死にたい

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2名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 04:55
死ね。
3名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 04:55
死ぬな
4名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 04:56
どうでもいい
5名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 04:56
死ぬ前に全財産を俺にくれ
その後死ね
6    :2001/04/26(木) 04:57
15の夜
7名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 04:58
ふざけてんじゃねーよ。バッキャロー!!
8名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 05:01
実はキユスレに5000カノッサ
9    :2001/04/26(木) 05:02
10名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 05:02
ドリアン食って
ウオッカ飲め
11:2001/04/26(木) 06:36
「誰か」を殺したいと思ったことありませんか?
私は「誰か」じゃなく「全員」殺してやりたいと思ってました
人間全てを・・・
なぜかって?
だってこんな醜い生き物は他にいないじゃありませんか
欲望は果てしなく・・・何でも食い 何でも壊す
あげくの果てに自らの体を壊して病院で肉の塊になる
殺意はありました
ただし「個人」にではなく「自分」も含めた人間全てにですけどね・・・

12名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:38
♪聞いてアロエリーナ ちょっと言いにくいんだけど
聞いてアロエリーナ

腹ガ減ッテモ我慢スル
病気ニナッテモ我慢スル
ソレデ死ンデモ我慢スル
ソウイウ人間ニ、ワタシハナリタイ

聞いてくれてあーりがと アロエリーナ♪
\______ __________/
          |/
        ∧_∧
  Ψ     (∀・  )
  □     (∩∩ι)
13名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:39
水晶クリス  第1話

                              Messiel 著                             Copyright (C) 2000 Messiel


                             公開日 2001/04/20

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夢を見た。はっきり覚えている。
美しい緑色をした葉にかこまれ、辺りは光に溢れていた。空は木に覆い隠され、ただ緑一色の世界だった。
そこに佇む二人の男女。
男は女の膝に頭を乗せ、幸せそうな表情で目を閉じて女に心を預けていた。
甘える男の頭を女は軽く撫でながら何か呟いた。その瞳には愛が見えた。

クリスは朝起きると空を眺めた。そして、どこまでもどこまでも続いているかのような広く澄んだ青を見た。今日もいい日に違いない。
朝食をとるとクリスはいつものように灯台へと向かう。毎日灯台を照らしてくれるポケモンの友達、デンリュウのアカリに会うためだ。
彼女は頑張ってくれている。そんなアカリのことをクリスは大事に思っていた。
「今日は本当にいい天気よ。」
灯台の一番上から見る景色は最高だった。青い空と青い空と町の色合いが美しい。
このまま絵になりそうだ。空や海に比べれば、町は小さくそこに住む人も小さいが、人もポケモンも一生懸命生きている。
クリスはそんなアサギが好きだった。
漫画板との反応の差がおもしろいな。
つーか何かの実験かね、定期的に同じクソスレこっちとあっちに立てる馬鹿って。
15名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:39
ふと自分がリーダーを務めているジムに目をやると誰か門の前に立っているのが見えた。挑戦者だろうか?
クリスはアカリにあいさつをして灯台を急いで下りた。今何時だろう?すっかり忘れていた。
ジムリーダーがいなくてはジムはジムの機能を果たさない。
しかし、毎日ジムに通いポケモンバトルをするジムリーダーというものにクリスはいい加減うんざりもしていた。
一生こんな生活を続ける気はない。ポケモンバトルは好きだが、狭い空間にいつまでも引きこもっている気はなかった。
(誰か白馬に乗った王子様が、私をここから連れ出してくれないかしらね?)それはただの戯言でもあり、クリスの本心でもあった。
やはりジムには訪問者があった。サラサラ坊ちゃん狩りの上品そうな少年。
多少、女々しげだが、ルックスは悪くない。
「ええっと…あなたがクリスさんですね?ここのジムリーダーの。」
「ええ。ごめんなさい。これから門を開けますね。」
ここ、アサギジムへの挑戦者は週に二、三人程度だ。いろいろな挑戦者がやってくる。
老人から小学生まで年齢層は厚く、町の人も旅人も訪れる。自信のあるもの、ないもの、使うポケモンも多種多様で飽きない。
彼の表情はどことなく不安げだった。少し引っかかるものもあったが、クリスの使うポケモンは「はがねタイプ」だ。慎重にならなければ。

門が開いてなかったのだから当然だが、ジムの中には誰もいなかった。挑戦者の彼をフィールドへ案内する。
なんだか落ち着きがない様子。「メサイエルと言います。よろしくお願いしますね」
自己紹介をする挑戦者というのも珍しい。クリスはそんな彼に少し好感を持った。
「ジムリーダーのクリスです。よろしくお願いします」何かがいつもと違う気がしないでもなかった。
16名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:39
次はお決まりのセリフ。ポケモンバトルになる。
「行きます!」いつもの繰り返しだ。クリスはまずコイルを出す。
メサイエルはマグマラシ、炎属性だ。鋼属性は炎に弱い。少々分が悪いか。しかし、ここで引っ込めるわけにもいかない。
コイルには電磁波を使うよう命じた。次へと繋げるためだ。

やはり相手のマグマラシは炎の技を繰り出してくる。だが、思ったほどの威力ではない。(どうやらまだレベルが低いようね。)
クリスはコイルを引っ込めてハガネールへ交代させた。
「ハガネール、じしん!」
ハガネールの地震は強力だ。特に炎ポケモンへ与えるダメージは大きい。マグマラシを一撃で仕留めることができた。
今のマグマラシに相当自信があったのか、彼の表情が変わった。こいつは意外とたいしたことないかもしれない。
次のユンゲラーも玉砕した。彼の悔しそうな顔を見るとかわいそうだが、このまま勝てそうだ。
しかし、次に出てきたポケモンが厄介だった。「ヘルガー??」そこそこレベルもありそうだし、タイプの相性もクリスのポケモンは不利だ。
案の定ハガネールはヘルガーの「火炎放射」でやられてしまった。クリスのポケモンはあとコイルが二匹だけである。勝てそうにない。
(ここは負けを認めた方がいいかしら?)このまま、勝てないバトルでポケモンを傷つけるのも嫌だ。
「負けました。」
メサイエルは安堵の表情を浮かべた。
「…(なんで?)」普通は降参されると面白くないものだ。クリスは彼の表情に多少疑問を抱いた。
「約束通り、バッチを差し上げます。」メサイエルはクリスからバッチを受け取った。
しばらく彼はまだジムの中を見渡し、何か考えているようだが。
「…あの、今日ここにきたのはそれだけが目的じゃないんです。…というよりもそっちの方がずっと、…大事。」
彼の声は震えていた。思えばバトルの最中から落ち着きがなかった。緊張の入り混じった声。
「……え?」その言葉は何を意味するのか。彼はせつなげな視線を向けてきた。
(ドキッ)クリスは本能的になにかときめきのようなものを感じた。しばらく沈黙が続く。

「好きです!!」
次の瞬間、ジム内の静寂を打ち破るメサイエルの声が響き渡った。
17名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:40
「えっ?」
いきなりの告白。クリスは動揺した。
彼は続けた。
「クリスさんのことがずっとずっと好きだったんです。…まわりから見ていてとてもきれいで、なんだか愛しくて仕方なくて。
いつの間にか何をしている時もクリスさんのことを考えるようになってた。
さっきだって…クリスさんのポケモンをできるだけ倒したくなくて。
どうしようもないくらいに。だからお願い。…お付き合いして、下さい」


「そんな…本気ですか?私のこと、本当に?」
クリスは嬉しかった。バトル中からどことなく好意を抱いていた少年の方から告白してきてくれたことが。
咄嗟に考える。(この人が…私のことを連れ出してくれる、もしかすると運命の白馬の王子様?)
「本気に決まってます。だって、どうしようもないくらい大好きなんだから。一緒に生きたいです」

彼の瞳は真剣だった。クリスもそれに答えたかった。早く彼を楽にしてあげたくて、声を絞り出して、
「嬉しい…私も冒険者に憧れていたの。だから、このジムから私を連れ出してくれる?
うんざりしてたの、この毎日に。一緒に冒険がしたいの」
素直に言ってあげた。
18名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:40
「そ、それじゃあ…」
メサイエルの方から歩み寄って来た。

クリスからも近づいて、彼と少しずつ触れ合いはじめた。
熱い抱擁を交わした。抱きしめる力は強く、少し苦しいぐらいだった。クリスもそれを返すくらい力を込めた。
しばらく抱き合ったあと、二人は目を閉じて…唇を、重ねた。

初めてのときめき、初めてのキス。


「クリスさん、顔が真っ赤…。」
「だって、初めてなんだもん。そういうメサイエルさんだって…。」
「僕も、初めて。嬉しい…もう一度、キスして…」
メサイエルとクリスは再び目を閉じて、唇を…重ねた。
「…ん……」
セカンドキッスは、リラックスしていたせいか先ほどより幾分情熱的だった。

抱き合い、愛を誓った二人の姿がジムにはあった。
19名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/04/26(木) 06:41
帽子の少年がアサギジムの前に立っていた。ジムの門は閉まっている。
「あれぇ?アサギジムに誰もいないぞ。」
帽子の少年はポケモンマスターになるためにどうしてもここのジムのバッチが欲しかったようだ。
もう日も高い。今日は休みなのかもしれない。
すると、釣りの道具を持ったおじさんが歩いてきた。この町は海に面している。ポケモンがたくさん釣れるらしい。
海と空の青に囲まれた素敵な町だと帽子の少年は思った。
「おや?ジムに用かい?クリスちゃんならここのところずっと留守だよ。」
「困ったなぁ。何処行ったか知りませんか?」
旅行だろうか?何にしてもこのままでは戦えないということだ。
「さあねぇ。灯台にもいなかったな。今、アカリちゃんが具合悪いみたいなんだけどね。何処行っちゃったのかなぁ?」
アカリちゃんというのは灯台を照らしているデンリュウであると帽子の少年は聞いていた。
しかし、帽子の少年はそのデンリュウの具合が悪かろうがどうでもよかった。
やっとのことで探し出した目撃者はこう言う。
「わたしゃ、クリスちゃんが男の子と一緒に歩いてるところを見たんだよ。」


第2話へ続く


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