＠虹色ラーメン＠　一人前ッ!!

与田のラーメンを食べてやるッ！
太陽が見守る中、食事は行われた。
既に赤城の口は箸で塞がれている。
「ラーメン大盛り一丁お待ち！」
太陽が言うと、与田はカウンターの内側から丼を取り出した。
ゆうに洗面器ぐらいの大きさはあろうかという巨大な丼に、赤城はぶるっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に…いや、赤城にとってはその恐怖こそが
食欲を沸き立たせるものだったのかもしれないが
赤城の大きな口の周りはよだれでぐしょぐしょに濡れていた。
そして「ラーメン」の麺を赤城がちゅるんと器用に食べる。
赤城の口中にラーメンの味が広がる。
そして、チャーシューが赤城の口中にねじり込まれていく…
与田と太陽、そして赤城のド迫力の食事。
まだ、幕が開いたにすぎない。
食欲は、ここから埋まる。ラーメンの量はまだ減らない…。