62 :
少年法により名無し:
1988年2月23日未明、小島・近藤らの一味は金城埠頭で二組のカップル
を襲い、金品を奪った後、栄のテレビ塔付近に一旦戻ってきた。近藤は奪った
金額が、予想したよりも少なかったことに不満顔だった。「もう2,3件やるか。」
「大高緑地ならアベックがいるかもね。」近藤の誘いに龍造寺がすぐに応じた。
一同に中に反対する者などいなかった。六人は午前4時頃、強奪したばかりの
カネで分乗した二台の給油を済ませ、その30分後に大高緑地公園に到着した。
公園の正面入り口にほど近い場所に第一駐車場がある。その北側に野村さんら二人
の乗車するトヨタ・チェイサーが停まっていた。一味は一旦二台の車を正面入り口
のロータリーまで戻し、ナンバープレートにガムテープを貼り付けた。
そして再び2台に分乗して、野村さんらの乗る車の後部に急停車した。
63 :
少年法により名無し:04/04/02 22:31
「出て来いッ!」木刀を持った西山(←だけ仮名)が叫んだ。野村さんは慌てて
車を発進させ、近藤の車と接触した。近藤、龍造寺、筒井の3人が木刀を、小島
が鉄パイプを手に飛び出し、野村さんの車を取り囲んだ。すでに西山が運転席から
野村さんを引っ張り出していた。「カネを出せ」そういうや否や、西山は木刀を
野村さんの頭部に振り下ろしていた。「よくも車を壊したなっ!」「カネはいくら
ある、カネを出せ!」他の4人も口々に叫びながら加勢。小島の車で仮眠していた
高志も加わって、野村さんの全身をメッタ打ちに殴打した。高志・小島・西山・近藤
・筒井らは、木刀等で野村車両の窓ガラス、テールランプ、ヘッドライト、ボンネット
を叩き壊した。筒井と龍造寺は、助手席にいた末松さんを引きずり出そうと、おらび声
をあげていた。龍造寺はシンナー入りのビニール袋で末松さんの頭部を叩いた。袋が
破れ、シンナーが末松さんの頭にかかった。すると龍造寺は「シンナーが無くなったがやっ!」
などと因縁をつけ髪の毛を強く引っ張り、車から引きずり出された末松さんは龍造寺に
ハイヒールでところ構わず足蹴にされ筒井と西山も木刀を手に襲いかかった。
64 :
少年法により名無し:04/04/02 22:31
筒井は怯えきって無抵抗状態の末松さんに対し、「裸になれ!」と言って、
上半身を裸にさせた。そして左右上腕部を木刀で殴りつけた。野村さんに対する
激しい暴力も止む気配はなかった。暴行が始まって30分ほどたった午前5時頃、近藤
が西山に近づき、こう囁きかけた。「この女、まわ(輪姦)してやろうか」近藤は
末松さんの腕を引っ張り、西山がその背中を押すようにして、駐車場から50メートル
ほど離れた藪の中へ連行した。近藤は恐怖にうち震える末松さんに全裸になるよう命令。
仰向けに寝かせて強姦した。西山は近藤が姦淫している間、末松さんに自己の陰茎を口
に含ませ、この状況を見ていた。近藤が姦淫し終えるや、続いて西山が乳房をもてあそぶ
などしたうえ、末松さんを姦淫した。しばらくして、小島に命じられ、近藤らを探しにきた
高志に向かって、西山と近藤が次々に声をかけた。「ケンちゃんも、やりゃあ」高志はその場
から離れてゆく近藤らと入れ替わるようにして末松さんを強姦。用が済むと、末松さんを置き去り
にして再び第一駐車場に戻った。この頃、駐車場では小島が狂ったように野村さんの車を破壊して
いた。西山が拳で野村さんを殴打し始めると、近藤らもそれに続き、龍造寺も木刀で側頭部や腕
などを叩いた。野村さんは耳の後ろから吹き出すように出血した。
65 :
少年法により名無し:04/04/02 22:32
志・西山らに連れ戻された末松さんが、再び龍造寺と筒井によって強引に全裸に
させられ、小島は「やきを入れたれ」と言い、高志・龍造寺・筒井らは代わる代わる
「熱いか」と言いながら、タバコの火を末松さんの肩、腹、背中、乳房等に押し付けた。
末松さんが泣きながら赦(ゆる)しを乞うと、龍造寺は「ばかやろう。ぶりっ子するんじゃ
ない」と怒鳴り、さらにタバコの火を押し付け、殴る蹴るを重ねた。西山は末松さんの
両足首を持って広げ、陰部にシンナーをかけ、タバコの火を腹部に押し付けた。末松さんは
放心状態で、なされるままだった。一味はこの後、野村さんが所持していた現金1万円、末松
さんから1万1千円を強奪したほか、キャッシュカード、ポシェット,アクセサリー、そして
自動車の部品や備品、マスコット人形にいたるまで、ありとあらゆるものを略奪した。午前6時頃、
人通りや車の通行が増えてきたため、近藤はこう提案する。「警察に行かれると困るので、連れていこう」
一味は、もはや抵抗する力さえも消え失せた野村さんと末松さんを拉致することにし、二人を石田・菅原の
車両に分乗させた後、愛知県西部、海部郡弥富町のドライブインに出向いた。車中で末松さんは泣き続けていた。
西山が野村さんと末松さんの監視役として車中に残り、他のメンバーは喫茶店内で朝食をとりながら、今後について
話し合った。論告要旨によれば、この場で小島が初めて殺害に触れる発言をしたとある。
長文サンクス
67 :
少年法により名無し:04/04/02 22:49
「顔を見られているので、二人をこのまま帰せば、警察にバレて捕まるかもしれない。
男は怪我も酷いし、やっちゃおう。弘道会の墓の前で首を絞めて殺し、そこに埋めよう。
墓の中から骨が出てきても、誰もおかしいと思わない」「警察に捕まるのは嫌だ。ちょっと
やりすぎた。殺るしかない」一味はすぐに同調した。皆が皆、二人の扱いに窮していた。
翌24日午前1時40分頃、小島らは組の所用を理由に抜けていた近藤と落ち合うため、
約束のファミリーレストラン駐車場に到着した。一味は22日の朝に起床して以来、約40
時間、ほとんど睡眠をとっていなかった。小島はついに当初の計画通り、弘道会の墓地へ
野村さんらを連れて行くことを決心する。この間、小島は一度だけ、野村さんらに帰って
もよいと勧めている。だが結局は仲間同士で牽制しあい、実現しなかった。野村さん殺害
の直前、小島は再び別の理由で姿を消した近藤と連絡を取り合い、次のようなやりとりを
かわしている。「もう待てん。俺らでやる」「それがいいなァ。午前4時ごろまで待って
くれれば、俺も一緒に行ける。・・・連れがあるので一緒にやれなくて悪いね。頼むわ」
小島は午前3時頃、西山・龍造寺・筒井をともなって、自宅アパートまで一旦戻り、死体
を処理するのに使用するスコップ等を準備。雑貨店でビニール製洗濯ロープも購入して、
午前4時30分頃、愛知県長久手町にある卯塚公園墓地D区画に到着した。西山は野村さん
の手を引っ張って下車させ、その両手を前で合わせ、ロープで縛った。小島は野村さんを
小島の車両から2メートルほど離れたところに正座させ、所持したロープを二重に首に巻きつけ
一方の端を西山に渡した。両手を縛られる間、正座させた後、小島は「お前、今からどうなるか
わかっているだろう」などと言った。野村さんは「助けてください・・・」と哀願したが、筒井
はその口にガムテープを貼り付けた。小島と西山はロープの両端を綱引きのように引っ張り合い
野村さんの首を絞めた。
68 :
少年法により名無し:04/04/02 22:50
野村さんは身体をふらつかせ、後方に仰向けに倒れ、さらに前にうつぶせに倒れた。しばらくして
小島らは野村さんを足蹴にするなどして生死を確かめた。野村さんは少し身体を動かし、
「ウォーッ」と声をあげ、体全体を痙攣させた。西山は「まだ生きとるがや」と言い、
小島と二人でタバコを吸いながらロープを引っ張り絶命させた。その頃、小島車両の中にいた
龍造寺と筒井に対し、末松さんは立て続けにこう尋ねていた。「何してるんですか。お兄さん(野村
さん)、どこに行っているんですか」「外の話し声が聞こえない。どうしているんですか」龍造寺と
筒井は「離れたところで話している」と誤魔化しながら、末松さんの口にビニールテープを貼り付け
黙らせた。しかし、末松さんは野村さんが絶命する瞬間、うなだれていた顔を一瞬、上げたという。
目隠しされたままの末松さんは、鼻をすすりあげるようにして泣いていた。野村さんの遺体を車の後部
トランクに積みこんだ後、一味は末松さんを連れまわし、二人を襲った同じ日に、強盗事件を起こした
名古屋港埠頭に舞い戻った。末松さんは埠頭に着いてから、「外に出たい」と言い、西山に見張られながら
下車したが、その隙を見て、高さ1メートルほどのコンクリート塀に手を掛け、海へ飛び込もうとした。
しかし、西山に捕まり、小島車両に引き戻された。自殺を阻止された末松さんは車中でこう叫んだ。「お兄さん、
殺されたの?それだけ教えて。死にたい」一味は末松さんを連行して、小島のアパートに戻った。
69 :
少年法により名無し:04/04/02 22:51
西山は午前2時頃、意気消沈し、悲嘆にくれている末松さんの陰部や乳房をもてあそび、
自己の陰茎をくわえさせるなどした挙句、末松さんを強いて姦淫した。小島はどうせ今夜
殺してしまう女だから、西山がやりたいだけやったらいいと思い、これを黙認した。
筒井は「ごゆっくりね」などと声をかけた。午前11時過ぎ、土地勘のある三重県の山中で
末松さんを殺害すると決めた小島は、合流した高志・西山・龍造寺・筒井とともに大山田村
へ車を走らせた。同車中で末松さんは、西山の膝の上に座らされていた。翌25日午前2時頃、
一行の車は大山田村の山中に到着。末松さんに目隠しをしたうえで、男達は死体を埋めるための
穴を掘り出した。約1時間かかって、深さ1メートル・縦横1・5メートルの穴ができた。その間
末松さんは龍造寺にこう哀願していた。「一人で生きていくの、辛いし、帰してもらっても、どこからか
飛び降りるつもりでした。お兄さんが殺されたことが分かっていたから、一人で生きているのが悪い。
最後にお兄さんの顔が見たい。お兄さんと一緒に埋めて」涙を流す末松さんに、西山は途中で買い込んだ
握り飯と缶ジュースを渡し、食べるように勧めた。だが末松さんは泣きながら、「これを私と一緒に埋めて。
殺されるんでしょ。お兄さんと一緒に天国で食べますから。お兄さんが死んじゃってるのに、私だけ生きていても
しょうがない。死ぬ覚悟は出来ている。お兄ちゃんと一緒に埋めて」小島は野村さんの遺体を末松さんに見せる
ことに同意。西山が末松さんの目隠しをはずし、トランクの中の遺体を懐中電灯で照らして見せた。
70 :
少年法により名無し:04/04/02 22:51
末松さんは声を押し殺し、涙を流しながら、野村さんの死体を見ており、その両手を縛ってあった
ロープを解いた。そして両手を離そうとしたが、すでに硬直していて離すことができなかった。
小島は末松さんと野村さんの体から、身元が判明しそうなものを取り上げた。「それじゃ殺そうか」
午前3時頃、小島はそう宣言し、末松さんにパンティ一枚になるよう命じた。西山は末松さんに再び
目隠しをした。「こんなことをしても、やがて警察に逮捕される」末松さんがそう叫んだ。高志は小島
にロープを手渡した。西山が末松さんの両腕を掴んで、穴の前まで連行する。その足元を高志が懐中電灯
で照らした。小島は末松さんに座るよう命じ、末松さんは膝を抱え込むようにして地面に腰をおろした。
「やるなら早くしてくださいっ」それが末松さんの最期の言葉になった。小島と西山は、末松さんの首にロープ
を二重に巻きつけ、小島の「引っ張れ」という合図で、綱引きの要領で思い切り引っ張り合った。
末松さんは「ぐぅー」「げぼっげぼー」というようなうめき声を発し、回転してうつ伏せに倒れた・・・
小島は「ケンちゃんも引っ張りや」と高志に声を掛けながらロープを引っ張った。高志はタバコを吸いながら、
ニヤニヤして様子を見ていた。しばらくして、末松さんの脈が再び回復したため、小島と西山は新しいロープで
とどめをさそうと、二人でまた首を絞めた。末松さんは手足をバタバタさせたがやがて静止した・・・なおも
ロープを引っ張り続け、末松さんを窒息死させて殺害した。一味は二人の遺体を埋めた後、付近のタバコの吸殻、
ティッシュペーパーなどを丹念に拾い集めたほか、名古屋に戻ってから小島の車を洗車し、スコップなどを投棄
するなど証拠隠滅を行った。そして近藤を同席させたうえ、警察に捕まった時の口裏合わせをしていた。
その後、逮捕された犯人の供述により二人の遺体が発見された。駆けつけた捜査員たちは新雪に覆われた亡骸を
見て、皆息を飲んだという。