2次】漫画SS総合スレへようこそpart33【創作】
第1話 悪の生命体
この物語は今から数ヶ月前にさかのぼる。ドラえもんたちが銀河漂流船団や宇宙少年騎士団と共に
協力し、アンゴル・モアの脅威に立ち向かった日に・・・
「フレイヤ!ガラクタは全部運び出してって言ったろ!!」
怒鳴ったのは宇宙少年騎士団のリーダー、リアン。銀河漂流船団の司令官を父に持つのか、リーダー
シップに長けている少年だ。そして怒鳴られたのはフレイヤという妖精のように小さく、
妖精のように美しい少女である。
「ガラクタじゃないわ、みんな地球の思い出よ・・・」
フレイヤはそのガラクタと呼ばれた物がギッシリ詰め込まれているケースの上に立った。その中
には使われていないテレビや自転車、スポーツ器具、捨てられた人形など、本当にガラクタと呼ぶに
ふさわしい物しか入っていない。しかし、それらを“地球の研究材料”として必死に回収してきた
フレイヤにとってそのガラクタは新しくできた地球の親友の大切な思い出の品になる。
「だってもう・・・お別れするんでしょ・・・」
誰が帰るのかというとそれはもちろんドラえもんたち5人である。フレイヤは別れを惜しんでいるが、
ドラえもんたちには帰るべきところがある。仕方がないことだ。