新テニスの王子様10(350)

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15作者の都合により名無しです

717 :作者の都合により名無しです:2009/04/25(土) 23:03:29 ID:QwIpoSwU0

Golden age4 入れ替え戦(シャッフル・マッチ)

1番コートで乾と柳が出会う。
柳「来たか 貞治」
乾「お前がこのコートに来ている確率96%…やはり気になるか 徳川カズヤが」
ここで乾と柳が徳川のデータ合戦。
「名士刈学園高等部2年C組21番」「誕生日は9月8日乙女座のA型」「身長178cm体重65kg」
「好きな食べ物はクネーデル」「昨年までドイツにいたため 日本国内での戦績は0」
テニスのデータが少ないため、徳川の入れ替え戦の偵察に来たという。
柳「もう一人」
二人よりもコートの近くで切原が、手すりを強く握りながら真剣な表情で徳川の試合を見ている。
柳「全国大会から少しは成長しているようだな」

5番コートで試合をしている桃城と鬼。
鬼「うらっ!!」
桃城「はっ!!」
コートの周りには中学生と高校生のギャラリー、そして上の方で入江が試合を見ている。
黒羽「あの鬼とかいう高校生 顔に似合わず丁寧なテニスをしやがるな」
千石「でも オモシロ君もいい勝負をしているよ」
中学生ギャラリー「出た!!桃城のダンクスマッシュ!!」
鬼の浮き上がった返球を桃城がダンクスマッシュで決める。
桃城「どーん!!」
中学生ギャラリー「やったぜ 桃城ォ!!」
少し試合が省略されて0−1で桃城先取。
鬼「やるじゃねえか 中坊」
入江「十次郎君はここからだよ」

鬼、地面に這いつくばるような姿勢
中学生ギャラリー「なんだあの低い構えは?!」
鬼「地夜叉!!」 ギュルルルルッ
鬼のサーブを桃城が打ち返すが、球は地面に吸い寄せられるように急に斜め下へ落ちコートを転がる。
桃城・ギャラリー「!?」
鬼「うら次いくぜ!天夜叉!!」 ギャィィィィッ
また打ち返すが、今度は球が上空に飛んでいってしまう。
桃城(球が…思うように返せねえ…!!)
鬼「お前らが上へ来るにはまだ早いぜ」
入江「所詮は中学生レベル…」


つづく → Golden age5「中学生と高校生」へ



16作者の都合により名無しです:2009/04/26(日) 20:19:38 ID:HhkQsl520

721 :作者の都合により名無しです:2009/04/25(土) 23:24:55 ID:QwIpoSwU0

Golden age5 中学生と高校生

葵「越前君!桃城さんの試合始まってますよ!」
リョーマ、葵、蔵兎座が一緒に歩いている。1番コートにさしかかり、徳川を見つける。
葵「わっ入れ替え戦もう終わってる!やっぱり1番コートの人達はすごいや」
置いてあるリョーマのラケットバッグを誰かがこっそり持っていこうとする。
「なんしょんなら 平理さん!天神さん!」
新たな高校生が現れ、リョーマのラケットバッグを持っている平理らに言う。
「ラケット盗ろうとしとるじゃろ?そねえなことしたらおえんて!おえりゃあせんて!」
天神「お 俺らは別に…!!」
慌ててラケットバッグを返す平理。
蔵兎座「あなたは…?」
種子島「俺は種子島康嘉 種ちゃん やっちゃん どっちでもええよ」(4番コート・高1)
種子島「やぁ おめぇらが来てくれてホンマよかったわー ここ年上ばぁじゃけぇ 正直居心地悪くってなぁ」
種子島「そうやーさっきワカメヘアーの中学生も1番コート観に来とったけど…」
リョーマ・葵「シーッ!シーッ!」 蔵兎座、白目
種子島「まっ 1番コートの中でもカズヤ先輩は別格じゃろー」
リョーマ「ふぅん ねぇアンタは強いの?」
種子島「やや 俺は大したことねーよ!おめぇらの方がつえーって!観とったぞ昨日の試合!」
種子島が笑いしながらリョーマの背中をバシバシ叩く。
去っていく種子島。
葵「気さくな人がいてよかった」
平理「よくいうぜ 名士刈学園の番犬(ケルベロス)の一人 4番コートの“死神康嘉”」
天神「お前ら 上位の50人に入りたかったら避けては通れない壁だぜ」

5番コートでは4−1で桃城が負けている。
入江「中学生には少し可哀相だったかな」
「中学生中学生うるせぇな」入江の背後に亜久津が現れる。
亜久津「高校生だからどうした 上等じゃねえか 次は俺がお前らと当たる気がするぜ」
入江「その時はお手柔らかに」

高校生ギャラリー「いけー!鬼のアニキー!!」
桃城、依然鬼の夜叉を返せない。
ジャッカル「まるでラケットに触れるだけで球が勝手に飛んでいっちまってるみたいだ」
丸井「それじゃあどうやって返すんだよ?」
桃城「くそ…っ!!」
神尾「まだだ桃城!!あきらめるなーっ!!」
その時、少し強めの風が吹く。
桃城「風……?」 桃城、笑う。

終わり