聖闘士星矢の女性キャラ

このエントリーをはてなブックマークに追加
506星○
また家の風呂が壊れたのでサンクチュアリの共同浴場に行く
けど魔鈴さんは行かない。
「風呂に入らないと気持ち悪いし汚いよ」
と魔鈴さんに言ったら、魔鈴さんは逆ギレして物を投げつけられた。
「まったくへそ曲がりだなぁ、魔鈴さんは」
と言いつつ一人で共同浴場に行って、男湯に入って行くと
アイオリアとミロさんとシャカさんがいた。
507星○:2001/05/17(木) 05:09
アイオリア達と一緒に浴場に入った。俺はみんなで一緒に湯船に入ると思っていたけど
ミロさんは湯船じゃなく、水風呂に入り、必死に女湯へ侵入しようとしていた。
シャカさんは湯船は湯船でも掛け湯専用の湯船に入っては他の入浴者のみなさんに迷惑の限りを尽くしていた。
結局、ちゃんと湯船に入ったのは俺とアイオリアだけだった。
「今日は魔鈴と一緒じゃないのか?」
「うん」
「どうしたんだ、なにかあったのか?」
「今日は魔鈴さんの機嫌が悪い日なんだ」
「機嫌が悪い?」
「うん、なんだか分からないけど、魔鈴さんは月に一度のペースでムチャクチャ機嫌が悪い日があるんだよ」
「月に一度だと!」
俺はアイオリアにそこまで言ってから、掛かり湯を終えた。でもアイオリアは、なぜか分からないけど
それからなかなか湯船から上がろうとしなかった。
508星○:2001/05/17(木) 05:10
体を洗っていると隣にシャカさんがやって来た。
シャカさんはどうも苦手な人だ。
シャカさんは何を考えているのか、どうも分かりにくいし、無口で話し掛けにくい雰囲気があった。
でも、せっかくの裸同士のお付き合い
俺はシャカさんとコミュニケーションを計るため思いきって声を掛けた。
「シャカさん」
「うん、どうしたんだい、星○」
「せっ、背中でも流しましょうか、シャカさん?」
「私の。ははっ、すまないね、星○。じゃあ、お言葉に甘えようかな」
シャカさんは長い髪をかきあげ俺に背中を向けた。
よし、友好を深めるチャンスだ。俺はシャカさんの背中を流しながら色々と話しかけた。
「シャカさんは聖闘士なんですか?」
「最も神に近い男と呼ばれている」
「好きな食べ物はなんですか?」
「焼肉が好きですね。特に生レバーが大好きです」
「好きな飲み物はなんですか?」
「お酒ですね。酒には目がプロゴルファー猿より意地汚い方ですよ」
「趣味は?」
「勿論、競馬ですよ。サンスポ(サンクチュアリスポーツ)の馬券予想コラム、『乙女の直感!』は私が書いているのですよ」
「週末は?」
「神仏と対話する事ですね、おもに馬券予想などを」
「最近の世界情勢について一言」
「私の前に膝まずき、大地に頭をこすりつけ、私をおがめ!」
「ありがとう、ございました。ふぅ」
俺はシャカさんの背中を流し終えた。シャカさんは爽やかな口調で「ありがとう、星○」と言ってくれた。
シャカさんは、なんだかとっつきにくいイメージがあるけど、まさしくその通りの人で、あんまり近寄らないほうがいいと俺は思った。
509星○:2001/05/17(木) 05:10
髪の毛を洗っているとミロさんがやって来た。
ミロさんはさっきまで必死に女湯を覗こうとしていたが
どうやら覗けない事が分かって諦めたみたいだった。
「ちゃんとお風呂に入らなきゃダメだよ、ミロさん」
そう俺が注意してやるとミロさんはムッとした表情を見せた。
「ここは女湯を覗く所じゃなくて、体を洗う所だよ」
「言ったな〜、星○」
俺がさらに注意してやるとミロさんはなにやら口の端に笑みを浮かべた。
「ちょっと、そこに立ってみろ」
とミロさんに言われた俺は、ミロさんの言われたとおりに立ってみると
ミロさんは俺の腰を掴み、一気に俺を持ち上げた。
ミロさんに持ち上げられると、俺の視線はちょうど男湯と女湯を仕切る塀より高くなっていて
湯煙に目を曇らせながらも俺は女湯を展望する事が出来た。
「どうだ、星○、ムラムラしただろう、チンチンが立っただろう?」
ミロさんはとても嬉しそうに、はしゃぎながらそう言ってくるけど
俺はムラムラもしなければチンチンも立たない。
「どうだ、星○?」
「うーん」
「なんだ、照れているのか?」
「違うよ」
「違う?」
ミロさんは俺を降ろして不思議そうな表情で俺の顔を見てきた。
俺はそんなミロさんにきっぱりと言ってやった。
「やっぱり、魔鈴さんが一番だよ」
「魔鈴だと!」
「魔鈴さんの裸は凄いんだよ。ここがこうなって、こんな感じで……」
俺はどうも言い表しにくい魔鈴さんの裸を
ジェスチャーを交えながらミロさんに教えてやると、ミロさんは真剣に鼻息を荒くして聞いていった。
すると突然、どこからかピカッと光がさして俺はまぶしさのあまり目を閉じた。
そして目を開けて見るとミロさんが頭から血を流して倒れていた。
「さっさとあがるぞ、星○」
髪を洗い終えたアイオリアが、なぜかムチャクチャ怖い顔で言った。
「うっ、うん」
俺はそんなアイオリアにビビりながら、血だるまのミロさんをほっといて髪を洗い流した
510星○:2001/05/17(木) 05:11
最後にみんなで上がり湯に入っていると、ミロさんが突然、驚いた。
「デスマスク、アフロディーテ!」
どうやら知り合いの人達と顔を合わせたみたいだった。でも、なんかおかしい?
アフロディーテさんは大きめなタオルで胸まで隠し、何が恥ずかしいのか
顔を真っ赤にして、誰とも顔を合わさないようにうつむいてはデスマスクさんに寄り添っている。
デスマスクさんはデスマスクさんで、そんなアフロディーテさんの様子を見て
ニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべていた。
変な二人だなと思って、俺はアイオリアに二人の事を聞いてみると
アイオリアは凄く真剣な顔で「よせ」と言われた。
511星○:2001/05/17(木) 05:11
風呂から上がるとミロさんは突然、怒鳴り声をあげて
なにやら番台に座っている眉が変な人に怒ってつめかかっていった。
そして、その間に意地汚いシャカさんは冷蔵庫のジュースを勝手に飲んでいた。
「まったく落ち着きの無い人達だなぁ」と、俺は呆れながら体を拭き、服を着て
アイオリアと一緒に外へ出ると魔鈴さんが居た。
魔鈴さんは、さっき機嫌が悪くて俺を怒った事を気にしていたみたいで
心配になって俺を追い駆けてきたらしい。相変わらず魔鈴さんは心配性だなぁ。
「今日は星○の大好物をたくさん作ったから早く帰ろう」
「やったぁ」
「アイオリア、あんたも来る?」
「えっ、いいのか!」
「星○を見て貰ったからね」
魔鈴さんのその言葉にアイオリアは鼻の下をだらしなく伸ばしまくっていた。
でも、せっかく魔鈴さんがそう言ってくれているんだから、せめて今日ぐらいは……。
「なんだ、今日は魔鈴がブルーデーだから機嫌が悪いと言っていたくせに、全然いいじゃないか、星○」
アイオリアは俺の肩に手を当て、とても浮かれた調子で言った。

「帰るわよ、星○!」
「うっ、うん」
魔鈴さんに手を繋がれて帰る途中、後ろを振り返ると道路のゴミと化したアイオリアがいた。
ブルーデーってなに?。