未来日記◆えすのサカエ.23rd

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228長文君
あなた方が「長文君」と呼んでいるものです。
発売日が近い上に、もうすでに手遅れだと思い知ったため
これが正真正銘の最後の長文です、あらかじめ言います相当長いですから見たくない人はこのIDまたは名前をNGしてください
最初僕は軽い謎解き感覚で、長文を行っていました
ところがですね、登場人物が全員生存していることに気がついたとき、その後恐ろしいことに気がついたんです
この作品の主役が雪輝・由乃ではなく。
雪輝・由乃・椿の3人だと気がついてしまったんです。
これだけは何とか阻止したくて、メッセージを送ったり、作者に手紙を出したりしたんです。
雪輝・由乃の二人の物語ならまだ更生する余地がありました。
雪輝が最後の一人になって、死んで言った皆の分まで生き抜く展開
復活の場合、雪輝・由乃が普通の恋人同士に向かっていく展開
このどちらかに落ち着きますから。
だが、椿も主役だとこの二人は更生できなくなってしまう
椿は「大人」だからだ、しかも決してこの二人を更生させる人ではない。
だから、この二人が更生しないのが決定的になってしまう、これだけは避けたかったんです。
正直言いますとね、これにたどり着くまでは椿のことを早期退場した端役程度としか思っていなかったんですよ。
でもね、今日までのロジックの結果、春日野椿をどこまでも甘く見ていたって反省しているんだ。
最初、1週目は雪輝・由乃・4th・9thの4人が主役で雪輝・由乃が本編と違って性格も丸くなり
由乃に自己犠牲の精神が宿り、世界を救うために時間跳躍を行って
世界を滅ぼしたけじめとして、自らの命も絶った程度にしか思っていなかったんだ。
これはとんでもない間違いだった、1週目でもあの襖は開けられていたんだ。
そして、12thは椿を倒してなどいなかったんだ。
これに気づくまでは、12thの自己犠牲が後々響いて由乃に世界を救う心が芽生えたと思っていたんだ。
これはとんでもない思い違いだったと思い知ってしまったよ。
229長文君:2010/06/24(木) 17:02:19 ID:pTZZgcpt0
1週目でも、12thは椿を倒してなどいなかった!
そして、あの展開が起きていた!
雪輝も由乃もまだ14歳、彼らにあの体験は十分なトラウマになった!
悪いことに、本編と違い4thは最終局面まで生存していた!
それがかえって、二人にこの体験のフラッシュバックさせる余地を与えていた!
本編でこの体験がフラッシュバックしていなかったのは、その後転校なり、連戦なり、HAPPY ENDなりがあったから
この体験がフラッシュバックする暇がなかっただけ!
アニメはどう考えても1週目の世界、アニメの肝は雪輝と由乃の精神を椿がどこまでも蝕み続けるもの
アニメ放送時はもう椿が主役として戻ってきている時期、原作・アニメ共に二人の心を椿が蝕む内容となる一種の演出!
1週目では、最終的には雪輝・由乃の二人が神となっただろう「一人しか神になれない」はデウスの嘘だからだ。
7thの例を引き合いに出して、これが嘘であることに気がついた二人は、二人とも神にするか、このまま世界を滅ぼすかの2択をデウスに迫った
そしてデウスは二人とも神にすることで世界を滅ぼさないことを選んだ、この日こそ7/28の出来事。
だが、その後も二人の心を死者である椿は蝕み続けた、そしてついに耐え切れなくなった結果
雪輝が死に、由乃が生き残ってしまった、雪輝のいない世界は滅んだも当然
ムルムルの力のことを知った由乃は、1週目世界を滅ぼし
椿がその他大勢の一人となる世界を作ろうと決意した。
だから、神由乃は襖が開けられておらず、椿は12thに倒されたと嘘をついた。
230長文君:2010/06/24(木) 17:03:08 ID:pTZZgcpt0
ムルムルは大義名分に感化されやすいやつに見える、先に述べた偽の動機を真に受けてしまいこの計画に賛同した。
だが、果たして由乃は本当にこの偽の動機を完全に信用しただろうか?
自分がそういう人ではないことを、知っているはずだ。
そうでなくても、説明最中も暴れだしている神由乃の様子を見て、本当にそういう理由だと思うだろうか?
ムルムルはこの様子を、愛する人を手にかけてしまったショック程度にしか解釈しないだろうし、神由乃もそう答えるだろう。
最後の「タスケテ」もデウスに対する偽装工作くらいしかムルムルは解釈しないだろう。
果たして由乃は本当にこれを真実だと思うだろうか?
由乃は雪輝以外の心の機敏を読むことに長けている人物です
そうでなければ、サバイバルゲーム開始まで本性を隠し通せるはずないし
それも学園一の人気者になれるはずもない、雪輝ですらゲーム開始まで気がつかなかったくらいなのだから
そして5th戦でこの力を存分に発揮したくらいです、相当のものと思ったほうがいいでしょう
だから、由乃はこの襖を開けてはならないことだけは守り通さなければならないことに気がついた。
ムルムルは、偽の因果を真に受けて偽の展開を行おうとした
だからパラドックスでムルムルは12thが椿を倒したと、とんでもない誤解をしていた。
そしてムルムルは神由乃の真の動機を見抜けず、世界を救うためにタイムリープをしたと誤認した。
神由乃の本当の目的は12thに椿を倒させ、自分と雪輝との接点がない状態にしようとしていた。
「タスケテ」は自分の心を最後まで蝕み続ける椿から助けてほしいという、死んでも死に切れない願いによるものだった
だからこそ椿との接点のない世界を望み、自らの命を絶った。
皮肉なことに1週目の真の最終勝利者は春日野椿だった、椿は死して願いを叶えてしまったのだ
だから、あの襖を開けたのが正しい展開で、偽りの展開はあの瞬間崩壊してしまったのだ。
231長文君:2010/06/24(木) 17:03:34 ID:pTZZgcpt0
考えてみれば、あからさまに怪しいあの部屋を最後まで素通りするはずないし
変質者の12thが雪輝と由乃の成長要素になりえるはずがないのだ
だがそれでも、本編は一応この体験がフラッシュバックせずに済んでいた。
そして一応は、神由乃が望む展開には進んでいた。
でもそれも「重なる体・重ならぬ心」で雪輝が「タイムリープによる2週目の世界」であることを口にした瞬間終わってしまった
そう、次回から二人の心を椿は蝕み始めようとしている、だからこそ長文をやるのを諦める事にした。
しかし、この程度で記述そのものを辞めるつもりもない。
この後、雪輝は椿がいたからこそ由乃を倒せたという展開になるだろう、これは非常に奇妙な構図だ
由乃がいたからこそ雪輝は椿を倒すことができた
椿がいたからこそ雪輝は由乃を倒すことができた
前者は、一見12thが椿の計画を阻止したから倒せたように見えるが実は違う
由乃が椿の右腕を切り落としたから日記の防御ができなくなったから、雪輝は椿を倒すことができた
後者は、一見秋瀬が囮を破壊し雪輝にメッセージを伝えたから由乃を倒せたように見えるが実は違う
由乃は囮のほうを日記としては使ってはおらず、あのメッセージを伝えなくても
やはり雪輝を殺すことができず、じぶんの口から真実を伝えるだろう。
雪輝が由乃を倒すことができたのは、自分が由乃だけではなく椿も愛していることに気がつき
由乃を倒して皆を復活させる踏ん切りがついたから倒せるようになっただけ。
雪輝の最終勝利に真に貢献したのは12thでも秋瀬でもなく、由乃と椿だった
だから秋瀬が出る幕などはじめからなかった
12thも秋瀬もせいぜい場を荒らすことしかできない奴だった
232長文君:2010/06/24(木) 17:04:08 ID:pTZZgcpt0
12thが椿を倒せなかった証拠となるのがパラドックスの3話4話
あれは、秋瀬いやデウスが椿に戦いを放棄させ、それを口実に椿を抹消することが狙いだった
そもそも12thは元々所有者として選ばれていなかったメンバー
11thが開発者である以上、彼が末尾になっているはず、なのに11thは末尾ではない
7thはなぜか二人組みだった、そのため所有者の数は13人になってしまった
これは一人エキストラメンバーが存在することを意味している、それこそが12thだった
彼は、椿抹殺のためだけに用意されたエキストラだった、正義日記の正体は椿抹殺指令装置だった
催眠術もデウスが強化改造を施したからこそできたこと、まさに所有者版秋瀬といったものだった
秋瀬は由乃を抹殺することが最大の狙いとして作られた存在、12thは椿を抹殺するために用意された存在だった
だから12thが最後自爆するのは当然だった、椿さえ抹殺すればもう用はないからだ
だが、それでも椿を抹殺できないことに気がついたデウスは秋瀬を使って戦いを放棄させるように誘導をかけた
果たして椿の目に秋瀬はどのように映っただろうか?
自分の事情をなぜか知っていて、14歳なのに車の運転がこなせる秋瀬をどのように見ただろうか?
年下なのに妙に女の扱いがうまい秋瀬を怪しまなかっただろうか?
作中でも秋瀬を不審に思っていた、そんな椿が秋瀬の正体に本当にたどり着かなかったのだろうか?
これはあくまで憶測だが、秋瀬を復讐の道具として利用しようと考えたのではないだろうか?
秋瀬は椿に体よく利用されていただけではなかっただろうか?
ではなぜ、パラドックス最終話に4th・9th・12thが登場しなかったのか
それは、パラドックス4話のあと椿がこの3人と船津を殺したからだ。
それも自らの手で、そうしないとデウスがどのように難癖をつけるかわからない
下手をすれば、除名、すなわち消滅させられる可能性もある
だからこれを回避するためにこの4人を殺した
これほどまでの役者である椿を果たして変質者である12thが倒せていただろうか?
233長文君:2010/06/24(木) 17:04:23 ID:pTZZgcpt0
パラドックスの真の狙いは、椿救済措置ではなく秋瀬救済措置だった
本編では結局役に立っていない秋瀬に対する救済措置としてパラドックス3話4話があった。
先に述べたように、1週目の展開も本編の展開も決定的要素となった椿に秋瀬のしてきたことが「無意味ではない」と認められること
これこそが、秋瀬に対する最大級の救済措置といえる
雪輝の役には立たず、由乃の邪魔しかできなかった秋瀬
だがそんな彼でも椿の役には立てた、これほどの救済措置があるだろうか
だが、時系列から言ってパラドックスで雪輝に殺され、本編で由乃に殺された秋瀬
その後、死が本物となる展開で秋瀬はおそらく椿に殺されるだろう。
秋瀬は皮肉にも主役たちに殺される運命だったのだ
話をモザイクのほうに移そう、モザイク1話は額面どおりの話と捉えて間違いない
だが2〜4話はこんな隠された意味がある
2話は9thのせいで椿が窮地に陥る話、3話は9thのせいで由乃が窮地に陥る話、4話は9thのせいで雪輝が窮地に陥る話
そして最終話は、サブヒロインはメインヒロインに勝つことはできないという話。
こんな隠された意味が存在していた。
携帯サイトの画像の並び順を述べよう
由乃・雪輝・椿の順に並んでいるあの画像、あれは主従関係を示唆するものだった
雪輝に仕える由乃、そして椿に仕える雪輝と由乃という関係を示唆する並び順だった。
由乃は雪輝の行動しか把握できない、椿は雪輝と由乃の心を掌握できる
この差は決定的だ、由乃は雪輝に仕えることしかできない
椿は雪輝、由乃を操ることができる
これほどまで決定的差があるのだ、ただし由乃はただの使い魔的存在ではない
当然ながら雪輝は椿の信用を得るように立ち振るわなくてはいけないが
同時に由乃に対する扱いには常に細心の注意を払わなくてはいけない、由乃に対する扱いを間違えるとしっぺ返しが来るからだ
そういう意味では椿と由乃は「S」、雪輝は「M」となる
こういった人間関係も見事に構成されている

234長文君:2010/06/24(木) 17:04:42 ID:pTZZgcpt0
戦術としてもこの3人が組む必然性がある
今までの戦い方はあくまで「2対1」だからこそ通用したこと
相手が所有者だろうが、非所有者だろうが多勢で襲いかかってきた場合
予知能力があったところで、由乃がチートレベルのスペックを持ち合わせたところで多勢に無勢の現実は変わらない
だから、布陣を完全にするにはほかにも戦力を確保できる所有者がどうしても必要
この条件にもっとも適任なのが椿なのだ
それに日記としても完全予知が可能な組み合わせだ
今までのやり方はあくまでも局地的な予知だった、だからこそ雪輝は両親の死を防ぐことができなかった
これに対抗するには大局を予知する能力が必要、これにもっとも適任なのも椿だ
しかし椿の能力にも弱点がある、椿は逆に局地的な予知ができず、しかも内部撹乱に弱い
これをカバーするためは雪輝と由乃がどうしても必要。
これにより、近接戦闘は由乃、遠方戦闘は雪輝、後方支援は椿という完璧な布陣をしくことができる
ただしこれはあくまで、理論だけの話
実際の3者はかなり険悪な関係から始まるだろう
しかも少年Aでの連載分の展開は椿を逆撫でする展開だろう
今度こそ由乃は集団レイプに遭うだろう。
そして雪輝は椿に寝取られてしまうだろう。
実は椿も雪輝を愛しているからだ
先に述べたように由乃は雪輝以外の他人の心の機敏を見抜く能力に長けている
だから、椿の雪輝に対する想いだけは本物であることを見抜いていた
それにまだ作中では、由乃が椿のことを雪輝日記でどのように扱われているかは描かれていない
「6th」と表記していないからこそ、明かしていないからだ。
本編ではこの後、雪輝は椿がいたから神になる決意をし、由乃は椿がいたから神になるのをあきらめる決意をするだろう
これほどまで重要な存在が番号呼ばわりなはずがない。
235長文君:2010/06/24(木) 17:04:54 ID:pTZZgcpt0
そろそろ結論にしよう
この作品は椿によって世界を滅ぼされ、椿によって世界が救われる話
いや違うな、春日野椿によって世界が変わっていく作品なのだ
次回から「本当の未来日記」があらわとなる
この作品が、雪輝・由乃・椿以外はすべてノイズだったことを思い知るだろう
そしてそれは決して、更生等と言った展開などない内容だと思い知るだろう
だからこそ、この展開を阻止したかったが、もうそれは止める事にするよ
わかってはいるんだよ、この作品的にはそういう展開のほうがHAPPY ENDだってことぐらい
でも認めたくなかったんだよ、だから今までやってきたんだよ