【2次】漫画SS総合スレへようこそpart44【創作】
プロローグ
新西暦と呼ばれる時代・・・
人類は交互に訪れる平和と戦争に飽き飽きしていた。
恒久的な平和を理想とする連邦政府が樹立され世界はひとまずの平和を得たかに見えた。
だが恐竜帝国、ネオジオン軍、邪魔大王国を筆頭に様々な組織や勢力が出現し地球圏は再度混乱に陥った。
人類はこれに対しゲッターチーム、連邦軍、ビルドベース隊を結成し対抗していた。
そんな中、外宇宙から来た存在“バルマー”と名乗る組織が出現。
未知のテクノロジーの前に地球人類は苦戦を強いられていた・・・。
これはそんな中、懸命に生き抜いた若者達の物語である。
第一話 遭遇
初夏。それは非常に暑い日だった。
蝉が鳴き、日差しがきつい。
誰もが軽装で歩き汗をかいている。
道端を1人の男が歩いていた。
彼の名はカツ=コバヤシ。
エゥーゴという組織に入っている男だ。
彼は今新しい任務先に向かっている所だった。
ジオンの残党がいると思わしき場所の偵察が任務である。
楽な任務と言えば楽な任務である。
敵に発見されなければOKだ。
それにここいらにある組織も協力してくれるらしい。
待ち合わせの場所に向かって歩いて数分、古ぼけたアパートが見えてきた。
どうやらここらしい。
角を曲がって彼の目に見えてきた物は連邦軍の制服を着た女性だった。
否、厳密に言うと違った。
タンクトップの様な軍服に白いスリット入りのタイトスカート。
思わず見とれてしまう脚線美。
それに加えて風が吹いた。
スカートがめくれ上がり女は慌てて手でスカートを押さえた。
前からは見えなかったが横からは下着が見えた。
カツは慌てて顔を背けて股間が膨らみそうなのをこらえた。
そそくさとその場を歩き去りカツは待ち合わせ場所のドアの前に立った。
「どーも。」
コツコツとドアを叩く。
「合言葉は?」
「ビルドアップ!」
カツが合言葉を言うと同時にドアが開いた。
「どうも。私の名はポイズンアイビー。あなたは?」
ドアを開けた女が言った。
「俺の名はカツ=コバヤシ。よろしく。」
「よろしく。」
ピロロロ。
不意にカツの持っているケータイが鳴った。
「ちょっと待ってくださいね。はいカツです。」
「ああカツ君か。君の任務は偵察および相手の組織の殲滅に変更だ。よろしく頼む。」
「ハイ了解です。」
ブチッと電話が切れた。
「それでは任務の話に移りましょうか・・・んッ?」
カツは部屋中に満ちた甘い臭いに気付いた。
体が温まり頭が蕩けそうになっていく。
目の前がぼやけて股間が固くなる。
それが媚薬だという事に気付かない程カツの理性は蕩けていた。
体の力が抜けてカツは尻餅をついた。
ポイズンアイビーがカツの顔を抱えて耳にふっと息を吹きかけた。
「ねぇカツ君・・・エゥーゴの情報をお姉さんに教えてくれないかなぁ?」
アイビーがカツの股間を手で揉みシゴきながら尋ねた。
「うう・・・仲間を売るワケには・・。」
「仲間?協力相手でしょう?どうしてそれが裏切る事になるの?」
「協力相手ならこんな事はしない筈ッ!お前はネオジオンのスパイだな!?」
「うふふ・・・違うわぁ。私はれっきとした協力相手。君男の子だから色々負担して貰う事になるのよね。」
アイビーはそう言うとカツの唇にキスをした。
甘い味がカツの口内に広がっていく。
「んっ…んんんッ・・・ああッ・・・あうッ!」
アイビーの唾液がカツの体内に入り思考を鈍らせ性欲を膨らませていく。
今やカツの理性は蕩け彼は本能に従うままの獣になっていた。
「カツクゥン、エゥーゴで一番強い人は誰なのぉ?♪」
アイビーが猫なで声でカツに質問した。
カツは嬉しそうにアイビーの太腿を擽っている。
「もうちょっと触らせてくれたら教えてあげるよ。」
カツは涎を垂らしながらいやらしい笑みを浮かべている。
完全にアイビーのカラダの虜になっている。
「じゃあ私の胸を揉ませてア・ゲ・ル♪」
その言葉を聞くとカツはアイビーにむしゃぶりついた。
「あん!あう!そんなに強くもまないでぇ!」
いやらしい手付きでカツはアイビーの胸を揉んだ。
「エゥーゴで一番強い人はアムロ=レイ とクワトロ=バジーナ。」
「そう・・・今度仕事をする時はその人達も一緒だといいわね。なんせ敵は手ごわいわよ。ティターンズの残党も混じってるからね。」
「それだけの為にこんな事をしたの?」
「ううん。あなたに戦場で護って貰う為よ。私1人じゃ心細いもの。人間いつ死ぬかわからないんだから前払いよ。ンフフ。」
カツは度肝を抜かれた。意識は朦朧としていたにも関わらずこの女の度胸と手段に。
単にカラダを売るワケではない。こちらが払うのは労力だ。褒美が先払いとは…。
「ねえ・・・任務が終わったらさ・・・ベッド・・・」
カツが顔を真っ赤にしながら聞いた。女を口説くにももっとマシな言葉があるだろうにと自分で思っていた。
「う~ん、あなたがそれなりの仕事をしたら、の話ね。」
「マジ!?うん やるよ!」
カツはのっそりとカラダを起すと嬉しそうな声を挙げた。
だがカツはこの時まだワカっていなかった。
自分のする任務がどれ程ハードなのか、そして命の保障など無いという事に・・・。