【2次】漫画SS総合スレへようこそpart71【創作】

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235汝は罪人なりや?【閥】【いちにちめ】2
「せっかく死因を伏せたのにバラすとは…貴様はカニ味噌か」
「美味しそうな例えなのがムカつく」
すがるような目でくららが聞いた
「この中に犯人が要るのね…誰なの?」
出来るなら答えてあげたかった…けど私には分からない。
ネウロなら答えられるかもしれないと思い視線を送ってみるがアイツは明後日の方向を向いている。
(まさか…私に犯人まで当てろって言うの!?)
しばしの沈黙の後食堂に私の声が響いた。
「犯人は…お前だ!」
皆一斉に私に注目したが…私は叫んだ覚えがない
「犯人はまだわかりません…って今の私じゃない!」
私が慌てて否定すると、もう一度流れた声の方にみんなの視線が向いた
「ワリィいなちょっとしたジョークだ」
視線の先には録音機を手にしたエドガーがイタズラっぽく笑っていた
「変なおっさんは置いとくとして…犯人が分からないなら…これからどうするんだ?」
(あきらちゃん…そこはツッコミ入れてあげようよ)
「それなら…先生に考えがあります 説明は僕が」
(アンタには、もはやなにも言うまい)
ネウロの策というのは二人組を作るという簡単な物だった。みんなはこんなことで防げるのかやっぱり疑ってるみたい
「なあ探偵…本当にこんなんで大丈夫なのか?」
あきらちゃんが話しかけてきた。お姉さんと組むみたいだけど、私は何て言えば良いんだろ?
「今出来ることは少ないけど、警察が来てくれるまでの辛抱だから…それまで我慢して」
私が精一杯考えた言葉をかけると、彼女は納得行かないような顔をした。けど、それ以上質問しては来なかった。彼女と入れ違いにジェニファーさんが来る。
「探偵さんちょっといいかしら?」