953 :
大地の恵みの名無しさん:
131 :大地の恵みの名無しさん:2012/05/05(土) 22:57:44.72 ID:wyyMNix3
主要な汚染物質は動物排泄物、家畜の保護と成長促進のために使われる抗生物質とホルモン、製革所からの化学物質、肥料、飼料作物に散布される農薬だ。
広範に広がった過放牧が水循環を撹乱、地表水・地下水に戻る淡水の量を減らしている。その上、飼料生産のために大量の取水が行われている。
家畜部門は、とりわけ水汚染、富栄養化、珊瑚礁破壊の最大の元凶となっている。
家畜は、南シナ海の主要な燐・窒素汚染源と推定され、海洋生態系の生物多様性損失の原因となっている。
食肉・乳生産動物は、今やすべての陸棲動物バイオマスの20%を占める。広大な土地での家畜の存在と飼料作物需要は生物多様性の損失の原因ともなっている。
調査された24の重要な生態系のサービスのうちの15が退化しており、家畜がその一つの元凶と認められた。
米国における肉牛のフィードロット(一種の牛生産工場)穀物肥育や草地を離れた工業的酪農は、戦後、安価なトウモロコシの大量生産が可能になったことから始まった。
それは今や途上国も含む世界中に拡散しつつある(ワールドウォッチ報告 工場畜産の世界的拡散と環境・健康・コミュニティー破壊に警告,05.10.1)。
しかし、トウモロコシ(と、やはり穀物肥育に使われるソルガム)を1トン(乾物量)を作るのに必要な水の量は、200トンから300トンとされる。
イネ、コムギの300-400トン、マメ科作物の500-600トンと比べれば少ないとはいえ、その生産の急拡大は、地球温暖化の進行に伴う干ばつの拡大と激化で水資源の一層の希少化が予測されるなか、
米国の地下水位を急速に低下させつつあり、給水制限が例年のこととなったヨーロッパのトウモロコシ主産国・フランスでは、トウモロコシ栽培のための大量の灌漑水取水が水不足の最大の元凶と非難を浴びている。
今年の国連環境計画地球水アセスメントは、2030年までに17億増える人口を養うためには、灌漑の効率の大きな改善、天水に頼る作物の収量増加ととともに食肉消費も減らさねばならない、
牛肉から500カロリー摂るには米から500カロリーを摂る場合の20倍の水が必要になると言っている。
954 :
大地の恵みの名無しさん:2013/08/27(火) 14:35:37.86 ID:+T8wbSvp
132 :大地の恵みの名無しさん:2012/05/05(土) 22:59:45.02 ID:wyyMNix3
穀物を生産する為の真水資源が減衰する⇒その穀物に頼る畜産が縮小する⇒シーフード利用増大へシフト せ ざ る を 得 な い
(必要に迫られる、という事)⇒資源枯渇の恐れがなく、捕獲時に「アタリマエの苦痛」しか与えないクジラさんをそのシーフードから除外する理由が存在しない、という事でしゅ♪↓
畜産の持続不可能性が明確であり、今後シーフード利用増大へのシフトが必須になってしまう日本の様な国に於いては特に、
益々貴重且つ比較的安価な『肉』としてクジラさんのお肉が重要になる、という事実関係を確認しておきましょうね♪
先ずは最新情報から。
国連人口基金によると現在世界人口は69億を突破、来年にも70億人という大台に達する事が確定したようですが↓
『世界人口、来年にも70億人に=日本は第10位―国連白書』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000164-jij-int 『世界の人口69億人突破…40年後は91億人に』
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000984-yom-int 農業畜産による食糧生産はそれに合わせて増やせるどころか、使用可能な農業用地下水・真水資源の減衰により減産へシフトする、というのが確定的になっております。
「地下水減少が世界的に急加速 増加する人口、農業・食料生産に深甚な影響」
オランダ・ユトレヒト大学の研究者らが行った世界でも異例な地下水利用のグローバルなアセスメント*が、
世界の地下水ストック減少速度が1960年の年126立方qから2000年には年283立方q(琵琶湖に例えれば、約7800個分の貯水量に相当)と、
40年で倍以上に増えていることを明らかにした。この速度は1960年代から90年代初期までは定常的に増加してきたが、以後は、主に中国と
インドの経済と人口の成長のために急激にが速まっているという。
*この研究はアメリカ地球物理学ユニオン(AGU)の Geophysical Research Letters (GRL)誌に発表されたものだが、以下の紹介は
これに関するAGUのリリースとル・モンド紙の記事による。
Les eaux souterraines mondiales sont surexploit?es,Le Monde,10.10.1
ttp://www.lemonde.fr/planete/article/2010/10/01/les-eaux-souterraines-mondiales-sont-surexploitees_1418795_3244.html (次レスに続く)
955 :
大地の恵みの名無しさん:2013/08/27(火) 14:36:14.95 ID:+T8wbSvp
133 :大地の恵みの名無しさん:2012/05/05(土) 23:01:43.66 ID:wyyMNix3
(
>>132の続き)
今や、汲み上げ→蒸発→降水を通じて地下水脈から取り去られ・海洋を満たすことになる地下水の量は、年々の海面上昇の25%(0.8mm)に寄与するほど巨大なものとなっている。
地球の地下水賦存量は分からないから、この速度で地下水が減少するときに地下水がいつまでに完全に消滅するかは知りえない。
しかし、研究者は、地球の利用可能な淡水の30%が地下水で占められており、表流水はたったの1%を占めるにすぎない(残りの飲み水や農業用水は氷河や極地の氷の中に]閉じ込められている)から、
利用可能な地下水のいかなる減少も、増加する人口に深甚な影響を及ぼす恐れがあると言う。
新たなアセスメントによると、地下水減少速度は、インド北西部、中国北東部、パキスタン北東部、カリフォルニアのセントラル・バレー、米国中西部など、世界のいくつか主要農業地域で最大になっている。
地下水位は「普通の農業者が自身の技術で到達できないほど低くなるだろう」。増大する世界人口を養うだけの農業・食料生産が維持できるのかという問題が生じる。
地下水の過剰汲み上げは、ときに”地球生成論的"(g?og?niques)汚染という思いがけない災禍も生んでいる。60年代以来の水需要増加でますます深い地下から水をくみ上げるようになった
バングラデシュでは、汲み上げられる水が自然起源のヒ素を含むようになっている。ランセット誌に発表された研究によると、この国の死因の5分の1がこのメタロイドへの慢性的暴露に帰せられる。
現在進行中のヨーロッパの研究によると、ルーマニアとハンガリーで汲み上げられる水の20%から30%が飲み水としての上限を超えるヒ素に汚染されている。カリフォルニアでは、
作物灌漑に使われる水に含まれるセレニウムが問題になり始めているという。
増加する人口を養うためには灌漑農業の開発に食料増産が不可欠と論じられることが多いが、少なくとも地下水に依存する灌漑農業による食料増産はもはや不可能であり、また許されもしないということであろう。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/water/news/10100601.htm
956 :
大地の恵みの名無しさん:2013/08/27(火) 15:37:11.71 ID:ldzn0ZO1
だったらオマエが自給自足農業すればいい