荒川 弘 ●鋼の錬金術師 158

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319作者の都合により名無しです
ダ・ヴィンチ6月号
【 識者が紐解く本当の″『鋼の錬金術師』】

・中野京子(早稲田大学講師、ドイツ文学&西洋文化史)
→「まず読んで感じたのは、荒川氏は歴史や文化を非常によく勉強されている方だということです」
ヒューズとアームストロングが好きらしい
・竹内整一(東京大学文学部教授)
→「(略:倫理学的観点からして)ニーナの母の『死にたい』という、
ただひと言のつぶやきは非常に重い。
荒川さんは少年コミックでそうしたことを描き、
人間の欲望のなんたるかを根源的に問うているのではないでしょうか」

【牛さんロングインタビュー】
・伏線の話
「後付けの伏線みたいなものには2種類あるんです。
一つは登場人物たちが勝手にしゃべりだしてしまって、
つくり手としては不本意ながらも、そのセリフをとったとき」
「後で読み返してみると、"おっ!これは今回の話で使えるな"といものがあったりする」

前者例@:10巻クセルクセス遺跡でエドが言った決意(気づいたらエドが勝手に喋ってしまったらしい)
キャラに動いて貰う&作者として動かすという観点からも制約ができてしまって双方きつい

・ホーエンハイムについて
「(略)不老不死を得てしまったゆえに、死を求めるという話は昔からあるけれど、
そうはしたくなかったんです。
世界の美しさ、四季の移ろいを感じ、旧い友達は亡くなっていくけれど、
その人生の中で新しい友達もできる。
長く生きるというのは悪いことばかりではないと思うんです」

・「必ず救いのある話にしたい」
・ リゼンブールの村民気質は牛さんの故郷とかぶるらしい
・中央で戦闘中のマスタング隊が敵を殺さないのは、後々国を治める立場になったとき
なるべくクリーンなイメージを植え付けておきたいというマスタングの考え

あと