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作者の都合により名無しです:
今日の乙一の日記より
あと、月曜なのでコンビニに行き、今週の「ジョジョ」を読む。
家に帰って六時間ほど、
「ジョジョ・ア・ゴーゴー」の表紙の円盤をくるくる回す。
「ジョジョ・ア・ゴーゴー」というのは、
「ジョジョ」のつまり豪華な資料集みたいなものである。
大きな箱に入っており、
発売当時は「あの中にはいったい何が入っているのだろう」と、
夢や妄想を膨らませたものだった。
小生は現在、「ジョジョ」のオリジナルノベライズをやっているのだが、
編集者の好意によりその夢と妄想の箱をいただいた。
なんと金を払わずにジャンプ編集部で手に入れたわけである。
もしかしたらもらえるんじゃないかなだめかなやっぱりだめだよな、
と思っていたので、箱をもらえて嬉しかった。
その時点でノベライズを引き受けた目的の40%を達成。
ところでそのノベライズの状況ですが……、
というようなことを書いていいものかどうかわからないのでやめておく。
しかし、先日、とある事情により死にかけた時、
「あ、まって、まって、まだジョジョ小説を書き上げてないから、まって」
と思った。
これはネタではなく本当のことです。
あのときは本当に怖かった。
このまま死んだら、
あの気に入らない第一稿が、
そのまま出版されてしまうんじゃないかという恐怖があった。
というわけで死ぬ前に書き上げます。
まだノベライズは完成してないようです