東京大学物語はエロに頼りすぎ

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1魁!名無しさん
もう江川の描く万個は見飽きた
ラストマンもデッドマンも
いらない。
2スーパー名無しブラザーズ :2000/09/22(金) 03:26
「さ〜て、どんなレスがついてるかな?」
1はわくわくしながらパソコンの電源を入れる。先刻書き込んだ
自慢の書き込み。
自分でも信じられないくらいのナイスな煽り文句。
この書き込みに反応しないヤツなど少なくてもネット上には存在しない
だろう。
それくらい自信のある書き込みだった。
「ふふっ…」
1は悦に入りながら満足そうに微笑む。
小学校、中学、高校と行く先々で苛められ、一時は自殺まで考えた
1だったが最近は多少なりとも生きる気力が沸いてきていた。
全てはこのパソコンのおかげである。
これを使えば自分は自分でなくなる。
今までの人生、今までの自分を捨て去り、新たな自分に新生する夢を
この機械は叶えてくれる。正に魔法の箱。魅惑のパンドラボックス。
意気揚揚と1は先刻書き込んだスレッドをクリックする。
だが。
過酷な現実は想像も出来ない曲がり道からふいに襲い掛かって
来ていた。
「そ…んな…」
1の書き込み。しかしその書き込みに反応するヤツは誰1人いなかった。
いや、それどころか1の書き込みなどまるでなかった様に別の議論が
進められていた。
3スーパー名無しブラザーズ :2000/09/22(金) 03:26
1の脳裏にある光景が蘇る。思い出したくない記憶、封印したい風景。
中学3年の夏。セミの鳴く校舎裏で1はうきうきと何かを待ち続けていた。
手にはハートマークの付いた便箋。それが汗で多少しわくちゃになっている。
しかしその汗の原因は恐らく暑さだけではなかっただろう。
初めて貰ったラブレター。興奮するなと言う方が無理と言うものである。
だが。
1の期待とは裏腹にその場所に訪れる人は誰もいなかった。
1は待った。夕刻になっても待った。真新しい月が頭上で光り続けても
待ち続けた。
しかし…その場所に訪れる人はいなかった。
そして、全てのからくりは後日明らかになる事になる。
待ち続ける1の姿。目にうっすらと涙を浮かべながら。それでも待ち続ける1の姿。
その光景を写した写真が教室に張られていた。
教室中で笑いの渦が飛んでいた。教諭も注意しながらも口の端を
歪めていた。
1は今、クラスで最高の笑いを取れる芸人と化していた。
当然、1の意志とは無関係に。
突然、世界がぐにゃりと曲がった感覚を覚える。
「ひひ…」
そう。あの時もそうだった。捻れた空間をさまよいながら光るモノを
探していた。
自分に光明をもたらす希望の光を。その銀色に輝く鋭い刃を。
そして1は手首を取る。あの時と同じように。あの時は皆に邪魔されたが
今度こそしくじりはしない。だって誰もいないのだから。この部屋には
観客はいないのだから。
「笑いの取れない芸人に何の価値があるのだろうか?」
はっきり言おう。「そんなモノに何の価値もないのだ」
そして1は安らかな眠りに入る。
光り輝くディスプレイにもたれかかりながら…。
4名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/22(金) 03:38
>1
漫画板に行け。
5魁!名無しさん
イジメテくん