争乱への突入前後から河下株が俺の中でストップ高なんだが。
旧版ともまた違う小悪魔ぶりが実にいい。
一方、岡田との戦闘に勝利したえばらと千道は屋上へと続く階段を上っていた。
千道がえばらの手を取り、半分は文字通り飛んでいる状態だ。
そのとき、この2人も小宇宙(コスモ)を感じ取った。
「この感じ、あの車田のじゃない!?」
「そのようね。ここ以外でも運命は動いているようなのだわ」
「もっとゆっくりできなくなったわね。あの木刀男だって感じ取ったはずよ。
どんな行動に出るか分かったもんじゃないわ」
「指輪はあるから、まだやられてはいないのだわ。でも、それも時間の問題ね」
余談だが、彼女たちは福地と東の存在をまだ知らない。
「(一体何なんだ、ありゃ?)」
屋上で繰り広げられる戦いの蚊帳の外にいた福本だったが、遠くから飛んでくる物体に気づいた。
飛行機にしては小型で、ヘリにしては静か過ぎる物体。
「(あれは……まさか!?)」
恐れていた事態に気づいた瞬間、物体から何かが迫ってきた。
超長距離瞬動術――マシンを足場として藤真が跳んできたのだ。
野太刀「夕凪」を腰に提げ、間違いなく福本へ一直線。爆発のような大音量で
他のメンバーが気づいたときには遅すぎた。――えなり以外には。
東は漫画家としては弱くとも、武器としては心強い。
まして今の形態は最速を誇るレヴェリー・メザーランスモード。えなりは十分に間に合う。
「さっきの通りに謳えばいいんだよな?」
『そうよ! あの謳なら今の状態でも発動できるから!』
「なら行くぞ!」
――集(うごな)わり
強り奔らせ 白白明けと
朧なりに いめ通わん!!――
――南風の弦(ノトスコード)!!!――
謳とともにえなりの周りに風が吹き荒れ、その流れが剣を伝い勢いよく放出される。
その力により着地寸前の藤真をなんとか吹き飛ばすことが出来た。だが藤真も体を捻り、
なんとか屋上に着地した。
「何なんだお前は! 何をしにきた!?」
えなりは藤真に問いかける。彼は仕方がなしに名乗った。
「我が名は藤真拓哉。赤松様の命により、裏切り者、福本伸之を抹殺しに来た」
「裏切り? まさか、福本先生の行っていた仕事って……」
福本は短く、小さく笑うだけだった。決してえなりに答えようとはしない。
「抹殺だとぉ! ふざけるなよお前!」
そこに由利が割って入ろうとする。彼の怒りは顕著なものだった。
「俺は車田様から命を受けてきたんだ。他の奴が横取りすんな!」
「貴様の都合など関係はない」
「んだとぉ!!」
このとき、福地は好機を見出した。由利の意識が乱入者の方へ向きかけている。
誰にもばれぬように静かに両手を合わし、数本のチョークを取り出した。
「悪いけど、吹っ飛んでもらう(・・・・・・・・)っスよ!!」
――“チョーク”に“弾(はじき)”を加える能力――
チョークの先端を静かに当てる。するとどうだろうか。まるで
ダンプカーに撥ねられたような衝撃とともに吹っ飛んだではないか。彼はそのまま屋上から落ちていった。
「3人とも、ここからトンズラするっスよ!!!」
その掛け声を合図に、えなり達は隣のデパートへと駆け出した。
「逃がすわけにはいかないな」
藤真も追いかけようとするが、えなりと福地の攻撃で足止めを食らう。
「でもどうすんだ? 橋はアレ一本しかないぜ」
「無いなら作るまで!」
福本の問いに答えると、福地は自分の髪の毛を数本毟った。
「“ゴミ”を“木”に変える能力!」
髪の毛は大木になり、それらが絡み合って橋を作り上げる。渡るのに幅は申し分ない。
3人は全速力で渡るが、藤真も後ろに続いていた。それを見た福地は、
2人が渡りきったのを見計らい、木に付いている葉を一枚毟り取り、橋に押し当てる。
「レベル2“回帰(リバース)”!!」
大木はただの髪の毛に戻る。間一髪、渡りきれていなかった藤真は一瞬の浮遊感を味わった。
「なっ……」
哀れ彼は、地面へ真っ逆さまに落ちていった。
と、屋上に登ってくる人影があった。丁度着いたえばらと千道だ。
彼女たちは福地を見るや、声を荒げて聞いてきた。
「なっ何者なのあなたは!? 2人に何するつもりなの!?」
「ていうか、えなり、何なのよその剣は!?」
「2人とも落ち着いて下さい。この人は敵じゃありません」
「詳しい話は後っス。今は脱出するっすよ」
福地は素早くヘリコプターを実物化し、えなりはなんとか
PEACH‐PITの2人になんとか乗るよう説得した。
こうして彼らは、戦場と化していた○○デパートから脱出したのだった。
福本が離れたことで、能力により底なし沼になっていた地面は元に戻る。
だがその結果、沼に沈むことになった由利は、首だけ出して生き埋め状態になっていた。
「畜生、車田様に顔向け出来ねぇよ。小学館の漫画家相手に不覚はとるし、岡田はどっか行っちまうしよ」
一人悲しくぼやきながら、なんとか出られないものかと模索していた。
一方藤真は、埋まった割合が少なかったからか、自力で土中から出ることが出来た。
「逃してしまったか。まあいい。あいつらが何処へ行くのか探ってみるか」
彼は懐から、一枚のカードを取り出す。それは『ネギま』でも最近登場したカード。
「アデアット、“渡鴉の人見(オクルス・コルウィヌス)”」
――渡鴉の人見(オクルス・コルウィヌス)――それはカメラを搭載した浮遊する6体のスパイゴーレム。
超々遠距離まで情報収集が可能な代物である。
彼は6体を散らし、えなり達が何処へ行くのかを探索する。目的は唯一つ、
赤松等に有利な状況を作る為。古今東西、戦争を勝するのに必要なもの、それは情報であるから。
To be continued
・結局一人も死ななかったり。予定が狂ったよ。
・悪女は嫌いです。でも小悪魔は大好きです。
・手代木生きてたら、リアルであの3人技できるよな。
・桃種連載には間に合いそうだ。
これでえなり達も集結か。…まぁ何と言うか独特なメンツだよなぁ。
どう動いていくかは楽しみだ。
そして首まで埋まった由利だが
・岡田が助けに来る→生き恥を曝すのも辛かろう?助けてやるよ→聖剣抜刀→死
・手代木が(ry→超ローアングルちちしりふともも→無言でエクスカリバー→死
そんなしょーもないネタが浮かんだ。二人共いなくてよかったのぅ、由利。
・まあとりあえず由利は退場扱いでもいいんじゃないか?死んでないけど。
・以下同文につき省略します。
・!を使おうってのか……。でも現状で使うほどの相手いるかな。
・俺も早く続き書こう。
ジャンプで鳴らした俺たち特攻部隊は、サイレントナイト翔を切られ集英社に監禁されたが、
飼い殺しを脱出し地下に潜った。しかし、地下でくすぶってるような俺たちじゃあない。
筋さえ通りゃ金次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち特攻野郎、神輪会!
俺は、リーダー車田正美。通称車田兄貴。見開きと小宇宙の名人。
俺のような天才漫画家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。
私は手代木史織。通称星矢LC。自慢の車田LOVEに、読者はみんなイチコロだ。
リスペクトかまして、普通に可愛いアテナ様からやたら格好良い蟹まで、何でもそろえてみせるぞ。
よぉお待ちどう。俺様こそ由利聡。通称風魔。
漫画家としての腕は天下一品!休載?再開未定?だから何。
岡田芽武。通称エピソードG。描き込みの天才だ。毎月何Pでもドス黒く描き込んでみせらぁ。
でも影技だけはかんべんな。
俺たちは、道理の通らぬ少年誌に敢えて挑戦する、頼りになる神出鬼没の 特攻野郎、神輪会!
助けを借りたい時は、いつでも言ってくれ!
車田 「そんな事を公言していたら、REDの編集長から萌え漫画なる物を描いて来いと言われた。」
岡田 「………」
車田 「だが俺はそんな女々しい物は描いた事が無ければ、描く気もさらさら無い。そこでだ。」
岡田 「………」
車田 「岡田、お前が描け。」
岡田 「………!」
車田 「返事。」
岡田 「……ハイ。」
車田 「声が小さい!」
岡田 「ハイッッッ!」
車田 「良し。では俺は銀座で飲んで来る。原稿は俺が帰って来るまでに上げろ。いいな。」
岡田 「ハイッッッ!」
岡田 「…と言う訳で先生の手前、萌え漫画なる物を描くってのを引き受けたンだが
何せ俺も俺で、今まで男と男が熱い血を燃やして拳で語り合う漫画ばかり
描いてきたから、どういうのが萌えってのかさっぱり分からねぇ。」
由利 「…影技の主人公は女だろうが…声は…林原めぐみ…」
岡田 「俺の中ではアイツは男だ。で、お前、萌えってのが何か教えてくれねぇか。
由利 「…そんな物…自力で描れ…」
岡田 「以前我流でやった(
>>347)ら担当にブン殴られたンだよ。」
由利 「…どっちにしろ…車田兄貴アシで…3日…徹夜明けの…今の俺じゃ無理だ…」
ゴ ッ
岡田 「漫画家に無理なンて言葉は有り得ない!…って、おい。」
由利 「………ゴフッ」
岡田 「おぉ、生きてたか。なら萌えについて教えろ。」
由利 (ガクッ)
岡田 「おっと、気絶したか。仕方無ぇ、それじゃ次だ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
手代木 「フフーンフフーン♪ペーガサスファンタジーそうさゆーめーだーけはー♪」
ジリリーン ジリリーン ジリリーン
手代木 「ハイこちら手代木。」
岡田 「よぉ、手代木。俺だ、岡田だ。」
手代木 「忙しい。切るぞ。」
岡田 「まぁ待ちな。車田様がお前さンに用があるって…」
手代木 「 !! 」
岡田 「ちょっと仕」
ヒ ュ ン !
岡田 「何だ?」
手代木 「愛しの車田様!貴方様の愛弟子手代木史織、直々のお呼び出しを賜り
真っ先に馳せ参じました!さぁ車田様!私めに何なりとお申し付けを!
…っておい、岡田。」
岡田 「あン?」
手代木 「私の…私の車田様は?」
岡田 「ここにゃ居ねぇよ。銀座で巨乳姉ちゃん侍らして酒でも喰らってるンじゃねぇか?」
手代木 「そうか。」
岡田 「ってか何だよお前それ。忙しいくせに完璧にメイクしてきぶべりうおおk@!」
手代木 「………」
岡田 「止めろオイ手代木!痛ぇ!痛ぇよオイ!無言で蹴るな!止せってぶいおjp:いおh!」
30分後
岡田 「…手加減って物を知らねぇのかよ、手代木。歯ぁ欠けちまったぞオイ。」
手代木 「うるさい。今度やったら蹴り殺すぞ。で、何の用で私を呼び出した、岡田。」
岡田 「あぁ、車田様が萌え漫画描けって言われて(中略)。」
手代木 「なら最初からそう言え。私が手本を見せてやる。」
岡田 「お前が?」
手代木 「あぁ。妹系美少女キャラから幼馴染系、ダメ男を彼氏に持つ年上のお姉さんまで…
信じて無いな。相変わらず失礼な奴だな、岡田。」
岡田 「まぁな。特に妹系はお前だとキッツイだろ。」
手代木 「なら見せてやる、私の本気をな。…服装はそうだな、制服に体操着、スクール水着…」
?? 「起きろ、岡田。」
岡田 「!?…その声は!」
車田 「状況を考えろ、岡田。今はこんな辺境の時空で馬鹿な昔の出来事を夢に見ている場合か。
状況も把握できず勢いのみで突き進むからあの程度の雑魚にも不覚を取る。」
岡田 「く…車田様ぁーっ!申し訳ありません!」
車田 「次はこのような無様な真似は許さん。覚悟しておけ。…分かったら戻るぞ。
そろそろ板垣の方もケリがついた頃合いだろうしな。」
岡田 「か、畏まりました!…!?…ところで車田様、その聖衣の右肩の部分ですが…!」
車田 「あの男の最期の小宇宙の痕跡だ。」
ワロタwwwなんという和みwww
491 :
板垣×三浦戦:2008/04/09(水) 00:19:56 ID:1TraPn0D0
ビルの屋上から凄まじい勢いで、途方も無く巨大な剣を上段に振りかぶった
禍々しい漆黒の甲冑が板垣に飛び掛ってきた。
その甲冑が振りかぶる大剣は剣というには無造作に大きすぎる、まさに鉄塊で
高所からの加速を加えたその一撃には間違い無く全てを粉砕する威力があった。
オーガ
さすがの「 傀 」、板垣恵介もコレを生身で受ける事は確実に無理と判断して
まずは間合いを取ろうと甲冑の上空からの一撃を後方へ大きく飛び退き避けた。
甲冑の振り下ろした剣は板垣が一瞬前には存在していた空間を抜けて
コンクリートの地面に盛大な地響きと衝撃音、破壊音と共に叩き付けられた。
その衝撃は凄まじく、地面には一筋の太く深い亀裂が刻まれた。
「チッッッ!」
後方へ飛び退きながら、板垣はこの非常識な状況を分析する。
あの甲冑、ビルの屋上から馬鹿デカい剣を全く減速しないで叩き付けて来た。
避けられた後の隙や損傷を全く無視した、無謀な一撃必殺カミカゼ戦法だな。
余程俺を今回の襲撃でブチ殺したかったんだろうよ。その意気は認めてやる。
だがその手のは避ければこっちの物だ。あれだけの衝撃なら常人なら即死、
プロの格闘漫画家でも全身骨折は間逃れ…馬鹿なッ!有り得んッッ!
確かにかの板垣でさえも想定外の事態であった。
そう、地上10数メートルのビル屋上から合計数百キロの甲冑一式に大剣を装備して
直接コンクリートの地面に全く減速せずに一撃を叩き付けた男が即座に立ち上がり
あまつさえ全速力で追撃をかけて来るという事態は。
「ガアアアアッッッ!」
板垣を再び間合いに捉えた甲冑が獣の如く吼え、その振りかぶった得物を
横薙ぎに豪快に払った。刹那、骨の砕ける鈍い音がした。
登場人数:0
退場人数:0
現在の人数:55?/60
492 :
板垣×三浦戦:2008/04/11(金) 20:58:39 ID:dqq097n10
ヨクサルは板垣にビルの壁に叩きつけられた状態のまま、先程からの
板垣と三浦の攻防の一部始終を見ていた。
先手を取ったのは三浦だった。
板垣が俺を仕留め損なった事への屈辱と怒りで若干周囲への注意が乱れた
丁度その瞬間を見計らって、三浦は無言で上空から超威力の攻撃を仕掛けた。
流石の板垣もその威力は防御不能、かつその状況ではカウンターを取る事も
出来無い為に、一旦大きく間合いを取る事を選んだ。
普通に考えればそれが正解である。奇襲、それも上空からの奇襲に対しては
まず間合いを取り、ある程度安全を確保した上で状況を把握するのが望ましい。
板垣もその定石に従って、まず三浦から距離を離す為に出切るだけ大きく、
少し体勢を崩しながらも後方へと跳んだ。
だが、それは三浦の目論見通りだった。
普通ならば一対一の格闘戦で上空からの奇襲を回避された相手が瞬時に
追撃し得る事はまずあり得ない。自由落下による衝撃は相手に命中しなければ
奇襲した本人に返り、そのダメージによりどうしても動きが制限される為だ。
ただ今回の三浦は違う。
身に纏った禍々しい獣の如き甲冑は三浦の痛覚を殺し、且つ落下の衝撃による
脚部の損傷は甲冑により強引に一時的に矯正される為、落下ダメージによる
身体能力の制限は一時的に無視され、迅速な追撃が可能となる。
あとは後方へ跳び退いて不安定な姿勢の板垣を、十分な体勢からこの大剣の
最も攻撃範囲の広く、回避の困難な横薙ぎで叩き斬ればそれで終わり。
確かに相手の手の先を読んだ、万全の戦略だった。
相手が「地上最強の生物」「巨凶」の異名を持つ板垣恵介でなければ。
493 :
板垣×三浦戦:2008/04/11(金) 21:30:48 ID:dqq097n10
板垣は後方へ跳び退いた足が地に着いた瞬間、地に思い切り身を沈めて
三浦の横薙ぎを避けると同時に、三浦の膝の関節を横から蹴り抜いていた。
板垣作品読者には分かる様に言うと、グラップラー刃牙の幼年編で
勇次郎が花山の両膝を一撃で完全に破壊したアレだ。
その時の花山と同様に、三浦の膝関節は鎧ごしながら完全に破壊され、
折れた脚の骨が鎧の隙間から痛々しくはみ出していた。
甲冑の為に苦痛を感じないとは言え、物理的な損傷で近距離で
一瞬とは言え動きを止められた状況は三浦にとって最悪だった。
三浦の大剣は超接近戦では威力を発揮出来ず、矢や火薬では
板垣のあの筋肉には殆ど意味を成さないだろう。
一方板垣は接近戦限定ならば集英社黄金期の漫画家達とも互角、
もしくはそれ以上に渡り合える程の実力がある。
故に今度は三浦が何としても間合いを取る必要がある。その為には
あの甲冑が脚を修復するまで何としても時間を稼がねばならない。
しかしどうやって?
( 俺 だ )
登場人数:0
退場人数:0
現在の人数:55?/60
まんまガッツvs勇次郎のイメージが浮かんだわ
そして実際にこうなりそうだから怖い
板垣の何が怖いって、ここまで強く書かれても納得できてしまうところだな。
三浦&ヨクサルでも勝つイメージがなかなか浮かばない。
496 :
三浦×板垣戦:2008/04/13(日) 14:01:08 ID:xcTHgP9U0
俺は体勢を崩した板垣へと渾身の力で大剣を振り抜いた。
この一撃で板垣の胴は泣き別れになる筈だった。
だがその瞬間、板垣が消えた。
正面左右には奴の姿は無い。
なら上か?下か?
その瞬間に脚に強い衝撃を感じた。
下か!
三浦が下へと視線を落とす。
その瞬間再び脚に強い衝撃を感じた。
野郎!俺の脚を!
幾らこの甲冑に強制的に外傷を補修する力があっても
完全に分断されてしまえば最早意味を成さない。
奴はその事を察知してか、脚を徹底的に攻めて来る。
このままでは拙い。脚を吹き飛ばされれば
その時点で一巻の終わりだ。
三浦は咄嗟に腰を落とし、大剣を右脚側面の地面に
深々と突き立てた。
これでまず変則的猪木アリ状態での板垣の脚への攻撃は防げ
「アホウがッッッ!」
板垣の右拳が咆哮と共に三浦の顔面に叩き込まれた。
板垣は二発目の右膝へのアリキック後に三浦が膝を防御する為
思わず右脚側面に大剣を突き立てたのを見逃さず、左腕と左脚、
右脚のバネで一気に立ち上がり、その勢いでガラ空きの顔面に
右拳を叩き込んだのだ。
不十分な体勢からの手打ちの拳とは言えそこは板垣、威力は十分で、
へし曲がり、歪み、潰れた甲冑の兜は三浦の視界を奪った。
497 :
板垣×三浦戦:2008/04/13(日) 14:38:47 ID:xcTHgP9U0
膝関節を手酷く蹴り抜かれた三浦の反応が苦痛ではなく、
驚愕のみ一瞬遅く示す物だった事から、板垣は全てを察した。
麻薬かドーピングか、それとも胡散臭い甲冑の為か分からんが
どうやらあのチャンバラ野郎は痛覚が死んでいるらしい。
成程、上空から奇襲かけた上で即座に追撃かけて来た時は
有り得ねぇと思ったが、痛覚が潰れているなら話は別だ。
…そういう下らん相手なら、それ相応のやり方があるんだよ。
もう一発板垣は三浦の脚へと蹴りを叩き込む。
どうだ。何処に何をされているか全然分からねえだろう。
苦痛を感じないって事はそういう事なんだよ。
見た所、胡散臭い甲冑には外傷を強制的に修復する
能力があるらしいが、そんなのも全く問題無い。
要はお前がボロ屑になるまで叩き殺せばいいだけだ。
さて次は…
その瞬間、三浦が右脚側面に大剣を突き立てた。
オイオイ、何をやっているんだお前は。
そんな安易に甲冑の防御力だの修復力だのに頼って
一番肝心の顔面の防御を空けるんじゃねえよ。
「アホウがッッッ!」
あのガラ空きで間抜けな顔面に一撃を叩き込んでやった。
この一撃は威力よりも視界を塞ぐのが目的でな、兜が潰れちまえば
視界はゼロだ。オマケに聴覚、嗅覚、触覚も甲冑で制限されて
痛覚も死んでるとなれば、この野郎は最早只の木偶だ。
全く、下らん奴を相手にした。もういい…殺すか。
(左腕…骨折、右腕…同じく骨折、肋骨…5本損傷か。)
ヨクサルは一人黙々と体の状態を確認していく。
(…両腕は使えるとしても1、2回か関の山か。)
勿論、三浦が板垣に蹂躙される様を平然と眺めている訳ではない。
だがヨクサルは今すぐに飛び出したい気持ちを必死に押し殺しながら
体の各部を確認していく。全ては板垣に勝つ為に。
(…待っていろ、三浦。)
各部確認が終わったヨクサルは
次に大きく深呼吸を始めた。
(今の俺にある武器は…この脚だけも同然か。)
大きく息を吸って吐き出す。
(丁度良い。)
その度に少しづつ空っぽの体に力が戻る。
(この程度の逆境なら…本宮先生と猿渡先生との
あの地獄の2週間で散々味わってきた。)
仕上げにもう一度大きく息を吸い込み
(感謝します本宮先生、猿渡先生…さて、)
もう一度大きく息を吐き出し
(勝つか。)
そして目を見開いた。
板垣が三浦を叩き殺そうとしたその時、後方に異質な気配を感じた。
あそこには確か先程のルチャ男しかいない筈だが…
板垣は状況を確認する為、一瞬で三浦の両膝を正面から蹴り抜いて
逃げられないようにして、かつ地面に突き立てた大剣を握る右手の
拳に爪先を叩き込み指を粉砕し、反撃を封じてから背面へ首を向けた。
登場人数:0
退場人数:0
現在の人数:55?/60
499 :
まとめ:2008/04/13(日) 15:49:09 ID:xcTHgP9U0
・何か自分で書いてて格闘バカの板垣を妙に強化し過ぎたような気もしたが
まぁ、今の状況は初代ストUで他キャラがザンギに端に追い詰められた
みたいな状況だからこうなってると言えば納得してくれるかな。ダメかもな。
・そろそろ次スレとか考えるべきかな。
・まとめサイトやしたらば、まだ要らないよな。
・魔法や異能相手ならともかく、
格闘相手ならあれぐらい凶悪でいいんじゃね?
・次スレか……ホントどうしようか?
・まとめとかは次スレが終わったらで
というか、三浦が着けてる鎧調べたら、すごい物見たよ
なんつうアイテムだよ、アレ
・板垣は得手不得手がはっきりしてそうなイメージ。
でも同時に生身でガンダムとでもやりあえそうな気もするけど。
とりあえず現状描写に不満はないです。
・次スレは450KBか480KBごろがいいんじゃないかと思う。
・展開相談とかも基本的には本スレでいいでしょ。
ただこのスレが落ちた時には過去ログ倉庫とかが欲しくなるかも。
ここらで一回どのキャラが好きとかどの話がよかったとか言ってみるか?
書き手のモチベーションも上がるかもしれないし。
私はるーみっくわーるど発動のあたりと集英社襲撃あたりが好きだな。
あと、カヤの外の人らの会話が何か好きだw
俺はやっぱり
>>11-14だな。
最初は正直すぐに落ちると思ってたけど、あれを見ていけると思ったから。
あとは初期を引っ張ってくれた麻雀とかいい感じに気の抜けた講談社組&死者組あたりがお気に入り。
アカギ読んだことなかったから麻雀のことはさっぱりだったが、麻雀の話が渋くて好きだ
別に戦闘能力とか持っているわけではないのに、福本がかっこよすぎて惚れた
506 :
武勇:2008/04/20(日) 09:46:19 ID:QxnKrItW0
――亀裂が広がり、殻が砕け、あまねく地に武勇が広がる。
――始まりの書
現在の状況。
国会議事堂屋根に荒木、大川、いがらし。
大川といがらしが数メートル開けて荒木を挟んでいる格好だが、『キャッチ・ザ・レインボー・ジェントリー・ウィープス』により荒木優勢。
議事堂入口付近に皆川、猫井。
腕は互角だが、疲労と武器のリーチ差により皆川劣勢。
「ううっ……くっ!!」
鉄球が頭を掠めた。と思ったら鳩尾をめがけて向かってくる。それをかわしたら後ろから……
もう1,2分ぐらい避け続けているのに、一向に威力が落ちない。この男、本当の化け物か!?
まさか荒木の力がこれほどとは思わなかった。とりあえず炎を纏っているから雨粒は問題ないけど、鉄球をなんとかしないと根本的な解決にはならないわ。
それに私は能力を身に纏ったりするより派手に放射するタイプだし、今のやり方じゃあ消耗が激しい。
とにかくこのままではじり貧だ。なんとかしないと。……あれを使うか?
いや、駄目だ。あれは私達の目的を実現させるため、なくてはならない物。いくら荒木が相手だろうと、軽々しく使うわけにはいかない。
そう思っていたら、いきなり目の前に鉄球が現れた。
大川にはそう思えたが、実際は彼女の意識が『あれ』とやらに向いた一瞬に荒木が攻撃を仕掛けたのだ。
鉄球は大川から見て左側から飛んできている。このまま飛んだ場合は10センチほど前を掠めるであろう軌道だ。
それを最も近づいたとき固定した雨粒に叩きつけて大川へと軌道変化。それでとどめ。
「グッド!!完璧な『軌道』!『タイミング』!だッ!!
左眼窩から伝播する『回転』は『小脳』『大脳』を経由し『頭維』に抜け……
『頭蓋』!『脳髄』!!『脊髄』!!をシェイクしてドロドロのスープに変えちまうぜッ!!
勝った!!!頭をブッ飛ばすッ!!!」
荒木の勝利宣言が、大川にはひどく遠くで響いているように思えた。
そして鉄球が彼女の髪と並び、耳と、頬と、そして目の位置にまで飛び、――
507 :
武勇:2008/04/20(日) 09:46:41 ID:QxnKrItW0
――鼻。右目。頬。耳。そしてもはや完全に大川から離れ、致死の回転を秘めた鉄球はどこまでも真っ直ぐに飛んで消えていった。
「何……だと……」
荒木は自分の目が信じられなかった。あの状況で失敗など、ありえない。
空気を吸って吐くように、HBの鉛筆を指でベキッとへし折るように、スタンドは操れて当然なのだ。
視界もクリアだし、その他の感覚も全部まともだ。外す理由などない。
なら何故だ?奴らが何かしたのか?
あの妙な自信からすればありえない話じゃあない。だがどうやって?
疑問はまだある。『キャッチ・ザ・レインボー』自体は問題なく発動していることだ。
スタンドの発現自体を禁じるならともかく、能力だけを封じるというのも変な話だ。ましてやこの雨の中で。
瞬間、荒木の視線は上方へ飛んだ。
『クリアな視界』『「キャッチ・ザ・レインボー」は発動中』『雨』。推測するには十分だ。
「なるほど、『キャッチ・ザ・レインボー』は雨粒を武器とする。
なら僕に武器を与えなければいい……というわけだ。」
彼の目に映っていたのは、いがらしを中心とした透明な幕のようなもの。
それは水だった。いがらしが『水(ウォーティ)』のカードにより作り出した疑似天井が、雨を荒木と大川の周囲から閉め出していた。
「どうかしら、荒木先生? 確かにあなたの言う通り自然現象そのものを操るほどの力はないけれど、この程度なら私の力だけでも出来るんですよ。」
そういったいがらしの顔は、とっておきの悪戯が成功した少年のようだった。自失を装い、最高の効果を上げられるタイミングを狙っていたのだろう。
荒木の全身に怒気が満ちる。必勝の策を破られた恥辱、そして有頂天となり術の発動に気付かなかった自分自身への怒り。
その他様々な感情が一度に噴出し、彼は衝動に突き動かされるようにいがらしへと走った。
だが、いがらしはあくまで勝ち誇った笑顔を崩さない。
「無駄よ、荒木先生。確かに今私は水(ウォーティ)の維持に力を注いでいるから、防御も反撃もできない。
波紋なり何なりを使えば私は倒せるかもしれないけど、でもそこまでよ。」
何故か? 今ひとつの陰が荒木の背後から迫っているからだ。
「よくやったわよいがらし! あとは死なないように気をつけなさい!!」
大川である。
「たとえいがらしを倒して水を強制解除させたところで、雨が私たちに届くより先に私の炎があなたを灼く!!
あるいは標的を素早く私に切り替えたとしても、今度はいがらしの水があなたを貫く!!
これで……チェックメイトよ!! あなたに敬意を表して『「一手」遅かったな……』とでも言おうかしら!!?」
508 :
武勇:2008/04/20(日) 09:47:13 ID:QxnKrItW0
絶対的優勢が一転、今や荒木は窮地に立たされていた。
『キャッチ・ザ・レインボー』は封じられ、『鉄球』は二つとも手元になく、その上『挟み撃ちの形』。
どう考えても絶望的な状況である。既に勝敗は決したと言い切ってしまっても問題ないであろうほどだ。
だが、それでも彼は止まらない。真っ直ぐに、いがらしを目掛けて拳を叩き込む。
荒木のパンチは、正確にいがらしの心臓へ向けて放たれていた。
さらに手が電気を帯びているように見えることからすると波紋を纏っているに違いない。
間違いなく当たれば致命傷だったが、それはいがらしの左胸に軽く触れる程度にとどまった。
「ぐ……はぁッ!!!」
しかしそれでも波紋は人体を伝わり、全身に甚大なダメージを与える。
さらに魔法を使うための精神集中が乱され、逆流した魔力がいがらしの体力を容赦なく削り取った。
「お……恐ろしい……荒木先生、私はあなたが怖い…!!
その『知』と『力』の全てが……敵にして、初めてわかるわ……!!!
でも……もう遅いわ。大川さんの手がとどいたのがわかるでしょう?私を撃ち抜くはずだった手が止まった理由……!!!
すでに!! あなたの敗北は…決定されているのよっ!!!」
地の底から絞り出すような呪詛にも似た言葉を吐き、いがらし寒月は糸が切れたように崩れ落ちた。
そして最後の言葉が示すとおり、もはや荒木の命は風前の灯火。
「残念だったわね、私が間に合っちゃって。
あの程度じゃあいがらしは死なないわ。『せめて一人でも道連れに』と思ったんでしょうけど、無駄足ってわけね。」
大川の掌が荒木の右肩に手形を付け、肉の焼ける不快な臭いを放っている。これが荒木の拳を止めたのだ。
手は炎を内包し、それ自体が熱を持っている。このまま能力を解放するだけで荒木は一塊の灰と化すだろう。
「もう一度言うわ。『一手』遅かったわね。……さようなら!!!」
509 :
武勇:2008/04/20(日) 09:47:39 ID:QxnKrItW0
「………ああ、その通りだとも。アリーヴェデルチ(さよならだ)。」
大川の炎は放たれなかった。手は遮るものがなくなって再び降り出した雨に打たれ、急速に熱を失っていく。
「な……なに……? 何が…起きたの……?」
肩に奇妙な感触。ついで異物感。その次に痛みが襲ってきた。
「いや、一つ訂正しておこう。一手遅れてなどいない。ちょうど王手詰み(チェックメイト)だ。
まあ、これは君たちが『一手遅れた』と見ることもできるかな? ……どう思う?大川君。」
「う……うわあああぁぁぁぁっ!!!!!」
言葉にならぬ絶叫。それが何よりも雄弁に大川の思いを表していた。
「そう、まさにそいつが僕の聞きたかった答えだ!!」
荒木の言葉に呼応するように、大川を打ちのめしたものが荒木の手に飛んだ。
独特のポーズで見せつけるように受け止めたため、大川にもその正体が知れた。
「て……『鉄球』………!?
そんな…馬鹿な……ありえ…ない……!!!」
それを最後に、大川七瀬の意識は闇に落ちていった。
――荒木は一つ目の鉄球も『キャッチ・ザ・レインボー・ジェントリー・ウィープス』に組み込んでいた。
豪雨による視界の悪さと激しい雨音がCLAMPの発見を阻み、相当遠くでループ構造を組んで待機させていたことでいがらしの天井にもかからなかった。
あとは適当なところでループを解除、数刻前までの荒木と同じく有頂天になっていた大川に叩き込んだ――というわけである。
荒木の悪魔的頭脳、狡猾なまでの機転、そして最高のタイミングを見抜く眼。
全てが大川といがらしのそれを上回っていたということだろう。
さて、これで議事堂上空での戦闘は一応の決着を見た。
では次は議事堂入口付近での戦闘、皆川対猫井に目を向けてみよう。―― To Be Continued...
青山 …そうか、ああ…せや。…ん。ああ、じゃ、切るで。
ガチャン
山根 今回の電話は何だ?少し顔色が優れないようだけど。
青山 …ちょっと前に講談社の星野とさいふうめいが殺られたんや。
どうやら同じ講談社の連中の手でな。
山根 また内ゲバ?
青山 多分な。あのラブコメ野郎がちょっと前に佐木だの藤沢だの
馬鹿ヤンキー共を追い出して暫くゴタゴタしたのは知ってるやろ。
山根 まぁね。
青山 で、それが収まったと思いきや今度はコレや。
あの2人以外に福本の野郎にも刺客が来とる。
山根 成程。今度は自分の所のギャンブル連中が標的という事か。
何とも落ち着きのない事だね、あのラブコメ男も。
そこまで彼は自分の同僚が信じられないのかな?
青山 さぁな。
山根 それとも何か拙い秘密でも握られたとかね。何れにせよ嫌な話だ。
青山 …人殺しの話は常に嫌なモンや。
山根 …青山先生?
青山 …さ、仕事に戻りや。無駄口叩いてる暇はあまり無いで。
山根 …ああ。
青山 ………
山根 ………
青山 (あの2人も殺られたか。これであの時の生き残りも…)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 回 想 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
青山 どうも初めましてぇ〜。ワイ、「バード」「ガチ」の青山広美ですぅ〜。
編集長 フハハハハハ!秋田書店へようこそ青山広美!
さて早速ですまないがキサマに一つ仕事を頼みたい!
青山 ハイ、喜んで!…で、どない仕事でっか?
編集長 ハーハハハハ!内容確認前に承諾とは頼もしいな青山!
素晴らしい!これこそ漫画家のあるべき姿だッ!
青山 (何かけったいなヤツやな。…やっぱり竹の方がマシか?)
編集長 さて、貴様に頼む仕事はこれだッ!
青山 えー、何々…「四大少年誌合同麻雀大会」でっか。これに参加しろと。
(ケッ!ガキの使いでもあるまいし!下らん仕事や!)
編集長 これは四大少年誌の面子を賭けた大会でな、負ける事は死と同義と思え!
青山 はぁ。
(ヘッ!ワイを誰やと思っとる!ワイはギャンブラー青山、
素人共とは比べ物にならない修羅場を潜り抜けてきた男や。)
編集長 参加者はこの8人だ!よく対策を練っておけ!
集英社 本宮ひろし、甲斐谷忍
小学館 能條純一、天獅子悦也
講談社 福本伸行、星野泰視&さいふうめい
秋田書店 青山広美、大和田秀樹
青山 モッ!モギィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!
編集長 事前に他社からの襲撃も予想されるのでな、護衛もつけておいた。
紹介しよう!「地上最強の生物」板垣恵介!
板垣 よぉ、ジジイ。テメエがまだくたばってねぇとはな。
編集長 フハハハハ!お前も相変わらずで何よりだ!さて板垣!
お前はこの男の護衛に当たれ!襲撃者は殺しても構わん!
板垣 あぁ。で、コイツが逃亡しようとしたらどーするよ。
編集長 殺せ!
青山 ノッ!ノォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 回 想 オワリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
青山 (…こうして少なくなればワイがギャンブル漫画のトップを取る事も
夢じゃなくなってくる訳や!いいで赤松!とっとと福本も殺りや!
グフフフッ…エフッエフッエフッ!)
山根 …なぁ、青山先生。
青山 …な、何や!
山根 今、何か良からぬことを考えていなかったか?
青山 …き、きき…気のせいや!とっとと仕事に戻らんかいクソガキ!
山根 そうか。
青山 …全く!余計な詮索はするモンやないでクソガキ!
山根 そうだな。
登場人数:0
退場人数:0
現在の人数:55?/60
・編集長のモデルはハゲ。
・どう考えてもマトモな麻雀をする気が無ェ秋田書店。
・天獅子先生の龍虎シリーズ復刊してくれないかな。
いい加減渡鬼終われ。
荒木はCLAMPに、勝利。大川はリタイアか?
そして青山、お前……
>>504 俺最初の桃種書いた奴だけど、正直に言ってくれや
アレ、つまらなかったか?
青山もいい感じにアレだなあオイ。
ほんと島で松江名にしごかれてたのと同一人物には思えない。
>>514 いや、少なくとも俺はあれも十分よかったと思うよ。
>>504の考えはわからないけど、たぶん二人目の書き手ができたって意味じゃないか?
この手のリレー小説は構造的に結構な人数を必要とするものだし。
ただ正直、挙げてもらえたのは嬉しいけど昔のは今から見ると荒さが目立って恥ずかしい。
大川はどっちとも取れるようにぼかしておいたんで、次の人に任せます。
人の反響なんぞ気にしてたらこんなスレに書き込める物じゃない。
こんなのは好き勝手に書き散らしていいンだぜHAHAHA
そして麻雀はテキトーに嫌過ぎるメンツを出してみたが文章力がないから
自分には闘牌は書けん。が、天獅子先生はちゃっかり上位入賞して賞金で
銀座で遊んで気が何となくする(自分の中で天獅子先生はリアル安永プロ)。
そんな俺設定とチラシの裏。
何つー嫌すぎる面子w
しかし青山生き残ったという事は、伝説の青天井ワンツーが炸裂したのかな
桃種連載開始したな!!
安西もだけどな
安西の奴、漫画家としてはもう再起不能だと思ってたのに…
またヘブナーにとって充実した日々が始まりそうですね
鳥山の瞬間移動で、彼と和月の2人は即座に
許斐と車田の力が爆ぜた場所へと辿り着いた。
その瞬間、2人は驚くべき光景を目にした。
「…なぁ、和月。」
「あぁ、鳥山先生。ここには十数階建ての廃ビルが在った筈だ。
つい先程も航空写真で、少なくとも存在は確認してる。
だが、コイツは…」
2人の目前には廃ビルなど存在しない。
それどころか
「核?いや、コイツはそんな生易しい物じゃないなコイツは。
コイツは…いや、隕石が落ちたとしても説明が付かねぇ。」
そう和月が当惑せざるをえない光景が広がっていた。
それまで廃ビルが在ったらしき場所には文字通り何も無かった。
ジャンプの現役看板作家と黄金期看板作家の衝突である。
和月は建物が瓦礫の山と化している事くらいは予想していた。
鳥山は激闘の余波で一帯が灰燼と化していると予想していた。
だが状況は両者の予想を遥かに超えるものだった。
周囲への被害は比較的軽微で、少なくとも一帯の都市は消失しては無い。
だが建物の嘗て在った場所には瓦礫、いやそれどころか地面すらなかった。
只、とても深い、鳥山にも底が見えない位に深い穴が口を空けていた。
物理法則を無視し、膨大な力が極小な一点に集中された事が
ありありと示されるこの状況を見て鳥山は
「車田」
と、一声漏らした。
登場人数:0
退場人数:0
現在の人数:55?/60
・うん、やっぱり展開遅い。
・和月の口調とか少し変。
・安西のアレは、まぁノーコメント。
和月のキャラがあまり定まってないね
旧の頃はパピヨン+志々雄で、かなりキャラ際立ってたけど
523 :
小ネタ:2008/04/29(火) 09:38:57 ID:K/KSOrgT0
集英社と秋田書店の軍勢に偽装した講談社の衝突が続く中、
講談社の一角で一人の男がその存在を忘れられていた。
(…遅いなぁ。準備して待機って言うから待機してるのに
あれから何十時間経っても全く何もない。)
殺風景な部屋の中で彼は溜息をついた。
(…待機中の暇潰しだとアイツが置いて行ったモンハンも
いい加減飽きた…ってかモンハンって複数人プレイが
楽しいゲームなんだし、一人でやっててもイマイチ…)
その時、部屋の片隅の小窓が開いた。
見ると簡素な食事が盛られたトレーが置いてある。
(…この部屋は数時間おきに自動的に食事が出るみたいだから
餓死って事は無いけど…何というか味気ないんだよなぁ。)
数時間前と同じく彼は、のそりと食事のトレーを取りに行き、
あまり美味くないコッペパンに備え付けのマーガリンを塗って
もそもそと無言で食べる。
(…こういう所で食事に文句言っても始まらないけど、
このパンあまり美味しくないな。)
彼の名は安西信行。つい先程までは自分を見捨てた
小学館への復讐心に燃えていた男だった。しかし
(…もうどのくらい人とマトモに話してないんだろう、俺は。
昔はこうじゃなかったんだ。師匠がいて俺と雷句がいて、
あの変態に星野もいて、その他にも色々いて…
時々他の作家達も遊びに来て飲んで騒いで語らって…)
HIKIKOMORIっぽい時間が続いた為か今は少し情緒不安定だった。
殺風景な部屋の中で人知れず安西は昔を思いぽろぽろと涙を溢した。
これまでのあらすじ
講談社の洗脳を受けた小学館屈指の実力者、藤田和日郎を
同小学館の高橋留美子と椎名高志が激闘の末、何とか退ける。
椎名 「大丈夫ですか先生!藤田さん!」
留美子 「…正直、大丈夫とは言えないわ。久々に全力で闘り合ったけど
藤田君の技のキレは相変わらずね。かなり酷い目にあったわ。
…あ、いいのよ。藤田君は私が運ぶから。」
椎名 「いいんですか?体力の消耗は激しいはず…」
留美子 「いいのよ。その代わり移動手段は貴方に任せるわ…ところで。」
椎名 「あ、ハイ。」
留美子 「その手は…その指の動きは何かしら?」
椎名 「(検閲により削除)ですよ。」
留美子 「………!…………………?……………!?………………………!!!!!」
椎名 「さ〜っき言ってましたよねぇ〜る・み・こ・セ・ン・セ♪」
留美子 「い、いい、イヤねぇ。こんな所で何言ってるのかなぁ〜?ね、椎名君♪」
椎名 「…惚けても無駄ですよ!ぼかぁ!先生が(検閲により削除)って言うから!
必死の思いで!あのキ〇ガイ相手に!勇気を振り絞って!先生の為に!
そう!全ては先生の(検閲により削除)の!(検閲により削除)の為に!」
藤田 「噴ッ!!」
椎名 「ギャー!」
留美子 (藤田君!?)
椎名 「…今のは…藤田さん…意識が…戻っ…て…!?…イヤだ…それはイヤだ…!
ここでまた…逃…したら…また(検閲により削除)が…うやむやに…そんなの…」
留美子 (藤田君!いいタイミングで意識が戻って!)
「せっ!」
ゴ キ ッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜しばらくお待ちください〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
椎名 「う〜ん…あれ、ここは?」
藤田 「…気付いたか。」
留美子 「…良かった!大丈夫だったのね椎名君!」
椎名 「あ、ハイ。」
留美子 「もう!心配させないで!あれは無茶よ!」
椎名 「無茶…ですか?済みません。ちょっと藤田さんと戦っている
途中からの記憶が曖昧になっていて…」
留美子 「不用意に前に出過ぎて藤田君の攻撃を貰っちゃったのよ。
藤田君は普段の秋田書店の連中とは格が違うんだから
…気をつけなきゃ駄目なのよ!不用意な行動は命取り!」
椎名 「…済みません。」
留美子 「謝ればいいって訳じゃないの!一歩間違えば死んでたのよ!
…いい?椎名君。貴方は私の…私の、大切な仲間なのよ。」
椎名 「!」
留美子 「…貴方が死んだら…その…辛いじゃない。」
椎名 「…!先生…!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下 150行程 省 略 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
留美子 「…いい?椎名君が頑張ってくれるのは嬉しいけど、
これからはあまり無茶しちゃ駄目よ…約束して。」
椎名 「ハイ!先生!」
留美子 「…よろしい。じゃ、藤田君の体力も少し戻ったようだから出発よ!
目的地は○○デパートのPEACH-PIT!」
椎名 「ええ!行きましょう先生!藤田さんはもう大丈夫ですか?」
藤田 「…あ、ああ。」
(…「ラブコメの女王」の異名は相変わらず伊達じゃないか。
あれ程(検閲により削除)に猛り狂っていた椎名を力技と
舌先三寸で完全に丸め込むとは…恐るべきだな。)
さすが留美子さんだ、椎名が暴走してもなんともないぜ。
この人たちがえなりに合流したら旧版から通しても最強クラスのチームが出来上がりそうだ。
今回の留美子は素で黒いなw
物事がゴチャゴチャして時系列がイマイチわからない。
大まかな流れはこんな感じでいいのかな。
秋田書店vs小学館、秋田書店大敗
↓
小学館の秋田書店反乱分子粛清開始
↓
各出版社PEACH-PIT捕獲作戦
CLAMPvs集英社軍団、開始
↓
車田&板垣、集英社襲撃。
車田、福本抹殺失敗。
↓
車田、許斐の追撃を受ける
小宇宙大爆発
↓
講談社、集英社&小学館襲撃開始
集英社近辺全面封鎖
あとどこかに藤田や安西の失踪とか赤松のクーデターとか
車田の離脱とか留美子&椎名vs藤田とか山賢復活とか
長谷川裕一の帰還とか入るみたいな。