藤原「たばこが不味い…」
藤原「思えばバスケは師匠にならったがたばこの吸い方は師匠の真似は出来なかったな」
…下条「春は桜、夏は星、秋に満月、冬は雪。それだけで十分たばこはうまい」
藤原「単刀直入に言います。飛天下條流の奥義の伝授を願いたい」
下條「断る」
藤原「師匠…おねがい、いたします…」
下條「どうやらそうとう切羽詰ってるようだな。いいだろう聞くだけ聞いてやる」
下條「いいだろう、飛天御バスケ流の奥義、しかと伝授してやる。そこを動くなよ」
バババババババババッ!
藤原「微動だに出来なかった…」
下條「いまのが飛天下條流、九頭龍ダンク。俺がもっとも得意とする技だ」
藤原「これが…飛天下條流奥義…」
下條「誰が奥義だなんて言った?」
藤原「!!」
下條「九頭龍ダンクは飛天下條流の神速をもって九方向から同時にダンクする回避不能の技だ」
下條「その回避不能の技があるとすればそれが飛天下條流の奥義」
藤原「しかしその奥義とは…」
下條「よく考えろ。回避不能のダンクを封じる技とは何か考えれば自ずと奥義の形は見えてくるはず」
藤原「…!」
下條「どうやら気付いたようだな。回避不能のダンクを封じるためにはその発生の前にスティールするしかない」
下條「回避不能の神速のダンクを封じる超神速のスティール、それこそが飛天下條流奥義、天翔龍スティール」