新テニスの王子様12(352)

このエントリーをはてなブックマークに追加
945作者の都合により名無しです
Golden age6 決別のススメ

中学生「脱落……!!」
大石「ま、待ってください!!俺達はダブルスだと思って…!!」
斎藤「そうでしたかー ではダブルス解散ですねぇ」
大石「!!」
斎藤「おや納得いきませんか?では君達に面白い話をしましょう。
    ある高校生はダブルス専門だったのですが、この合宿でシングルスに転向し、
    真の才能に目覚めて8番コートから3番コートに上がりました」
斎藤「今、自分達は最高のダブルスをしていると思っていますか?でも、それは勘違いかもしれない。
    ひょっとしたら、パートナーがあなたの成長を邪魔しているのかもしれませんよ?」
お互いの顔を見合わせる中学生達
斎藤「不満な人もまだいるようですねー じゃあ試合は翌日の練習からってことで。
    いきなり始めるからそれまでドキドキして待っていて下さいね〜 あうっ!」ゴンッ


夜 合宿所の食堂らしきところ
食事をとっている桃城や、短パンでうろついている葵や比嘉連中がいる

データマンズサミット
乾「どう思う?あまり合理的とは言えないが…やはりこれは何か裏がある確率7……」
柳「75%…とお前は言う。俺も同感だ。あのコーチの人を食ったような言動、気になる」
観月「んふっ 我々中学生選抜のメンタルを試しているというわけですか」

宍戸「…何見てんだよ、長太郎」
鳳「す、すみません」
黒羽「ダメだ!!お前とは試合をしなきゃなんねーのに、一緒にメシなんか食えるか!!」
天根「しかしバネさん……!!」
跡部を見てる日吉や、兄を見てる裕太

柳「……動揺させるのが狙いならば、効果は抜群だったようだな」
観月「僕はこの程度では動じませんよ。君のデータは揃っていますしね乾君」
乾「いいとも 受けて立とう…言っておくが俺は過去を凌駕する」
んふふとフフフにはさまれて無言の柳。


窓の外を見ている大石。
大石(パートナーの成長の邪魔、か……)
菊丸「なに悩んでんの〜?大石〜」
大石「英二!!」
菊丸「俺はパートナーを見捨てたりしないよん。
    ダブルスを馬鹿にする奴は菊丸様が退治しちゃる ブイ」
大石「英二……そうだな、約束したもんな…俺達は青学黄金ペアだ」
序章の懐かしいコマ達

頬杖をついてる越前や、ももたろうを読んでいる蔵兎座とか、静かな夜の合宿生活風景


どっか別の部屋
斎藤「さてとぉ…まずはこの5組にしますか」

対戦表の紙に5組丸がされている
「大石秀一郎VS菊丸英二」
「リリアデント・蔵兎座VSリチャード坂田」
「跡部景吾VS日吉若」
「橘桔平VS門脇悟」
「知念寛VS田仁志慧」

7へつづく
946作者の都合により名無しです:2009/05/30(土) 00:39:03 ID:+jMUc6Kl0
テニスの王子様乙
947作者の都合により名無しです:2009/05/30(土) 00:44:11 ID:flrr1FNt0
>>945
蔵兎座さんwwww
948作者の都合により名無しです:2009/05/30(土) 01:03:24 ID:cnlNmOMk0
Golden age7 決意の朝!!

翌日 入れ替え戦の対戦表
白石「ぼちぼち中学生の名前が見えるようになったなぁ」
謙也「せやけど8番か9番コートばっかりやん。また俺の名前あらへんし」
金太郎「えーっ!!ワイの名前もまたあらへんのー?!」
謙也「あっ」
切原赤也の対戦相手が4番コート

種子島(高3・4番コート)「種子島 環」
コートでハチマキ姿の高校生と切原が握手する(種子島はハゲではない)
切原「立海大附属中2年生エース切原赤也 いやぁアンタみたいな上のコートの人とやれて、嬉しいッス」
種子島「…………」
汚いものでも見る目つきで下がっていく種子島。
切原「……暗い人ッスね」ボ〜〜ン

伊武「いいよなー切原の奴 4番コートなんかと戦って あ〜あ、俺は9番か。
    それって俺があいつに比べてそんだけ差があるってこと?納得できないよなぁ
    こてんぱんにやられてしまえばいいのに」
他に佐伯、向日も入れ替え戦に出ている。
観戦に同じ学校の奴らが声援を送ってたり、関係ない奴がみていたりの試合ダイジェスト。

一方切原と種子島のコート
切原のスマッシュが決まって3−1のリード。
ジャッカル「いいぞ赤也!!」
切原「へへっ すみませんね〜」
種子島の瞳の色が白くなり、ハチマキが三重にブレる。
高校生「くるぞ…!!」

大石と菊丸が建物から出たところで、高校生達が話しているのを耳にする。
大月 徹(高3・8番コート)「見たかよ昨日の中学生どもの顔 ざまあみやがれ」
清水 若葉(高3・8番コート)「ダブルス解散か 調子に乗ってるからだ」
金子 将之介(高3・8番コート)「早く潰し合って家に帰れよ ククッ」
壁に張りつき、会話を盗み聞く二人。
大月「そういえば前に斎藤コーチの指導で解散したダブルスがいたな」
菊丸「!?」
金子「ああ…青野と入江のハルカ・カナタペアだろ?コーチの命令で戦ったのは」
清水「あーひどかったな、あれ。青野はダブルスでやっていきたいつったのに」
大月「入江も怖いなぁ…長年パートナーだった奴をあんな簡単に切り捨てられるんだ」
金子「でもそれで3番コートまで登りつめたんだし、ダブルスが足枷になってたんだろ。
   ある意味 斎藤コーチの指導正解!!」
笑いながら去っていく高校生3人。
菊丸「…やっぱこんなやり方おかしい!!今日の練習でそれを証明してやるもんね!!」
急に走っていく菊丸。
大石「え、英二ー!!」

頭を押さえてつらそうな切原。
高校生「種子島さんと戦った奴はただじゃすまないぜ」
対戦者に頭痛、めまい、吐き気などの不調を起こさせ、棄権に追い込み……
時に相手を病院送りにすることもある 種子島さんがいる4番コートは「死番コート」なのさ

丸井「あいつなんで空振りばっかしてんだ?」
柳生「それになんだか苦しそうですね。どうしたんでしょう切原君」
切原(!!また…!!)
無数の球がバラバラに切原の方へ飛んでくる。どれが本物かわからず返せない切原。
幸村「5番コートの次は4番コート…か」
幸村が建物にがんを飛ばす。建物の中には試合を見る黒い影。

終わり