聖闘士星矢の女性キャラ

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919テティスさんのレスが読めるのは2chだけ!
私は人間の愛情表現を知るために再び地上を訪れました。
セイレーン様が言うには「もっとお洒落をして行ってみると分かるよ」と言われて
お洒落をして来てみました。
そうして街中を歩いている途中でした。私は男の人に声を掛けられました。
「お嬢さん。暇だったら私と付き合いたまえ」
そう声を掛けてきた人は長い金髪にスラリとした体格、整った中性的な顔立ちに
なぜか目を閉じていました。
カッコイイのは確かなんですけど、何よりも神秘的な物を私は感じました。
これがセイレーン様の言いたかった事などでしょうか?。
私は胸が高鳴るのを感じながら、その人のお誘いに「はい」と答えました。

その人はシャカさんと言います。とても無口な人ですけれど、私は一緒に歩いているだけでとても幸せな気持ちになりました。
「テティス」
「はい」
目を閉じたままですけどシャカさんはこっちを振り向きました。私は胸がとてもドキドキしましした。
「今から私の家に行こうか」
「えっ……」
「イヤなのかね?」
「いっ、いえ…………はっ、はい……」
突然すぎる言葉に私は思わず胸が潰れそうな思いになりました。
けど気持ちは強くシャカさんに傾いていって、私はどこであれ、シャカさんについていこうと思いました。
突然、女の悲鳴が聞こえた!。
俺は慌ててその悲鳴の起きた場所に向かうと、そこはシャカの家のまん前で
裸の女がブタの丸焼きのように木に吊るされ、シャカが今にも火を着つけようとしていた。
「シャッ、シャカ! お前、何をしている?」
「食事の支度だ」
「しょっ、食事の支度だと……」
もともと危ない奴だと思っていたがついにここまで来たのか、シャカよ……。
「やめろ、シャカ! お前は何をしているのか分かっているのか?」
「私が見た彼女は私の晩御飯だ」
「めっ、メシか、飯が欲しいのなら、ほら、これで何か食って来い。彼女よりは美味い物が食えるぞ」
俺は財布ごとシャカに渡すと、シャカは財布を開いて中身だけ抜き取っては
「よろしいでしょう」
と言っては俺の空の財布を地面に捨てて、すぐさまメシを食いに行った。
「大丈夫か、君……」
俺は吊るされていた女の子を解放してやると女の子はシャカの後姿を見つめ
「シャカ様……」
と儚げにつぶやいた。俺が見たところ、世間知らずのお嬢様と言った感じでとても可愛かった。
「可愛そうに、けど大丈夫だ」
俺は打ちひしがれる彼女にそっと優しい言葉を掛けてやった。
朝が訪れた。俺はぼんやりとベッドの上で、この前、助けたテティスの事を思い浮かべる。
あれから色々と話を聞けばテティスは、まったくウブな女の子で、そこにシャカの見た目と電波に引っ掛かったらしい。
勿論、俺はその後、ちゃんと男とはどう言った物か、テティスに体を使って教えてやった。
失恋した女の子を食うのは元々、俺の信条ではなかったりするのだが、
やはり目の前にテティスはムチャクチャ可愛いくてつい信条どころではなかった。
「また逢えないかな……」
ぼんやりと俺はそうつぶやき、ベッドから下りた。
さて、今日は黄金聖闘士の定例集会の日、そろそろ教皇の間に行くか。と思った時
俺はパンツがやけにベトベトしているのに気がついた。
今日の黄金聖闘士の定例集会。なぜかミロは無断欠席をしていた。
私は気になり、ミロの家に行ってみるとミロは酒を煽りとてもうちひしがれていた。
「どうした! ミロ」
「いえ、実は……」
「なっ、なに! 病気にかかっただと!」
「えっ、ええ。まさか相手が賞味期限を切らしていたとは……。フッ、認めたくない物だな、若さ故の過ちとは……」
ミロは泣きそうな声で己の不覚を呪った。だが、私はそんなミロを責める事無く激励してやった。
病気の一つや二つがなんだ! 私が若い頃にはそれこそ数え切れないほど病気に掛かった物だ。それをたった一度の過ちになぜそこまで傷つく必要がある。
ただここで一つだけ言わせて貰おう。
女の子は性病などの病原菌に対して男にはない免疫を持っていて。菌を持っていてもまったく発病することなく。自分で気がつく事は稀である。
おそらく、そのミロが引っ掛けた女の子はミロと出会う前に知り合った男から病原菌を移されたのであろう。悪いのはすべてそいつのせいだ!。
まったく、世の中には本当に非道な男がいる物だ。まったくけしからん。
「で、ミロよ、どんな病気に掛かったのだ?」
「それは……」
「ふむ、それは酷い病気だ」
ミロの病気は、かつて私も一度、掛かった事があり、確か、弟のカノンにも移してしまった忌まわしい病気だ。
そう言えばカノンの奴、あれからちゃんと病気直したのかな?