聖闘士星矢ver.35(地獄門@史上最大の氷河)

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 好評なので第3回行きます。まず、設定にもう少し説明を加えておきます。瞬とジュネが住んでいる場所は、沖縄のとある無人島にある城戸家の別荘。一輝は「俺は群れるのは嫌いだ」などといいながら、瞬の家とスープの冷めない距離のところに住んで弟子を育てています(笑)。お話は、一輝が瞬を助けに行く以前に遡ります。

 一輝(22歳)「鳳翼天翔!」

 一輝がアイオロス、アイオリア兄弟にそっくりな弟子と思しき少年(14歳)をボコっています。

 一輝「どうした!まだ、今日の修行は終わってないぞ!修行中に居眠りなどしているようでは、本当に死んでしまうぞ!!」

 アリスラーン少年、立ち上がり一輝に殴りかかりながら「お前、本当にイヤな奴だな!!マジでぶっ殺す!!」

 一輝「鳳翼天翔!!!」

 アリスラーン、返り討ちに遭って吹っ飛ぶ。一輝「ぶっ殺すなどという弱者の言葉を使っている間は、決して俺を倒すことなどできん。(さらにもう一発)鳳翼天翔!!!」

 アリスラーン吹っ飛ぶ。一輝「………ぶっ殺した。なら、使っても良い(先日、JoJoを読んで、自分も、このセリフを使ってみようと思っていた一輝。セリフが決まったので、一人悦に入り油断している)。」

 アリスラーン「俺はまだ死んでねーぞ!!」と叫ぶながら反撃、今度は当たって一輝吹っ飛ぶ。しかし、たいして効いていない。

 一輝さらにもう一発「鳳翼天翔!!!!」

 アリスラーン、ボロ雑巾のようになる。意識はあるが、まだ立ち上がれない。

 一輝「6年前、孤児だった貴様に小宇宙の片鱗を見出し、なかなか見所のある男だと思って、弟子にしてやった.。それなのに、6年も修行して、いまだにその程度の実力とは、情けない。」
393169:2001/06/15(金) 22:30
 アリスラーン、何とか立ち上がり「ふざけるな。こっちは頼んでもいないのに、どこかの宗教団体のように人を拉致して、こんな東洋の島国の、しかも絶海の孤島に連れてきて、来る日も来る日も児童虐待を繰り返しやがって!!はっきりいって、お前のやっていることは、犯罪だぞ!!。俺に教育を受ける権利はないのかよ!!」

 一輝「鳳翼天翔!!!(アリスラーン吹っ飛ぶ)。だまれ!!それだけ減らず口を叩けるだけの知識があれば、十分だ!!。もっとも今から、その減らず口も叩けないようにしてやるがな!!鳳翼天翔!!!(アリスラーン吹っ飛ぶ)。」

 一輝「先代の射手座の聖闘士アイオロスは、お前ぐらいの年のときは、アテナを守るために、聖域全体を敵に回して戦っていたのだぞ!!他の黄金聖闘士も10代の始めまでには黄金聖闘士としての実力を身につけていた。それに引き替え、お前の無能ぶりは一体何なのだ!!」
394169:2001/06/15(金) 22:31
 アリスラーン、フラフラになりながらも立ち上がる。「無能で悪かったな。だが、そんな無能な厨房を相手に、思いっきり本気を出して、最大の奥義とやらを一日何回も放ってるくせに、俺を倒せないお前は一体何なんだよ!!確かにお前のタフさは凄いと思うがよ、攻撃力はたいしたことねぇと思うぜ!!お前の自慢話によると、お前、昔は聖闘士最強だったそうだが、本当なのかよ!!実際は、黄金聖闘士とやらに完全に力負けして何回もボコボコにされたけど、なんとか負けなかったという程度なんじゃないのかよ!?」

 一輝、(図星だったので)マジでぶち切れて「鳳翼天翔!!!!!!(アリスラーン吹っ飛ぶ)。」

 一輝「小僧。今日こそは、お前をなぶり殺しにしてやろうと思っていたが、あいにく、急用ができた。よって、お前には絶対無理だと思うが、今から聖闘士になるための最終試験を始める。お前とドツキ漫才をするのも今日が最後だと思うと、寂しい気もするが、ボクッ!!」
395169:2001/06/15(金) 22:31
 アリスラーン、一輝をぶっ飛ばし「何がどつき漫才やねん!!。こっちは、毎日、死にそうになってるってのに!!」

 一輝、ぶっ飛ばされても余裕で、空中で一回転しながら神聖衣を身にまとう。「何度言えば、分かるんだ。ただ、怒りにまかせて殴るのではなく、小宇宙を高めるのだと。それから、俺はお前ごときの厨房に、本気を出したことはないぞ。本気を出すのは、これが最初で最後だ。そして、この神聖衣をまとった俺の本気の攻撃に堪えることができたら、合格だ。」

 アリスラーン「(何〜!!。奴の小宇宙がもの凄い勢いで膨張している!!ヤベぇ、このままではマジで殺されるぞ!。あいつの言うことなんか聞きたくもないが、とにかく、俺も小宇宙とやらを高めるしかない。そして、攻撃のチャンスは奴が、技を繰り出すときにできる一瞬のスキだ。あれだけ、何百回も食らっていれば、タイミングは間違いない。未完成だが、奴がいない間に密かに練習していたあの技を食らわしてやる。………今だ!)ライトニング・サンダー・ボルト!!」
396169:2001/06/15(金) 22:32
 一輝「うっ、奴の拳のスピードが、徐々に光速に近ずいている。このままでは殺られる!!ウガー!!」

 一輝、聖衣ボロボロになりながら、吹っ飛んでいく。アリスラーン「お前の好きな言葉を使ってやるぜ!ぶっ殺した。」

 ところが次の瞬間、無傷の一輝がアリスラーンの目の前に立っている。「鳳凰幻魔拳。相手に幻覚を見せ、精神を破壊する技だ。この技がかかるのが、もう少し遅かったら、本当に殺られていたところだった。」

 アリスラーン「くそー!。お前が、そんな反則技を持っていたとは。」

 一輝「お前も、いつの間にか、これほどの技を身につけていたとはな。試験は合格だ。お前を射手座の聖闘士として認めよう。これから、すぐに聖域に行って、聖衣を受け取るが良い。残念だが、俺は、もう行かねばならぬ。お前に運があれば、聖域でまた会えるだろう。」

 と言って、一輝去っていく。そして、前回の瞬を助けるシーンに続く。