猫耳の少年(ねこ王子)が主人公
彼にはおかーさんと慕う女性がいたが、彼女は主人公の目の前で陵辱されたうえ惨殺される。
最も大切な人を奪われたねこは憎悪と怒りに身をまかせ、猫耳の血統に隠されていた
『世界を殺す力』を衝動のままに振るう魔王になりかける。
すべては破滅を望む者たちが、ねこ王子の力を呼び覚ますために画策したことだったのだ。
だがねこ王子は理性を完全に失う寸前、おかーさんの言葉を思い出す。
「怒りではなく、憎しみではなく。ただ悲しみを生み出さないために」
ねこ王子は人の心を持ったまま力を得て、世界を破滅から救う。
救世主となったものの心満たされず、放浪の旅を続けるねこ王子。
彼の前に、愛らしい猫耳の少女が現れる。おかーさんに似た雰囲気をもつ少女に
ねこ王子は心惹かれ、いつしか二人は恋に落ちる。
しかしねこ王子がふとしたことで負った傷から血が流れ、その血に触れた少女は
『力』に呑み込まれ魔王と化してしまう。少女を止めようとしたねこ王子だったが、
強大な『力』の衝突は無傷での決着を許さなかった。
少女をその手で殺めてしまったねこ王子。だが彼はさらに残酷な真実を知ってしまう。
少女は埋葬されたおかーさんの亡骸と、密かに採取されたねこ王子の血から作られた
人造の魔王だった。
自分の妹であり、娘でもある少女を殺してしまったねこ王子は発狂し、少女の亡骸を
喰って本当の魔王となってしまった。
>>627 そんだけ考えたなら自分で書いたほうがいいんじゃない?
救いがないなぁ(つдT)
。・゚・(ノД`)・゚・。 悲惨すぎるなぁ
>>631 たすかに、
構成や演出でかなりの苦労をせんと
おおよその読者は白けそうだ。
悲惨な話ならライブアライブの中世編を参考にすれば?
既に参考にしているっぽい
この話をハッピーエンドにするにはどうしたらいいのでしょうか
夢オチ
主人公の涙で妹復活
猫耳の設定をやめる
悪夢にうなされるねこ王子。
差し込む朝日の眩しさに目が覚めてベッドから起き上がろうとすると、
ねこの目から涙が流れ落ちる。
「…なんで、泣いているんだろう?」
手で涙を拭い、しばし逡巡してみたが、もうどんな夢を見ていたのか
思い出せなかった。
学校の制服に着替えて居間に行くと、妹が朝ごはんの用意をしていた。
「お兄ちゃん、早く。遅刻しちゃうよ」
毎朝、学校へ妹と連れ立って登校するのが日課になっている。
歩み慣れた道を、クラスメートや近所の人と挨拶をかわしながら学校に向かう。
教室に入るといつものようにクラスメートが悪ふざけをしている。
気のいい仲間たちだ。
いつものとおりの平穏な日常。
お昼休みの頃には、今朝うなされたことさえ忘れていた。