奇妙な冒険だよ！ドラエもん

「この世の中で一番大切なものは何か？」
「それは友情だ！」
ジャイアンはその事を最も大切な事とした

ある時の事だ　友人のスネ夫に髪の毛を
「俺のように尖らせて前に伸ばしたら超イケるぜ」
と言われたので　ジャイアンはその気になってその友人の言うとおりにした
その翌日　突然母親がやってきて
「このクソガキがッ！店番やってな！」とわめき出し
ジャイアンは店番をやることになった
何が何だかわからなかったが・・・・・・・・

よく聞いてみると神成さんの家にボールが入り窓ガラスが割られ・・・・・・
その犯人が「ジャイアン」と言うことになったのだ
神成さんは「この尖らせた髪の毛のガキに間違いないッ！」と怒りの声をあげて証言した
ジャイアンは「まさかスネ夫が犯人なのでは？」とチラリと思ったが
そんなことを考える自分はゲスな奴だと思いすぐ頭から打ち消した

店番が終わる時ジャイアンは「たんこぶ」を患っていた
罪を認めないばかりか　何もしゃべろうとしない彼を母親が殴り
傷口にバイ菌が入ったのがなかなか治らなかったのだ
空き地に戻ると仲間の間で妙なウワサが広まっていた
ジャイアンはガキ大将だ
「取られるぞ！ジャイアンと付き合うな！」というものだった

ジャイアンはやっと理解した
いままで物を取ってきたのはあのスネ夫だけだったからだ
「スネ夫はわざと窓ガラスにボールをぶつけてオレのせいにしたんだ」
だがその「ウワサ」に最も心の底から恐れおののいたのはジャイアン本人だった

「これは運命なんだ！オレはもうすぐ母ちゃんの奴隷になって死ぬんだ」

そう信じた
行くところはなかった　ひとりぼっちだった　心底まいっていた
ジャイアンは１０歳にして人生を捨てていた