【ヒカルの碁専用】○ネタバレスレッド●その8

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62作者の都合により名無しです
コヨンハの場違いな挑発を、通訳は直訳しなかった。
「ここで私に勝てる実力者はまずいないでしょう。各国の選手は心してかかってきてください。」
だが、アキラは大体の意味が聞き取れ、ヒカルも直感で侮辱的な発言だったと確かに感じた。
どうしてあんな事を?
アキラとアンテソンは訳がわからず、スヨンはショックを受けた。

社はヒカルに「なんや、アイツお前に向かって喋ってなかったか?」と話しかけたが
ヒカルには聞こえていない。拳をにぎりしめ、震えている。
壇上から降りて来た倉田にヒカルが駆けよった。
「倉田さん!オレ…!お願いします。アイツと戦わせて下さい!」
だがアキラがヒカルを引きとめた。
「ふざけるなッ、大将はボクだ。」
コヨンハはアンテソンとスヨンに何か問われているが、不敵な笑みでヒカル達の方を見ている。

ヒカルの対局を観戦しようと祖父と母とマサオが会場にやってきた。
「やっぱり、来ない方がよかったかしら?」
「何言っとるんだ、国際棋戦だぞ。あいつこの間わしに何目差で勝ったとおもう?」
「ヒカルはそんなに強いんですか?」

伊角、門脇、本田、越智、奈瀬らが応援しようとホテルにやってきたが、和谷の姿が見えない。
63作者の都合により名無しです:03/01/06 23:06 ID:i8bsXZDA
和谷はエレベータで階上に上がり辺りを見まわすと、カギを取り出し目的の部屋に忍び込んだ。
中国に行きてェ…。楊海のトランクの中身を放り出し中に入ろうとする和谷。
だが、ドアが大音響と共に開くとそこには黒づくめの人影が立っていた。
「伊角さん!」
「和谷、これを飲め」手で口をふさがれ、伊角に無理矢理薬を飲まされる。
「うぁああああああっ!」体がバラバラになりそうな苦しみにもがき、和谷は気を失った。

目を醒ますと、和谷は着ていた服がブカブカになっているのに気付いた。
「オレ…小さくなってる…?」
伊角が優しい目で見下ろしていた。
「成功だ…そっくりだよ和谷、いや、楽平。だが部屋を間違えたな、ここはマツゲの部屋だ。」

和谷は無事中国にたどりつけるのか?!