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大地の恵みの名無しさん:
「自然な事」とはナニか?
以前、「人間は牙や鋭いカギ爪を持たないから、道具を使わなければ動物を殺して食えないから、道具要らずで食える植物食が本来の食性である」と言った菜食者が居たんだけど、
蛋白源を何から採ってるか訊かれ「大豆である」と答えた彼女はしかし、他の全ての人間と同様加熱調理無しでは大豆を消化吸収できない事を白状してしまった。
まさに文明の利器・道具である「加熱調理器具」無しでは吸収できない蛋白源に頼り切ってる癖に、生食可能で、食材によっては牙は勿論ナイフも使わず殺し、平たい奥歯だけで噛み食化吸収できる動物食を「人間向きじゃない」などと言って自己正当化をしていたワケだ。
大型の恒温動物であった我々の祖先が、木の実・果実等の高カロリー植物性食品の奪い合いに敗れ生存可能性を求めて荒野に出た。
そこで生命を維持するのに、反芻も糞の再食もしない霊長類が、パンダみたいに日がな一日食い続けなくても済ませられる程の高カロリー植物がどれぐらい有った?
有ったとして、他の動物はその場所を我等の祖先が現れるまでみすみす放置してたりするのかな?
低カロリーな草や木の芽、水場でもコケや水草しか無い様な場所でも、土の中や木の枝には鳥の卵が有りミミズが居て、川では小魚・貝・カニが採れる。
労せず高カロリーな動物性食品が手に入るのに、わざわざ植物性食品だけを選って食う事などする必然性が無いし、それでは大型恒温動物の体で生存が覚束ない。
仮に植物食性を選んでたら、それこそパンダ並みに一日中食う事に時間を浪費してしまって、文明など築けてはいないよね。
普通に考えて、人間にとっての「自然な事」とは動物食を中心にした雑食によって大型の体の高い代謝と運動能力を維持しながらの文化文明形成と精神活動を行う事、ですね。