【2次】漫画SS総合スレへようこそpart32【創作】

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442見てた人 ◆O2kFKFG1MY :2006/01/04(水) 18:12:29 ID:ryCdgC7Q0
・見取り図
物語の続きupではないですが、失礼します。
わかりにくい文章というか拙い説明が物議をかもしているので
ものすごいやっつけ仕事ですが、見取り図書いてみました。
http://grugru.mine.nu/box/guru_guru_0882.jpg
ないよりはイメージしやすいかと思います。
AAにしてくれた>>441さんもありがとございます。
部屋の大きさは図で見ると違いますが実際は全室同じです。
この見取り図をぐるりと取り囲むように廊下があり
各部屋の窓はすべて中庭に面していて、扉は正反対の位置に。
南側からホールへと続く中央廊下が伸びています。

ホールからオーナー控え室等にも行けたり
不自然な四隅の空白部分は物置として利用されたりしていますが
その位置はおそらく、物語中で特に意味をなさないので割愛とさせてください。
443やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/04(水) 18:54:10 ID:poQMSOM80
>>388より。
444やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/04(水) 18:54:41 ID:poQMSOM80
 胸元にあるホルダーから、刃渡り三十センチ近いナイフが取り出される。
「けっ、ナイフ術か。マシンガンに比べりゃあ、骨が折れずに済みそうだな」
「くくく、せいぜい楽しませてみせろ」
 右腕を大きく振り被り、中年男が踏み込んだ。間合いに入るや否や、ナイフを振り下ろ
す。いや、すでにナイフは右手にはなかった。
 太ももに鋭痛が生じる。いつのまにか左手に持ち替えられていたナイフにより、深々と
肉を抉られていた。
「て、てめぇッ!」すぐさま廻し蹴りを返すが、中年男は早々と間合いから脱出していた。
「どうだ、ナイフもバカにはできまい」
 これには答えず、加藤が猛攻に出る。正拳による、ボクサー以上のラッシュ。が、拳が
深く侵入するたび──斬られる。
「ほう、さすがに動脈は切らせてくれんか。だが、もう両腕とも傷だらけだな」
 指摘どおり、ラッシュを逆手に取られ腕はあちこちを斬られている。ほとんどが浅いも
のだが、中には放っておくと命に関わる切傷もある。
「ちっ」ひとまず上腕部分にある血管を押さえ、急場を凌ぐ加藤。
「間接圧迫止血法か。まったくの素人というわけでもないらしい」ナイフを構えなおす中
年男。「では、今度はこちらから攻めさせてもらうぞ」
 ナイフと徒手が交互に中年男から繰り出される。ナイフ術はもちろん、格闘術もリアル
シャドーたちを上回る熟練度。蹴りをガードした腕をナイフが襲い、ナイフをかわして体
勢が不安定なところに拳が叩き込まれる、といった具合。まるで隙がない。
 このまま攻防を続けても窮地は打破できぬ、と悟った加藤。逃げるように、中年男との
距離を置いた。
「ほほう、逃げるか」
「どんなにみっともなくとも空手使うんなら絶対に勝て、って教えられてきたもんでな」
「いい師匠を持っていたようだな。だが、もう手はあるまい?」
 再度、攻めに移行する中年男。すると、加藤は近くにある木に向かって跳んだ。
「どこへ跳ぶ。気でも触れたか──?!」なんと、加藤は幹を蹴り、さらに高く跳び上が
った。「まさか、三角飛び!」
 はるか上空から、加藤が飛来する。
「空手にゃ、空中技だってあるんだぜぇッ!」
 加藤が放った足刀が脳天に突き刺さる。しかも、落ちぎわに器用にも顎を蹴り上げる。
受け身を取ることなく、中年男は大地と高速で激突した。
445やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/04(水) 18:55:43 ID:poQMSOM80
 泥状と化す中年男。すみやかに土に吸い込まれる。
 どうにか強敵を片づけ、ひとまず深呼吸する加藤。──が、試練は休むことなく彼に脅
威を与える。
 ドドドドドドドドドドッ。
 乾いた連続音。数に比例した穴が、地面に造られる。これまで直撃は避けていた加藤だ
ったが、左肩に流れ弾を一発受けてしまう。
「ぐわぁっ!」たった一発でも、肩を根こそぎふっ飛ばされるような凄まじい衝撃だった。
 弾丸は貫通。骨はかろうじて無事だが、左腕がほとんど上がらない。
「ちぃぃ……!」
「いやはや、どうやら僕の一人勝ちみたいですねぇ」
 あどけない声が、銃口を向けている。
「まだいやがったのか……」左肩を掌で押さえるが、血は止まりそうもない。流動する生
温かい感触。
 男性よりも、女性の平均値に近い柔らかな容貌をした青年。人間ではないだろうから年
齢を詮索しても無意味だが、せいぜい二十代前半といった印象だ。
「おぉっと、手を上げてください。撃ちたくなっちゃいますから」
「くっ……そ」両手を上げる。途端に、塞いでいた肩の傷から血が噴き出る。
「武器はなし、と。本当に空手だけで、先輩たちを倒したんですか。やるなぁ」
「だったら、なんだ」
「いやいやいや、他意はないですよ。ただ、僕はあなたに感謝してるんです」
「あァ?」
「我々は武勲を立てるほど、出世できるんです。先輩二人を倒した人を僕が仕留めたと報
告すれば、そりゃあすばらしい手柄になるでしょうねぇ」
 名誉欲にまみれた冷笑を浮かべる青年。
「てめぇ──まさか」眉間にしわを寄せ、加藤が今ふと思い浮かんだ仮説を口にする「俺
が奴らを倒すのを、待ってたんじゃ」
「待ってた、だなんて人聞きが悪いなぁ。ただ、そうなったらいいなァ〜くらいには祈っ
てましたけどねぇ」
 白い歯をむき出し、笑みがより醜悪なものに変貌する。
446やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/04(水) 18:58:10 ID:poQMSOM80
「てめぇは一番嫌いなタイプだ」
「くくく。バカ正直な人ですねぇ。ついつい撃ちたくなっちゃうじゃありませんか」
 引き金を少しずつ引く仕草を、これみよがしに繰り返す青年。命を握った者としての権
利を、とことんまで楽しむつもりらしい。だが、加藤にはみじんも動揺する様子がない。
「だったら撃ってみろや。まさか軍人っぽい格好なのに、人を殺すのが怖ぇのか?」
「ほう、マシンガンで狙われてなお挑発とは、すばらしい胆力です。でも、立場を自覚す
る能力には少々欠けていたようだ。そろそろ、死んでもらいましょうかッ!」
 愉悦のための脅しに過ぎなかった右手人差し指に、力を込める。
 ──寸前。
「つぅっ!?」
 右手に生じた激痛に、引き金から指が外れる。
「な、なにを──しまっ」一瞬にして視界から、加藤が消えていた。「ぐおォッ?!」
 渾身の左ハイが、青年を打ち抜いた。
 実は加藤は足指で地面に落ちていた小石をつまみ、脚力だけで青年へと投げつけていた。
ほとんど賭けに近い策だったが、石はみごとに命中。が、左ハイは敵を気絶させるまでに
は至らない。
「大人しく殺されていればいいものをォ!」
 ドドドドドドドドドドッ。
 加藤が引き起こした誤算によって錯乱し、青年は銃を乱射し始めた。
 ドドドドドドドドドドッ。
 照準はメチャクチャ。加藤だけでなく、少しでも動くものに反応して撃ちまくっている。
たまたま上を飛んでいた鳥や、微風で揺れた葉までもを。
 ドドドドドドドドドドッ。
 しかし、危険なことに変わりはない。しかも至近距離──弾が幾度も体表をかすめる。
「くっそ、ぶち切れやがった!」
「せっかく命を延ばしてやったのに、恩を仇で返しやがってぇ! つくづく救われない男
だァッ!」
447サナダムシ ◆fnWJXN8RxU :2006/01/04(水) 19:00:16 ID:poQMSOM80
あけましておめでとうございます。
三が日はあっという間に終わっちゃいましたね。
448作者の都合により名無しです:2006/01/04(水) 20:24:54 ID:3PMRTfFd0
>>439>>441>>見てた人氏
どうみてもよくわかる見取り図です。
本当にありがとうございました。

いや本当に助かります。お陰で頭の悪い私にも
良く理解できました・・・お早い仕事、本当に感謝です。
449ふら〜り:2006/01/04(水) 21:10:17 ID:WtMqGK6K0
>>サナダムシさん
ドッポと加藤の仲が深まるほど、将来が不安。今後の戦いで死ぬとか、試練終了後の別離
とか。それと加藤、随分と巨大な規模で見られ、扱われてますね。RPGの勇者っぽい。
実際、加藤の成長は凄い。勇次郎がベトナムでやった、対銃用の技まで我流で習得とは。

>>バレさん((SSは)お久しぶりですっっっっ!)
この扱われ方の容赦のなさ、この救われなさ。でもそれが許される、つーかむしろ似合う
男、それがヤムチャ。ですな。さすがに>>397のラストは何とかしてあげたくなりました
が。もしかしたら夢の中では、チチとブルマとランチさんとでうまくやってたのかな……

>>しぇきさん
ぐわ。確かに勇次郎なら知ってるでしょーね「その臭い」。生焼けの人肉、と言えば
映画版のスウィートホームを彷彿と。精神で火を制するのは黒天使の雪藤のよう。で、
>今日、自分がお家に帰って笑顔で夕食を食べているイメージが沸かなかったもの!!
今回はこれがヒットでしたよ。一拍置いてから、ゾッとしました。浸透する恐怖&納得。

>>見てた人さん
むう。やはり犯人側が不利のようですね。指示の内容にもよりますが。で今回は部屋割り
とその構成、そして個室は密室です、と。一歩一歩確実に、密閉空間殺人事件のお膳立て
が揃ってきましたねぇ。数々の修羅場を切り抜けたカイジの、名探偵ぶりが楽しみです。

>>サマサさん
タイトル見て、冥王って何が来るのかと思ってたら……これまた随分と懐かしいシロモノ。
しかしそれより今回は、ペコが「大人しい常識人」として比較的活躍してるのが嬉しい。
プリムラとも仲良く、アヌビスも良い感じ。敵も味方も皆濃ゆい中、私は応援してるぞっ!

>>448
ttp://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1128775374/777
そうですね……今のバキスレを見てると、↑こうもなるってもんです。

>>テンプレの人さん
おつ華麗さまですっ。このところ大盛況ですからねぇ。喜ばしいことです。
450作者の都合により名無しです:2006/01/04(水) 21:10:39 ID:1TmVCuni0
>サナダムシ様
いよいよサバイバルゲームですな。近代兵器&訓練された部隊対やさぐれ空手。
馬鹿馬鹿しくなるほどの戦力差ですが、愚地独歩の空手はそれを覆せるはず。
新境地の加藤の力を見せて頂きます。


見てた人氏のマップが見えなーい。REFERER が不正とか出る。何、これ?
でも、代わりに超エロいサンプル動画とやらが見えたw
451450:2006/01/04(水) 21:15:29 ID:1TmVCuni0
自己解決しました。馬鹿ですみません。見てた人さん乙。
でも、>>441さん出口以外カンペキですな
452作者の都合により名無しです:2006/01/04(水) 22:48:13 ID:asn7MDu5O
>451
廊下の位置が違うっぽい
すまんかった
453作者の都合により名無しです:2006/01/05(木) 09:16:50 ID:oryb1D0F0
サナダムシさんのやさぐれ獅子の加藤は、
グラ刃牙の出たての頃の加藤を彷彿させますね。
バキのライバル候補だったあの頃を・・。
もう戻らないあの頃を・・。
危険極まる傭兵部隊との死闘を楽しみにしてます。

あと、1作2作で次スレかな?
454やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/05(木) 14:41:55 ID:flvcHy4w0
>>446より。
455やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/05(木) 14:44:16 ID:flvcHy4w0
 紙一重でかわし続ける加藤。が、悪い意味で予測できない動きする青年に、ますます出
血が増えていく。特に左腕が使えないのが大きなハンディとなっている。
 ドドドドドドドドドドッ。
「くくく。いくら体を鍛えようと、技を磨こうと、兵器には敵いませんよぉ」
 青年にねっとりとした嫌味な口調が戻りつつある。アクシデントとはいえ形勢を持ち直
したことにより、正気を取り戻していた。
「だって、そうでしょう?! どんな生物だって、急所に弾丸を一発喰らえば死にますよ。
それに地球上にある全ての核兵器が、地球を何回滅ぼせるかあなた知ってますか!?」
「けっ、だがよ。俺は武器携帯して不覚取った奴らぁ、何度も目にしてるぜ。さっきもマ
シンガン持ちとナイフ持ちをぶちのめしたしな」
「分かってないですね。それは単に、彼らが武器を持った上での力量をあなたが越えてい
ただけのこと。同格同士ならば、よりよい武器を使った方が勝つッ!」
 壮絶な銃撃戦と、壮絶な舌戦を同時に行う二人。が、ついに加藤が木の幹に背をぶつけ
てしまう。
「終わりだッ!」と、青年が叫ぶ。
「まだだ」脳にエンドルフィンが湧き出る。「──来やがった!」
 ──空手家が、舞った。
456やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/05(木) 14:45:12 ID:flvcHy4w0
「と、跳ん……」青年が首を上げる。そして、見入ってしまう。「なんて高さ、だ」
 青年を軽く越えた高度。二倍、いや三倍か。今、自分が戦っていることすら忘れていた
青年に、上空から振り下ろされたかかとが飛び込む。
 空中で前転しての、かかと落とし。青年は頭蓋骨を叩き割られ、先の二人と同じく液体
となって消滅した。
 かなり無理がある技だったが、かろうじて加藤も受け身を取る。
「ぐっ、危ねぇ」近くにある穴だらけとなった木に寄りかかる。「だが、どうにか倒せた
ぜ」
 視界がかすむ。いくらエンドルフィンを分泌したとはいえ、失血がひどすぎた。
「へ、へへ……。空手、で、倒せたぜ。ざま、みやがれ……」
 ゆっくりと目を閉じ、加藤は意識を失った。
457やさぐれ獅子 〜八日目〜:2006/01/05(木) 14:46:01 ID:flvcHy4w0
 一方その頃、浜辺で報告を待っていたリーダー。
 彼の待ちぼうけを表す吸い殻が、数十本は砂浜に積もっている。彼が目標とした「一時
間」はとうに過ぎたが、部下たちはだれ一人として帰ってこない。
「どうやら三人とも討ち取られたか……」
 さして失望はなかった。心の奥底で、全滅を予想していたふしもあった。
 もう日没が迫る。今から自ら攻めても問題はない。だが、地の利を取られる恐れもある。
夜の闇に覆われた密林は、昼のそれとはまるで危険度がちがう。
「加藤清澄、か」とターゲットの名を意味もなく呟くと、リーダーは接岸してある小型戦
艦に入っていった。
 決戦は、明日以降──。
458サナダムシ ◆fnWJXN8RxU :2006/01/05(木) 14:46:52 ID:flvcHy4w0
八日目終了です。
空しい。
459作者の都合により名無しです:2006/01/05(木) 17:00:43 ID:PBsxZhdX0
加藤、エンドルフィン駆使しながら空手家をまっとうしましたね。
決戦はあす以降。という事は、10日目くらいでエンド?
あと、空しいって何故?応援してますよ。
460作者の都合により名無しです:2006/01/05(木) 17:04:34 ID:PBsxZhdX0
次スレ立てようとしたけど立てられなかった。
タイミング的にまだ少し早いか。
480KB超えてからでちょうどいいみたいだね
461魔女 奇跡の血量:2006/01/05(木) 20:17:59 ID:9K6gfMOX0

 初めての場所に足を踏み入れなければならない時、そんな時、生き物は無意識の
うちに神経を研ぎ澄ましているものだ。高度な言語を操り、介する人間という種で
あっても、その感覚を言語化することは難しい。
 しかし、小さな島の奥地、未だ外の人間が踏み込むことを許されていないその地
に今立っている男には、その奇妙な感覚を言葉とすることが出来た。男が特別なの
ではない。土地から沸立っている濃密に熟成された歴史の芳香が、男の体の奥の方
から言葉を引き出していた。
「ワインだ……」
 男は、そう呟いた。

462魔女 奇跡の血量:2006/01/05(木) 20:19:03 ID:9K6gfMOX0

 西洋の男は、使いの子供に案内され村を歩いた。
 皆、まるで同じ顔をしていた。
 男も、女も、子供も、大人も、老人も、皆、顔立ちが同じだった。
 部外者の男がそれを見て、薄気味悪さを覚えたのも無理からぬ話だった。
 男はそれでも、村の人々から目を離し、辺りに広がる葉の生え方が不規則な木や、
脳神経に直接触られそうな色をした草、口に入れれば待っているのは死であろうと
視覚的に確信させられる色形の花などに、目を移すことはしなかった。
 男はただ見ていた。村人達を。見させられていた。
「誰から?」
 男は心の使っていない箇所を用いそう思ったが、答えは出なかった。男は、自分
が何かに首根っこを掴まれ、顔の向きを固定させられている気さえしていた。その
ような理解不能な世界の外側からの力が今自分に掛かっている。そんな、男にとっ
て奇妙な、しかし、絶対的な説得力が、男の首を今固定しているものの正体ではな
いかと思われた。

463魔女 奇跡の血量:2006/01/05(木) 20:19:41 ID:9K6gfMOX0

 男はやがて、村人の中でも位の高い者が多く集まる建物の中に通された。やはり、
皆同じような顔をしていた。彼らは男には分からない言語で暫く何かを話し合い、
それが終わってから男に席に座るよう促した。今度は、男にも分かる英語だった。
 使いの子供が、男の前に、作りの粗い、土色のカップを差し出した。男はそれを
見て一瞬「自分は歓迎されていない客なのだ」と早とちりしたが、周りの者達も皆
似たような作りの物だったので、これがこの村の普通なのだろうと納得した。
 村人達は、皆男など気にせずに次々とカップ内の液体を飲み干していった。男は
それを見て怪訝とし、中の液体の匂いを嗅いだ。匂いは明らかに乳製品のそれだっ
た。甘く、濃厚で、今にも体内に溶け入りそうな匂いだ。男は匂いを嗅いだだけで、
これが相当にいい素材で作られていることを察知した。安心して飲み干した瞬間、
口の中には生命力が溢れた。溢れ、そして、溶けていく。男の中で、それは新しい
生を形成していく。
「一杯飲んだところで、お前の話を聞こうか」
 最初に口を開いたのは、座る位置からして村で一番偉い立場の者だろうと男は思
った。粗野を窺わせたが、先程出された飲み物からして、歓迎されていないはずは
ない。男はまず軽く会釈をし、最初の言葉を放った。
「私は、向こうでは歴史、民族研究に主として携わっている。今日は招いて頂き、
感謝の念に堪えません」
 男は無難に言葉を選んだ。
「そんなことはいい。お前は今日、我らに呼ばれたことをどのように認識している
?」
464魔女 奇跡の血量:2006/01/05(木) 20:20:19 ID:9K6gfMOX0
 そう聞かれ、男は僅かの時間、己の内で対話をした。
「…学者である私がこうして呼ばれたということは、今まで伝えられていなかった
この村と、その住人達のことを広く外に伝えるため――だと認識していましたが。
あるいは、何かこの村に、村人のみでは対処できない問題が生じ、それに助言を施
すため――とも考えていました」
「一つ目だ」
 返答があまりに端的だったため、男は理解に数秒を要した。
「俺は村の長として、この村を外に広く伝え、文化を何か目に見えるものに記録し
ておく必要性を、今まで数十年に渡り痛感してきた」
「…心中、理解出来ます」
「これまでも一度、民の中から優秀な者を選抜して外へ遣わせたが――」
 村長、と隣の者が耳元で静かに言った。村長は、ああ、と短く言い、この話はな
んでもない、と続けた。その時、村長の目線が外に向かったのを、男は見逃さなか
った。
 村長が見たのは、男の右斜め後ろ。男は、ほんの僅か首を右に曲げ、それから視
界を右一杯に寄せた。そこには何かの建設物があったが、きちんと見たわけではな
いのでそれが何なのかは分からなかった。ただ、そんなに大きな物ではない、とい
うこと位は分かっていた。
 村長は、自らのミスに話す気力が失せたのか、場をお開きにした。まだ何も話し
ていない、と男は言いたかったが、相手の性格(いかにも気分屋で、単純且つ短気)
を考慮すると、下手なことを言えばどうなるか分かったものではない、と思い、黙
った。
 男は、やっとちゃんと先ほどの建築物を確認する機会を得た。後ろを向くと、窓
からは小さな塔が見えた。土色のカップとは大違いの、精巧なものだった。
465ゲロ ◆yU2EA54AkY :2006/01/05(木) 20:21:20 ID:9K6gfMOX0
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今年は去年よりスローペースの更新になるかと思いますが、その分クオリティは上げ
られるよう頑張りたいと思います。

今回の『魔女』は、競馬ゲームから着想を得ましたw血統表です。
サラブレッドというのは、近親配合で発展して来た経済動物なのですが、ダビスタとか
やったことある方なら分かると思うのですが、近い血統同士で配合しようとすると、血統
表が真っ赤に染まるんです。父と母で同じ先祖の血が入っている際に字が赤色になって
分かるんです。要するに、真っ赤ってのは兄妹での配合とか、娘と爺さんとか、そんなん
でなります。
今回はそんな話です。

>>サマサさん
すいません、それはちょっとした冗談でした。

では次回。
466作者の都合により名無しです:2006/01/05(木) 21:13:26 ID:PXW/p08e0
>サナダムシさん
激闘に次ぐ激闘の中の、休息ですか。しかし次なる戦いはもっと激しそうだ。
リーダー格はガイアクラスなんでしょうね。加藤の現在の力が試されます。

>空しい。
なんか知らないけど頑張って下さい。
私はあなたの作品が好きだ。うんこ物のキツいやつ以外。


>ゲロさん
あけましておめでとうございます。少しペースダウンですか。残念。
けど、質は上げて下さるみたいで嬉しいです。今回も目の付け所がいいですね。
近親配合?怪しい医者?今までの話の中でも不気味な臭い。魔女の真骨頂ですな。
467作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 00:11:58 ID:76ERJTTt0
>魔女
異様な出だしですね。
競馬ゲームから着想を得たとの事ですが、そんな陽気な出展からは程遠い息苦しさ。
魔女の中でももっともダークな話になりそうですね。
近親結婚だと生まれてくる子供に不具が出る確率が格段に高いそうですが、
そんなのも出てくるのかな?黒いですね、この作品は。勿論いい意味で。
468作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 00:55:23 ID:WkmLZhhd0
>やさぐれ獅子
加藤のかっこいい姿と、まだまだ実力的に不安な部分があいまって
次回が楽しみですね。いよいよ部隊も本気出しそうですし。
この部隊の後、ラスボスが登場するのかな?

>魔女
こういう暗い雰囲気はぞくぞくして好きですね。ホラーっぽい。
現代の怪談ですかね?ただ、「奇跡」というサブタイから
意外と話は明るくなっていくのかも。
469黄金時代第十一話―彼岸―:2006/01/06(金) 06:10:48 ID:C1rvD+Cp0
神とは、暴威である。
それゆえに、なだめすかし、敬い、へつらい、媚びて、どうぞ何もしてくれるなと懇願する。
多神教においてはこの傾向が強く、特にギリシア神話の神々とはまさしくこれである。

人間に当てはめれば性格破綻者どころか措置入院必須な連中に、
権力と超能力を与えればどうなるか?
勝手気ままに、それこそ幼児の残虐性と
大人の狡猾さを兼ね備えて大暴れするに決まっている。

個であっては弱く、脆いが、群となればとてつもなく強靭であり狡猾になる人間は、
そんな神々をなだめすかし、敬い、へつらい、媚びて利用してきた。
だが、神はそんな人間の浅慮を知りながらもあえて乗っている。
神の思慮なぞ人間には分からない、分かりたくもない。
そんな神に最も近いとされる男は、今日も悠々とガンジスのほとりで座禅を組み、瞑想していた。

「わが師よ、問いたい」

シヴァは師の瞑想が終わるのを辛抱強く待っていた。
シヴァは、聖域から聖闘士としての素質を見出され、
黄金聖闘士・乙女座バルゴのシャカに師事して四年になる。
小宇宙の燃焼も、小宇宙を漲らせた身体の使い方も、
禅の果てに己の中から見つけ出した。

「宇宙とは、己。
 己とは、宇宙。
 ゆえに、小宇宙」

シャカから最初に教わった言葉である。
470黄金時代第十一回―彼岸―:2006/01/06(金) 06:11:48 ID:C1rvD+Cp0
「わが師よ、私に聖闘士としての証を頂きたい」

シャカの瞳が開かれる事は、まずない。
己の視覚をあえて封印することにより、小宇宙を増幅させているのだ。
シャカがなりふり構わず、視覚すら動員して戦わねばならない相手など、
同じ黄金の聖闘士以外にはそれこそ、地上を狙う神々以外にはありえない。

「シヴァよ、聖闘士をなんと心得る」

シヴァが最初に学んだ事は、対話であった。
瞳を閉じた師は、表情を読み取る事が難しい。
僅かな表情から何を言いたいのかを悟ることが必須だったのだ。

「聖闘士とは、この地上を守るアテナの兵士です」

シャカが人の話を聞いているのかどうかは、一見には分からない。
だが、シャカは言葉を放つ者の心の奥底まで見通しているのだ。
生半可な気持ちでシャカに問うということは、命の危険すら孕んでいる。
シャカは黄金の聖闘士なのだ。

「シヴァよ、兵とはなんだ」

問いに詰まる。
シヴァは迷ったのだ。
471黄金時代第十一回―彼岸―:2006/01/06(金) 06:12:37 ID:C1rvD+Cp0
「迷いに捉われるうちは、証を授ける事はできん
 このシャカとて、迷いを知らぬわけではない
 迷いとは、それほどまでに深いのだ
 迷いとは、たゆたう水の如くまとわりつくもの」

シャカは続ける

「だからこそ、戦いの最中に迷ってはならないのだ」

シヴァは、驚愕した。

「兵とは、凶事の運び手だ
 凶事を与える者であり、凶事を授かる者である」

瞑目したままだが、シヴァは確かにシャカの瞳に射抜かれていた。

「人が、大地に立って数万数億数兆の月日が流れたが
 いまだ、人は合い争うことを諦めない
 聖闘士も、しかり」

「しかし、師よ!
 我らは地上の正義のために…」

オーム・気合一喝!
シャカの一喝と共に放たれた小宇宙の衝撃波は、シヴァを軽々と宙に舞わせた。
どしゃりと落ちてきた不肖の弟子に、シャカは諭す。

「シヴァよ、あらゆる凡てを盲信してはならない、盲信は思考を麻痺させる。
 このシャカとて、それは同じ」
472作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 06:13:38 ID:C1rvD+Cp0
「…」

弟子の沈黙を肯定ととったか、シャカは続ける。

「人は迷う、故に、信じる、故に、考える事を諦める
 兵もしかり、兵はただ、ただ一つの事以外を忘れる」

しかし、とシャカは言う。

「迷うという事と、考えるという事は異なる」

阿頼耶識に目覚めたシャカには、目で見なくともシヴァが見えている。
シヴァの小宇宙も見えている、血気盛んに燃え盛るシヴァの小宇宙が見えている。

「シヴァよ、万物凡てを見よ、意味を捉えよ、さすれば見える」

座禅を解くと、シャカは立ち上がり、ガンジスを背にして歩き出した。
そこに、聖域からの使者が居た。

473黄金時代第十一回―彼岸―:2006/01/06(金) 06:14:25 ID:C1rvD+Cp0
「教皇からのお達しです、デスクィーン島の暗黒聖闘士たちを治めよとの事」
「わかった」

シャカの下へ来る使者は、常に簡潔な物言いをする。
回りくどい言い方をしなくとも、シャカは真意を汲み取っているのだ。
教皇の信任が厚いのは、こうした理由だ。

「シヴァよ、人は迷う
 迷う事を恐れるな、迷いに捉われるな
 さすれば、君はおのずと聖闘士となる事ができよう」

使者が去り、ガンジスのほとりに臥せるシヴァを眼下にシャカは説く。
だが、神に最も近いこの男とて神ではない。
未来を見通す事が出来るわけではない。
誰が知ろう、今日、この問答をそっくりそのままシャカが受ける事になろうとは。
誰が知ろう、今日、これから会う男がシャカに迷いを与える事になろうとは。
誰が知ろう、今日、これから会う男がシャカの明暗を分ける事になろうとは。

神は暴威である
神に最も近づいたとて、人は人なのだ。
神の暴威に手折られる人なのだ。
だからこそ、小賢しく抵抗するのだ。
人間だから、抵抗するのだ。
474作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 06:50:16 ID:FBkWrxGPO
安芸
475銀杏丸:2006/01/06(金) 06:50:32 ID:C1rvD+Cp0
新年明けましておめでとうございます、銀杏丸です
旧年中は誠に色々ありがとうございました
今年は新社会人としても、SS職人としても一生懸命やらせていただきます

連投規制テラウザス、黄金時代第11回をお送りしました
シャカの弟子のシヴァはアニメに登場した
孔雀星座(パーボ)のシヴァを使わせていただきました
アニメとちがってまだ聖闘士にはなってませんが…
正直、今回が一番の難産でした、シャカってワケワカラネー

では、またお会いしましょう
476作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 10:38:04 ID:adtViAdS0
ギリシア神話には確かに人間より人間くさい神様が多々現れますね。
今回、派手さはあまりありませんが滋味深い話で俺の好みでした。
禅問答や兵法といえばやはりシャカですね。
仏陀の生まれ変わりなのに、何故かギリシアの女神に従っているw
こういう話は作り辛いとは思いますが、また作って頂けると嬉しいです。


新スレ立てられなかった。
どなたか>>422-424でお願いします。
訂正は一箇所だけ、>>423のバレさんの作品を

「オムニバスSS劇場」→「オムニバスSSの広場」

に変えて。
477作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 14:09:22 ID:3QBfY/vX0
2次】漫画SS総合スレへようこそpart33【創作】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1136524044/
478作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 14:28:32 ID:ElGq/oHr0
>>477
お疲れ様です。
感想は新スレに書きます
479ふら〜り:2006/01/06(金) 22:14:49 ID:dI1d+ufF0
>>サナダムシさん
この加藤、今どれぐらい強いんでしょう? もう、末期の死刑囚たちなら充分勝てそうな
気がするんですけど。考えてみれば、少し前のNBさんの、デュラム戦におけるトレイン
と同じことやってますよね……でも一向に動揺しないリーダー。何を考えているのやら?

>>ゲロさん
タイトルからして怖いです今回。で冒頭から、いかにも何か異常な風習がありそうな村、
同じ顔がぞろぞろ、誰一人名前が明かされない不気味さ、と来るわ来るわ。顔ぞろぞろの
謎は解けましたが、やっぱり異常な風習があったってことですか。まだ何かありそう……

>>銀杏丸さん
シャカの弟子っていうと、弟子になること自体が困難で、なったら修行が大変で、師匠は
常時謎めいてて、周囲の期待も高くプレッシャー甚大、というイメージ。確かにシヴァも
苦労してそうですね。神話の神々は結構人間臭いけど、神に近い男は神より神っぽいから。
480作者の都合により名無しです:2006/01/06(金) 23:19:59 ID:adtViAdS0
いや、ふらーりさん新スレで感想書かないと作者さん読まんと思うぞ。
もう向こうに作品来てるし。
481ふら〜り:2006/01/06(金) 23:45:13 ID:BUNy9jNG0
一応、その作品のあるスレに……と思っていたのですが、言われてみれば
ごもっとも。ご忠告に従い、転載させて頂きます。感謝。
そういや、昔は終わったスレの残りで雑談とかしてましたねぇ。私がバキスレで
SSを書き始めたのもそこからでした。懐かしひ。
482ふんどし:2006/01/23(月) 21:45:28 ID:qRgUXPGS0
ふんどし
483ふんどし:2006/01/24(火) 20:18:22 ID:uVXaXxp30
ふんどし
484作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 15:57:06 ID:XmPRtiaL0
480 名前: 作者の都合により名無しです [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:19:59 ID:adtViAdS0
いや、ふらーりさん新スレで感想書かないと作者さん読まんと思うぞ。
もう向こうに作品来てるし。
481 名前: ふら〜り [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:45:13 ID:BUNy9jNG0
一応、その作品のあるスレに……と思っていたのですが、言われてみれば
ごもっとも。ご忠告に従い、転載させて頂きます。感謝。
そういや、昔は終わったスレの残りで雑談とかしてましたねぇ。私がバキスレで
SSを書き始めたのもそこからでした。懐かしひ。
482 名前: ふんどし [ふんどし] 投稿日: 2006/01/23(月) 21:45:28 ID:qRgUXPGS0
ふんどし
483 名前: ふんどし [ふんどし] 投稿日: 2006/01/24(火) 20:18:22 ID:uVXaXxp30
ふんどし
485作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 15:58:05 ID:XmPRtiaL0
479 名前: ふら〜り [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 22:14:49 ID:dI1d+ufF0
>>サナダムシさん
この加藤、今どれぐらい強いんでしょう? もう、末期の死刑囚たちなら充分勝てそうな
気がするんですけど。考えてみれば、少し前のNBさんの、デュラム戦におけるトレイン
と同じことやってますよね……でも一向に動揺しないリーダー。何を考えているのやら?

>>ゲロさん
タイトルからして怖いです今回。で冒頭から、いかにも何か異常な風習がありそうな村、
同じ顔がぞろぞろ、誰一人名前が明かされない不気味さ、と来るわ来るわ。顔ぞろぞろの
謎は解けましたが、やっぱり異常な風習があったってことですか。まだ何かありそう……

>>銀杏丸さん
シャカの弟子っていうと、弟子になること自体が困難で、なったら修行が大変で、師匠は
常時謎めいてて、周囲の期待も高くプレッシャー甚大、というイメージ。確かにシヴァも
苦労してそうですね。神話の神々は結構人間臭いけど、神に近い男は神より神っぽいから。
480 名前: 作者の都合により名無しです [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:19:59 ID:adtViAdS0
いや、ふらーりさん新スレで感想書かないと作者さん読まんと思うぞ。
もう向こうに作品来てるし。
481 名前: ふら〜り [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:45:13 ID:BUNy9jNG0
一応、その作品のあるスレに……と思っていたのですが、言われてみれば
ごもっとも。ご忠告に従い、転載させて頂きます。感謝。
そういや、昔は終わったスレの残りで雑談とかしてましたねぇ。私がバキスレで
SSを書き始めたのもそこからでした。懐かしひ。
486作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 16:09:43 ID:XmPRtiaL0
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487作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 16:11:39 ID:XmPRtiaL0
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488作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 16:14:48 ID:XmPRtiaL0
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489作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 16:17:14 ID:XmPRtiaL0
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490作者の都合により名無しです:2006/01/29(日) 16:20:20 ID:XmPRtiaL0
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491作者の都合により名無しです
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