>>313 結構前のスレに内容が貼られてたので引っ張ってきた
ネタバレ注意
高3の主人公、紫羽は、戦前から建っていて、あと一月で取り壊される旧校舎に興味を持ち、
放課後、紫羽は立ち入り禁止の札を破って旧校舎の中に入っていき、古ぼけた教室を見つけ入ってみた。
「木造だとこんなにも雰囲気が違うもんなんだ…。」
と思っていると、後ろから物音がして、ここにはアレが出るという噂を思い出す。
「だ、誰かいるのか?」と、後ろを振り返るとタバコを吸っているピンクの髪の女を見つけた。
女は自分が幽霊と言って紫羽をからかい、フィルターなしのキツいタバコを吸う。
「これを吸ってるとさ、頭がボーッとしてさ、嫌なことも辛いことも、考えないですむんだよ…。」
どこか寂しげな彼女に紫羽は興味を持っていった…。
316 :
作者の都合により名無しです:05/02/09 19:28:42 ID:rtmGpBK20
その後も旧校舎に通うようになった紫羽は少しずつ女と打ち解けあう。
(中略)
ある日、女が自分の昔話を始める。
女はピアノが上手く、なんどかコンクールで賞を取った程らしい。
しかし、それだけ上手いと周りからのプレッシャーも大きく、
結局、女はそのプレッシャーに勝てず、手首を切り、自殺をはかった。
それでピアノはやめられたが、親は愛想を尽かし口もきかず、友達も離れていった。
そして、女は居場所を無くし、この旧校舎にいつも居た、ということだった。
雨が降り、けっこう強くなってきたころ、女は紫羽に傘を持っているか聞く。
紫羽は無いと答え、女は自分の傘を貸すと言う。
紫羽はお前はどうする、と聞き、女は今日が最後だからここに泊まると答えた。
そして、紫羽と会えるのも今日が最後だとも言った、
紫羽は、その言葉を聞き、女が死ぬと勘違いでもしたのだろう、必死に問い詰める。
ちょとごたごたが起きる。(スマソ、細かくは覚えてない…。
「俺は、またお前に会いたい!!」
「う、嘘だ…。」
「嘘じゃない!!」
「嘘だよ!!こんななにもないあたしに、会いたいなんていうやつがいるもんか!!」
「…お前、馬鹿か?」
「なっ…。」
「なんで俺がこんなところに毎日毎日通ってるとおもうんだ!?」
「そ、それは…。ここの雰囲気がすきだからって前に…。」
「やっぱり馬鹿だ!!」
「…バカバカって〜…。」
「こんなかび臭い所に通う奴がいるかよ!!俺は!!お前に会いに来てたんだ!!」
「…俺じゃ、だめか?」
「え…?」
「俺じゃ、お前の居場所にはなれないのか?」
「………あ…。や、やっぱあたし家帰るわ…。」
「え…?」
「ほ、ほら!傘!!」
「あ、お、おい!!待てよ!!明日も来るよな!?来るよな!?」
「…。」
「俺、待ってるから!!絶対!絶対来いよ!!」
…女はそれには答えず、走り去っていった…。
翌日…。
旧校舎は取り壊されている最中だった…。
「そっか…。今日が取り壊しの日だったっけ…。」
紫羽は立ち入り禁止の文字がぶらさがっている鎖をまたいで、
壊された元旧校舎の資材を踏みながら一番高い所まで歩いた。
「…本当に、幽霊だったのかもな…。」
「コラー!!立ち入り禁止の文字が見えんのかバカモーン!!」
「あっ、す、すいま…。」
「なんて…ね…。」
「あっ!?」
「やれやれ…。なんで本当に来てるかなー…。」
「お、お前だって来たじゃないか…。」
「…あたしは確かめに来たんだ。、もし本当にあんたが待ってたら…ちゃんと聞こうと思ってさ…。
あんた、本当にあたしの居場所になってくれるの?」
「そりゃもちろ…。」
「よく考えて答えなよ?簡単に「うん」なんて言ってあとであたしに飽きて捨てたりしたら
あたしは、こんどこそ本当に死ぬよ?そして、あんたが死ぬまで呪ってやる。
あたしはこういうイカレたやつなんだ。それでもあんたは…。」
「いいよ。…俺はそんなお前も含めて、お前が好きなんだから。それに、お前は死なないよ。
俺がそんなことさせない。俺でよければ居場所にでもなんにでもしろよ。」
「…………あたし…手首に傷あるよ…?」
「構わない!」
「あたし…ダブってるから年上だよ…?」
「構わない!!」
「あ…あたし…あたし…あたし…あたし…。」
「…もういいだろ。お前が泣くと俺も悲しいからさ。笑ってくれよ…。」
「……桃乃恵…。」
「え?」
「あたしの名前!あなたは?」
>>314、
>>316、
>>317、
>>318、
>>319が大まかなDVDの説明
貼った後で気がついたが
これ書いた人は紫羽が高3だと勘違い(?)していた模様
本当は中3だとか
後映画撮りたいって言ってた部分が中略の中に含まれているようです
途中sage忘れスマソorz