聖闘士星矢の女性キャラ

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446☆→
翌日
昨日の格好いいアイオリアを見習っては俺も負けられない。俺も一時も早くアイオリアと同じ聖闘士になるぞ!
と気合を入れて魔鈴さんと一緒に練習場へ向かっている途中、アイオリアと出会った。
アイオリアはいつものように魔鈴さんの顔色をうかがうような事も無く、胸を張って実に堂々としていた。
「今から☆→の修行か魔鈴?」
「そうだよ、それより邪魔だよ、どけよテメェ」
いつものアイオリアならここで急いで道を開けていたはずであるが今日は違った。
いっこうに道を開ける気配は無く引き締まった表情で魔鈴さんを見ている。
「アイオリア?」
魔鈴さんもいつものアイオリアと様子が違う事に気がついたみたいだ。
俺はここでビシッと決まったアイオリアのカッコイイ言葉を期待した。
しかし、アイオリアは口を開こうとはせず、クルリと後ろを振り向いては膝まづき、両手を地面につけた。
「乗っていけ、魔鈴!」
「アッ、アイオリア……」
俺は慌ててアイオリアの元に寄るとアイオリアは小声で話してきた。
「☆→。昨日、お前に言われた事で目が覚めたぜ。どうやら俺に足りなかったのは覚悟だったようだな。惚れた女の為なら馬にでもなる覚悟。俺が今まで魔鈴に相手にされなかったのはその覚悟が足りなかったんだ」
アイオリアは馬になりながらも相変わらずカッコイイ顔をしていて、俺はアイオリアが本物の馬鹿だと思った。
俺は馬になったアイオリアを前に魔鈴さんと顔を合わせると、ちょうどアイオリアの友達のシャカさんがやって来た。
シャカさんは馬になっているアイオリアの背中に遠慮無く座り、それを予想どうりに魔鈴さんと勘違いしたアイオリアはそのままどこかへ前進していった。
残された俺と魔鈴さんはそんな二人が消えるのをぼんやりと眺めた。
「☆→」
魔鈴さんは俺の名前を呼んでは俺を抱きしめた。
「このサンクチュアリは偏見や奇人、変人が多い所だけど、同じ日本人同士、しっかり強く生きていこうね」
「うん、頑張ろう、魔鈴さん」
魔鈴さんのオッパイは相変わらず大きくて柔らかく、とても気持ち良かった。