ハンタ
NO147 生か死か…
黒人「爆弾魔にやられた。まず話を聞いてくれ」(前回のコピー)
ゴン「ボマー!?たしか広場で話してた…」
ビスケ(「プレイヤー狩り」ってやつだわね・・・)
黒人「そうだ。名前はゲンスルー。俺たち組織の初期メンバーの1人だった」
「5年近くも前から正体を隠し、集めた指定ポケットカードを狙っていたのだ」
「(鎖骨を指して)これは奴につけられた爆弾だ。俺たちの仲間63人全員がこの
爆弾を設置された。このカウントは心拍数と共に減っていきゼロになると爆発する」
ゴン、ビスケ「!!」
黒人「今の俺の心拍数だとあと40分ほどで爆発する。ゼロになる前に爆弾を解除しないと」
メンバーは全員爆死するだろう」
「単刀直入に言おう。君たちの力を貸して欲しい」
ビスケ「どうしてあたしたちがここにいるとわかったのですか?」
黒人「プレイヤーのリストがこの本に記憶されているだろう?このバインダーにはGI内で出会った順に
プレイヤーの名前が記載されている」
「俺の本のリストの先頭はゴン、君だ。オレはこのゲーム内で君に一番最初に「出会った」ことになっている。」
ゴン「(回想しながら)あ…キルアを待ってる間に…!」
黒人「君は一緒に勧誘を受けていて、自力でプレイするからと断った。ビスケット=クルーガー、」
君はあの2人についていくと言って誘いを断った。今は1人いないようだが君たちが3人でプレイ
していることは予想していた」
「そして…君たちのもとへ来た理由は…」
「ゴン、君の本を透視と盗視で見せてもらった。指定ポケットは空だがフリーポケットにはCランクのモンスターカード
が入っている…。これは君たちが相当の実力者である証拠だ。」
黒人「爆弾魔…ゲンスルーは強い・・・!!俺たちでは束になっても奴には勝てない」
ゴン「そいつを…倒したら爆弾は消えるの?」
黒人「ああ 奴によれば方法は2つある」
「1つは奴の体に触れ、「爆弾魔捕まえた」という」
ゴン「もう1つの方法は?」
黒人「それが問題だ…奴は俺たちが今まで集めた指定ポケットカード81種を要求し・・・」
「カードを渡せばにもう1つの方法で全員の爆弾を「一斉解除」すると約束した」
ビスケ「ウソね」←ゴン「!」黒人「ああ おそらくその通りだ」
ビスケ「あたしが…ボマーならカードさえ手に入ればいいと思うわ」
「奴にとっていちいちあなた達集団を助けるメリットはないしね。かといって初めに言った方法では
束になってもかなわない・・・だから助けを求めにきた。そういうことでしょ?」
ゴン(いつもの口調だ…)←直筆つっこみ
黒人「そうだ」
「現在仲間のうち組織の戦闘隊員10人ほどがスタート地点にいる。奴はゲーム機の置いてある古城にカードの
入った指輪を必ず1人で持ってくるよう指示した。」
「奴は間違いなく仲間と共に待機しているだろう。そして指輪を受け取ったら本当にカードが入っているかどうか
スタート地点で確かめるはずだ。もし、その後奴が一斉解除の約束を守らなかった場合、その場にいる
メンバーは命を捨てる覚悟で爆弾魔を倒そうとするはずだ」
ビスケ「勝算は…?あればこんなところに用はないわよね」
黒人「ああ…ここへ来て5分たった。今頃奴に指輪を渡しているかもしれない」
ゴン「・・・急がないと!」ビスケ「まだ話は終わってないわ」
ビスケ「早急に・・・その爆弾はどうやってつけられたのか・・・奴の能力を話しなさい」
黒人「ああ、もちろんだ
奴の能力は・・・爆弾の発動条件にかなりの制約があって―・・・」
「―これでほとんどだ。一握りの火薬に気をつけさえすれば君たちの力なら少なくとも
俺たちのように知らずに爆弾をつけられてしまうおそれはないだろう
ビスケ(―なるほど、確かにその能力は組織全員に爆弾をセットするのに数年がかりになるわね・・・)
実戦向きの能力ではないことは確かだわさ。事前に分かってさえいれば恐れるほどの相手ではない
しかも
奴の仲間にもそれほど(少なくともあたしほどの)の使い手はいないわ・・・
真に使い手なら組織のメンバー半殺しにして奪えばすむこと・・・)
ゴン「ビスケ!はやくいかないと!」
黒人「俺の本に今まで集めた指定ポケットカード81種と重なって余った指定ポケットカード32種がある」
「もし、危険をかえりみず奴を捕らえ、俺たちの爆弾が解除できたならこれを全て渡そう」
「(ビスケに)君は透視を持っているだろう?俺の本を覗いてくれてかまわない。名前はアベンガネだ」
ビスケ、スペルを使い黒人の指定ポケットを確認。本の画面にカード名一覧が表示される。説明文とかは見れない。
ビスケ「!!これは・・・!!」
(ブループラネット!!)