NO.134 島(ゲーム)の秘密
<交換ショップ>
店員 『いらっしゃい』
キルア『「ガルガイダー」4枚と交換して』
店員 『はいよ、120000Jね。
お金は店に貯金すると盗まれる心配がなく便利だぜ』
キルア『やだよ。入金した店でしか、金おろせないんだろ?
ウゼーな。あいつ、毎回聞いてくんのかよ』
ゴン 『しかたないよ。そーゆーキャラ設定なんでしょ?』
<ショップの外>
キルア『これで本にはクズカードしかなくなっちゃったな』
ゴン 『でも、お金の心配は当分しなくていいよ。早く水と食料買って、魔法都市目指そうよ!』
キルア『前向きだな、お前』
ゴン 『だってオレも、一度呪文カード使ってみたいんだもん。
唱えた途端、パシューってかっこいいじゃん』
キルア『わかった。わかった。
でも次の街に行くのに必要なのは水と食い物だけじゃないぜ。』
ゴン 『え?』
キルア『島の地図』
<店>
100 島の地図 G-400
島の形だけが示されている地図。
実際に行ったり、情報を仕入れることで
中身が自動的にうまっていく魔法の地図。
¥20000
101 島の地図 B-22
街や地名などが細かく記載されている地図。
特産情報や、おすすめスポット、裏道マップなど
お得情報満載!
¥650000
キルア『(一応聞くけど)どっちにする?』
ゴン 『100番!』
キルア『つーか、そっちしか買えねーもんな』
ゴン 『だって、自分で埋めてった方が楽しいじゃん』
キルア『このポジティブ小僧が…』
店員 『ありがとうございました―――』
<外>
キルア『ゲイン!』
(地図にはアントキバとその下にシソの木と表記)
キルア『うーん、やっぱこれじゃわかんないな』
ゴン 『聞いてみようよ』
店員 『マサドラの場所なら3000Jになります』
キルア『高――よ。少しまけろよ。何度も来てんだからさ』
店員 『3000Jになります。
この街から、山を越え、北へ80Km程まっすぐ行くと湖がある。
その海沿いに北西へ向かえば魔法都市に着くはずだ。
途中、2つ小さな町があるから、そこで休むといい』
キルア『80kmなら、急げば1日で着くよな』
店員 『そこまで生きてたどりつければな』
ゴンキル『?』
店員 『山は山賊の棲み家があって、旅人は身ぐるみはがされる。
運良く山賊に会わなくても山を越えた先には怪物がワンサカ出るからな』
キルア『山賊!!』
ゴン 『怪物!!』
キルア『よーし、ガゼンRPGっぽくなってきたぜ』
ゴン 『見たい見たい、怪物!!早く行こ!』
ゴン 『よーし、出発!!』
ロリ子『待ってください!』
キルア『あ、確かあの時いっしょにいた………』
ロリ子『はいっ、あの…私を仲間に入れてください!』
キルア『あ―――ごめん、ムリ』
ロリ子『ど…どうしてですか?!』
キルア『ジャマだから』
ロリ子『(言うにことかいて、このガキャ。
あたしがてめェの何倍生きてると思ってんだ、スカが
あたしがちょっと本気になりゃあ、オメェなんざ片手でチョチョイのチョイだぞ
決めた!!
少しだけオメーらの関係かき回してやろうと思ってたけど、
こうなったら修復不可能になるまでメタメタに)』
キルア『あっちから行ってみよっか』
ゴン 『うん』
ロリ子『ちょっと…待って…コノ、待ちやが……って下さ――い』
シャルナーク、シズク、コルトピ
(地図には、シソの木の下にルビキュータと表記)
シャル『さてと、欲しい情報は大体手に入れた』
シズク『じゃあ、そろそろ説明してもらえる?』
シャル『@まず、待ちの人々100人程試したが、範疇外の質問には
画一的な答えしか返ってこない。
これは、典型的なゲームキャラの特徴……
そのA、ブック!
左手のカードが本物、右手の方はコルトピがコピーしたカード。
ゲイン!
コルトピのカードは変化なし、これもコルトピのカードがゲームのプログラム外
だからか、反則防止のシステムが働いてるからと考えられる。
そのB…ゲームの外から持ってきたモノやこんな小石なら、この世界でも
シズクの掃除機で吸えたが、特殊な能力を持つアイテムは、無生物でも
シズクの掃除機で吸うことは出来なかった。
やはり、これも念能力で簡単にアイテムやカードを集めることが出来ない様
プログラムされてると考えられる』
うっし、あぷ完了。
スキャン野郎さんのUP第2陣分の漫画を楽しませていただきまーす。
密やかにライパク、楽しみにしてます。(^^;
(amemura上げたせいで省略されたらどうしようかとハラハラしてました)
コルトピ『ふん、ふん』
シズク『で?』
シャル『しかし、これらの事実はもう一つの可能性を示唆している。
このゲームは仮想世界ではなく、現実世界のどこかで行われている……!! 』
シズク『どーゆーこと?』
シャル『全ては念能力で説明できるんだ。
待ちの人々はゲームマスターによって、操作、あるいは具現化された人形。
島のものも重要なアイテムは具現化されたものだろう。
コルトピは相手の念能力まではコピーできない。
シズクの掃除機は、例え無生物でも「念能力で具現化されたもの」は吸えない』
コルトピ『確かに。ボクは「カードからアイテムに変える能力」まではコピーできない』
シズク『私の場合、その誓約で敵の罠とか見破ったりするから』
シャル『うすうす感づいたのは、フェイタン達がゲームに飛んだときだった。
2人の肉体まで消えただろ?
もしも、本当にゲームの中へプレイヤーが入っていくとすると、
考えられるのは、魂が肉体を離れてゲーム機に入るってことで、
身体はその場に残るはず。
わざわざ体までどこかに飛ばす必要はない。
それよりも、他人の肉体と魂を強制的に分離させる為の条件が
ゲーム機の前で”発”を行うだけっていうのがひっかかった。
相手の生命に関わるほどの罠にしては、条件が簡単すぎる。
その条件ではせいぜいプレイヤーを他のどこかへ強制ワープさせる
ぐらいが関の山…と思えた。
ゆえに、G.IのCDソフトは、ゲームをするためのものではなく、
”発”を行ったプレイヤーをこの島へ飛ばすための罠装置。
オレ達は現実世界にいる!!
これだけ大掛かりな舞台、地図が本当ならこの島全体でコトリタナ共和国
(北海道くらいの広さ)くらいはある。
支配者は一人じゃない…!!』
シズク『なるほどね――。……で、だからどう…なの?』
シャル『ここからが本番。他のプレイヤーから(強制的に)聞いた、このゲームの
クリア報酬覚えてるか?』
シズク『何だっけ?』
コルトピ『忘れる?フツー、そういうこと。
コンプリートした指定ポケットのアイテムカードから3つ選んで、
現実世界に持ち帰り、使用することが出来る』
シャル『そう、それは島の外でもアイテムが有効に使えることを示している。
このゲームが現実世界のどこかで行われているなら、わざわざ時間をかけて
クリアしなくても簡単に持ち帰れるかもしれない。
3つといわず、お宝全部』
22 トラエモン A-15
絶滅寸前の猛獣。
腹の袋にモノをつめこむ習性があり、
貴重なアイテムがいくつも入って
いることが少なくない。
コルトピ『なるほど』
シズク『やる価値あるね』
シャル『100種類のアイテムのうち、まだオレたちは数種類しか知らない。
なるべく早く全部把握したいとこだな。他にどんな便利で貴重なアイテムが
あるか……
そこで、当面の目標は呪文カードの「神眼」の入手(「解析」でもいいけど)
あとはフィンクス達との合流だな』
フィンクス、フェイタン
(地図、アントギバのさらに上)
フィン『ちっ…、こいつも安い方の地図か』
フェイ『でも、呪文カード沢山持てたね。「衝突」便利よ。1人でしか使えないけど。』
フィン『んじゃ、いったん別行動にするか。一週間後にマサドラ集合ってことで』
フェイ『OK』
フィン『どっちが多くプレイヤー殺すか競争な』
フェイ『いいけど、カード奪ってから殺るよ』