いいんじゃネーノ?久保帯人「ブリーチ」コソーリエロスレPart2

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>309
208、エロ書け、エロ!
そうすれば誰も文句は言わなくなるぞ。どうだ?
>>307
すくなくとも全レスっぽいのはやめれ。
そう言った感じになったとたん叩かれたから俺も。
316名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:01/12/12 00:14
誰かー・・・・・・・・・・・・
 オラに・・・・・・・・・・・・・・
  ルキアたん強姦物をお・・・・・・・・・・
    書いてくれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
強姦ものっていうとやっぱ相手は虚か?
私的に浅野とか水色あたりにやってもらいたい
そーいやこの板のかなり前でもそんなこと言ってるやついたなあ
http://www.kohgakusha.co.jp/digicomi/cgi-bin/mbbs/readres.cgi?bo=hce&vi=1008091535
ルキア初描きで首輪とは。。。
単に「描きやすそうだった」という理由でここにかいたんだけど
果たしてここでよかったのかな?カナーリ不安

他にお薦めなところあったら教えて下さい
時間・気力・次作希望その他もろもろ揃った場合はまたかくかもしれないので。。。
320319:01/12/12 02:51
あ、万が一自作希望が出ても皆さんの希望するようなエロは無理かも。。。
萌え止まりかなー
>>310
同意この上ねー。
お絵かき掲示板ポータル「さぼうる」
http://isweb31.infoseek.co.jp/play/sabouru/
アップローダーはここだ!【要・定期age】
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/net/995806622/

アップローダーにアップすりゃいいのにと思う。ドローツール持ってねーの?
さぼうるから行ける共有板が18禁okだけど萌え画程度なら投稿しない方がイイかも
郷に入らば郷に従えの精神でよろすこ:)
323難民板732:01/12/12 12:30
732 名前:  投稿日:01/12/12 12:25
>710
>誰かルキアHPとか作らぬかな・・・・
>住人専用お絵かき掲示板つきの

マジで作ろうか?エロスレ住人と兼用でよければ

----
住人の賛否を問うが、いかに。
324難民板732:01/12/12 12:42
733 名前:732 投稿日:01/12/12 12:40
つってもお絵かき掲示板とか文章投稿とかのCGI設置のみ。
サイトとしては作らん

http://natto.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1006254466/
「………………コホ…」
「ん?どうしたウルル、風邪か?」
ここは浦原商店の倉庫。
テッサイが商店街の集まりで出かけてしまったため、表の掃除はジン太ひとりにまかせてキスケとウルルの二人で尸魂界からの横流し品を整理していたのだ。
「べつに……熱っぽくないですし、平気です」
(朝起きた時にだるい感じがしたんだけど、キスケさんひとりに仕事をさせるのは悪いし)
「でもウルルは風邪はひくと長引くからね………ちょっとこっち来て」
言われた通りにキスケに近付くと、額と額を合わせられた。
顔どうしの距離が10cmぐらいしか離れてない。
「ん……やっぱ熱あるな。いいよ、一人でやれるから、今日は布団しいて寝てな」
「え…でも………」
「心配しなくていいよ〜、あ、棚にカゼ薬あるから飲みな」
(本当はすぐ近くに顔が近付いたからどきどきしちゃっただけなんだけど)


「あった………多分これだよね」
棚の中に白い錠剤がたくさん入ったビンをみつけた。
(ラベルが貼ってないけど、他に薬はないし、これなんだろうな)

続く
326325:01/12/12 15:08
なんかよく分からないヘタレ文ですが、一応キスケ×うるるモノです。
続きに乞う御期待。
相馬くんこんにちは。
328325:01/12/12 18:02
>>327
私に言ってるんですか?
相馬さんじゃないっす。
ただの一般ピープル。
ムキになって言うところがますます怪しいな。
まあどっちでもいいです、続きがんばりゃー!
330319:01/12/12 18:40 ID:Ndq1Oxm3
>322
あーご親切にどうもです。
「アップローダーはここだ!」は描く前に参考にしようかと思って見にいってたんですけど
タイトルやテーマ(対象)で引いてしまったり、開いた所がことごとく閉鎖されてたりで諦めてしまいました。
いずれにせよエロはエロでもっと極めなきゃなんないって事ですか。
中途半端な萌え程度ではやっぱ通用しないか。。。
精進します。
いや、萌え画OKな所を見つけるべきなんでしょうけど。
>324のようなのができたら参加してもいいのかな?
>>325
イイんじゃない?
でも、ここからどうエロに持っていくのか・・・
332 :01/12/13 03:12 ID:JgY22gj5
板が不穏だ
保全ageしとく
333 :01/12/13 07:20 ID:Zm0LFScB
>>329
相馬は俺です(笑)

小説書く時間なんてないよぉ。
334 :01/12/13 07:20 ID:Zm0LFScB
つか書いたのが俺ならHPにUPするからすぐわかりますよ。
335一護さん(偽)的な日常:01/12/13 09:06 ID:gTuqYo3A
「テメーはおとなしくヌイグルミっぽくしてろッっつったろ、コン!!」
一護との会話を思い出す。
(コン……俺の、名前)
廃棄物の山を構成する雑多な要素。
そんな物の一つ一つを識別する為の名称など、与えられたことは無かった。
尤も、これから廃棄処理されるモノには名前など必要ないのだが。
日に日に減っていった仲間達と比べれば、
あそこから紛れ出て、なおかつルキアや一護の元に来れたのは
極めて幸運な出来事であった。

過去に思いを馳せ、シリアス思考をする
ライオンの(っぽい)ヌイグルミ(らしきもの)。
前脚に顎を乗せ、遠い目をしている。
その様は異様というより他は無かった。

「なんつって、な」
自分酔いに気付き、一人ごちる一護(偽)もとい、コン。
異様さは増すばかりである。

「っつうかヒマだなー……」
キョロキョロと辺りを見回す。
この部屋に置かれているもので、コンの気を引くものは既に無くなってしまった。
(二人とも学校に行っちゃうしなー……)
実際は本気でついて行こうとしたのだが、一護の眼光にビビってしまい、挫けた。

「一人モノマネ、紅白、歌合戦ーーー!!」
一人芝居を始める。
最早ポルターガイストなど目ではなかった。
「まずは紅組、コンさんからどうぞーッ!」
「ま゛〜〜ま、まま゛〜」
海外の勝手に喋る不気味な某ヌイグルミの真似。古い。
しかもコレは歌とは言えない。
「…………ハァ」
自分一人しかいない部屋が、より一層静かに感じられた。
336一護さん(偽)的な日常:01/12/13 09:07 ID:gTuqYo3A
「違う、オレは寂しくなんかないぞっ。素晴らしい人生だ!」
自分に言い聞かせるように宣言し、おもむろに立ち上がるヌイグルミ。
「黒崎家を探検だ!」
発想は小学生並だった。

一護の部屋を出て、階段を後ろ向きにモゾモゾ降りる。
見ようによっては、幼児のようで可愛いかもしれない。
(やっぱココだよな)
だが真っ先に向かったのは、ユズとカリンの部屋だった。

(おお…………やっぱ違うよなー、女の子の部屋は……)
子犬のポスターや、枕元に置かれたヌイグルミもそうなのだが、
なによりも匂いからして違っていた。

セオリー通りタンスに直行する。
(うぉ……ユズちゃんこんなの履いてるんだ……)
(おぉぉ!ス、スゲー……どこで買ったんだろこんなの……)
一心不乱に下着を漁るヌイグルミ。
………シュールな光景だった。
20分程そうしていただろうか。

ミシッ

床が軋む音がした。
「!」
思いっきり集中していた割には、耳ざとく聞きつけるコン。
素早くタンスを元に戻す。
(ヤバイ……今からじゃ部屋に戻る前に見つかるか…仕方ない)
枕元のヌイグルミよろしく、四肢の力を抜いてグッタリと寝そべる。
コレならばヌイグルミ以外には見られまい。

ガチャ、という音と立て、ドアが開けられる。
入って来たのは、ユズだった。
337一護さん(偽)的な日常:01/12/13 09:08 ID:gTuqYo3A
「うー……つかれたぁ……」
カバンを放り出し、伸びをしながら言う。
ユズは珍しく一人で帰ってきたようだ。
「あーあ……?」
床に落ちているヌイグルミに気付く。
(こんなのわたし、持ってないし……夏梨ちゃんかな)
(そんなわけないよね……じゃあ一体……)
ユズの頭には、奇行の絶えない父親の顔が浮かんでいた。

顔の高さにまで持ち上げられ、見つめられているコン。
ユズの顔がすぐ目の前にある。
(うぁ……何であんな悪魔みたいな顔した奴の妹がこんな……)
「でも……可愛い」
「!」
突如そんな事を言われ、コンは危うく声を上げそうになった。
直後に抱きしめられる。
背中に、女である事を主張し始めている慎ましいふくらみが感じられた。

(く、クソっ……なんで今に限ってヌイグルミなんだよオレは!)
心の中で毒づくコン。
そんなことはつゆ知らず、ユズはそのままの体勢でベッドに腰掛ける。
「〜〜♪」
鼻歌交じりに弄くり回される。
前脚をつままれたり、腹部を撫でられたり、もう好き勝手に弄ばれている。
(…っ……う……)
この状況でじっとしているのは、もはや拷問に近い。コンは必死で声をおさえた。
痛いやらくすぐったいやら微妙に気持ち良いやら、五感は大忙しだった。
338 :01/12/13 09:09 ID:JgY22gj5
エロパショーン!!(゚Д゚)
エロパショーン!!(゚Д゚)
エロパショーン!!(゚Д゚)
339一護さん(偽)的な日常 :01/12/13 09:09 ID:gTuqYo3A
「ふう……」
ようやく飽きたのか、ため息をつくユズ。
コンも同時に心の中でため息をついた。
(うう……エライ目にあった……)
何か大切なものを失ったような気がした。

ユズの腕の中で後悔と敗北感と屈辱に苛まれているコン。
背後でモゾモゾと動き始めたユズには気付いていない。

「ん……ふぅ………っ」
(…………?)
艶を帯びた声が聞こえる頃になってやっと、
コンはユズの様子に気付いた。
悟られないように様子を伺う。
「!」
左腕でコンをしっかりと抱き寄せたまま、空いた右手を
自分の服の内側に滑り込ませている。
胸の辺りがそれによって盛り上がり、さわさわと蠢いていた。
「ふ…くっぁ……っ」
全体を軽く撫でるようにし、時折その先端を摘んでいる。
さすがに声を殺しきれず、その度に苦しむような声で喘いだ。
(オイオイ……)
とてつもない後ろめたさがコンを襲う。
しかも身動きを取ることも許されないこの状況である。
本格的な拷問は、これから始まるようだった。
340一護さん(偽)的な日常 :01/12/13 09:10 ID:gTuqYo3A
今度はユズの左腕が、コンを抱えたまま下腹部へと伸ばされていった。
下着越しにそこに触れる。
「はぁ……っ」
ユズはそれだけの刺激で全身を軽く震わせた。
小さく感じたように息をはき、うっとりとした表情を浮かべる。
両手で自分自身を弄び始めるユズ。
余程気に入ったのか、それでもコンを抱いたまま離そうとしない。
(くっ……どう、すりゃ……)
コンの身体が不自然に変形している。
「うぅ……ん…っく…」
乱れた服、下着の中で蠢く指……
そしてうっすらと浮かぶ汗がコンの情欲を誘う。
胸の先端も可愛らしく起き上がっているのが服越しに感じられた。

最初は控えめに動かしていた指も、ユズの意識が快感に
支配され始める頃には、淫猥な音を響かせるほどに蠢いていた。
一方、コンはというと、押しつぶされるのにも慣れ、
やや冷静な思考が可能になっている。
(誰のこと考えてんだろう……)
などと思いつつ、比較的大胆に様子を伺う。
ユズの半開きになった唇からは、涎が零れ落ちていた。
「ぅ……あぁぁ…っぁ…お、お兄、ちゃん……」
(そうかー、お兄ちゃんか……っ!?な、何イイィーーーッ!?)
余りに予想外の一言に、コンはつい身を動かしてしまった。
だがユズの空ろな瞳は、それを捉えてはいない。

(ちょっと待て。落ち着け。ウン。状況をちゃんと整理してみよう。
お兄ちゃんって言うとアレだ。えー。あのー。ユズのお兄ちゃん
だからー。つまり………)
いくら整理した所で、答えは至って単純なものであった。
「ぉ、お兄ちゃ……ん……っは……」
(…………)
指の動きが一層速くなり、ユズの小さな身体もその動きに合わせ、
ぶるぶると震え始める。
ユズ一人しかいない(筈の)部屋……抑えた喘ぎ声と、イヤらしく湿った音だけが響いている。
指で襞を摘むように擦り始めた。愛液が泡立つ音が部屋に満ちる。
「はぁ……っく…だい…すきぃ……」
(現世の連中って……一体…)
341一護さん(偽)的な日常 :01/12/13 09:11 ID:gTuqYo3A
小刻みに震える体は、ユズの絶頂が近いことを告げている。
手の動きが激しくなるに従い、その脚も次第に開き、
腰を突き出すような姿勢になってゆく。
「あっ、み、見てぇ……お兄ちゃん…もう、あ、…ぁっ」
大きく背を仰け反らせる。
「んっ……うぅ……ぅぅっ!」
背を仰け反らせることによってコンに強く押し付けられる形になった
腹部がヒクヒクと動いている。
緊張が一気にほぐれると、ユズはベッドの上にへたりこんだ。
「はぁ…はぁはぁ……」
小刻みに身体を震わせ、絶頂の余韻に浸るように恍惚とした表情を浮かべていた。
342一護さん(偽)的な日常 :01/12/13 09:16 ID:gTuqYo3A
数時間後。

一護は帰宅すると同時にカリンに詰め寄られる。
「……一兄、コレ」
「……………」
見覚えのあり過ぎるヌイグルミを突きつけられる一護。
「遊子が部屋にあったって言うんだけど、覚えがないんだよね」
「……………」
「父さんも知らないって言うし」
「……………」
「それで一兄じゃな……」

言い終える前に、一護はそれを奪い取った。
カリンの抗議の声を無視し、それを持って部屋に行く。

その後数時間、一護の部屋からは断続的に鈍い音がしていたという。


おわり。
343早いモン勝ちっぽい:01/12/13 09:17 ID:gTuqYo3A
どうやってコンはドアを開けたのかは聞かないで下さい。
家族会議中の脱力したユズ萌え記念、ということでどうか一つ。
344エロパショーン(゚Д゚):01/12/13 09:31 ID:JgY22gj5
途中のゴミ書き込みスマソ。
遊子たんのオナーニュ…(;´Д`)ハァハァ
兄離れってそういう意味か、そうかそうか…
コンは背中じゃなくて胸の上のがヨカタんでないかなとオモタ。
無言でコンをひったくる一護にワラタ。
345343:01/12/13 09:42 ID:gTuqYo3A
>>344
イヤ、いい感じに間ができたよ。結果オーライだよ。
あとお腹側に抱っこさせたつもりだったんだが。
描写力がアレな証拠ですね。すいません。
346エロパショーン(゚Д゚) :01/12/13 09:48 ID:JgY22gj5
読み違えてた。寝ぼけてるかも。すまん逝って来る…
347208 ◆/XE8B69I :01/12/13 11:08 ID:xES6qohP
「そりゃ、クリスマスの時期だからだろ」
12月24日午後一時、黒崎医院の自室で、一護はルキアの
「最近商店街が装飾されてる気がするが」という質問に答えた。
「くりすます・・・?それは――」なんだ、と聞こうとした瞬間、遊子の呼ぶ声がした
「おにーーちゃーーん」
返事をして一階へ降りていき、五分ほどして戻って来た一護は、ルキアに言った
「俺は今から商店街へ行くけど、ついてくるなよ」
半年ほど前の母の命日のことを思い出し言った
「む?何故だ」「知り合いに見つかると、誤解されるだろ」
「一緒にいるなどいつものことではないか」
「余計悪いじゃねえか・・・」と呟いたあと、「クリスマスはいつも以上に誤解されやすいんだよ」
そしてクリスマスについて、大雑把かつ手短に話した後、一護は商店街へ出かけた

           ※※※

賑わいを見せる商店街を、一護はメモを片手に歩き回った。
コンビニへ行ってお菓子やつまみ、それからクラッカーや
シャンパン(アルコールのないまがい物だが)、ジュース、飾りつけなどを買う。
店を出てしばらく歩くと、紙袋を抱えたルキアがいた
「・・・・・・・」一護は、脱力感に突っ伏しそうになった。
「てめえ・・・、あれだけ付いて来んなって言っただろ」
「別に付いて来たワケではない。偶然私もここに用があっただけだ」
「ウソつけ!さっさと帰れ!!」
一瞬、ルキアの顔から一切の感情が消えた。注意深く見れば、目に僅かに力が入っているのに気付く程度か
「あ・・・・」
一護が何か言おうとしたが、
「そうか、なら帰る」と背中を向けて、ルキアは歩いていった
(続く
348208 ◆/XE8B69I :01/12/13 11:31 ID:xES6qohP
一護は、一月ほど前、虚を退治した帰りでのことを思い出した

         ※※※

「お前、まだ死神の力、戻らねーのか?」
前を歩くルキアに聞いた。「ああ」
「そうか・・・・。あ、そういえばお前、義魂丸を俺に渡したとき、
女性死神協会がどうとか言ってたけど、他の死神も、お前みたいなのか?」
「私みたい――と言うと?」
「絵が下手で、ファンシーグッズ好きで――」
「貴様は私をそんな目で見ていたのか!!」
振り返り叫ぶルキア
「そんなも何も、お前はそういう奴だ」
憮然とした表情を見せ、ルキアは再び背を向けた。
「そうだな・・・先輩も後輩も、それから同期の連中・・・色々な奴がいたぞ。
可愛いものは皆好きだったがな」
ルキアは一護に背を見せたまま言った。口の辺りから白い息が漂った
「おい・・・ルキア」「なんだ?」
振り返ったルキアの顔を見て、少し戸惑いながら一護は言った
「いや・・・、泣いてんじゃねえか・って・・・」
「誰が泣くか!莫迦者!!」

        ※※※

「ちょっと・・・言い過ぎたか・・・」
音と人の流れの中で立ち止まったまま、一護は呟いた

          ※※※

二時半ごろ、一護は自宅のへ帰り着いた
「おかえりぃーーー!!イッチゴーー!!」
赤い服に身を包んだ父の姿を見た瞬間、一護は買い物袋からつまみのピーナッツを取り出し封を空け、
幾つか握り締めて投げつけた。素早く淀みの無い動作だった
「なっ!何すんだテメー!!」
「今日を節分と間違えてるお前に付き合ってやってんだろうが」
一護は父を指差し続けた「赤鬼の衣装だろ?それ」
「もう、お兄ちゃん。それ、サンタさんのカッコだよ」
遊子と夏梨が居間から出てきた。遊子は父と同じようにサンタ服だが、夏梨は普段着だ
(続く
349208 ◆/XE8B69I :01/12/13 11:39 ID:xES6qohP
「あれ?夏梨、サンタ服は?」父の問いに夏梨は
「あんなの着れるワケないでしょ」とそっけなく答えたが、遊子がいった
「あのね、私のサンタ服なくなっちゃって・・・これ、夏梨ちゃんがくれたの」
夏梨は少し唇を尖らせ、言った「どの道あんなの着る気ないわよ」
「でも・・・楽しみにしてたよね」
「し・・!してないわよ!!」夏梨は遊子の方を向いて叫んだ後、そっぽを向いた。少し赤くなっていた
一護は妹たちの掛け合いを見ながら思った。
「(まさか・・・・」

(続く
350208 ◆/XE8B69I :01/12/13 12:11 ID:xES6qohP
一護の買い物リストに、ケーキは書かれてなかった。
なんでも予約を取ってあり、配達してくれる手配になっているらしい。
こんな時期にいちいちケーキの配達をしてくれるのかと一護は少し疑問に思っていたが、
飾り付けの最中に届いたケーキを見て疑問はすべて吹き飛んだ
「なんでこんなに頼んだんだよ!!」
イチゴにチョコにチーズケーキの三種類。しかもそれぞれが5〜6人前は軽くある
「お父さん、何考えて生きてんの?」夏梨も言った。
「この時期だから、しばらくはもつと思うけど・・・冷蔵庫のスペースあるかなあ・・・」
遊子が呟いた。
「だ・・だって去年”もっとケーキ食べたい”って・・・」
「「バカ!!」」
一護と夏梨の声がハモった

        ※※※

それでも午後七時には、なんとかパーティーが始まった。
父はアルコールの入ってないはずのシャンパンで、何故か酔っ払った
遊子の作ったご馳走を食べ終わった後、切り分けたケーキを食べながら、プレゼントを交換した。
ケーキは案の定残ってしまい、一つの箱にまとめて、なんとか冷蔵庫に入れた
十時になって、遊子がうつらうつらし始めたのをきっかけに、パーティーはお開きになった
短いが、充実した時間だった

          ※※※

部屋に戻ると、真っ暗な部屋の中、ルキアがベッドに腰掛けていた。その体は、サンタの衣装に包まれていた
「やっぱ・・・・・お前か。
遊子も夏梨も、それ着るの楽しみにしてたみたいだぞ」
「・・・・すまない」
ルキアが少し顔を伏せ言った。
一護は頭をかいた。どうも今日は調子がかみ合わない。
「・・・で、どうしてそんなカッコしようって思ったんだ?」
「色々勉強したのだ」ルキアは側に置いてあった雑誌を見せた
そういえば、ルキアが商店街で持っていた紙袋は書店のものだった。
しかしそれにしては袋が大きかったし、第一その雑誌は若者向けの情報誌だ。
”サンタさん”について詳しく書いてあるとは思えない。
一護が出かける前にした説明だけで、サンタ服が今着ているそれだと確信出来たとも思えない
「お前・・・それ以外にも本買ったんじゃねえのか?」
「・・・う・・・うむ。まあ、そうだ」
(続く
351208 ◆/XE8B69I :01/12/13 12:45 ID:xES6qohP
「・・・・で、なにかプレゼントでもあるのか?」
ベッドに腰掛けながら尋ねる
「いや・・・・それは・・・」
ルキアは目をそらした。
「・・・・本買うのに金、全部使ったわけじゃねえよな」
冗談のつもりで言ったが、「そそそ、そんなワケないだろう!!」
とあからさまにルキアは動揺した
「(おいおい・・・何冊買ったんだよ、コイツ・・・」
そう思いながら一護は、先程の雑誌を拾い上げ、何気なくパラパラめくった
「・・・・・!よせ!」ルキアが何故か制止した
「・・?」
チラリとルキアのほうに視線を向けたが、パラパラめくられていた雑誌が急に止まった
ページの端が折り曲げられている。プレゼントには何を買えばいいのか――といった主旨の特集ページだった
更には幾つかサインペンでチェックされていた。曲げられてるのは、他に何十ページもあった
「おい、これ――」
「・・・・・・!」ルキアは真っ赤になってそっぽを向いた。
おそらくは他の本や雑誌も同じ調子なのだろう。
一護に何をプレゼントしようか迷い、あれこれと調べているうちに、お金を使い果たしたのだろう
一護の口元に、僅かに笑みが浮かんだ。嘲る物ではなかった。
「一護・・?」「ほら」
一護はポケットから小さな包みを出すと、ルキアに渡した。そして顔をそらし、言った
「サンタがプレゼント持ってねえ・・・ってのも、カッコつかねえだろ」
「一護・・・」
ルキアが一護の方を見て、続けた「これをお前に渡すのか?・・・自分で自分にプレゼント・・・か?」
哀れむような目で見ていた
「だあああっ!!お前にやるって言ってんだよ!読めよ、行間を!!」
「わたし・・・に?」
ルキアは開けていいかと尋ね、一護が、ああ、と答える。
小さなウサギのキーホルダーだった。
「さってと・・・料理やケーキがまだ残ってるから、持ってくる」
一護が立ち上がり、ルキアに背を向け言った。
「ま、待て。私も何かお前に・・・」
一護はチラリと振り返った。折り目だらけの雑誌が見える。
「いらねえ」「そんなわけにも――」
「それよりお前、ケーキはイチゴ、チョコ、チーズのどれがいい?」
虚を突かれたルキアは、思わず即答した
「イチゴだ」

(終わり
352 :01/12/13 13:08 ID:1Y02cCfl
イイーーーーー!!
ラブコメ好きです。
エロ無くてもこういうのは大好きです。
353 :01/12/13 15:47 ID:JgY22gj5
住人の需要が真っ二つに割れてる気が激しくするんだが。
住み分けが必要かモナー…
354(゚皿゚)ノ:01/12/13 16:42 ID:JgY22gj5
てなわけで設置したんで報告。

共同お絵描き掲示板
http://isweb36.infoseek.co.jp/novel/isw_air/cgi-bin/pbbs/bbsnote.cgi
クリスマスワショーイ!サンタルキアたん、ハァハァ・・・
208たん、素晴らしい。
そのまま「プレゼントはお前でいい」で
エロシーンに突入すればもっと良かった
ルキアたんエローリは相手が一護だからこそ萌えるというのは
オイラだけですか?
いや別に相手が虚でも織姫でもいいけど(藁
357 :01/12/13 19:19 ID:gTuqYo3A
エロスレだしね。ここ。
358208 ◆/XE8B69I :01/12/13 19:45 ID:xES6qohP
>355
ルキアの買った雑誌の中に風俗雑誌があって、
それでサンタ服でサービスしてる店の特集があって・・・

と言う展開も考えたのですが、下書きしてみたところ、
どうあがいても上手くいかなかったので自分で没にしました
359:01/12/13 20:13 ID:DvHyQ063
>358
あ、それ読みながら想像してちょっとドキドキしてた(藁
ルキアたんもしかしてあーんな雑誌やこーんな雑誌も買っちゃったの!?て・・・
360 :01/12/13 20:43 ID:gTuqYo3A
うわっ。
ノリが戻りかけたのに。ヒデエや。
361 :01/12/13 20:50 ID:vZvhwBp4
>358=208
出来りゃそっちの方も(を)書いて欲しかった
とういうか、何事も練習だからそっちも書いて見せれ
362360:01/12/13 20:58 ID:gTuqYo3A
煽りみたいな書き込みになってしまった。
不快に感じた方々すいません。
363  
>356
オイラも。