【ネタバレ】週刊少年ジャンプスレッド40

このエントリーをはてなブックマークに追加
873身代わりさん
週刊少年ジャンプ44号
ヒカルの碁 第134局 楊海の助言
※ネタバレです。他のスレに貼り付けないようにしてくださいね!

「いけない7時半だ」
中国棋院の楊海(ヤンハイ)の部屋で生活することになった伊角は、
ベッドの目覚し時計を止めて起き上がり、顔を洗いに洗面所に向かった…
「……結局…出てけとは言われなかった…一応オレを認めてくれたんだろうか…」
棋院に向かって出かけていく伊角…
その様子を楊海は、薄目でベッドから眺めていた…
……
「…あれは勝ち負けの碁じゃない…一流棋士の指導碁だ…
そんな楊海さんが打ってくれた碁はありがたい…
楽平(レェピン)に何かこだわりがあるようだが…」
中国棋院…伊角は昨晩の楊海との碁を思い返していた…
研究員たちの碁を横から眺めていたその時、李老師に呼び止められた…
そこには1人の青年が立っていた…
「伊角くん 彼を紹介しよう」
伊角は驚いた…なんと紹介された人は、中国bPの棋士「王星(ワンシン)」だった…
緊張と憧れ…伊角も良く知っているその棋士と一局打つことになった…

「今日 王星と打ったみたいだな…」
「はい その後に華 松刀(ホア ソンリィ)さんが検討に加わって…
ビックリしました オレでも知ってる中国のトップ棋士が…」
「今日 2人とも棋戦から帰ってきたんだよ」
夜…楊海の部屋で伊角は、昼間の棋院での出来事を
興奮気味に楊海と話をしていた…
「それにしても中国は日本と違ってトップが若いですね…」
「ああ 30歳過ぎたら もう年下に引きずり下ろされ始めるよ…
だからこそ10代でサボったらオシマイだ…それなのに楽平のバカときたら…」
眉間にシワを寄せる楊海…
伊角は楽平に怒りを表わす楊海に、理由を求めようとしたが…
楊海と朝まで一局打とうとの言葉にかき消され、聞かずじまいに終わった…
わあ!起きて待ってたかいがあった!わくわく!
カゼが治ってよかったです。
身代わりさんの文が好きなので
これからも煽らーどもに負けないで頑張ってちょ。
875名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:01/09/28 04:07 ID:F9jXlGR2
age
876身代わりさん:01/09/28 04:07 ID:4SBVQhMA
次の日…人がまばらの休日の棋院に伊角は、いつものように
対戦している組の碁を横から眺めていた…
静かな教室…碁を打つ音のみが響いている中、ドアが開く音が聞こえた…
「趙(チャオ)君!帰ってきたんだ!」
伊角の状況や過程を知らない趙君は、ただ伊角の姿を見て困惑した…
「ええっと困ったな キミともう一度打ちたくて ここに残ったんだ!」
通じない言葉…だが伊角は必死で訴えようとした…
その時、横から趙君に飛びついてきた少年がいた…楽平だった…
趙君は楽平に、ここに伊角がいる理由を聞いていた…
「イスミクン?ココデ シバラク勉強シテクンダッテ 弱ェクセニ…
オレ打ッタンダ楽勝ダゼ 全然タイシタコトネーヨ」
「聞き捨てならねぇな!!」
趙君の手を取って外へ連れ出そうとしていた楽平の前に、
なんと楊海が立っていた…
「楽平!モウ一回 伊角君トヤッテミロ!今度ハ オマエノ負ケダカラ!」
趙と遊びに行こうとしていた楽平はダダをこねたが、
一週間後に勝負をする約束をつけた…
「実は 楽平とオレは同じ雲南省出身なんだ…」
楊海は心配する楽平の親から面倒を頼まれていた…
今、マジメにやらないときっと地方に帰される…そして
そのために伊角を利用していたことを告げた…
「いいえ!だとしたらオレは楽平に感謝しなくちゃ!
彼のおかげでこうやって楊海さんと夜打てるんだから…」
そして今度は伊角自身が、ここに残った理由を語った…
人の言動に心が乱れること…対局中に大きなミスをし自分を見失うこと…
その話を聞いた楊海は、顔を上げて怒鳴るように言った…
「いら立ち あせり 不安 力み 緊張 プレッシャー!!
つきまとう感情に振り回されるな!石だけ見ろ!
これは自覚と訓練で出来る!性格なんて関係ない!修得できる技術さ!」
伊角は衝撃を受けた!感情のコントロールができる…
今までそんな風に考えたことが無かった…
「それができれば キミの大きな武器になるぜ!」
次の日から伊角の碁に冴えが見え始めた…次々と打ち負かす伊角…
暗雲の中で見えた一筋の光明…楽平との対戦は近づく…

※敵は自分にあり…感情を制した伊角は、今後強敵となりそうですね!