エロ小説を書こう!

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7名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!
アニメディア1994年3月号より転載
昨年の12月25日、逸見政孝さんが死去された。特別番組が組まれ、『幽白』が休止になった。ファンとしては残念だったが、逸見さんの死はそれ以上に
やるせなかった。
 ところが翌日、僕と同世代の女の子のこんな言葉を耳にした。「特別番組のせいで『幽白』がつぶれたじゃん。すっげームカツク!」―――ずいぶん酷い言
い方だな、と感じたが、次の言葉にもっと腹が立った。「どうせ死ぬのならほかの日にすりゃよかったのに」―――逸見さんだって、死にたくて死んだわけじゃな
いんだよ!癌と戦って、苦しんで、ついに力つきて死んでいったんだ!!アニメにはいろんな「死」が出てくる。そしてそのたびに多くのファンが涙する。その悲し
みを、物語ではない本当の「死」に、どうして感じることができないのか?なんだかとても恐ろしい。
●新潟県/月野うさぎ

アニメディア1994年5月号より転載(同人女の反論)
3月号のP67、月野たぬきさん、逸見さんが亡くなって『幽白』がつぶれたことに、ある人が「ムカツク、どうせ死ぬのならほかの日に死ねばよかったのに」と言っ
たことに対し、あなたは怒っていらっしゃいましたね。
 実は私もあのとき「なんで『幽白』が……どうせならほかの日に」と思った一人です。そして今もその思いは変わっていません。逸見さんだって死にたくて死ん
だんじゃない、と言われていましたが、そんなこと誰だってわかっています。だけどそれが頭からフッとんでしまうほど、私には『幽白』がつぶれたことはショックでし
た。つまり私にとっては、『幽白』の存在の方が逸見さんの死より大きかった。しかし月野さんにとっては、『幽白』より逸見さんの死の方がずっと重かった、それ
だけの違いじゃないんでしょうか。「冷たい」と思われるかもしれませんが、私は「物語でない本当の死に哀しみを感じない」怖さよりも、自分の悔しさをはっきり
と表に出すことを否定された今回のことの方が、怖いと思います。
●岐阜県/萩原諒