【リレー小説】えなりの奇妙な冒険〜冨樫の遺産編第5部
えなりがその矢を引き抜くと・・・
(…を……せ……)
えなり「何か聞こえる!これはまさか…」
荒木「どうした?えなりくん!」
えなり「この矢から車田先生の声が聞こえるんです!」
荒木「なんだって!それはもしかしたら車田先生のメッセージなのかも知れないな。
ちょっと読み取ってみてくれないか?」
えなり「わかりました。やってみます。」
(……テ・・・の楯を・・・・・・せ…今のサガは倒せない…
聖なる光を放ち・・・いかなる邪悪をも退ける・・・・・・・・・の…楯を探せ…!)
荒木「どうだ?えなりくん。」
えなり「…一部聞き取れないんですが、どうやら何かの楯を探せと言ってるようです。」
荒木「何かの楯だって?その楯の名前は聞き取れないのかい?」
えなり「ええ……聖なる光を放ち、邪悪を退ける楯としか…」
荒木「う〜〜ん、それじゃ探しようがないな〜」
ハオ「それはひょっとすると、あの楯のことを言ってるのかもね。」
一同「「「「ハオ!」」」」
ハオ「や!」
武井「あの楯とは何だ!ハオ!」
ハオ「梅澤が持っている楯の事さ・・・無敵の楯と言われてるね。
その楯はいかなる邪悪をも退けると言う…車田の言うものと同じ力を持ってると思うよ。」
荒木「梅澤……?あいつは確か車田先生に敗れ生死不明になっていたはずだが……」
ハオ「甦ったのさ…恐るべき力を持ってね。もっとも、ただで渡してくれるとは思えないけどね…」
荒木「……渡してくれなければ…?」
ハオ「ん〜〜無理矢理奪うしかないんじゃない?」
武井「待てハオ!!なぜおまえはそんなことを僕達に教える!」
ハオ「言ったろう?君にはもっと強くなって貰わないと困るって…
それともうひとつ覚えておいた方がいい……梅澤は キ ユ に連なる者だ。」