五メートルほどの長さの木造船が停泊している。本来はモナー族が使っていた石材運搬船なのだが、村井達はそれを猫達から買い取った後、バギーから外した太陽電池パネル、燃料電池、モーターを取り付けたのだ。
サッキー「なんか・・・・・・咸臨丸みたいやな」
スクリューを作ることができなかったために、水車小屋の水車を外してきて外輪にしたのである。
ネバダ「さあ、荷物積み込もう」
船室に食料や武器を積み込む。船室の奥にもう一つ扉があった。
サッキーは何気なく扉に手を掛ける。
サッキー「ここは操縦室やな。ん?」
そこに先客がいた。
R子(仮称)「待っていたわよ」
サッキー「うわあぁぁぁ!!」
ネバダ「どうしたの? サッキー・・・・・・ゲ!! R子(仮称)!?」
R子(仮称)「ダーリン♡ 会いたかったよ」
サッキー「あ・・・・・あっち行け!」
ネバダ「こらー!! サッキーに抱きつくな!!」
騒ぎのさなか、ネオは一人浮かない顔をしていた。
パイ「どうしましたにゃ?」
ネバダ「いや・・・・・・何か忘れているような」
その頃ミーシャ市のサッキー事務所では。
福田「み・・・・・・水をくれ・・・・・・誰かいないのか?」
山口県光市母子殺害屍姦事件の犯人が息を引き取ったのはその日の夕方頃であった。
続く。
松田は死んだのか・・・。
なかなか興味深い内容ですね。
村井、なぜ次に会う時は敵になるかもしれないのか?
そういえば桃寿知らないのか・・・
乙!いつもありがとう。
筆者1さん乙です。福田に禿ワロタw
>>931続き
L斗にとって、松田の死を悲しんでいる暇はなかった。急遽船の手配が必要になったからである。
カルカン山までは、このまま海沿いを東に歩けばたどり着けると思っていた。しかし、佐竹が掴んだ新しい情報によると、
どうやら山は、海の中にあるということだった。ようするに、離れ小島のようになっているというのである。
さすがに、赤兎馬は、海上を走るまでには改良されていなかったのだった。
L斗は一夜明かすと、佐竹に指示された場所へ向かう準備をした。
宅間「どおこにいくのお?天国旅行?電車にのっていこお♪」
L斗「ちがうから。佐竹さん、船着場にいったら、そこにいる猫たちに警戒されないためにはなにが必要ですか?」
L斗は通信機の向こうにいる佐竹に問い掛けた。
佐竹「誠意と礼儀。以上!」
佐竹は一方的に通信を切ると呟いた。
佐竹「がんばりなさいL斗。あなたはいい経験をしたわ。」
ちょいと思いつかないので、続きは明日。
書き手は大変だな・・・読むぶんには面白いんだが
959 :
少年法により名無し:04/10/26 19:14:05
続きキボン
その2さん乙です。
「誠意と礼儀」。確かに信頼を勝ち取るのに、それ以上に大切なものはないですね。
では、ユキコの話です。
ニボシ国の中心に聳える宮殿。その一角に妙な建物がある。
建物の外見は明らかに倉庫なのに、内部は豪華な調度が設えられていた。
元々猫達のサイズで作られた建物に人間が住むことはできないため、このように大きな倉庫の内装を整えて人が住めるようにしたわけだが、それにしてもこの内装は豪華すぎる。
その豪華な部屋の真ん中に用意された天蓋付ベッドの中で若い女がしきりに魘されていた。
アーチャリー「うううう・・・・・・来るな!! わらわから離れろ!!」
アーチャリーは凄まじい量の寝汗をかいている。
不意にアーチャリーの両目がカッ! と開かれた。
アーチャリー「うわああああああああああ!!」
長岡「どうしました!? アーチャリー様」
声を聞いて、アーチャリーの世話係を任されていたマット犯の一人が部屋に入ってくる。
アーチャリー「うがあぁぁぁ!!」
アーチャリーは突然長岡に向かって右手を差し出した。
長岡「ひえええ!!」
長岡は不可視の力に襲われ、壁まで吹っ飛んだ。
後頭部を強打する。
これが原因で長岡は数時間後に帰らぬ人となるのだが、別に気にする必要はないだろう。
長岡が吹っ飛ばされている時、もう一人の世話係ユキコは扉の影でじっと様子を伺っていた。そろそろ、アーチャリーが落ち着いた頃を見計らい、何事も無かったように部屋へと入る。
ユキコ「おはようございます。アーチャリー様」
アーチャリー「ユキコか。今、わらわは大声を上げなかったか?」
ユキコ「ええ。その声を聞いてまいりました」
アーチャリー「そうか。ただの寝言だ。気にしないでくれ。それと寝ぼけてフォースを使ってしまったような気がするが、何か壊れなかったか?」
ユキコ「特に問題はありません。ゴミが若干出ましたが、すぐにカタシテおきますから」
アーチャリー「そうか」
ユキコ「怖い夢でも御覧になったのですか?」
アーチャリー「うむ。奴がわらわに復讐しにくる夢だ」
ユキコ「奴とは?」
アーチャリー「昔わらわが作った後、捨ててしまった奴・・・・・・バモイドだ」
その頃、ニボシ国の東側を流れる川を一艘の小船が進んでいた。小舟には若い女が一人乗っているだけだった。
小船はやがて川岸にたどり着く。
女が小舟から降りたところへ、一人の男がやってくる。
B介「桃寿っていうのはあんたかい?」
桃寿「そうよ。あなたが、B介君ね。佐竹さんから聞いているわ」
B介「そうか。バギーは?」
桃寿「向こう岸に隠してある」
B介「分かった。これから、状況を説明するから来てくれ。潜入はその後だ」
続く。
最終決戦はバモイドvsアーチャリー?!
いつの間にかつづき来てるー!いつも乙!
>これが原因で長岡は数時間後に帰らぬ人となるのだが、別に気にする必要はないだろう。
ワロタww 筆者1さんおつです。応援カキコしてくださる方々もありがトンです。
続き
L斗は荷物をまとめ、宅間を赤兎馬に乗せた。その後ろに自分も乗ると、手綱を引いて走らせた。
モナ−族がいる船着場までは結構な距離なので、今日中につけるかどうかはわからなかった。
それでも、赤兎馬の速さはバギーなんかの比にならないので、さっきまで居た岩場や丘がみるみる小さくなって行く。
その様子をL斗は眺めながら、松田のことを思い出した。
立つ前にL斗は、松田が飛び降りた崖の上に花を植えてきた。きっと松田は天国には行けないだろう。地球で罪のない子供の命を奪い、その家族を悲しみのどん底に突き落とした。
それはL斗自身にも言えることだった。いま、自分は友達の死に直面し、残される者の痛みが少し理解できただけにそう思うのだった。
L斗「それなのに俺は、ここで任務を終えられたら、地球に帰れるのか・・・」
そう呟いた時だった。突然体が傾いたかと思うと2人は赤兎馬から投げ出され、宙に浮いた。
そして次の瞬間、嫌というほど地面に叩きつけられた。
あまりの衝撃でL斗は、声をだすこともできなかった。肩と太ももあたりが激しく痛む。
しばらく苦しんだが,痛みは少しずつ落ちついてきた。落下したときのピエロのような格好のままうっすら目をあけると、
視界の左側に、宅間が倒れていて、そのむこうに赤兎馬も倒れている。
しかし、良く見ると、赤兎馬の足から少し血が出ていた。L斗はただ事ではないと思い身を起こそうとしたが、激痛に邪魔された。
どうすればいいんだろう・・・、いったい何が・・・。
そのとき、L斗の真上に人の影が落ちた。
L「誰だ!」
返事はない。しかし、複数いるということだけはわかった。
続く
筆者その2さん乙です。
むむ? 真上にいるのはいったい何者?
>>962の続きです。
B介は船着場から少し離れた場所に桃寿を連れて行った。そこには、バオバブによく似た大木が立っていて、木の上から縄梯子が垂れている。B介はユキコを促して木に登った。
木の上では一匹の黒猫が二人を迎える。
ラムダ「お帰りなさいにゃ。この人が桃寿さんですかにゃ?」
B介「そうだよ。紹介しよう。現地の協力者でマオゴック・ラムダだ」
桃寿「よろしく」
ラムダ「よろしくにゃ」
ラムダは二人が上ってきた縄梯子を引き上げながら言った。
B介「それじゃあ。経緯を説明しよう」
B介はユキコが桃寿と分かれてから、現在に至るまでを説明した。
B介「桃寿が洗脳室から出されたのは三日前さ。その後はアーチャリーの付け人をさせられている」
桃寿「ユキコも意外とドジね。それとも・・・・・・」
B介「それともなんだい?」
桃寿「別に。それで、私はなにをすればいいの?」
ラムダ「王様を助けてほしいですにゃ」
桃寿「王様?」
B介「ニボシ国の実権は現在王子が握っている。国王は幽閉されている状態だ」
桃寿「なんでそんな事に?」
B介「元々、この国は国王派と王子派に分かれていた。王子と言っても、現国王の子ではなく甥なんだが。そこへオームが手を貸して王子派に政権を取らせたんだよ」
桃寿「なるほどね。よくある話だわ。でもさ、実権はオームが握っているんでしょ。なんで傀儡政権なんて面倒なことしてるのかしら?」
B介「Xディーだよ」
桃寿「あ!」
B介「ここに知的生命体がいることが分かったら、ここは流刑星じゃなくなる。そうするといずれ流刑者達には退去命令が出る。その日がXディー。
だが、Xディーまでに現地の政府から滞在許可をもらった者は、残ることができる。
傀儡でも良いから猫の政府を残しておかないと、自分達に滞在許可を与える者がいなくなる。自分達がここに残るための法的根拠がほしいわけさ」
桃寿「オームは、Xディーのことを知っているの?」
B介「ああ。上祐はモナー族を見た時点で気がついたらしい」
桃寿「でもさ。そんなのほっとけばいいんじゃないの?」
B介「いいのかい? 奴らがこの惑星に残って。僕やユキコは地球に帰れるけど、君はこの先もこの惑星で奴らと暮らしていくことになるよ」
桃寿「それは・・・・・・嫌だわ」
B介「だろ。だから、王様を連れ出して、ニボシ国の亡命政権を作らせるんだよ。日本政府が王様を正当政権と認めれば、王子派がオームに与えた滞在許可は無効にできる」
桃寿「ややっこしいわね」
B介「それに、僕もオームには出てって欲しい」
桃寿「どうして?」
B介「僕はこの惑星に残りたいんだ。地球なんかに帰りたくない」
桃寿「ええ?」
続く。
明日は書けません。
キタ━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━!!!!!
おつです。ああやはり次スレに行きそうですね。
=====ここまで読んだ=====
>>974 海王タンの「ここまで見ました」を思い出したw
>>973 次スレケテーイですね。しかし自分こないだ別板でスレ立てしちゃった・・・できるかな??
>>932筆者1さん乙です。B介なんでここにのこりたいんですかね・・・?
続き
L斗は首の痛みに耐えながら、できるだけ顔を上げて相手を見ようとした。逆光のせいでよく見えないが、中年の男性や女性だということがわかった。
しかも、けっこうな人数だ。いったいなんのつもりなのだろうか。
すると、ひとりの中年のおとこが話しかけてきた。
男「おまえ政府の人間だな?うちの息子がここに連れてこられるはめになったのはおまえらがしくんだことか?」
L斗「あんた誰?」
男「ふん、そんなことおまえに教える必要はない」
L斗「うちの息子って・・・・だれのとうちゃんだよ?」
すると、その男のうしろで事態を見守っていた女が口を開いた。
女「このひとは栃木リンチ殺人事件の主犯、萩原の父親よ。私は津久井町立中学いじめ自殺事件の加害者とされている者の母親。」
L斗「そういうことか・・・。で、なにがしたいの?ここへの追放刑は法で定められてんだから、いまさらどうにもならないよ?
それとも、被害者の会でも作った気分なわけ?」
すると、さらに脇にいた中年女が声をはりあげた。
女「このくそがき!言葉に気を付けなよ!あんたが北海道でおきた同級生の母親殺害犯で,その罪を帳消しにするために
政府の飼い犬になったって情報くらいこっちは掴んでるんだ!」
萩父「俺たちの息子は犠牲になってるのにおまえだけ地球に帰ろうといろいろ工作してるらしいが、なんで政府は
そんなこと許してるんだ!うちの息子たちはどうなった!答えろ!」
栃木梅沢母「うちの息子だって被害者よ!だいたいねえ、お宅の息子がうちのこに被害者殺害を命令しなければ・・・」
梅母は萩父に食って掛かった。
コンクリ湊父「やめなさい!仲間割れは!私たちが、そのー、あれだ、協力しないようでどうする」
川口いじめ安食父「おたく、よくそんな暢気なこといってられるねえ!あんたとうちは息子だけじゃなく家内まで連れていかれたっていうのに!」
薄汚い大人たちは、L斗に怒りの矛先を向けることも忘れ、口々に罵りあった。
L斗「やめろ!わかった!言いたいことがあれば聞くよ。ついでに本部とも連絡とって、あんたたちの子供の安否確認してやるよ」
そういいながらも、川口いじめや、大河内くん事件の加害者の親たちの方をちらりと見て、L斗は思った。
(残念だけどあんたらの子供はもういない・・・)
L斗の言葉に、さすがのばか親たちも静かになった。
L斗「そのかわり、俺とこのユニコーンと、そこにいる宅間ってやつには手えださないでくれ!今怪我してて動けない!」
しかし、その発言が間違いのもとだった。ばか親たちは、宅間をみてざわつき始めた。
大津市障害者事件初田母「うちのこどもは行方知れずなのに、なんでそんな凶悪犯をまだ生かしてるのかしら?」
市原市いじめ古川母「そうよ。何考えてるのよ政府は!ますます信用できないわよ!」
北埼玉リンチ穐山父「やっぱり当初の予定通り、こいつを餌にして本部の連中をおびきよせたほうがいいだろう。」
ばか母たちは、動けないL斗を無理やり引きずって宅間から引き離した。
L斗「やめろ!!なにすんだ!」
マット犯長岡父「こいつは殺しといたほうがいいな。」
そういうと長岡父は、赤兎馬を転ばせるために使用した拳銃を取り出すと、宅間に向けて発砲した。
「パン!!」
・・・・・・宅間はあっという間に殺されてしまった。
続く
宅間が・・・!
宅間しんだのか!
その2さん乙です。
宅間しにましたか。
つづきを書く前に次スレですね。とりあえずテンプレを作ってみました。こんなものでどうでしょうか?
少年犯罪者ドラマ製作委員会 第二章
西暦200X年。日本では死刑制度が廃止され、代わりに追放刑という制度が生まれた。
これは更正の可能性の低い犯罪者を、ワームホールの向こうにある惑星に送り込み、現実社会から永遠に切り離してしまう制度である。
ワームホールの彼方に送り込まれた犯罪者達がその惑星で見たものは・・・・・・
なぜか日本語を喋る猫型異星人モナー族の支配する世界だった。
【主な登場人物】
サッキー(酒鬼薔薇) ・ ネオむぎ茶 ・ ネバダ ・ 桃寿 ・ 麻原 ・ 上祐 ・ アーチャリー
その他
前スレ
少年犯罪者ドラマ製作委員会
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/youth/1093333247/ まとめサイト
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=calaku この物語は実在する犯罪者の名前を当てはめたリレー式ドリーム小説です。したがって、実在の犯罪者とは性格はまったく異なるものと思ってください。
なお新たなる書き手も募集中です。我こそはと思う人は、この話の続き、または番外編を書き込んでください。
ただし、書き込むときは先に書いた人の設定に従って下さい。
>>981 筆者1さん乙です。そしてテンプレはそれでいいと思います。サンクスコ。
で、立てようとしたんですけど、立てられなかったです・・・・・すいません(´・ω・`)ショボーン
あと、一応ネタスレの部類だから[sage]推奨のほうがいいかな?と思うんですがどうでしょう?
>>977続き
津久井母「ちょっと!長岡さん!なにしてるの?!」
湊父「そうだよあんた!そんなことしたら政府がこっちの言うことに聞き耳持たなくなるじゃないか!」
長岡父は拳銃をしまうとにんまり笑っていった。
長岡父「いいんですよ。これくらいやった方が向こうを威嚇できるってもんです。」
萩父「ああ、いい考えだ。イラクの人質作戦みたいに、こっちは口だけじゃないってことを思い知らせてやろうじゃないか」
L斗「・・・ちくしょう・・・!こどもがこどもなら親も親だな・・・・!」
安食父「おい!こいつを縛れ!」
安食父は、女性陣に命令した。何人かの加害者の母親たちがガムテープをとりだすと、L斗に頑丈にまいた。
L斗「ちくしょう・・・!ちくしょう・・・!」
L斗は悔しそうに何度も舌打ちした。
2.3日書けません。申し訳ありませんが次スレよろしくです・・・。
その2さん乙です。スレは私が立ててみます。私も立てられるか分かりませんが
少年犯罪者ドラマ製作委員会 第二章(sage奨励)
西暦200X年。日本では死刑制度が廃止され、代わりに追放刑という制度が生まれた。
これは更正の可能性の低い犯罪者を、ワームホールの向こうにある惑星に送り込み、現実社会から永遠に切り離してしまう制度である。
ワームホールの彼方に送り込まれた犯罪者達がその惑星で見たものは・・・・・・
なぜか日本語を喋る猫型異星人モナー族の支配する世界だった。
【主な登場人物】
サッキー(酒鬼薔薇) ・ ネオむぎ茶 ・ ネバダ ・ 桃寿 ・ 麻原 ・ 上祐 ・ アーチャリー
その他
前スレ
少年犯罪者ドラマ製作委員会
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/youth/1093333247/ まとめサイト
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=calaku この物語は実在する犯罪者の名前を当てはめたリレー式ドリーム小説です。したがって、実在の犯罪者とは性格はまったく異なるものと思ってください。
なお新たなる書き手も募集中です。我こそはと思う人は、この話の続き、または番外編を書き込んでください。
ただし、書き込むときは先に書いた人の設定に従って下さい。
※ネタスレですので、書き込むときはsageでお願いします。
すみません。私も立てられませんでした。
どなたかお願いします。
立ててみます。