【漫画家リレー小説】新生 えなりの奇妙な冒険 第二部

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134@n H@ppy Choice
福地が作り出したヘリコプターへ最初に乗り込んだのは福本だった。
本当に人が乗ることを前提に作られたのか疑問に思うほど堅いシートに腰を下ろし、しばし思案に耽る。
(さっきもそうだったが、なんてひどい座席だ‥‥ これにガソリンエンジンの強烈な振動がくれば、立派な拷問装置の完成っ‥‥!!
能力とやらで模型から作ったヘリに文句を言うのもどうかとは思うが、これじゃあ立っていた方がましだっ‥‥!!

さて‥‥小学館、福地の言葉を信じるならその中でも週刊少年サンデー、か‥‥。漫画界トップ3の一つだが、俺は付き合いがなかったからな‥‥。
確かラブコメ・スポーツ・職業系の比較的地味で堅実な漫画家が多い雑誌というイメージがあるが‥‥。
『ラーメン屋のマガジン』『網棚のジャンプ』そして『漫研のサンデー』などと言われているな。
コアなファンを多く抱え、週刊少年誌にしては珍しいほど長期間同じ雑誌で描いている奴が多い、とも聞く‥‥!
ということは、安定した戦力を期待できるベテラン作家がいる可能性が高いっ‥‥!!
ククク、どうやら少しは運が向いてきたっ‥‥!! あとはこのチャンスを物にするためにどう動くべきか、それに焦点を絞るっ‥‥!!)
福本の鋭角的な貌に刃物のような笑みが浮かび、誰もいないというのに空気がどよめくようにざわついている。

(まず、襲撃とやらがどの程度のものかわからないが、それの鎮圧に貢献したならば好印象を与えることが出来るっ‥‥!!
ピーチ何とかのえばらと千道もなかなか使えるようだし、福地は先程の戦いを見るにかなりの使い手‥‥恐らくメディア展開クラス、
えなりの坊やも東とやらのおかげでなんとか戦力になってくれるだろうし、メジャー誌の看板作家でもいない限り盤石っ‥‥! 盤石だっ‥‥! 問題ないっ‥‥!!
あとは恐らく戦闘には加われず、そして交渉の矢面に立つことになるであろう俺を司令官、出来ればリーダーとサンデーの連中に認識させるような行動が必要っ‥‥!!
いや‥‥それよりも同じサンデー漫画家である福地にある程度任せる方が向こうの感情を和らげられるか‥‥?
人間は‥‥結局の所人間は、真に理性的に行動するなど出来るわけが無いっ‥‥!!
ならば、感情から逃れられないのならばっ‥‥!! 利用するっ‥‥!! 徹底的にっ‥‥!)
そう考えて福地翼を呼ぼうとしてはじめて、福本は彼の威圧感によって重力が倍加したようなヘリコプターの中にいるのが自分一人だと気付いた。
彼の思考していた時間はそれほど短いものではなかったはずだ。もう全員乗り込んでいるどころか、小学館への道程を半ばぐらいまで終えていてもおかしくない。
どうやら何か起こったらしい。さっき話してみた感覚では、どうもお人好しそうなのが多かった。この重要なときに自分から面倒事へ首を突っ込んでいないといいが。
135@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:35:43 ID:pxA2YO/O0
福本が異常に気付いてヘリを降りようとしていたころ、そのすぐ側では
「だから、今はそれよりも小学館の方が大事でしょう!?」
「そんなことはないのだわ千道! これは確かに助けを呼ぶ心の声よ!」
「この嫌な臭いはきっと不法投棄されたゴミっス! 山を汚すって事は温泉を汚すのと同義っス!! 樹に変えてやらないといけないっス!!」
「今は臭いより声の方が大事でしょう!? あんた、嗅覚が聴覚より偉いっていうの!?」
「言ってる意味がまったくわかんないっス!! 万物の頂点に立つのは温泉と45億年前から決まってるっス!!」
「ごめん、福地の言ってることのほうがわかんなぁい……。」
何やら異臭がするだの音やら声やらが聞こえただのと不毛な議論という名の馬鹿騒ぎが繰り広げられていた。
「どうでもいいけど、何をするにしても早く決めた方がいいんじゃないの?」
「そうですよ! 変な臭いだのなんだのはあとからでもなんとか出来ますし、今は急いで小学館に向かいましょうよ!
(というか、ただでさえ色々大変なのにこれ以上面倒なことはごめんだよ〜〜!!!)」
だが、えなりと東の比較的冷静な意見によって、

「東の言うとおりなのだわ! 声の正体を迅速に確かめてから小学館へ向かう!! それでいいんじゃなくって!?」
「探偵ごっこは漫画の中だけにしなさいよぉ、えばらぁ! そもそも声が聞こえたなんてのも錯覚じゃあないの?」
「えばらさん、今は謎の声とかよりも重要なことがあるっス!」
「そうそう、福地さんの言うとおりですよ!」
「今大事なのは、ゴミをちゃんと処理して山をきれいにする事っス!! そうっスよね、えなり君!!」
「ちがーーーう!! 違いますから!!」
……事態はさらに混沌とした様相を示し始めた。


(なっ‥‥何をしているんだっ‥‥!?)
相当な場数を踏んできた福本もさすがにこの狂乱は予想外だったらしく、ヘリを降りようとしたままの姿勢で固まってしまった。
(一刻を争う事態だということがわかっていないのか‥‥? ギャグやドタバタをやっている場合では無いというのにっ‥‥!!
くそっ‥‥!! どんな時でもユーモアを忘れないのは結構なことだが、これだから少年漫画家は扱いづらいっ‥‥!)
それでもとにかく事態を収拾させようと彼らの中に割って入ろうとして、再び福本の足が止まった。
ただし今度は放心によるものではなく、その逆、精神を一点に集中させている故である。
彼の耳が、葉擦れと喧噪の中からそれらとは明らかに異質な音を捉えていた。
136@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:36:21 ID:pxA2YO/O0
(草木が音を吸収してしまう上にあいつらがうるさくて非常に聞き取りづらいが、確かにこれは人間と犬‥‥恐らくは野犬の足音っ‥‥!
足音と言うよりは下生えをかき分けて走るときの音と言ったほうが正しいが、あいにくそれを一言で表現できるような言葉を知らないっ‥‥
犬のほうは‥‥最低でも五頭はいるっ‥‥恐らく十頭以上っ‥‥! 殺気立っているっ‥‥!!
人間は一人‥‥! 大方素人が粋がって一人で山に入ったか仲間とはぐれたかして、野犬の縄張りに入り込んだなっ‥‥!
馬鹿がっ‥‥! 山は‥自然はっ‥‥! 魔物だっ‥‥!! それを甘く見たお前が悪いっ‥‥!!
‥‥あのお人好しどもが助けに行こうなどと言い出してまた時間を無駄にする前に、さっさと退散‥‥! この場を立ち去るっ‥‥!)
微動だにせずそこまで思考した福本が「おいっ‥‥」とえなりたちに声をかけようとした瞬間、福本から見て前方左手、えなりの背後に密生していた葛の茂みから
青い塊が何事か叫びながら飛び出してきた。

「わあっ!! な、なん、なん、何だ!?」
混乱をどうにか収集させようとして結果的に火に油を注いでいたえなりは背後の茂みががさがさと音を立てていたのに気付いておらず、
突然の闖入者にいよいよ平静を失った。
「あーーーっ人がいたぁ!! 助かった〜〜〜〜!!!」
突如現れた青髪の少女がそう言ってとりあえず手近にいたえなりの背後に隠れたのにも殆ど気付かず、ただ何かしら叫んでいるっぽいのにだけ反応して頭を抱える始末であった。

「ほら千道!! 右の茂みから音が聞こえるのだわ!!」
「あらあ本当……。しょうがないわねえ、今回ばっかりはえばらの言うことが正しかったみたい。」
福地やえなりよりはまだいくらか冷静さを残していたえばらと千道は、福本の次に乱入者の存在を察していた。
「出てきたのだわ! 彼女が助けを呼ぶ声の主よ、間違いないのだわ!」
「あれえ……? あの子、どこかで見たような……。」
複雑に絡み合って天然の網を形成する葛の弦をかき分けながら脱兎の如く走り出てえなりの背後に隠れたのは、
腰まで届く青い長髪とどこか小動物じみた顔、小学生程度の小柄な体躯とフェティッシュな夏物のセーラー服――しかも非常に丈が短い――が
奇妙にアンバランスな印象を与える少女だった。

「だから福地、ちょっとは落ち着いて! ……はっ!? 何か来るわ!」
「山が温泉で温泉がね温泉が山して温泉なんっスよ! え?なに?」
この面子で唯一の純少年漫画家かつ非常な直情径行型の福地を相手に説得を試みる愚を東が悟り始めたころ、彼女も闖入者の存在に気付いた。
そしてどうにか正気に戻った福地は、少女を追っていたものたちが間もなくここに現れることを察知していた。
それは少女の怯え様からも見て取れる。
ところどころ枯葉や樹液にまみれながらもふわりと伸びた髪の中で一筋だけ重力に逆らうようにぴんと跳ねた毛が震えている。
小文字のオメガを想起させるどこか愛嬌のある口が空気中に放り出された金魚のようにあわただしく開閉している。
137@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:37:03 ID:pxA2YO/O0
「来るぞっ‥‥!!」
突然に現れた少女のために生まれた一種異様な緊迫しつつ弛緩した空気を、福本の短いが有無を言わさぬ強い声が書き替えた。
「来るって、何が……?」
「野犬っ‥‥! 野生化した犬の集団だっ‥‥!」
恐る恐る口を開いたえなりの問いに答えるように、福本が滔々と喋りだした。
「言っておくが、犬といってもジャーマンシェパードや柴といった、運動能力に優れかつ気性の激しい連中をベースにした雑種が大半を占めるっ‥‥
血肉の味と群れでの狩りを覚えたそいつらは、もはや狼といっても遜色がないっ‥‥!
そんな連中だっ‥‥!! そいつらが今の今まで追い掛けていた獲物を諦めて逃げ出すか、隙を衝こうと尾行でも始めるか、それとも人間相手に正面から突っ込んでくるか‥‥
お前達、どう思うっ‥‥?」

「言ってる場合ですか!? 吠え声が聞こえますよ! 突っ込んできますよおーーっ!!」
「突っ込んでくるのだわ!」
「うふふ……突っ込んでくるう……」
「そう、突っ込んでくるっス!!」
「そこをっ‥‥!」
福地が言うのとほぼ同時に茂みを飛び出して襲い掛かってきた一頭に福本がパンチを叩き込んで昏倒させた。
「ガツン‥‥! だっ‥‥‥!!!」
そして手近な石を拾い上げ、
「よく見ろ‥‥半殺し‥‥これが、半殺しだっ‥‥!!」
倒れたままの野犬の頭部に思い切り叩きつけた。
「いいか‥‥こいつらは、全殺し‥‥止めを刺せっ‥‥!!
残酷だと言うだろうが、傷を負った野生動物は凶暴になるっ‥‥!
そのままにしておけば、俺達ではない別の誰かが死ぬと思えっ‥‥!!!」

あまりに厳しい福本の言葉に少々意気を削がれもしたが、所詮漫画家からしたら野犬のたかだか十数頭などお話にもならない。
数分も経たぬ内に全滅させ、一応の埋葬までするほどの余裕があった。
「……で、君は誰?」
戦闘には加わらずにいたえなりが尋ねると、少女はいつの間に立ち直ったのかやたらと元気な調子で
「いやー助かった助かった。ホントもう駄目かと思ったよ、ありがと!」
などと喚きだし、一息ついてからこう名乗った。
「私は美水かがみ。漫画家だよ! コンゴトモヨロシク!」
138@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:37:51 ID:pxA2YO/O0
「漫画家ぁ!?」
「そ、漫画家。コンプティークってとこで、『らき☆すた』ってのを描いてるよ。最近アニメにもなったんだ。よかったら見てね!」
「ああ……聞いたことあります。結構評判いいらしいですね。(っていうかあれ原作あったんだ……)」
相手が漫画家とわかったとたん少々露骨にえなりの態度が変わったが、まあある程度は仕方がないだろう。
「ところで、君たちは何てーの? 見たとこ君以外はみんな漫画家っぽいけど。」
「ああ……あっちの小柄な人形二人が江原渋子さんと千道万里さん。二人でPEACH-PITと言うそうです。
その隣の女の人……女の子? が東まゆみさん。僕と……えーっと、…上手く説明できないからいいや。」
「なんだい、気になるじゃないか。もしかして恋人とか?」
「間違ってもそんなんじゃないです。で、左にいるバンダナをした人が福地翼さん、顔に傷がある怖そうな人が福本伸行さんです。」
「ほうほう、なかなかそうそうたる面々じゃあないか。そんな人たちと一緒にいる君は何もんだい?」
「えーっと、僕は……えなりです。作者の怠慢でそれ以外の名前はないの。職業は一応ロックバンドのボーカルをやってるんですけど(長いので略)」

と、いきなり美水が吹き出し、堰が切れたように笑い出した。
「な、なんですかいきなり!」
「えなり? えなりぃ!? え・な・りいいぃぃ!!?
いやいやいやいや、ないないこれはないって。どう見てもえなりって顔じゃないもん。もっとカズマとかタイキとか……」
「僕はトリーズナーでもアンデッドロンリーウルフでもありませんから! それとその笑い方なんか腹が立つんですけど!!」
「いやーごめん。でも名前って大事だよ? 名は体を表すともいうしさ。挿絵のない小説じゃあ特にね。
それをえなりじゃあどうしても『あの顔』が浮かんじゃうじゃん。
うーん、ラルバ村の焼け跡や海底神殿に行くにはシルバードもマーメイドハープもないし、ダーマ神殿のある中東・チベット近辺は最近物騒だし、
そもそもFC版準拠だったら改名できないし……やっぱり竜の首コロシアムだね! 大丈夫、サボテンダーはスナイパーアイがあれば倒せるから!」
「言ってる意味がまったくわかりません!!!
だいたいこの名前は旧版からの伝統ですし、厨房除けの効果もあるんですよ!!
そんなに変更したかったらテキスト形式で保存してからテキストエディタの置換機能を使えばいいでしょう!?」

書いている本人にもわけがわからない不毛な言い争いは、しかしえばらと千道により遮られた。
「名前なんてモノの本質を示すには至らない些細なものなのだわ。」
「でも同時に必要なものでもあるから、大切にしたほうがいいけれどねえ。」
「あっ、えばらさんに千道さん、助かりました。美水さんをなんとかして……?」
えなりの言葉が途中で止まったのは、PEACH-PITの二人がまるで敵を見るときのようなとしか形容しようのない目で美水を見ていたからであった。
「あなたはだぁれ? 自称美水さぁん……。」
139@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:53:47 ID:pxA2YO/O0
「え? なんのこと?」
「とぼけても無駄なのだわ! ……私たちの描いてた『ローゼンメイデン』も結構同人業界では人気があって、
中には年齢制限かかること間違いなしの本を作者の私たちに送ってくる命知らずも何人かいたのだわ。」
「その中に、あなたの『らき☆すた』ものを一緒に描いてた人も、私たちがそれに興味を持つぐらいいたのぉ。」

※この物語はフィクションであり、全ての台詞および出来事は作者の想像によるものです。

「そしてねえ、美水かがみは男で間違いないんだって。」
「お前はどう見ても女なのだわ!! この名探偵えばらの目はごまかせないのだわ!! おとなしく正体を現しなさい!!」
ここまで二人に一気にまくし立てられて、当の美水はもとより端で聞いていたえなりや福地までも唖然としていたが、
しばらくの沈黙の後、美水が静かに語り始めた。

「確かにこのスレでは『漫画家は一部本人のキャラ立ちが凄かったりする場合を除き、性別の合致する自作のキャラをモデルとする』という不文律があるね。
でも、私が現実世界と同じように男の姿を取ったとして、だよ。
誰をモデルにすりゃあいいのさ。
犯罪気味ロリコンなこなたの父親?
後書きページの猫っぽい生物?
それとも作品の傾向からプロファイリングしたステレオタイプなオタク青年?
ほら、ろくなのがいないでしょ?
これじゃいまいちイメージが沸かないでしょ?
沸いたとしても一発ネタで終わっちゃうよ。
だから、私は女――
泉こなたのキャラ、ポジションにいる方がこのスレ的にいいと思うんだよ。」

「お、思いっきりメタ的な視点で語ったわねえ……。」
「……とりあえず、今のところは信用してやるのだわ……。」
美水の大演説に、何となくえばらも千道も毒気を抜かれてしまったようだ。
「そういえば、昔の私は特にキャラが立ってるわけでもないのにモデルがいなかったなあ……。」
「オイラはなんでモデル主人公じゃないんっスかね? 植木モデルって扱いにくいっスか?」
他の面々も何やら己を鑑みたりしている。
「ククク‥‥なかなか話術の上手い嬢ちゃんだ‥‥。」
「っていうかこの演説って思いっきり旧15部104の丸写しじゃないですか!!」
140@n H@ppy Choice:2008/08/09(土) 08:54:35 ID:pxA2YO/O0
そんなこんなでだいぶ遅くなってしまったが、ようやくえなり達一行は小学館へ向かうヘリコプターに乗り込んだ。
場面転換が唐突すぎるがここは気にしない方向でお願いします。
ちなみに美水は戦闘能力がほぼ0であり、これからの戦いには付いて来れないだろうということで事情を説明して麓の街まで送
ろうとしたが、本人が根拠不明の自信を持って同行を強硬に主張したためヘリに乗っている。
これについては特に福本が強く反対したが、結局少女のわがままというのは通るものであると全員が思い知らされる結果となった。
(少女なのは見た目だけのような気がしないでもないが。)

そして彼らは、一路小学館へ向かう。

                     To Be Continued...

――――――――――――――――――――――――

「はーーい! 今回初登場の美水かがみだよー! cv平野綾らしいよ? 中の人は声優に疎いらしいよ?
原作の読み込みが足りなくて口調が変かもしれないけど、あくまで泉じゃなくって美水だって事で許してね。他の漫画家さんたちもそうだけど。
というわけで、今回は慣れないギャグ編で大変苦労したと中の人が言ってるみたいだけど、どうだったかな? ご意見・ご感想お待ちしてまーす!


さーて、来週のえなりの奇妙な冒険は―――

たいへん! 小学館が秋田書店っぽい連中に襲われてるっちゃ!
留美子さんや藤田君も苦戦してるし、サンデーが危ない!
そこに現れたのは長谷川裕一君と、なんと安彦良和さん!
二人の助けを借りて、反撃開始だっちゃ!
って、うちらの出番はどうなるっちゃ!? 福地君、急ぐっちゃ!

次回、
『掟破りの大乱入!? 小学館に嵐吹く!!』
で、会うっちゃ!


………って、文じゃなくて綾だって!!」