聖闘士星矢の女性キャラ

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サガの乱も終わりサンクチュアリに平和が戻った。
星矢達は戦いで傷ついた体を癒すのであるが、それは安静と言う退屈な時間であり星矢達にとっては苦痛な物でしかなかった。
そんな体を動かせない苦痛を紛らわせるのは皆で顔を寄せ合い談笑する事だった。
しかし、さすがにみんな毎日、繰り返していると飽きてくる。
そんなある日、誰が言ったのか定かではないが
「セックスをした事はあるか?」
と年頃の少年らしい話題となった。まず真っ先に答えたのは紫龍だった。
紫龍にはみんなが知る春麗と言う実に献身的な彼女が傍に居て、どうせゲップがするほど聞かされると回りは思ったが、紫龍はサッパリとした口調で実に真面目に将来、結婚するとまで胸を張って答えていた。
かわってゲップがするほど聞かされたのは驚く事に最年少の瞬であり瞬はアンドロメダ島でジュネと知り合ってはそのジュネとありとあらゆるプレイをこなした。
そしてセックスをやり終えた後の、ジュネを傍らに抱き寄せた瞬が満足げな笑顔で親指を立てている記念写真も見せ始めた。
星矢は焦った。一人、マーマがどうとかのたまわっていた奴が居たがそれはみんなで黙殺して星矢はともかく焦った。
まさか場の雰囲気で自分だけ童貞とは言えなくなってきている。
「星矢は誰だ、美穂ちゃんか、魔鈴さんか、それともシャイナさんか?」
「シャッ、シャイナさん!」
紫龍から意外な人物が挙げられたことに星矢はシャイナの事を思い出した。
(男に素顔を見られた女性聖闘士は、その相手を殺すか、愛するしかないのさ)
シャイナがはかなく、涙を流しながら言った言葉が星矢の中で生々しく蘇る。
(そっ、そんな……何を考えているんだ俺は!)
星矢は自分の妄想に汚されるシャイナの事を思ってはそんな自分を振り払おうとした。だけど思い起こされるシャイナの美しい素顔と、いつも遠くから眺めていたはちきれんばかりの肢体を思い出しては体の奥底から熱くなった。
「やっぱり、そうなのか?」
「えっ!」
「シャイナさんとヤッたのか星矢?」
紫龍と瞬が驚きを隠せない表情で聞く。星矢はそんな周りの反応に逆に困惑した。
「えっ、それは……」
「凄いよ、星矢」
「えっ、凄い?」
「うん、シャイナさんてかおは分からないけど艶と言うのかフェロモンみたいなものがあるだろう?」
「うん、素顔は見た事は無いけど僕は絶対に美人だと思うな」
周りの言葉に星矢はシャイナの評価を再認識し、また唯一そのシャイナの素顔を知る自分の立場を考えさせられた。
夜、昼間の話題が妙に星矢の頭の中に残った。
シャイナは自分だけではなく仲間内でもかなり評価の高い女性だった。また自分はその女性から殺されるか、愛されるかも分からない実に微妙な立場に立っている存在だった。
しかし、星矢はあの時、サガの刺客として送られたアイオリアに追い詰められ、自分の危機を身をもって救ってくれたシャイナとの抱擁を忘れてはいない。
「ダメだ!」
星矢は昼間の談笑からずっとシャイナの事が頭から離れられずにいた。
星矢にとって美穂はただの幼馴染みで魔鈴は師匠であり性の対象としてはまったく考えられない。
しかし、シャイナとなると不思議な気持ちに陥った。
初めて見たシャイナの素顔。きめ細かい白い肌と彫りが深く整った顔立ち、大きく澄みきった美しい瞳が強く星矢の中で浮かびあがる。
そんなシャイナが自分を好きだと言ってくれた。憧れた事はあっても手の届かない存在だと思った人が……。
星矢胸が熱く焦らされる事に耐えきれず、その夜、シャイナの元に向かった。
シャイナは意外な人物を家に入れた。自分の素顔を初めて見た星矢である。だが、そんな星矢が姿を見せても今の自分にはなんら心を揺り動かされる事はない。
シャイナの心はとても疲れていた。サガの乱により愛弟子のカシオスを失った事により一時、激しく激情したが冷静になった今、残っているのは空しさしかなかった。
今回の一件でシャイナが何よりも痛感したのは自分の無力さであった。
今まで数少ない女性聖闘士として生きてきたシャイナの生い立ちは決して他人が思っている以上に楽な物ではない。
しかし、シャイナはどんな事があっても挫ける事なく、自分に精一杯、厳しく、強く生きてきた。そしてそんな自分をとても誇りに思っていた。
しかし、その誇りはカシオスの死により大きく崩れ去り、空虚感だけがシャイナの心を覆い尽くした。
そんなシャイナは誰とも会う事はなく。家に引き篭もっている日々を送っていた。そんな中に星矢は訪れた。
「傷はもういいのか、星矢?」
シャイナはいつもサンクチュアリのいたる所でヒステリックに怒鳴っていた時とは違い、信じられないほど言葉に力が無かった。
そんなシャイナに星矢は胸の鼓動は高まった。
(寝間着姿のシャイナさん。それにこの態度は……)
星矢シャイナの態度がしおらしいと感じては、それは自分に向けられたものだと考えた。
「シャッ、シャイナさんの方こそ、傷の具合は……」
「うん、まぁ、もうすでに完治しているが」
シャイナはモジモジと顔を赤くして聞いてくる星矢の態度を不審に思った。
いつもの星矢なら元気に自分のありのままの感情を吐き出すはずで、歯に衣を着せた喋り方はあまりに星矢らしくない。
「どうしたんだ星矢?」
「どうしたんだ星矢?」
「えっ、いや、その……」
「はっきりしろ、いつものお前らしくないぞ。何か悩み事でもあるのか、星矢?」
「うっ、うん」
「なんだ、魔鈴や、アイオリアにも言えない事か?」
「うっ、そっ、そっ、そうなんだ」
星矢は顔を真っ赤にしてなんとか喋りきる。シャイナはますますそんな星矢の態度がおかしいと思ったが、星矢はそれどろこではない。
普段なら絶対に見れない筈であろう、薄い白の長衣の寝間着姿のシャイナ。そのゆったりとした服装の上からでもはっきりと分かるシャイナの大きな胸の膨らみと大きく緩やかな曲線を描く臀部。仮面を付けていても星矢はそんなシャイナ顔をまともに見れないのであった。
「どうしたんだ星矢?」
シャイナが心配そうに星矢の顔を覗きこむ。星矢は一瞬、シャイナから顔を背けそうになったが、勇気を振り絞りシャイナと目を合わせた。
「シャッ、シャイナさん!」
「あっ!」
目を合わせた瞬間、星矢の中で昼間からずっと溜まっていた物がすべて爆発した。その爆発は衝動となってベッドの上のシャイナに覆い被さっていた。
「せっ、星矢」
一瞬、何が起こったのかシャイナはまったく分からなかったが、感じる星矢の重みと、その荒々しい呼吸がシャイナを現実へと引き戻した。
「なっ、なにをするんだ、星矢」
「シャ、シャイナさん。おっ、俺、今、シャイナさんの事が……」
「えっ!」
星矢がとても熱い吐息とともに言おうとした言葉、言葉と言うよりも感覚がシャイナの中で激しく駆け巡った。
(まっ、まさか、星矢は私の事を……)
シャイナは心の底から甘い衝動が沸き起こった。
「せっ、星矢、お前、もしかして……」
「シャッ、シャイナさん」
「あっ!」
目を合わせた瞬間、星矢の中で昼間からずっと溜まっていた物がすべて爆発した。その爆発は衝動となってベッドの上のシャイナに覆い被さっていた。
「せっ、星矢」
一瞬、何が起こったのかシャイナはまったく分からなかったが、感じる星矢の重みと、その荒々しい呼吸がシャイナを現実へと引き戻した。
「なっ、なにをするんだ、星矢」
「シャ、シャイナさん。おっ、俺、今、シャイナさんの事が……」
「えっ!」
星矢がとても熱い吐息とともに言おうとした言葉、言葉と言うよりも感覚がシャイナの中で激しく駆け巡った。
(まっ、まさか、星矢は私の事を……)
シャイナは心の底から甘い衝動が沸き起こった。
「せっ、星矢、お前、もしかして……」
「シャッ、シャイナさん」
星矢の意志を確認しようとするシャイナであったが星矢は見ていて可愛そうになるほど顔を赤くして、まともに喋れそうにない状況だった。
「あっ、あの時の事、覚えているのか、星矢?」
シャイナは体中が熱くなるほどの恥ずかしさを感じながら、星矢が自分を訪ねて来た理由を聞く。
「あの時、仮面の下の素顔を見られた女性聖闘士はその相手を殺すか、愛するしかないと告げたあの時の事を覚えて……」
シャイナは恥ずかしさのあまり体が震えるのを感じながらも自分以上に恥ずかしい思いをしている星矢の事を思っては必死に言った。
星矢はそんなシャイナに短く首を縦に振って答えた。
星矢はそんなシャイナに短く首を縦に振って答えた。
「だっ、ダメよ、星矢!」
「えっ!」
シャイナは星矢の体を撥ね退けようととした。だが力が入らず離れようとしない星矢に逆に強く抱きしめられた。
「シャイナさん!」
「せっ、星矢。聞いて、聞くのよ!」
シャイナは自分の胸に深く埋もれる星矢の頭に手を当てて言った。
「星矢、あの時と今では状況が違うのよ」
「状況?」
「サガの反乱は確かに星矢、お前達の活躍で収まった。けど戦いはまだ始まったばかりなのよ。数百年に一度降臨するアテナはこの世が邪悪に覆われる危機において現れる。それは聖戦の始まりなんだよ。戦いはサガの反乱だけではない。まだ始まったばかりなのよ、星矢!」
シャイナは星矢の抱擁を全身に感じながらも自らが忘れかけていた聖闘士としての使命、理性を懸命に思い出しては必死に星矢を説得した。
「星矢、お前はこの度、アテナを立派に守った真の聖闘士だよ。本当に強くなったよ。だからこれからもアテナを守り邪悪と戦っていかなくてはいけないんだよ。分かるね?」
「シャっ、シャイナさん」
「そのために星矢、お前はもっと強く、もっと正しく、もっと立派な聖闘士にならなきゃいけないんだよ。私なんかに構っている暇なんてないんだよ」
「えっ、じゃあ……」
「あの時の事は忘れるのよ、星矢。私も忘れるから……」
シャイナの言葉が悲痛なほど星矢の胸んみ突き刺さった。
シャイナの言葉が悲痛なほど星矢の胸んみ突き刺さった。
星矢は激しい胸の痛みを伴いつつシャイナの言葉を理解する。だが、自分のシャイナを求める気持ちはそんなシャイナの気持ちに対して強く反抗し激しい葛藤が星矢を支配した。
「分かったかい、星矢?」
「……」
「星矢?」
「だっ、だめだよ、シャイナさん!」
星矢はこの時、自分の中のシャイナを求める気持ちを押さえつける事は出来なかった。そしてその解放された気持ちは大きな衝動となってシャイナを激しく抱きしめる。
「せっ、星矢!」
シャイナは星矢から必死に離れようとした。これ以上星矢に抱きしめられ激しく自分を求められては理性を保つ自信がなかった。気がおかしくなりそうだった。
二人はもつれあいベッドの上から落ちた。そして星矢がシャイナの上になったその時だった。
「じゃあ、どうしてあの時、何も知らない俺に、仮面の下の素顔を見られた女性聖闘士はその相手を殺すか、愛するしかないと告げたんだ、シャイナさん」
星矢の言葉にシャイナは絶句し星矢から顔を背けた。
シャイナはあの時の事、星矢に告白したあの時の事、あの時の気持ちは強く覚えている。片時も忘れてなんかいない。
しかし、今は違うのだ。星矢が真の聖闘士としてアテナを守り抜き、これからのサンクチュアリにおいてなくてはならない聖闘士として認められた以上、自分の存在はとるに足らない無力な存在でしかないのだ。そんな自分が星矢の惑わせる事は絶対にあってはならない!。
シャイナはなんとかこの状況を回避しなければならないと思った。だがシャイナの中でこの状況を回避する方法は生まれてこない。むしろ胸の高まりが激しくなり理性と本能が激しく渦巻いていった。
「シャイナさん」
「あっ!」
星矢はシャイナの仮面を奪い取った。仮面が取られた瞬間、二人の間で衝撃が走った。
シャイナは強烈な羞恥心、星矢は恐ろしいまでの背徳感と激しくたける性欲が爆発的に高まった。
星矢は息を切らしつつも獣じみた叫びをあげてシャイナに襲いかかった。
「ダッ、ダメ、星矢、やめろ」
顔を寄せ唇を奪おうとする星矢にシャイナは必死で顔を反らす。
星矢は息を切らし何度もシャイナの唇を求めるがシャイナに頑なに拒否される。その行為がさらに星矢のシャイナに対する想いをエスカレートさせ、星矢はシャイナの寝間着を掴んでは一気に破り裂いた。
「ああっ!」
悲鳴をあげるシャイナに星矢は心臓が止まりそうなほどショックを受けつつもシャイナの豊かに発育した胸を凝視した。
仰向けになってもまったく型崩れせず、瑞々しい艶と張りに満ちた豊かな乳房、その先端にはローズピンクの乳首が彩られていて星矢の脳髄に強烈な印象を与えた。
「せっ、星矢、イヤッ!」
星矢は右手でシャイナの乳房に手を当て激しくその弾力を味わえば、もう一方でシャイナの乳首を荒々しく吸いたてた。
「やめろ、星矢、やめろと言っているんだ、星矢!」
まったく女性の体について何も知らない星矢の激しい愛撫にシャイナは叫んだ。だが、自分の想像も及ぶ事のないシャイナの裸体を前にして星矢は自分がもう夢か現実に居るのか分からないほど男としての本能を爆発させシャイナの言葉が届く事はなかった。
「いっ、痛っ………」
シャイナが短く悲鳴をあげた。星矢が勃てしまった乳首を強く噛み過ぎたせいである。シャイナは知らぬうちに星矢と肌を重ねているうち体が熱くなってきていた。
「シャイナさん」
星矢がたおやかにシャイナの名前を呼ぶ。すると星矢の愛撫に変化が生じた。
先ほどの痛々しい悲鳴が星矢に届き、それまで自分本位の愛撫よりもシャイナの体を優しく、いたわるように星矢の愛撫は変化していった。
声が出そうになった。シャイナは歯を食いしばり高まる体の熱と声を押し殺した。
星矢は一心不乱にシャイナの乳首を舐めては吸い、優しく包む手は大きくゆっくりとした調子で煽情てき揉みあげる。
あまりに激しかった星矢の愛撫が今は優しくソフトにシャイナの体のリズムに合った愛撫へと変わりシャイナの体温を高める。
耐えなければいけなかった。なんとか本能を押し静めこの状況から逃れなければ本当に自分は無力な女になってしまう。
シャイナは必死に強く自分に言い聞かしては高まる体温を自制しようとしたが、星矢の右手が胸から離れ柔らかい腹部を滑りながら下腹部に届いた時、シャイナの熱は一気に高まった。
「ダメエェェ!」
部屋内にシャイナの悲鳴が響き渡りつつもピッタリと股を閉じていたシャイナの恥丘に星矢は強引に手を突っ込んだ。
「届いた!」
星矢は思わず歓喜の叫びをあげシャイナ自身に触れている右手に全神経を集中させる。
細い柔らかい毛質のシャイナの恥毛、その奥にはとても熱い肉の感触とそして……。
(ぬっ、濡れてる!)
星矢は驚きのあまり体が震えそうになった。改めてシャイナが女性である事をとてつもなく再認識させられた事に感動に近い興奮の波が全身に広がっていく。
「あっ!」
シャイナは短くうめいてしまった。星矢の指が恥肉に侵入し慎重に掻き回してきたからだ。感覚がすべて粘膜に集中していく。
「ダッ、ダメよ、星矢、もう許して……」
シャイナの泣きそうな言葉ももう星矢には届かなかった。
クチュッ、クチュッ!……
小さな音が二人の間でたち始めた。星矢の指にはっきりとシャイナの蜜が絡みつく音で、その音に星矢はいてもたってもいられなくなり顔をシャイナの股間にうずめては思いっきり力をこめて一気にシャイナの両足をひろげた。
「あああああっ!」
緩んでいた膝はあっと言う間にひらかれ、シャイナはその全てを星矢に見られた。星矢はその露になったシャイナの性器を前にして呼吸を忘れた。
「これがシャイナさんの……」
星矢はシャイナの性器に戸惑いを覚えつつも心臓が鷲掴みにされる感触を感じた。まだサンクチュアリに来て間もない子供の頃に見た魔鈴の物とはまったく違う。
シャイナの性器は柔らかい恥毛に包まれた性器で、肉唇は薄くピッタリと閉じ合わさり色素の沈着もまったくと言っていいほど無かった。
「シャイナさん!」
星矢はシャイナの名を強く叫んではシャイナの肉裂を無我夢中で舐め上げた。
「あああっ!」
星矢のクンニリングスに沸き上がる声。シャイナにはもう声を押さえるだけの理性は無かった。
(このままじゃあ、星矢は私を……)
頭が痺れる感覚に意識を奪われそうになりながらシャイナは理性を必死に振り絞りその手を星矢の股間に手を伸ばした。
さすがにそのシャイナの行動は星矢にとってまったく考えられず、星矢は体全体を震わせては驚いた。
シャイナは星矢の行動がただたんに少年の若さを持て余しているだけであり、自分の事はたんなる若さ故の過ちでしかないのだと考えた。ならその気持ちを処理してあげればいいのであってそれさえ済めば……。
「シャッ、シャイナさん!」
星矢はシャイナへの行為を中断して声を出した。シャイナは星矢の動きが止まっている間に上半身を移動させ側位の形になっては星矢のズボンと下着を降ろし、そのむき出しになった、はちきれんばかりの肉棒をためらう事なく口に含んだ。シャイナの口内の温度が星矢の体全体に広がる。
(星矢は私なんかを求めちゃいけないんだ。星矢には……)
シャイナは自分に強く言い聞かせ星矢への想いを打ち消そうとした。
星矢はこれからのサンクチュアリにおいて無くてはならない存在、聖闘士。聖闘士はアテナを守らなければいけない。これから始まるであろう幾多の長く厳しい戦いの中でアテナこそすべてでなくてはならないのだ。
だから、自分なんかが星矢の中にあってはならない。それは絶対にあってならない事なのだ。
『イチかバチか……俺と死ぬようになってもいいかい?』
『星矢を信じています』
なぜかシャイナの脳裏にアテナとともに崖から飛び降りる星矢の光景が鮮明に蘇る。
シャイナは深く星矢の猛り狂う肉棒を飲み込み必死で頬ばった。息の続く限り星矢の物を口の中で絞めつけ、離しては肉の幹にチロチロと舌を絡みつかせ、肉棒の先端にキスの雨を降らせる。
「うわぁあ」
星矢はシャイナの必死の奉仕に大きくうめいた。
「イキそうなの星矢?」
「シャッ……、シャイナさん!」
「イッて星矢、早く……!」
「うっ……うわっ!」
星矢はたまらずシャイナの口の中で果てた。
シャイナは喉の奥にまで届いた星矢の精液に息をつまらせつつも口一杯に溜め、大きく息を吐きそして吸いこむとと同時に喉を鳴らして飲み込んだ。
「ハァハァ……」
これでなんとか終わった。星矢も少しは落ち着きを取り戻してくれる。そしてこの夜の事も、自分との関係もただの短い夢として終わらせてくれるはずだとシャイナは思った。
しかし、そんなシャイナの考えも裏腹に星矢の肉棒は一度、精を放ってもまったく衰える事無く隆々と反り返っていた。
「そっ、そんな……!」
シャイナは驚くとともに再び全身に愉悦の波が広がった。星矢が再びシャイナを責めはじめたのだ。
「ダッ、ダメェェ!」
高まるシャイナの体温は再び臨界点近くに達しようとしていた。
もしこのまま堕情に流されて最後を迎えれば、これからサンクチュアリになくてはならない真の聖闘士である星矢を駄目にしてしてしまう。シャイナはそう強く危機感を感じながらもう一度、星矢の肉棒に手を伸ばすが届かなかった。
星矢がシャイナの性器から顔を離し態勢を整え直して遂にシャイナと結ばれようとしている。
「よし、シャイナさんに入れてやる」
「せっ、星矢!」
シャイナと星矢の視線が交錯する。血走った星矢の目はシャイナのすべてを視界におさめている。
「もうやめて、星矢、今ならまだ間に合うから!」
もうこんなった以上、シャイナにはどうする事も出来ず、ただ星矢に訴えかけるしか手立てはなかった。だが届く筈はなかった……。
「シャイナさん、どうしても入れたいんだ、我慢できないんだ!」
「ダメッ、星矢、我慢するのよ。さっきのように口でしてあげるからそれだけはダメよ、セイヤァァ!」
星矢は破裂しそうなほど心臓を高鳴らせてはシャイナの股を割り腰をグッと突き出した。
「イヤァァァ……」
「イヤァァァ……」
星矢の肉棒がシャイナの中に入った。シャイナの膣口は普通の女性に比べ上の方にあり経験のない星矢にとっては力任せにに押し進む事によってなんとか挿入する事が出来た。
星矢は自分の先端が異常な熱気に包まれ始めたと同時に一気に根元まで強く突き上げた。
「あうっ!」
シャイナが小さくうめいた。星矢にシャイナと繋がっていると言う歓喜が改めて強烈に込み上げてきた。
「やった。シャイナさんの中に入った!」
星矢は喜びのあまり叫んだ。シャイナの熱が全身に伝わり熱く蕩けそうだった。
「ああ、シャイナさん……」
星矢のうめき声が如実にシャイナの中の甘美さをあらわしている。
襞肉はどんなに濡れていてもザラついた感触を残し、蛇が獲物に対しとぐろを巻くように星矢の肉棒全体を熱く絞めつける。
「くっ……」
星矢は再び放ちそうになるのを堪えるのに必死だった、だが、そんな星矢の高まる気持ちが押さえられ制止が働いた。シャイナが両手で顔を隠し、泣いていたからだ……。
「シャイナさん……」
星矢はそれまで高まっていた熱が冷めていくのを感じた。
「どうして……どうして星矢、こんな事を……。お前はアテナを守る聖闘士なんだよ……」
「シャイナさん」
「私みたいな女に何をしているんだ、お前は!」
シャイナは涙で濡らした顔のまま星矢を怒鳴りつけた。
「分かってないのはシャイナさんの方だよ」
「えっ!」
星矢の表情に静けさが満ちた。それは少し悲しくもあり妙に大人びていた表情だった。
「俺にとってカシオスはいやな奴だった。いつも修行でやられていたけどあいつの事は誰よりも分かっていた。たぶん、師匠のシャイナさんよりも……」
星矢はごく自然に言葉が溢れシャイナの胸に深く響いた。
「俺はあいつに勝ってペガサスの聖闘士になれた。けど負けていればあいつがペガサスになっていた。そしてもし俺とあいつの立場があの獅子宮変わっていたら俺もきっとカシオスを同じ行動をとっていたよ」
「星矢……」
シャイナの胸が痛んだ。カシオスを失った悲しい思い出が蘇ったのか、星矢の中に居る自分の姿を知ったからなのか、どちらか分からない。
「星矢、お前!」
星矢はシャイナの体を抱き起こし座位の形となってシャイナを抱きしめた。その時、シャイナは星矢のとてもあたたかくて優しい、懐かしいコスモを感じた。
「俺はアテナを守る聖闘士だ。けどアテナと同じく自分にとって大切な人は守っていきたい。そして俺は今、シャイナさんと一つになりたい」
シャイナはこの時、いつもの自分のありのままを吐き出すいつもの星矢を感じた。
星矢は何も変わってはいなかった。神話の時代から誰も突破される事が無かった十二宮を突破しアテナの聖闘士として自分の遥か頭上を越えて行ったと思えた星矢は何も変わっていない。
聖闘士になるべく毎日修行に明け暮れた、生意気で、お調子者のハナタレの星矢のままだった。そんな星矢は自分の大切な物に順番をつけられるほど賢くない少年だと言う事をシャイナは改めて思い知らされた。
「シャイナさん」
星矢はシャイナの胸に顔をうずめシャイナの乳首に吸いついた。
「ああん」
シャイナはもうためらう事なく快楽のままに声をだし星矢の頭を優しく撫でた。
二人は繋がったまま石床の上からベッドの上に移動した。
星矢はシャイナの両足の膝の裏に手を当て大きく足を広げさせることによって絞めつけ緩めさせると本格的な抽送運動を開始した。ようやく一致しはじめた二人の体温の間にヌチャヌチャと恥音が響いた。
幾分、楽になったとは言え突き込むごとに快美なシャイナの内部は確実に星矢の全神経と同調していき、星矢はもう爆発まで秒読みの段階に迫った。
「シャッ、シャイナさん、もう……」
「星矢、もう少し、もう少しだけ、星矢!」
シャイナは目まぐるしい快楽を全身に受け止めながら星矢に強く抱きついた。星矢もシャイナを強く抱きしめシャイナの唇を奪った。
唇を奪われた事にシャイナは少し意表を突かれたが、自分の口内を掻き回そうとした星矢の舌に、ためらう事なく自分の舌を絡め、唾液吸い合い、激しくお互いの唇を貪った。
そして星矢は最後に向けて抽送を激化させる。
「ああっ!」
堪えきれなくなったシャイナが唇を反らし声をあげた。同時に星矢はその瞬間、最後の一突きをシャイナの子宮に叩き込んだ。
「ああん、ああああっ!」
シャイナの柔らかな体がこれ以上ないほどに弓なりになり、星矢の肉棒を強烈に絞め、星矢の熱流がシャイナの中で溢れた。
「ハァハァ、シャイナさん……」
「星矢……」
星矢は快感に打ち震え力を失ったようにシャイナの上で崩れた。シャイナはそんな星矢を優しく抱きしめ、初めて女として至福が解け落ちていく時間を感じた。

長くなって本当に申し訳ない。スンマソ