前回書いた融合小説(通称「クロス」と呼ぶらしいです)の件で少なからず反響がありました。
賛否両論です。賛成意見はほぼ私と同じ考えの持ち主な感じで、反対意見は実際そのクロス小説の読者、
しかもその同人小説で初めて『おまひま』を知ったといった人々です。何人かの人からは直接メールも頂ました。
「書いている作者さんは『おまひま』の大ファンだから否定するのだけはやめて」と言った当然の要求のものから「このままでは小説の更新が途絶えるからフォローしろ」といった本末転倒な的外れ意見までありました。
私の書き方が至らなかったのでもう一度書きます。同人活動は自由であるべきです。
そしてクロスオーバー作品は同人におけるひとつの方法論です。個人の利益を目的としない以上は好きに創造して良いのです(成年描写を含む含まないに関わらず、です)。
では前回書いた私のひと言「ナシ」は何なのか。これは完全に私個人の嗜好です。好きか嫌いかの回答です。
この同人作者さんは毎月『おまひま』の感想をメールで送ってくれるほど的良のことを評価して頂いています。
この方がクロス小説の作者ということは10日にフリートークを書いた時点では知りませんでした。
しかし知っていたとしても私の意見は変わりません。好きではないジャンルを社交的に「好き」と言えるような器用さは持っていません。
ただ多くの人に誤解を与えたと思われる「ナシ」、これは「『おまひま』を使ってクロス作品を書くな!」という意味ではないことを重ねて述べさせて頂きます。
…関連してひとつ気付いたこと。同人作品から『おまひま』を知った人は必ずしも『おまひま』が好きではないこと、
そしてそういう人たちから多く辛辣な意見が出ていることです。私を嫌うのは自由ですが、
私にも作者としての立場がありますし、一人の人間として我は通していきます。今までもこれからも。
(5/15みらん)