第8話 壮絶!完璧超人の掟!!の巻
テリー 「キ・・・キン肉マン・・・」
スグル 「ようひとりで戦ってくれたのう、お疲れさん!」
最高の援軍、到着!!
ベンキ 「キン肉マン」
スペシャル 「キン肉マン」
委員長 「キン肉マーン!」
ナツコ 「キ・・・キンちゃん・・・」
ミート 「スグル大王様!」
ジェロ 「キン肉マン!」
ダル 「キン肉マンだと〜〜っ」
ターボ 「・・・・・・!」
あ〜〜っと、マックス・ラジアルとの20分を超える死闘で勝つには勝ったが、自らの肉体の消耗も激しく
リングから気を失い転落するテリーマンをスライディングキャッチで救ったのは、なんと〜〜っキン肉マンだ〜〜っ!
一年半前の”キン肉星王位争奪サバイバルマッチ”を制し、地球に別れを告げ
キン肉星に戻り大王の座に即位していたはずのキン肉マンが、まさか地球に再び戻っていたとはこれは夢か幻か〜〜っ!?
テリー 「キ・・・キン肉マン、お・・・おまえ、か・・・かわいい嫁と大勢のキン肉星の民衆を放って・・・きたのか・・・?」
スグル 「アイドル超人はお互いが困っているとき助け合うのが決め事、
それにビビンバも『お友達を見捨てるあなたなんか嫌いよ』って言うに決まっておる
キン肉星もまだまだ真弓パパの影響力は絶大で、民衆も私のことなんてアテにしてないからのう」
テリー 「サ・・・サンキューおまえは宇宙で最も、た・・・頼りになる助っ人だ」
スグル 「テリーマン」
ミート 「スグル大王様」
ジェロ 「キン肉マン!」
武道 「グロロ〜〜ッ、やはり出てきおったか〜〜っキン肉マン」
ダル 「ガウガウ、愛する友の窮地にやつが地球へ舞い戻ってくることは想定内だ〜〜っ」
ターボ 「ボシューボシュー」
スグル 「さあ〜〜っ、完璧・無量大数軍とやらーーっ、今度はこの私が相手だーーっ!」
http://uproda.2ch-library.com/482831y2T/lib482831.jpg 武道 「グロロロ〜〜ッ、私たちとしても超人オリンピックV2チャンプ キン肉マンが参戦してくれるのは大歓迎」
ターボ 「キン肉マンが相手とならば、ネプチューンマンではない誠の完璧超人であるわれわれの実力を満天下に示せる好機だ!」
クラッシュ 「しかし大丈夫か?おまえ震えてるんじゃないのか?」
スグル 「こ・・・これは久々にリングで暴れられるうれしさでの武者震い・・・ビビってなどおらんわい〜っ」
そう言いながら漏らすスグル
http://uproda.2ch-library.com/482830bY9/lib482830.jpg ミート 「あ〜〜んもう、大王になっても全然変わってない〜〜っ」
テリー 「ま・・・待て、キ・・・キン肉マン・・・、な・・・何人倒せるか、わ・・・わからないが、オレが闘えなくなったときがおまえの出番だ!」
スグル 「ダ・・・ダメだ、おまえの体力は限界にきている」
テリー 「8年もコンビを組んできたのに1年半会わないうちに・・・このテキサス・ブロンコの、ふ・・・不屈の精神を忘れやがったか?
さあ次の相手はどいつだ!?キャンキャンよく吼える犬野郎か!?ギガギガ金属音のうるさいクラッシュ野郎か!?」
マックス 「バルル・・・、テ・・・テリーマンは!?」
テリー 「マックス・ラジアル!」
マックス 「!?」
武道 「ラジアルよ、随分と眠っていたようだったが、どうだ目覚めの気持ちは?」
マックス 「眠る?このオレが?オ・・・オレは、テ・・・テリーマンに、下等超人に負けたというのか〜〜っ」
武道 「ああ 私たちは見た、おまえはKO負けしたんだ・・・」
マックス 「こ・・・この生まれたときから完璧なる強さを追求してきた このオレが、ま・・・負ける?
オ・・・オレたち完璧超人は下等超人との闘いにおいては、常に短い時間、最高の技で勝ち続けなければ存在価値はない」
武道 「使え、これを・・・」
竹刀を投げ込む武道
マックス 「ありがとうよ武道」
スグル 「なんじゃ?なんじゃ?」
ラジアルいきなり飛び上がったーーっ
マックス 「強さを証明できなくなった・・・完璧超人の末路はこうだーーっ!」
http://uproda.2ch-library.com/4828298ai/lib482829.jpg テリー 「ウァッ」
スグル 「おわっ」
観客 「ひゃ・・・」
あーーっと、なんとラジアル 自らの手で武道の竹刀をボディに刺し貫いたーーっ
マックス 「さらば・・・ゴホッ」
テリー 「ラジアル・・・!」
武道 「ラジアルよ、完璧超人として潔い見事な散り方であったぞ・・・」
ひとりでにマックス・ラジアルの体から抜けて武道の手に戻る竹刀
http://uproda.2ch-library.com/482828MJp/lib482828.jpg スグル 「アワワワ〜〜っ怖い〜〜っ」
その光景に漏らすスグル
ミート 「うわ〜〜っ、くさーーっ」
テリー 「な・・・何も・・・死ぬことはないじゃねえかーーっ、ラジアル・・・
オ・・・オレたち超人は殺し合いをしてるわけじゃない!試合によってお互いがわかり合うために闘っているんじゃないか〜〜っ!」
武道 「わかり合うための闘い?それはおまえたち正義超人の考え・・・」
ダル 「残念ながら、われわれ完璧超人にとっての闘いの意味は強いか弱いかの決め合いでしかない、弱い者は死ぬ・・・」
ターボ 「ボシューボシュー強さの追求しかしていない」
クラッシュ 「ギガギガ」
ピークア 「ホンギャホンギャ」
テリー 「オ・・・オレは正義のためならどんな凶悪な敵とだって闘う覚悟はある、し・・・しかしこいつらとは闘えない・・・
闘うことによって後に友となるかもしれない者を殺してしまうことになるからだ〜〜っ」
クラッシュ 「ギガギガ その発言、まるでおまえがわれわれ完璧超人軍を成敗するような言い方ではないか〜〜っ」
ダル 「ウォンウォン その前におまえが絶命し、冷たい棺に入ることを忘れるな!」
ターボ 「ボシューボシュー そう、たとえキン肉マンが復帰しようがなァ」
テリー 「グ・・・グムーーッ」
マーリン 「聞こえる聞こえる、おまえたち以外のアイドル超人のメディカル・サスペンションが解けていく、カウントダウンの音が」
武道 「われわれは最初っからテリーマンだけの”ひとり正義超人軍”との全面対抗戦など眼中になかった
やるならやはり完全に勢ぞろいしたアイドル超人軍!
だから二回戦からは、おまえたちを含めた残りのアイドル超人軍を迎える大舞台を用意しておいたーーっ」
ピークア 「ホギャ」
ダル 「ガウ」
ターボ 「ボシュー」
クラッシュ 「ギガ」
マーリン 「ピャピャ」
武道は竹刀、ピークア・ブーはガラガラ、ダルメシマンは首輪の棘
ターボメンはベルトのカバー、クラッシュマンは肩のネジ、マーリンマンは左腕のヒレをそれぞれ投げる