外食用の米
一方、業務用は低価格が受けて引き合いが予想外に強まっている。複数産地のコシヒカリをブレンドすれば
「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能となり、流通サイドにとっては福島産と明示しないで済むという。
福島米は良質な割に手頃な価格で、もともと全体の出荷量の6〜7割が業務用として出回っている。ことしは
風評被害で割安感が増し、業務用の売れ行きは堅調だ。
福島米を敬遠する消費者心理は根強く、個人向けの販売は厳しい。梅本さんは「外食産業など業務用に活路を
見いださざるを得ない。風当たりは強いが、きちんと検査して安全性を粘り強く訴える」と決意する。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111013_02.htm