NARUTO〜ナルト〜其の拾六(碌)

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■ さて、ライパクの迷走は続き(でもちょっと落ち着いたか?)、
そしてナルトも結構キッツイと思う最近。つーかナルト自体第一回目から迷走続きなんだなぁ。ジャンプの王道をすべてクリアしているハズなのになにかが足りない…という思いが抜けない。ちょっとふりかえってみると、まず連載一回目の巻頭カラーで、「お、ジャンプにしちゃ絵がうまいかも?」という感想があったが、カラーを過ぎると「うしとら」のまんまパクリがあったり、影響を受けたマニアック漫画のカゲがかなり露呈してしまっており、なんだかなぁと引いてしまい、インカムつけて士郎漫画的SWATゴッコをやりはじめた時点で完全に冷めてしまった。絵自体は結構コギレイにまとまっているのに、好きなマンガからパクって来るにしても露骨すぎるというか元ネタのカゲに負けてしまっている感がぬぐえない。パクリというのは色々あって、

1)描き手がパクリ元と同様もしくはそれ以上の表現力の持ち主で、お遊びもしくはパクリ元への愛もしくは俺もこんくらい描けるんだぜという挑戦状の意味があるもの

2)とりあえずネタもないし時間もないしで、知らず知らずに「これくらいいいよね…」とオドオドしながらパクる

3)パクリどころかピーコ、しかも厚顔無恥、しかもパクリ元からの良さをすべて取っ払ったもの(ジャンプで例を挙げるなら略)

4)描き手とパクリ元が知り合い。親睦の証。

5)ものすごい雑学知識の豊富さで、読者にもかなりの知識を要求するパクリの重階層。こうなると元ネタ探しの楽しみがある
といった区分に分けられると思うが、ナルトの場合は2と3が入り混じったような感じ、すなわち最初から描き手のイッパイイッパイさが伝わって来て何か純粋に楽しめない。しかも編集は押せ押せだし、もう天下一武道会モード入っちゃってるし、なにしろ九尾の狐が元ネタだけにずっと狐につままれたような感じの読後感だ。つーか主人公のナルト自体もう存在感ゼロだし。キャラの独走をコントロールできないでいる気がする。
 こういったアラの多いまま「大ヒット爆走中!」なんてアオっちゃうと結構それは不幸な気がする。しかしながら、ナルトこそ今のジャンプ方針の迷いみたいなものが感じられてしまう。
 前にも少し述べた気がするが、しかしながらこれはアニメ化するとかなりのクオリティが望めて傑作になりそうな気がするのだ。なぜなら、絵がシンプルな分だけ動かしやすいだろうし、フジ土曜六時のジャンプ枠ならスタジオぴえろだし、あの枠でやってた「忍空」「マキバオー」は素晴らしい出来だったし、原作の絵が未熟っぽいとアニメーターってそれを良くしようと燃えるような気がする(だって忍空がアニメであんなキレイに動くなんて想像できたろうか)ので、大ブレイクはアニメ化されてからの気がする。あ、ちょっと賭けようかなー、ナルトがアニメ化するかどうか。あと、いま「学校の怪談」やってるスタッフで「ヒカルの碁」をやったら大変なことになるような気がする(ファンの加熱が。)。というわけでここでベット(BET)しましょうか。

1)ナルトがスタジオぴえろ、土曜フジ六時の枠でアニメ化する。

2)「学校の怪談」スタッフによるヒカ碁アニメ化、萌えファン大暴走。そして奈瀬とあかりに人気原画スタッフ

べつに魂はかけないですが。当たったらここを読まれた方はトップページのカウンタを10回まわしてゲタバキに協力してください。ウソ、なんもしません。ヤラセですから。(つかいかたをまちがってます)